JP7248612B2 - 吸気マニホールド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の複数のシリンダ室に吸入空気を供給するための吸気マニホールド装置に関する。
従来から、自動車等に搭載される多気筒エンジンでは、シリンダヘッドの吸気ポートと吸入空気量を調整するスロットルバルブとの間に吸気マニホールド装置が設けられ、この吸気マニホールド装置に吸入された吸入空気を分岐管を通じて分流させて各吸気ポートへと供給している。
このような吸気マニホールド装置は、例えば、特許文献1に開示されるように、スロットルボディの下流側に接続されるサージタンクと、該サージタンクに接続され内燃機関のシリンダヘッドに吸気を供給する複数の吸気管とを備え、その内部には前記吸気の流通する吸気通路が形成される。また、サージタンクの上流端近傍に形成された湾曲部には、排気ガスを還流させるためのEGR導入管が接続され、吸入空気とEGRガスとが合流する集合部が形成される。この集合部の下流側となる内壁面には、下方に向かって開口した2つの排水孔が設けられている。
そして、吸気通路内に導入されたEGRガスが冷却され凝縮水が発生した際、集合部の下流側において排水孔から外部へと排水される。
特開2015-132234号公報
しかしながら、上述した吸気マニホールド装置では、EGR導入管の接続部がサージタンクの集合部側へと指向しているため、EGRガスから発生した凝縮水を好適に集めることが難しく、前記凝縮水が吸気通路を流れる吸入空気によってサージタンク内で飛散しやすいという問題がある。また、吸気マニホールド装置を車両に搭載した際、その重力方向最下部となる位置に凝縮水の排出される排水孔や該排水孔に接続される貯蔵タンクを配置する必要があり、前記排水孔のレイアウト自由度が小さいという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、外部ガスに含まれる凝縮水の飛散を防止して確実に外部へと排出することが可能な吸気マニホールド装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の態様は、吸気通路を内部に有し吸入空気の導入される吸気導入部と、吸気導入部の下流側に設けられ吸入空気が一時的に貯められるサージタンクと、サージタンクの下流側に接続され吸入空気を分配して内燃機関へと供給する複数の分岐管と、サージタンクの上流側に設けられ吸気通路に対して外部ガスを導入する外部ガス導入部と、内部に浸入した凝縮水を外部へと排出するための排出通路とを備えた吸気マニホールド装置において、
外部ガス導入部は、吸気通路内に開口して外部ガスが導出される導入口を有し、導入口が吸気通路の内壁面に臨むと共に、吸気通路内における吸入空気の流れ方向において、内壁面の下流側となる位置に、外部ガスに含まれる凝縮水を捕集する凹部を備え、導入口に向かい合う内壁面には、流れ方向の下流に向けて徐々に吸気通路側に突出した膨出部を有し、凹部は、膨出部の外縁に沿って形成され膨出部に対して吸気通路から離間する方向に向けて窪んだ溝である
本発明によれば、吸気マニホールド装置を構成する吸気導入部には、吸気通路に対して外部ガスを導入する外部ガス導入部を備え、外部ガス導入部は、吸気通路内に開口して外部ガスが導出される導入口を有し、この導入口が吸気通路の内壁面に臨むように設けられ、吸気通路内における吸入空気の流れ方向において、内壁面の下流側となる位置に、外部ガスに含まれる凝縮水を捕集する凹部を備えている。また、導入口に向かい合う内壁面には、流れ方向の下流に向けて徐々に吸気通路側に突出した膨出部を有し、凹部は、膨出部の外縁に沿って形成され膨出部に対して吸気通路から離間する方向に向けて窪んだ溝である。
従って、外部ガス導入部の導入口から外部ガスが内壁面に向けて吸気通路内へと導入された際、外部ガスに含まれる凝縮水が内壁面へと付着し、吸入空気の流れによって下流側へと移動した後に凹部で好適に捕らえられ集められることで塊状とすることができる。そのため、吸気通路内において凝縮水が飛散してしまうことが防止されると共に、集められることで塊状となった凝縮水の流れを容易にコントロールできるため排出通路へと導くことが可能となる。
