JP7247125B2 - マイクロコントローラ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、マイクロコントローラに関する。
指紋認証機能を搭載した接触型ICカードが知られている。このような接触型ICカードでは、より高度なセキュリティ機能が期待される。
特表2016-511460号公報
通信性能を向上出来るマイクロコントローラを提供する。
本実施形態のマイクロコントローラは、プロセッサと、カードリーダとセキュアエレメントとの間で、第1信号をプロセッサを介さず転送可能な転送回路と、セキュアエレメントとの間でシリアル通信可能なインターフェース回路とを備える。マイクロコントローラは、第1モードと第2モードとを含む。第1モードでは、プロセッサが第1信号を用いた演算を行うことなく、カードリーダとセキュアエレメントとの間で転送回路を介した第1通信が行われる。第2モードでは、インターフェース回路とセキュアエレメントとの間で第2通信が行われ、プロセッサは第2通信で受信した第2信号を用いた演算を行う。
図1は、第1実施形態に係るマイクロコントローラを備えた接触型ICカードのブロック図。 図2は、第1実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。 図3Aは、第1実施形態に係るマイクロコントローラに含まれる再送要求回路の出力信号を定義するテーブルの概念図。 図3Bは、第1実施形態に係るマイクロコントローラに含まれる再送回路の出力信号を定義するテーブルの概念図。 図4Aは、第1実施形態に係るマイクロコントローラの初期状態の動作を示すフローチャート。 図4Bは、第1実施形態に係るマイクロコントローラが決済処理モードから指紋照合モードに遷移して指紋認証を行うときの動作を示すフローチャート。 図4Cは、第1実施形態に係るマイクロコントローラが指紋照合モードから決済処理モードに遷移して指紋照合結果を転送するときの動作を示すフローチャート。 図4Dは、第1実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。 図4Eは、第1実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。 図4Fは、第1実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。 図4Gは、第1実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。 図4Hは、第1実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。 図4Iは、第1実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。 図5Aは、第2実施形態に係るマイクロコントローラにおける、通信キャラクタの再送要求時の動作を示すフローチャート。 図5Bは、第2実施形態に係るマイクロコントローラにおける、通信キャラクタの再送時の動作を示すフローチャート。 図5Cは、第2実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。 図5Dは、第2実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。 図5Eは、第2実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。 図5Fは、第2実施形態に係るマイクロコントローラのブロック図。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。
1.第1実施形態
第1実施形態に係るマイクロコントローラについて説明する。以下では、マイクロコントローラを備え、指紋認証機能を搭載し、ISO7816の規格に準拠する接触型ICカードを例に挙げて説明する。
1.1 構成について
1.1.1 接触型ICカードの全体構成について
まず、本実施形態に係るマイクロコントローラを備えた接触型ICカードの大まかな全体構成について、図1を用いて説明する。本実施形態に係る接触型ICカード1は、例えば物理的にICカードリーダ400に挿入される。これにより、ICカードリーダ400のインターフェース回路と接触型ICカード1のインターフェース回路とが電気的に接続され、両者は互いに通信可能な状態となる。
図示するように接触型ICカード1は、マイクロコントローラ100、セキュアエレメント200、及び指紋センサ300を備えている。
マイクロコントローラ100は、接触型ICカード1全体の動作を制御する。マイクロコントローラ100は、ICカードリーダ400と接続可能とされる。そしてマイクロコントローラ100は、ICカードリーダ400、セキュアエレメント200、及び指紋センサ300との間で種々の信号を送受信可能であり、種々の処理を実行する。この処理の一例は、指紋センサから受信したカード利用者の指紋データと、セキュアエレメント200から受信した、事前登録されたカード利用者の指紋情報(テンプレート)とを照合する指紋認証動作である。そしてマイクロコントローラ100は、指紋認証動作に成功した際には、ICカードリーダ400との間におけるトランザクションを有効とし、失敗した際には無効とする。
セキュアエレメント200は、カード利用者の個人情報や暗証番号、指紋情報等の機密データを暗号化して記憶する。そして必要に応じて、暗号化された機密データを復号してマイクロコントローラ100に送信する。すなわちセキュアエレメント200は、機密データの保持とその処理を行う回路ブロックである。
より具体的には、セキュアエレメント200は、プロセッサ(図示せず)、不揮発性メモリ(図示せず)、及びISO7816インターフェース回路210を備える。ISO7816インターフェース回路210は、マイクロコントローラ100との間の通信を司る。そしてISO7816インターフェース回路210は、ISO7816の規格に準拠する信号や、指紋認証に関する信号などを送受信可能である。プロセッサは、マイクロコントローラ100から受信した信号についての処理を行う。本処理の具体例は、例えば機密データの暗号化や、データの誤り検出などである。そして、データの誤りを検出した場合、エラー信号(例えば、1ビットの“L”レベルの信号)をマイクロコントローラ100に送信する。不揮発性メモリは、暗号化された機密データ等、マイクロコントローラ100から受信したデータ、及びプロセッサで処理されたデータを不揮発に保持可能である。
指紋センサ300は、センサ部(図示せず)にカード利用者が指を接触させたときに、指の指紋を読み取る。そして指紋センサ300は、読み取った像、または読み取った像から指紋の特徴点のデータを抽出する(これらのデータを、以下では単に「指紋データ」と称する)。そして指紋センサ300は、指紋データをマイクロコントローラ100に送信する。
1.1.2 マイクロコントローラ100の構成について
