JP7247597B2 - 地山評価方法、地山評価システム及び地山評価プログラム - Google Patents
地山評価方法、地山評価システム及び地山評価プログラム Download PDFInfo
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Description
掘削状況情報取得部35は、ノンコア削孔切羽前方探査システム30からの計測値を取得する。ノンコア削孔切羽前方探査システム30は、水圧ハンマ31、センサ、水圧計33及び高圧ポンプ34を備える。センサは、水圧ハンマ31の削孔速度や加速度を計測する。水圧計33は、水圧ハンマ31に供給する送水圧を計測する。掘削状況情報取得部35は、計測値として、削孔速度や加速度をセンサから取得し、かつ送水圧を水圧計33から取得して、地山評価装置20に供給する。
出力部37は、ディスプレイ等を含み、推定した評価対象領域10の地山評価結果を表示する。
制御部21は、CPU、RAM、ROM等から構成された制御手段として機能し、後述する処理(情報管理段階、地山等級特定段階及び3次元推定段階等を含む処理)を行なう。このための地山評価プログラムを実行することにより、制御部21は、情報管理部211、地山等級特定部212及び3次元推定部213等として機能する。
地山等級特定部212は、掘削状況情報を用いて、孔部(の配置領域)における地山等級を特定するための処理を実行する。
座標データ領域には、掘削状況を取得したときの地山における位置(3次元座標)に関するデータが記憶される。
座標データ領域には、コアを取得した地山における位置(3次元座標)に関するデータが記憶される。
地山等級データ領域には、この座標において特定した地山等級に関するデータが記録される。ここで、地山等級には、B、CI、CII、DI、DII等がある。
次に、図4及び図5を用いて、上述した地山評価装置20を用いた地山評価処理について説明する。本実施形態では、例えば、新たにボーリングした孔について掘削状況情報220やコア情報230を新たに記録した場合に実行する。
そして、抽出した掘削状況情報220を用いて、各座標における地山等級を算出する。ここで、ノンコア削孔切羽前方探査システム30を用いて形成された孔hn1,hn2については、掘削状況(送水圧、削孔速度、加速度)からエネルギー指標値を用いて地山等級を算出する。また、ドリルジャンボを用いて形成されたロックボルト孔hr1については、掘削状況(フィード圧及び削孔速度)からフィード圧の変動量及び変動量に対応する削孔速度を用いて地山等級を算出する。
この場合、孔の配置に対応する1次元(線状)の地山等級が算出される。
そして、算出した地山等級を、孔識別子及び座標と関連付けて、孔部地山情報記憶部24に記憶する。
一方、評価に用いる孔の孔識別子がコア情報記憶部23に記録されておらず、コアボーリングの孔を含まないと判定した場合(ステップS1-4において「NO」の場合)、地山評価装置20の制御部21は、ステップS1-5の処理をスキップする。
そして、特定した影響点の影響度をすべて算出した場合、地山評価装置20の制御部21は、算出点の地山等級の推定処理を実行する(ステップS1-8)。具体的には、制御部21の3次元推定部213は、特定した影響度を加算し、影響度の数で除算した値を、この算出点における地山等級として算出する。そして、算出点の座標に関連付けて、3次元地山情報記憶部26に記録する。
以上の処理を、処理対象のすべての算出点について繰り返す。
図6には、評価対象領域10の地山等級の一例を示す。
(1)本実施形態では、地山評価装置20の制御部21は、同一面内に含まれない3本以上の孔の掘削情報を用いて算出した地山等級を用いて、地山評価処理を実行する。これにより、評価対象領域10の地山を3次元的に評価することができる。例えば、脆弱部が存在する場合、その空間的拡がりを把握することができる。
Claims (4)
- 出力部に接続された制御部を用いて、トンネルの前方の地山の地山等級を評価する方法であって、
前記制御部が、
トンネルの切羽面から、前記トンネルの掘削予定領域よりも外周に位置する領域まで延在するように掘削された孔を含み、同一面内に含まれない3本以上の孔の掘削情報であって、前記孔がノンコアボーリング孔の場合の掘削状況情報と、前記孔が前記切羽面から掘削したコアボーリング孔の場合のコア観察情報とを取得し、