その結果、吸気マニホールド装置において、外部ガス導入部から吸気通路内に導入される外部ガスに含まれた凝縮水が飛散してしまうことが防止され、凝縮水を排水通路へと導いて確実に外部へと排出することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、吸気導入部の内壁面に臨むように、吸気通路に対して外部ガスを導入する外部ガス導入部を備え、吸気通路内における吸入空気の流れ方向において、内壁面の下流側となる位置に、外部ガスに含まれる凝縮水を捕集するための凹部を備えている。そのため、外部ガスと共に凝縮水が吸気通路内へと導入された際、吸気通路の内壁面へと付着した凝縮水を、吸入空気の流れによって下流側へと移動させ凹部で捕らえて集めることで塊状とすることができる。
そのため、吸気通路内において凝縮水が飛沫状となって飛散してしまうことが防止されると共に、塊状となった凝縮水の流れを容易にコントロールして排出通路へと導くことで確実に外部へと排出することができる。
本発明の実施の形態に係る吸気マニホールド装置の全体断面図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 図1のIII-III線に沿った断面図である。 図2のIV-IV線に沿った断面図である。 図2に示す断面を有した吸気導入部近傍の断面斜視図である。 図5の吸気マニホールド装置をサージタンク側から見た断面斜視図である。
本発明に係る吸気マニホールド装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
この吸気マニホールド装置10は、車両等に搭載される、例えば、4つのシリンダ室(図示せず)を有する4気筒の内燃機関に用いられ、図1に示されるように、前記シリンダ室に接続される4本の分岐管12を備え、第1~第3ハウジング14、16、18を前記分岐管12の並び方向(幅方向)に対して略直交する奥行方向(矢印A1、A2方向)に互いに接合している。
第1~第3ハウジング14、16、18は、図1に示されるように、例えば、熱可塑性樹脂等の樹脂製材料からそれぞれ形成され、内部に分岐流路20をそれぞれ有した4本の分岐管12と、該分岐管12の一端部がそれぞれ接続され空気が一時的に貯えられるサージタンク22と、該サージタンク22の延在方向(図2中、矢印B1、B2方向)に沿った一端部に設けられスロットルバルブ24と接続される吸気導入部26とを含み、前記分岐管12の他端部が図示しない内燃機関の各シリンダ室と接続される。なお、ここでは、スロットルバルブ24が上方(矢印C1方向)となるように吸気マニホールド装置10が図示しない内燃機関に搭載される場合について説明する。
第1ハウジング(一方の部材)14は、図1~図6に示されるように、第2ハウジング16と第3ハウジング(他方の部材)18との間となるように設けられ、サージタンク22の一部となる第1タンク分割部28と、分岐管12の一部となる第1分岐管分割部30と、吸気導入部26の一部となる第1導入分割部32とを備える。
第1タンク分割部28は、第1ハウジング14の幅方向(矢印B1、B2方向)に所定長さを有した断面長方形状に形成され、第2ハウジング16側となる奥行方向一方側(矢印A1方向)が開口し、その外縁部に沿って第1接合縁部34が形成され後述する第2ハウジング16が接合される。
また、第1タンク分割部28は、その幅方向一方側(矢印B1方向)に第1導入分割部32が接続され、該第1導入分割部32の内部に形成された吸気通路36と連通すると共に、幅方向一端には、吸気通路36の底面36aと接合して該幅方向と略直交する方向(矢印C1、C2方向)へ延在した垂直壁38が形成される。垂直壁38には、吸気通路36に対して下方(矢印C2方向)、且つ、奥行方向他方側(矢印A2方向)となる位置に排水孔(排出通路)40が形成される。
排水孔40は、吸気マニホールド装置10の内部に浸入した水分を外部へと排出可能に設けられ、垂直壁38に対して幅方向(矢印B1、B2方向)に貫通して形成されると共に、該垂直壁38の外側へ突出した排出管(排出通路)42(図4参照)の内部と連通している。
排出管42は、第1タンク分割部28の外側に設けられ、幅方向一方側(矢印B1方向)へと所定長さで延在すると共に、その幅方向先端に向かって若干だけ下方(矢印C2方向)へと傾斜するように形成される。そして、排水孔40へと流れ込んだ凝縮水が、その重力作用下に排出管42に沿って幅方向先端側(矢印B1方向)まで流れた後に、吸気マニホールド装置10の外部へと排出される。