次に、本実施形態に係るマイクロコントローラ100の構成の詳細について、図2を用いて説明する。図示するようにマイクロコントローラ100は、データ転送回路110、シリアル通信回路160、プロセッサ(CPU)170、信号検出回路180、及び通信制御回路190を備えている。図2において、データ線は実線、制御線は破線で示されている。なお、マイクロコントローラ100は、制御用のプログラム等が記憶されたROM、及びプロセッサ170の作業領域として使用されるRAMを保持していてもよいが、それらの図示は省略した。
データ転送回路110は、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間で、ISO7816の規格に準拠する信号(例えば、通信キャラクタ、指紋認証で得られた照合結果を含む信号など)や、前述のエラー信号などを転送可能な信号経路として機能する。
より具体的には、データ転送回路110は、ISO7816インターフェースに従ったバス(以下、単に「ISO7816バス」と称する)を介して、ICカードリーダ400のISO7816インターフェース回路410とセキュアエレメント200のISO7816インターフェース回路210とのうちの一方から信号を受信する。そして、受信した信号に基づく信号をISO7816インターフェース回路410とISO7816インターフェース回路210とのうちの他方に転送する。
データ転送回路110とICカードリーダ400との間のISO7816バス、及びデータ転送回路110とセキュアエレメント200との間のISO7816バスには、それぞれ抵抗が接続されている。これらの抵抗は、ISO7816バスによって転送される信号の電圧をプルアップするためのものである。
そしてデータ転送回路110は、インターフェース回路120、130、再送回路140、及び再送要求回路150を備える。
インターフェース回路120は、ISO7816バスを介してICカードリーダ400と接続可能とされ、ICカードリーダ400との間における信号の入出力処理を司る。インターフェース回路120はまた、再送回路140への信号の出力処理、及び再送要求回路150のとの間における信号の入出力処理を司る。
より具体的には、インターフェース回路120は、入力許可、出力許可、及び禁止のいずれかの状態をとる。「入力許可」状態は、ICカードリーダ400からの信号を受信可能な状態である。この状態では、インターフェース回路120は更に、再送回路140にICカードリーダ400から受信した信号を出力可能であるが、再送要求回路150との間での信号の入出力を禁止される。「出力許可」状態は、ICカードリーダ400に信号を出力可能な状態である。この状態では、インターフェース回路120は更に、再送要求回路150にISO7816バスに接続された抵抗によってプルアップされた“H”レベルの信号を出力可能であり、再送要求回路150から信号を受信可能であるが、再送回路140への信号の出力を禁止される。「禁止」状態は、ICカードリーダ400との間での信号の入出力を禁止される状態である。この状態では、インターフェース回路120は更に、再送回路140への信号の出力を禁止され、再送要求回路150との間での信号の入出力を禁止される。インターフェース回路120がこれらの状態のうちのいずれをとるかは、通信制御回路190によって制御される。
インターフェース回路130は、ISO7816バスを介してセキュアエレメント200と接続され、セキュアエレメント200との間における信号の入出力処理を司る。インターフェース回路130はまた、再送要求回路150への信号の出力処理、及び再送回路140のとの間における信号の入出力処理を司る。
より具体的には、インターフェース回路130は、入力許可、出力許可、及び禁止のいずれかの状態をとる。「入力許可」状態は、セキュアエレメント200から信号を受信可能な状態である。この状態では、インターフェース回路130は更に、再送要求回路150にセキュアエレメント200から受信した信号を出力可能であるが、再送回路140との間での信号の入出力を禁止される。「出力許可」状態は、セキュアエレメント200に信号を出力可能な状態である。この状態では、インターフェース回路130は更に、再送回路140にISO7816バスに接続された抵抗によってプルアップされた“H”レベルの信号を出力可能であり、再送回路140から信号を受信可能であるが、再送要求回路150への信号の出力を禁止される。「禁止」状態は、セキュアエレメント200との間での信号の入出力を禁止される状態である。この状態では、インターフェース回路130は更に、再送要求回路150への信号の出力を禁止され、再送回路140との間での信号の入出力を禁止される。インターフェース回路130がこれらの状態のうちのいずれをとるかは、通信制御回路190によって制御される。
再送要求回路150は、信号を受信可能な2つの入力ポート(ポートA及びポートB)、及び信号を出力可能な出力ポートを有する。ポートAはインターフェース回路130から信号を受信可能であり、ポートBはインターフェース回路120から信号を受信可能であり、出力ポートはインターフェース回路120に信号を出力可能である。
そして再送要求回路150は、セキュアエレメント200から送信されたISO7816の規格に準拠する信号(例えば、前述の照合結果を含む信号)を受信し、受信した信号に基づき、且つISO7816の規格に準拠する信号をICカードリーダ400に転送する機能を備える。再送要求回路150はまた、セキュアエレメント200から送信された信号(例えば、前述のエラー信号)を受信し、受信した信号に基づいて通信キャラクタの再送要求を行う必要があるかどうかを判断し、必要と判断した際には、通信キャラクタの再送を要求する信号を出力する再送要求機能を備える。
より具体的には、再送要求回路150は、許可及び禁止のいずれかの状態をとる。「許可」状態は、インターフェース回路120との間で信号を入出力可能、且つインターフェース回路130から信号を受信可能な状態である。「禁止」状態は、インターフェース回路120との間での信号の入出力を禁止され、且つインターフェース回路130からの信号の受信を禁止された状態である。再送要求回路150がこれらの状態のうちのいずれをとるかは、通信制御回路190によって制御される。
許可状態において、ポートAでインターフェース回路130から“L”レベルの信号が受信され、ポートBでインターフェース回路120から“H”レベルの信号が受信された場合に、再送要求回路150はICカードリーダ400による通信キャラクタの再送が必要であると判断する。そして、再送要求回路150がインターフェース回路120に“L”レベルの信号を出力することによって、通信キャラクタの再送を要求する。再送要求回路150がインターフェース回路120に出力する信号は、例えば図3Aに示すテーブルに基づいて決定される。
図3Aは、再送要求回路150のポートAで受信されるセキュアエレメント200からの入力信号と、ポートBで受信されるICカードリーダ400からの入力信号とに基づく出力信号を定義している。ポートAで“L”レベルの信号が受信され、ポートBで抵抗によってプルアップされた“H”レベルの信号が受信される場合には、再送要求回路150は“L”レベルの信号を出力する。それ以外の場合には、再送要求回路150の出力ポートはハイインピーダンス状態(Hi-Z)となる。
