JP7245728B2 - 無人機用回転翼支持装置 - Google Patents

無人機用回転翼支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7245728B2
JP7245728B2 JP2019114246A JP2019114246A JP7245728B2 JP 7245728 B2 JP7245728 B2 JP 7245728B2 JP 2019114246 A JP2019114246 A JP 2019114246A JP 2019114246 A JP2019114246 A JP 2019114246A JP 7245728 B2 JP7245728 B2 JP 7245728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
housing
rotor
support device
rotary wing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019114246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020045087A (ja
Inventor
英一郎 島津
正志 山郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp filed Critical NTN Corp
Publication of JP2020045087A publication Critical patent/JP2020045087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7245728B2 publication Critical patent/JP7245728B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、回転翼にGPSアンテナを有する回転翼無人機における前記回転翼を支持
する無人機用回転翼支持装置に関する。
ドローンやラジコンヘリコプタ等の回転翼を備えた回転翼無人機において、回転翼にG
PSアンテナを搭載して位置情報を入手しながら自律飛行させることが検討されている。
従来、固定体と回転体間での電力や電気信号の送信には、ブラシを用いたスリップリン
グ、水銀等の液体金属を用いたロータリコネクタ(例えば特許文献1)、フォトカプラ等
の電送用部品が利用されている。特許文献1のロータリコネクタは、回転側電極と固定側
電極とがそれぞれの一端部同士で対向し、これら回転側電極と固定側電極間の隙間に液体
金属を介在させて通電状態にしている。
また、回転部における電力や電気信号の送信に関連する技術文献として、例えば特許文
献2~4がある。特許文献2の電力供給システムは、互いに非接触で相対回転する回転体
と固定体間で電力を伝送する。特許文献3には、ロータリジョイントの従来例として、同
軸ケーブル構造を利用した容量結合(コンデンサ)について記載されている。特許文献4
の回転中継器は、固定体の中心導体と回転体の中心導体とが容量結合していることで、超
高周波信号が伝送される。
国際公開第2016/136414号 国際公開第2016/010145号 特許第4047504号公報 特許第2824822号公報
前記従来の電送用部品は、以下の課題がある。
スリップリングは、ブラシの摩耗や、リングとブラシの摺接に伴うノイズが発生する。
また、周波数特性にも影響を及ぼすことが懸念される。
液体金属を用いたロータリコネクタは、液体金属の封止に接触ゴムシートを使用しているため、回転トルクが大きく、使用温度範囲が狭い。
また、液体金属が水銀である場合は環境負荷が大きい。
フォトカプラは、電気信号を一度光に変換し、受光部で再度電気信号に変換する必要があり、効率が悪い。また、変換に際して時間を要するため、高周波信号の伝送には適用できない。周波数特性が低いことも問題とされる。
また、前記容量結合を行うものは、伝送の安定性が十分ではなかった。
また、言うまでもなく、高周波ケーブルを用いたものは、回転軸等に高周波ケーブルが巻き付いてしまう。
この発明の目的は、飛行用の回転翼に設けられたGPSアンテナで受信したGPS信号をGPS信号処理手段まで精度良く伝送することができると共に、長期に亘って確実に通電可能に接続のできる無人機用回転翼支持装置を提供することである。
この発明の無人機用回転翼支持装置は、回転翼無人機における飛行用の回転翼を支持す
る装置であって、
前記回転翼の中心部を構成するロータの軸と、
前記軸を回転自在に支持する軸受と、
前記軸受を支持するハウジングと、
を備え、
前記軸が導電性であり、
前記ハウジングが前記軸の端面に対向する箇所に電極部を有し、
前記ロータにGPSアンテナが設けられており、
前記ハウジングまたはこのハウジングが固定された部材にGPS信号処理手段が設けら
れており、
前記GPS信号処理手段に電気的に接続する通信周波数の90度電気角長を有するグラ
ンド用電極が設けられており、
前記軸、軸受、およびハウジングを構成部品としてロータリコネクタが構成され、
前記ロータリコネクタは前記ハウジングが前記回転翼無人機における機体フレームに装
備され、
前記軸を介して前記GPSアンテナと前記GPS信号処理手段とが電気的に接続されて
いる。
この構成の無人機用回転翼支持装置は、通常、GPSアンテナが回転翼の上側に位置し
GPS信号処理手段が回転翼の下側に位置する姿勢で使用される。この通常姿勢において
、人工衛星からのGPS信号をGPSアンテナが受信する。受信されたGPS信号は、軸
、ハウジングの電極部を順に通ってGPS信号処理手段に伝送される。GPS信号処理手
段でGPS信号を処理して、位置情報を得る。この得られた位置情報を利用して、無人機
用回転翼支持装置を搭載した回転翼無人機が自律飛行をする。
ドローンやラジコンヘリコプタ等の回転翼を備えた従来の回転翼無人機は、一般に、機
体の上部に回転翼が設けられる。このため、機体の本体にGPSアンテナを設けると、回
転翼が遮蔽物となってGPS信号を正確に受信することができない。それに対し、この構