第1分岐管分割部30は、第1タンク分割部28の上部から奥行方向他方側(矢印A2方向)を回り込んで下部に至る断面湾曲形状に形成されると共に、第1タンク分割部28側へと窪んだ分岐溝44を有する。この分岐溝44は、分岐管12の半割形状を構成し、幅方向(矢印B1、B2方向)に並んで形成される。そして、第1分岐管分割部30の外縁部に沿って第2接合縁部46が形成され、後述する第3ハウジング18が接合される。
また、第1分岐管分割部30の上部には、奥行方向一方側へ延在して分岐溝44と連通した4本の接続管路48が設けられ、図示しない内燃機関のシリンダ室へとそれぞれ接続されると共に、最も幅方向一方側(矢印B1方向)となる接続管路48と隣接するようにガス導入管(外部ガス導入部)50が設けられる。
ガス導入管50は、例えば、図示しない内燃機関の排気系に接続され排気ガス(外部ガス)を吸気通路36内へと供給することで、前記吸気通路36における吸入空気と共に前記排気ガスを再循環させる排気ガス再循環システムに用いられるものであり、その先端が第1ハウジング14において吸気通路36の内部へと突出している。
また、ガス導入管50の先端には、排気ガスを導出可能な導入口54が開口し、該導入口54が吸気通路36における奥行方向他方側(矢印A2方向)の側壁36bに臨むと共に、前記吸気通路36の下流側(幅方向他方側、矢印B2方向)に向かって若干だけ湾曲するように形成されている。すなわち、ガス導入管50を通じて排気ガスが吸気通路36へと供給される際、前記吸気通路36の下流側(矢印B2方向)へ向かうように導かれる。
第1導入分割部32は、第1ハウジング14の幅方向(矢印B1、B2方向)に対して略直角となるように上方(矢印C1方向)へと湾曲した断面円弧状に形成される。この第1導入分割部32の一端には、吸気マニホールド装置10の奥行方向(矢印A1、A2方向)に沿って平行な取付フランジ56が形成され、該取付フランジ56にはスロットルバルブ24が図示しないボルトを介して連結されると共に、その略中央に吸気通路36の一端が断面円形状に開口している。なお、第1導入分割部32において、内部に形成される吸気通路36も緩やかに湾曲した形状に形成されている。
一方、第1導入分割部32の他端は、吸気マニホールド装置10の幅方向(矢印B1、B2方向)に開口して第1タンク分割部28と接続され、該第1タンク分割部28との接続部位に形成された開口58を介して吸気通路36と前記第1タンク分割部28の内部とが連通する。また、この開口58における奥行方向他方側(矢印A2方向)には、吸気通路36の上端から下端まで延在し、且つ、該吸気通路36の幅方向一端側(矢印B1方向)に向かって所定長さだけ延在するガイド壁60を有している。
ガイド壁60は、垂直壁38の上部から上方(矢印C1方向)に向かって延在し、且つ、前記上方に向かって徐々に幅方向一方側(矢印B1方向)への幅方向長さが長くなるように断面三角形状に形成される(図4参照)。すなわち、ガイド壁60は、その下端が最も幅狭となり、上端が最も幅広となるように形成されており、幅方向一端(上流端)が上下方向(矢印C1、C2方向)に対して所定角度傾斜した形状で形成される。また、ガイド壁60の奥行方向他方側(矢印A2方向)には、第2接合縁部46の一部が設けられている(図3~図6参照)。
さらに、第1導入分割部32は、その一端と他端との間となる位置において、奥行方向一方側(矢印A1方向)となる側壁36cからガス導入管50が突出している。
第2ハウジング16は、第1ハウジング14に対して奥行方向一方側(矢印A1方向)に設けられ、サージタンク22の一部を構成する第2タンク分割部64と、吸気導入部26の一部を構成する第2導入分割部66とを含み、前記第2タンク分割部64は、奥行方向一方側(矢印A1方向)に向かって緩やかに膨出した断面形状で形成される。
第2導入分割部66は、第2タンク分割部64の幅方向一端に設けられ、幅方向一方側(矢印B1方向)へ突出して形成されると共に、第1ハウジング14における第1導入分割部32の奥行方向一方側(矢印A1方向)を覆うように設けられる。換言すれば、第2導入分割部66は、吸気通路36における奥行方向一方側(矢印A1方向)の側壁36cの一部を構成している。