再送回路140は、信号を受信可能な2つの入力ポート(ポートA及びポートB)、及び信号を出力可能な出力ポートを有する。ポートAはインターフェース回路120から信号を受信可能であり、ポートBはインターフェース回路130から信号を受信可能であり、出力ポートはインターフェース回路130に信号を出力可能である。
そして再送回路140は、ICカードリーダ400から送信されたISO7816の規格に準拠する信号(例えば、通信キャラクタ)を受信し、受信した信号に基づき、且つISO7816の規格に準拠する信号をセキュアエレメント200に転送する機能を備える。再送回路140はまた、ICカードリーダ400から再送されたISO7816の規格に準拠する信号(例えば、再送された通信キャラクタ)を受信し、受信した信号に基づき、且つISO7816の規格に準拠する信号をセキュアエレメント200に転送する再送機能を備える。
より具体的には、再送回路140は、許可及び禁止のいずれかの状態をとる。「許可」状態は、インターフェース回路120から信号を受信可能、且つインターフェース回路130との間で信号を入出力可能な状態である。「禁止」状態は、インターフェース回路120からの信号の受信を禁止され、且つインターフェース回路130との間での信号の入出力を禁止された状態である。再送回路140がこれらの状態のうちのいずれをとるかは、通信制御回路190によって制御される。
許可状態において、再送回路140は、ポートAで受信される信号と、ポートBで受信される信号とに基づく信号を出力する。再送回路140がインターフェース回路130に出力する信号は、例えば図3Bに示すテーブルに基づいて決定される。
図3Bは、再送回路140のポートAで受信されるICカードリーダ400からの入力信号と、ポートBで受信されるセキュアエレメント200からの入力信号とに基づく出力信号を定義している。図3Aと同様に、ポートAで“L”レベルの信号が受信され、ポートBで抵抗によってプルアップされた“H”レベルの信号が受信される場合には、再送回路140は“L”レベルの信号を出力する。それ以外の場合には、再送回路140の出力ポートはハイインピーダンス状態(Hi-Z)となる。
図3A及び図3Bに示すテーブルは、例えばマイクロコントローラ100内のROM(図示せず)に記憶され、ICカードリーダ400からマイクロコントローラ100に電圧が供給されると、マイクロコントローラ100内のRAM(図示せず)に読み出される。読み出された後、これらのテーブルは再送回路140及び再送要求回路150に転送され、再送回路140及び再送要求回路150は転送されたテーブルに従って演算を行う。再送回路140及び再送要求回路150はこのような演算を行う論理回路を含んでいてもよい。
シリアル通信回路160は、シリアル通信の規格に従ったバスによってセキュアエレメント200のISO7816インターフェース回路210に接続され、セキュアエレメント200との間でシリアル通信を行う。シリアル通信の例としては、I2C(Inter-Integrated Circuit)、SPI(Serial Peripheral Interface)等が挙げられる。シリアル通信回路160はまた、シリアル通信の規格に従ったバスによって指紋センサ300に接続され、指紋センサ300との間でシリアル通信を行う。
より具体的には、シリアル通信回路160は、許可及び禁止のいずれかの状態をとる。「許可」状態は、セキュアエレメント200のISO7816インターフェース回路210との間でシリアル通信可能な状態である。「禁止」状態は、セキュアエレメント200のISO7816インターフェース回路210との間でのシリアル通信を禁止された状態である。シリアル通信回路160がこれらの状態のうちのいずれをとるかは、通信制御回路190によって制御される。
プロセッサ170は、マイクロコントローラ100全体の動作を制御する。例えばプロセッサ170は、シリアル通信回路160、信号検出回路180、及び通信制御回路190の動作を制御する。
信号検出回路180は、ISO7816バスを伝送する信号を検出したか否かを判断する。
より具体的には、ISO7816の規格に準拠する一定期間、信号検出回路180がICカードリーダ400又はセキュアエレメント200から送信された信号を検出しなかった場合、信号検出回路180は、通信制御回路190に信号を検出しなかったことを示す信号を送信する。これにより、通信制御回路190に制御処理を割り込ませる。
信号検出回路180はまた、ISO7816バスを伝送する信号をモニタする。そして、その信号に基づいて、特定の信号がICカードリーダ400又はセキュアエレメント200から送信されたことを検出する。特定の信号の例は、セキュアエレメント200から送信された前述のエラー信号や、マイクロコントローラ100の要求に応答してICカードリーダ400から再送された通信キャラクタなどである。
より具体的には、信号検出回路180がセキュアエレメント200から送信されたエラー信号を検出した場合には、信号検出回路180は、エラー信号を検出したことを示す信号を通信制御回路190に送信する。他方で、信号検出回路180がICカードリーダ400から再送された通信キャラクタを検出した場合には、信号検出回路180は、再送された通信キャラクタを検出したことを示す信号を通信制御回路190に送信する。これにより、通信制御回路190に制御処理を割り込ませる。
通信制御回路190は、信号検出回路180から信号を受信した場合に、受信した信号に基づいて、インターフェース回路120、130の入力許可状態、出力許可状態及び禁止状態を制御し、再送回路140の許可状態及び禁止状態を制御し、再送要求回路150の許可状態及び禁止状態を制御し、シリアル通信回路160の許可状態及び禁止状態を制御する。
再送要求回路150を用いた通信キャラクタの再送要求機能、及び再送回路140を用いた通信キャラクタの再送機能の詳細は第2実施形態で説明する。
1.2 マイクロコントローラ100の動作について
次に、本実施形態に係るマイクロコントローラ100の動作について説明する。図4A~図4Cは、マイクロコントローラ100の動作を示すフローチャートである。なお、図4Aにおける印Aは、図4Bにおける印Aに時系列的に連続し、また図4Bにおける印Bは、図4Cにおける印Bに時系列的に連続する。以下では、例えば接触型ICカード1がクレジットカードであり、ユーザが店頭において当該クレジットカードをICカードリーダ400に挿入することにより商品代金の決済を行う場合を例に説明する。この場合において、マイクロコントローラ100は決済処理モードと指紋照合モードとを有する。