前記掘削状況情報から前記ノンコアボーリング孔内の複数の位置の地山等級を算出し、
前記ノンコアボーリング孔内の複数の位置をそれぞれ第1影響点とし、前記第1影響点からの距離に応じた任意の位置における地山等級を、前記第1影響点における地山等級を用いて特定する第1相関情報を生成し、
前記コア観察情報を取得して、前記コアボーリング孔内の複数の位置の岩盤等級を特定し、
前記コアボーリング孔内の複数の位置をそれぞれ第2影響点とし、前記第2影響点からの距離に応じた任意の位置における地山等級を、前記第2影響点における岩盤等級を用いて特定する第2相関情報を生成し、
前記第1相関情報及び前記第2相関情報を用いた地球統計学を適用して、前記切羽面の前方における3次元の全体地山評価情報を推定し、
前記推定した全体地山評価情報を、3次元空間の座標に対応させて表示する3次元モデルを形成して、前記出力部に出力することを特徴とする地山評価方法。 - 前記制御部が、
前記トンネルのロックボルトを配置するロックボルト孔の前記掘削状況情報を取得し、
前記ロックボルト孔の前記掘削状況情報を用いて、前記ロックボルト孔の配置領域の孔部地山評価情報を取得し、
前記孔部地山評価情報を用いて前記全体地山評価情報を推定することを特徴とする請求項1に記載の地山評価方法。 - 出力部に接続された制御部を備え、トンネルの前方の地山の地山等級を評価する地山評価システムであって、
前記制御部が、
トンネルの切羽面から、前記トンネルの掘削予定領域よりも外周に位置する領域まで延在するように掘削された孔を含み、同一面内に含まれない3本以上の孔の掘削情報であって、前記孔がノンコアボーリング孔の場合の掘削状況情報と、前記孔が前記切羽面から掘削したコアボーリング孔の場合のコア観察情報とを取得し、
前記掘削状況情報から前記ノンコアボーリング孔内の複数の位置の地山等級を算出し、
前記ノンコアボーリング孔内の複数の位置をそれぞれ第1影響点とし、前記第1影響点からの距離に応じた任意の位置における地山等級を、前記第1影響点における地山等級を用いて特定する第1相関情報を生成し、
前記コア観察情報を取得して、前記コアボーリング孔内の複数の位置の岩盤等級を特定し、
前記コアボーリング孔内の複数の位置をそれぞれ第2影響点とし、前記第2影響点からの距離に応じた任意の位置における地山等級を、前記第2影響点における岩盤等級を用いて特定する第2相関情報を生成し、
前記第1相関情報及び前記第2相関情報を用いた地球統計学を適用して、前記切羽面の前方における3次元の全体地山評価情報を推定し、
前記推定した全体地山評価情報を、3次元空間の座標に対応させて表示する3次元モデルを形成して、前記出力部に出力することを特徴とする地山評価システム。 - 出力部に接続された制御部を用いて、トンネルの前方の地山の地山等級を評価するプログラムであって、
前記制御部を、
トンネルの切羽面から、前記トンネルの掘削予定領域よりも外周に位置する領域まで延在するように掘削された孔を含み、同一面内に含まれない3本以上の孔の掘削情報であって、前記孔がノンコアボーリング孔の場合の掘削状況情報と、前記孔が前記切羽面から掘削したコアボーリング孔の場合のコア観察情報とを取得し、
前記掘削状況情報から前記ノンコアボーリング孔内の複数の位置の地山等級を算出し、
前記ノンコアボーリング孔内の複数の位置をそれぞれ第1影響点とし、前記第1影響点からの距離に応じた任意の位置における地山等級を、前記第1影響点における地山等級を用いて特定する第1相関情報を生成し、
前記コア観察情報を取得して、前記コアボーリング孔内の複数の位置の岩盤等級を特定し、
前記コアボーリング孔内の複数の位置をそれぞれ第2影響点とし、前記第2影響点からの距離に応じた任意の位置における地山等級を、前記第2影響点における岩盤等級を用いて特定する第2相関情報を生成し、
前記第1相関情報及び前記第2相関情報を用いた地球統計学を適用して、前記切羽面の前方における3次元の全体地山評価情報を推定し、
前記推定した全体地山評価情報を、3次元空間の座標に対応させて表示する3次元モデルを形成して、前記出力部に出力する手段として機能させることを特徴とする地山評価プログラム。
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