そして、第2ハウジング16は、第2タンク分割部64及び第2導入分割部66の外縁部に形成された第3接合縁部68を、第1ハウジング14の第1接合縁部34に当接した状態とし、例えば、振動溶着によって前記第3接合縁部68と前記第1接合縁部34とを溶着させることで、前記第1ハウジング14に対して第2ハウジング16が接合される。
これにより、開口した第1タンク分割部28の奥行方向一方側(矢印A1方向)が第2ハウジング16によって覆われ、第2タンク分割部64と第1タンク分割部28とから所定容積を有したサージタンク22が構成されると共に、第2導入分割部66と第1導入分割部32とから吸気通路36を含む吸気導入部26の一部が構成される。
第3ハウジング18は、第1ハウジング14に対して第2ハウジング16とは反対側となる奥行方向他方側(矢印A2方向)に設けられ、分岐管12の一部を構成する第2分岐管分割部70と、吸気導入部26の一部を構成する第3導入分割部72とを含み、前記第2分岐管分割部70は、幅方向(矢印B1、B2方向)に所定間隔離間した4つの分割体74を有している。
分割体74は、図1に示されるように、吸気マニホールド装置10の幅方向から見て、上部と下部との間の中間部位が奥行方向他方側(矢印A2方向)へと湾曲した断面形状で形成され、各分割体74の外縁部に形成された第4接合縁部76が、第1ハウジング14の第2接合縁部46へと当接することで、第1ハウジング14の第1分岐管分割部30の分岐溝44をそれぞれ分割体74によって覆って分岐管12(分岐流路20)を構成する。
第3導入分割部72は、図2~図6に示されるように、第2分岐管分割部70の幅方向一端に設けられ、幅方向一方側(矢印B1方向)へ突出すると共に、第1ハウジング14における第1導入分割部32の奥行方向他方側(矢印A2方向)を覆うように上下方向(矢印C1、C2方向)へ延在して形成される。そして、第3導入分割部72の外縁部には第5接合縁部78が形成される。
また、第3導入分割部72は、その一端から他端に向けて幅方向(矢印B1、B2方向)に沿って延在する内壁面80を有し、この内壁面80が吸気通路36における奥行方向他方側(矢印A2方向)の側壁36bを構成すると共に、その一端から他端に向かって奥行方向他方側(矢印A2方向)へ緩やかに湾曲するように形成される。そして、第3導入分割部72における内壁面80の他端近傍には、吸気通路36側となる奥行方向一方側(矢印A1方向)へ向かって徐々に突出した膨出部82が設けられる。
膨出部82は、内壁面80に対して滑らかに繋がるように形成され、他端側(矢印B2方向)に向けて徐々に奥行方向一方側(矢印A1方向)への突出高さが高くなるように形成され、第3導入分割部72において幅方向他端側となる位置に設けられる。また、膨出部82は、第5接合縁部78の内側で囲まれるように設けられると共に、前記第5接合縁部78に対しても奥行方向一方側(矢印A1方向)へ突出している(図2参照)。
さらに、図4に示される奥行方向から見て、膨出部82は、その上部から下方(矢印C2方向)に向かって徐々に幅方向他方側(矢印B2方向)に幅広状となる断面略三角形状に形成され、且つ、前記上部から下方(矢印C2方向)に向かって徐々に吸気通路36側(奥行方向一方側、矢印A1方向)への突出高さが高くなるように形成される(図5及び図6参照)。そして、膨出部82は、その幅方向端がガイド壁60の幅方向一端に臨むように設けられる。
すなわち、膨出部82は、最も幅方向他方側(矢印B2方向)となり、且つ、下端となる位置が吸気通路36側となる奥行方向一方側(矢印A1方向)に最も突出した形状で形成されると共に、幅方向他端(下流端)が上下方向(矢印C1、C2方向)に対して所定角度傾斜して斜めとなるように形成される。この傾斜角度は、ガイド壁60の幅方向一端と略平行となるように同一角度で形成される。
そして、第3ハウジング18は、その第2分岐管分割部70の第4接合縁部76、第3導入分割部72の第5接合縁部78をそれぞれ第1ハウジング14の第2接合縁部46へ当接させた状態とし、例えば、振動溶着によって前記第4接合縁部76及び前記第5接合縁部78と前記第2接合縁部46との当接部位を溶着させることで、前記第1ハウジング14と前記第3ハウジング18とが接合される。