まず、図4Aを用いて、マイクロコントローラ100の初期状態の動作について説明する。なお、初期状態では、マイクロコントローラ100は決済処理モードであり、インターフェース回路120は入力許可状態、インターフェース回路130は出力許可状態、再送回路140は許可状態、再送要求回路150は禁止状態、シリアル通信回路160は禁止状態に設定されている。これにより、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間のデータ転送回路110を介した通信が有効になり、シリアル通信回路160とセキュアエレメント200との間のシリアル通信が無効になる。
接触型ICカード1がICカードリーダ400に挿入されると、マイクロコントローラ100がICカードリーダ400に電気的に接続され、電圧やクロック信号等がICカードリーダ400から接触型ICカード1に供給される。そしてマイクロコントローラ100は、供給された電圧を電源電圧として用いて動作可能な状態となる。更に図4Aに示すように、マイクロコントローラ100のインターフェース回路120は、ICカードリーダ400から通信キャラクタを受信する(ステップS10)。この通信キャラクタは、例えばICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間で通信可能な状態にするためのデータ、決済処理を実施可能な状態にするためのデータ等である。通信キャラクタを受信すると、インターフェース回路120は、受信した通信キャラクタを再送回路140のポートAに転送する(ステップS11)。
再送回路140が通信キャラクタを受信すると(ステップS12)、再送回路140は、受信した通信キャラクタと、ポートBで受信された信号とに基づく信号をインターフェース回路130に転送する(ステップS13)。このとき、図3Bで説明したようにポートBでは“H”レベルの信号が受信されるため、再送回路140は、通信キャラクタ(10ビット)の各ビットが“H”レベルの場合は“H”レベルの信号(Hi-Z)を出力し、“L”レベルの場合は“L”レベルの信号を出力する。すなわち、ICカードリーダ400から受信した通信キャラクタが、そのままインターフェース回路130に転送される。
インターフェース回路130が再送回路140から転送された信号(通信キャラクタ)を受信すると(ステップS14)、これをセキュアエレメント200に転送する(ステップS15)。すなわち、ICカードリーダ400から送信された信号は、マイクロコントローラ100をパススルーして、セキュアエレメント200に転送される。そしてセキュアエレメント200が通信キャラクタを正常に受信すると、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間の通信が完了する(決済処理の準備が完了する)。なお、ステップS10~S15において、プロセッサ170は、通信キャラクタを用いた演算を行わない。言い換えれば、ステップS10~S15においてICカードリーダ400からセキュアエレメント200に転送される信号は、マイクロコントローラ100のプロセッサ170の動作に何ら影響を与えない信号である。
図4Aにおけるマイクロコントローラ100の動作及び通信キャラクタ転送の様子を図4D及び図4Eに示す。図4Dは接触型ICカード1がICカードリーダ400に挿入されたとき、図4Eは図4AにおけるステップS10~S15実行時のマイクロコントローラ100のブロック図である。
図4Dに示すように、接触型ICカード1がICカードリーダ400に挿入される。このとき、インターフェース回路120及び130はそれぞれ入力許可状態及び出力許可状態であり、再送回路140は許可状態であり、再送要求回路150は禁止状態であり、シリアル通信回路160は禁止状態である。この状態において、図4Eに示すように、ICカードリーダ400から通信キャラクタが接触型ICカード1に送信される。すると、この通信キャラクタは、データ転送回路110のインターフェース回路120、再送回路140、及びインターフェース回路130を介してセキュアエレメント200のISO7816インターフェース回路210にそのまま転送される。
なお、本明細書においてマイクロコントローラ100が、ICカードリーダ400から受信した信号を「そのまま」セキュアエレメント200に転送する、なる表現、または「パススルー」してセキュアエレメント200に転送される、なる表現は、必ずしも信号に何らの変化も無い場合のみを示すものではない。上記実施形態の場合には、図3Bの演算が行われることで、ICカードリーダ400から与えられた“L”/“H”からなる信号は、そのままのビット列でセキュアエレメント200に転送される。しかし、必ずしも同一の信号が転送される必要はなく、ICカードリーダ400が送信した信号の意味する「内容」が、そのままセキュアエレメント200に転送されればよい。従って、例えばマイクロコントローラ100によってビット列が反転される場合であってもよい。この場合には、セキュアエレメント200が、ICカードリーダ400からのビット列が反転された後に受信することを認識していればよい。もちろん、その他の場合であってもよい。
次に、図4Bを用いて、マイクロコントローラ100が決済処理モードから指紋照合モードに遷移して指紋認証を行うときの動作について説明する。
図4Bに示すように、決済処理モードにおいて、セキュアエレメント200に通信キャラクタが転送された後、信号検出回路180がISO7816の規格に準拠する一定期間、ISO7816バスを伝送する通信キャラクタを検出しない場合(ステップS16、Yes)、信号検出回路180は、通信キャラクタを検出しなかったことを示す信号を通信制御回路190に送信する(ステップS17)。すると、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間の通信が完了していると判断し、通信制御回路190は、マイクロコントローラ100を指紋照合モードに遷移させる。すなわち、インターフェース回路120、130を禁止状態、シリアル通信回路160を許可状態に設定する(ステップS18)。これにより、シリアル通信回路160とセキュアエレメント200との間のシリアル通信が有効になり、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間のデータ転送回路110を介した通信が無効になる。
マイクロコントローラ100が指紋照合モードに遷移した後、ユーザが指を指紋センサ300に接触させることにより、指紋センサ300はユーザの指紋を受け付ける。そしてシリアル通信回路160は、ユーザの指紋データを指紋センサ300から受信し(ステップS19)、更に事前登録されたユーザの指紋情報を含む信号をセキュアエレメント200から受信する(ステップS20)。そしてプロセッサ170は、ステップS19で受信した指紋データと、ステップS20で受信した指紋情報とを照合する(ステップS21)。より具体的には、ステップS19において指紋センサ300に指を接触させたユーザの指紋データを取得し、ステップS20において事前登録されたユーザの指紋データを取得し、それらのデータ同士を比較する。すなわち、プロセッサ170はセキュアエレメント200から受信した指紋情報と指紋センサ300から受信した指紋データが一致しているかどうかの演算を行う。照合結果が得られると、シリアル通信回路160は、照合結果をセキュアエレメント200に送信する(ステップS22)。そしてセキュアエレメント200が照合結果を受信すると、シリアル通信回路160とセキュアエレメント200との間の通信が完了する(指紋認証が完了する)。