これにより、第1分岐管分割部30の分岐溝44が第3ハウジング18によって覆われ、第1分岐管分割部30と第2分岐管分割部70とから幅方向に並んだ4本の分岐管12が構成されると共に、第3導入分割部72と第1及び第2導入分割部32、66とから吸気通路36を含む吸気導入部26が構成される。
また、上記のように第3ハウジング18が第1ハウジング14に対して接合された際、膨出部82は、図2に示されるように、最も奥行方向一方側へ突出した幅方向他端(下流端)とガイド壁60の上流端とが奥行方向(矢印A1、A2方向)に略同一高さとなるように形成されると共に、前記幅方向他端と前記ガイド壁60とが所定間隔離間し、両者の間に第1溝部(凹部88)84が形成される。
第1溝部84は、ガイド壁60と膨出部82との間において略一定間隔となり、上方から下方へ向かって所定角度傾斜して一直線状に形成されると共に、奥行方向(矢印A1、A2方向)に所定深さとなる溝状に形成される。この第1溝部84は、その上端に対して下端が吸気通路36の下流側、すなわち、幅方向他方側(矢印B2方向)となるように傾斜している。
一方、膨出部82の下端と第1ハウジング14の吸気通路36の底面36aとの間には、図3~図6に示されるように、上下方向に所定間隔離間した第2溝部(凹部88)86が形成される。第2溝部86は、膨出部82の幅方向(矢印B1、B2方向)に沿って所定長さで形成されると共に、吸気通路36の内壁面80に対して奥行方向(矢印A2方向)へも所定深さで窪んで形成される。すなわち、吸気通路36内において、膨出部82の下方(矢印C2方向)に空間状となる第2溝部86を有している。
換言すれば、吸気通路36に対して奥行方向他方側(矢印A2方向)へと窪んだ凹部88が設けられ、この凹部88は、第1及び第2溝部84、86から幅方向他方側、すなわち、吸気通路36の下流側(矢印B2方向)に向かって徐々に幅狭状となる断面V字状に形成される。
本発明の実施の形態に係る吸気マニホールド装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、図示しないエアクリーナを通過した吸入空気がスロットルバルブ24によって流量が調整された後、吸気マニホールド装置10における吸気導入部26の吸気通路36内へと導入され、その一端から他端に向けて流れた後に、サージタンク22において一時的に貯められる。そして、サージタンク22内の吸入空気は、幅方向に分岐した4本の分岐管12へとそれぞれ分配され接続管路48を通じて図示しない内燃機関の各シリンダ室内へと供給される。
次に、内燃機関で排出された排気ガスを、図示しない切替装置の切替作用下にガス導入管50を通じて吸気通路36内へと導入して再循環させる場合について説明する。
先ず、ガス導入管50の先端から排気ガスが吸気通路36内へと供給され、この排気ガスは、図2に示されるように、湾曲形状に形成された先端によって導入口54から吸気通路36の下流側(矢印B2方向)へ向かうように導かれると共に、奥行方向他方側(矢印A2方向)の内壁面80に向かうように流れる。
そして、排気ガスは、吸気導入部26から導入され吸気通路36に沿って流れる吸入空気と交差することで混合され下流側(矢印B2方向)へと流れると共に、該排気ガスに含まれる気体成分よりも重い液体成分(凝縮水)が、内壁面80や吸気通路36の底面36aへと付着する。この排気ガスは、吸気通路36からサージタンク22を経て吸入空気と共に分岐管12から図示しない内燃機関のシリンダ室へと供給され再び燃焼される。
一方、凝縮水は、吸入空気の流れに伴って内壁面80及び底面36aを伝って下流側(幅方向他方側、矢印B2方向)へと移動し、該内壁面80に繋がった膨出部82まで到達した後に、該膨出部82の表面に沿って下流側(矢印B2方向)へと徐々に移動していく。そして、膨出部82の幅方向他端において、ガイド壁60との間の第1溝部84によって捕らえられ、下流側に向かって下方(矢印C2方向)へと傾斜した第1溝部84に沿って下方(矢印C2方向)へと移動していく。
一方、吸気通路36の底面36aに付着した凝縮水は、内壁面80に沿うように流れることで第2溝部86へと移動することで捕らえられ、該第2溝部86において下流側へと移動することで第1溝部84との交差部で、該第1溝部84に沿って流れる凝縮水と合流する。