他方で、信号検出回路180がISO7816の規格に準拠する一定期間内に、ISO7816バスを伝送する通信キャラクタを検出した場合(ステップS16、No)、すなわちICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間の通信が完了していない場合、マイクロコントローラ100は決済処理モードを維持し、通信キャラクタをセキュアエレメント200に転送する。そしてICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間の通信が完了するまで、マイクロコントローラ100は前述のステップS16を再度実施する。
図4Bにおけるマイクロコントローラ100の動作及びデータ転送の様子を図4F及び図4Gに示す。図4Fは図4BにおけるステップS16~S18実行時、図4GはステップS19~S22実行時のマイクロコントローラ100のブロック図である。
図4Fに示すように、信号検出回路180が一定期間、ISO7816バスを伝送する通信キャラクタを検出しない場合に、通信制御回路190は、信号検出回路180から受信した信号に基づいてインターフェース回路120、130、及びシリアル通信回路160の設定を変更する。すなわち、インターフェース回路120及び130は両方禁止状態、シリアル通信回路160は許可状態に変更される。この状態において次に、図4Gに示すように、指紋センサ300からシリアル通信回路160にユーザの指紋データが送信され、セキュアエレメント200のISO7816インターフェース回路210からシリアル通信回路160にユーザの指紋情報を含む信号が送信される。そしてプロセッサ170がユーザの指紋データと指紋情報を照合した後、シリアル通信回路160からセキュアエレメント200のISO7816インターフェース回路210に照合結果が送信される。
次に、図4Cを用いて、マイクロコントローラ100が指紋照合モードから決済処理モードに遷移して指紋照合結果を転送するときの動作について説明する。
図4Cに示すように、指紋照合モードにおいて、セキュアエレメント200に照合結果が送信されると、セキュアエレメント200とマイクロコントローラ100の通信は止まり、その後、信号検出回路180がISO7816の規格に準拠する一定期間、ISO7816バスを伝送するユーザの指紋情報を含む信号を検出しない場合(ステップS23、Yes)、信号検出回路180は、ユーザの指紋情報を含む信号を検出しなかったことを示す信号を通信制御回路190に送信する(ステップS24)。すると、シリアル通信回路160とセキュアエレメント200との間の通信が完了していると判断し、通信制御回路190は、マイクロコントローラ100を決済処理モードに遷移させる。すなわち、インターフェース回路120を出力許可状態、インターフェース回路130を入力許可状態、再送回路140を禁止状態、再送要求回路150を許可状態、シリアル通信回路160を禁止状態に設定する(ステップS25)。これにより、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間のデータ転送回路110を介した通信が有効になり、シリアル通信回路160とセキュアエレメント200との間のシリアル通信が無効になる。
マイクロコントローラ100が決済処理モードに遷移した後、セキュアエレメント200から照合結果を含む信号が送信されると、インターフェース回路130は、セキュアエレメント200から照合結果を含む信号を受信する(ステップS26)。すると、インターフェース回路130は、照合結果を含む信号を再送要求回路150に転送する(ステップS27)。
再送要求回路150が照合結果を含む信号を受信すると(ステップS28)、再送要求回路150は、受信した照合結果を含む信号と、ポートBで受信された信号とに基づく信号をインターフェース回路120に転送する(ステップS29)。このとき、図3Aで説明したようにポートBでは“H”レベルの信号が受信されるため、再送要求回路150は、照合結果を含む信号(10ビット)の各ビットが“H”レベルの場合は“H”レベルの信号(Hi-Z)を出力し、“L”レベルの場合は“L”レベルの信号を出力する。すなわち、セキュアエレメント200から受信した照合結果を含む信号が、そのままインターフェース回路120に転送される。
インターフェース回路120が再送要求回路150から転送された信号(照合結果を含む信号)を受信すると(ステップS30)、これをICカードリーダ400に転送する(ステップS31)。すなわち、セキュアエレメント200から送信された信号は、マイクロコントローラ100をパススルーして、ICカードリーダ400に転送される。なお、ステップS23~S31において、プロセッサ170は、照合結果を含む信号を用いた演算を行わない。言い換えれば、ステップS23~S31においてセキュアエレメント200からICカードリーダ400に転送される信号は、マイクロコントローラ100のプロセッサ170の動作に何ら影響を与えない信号である。
他方で、信号検出回路180がISO7816の規格に準拠する一定期間内に、ISO7816バスを伝送するユーザの指紋情報を含む信号を検出した場合(ステップS23、No)、すなわちシリアル通信回路160とセキュアエレメント200との間の通信が完了していない場合、マイクロコントローラ100は指紋照合モードを維持し、指紋認証を行う。そしてシリアル通信回路160とセキュアエレメント200との間の通信が完了するまで、マイクロコントローラ100は前述のステップS23を再度実施する。
図4Cにおけるマイクロコントローラ100の動作及び照合結果を含む信号の転送の様子を図4H及び図4Iに示す。図4Hは図4CにおけるステップS23~S25実行時、図4IはステップS26~S31実行時のマイクロコントローラ100のブロック図である。
図4Hに示すように、信号検出回路180が一定期間、ISO7816バスを伝送するユーザの指紋情報を含む信号を検出しない場合に、通信制御回路190は、信号検出回路180から受信した信号に基づいてインターフェース回路120、130、再送回路140、再送要求回路150、及びシリアル通信回路160の設定を変更する。すなわち、インターフェース回路120及び130はそれぞれ出力許可状態及び入力許可状態、再送回路140は禁止状態、再送要求回路150は許可状態、シリアル通信回路160は禁止状態に変更される。この状態において次に、図4Iに示すように、セキュアエレメント200から照合結果を含む信号がICカードリーダ400に送信される。すると、この照合結果を含む信号は、データ転送回路110のインターフェース回路130、再送要求回路150、及びインターフェース回路120を介してICカードリーダ400のISO7816インターフェース回路410にそのまま転送される。