そして、凝縮水は、凹部88を構成する第1溝部84と第2溝部86との交差部において合流することで、所定量にまとまった塊状となり、吸気通路36を流れる吸入空気の流れによって前記凹部88から吸気通路36へと押し出され、前記吸気通路36の底面36a及びガイド壁60に沿って下流側(矢印B2方向)へと流れる。この凝縮水は、ガイド壁60に沿って底面36aから垂直壁38まで到達した後に、該垂直壁38に沿って下方(矢印C2方向)へと流れることで、凹部88の下流側に設けられた排水孔40から排出管42へと導かれて吸気マニホールド装置10の外部へと排出される。
以上のように、本実施の形態では、例えば、内燃機関で排出された排気ガス等の外部ガスを吸気導入部26の吸気通路36に対して導入可能な吸気マニホールド装置10において、前記排気ガスを導入するガス導入管50が、吸気通路36内に開口して排気ガスを導出可能な導入口54を有し、前記導入口54が前記吸気通路36における奥行方向他方側(矢印A2方向)の内壁面80に臨み、該内壁面80の下流側(矢印B2方向)となる位置に、前記排気ガスに含まれる凝縮水を捕集する第1及び第2溝部84、86からなる凹部88を備えている。
従って、吸気通路36内に導入された排気ガスに含まれる凝縮水が内壁面80に付着し、吸入空気の流れによって下流側へと移動することで、下流側に設けられた凹部88によって凝縮水を効果的に捕えて集めることで水塊とすることができるため、凝縮水が飛沫状で飛散してしまうことが防止される。
その結果、吸気マニホールド装置10において、ガス導入管50から排気ガスが吸気通路36へと導入された場合であっても、該排気ガス中に含まれる凝縮水の飛散を防止して内燃機関側へ浸入してしまうことを確実に防止できると共に、集められて塊状となった凝縮水の流れをコントロールし、凹部88に対して下流側に配置された排水孔40へと導くことで確実に外部へと排出することができる。
また、凹部88に対して吸入空気の流れ方向に沿って下流側(矢印B2方向)となる位置に、凝縮水を外部へ排出するための排水孔40を設けることで、前記凹部88に捕集した凝縮水を吸入空気の流れによってコントロールして効率よく排水孔40から外部へと排出することができると共に、前記凝縮水を吸入空気の流れを利用して排水孔40まで移動可能な構成とすることで、該凹部88に対して排水孔40を必ずしも重力方向下方に設ける必要がない。そのため、従来の吸気マニホールド装置と比較し、排水孔40のレイアウト自由度を高めることが可能となる。
さらに、凹部88を、吸気導入部26において吸入空気の流れ方向(矢印B2方向)に沿って徐々に幅狭となる断面V字状に形成しているため、吸気通路36の内壁面80に対して広範囲に付着した凝縮水を下流側(矢印B2方向)に向けて効率的に捕集して交差部へと集めて凹部88で塊状とすることができる。
さらにまた、第1及び第2溝部84、86を、互いに溶着され接合される第1ハウジング14における第2接合縁部46と、膨出部82を有した第3ハウジング18の第5接合縁部78との間に設けることで、前記第1ハウジング14と前記第3ハウジング18を互いに接合することで、第1及び第2溝部84、86からなる凹部88を容易に吸気通路36内に形成することが可能となる。
また、上述した実施の形態においては、吸気導入部26の吸気通路36に対してガス導入管50から排気ガスが外部ガスとして導入される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、内燃機関のシリンダ室内から漏出したブローバイガスや燃料タンク内で気化したパージガス等を外部ガスとしてガス導入管50から吸気マニホールド装置10の吸気通路36内へと導入する構成としてもよい。この場合には、ブローバイガスやパージガス中に含まれる凝縮水の飛散を防止して確実に吸気マニホールド装置10の外部へと排出することが可能となる。
さらに、第1及び第2溝部84、86からなる凹部88は、上述したような溝状に形成される場合に限定されるものではなく、例えば、吸気通路36内における特定位置に凝縮水を捕集可能な構造であれば湾曲した窪み形状であってもよい。
また、上述した吸気マニホールド装置10では、断面略L字状に湾曲した吸気導入部26を備える場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、幅方向(水平方向)に延在する吸気導入部26を有し、サージタンク22の幅方向一端に接続される直管状の吸気導入部26を有した吸気マニホールド装置10であって同様の効果を得ることが可能である。
さらに、図示しない内燃機関への搭載状態において、吸気マニホールド装置10における吸気導入部26が幅方向(水平方向)に延在し、該吸気導入部26の側壁36cに設けられたガス導入管50から排気ガスを吸気通路36内に導入する構造である場合には、第1溝部84を吸気通路36の底面36aに沿って設け、第2溝部86を前記側壁36bに沿って設けるとよい。これにより、吸気通路36の底面36aに沿って流れる凝縮水を第1溝部84によって捕集し、前記吸気通路36の側壁36bに沿って流れる凝縮水を第2溝部86によって効率的に集めることができる。
一方、図示しない内燃機関への搭載状態において、吸気マニホールド装置10における吸気導入部26が幅方向(水平方向)に延在し、該吸気導入部26の上部に設けられたガス導入管50から排気ガスを吸気通路36内に導入する構造である場合には、前記吸気通路36の底面36aから側壁36bに沿って断面V字状の凹部88を形成すればよい。
また、ガス導入管50から吸気通路36内への排気ガスの吹出方向(導入方向)は、前記吸気通路36の下流側(矢印B2方向)へ向かうように設定されてもよいし、前記吸気通路36の延在方向となる吸入空気の流れ方向(矢印B1、B2方向)に対して略直交するように設定されていてもよい。
さらに、排水孔40は垂直壁38に設けられる場合に限定されるものではなく、例えば、凹部88の下流側となる吸気通路36の底面36aに設けるようにしてもよい。
なお、本発明に係る吸気マニホールド装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…吸気マニホールド装置 12…分岐管
14…第1ハウジング 16…第2ハウジング
18…第3ハウジング 20…分岐流路
22…サージタンク 26…吸気導入部
36…吸気通路 40…排水孔
50…ガス導入管 60…ガイド壁
82…膨出部 84…第1溝部
86…第2溝部 88…凹部

Claims (4)

  1. 吸気通路を内部に有し吸入空気の導入される吸気導入部と、該吸気導入部の下流側に設けられ前記吸入空気が一時的に貯められるサージタンクと、該サージタンクの下流側に接続され前記吸入空気を分配して内燃機関へと供給する複数の分岐管と、前記サージタンクの上流側に設けられ前記吸気通路に対して外部ガスを導入する外部ガス導入部と、内部に浸入した凝縮水を外部へと排出するための排出通路とを備えた吸気マニホールド装置において、
    前記外部ガス導入部は、前記吸気通路内に開口して前記外部ガスが導出される導入口を有し、該導入口が前記吸気通路の内壁面に臨むと共に、前記吸気通路内における前記吸入空気の流れ方向において、該内壁面の下流側となる位置に、前記外部ガスに含まれる凝縮水を捕集する凹部を備
    前記導入口に向かい合う前記内壁面には、前記流れ方向の下流に向けて徐々に前記吸気通路側に突出した膨出部を有し、
    前記凹部は、前記膨出部の外縁に沿って形成され前記膨出部に対して前記吸気通路から離間する方向に向けて窪んだ溝である、吸気マニホールド装置。
  2. 請求項1記載の吸気マニホールド装置において、
    前記凹部における最も下流側となる位置、又は、前記吸入空気の流れ方向に沿って前記凹部の下流となる位置に、前記排出通路を備える、吸気マニホールド装置。
  3. 請求項1又は2記載の吸気マニホールド装置において、
    前記凹部は、前記吸気通路における前記吸入空気の流れ方向に沿って徐々に幅狭となる断面先狭状に形成される、吸気マニホールド装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の吸気マニホールド装置において、
    前記吸気導入部は複数の部材を組み合わせることで形成され、一方の部材と他方の部材との合わせ面に前記凹部が形成される、吸気マニホールド装置。
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