なお、本明細書においてマイクロコントローラ100が、セキュアエレメント200から受信した信号を「そのまま」ICカードリーダ400に転送する、なる表現、または「パススルー」してICカードリーダ400に転送される、なる表現も、必ずしも信号に何らの変化も無い場合のみを示すものではない。すなわち、前述した、マイクロコントローラ100がICカードリーダ400から受信した信号をセキュアエレメント200に転送する場合と同様である。
1.3 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成によれば、マイクロコントローラ100の通信性能を向上できる。本効果につき、以下説明する。
本実施形態では、マイクロコントローラ100がデータ転送回路110を備え、データ転送回路110がICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間でCPUを介さずデータを転送可能な信号経路として機能する。これにより、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間の通信を、ICカードリーダ400のISO7816インターフェース回路410とセキュアエレメント200のISO7816インターフェース回路210との間の直接通信と同様に行うことができるため、通信性能を向上できる。
また、マイクロコントローラ100をICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間に配置し、受信した信号をマイクロコントローラ100のデータ転送回路110を介してそのまま転送させる。これにより、マイクロコントローラ100を、シリアル通信回路を有しない従前のセキュアエレメントに適用できるため、安価に接触型ICカードを製造できる。
2.第2実施形態
第2実施形態に係るマイクロコントローラについて説明する。本実施形態は、セキュアエレメント200で受信された通信キャラクタのパリティに誤りがあった場合に、T=0の通信プロトコルの通信キャラクタの再送を要求するものである。マイクロコントローラ100の構成は、図2と同じである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
2.1 マイクロコントローラ100の動作について
マイクロコントローラ100の動作について説明する。図5A及び図5Bは、本実施形態に係るマイクロコントローラ100の動作を示すフローチャートである。なお、図5Aにおける印Aは、図4Aにおける印Aに時系列的に連続し、図5Aにおける印Cは、図5Bにおける印Cに時系列的に連続する。また図5AにおけるステップS40は、図4AにおけるステップS15の後に実施され、図5BにおけるステップS52の後に、図4AにおけるステップS10が実施される。
まず、図5Aを用いて、マイクロコントローラ100における、通信キャラクタの再送要求時の動作について説明する。
図5Aに示すように、まず、前述のステップS10~S15が実施される。
セキュアエレメント200が受信した通信キャラクタのパリティに誤りがある場合(ステップS40、Yes)、セキュアエレメント200からパリティエラーを示すエラー信号(1ビットの“L”レベルの信号)が送信されると、信号検出回路180は、ISO7816バスを伝送するエラー信号を検出する(ステップS41)。
信号検出回路180がISO7816バスを伝送するエラー信号を検出すると、信号検出回路180は、エラー信号を検出したことを示す信号を通信制御回路190に送信する(ステップS42)。すると、通信制御回路190は、ICカードリーダ400に通信キャラクタの再送を要求すべきと判断し、インターフェース回路120を出力許可状態、インターフェース回路130を入力許可状態、再送回路140を禁止状態、再送要求回路150を許可状態に設定する(ステップS43)。
設定が変更されると、インターフェース回路130は、セキュアエレメント200からエラー信号を受信する(ステップS44)。すると、インターフェース回路130は、エラー信号を再送要求回路150に転送する(ステップS45)。
再送要求回路150がエラー信号を受信すると(ステップS46)、再送要求回路150は、受信したエラー信号と、ポートBで受信された信号とに基づく信号をインターフェース回路120に転送する(ステップS47)。このとき、図3Aで説明したようにポートBでは“H”レベルの信号が受信されるため、再送要求回路150は通信キャラクタの再送が必要であると判断し、“L”レベルの信号を出力することによって、通信キャラクタの再送を要求する。すなわち、セキュアエレメント200から受信したエラー信号が、そのままインターフェース回路130に転送される。
インターフェース回路120が再送要求回路150から転送された信号(エラー信号)を受信すると(ステップS48)、これをICカードリーダ400に転送する(ステップS49)。すなわち、セキュアエレメント200から送信された信号は、マイクロコントローラ100をパススルーして、ICカードリーダ400に転送される。なお、ステップS40~S49において、プロセッサ170は、エラー信号を用いた演算を行わない。言い換えれば、ステップS40~S49においてセキュアエレメント200からICカードリーダ400に転送される信号は、マイクロコントローラ100のプロセッサ170の動作に何ら影響を与えない信号である。
他方で、セキュアエレメント200が受信した通信キャラクタのパリティに誤りがない場合(ステップS40、No)、前述のステップS16~S31が実施される。なお、ステップS16の分岐条件が、「信号検出回路180が一定期間、通信キャラクタ又はエラー信号を検出しない場合」となる点が第1実施形態と異なる。
図5Aにおけるマイクロコントローラ100の動作及びエラー信号転送の様子を図5C及び図5Dに示す。図5Cは図5AにおけるステップS40~S43実行時、図5DはステップS44~S49実行時のマイクロコントローラ100のブロック図である。
図5Cに示すように、信号検出回路180がISO7816バスを伝送するエラー信号を検出した場合に、通信制御回路190は、信号検出回路180から受信した信号に基づいてインターフェース回路120、130、再送回路140、及び再送要求回路150の設定を変更する。すなわち、インターフェース回路120及び130はそれぞれ出力許可状態及び入力許可状態、再送回路140は禁止状態、再送要求回路150は許可状態に変更される。この状態において次に、図5Dに示すように、セキュアエレメント200からエラー信号がICカードリーダ400に送信される。すると、このエラー信号は、データ転送回路110のインターフェース回路130、再送要求回路150、及びインターフェース回路120を介してICカードリーダ400のISO7816インターフェース回路410にそのまま転送される。
なお、本実施形態においてマイクロコントローラ100が、セキュアエレメント200から受信した信号を「そのまま」ICカードリーダ400に転送する、なる表現、または「パススルー」してICカードリーダ400に転送される、なる表現も、第1実施形態と同様に必ずしも信号に何らの変化も無い場合のみを示すものではない。
次に、図5Bを用いて、マイクロコントローラ100における、通信キャラクタの再送時の動作について説明する。
図5Bに示すように、ICカードリーダ400がエラー信号を受信した後、ICカードリーダ400から通信キャラクタが再送されると、信号検出回路180は、ISO7816バスを伝送する再送された通信キャラクタを検出する(ステップS50)。
信号検出回路180がISO7816バスを伝送する再送された通信キャラクタを検出すると、信号検出回路180は、再送された通信キャラクタを検出したことを示す信号を通信制御回路190に送信する(ステップS51)。すると、通信制御回路190は、再送された通信キャラクタをセキュアエレメント200に転送するために、インターフェース回路120を入力許可状態、インターフェース回路130を出力許可状態、再送回路140を許可状態、再送要求回路150を禁止状態に設定する(ステップS52)。
設定が変更されると、前述のステップS10~S15が再度実施される。
図5Bにおけるマイクロコントローラ100の動作及び再送された通信キャラクタ転送の様子を図5E及び図5Fに示す。図5Eは図5BにおけるステップS50~S52実行時、図5Fは図4AにおけるステップS10~S15実行時のマイクロコントローラ100のブロック図である。
図5Eに示すように、信号検出回路180がISO7816バスを伝送する再送された通信キャラクタを検出した場合に、通信制御回路190は、信号検出回路180から受信した信号に基づいてインターフェース回路120、130、再送回路140、及び再送要求回路150の設定を変更する。すなわち、インターフェース回路120及び130はそれぞれ入力許可状態及び出力許可状態、再送回路140は許可状態、再送要求回路150は禁止状態に変更される。この状態において次に、図5Fに示すように、ICカードリーダ400から通信キャラクタがセキュアエレメント200に再送される。すると、この再送された通信キャラクタは、データ転送回路110のインターフェース回路120、再送回路140、及びインターフェース回路130を介してセキュアエレメント200のISO7816インターフェース回路210にそのまま転送される。
なお、本実施形態においてマイクロコントローラ100が、ICカードリーダ400から受信した信号を「そのまま」セキュアエレメント200に転送する、なる表現、または「パススルー」してセキュアエレメント200に転送される、なる表現も、第1実施形態と同様に必ずしも信号に何らの変化も無い場合のみを示すものではない。
2.2 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成によれば、マイクロコントローラ100の動作信頼性を向上できる。本効果につき、以下説明する。
本実施形態では、マイクロコントローラ100が、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間でCPUを介さずデータを転送可能なデータ転送回路110を備え、データ転送回路110が再送回路140及び再送要求回路150を備える。これにより、通信キャラクタのパリティに誤りがあった場合に、セキュアエレメント200が再送要求回路150を介してエラー信号をICカードリーダ400に送信して再送要求を行い、エラー信号を受信したICカードリーダ400が再送回路140を介して通信キャラクタをセキュアエレメント200に再送する。よって、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間で通信信頼性を向上できる。
3.変形例等
上記のように、実施形態に係るマイクロコントローラは、カードリーダ(400)とセキュアエレメント(200)との間で、ISO7816の規格に準拠する信号をCPUを介さず転送可能な信号経路(データ転送回路110)を備える。
上記実施形態に係るマイクロコントローラは、プロセッサ(CPU170)と、セキュアエレメント(200)との間でシリアル通信可能なインターフェース回路(シリアル通信回路160)とを更に備えてもよい。マイクロコントローラは、第1モード(決済処理モード)と第2モード(指紋照合モード)とを含む。第1モードでは、プロセッサがISO7816の規格に準拠する信号(通信キャラクタなど)を用いた演算を行うことなく、カードリーダ(400)とセキュアエレメントとの間で信号経路(データ転送回路110)を介した第1通信が行われる。第2モードでは、インターフェース回路とセキュアエレメントとの間で第2通信が行われる。プロセッサは第2通信で受信した信号(指紋情報を含む信号など)を用いた演算を行ってもよい。
更に上記実施形態に係るマイクロコントローラは、カードリーダ(400)及びセキュアエレメント(200)から送信された第1信号(通信キャラクタ又はパリティエラー信号)を検出可能な検出回路(180)と、第1モード(決済処理モード)時に検出回路が一定期間、第1信号を検出しない場合(決済処理準備完了)、第1モードを第2モード(指紋照合モード)に切り替えることにより、第1通信を無効にし、第2通信を有効にする制御回路(190)とを更に備えてもよい。
更に実施形態に係るマイクロコントローラは、カードリーダ(400)及びセキュアエレメント(200)から送信された第1信号を検出可能な検出回路(180)と、第2モード(指紋照合モード)時に検出回路が一定期間、第1信号を検出しない場合(指紋照合完了)、第2モードを第1モード(決済処理モード)に切り替えることにより、第2通信を無効にし、第1通信を有効にする制御回路(190)とを更に備えてもよい。
なお、上記実施形態はそれぞれ独立して実施可能である。例えば、第2実施形態で説明した再送要求機能及び再送機能に関しては、第1実施形態を前提とすることなく実施できる。また、図4A~図4C、並びに図5A及び図5Bのフローチャートの順序は可能な限り入れ替え可能である。
また、上記実施形態において、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間でマイクロコントローラ100が転送する信号の“L”/“H”レベルは逆であってもよい。例えば、エラー信号を1ビットの“H”レベルの信号としてもよい。
また、上記実施形態では接触型ICカード1の場合を例に挙げて説明したが、上記実施形態は、セキュアデータを利用するデバイスであれば何にでも適用出来る。更に、上記実施形態では接触型ICカード1がクレジットカードの場合を例に挙げて説明したが、上記実施形態は、接触型ICカード1がクレジットカードの場合に限定されず、他のICカードにも適用出来る。また、上記実施形態では指紋認証機能を搭載した接触型ICカード1の場合を例に挙げて説明したが、上記実施形態は、指紋認証機能の場合に限定されず、他の生体認証機能にも適用出来る。
また、データ転送回路110は、受信したデータをそのまま転送できる構成であればどのような構成でもよい。上記実施形態ではデータ転送回路110が2つの回路(再送回路140及び再送要求回路150)を備える場合を例に挙げて説明したが、再送要求機能及び再送機能を実現できればこれらの2つの回路は1つの回路でもよい。また上記実施形態ではマイクロコントローラ100が信号検出回路180を備える場合を例に挙げて説明したが、通信キャラクタ、エラー信号などを検出できれば信号検出回路180に限定されない。
更に、上記実施形態では、ICカードリーダ400とセキュアエレメント200との間の通信を、マイクロコントローラ100のISO7816インターフェースを介して実現した場合について説明した。但し、上記実施形態は、ISO7816インターフェースの場合に限らず、他の規格に準拠するインターフェースの場合に適用出来る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…接触型ICカード、100…マイクロコントローラ、110…データ転送回路、120、130…インターフェース回路、140…再送回路、150…再送要求回路、160…シリアル通信回路、170…プロセッサ、180…信号検出回路、190…通信制御回路、200…セキュアエレメント、210、410…ISO7816インターフェース回路、300…指紋センサ、400…ICカードリーダ

Claims (8)

  1. プロセッサと、
    カードリーダとセキュアエレメントとの間で、第1信号を前記プロセッサを介さず転送可能な転送回路と、
    前記セキュアエレメントとの間でシリアル通信可能なインターフェース回路と
    を備える、マイクロコントローラであって、
    前記マイクロコントローラは、第1モードと第2モードとを含み、
    前記第1モードでは、前記プロセッサが前記第1信号を用いた演算を行うことなく、前記カードリーダと前記セキュアエレメントとの間で前記転送回路を介した第1通信が行われ、
    前記第2モードでは、前記インターフェース回路と前記セキュアエレメントとの間で第2通信が行われ、前記プロセッサは前記第2通信で受信した第2信号を用いた演算を行う
    マイクロコントローラ。
  2. 前記マイクロコントローラは、
    前記カードリーダ及び前記セキュアエレメントから送信された第信号を検出可能な検出回路と、
    前記第1モード時に前記検出回路が一定期間、前記第信号を検出しない場合、前記第1モードを前記第2モードに切り替えることにより、前記第1通信を無効にし、前記第2通信を有効にする制御回路と
    を更に備える、請求項記載のマイクロコントローラ。
  3. 前記セキュアエレメントから送信された前記第信号は、前記第1通信により前記カードリーダから前記セキュアエレメントに転送された前記第1信号に関するエラー信号であり、
    前記マイクロコントローラは、
    前記第1モード時に、前記検出回路が前記一定期間内に前記セキュアエレメントから送信された前記第信号を検出した場合に、前記第信号に基づいて、前記カードリーダに対して前記第1信号の再送要求を行う再送要求回路
    を更に備える、請求項記載のマイクロコントローラ。
  4. 前記カードリーダから送信された前記第信号は、前記再送要求回路が前記再送要求を行った後に、前記カードリーダから再送された前記第1信号であり、
    前記マイクロコントローラは、
    前記第1モード時に、前記検出回路が前記一定期間内に前記カードリーダから送信された前記第信号を検出した場合に、前記第信号に基づく第4信号を前記セキュアエレメントに送信する再送回路と
    を更に備える、請求項記載のマイクロコントローラ。
  5. 前記マイクロコントローラが前記カードリーダに接続された際に、
    前記再送回路は、前記第1モードにおいて、前記カードリーダから前記第1信号を受信し、該第1信号に基づく第5信号を前記セキュアエレメントに送信し、
    前記エラー信号は、前記第信号におけるパリティエラーを示す信号であり、
    前記カードリーダから再送された信号は、前記第1信号を再送したものであり、
    前記マイクロコントローラは、
    前記検出回路が前記一定期間、前記第信号を検出しないことにより、前記第2モードに遷移した後、指紋センサから第1指紋情報を受信し、前記セキュアエレメントから第2指紋情報を受信し、前記第1指紋情報と前記第2指紋情報とを照合し、照合結果が得られると、
    前記マイクロコントローラは、前記照合結果を前記セキュアエレメントに送信する、
    請求項記載のマイクロコントローラ。
  6. 前記マイクロコントローラは
    記セキュアエレメントから送信された前記信号を検出可能な検出回路と、
    前記第2モード時に前記検出回路が一定期間、前記第信号を検出しない場合、前記第2モードを前記第1モードに切り替えることにより、前記第2通信を無効にし、前記第1通信を有効にする制御回路と
    を更に備える、請求項記載のマイクロコントローラ。
  7. 前記セキュアエレメントから送信された前記第信号は、ユーザの指紋情報を含む信号であり、
    前記マイクロコントローラは、前記第2モード時に、前記検出回路が前記一定期間内に前記第信号を検出した場合には、前記第2モードを維持し、前記第信号に基づいて指紋照合を行い、照合結果が得られると、前記照合結果を前記セキュアエレメントに送信し、
    前記検出回路が前記一定期間、前記第信号を検出しない場合に前記第2モードから前記第1モードに切り替えられることによる前記第1通信によって前記セキュアエレメントから前記マイクロコントローラに送信される前記第1信号は、前記照合結果に関する情報を含む、
    請求項記載のマイクロコントローラ。
  8. 前記マイクロコントローラが前記カードリーダに接続された際に、
    前記マイクロコントローラは、前記第1モードにおいて、前記カードリーダから前記第1信号を受信し、前記第1信号を前記セキュアエレメントに転送し、
    前記マイクロコントローラが前記第1信号を転送した後、
    一定期間、前記第1通信が行われない場合に、
    前記マイクロコントローラは前記第2モードに遷移し、
    前記マイクロコントローラは、前記第2モードにおいて、指紋センサから第1指紋情報を受信し、前記セキュアエレメントから第2指紋情報を含む前記第2信号を受信し、前記第1指紋情報と前記第2指紋情報とを照合し、照合結果が得られると、前記照合結果を前記セキュアエレメントに送信し、
    前記マイクロコントローラが前記照合結果を送信した後、
    一定期間、前記第2通信が行われない場合に、
    前記マイクロコントローラは前記第1モードに遷移し、
    前記マイクロコントローラは、前記第1モードにおいて、前記セキュアエレメントから前記照合結果を含む前記第1信号を受信し、前記照合結果を含む前記第1信号を前記カードリーダに転送する、
    請求項記載のマイクロコントローラ。
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