成のように、回転翼を挟んでGPS信号処理手段と反対側、つまり回転翼の上側にGPS
アンテナを設置することにより、人工衛星からのGPS信号を正確に受信することができ
る。そして、そのGPS信号を、軸を伝って伝送することにより、回転翼の回転の影響を
受けずに、精度良くGPS信号処理手段に送ることができる。
また、ロータリコネクタが機体フレームに装備され、GPS信号処理手段に電気的に接
続する通信周波数の90度電気角長グランド用電極が設けられているので、長期に亘って
確実にGPS信号処理手段を通電グランド接続できる。
上記無人機用回転翼支持装置は、対応可能なGPS信号の周波数の範囲が、約1GHz
以上かつ約2GHz以下であってもよい。
例えば、飛行装置の無人機用回転翼支持装置に用いられる上記ロータリコネクタにおい
ては、対応可能なGPS信号の周波数の範囲が、約1GHz以上かつ約2GHz以下であ
ることが確認された。この範囲の周波数帯において、上記ロータリコネクタを無人機用回
転翼支持装置に装着して、GPS信号の受信、処理等に利用することができる。
上記無人機用回転翼支持装置は、前記グランド用電極として、対応可能な波長の異なる
GPS信号の90度電気角長を有する少なくとも1枚のグランド用電極を有していてもよ
い。
この場合、各周波数帯に対応したGPS信号の受信、処理等に利用することができる。
上記無人機用回転翼支持装置の前記回転翼は、誘電体として形成されていてもよい。
また、上記無人機用回転翼支持装置の前記グランド用電極の感度を向上させる誘電シートがさらに設けられていてもよい。
このようにすることで、例えばグランド用電極が平面視されたときのグランド用電極の面積を減らすことが可能となり、これに伴って、無人機用回転翼支持装置の小型化が可能となる。
この発明の無人機用回転翼支持装置を構成する前記ロータリコネクタは、次の構成であ
ってもよい。
このロータリコネクタは、導電性の軸と、前記軸を回転自在に支持する軸受と、
前記軸受が設置され少なくとも前記軸の端面に対向する箇所に電極部を有するハウジング
とを備え、
前記軸と前記ハウジングとは絶縁され、かつ前記軸の前記端面と前記ハウジングの前記
電極部とが、空気よりも誘電率が高い絶縁性流体を介して対向し、交流電流または交流信
号を伝送可能に容量結合されている。
ロータリコネクタは少なくとも2個の電極を有し、そのうちの一方の電極が前記軸であ
り、他方の電極が前記ハウジングの電極部である。
この構成によると、軸とハウジングは互いに回転自在であり、一方の電極である軸と他
方の電極であるハウジングの電極部とが容量結合されて、軸とハウジングの電極部との対
向部がコンデンサとして機能する。軸またはハウジングの電極部に電力や電気信号が入力
されると、軸からハウジングの電極部へ、またはハウジングの電極部から軸に電力や電気
信号が伝送される。軸の端面とハウジングの電極部とを、空気よりも誘電率が高い絶縁性
流体を介して対向させたことにより、空気で絶縁する場合と比べて大きな静電容量が得ら
れる。これにより、軸とハウジング間で、非接触で電力や電気信号を安定して伝送するこ
とができる。
ハウジング側の電極がハウジングの一部からなるため、複雑な密封構造を採用すること
なく、軸の端面とハウジングの電極部との間に絶縁性流体を容易に封入することができる
。これにより、全体の簡素化を図ることができる。
この発明において、前記端面を含む前記軸の端部は、前記軸の他の部分よりも外径が大
きいフランジ状であってもよい。軸の端部がフランジ状であると、軸とハウジングの電極
部との対向部の静電容量が大きくなり、電力や電気信号の伝送能力がより高くなる。
この発明において、前記軸受は動圧軸受であってもよい。動圧軸受は、寿命が長く、静
粛であるという特性を有する。この優れた特性がロータリコネクタとして得られる。
前記動圧軸受は、回転を伝達する流体が前記絶縁性流体であってもよい。この場合、軸
の端面とハウジングの電極部との間に介在させる流体と動圧軸受の流体との混流による支
障がなく、混流防止のための構成が簡易になる。
前記絶縁性流体として、例えばエステル油が用いられる。エステル油は熱安定性に優れ
るため、高温になることがあるロータリコネクタへの使用に適する。
この発明の無人機用回転翼支持装置は、回転翼無人機における飛行用の回転翼を支持する装置であって、前記回転翼の中心部を構成するロータの軸と、前記軸を回転自在に支持する軸受と、前記軸受を支持するハウジングと、を備え、前記軸が導電性であり、前記ハウジングが前記軸の端面に対向する箇所に電極部を有し、前記ロータにGPSアンテナが設けられており、前記ハウジングまたはこのハウジングが固定された部材にGPS信号処理手段が設けられており、前記軸、軸受、およびハウジングを構成部品としてロータリコネクタが構成され、前記ロータリコネクタは前記ハウジングが前記回転翼無人機における機体フレームに装備され、前記軸を介して前記GPSアンテナと前記GPS信号処理手段とが電気的に接続され、前記回転翼に、前記GPSアンテナに電気的に接続するグランド用電極が設けられて、前記回転翼と前記機体フレームとが対向することで、前記GPSアンテナが前記機体フレームにグランド接続されているため、飛行用の回転翼に設けられたGPSアンテナで受信したGPS信号をGPS信号処理手段まで精度良く伝送することができると共に、長期に亘って確実に通電可能に接続できる。
この発明の一実施形態に係る無人機用回転翼支持装置の断面図である。 同無人機用回転翼支持装置における回転翼の一部の部分破断拡大断面図である。 同無人機用回転翼支持装置における回転翼の部分拡大平面図である。 同無人機用回転翼支持装置における回転翼の一部の他の例を示す部分破断拡大断面図である。 同無人機用回転翼支持装置の別の例を示す断面図である。 その他の実施形態に係る同無人機用回転翼支持装置の断面図である。 同無人機用回転翼支持装置における回転翼の部分拡大平面図である。 同無人機用回転翼支持装置のさらにその他の例を示す断面図である。 この発明のさらに別の実施形態に係る無人機用回転翼支持装置の断面図である。 同無人機用回転翼支持装置のロータリコネクタの第1の例を示す断面図である。 同無人機用回転翼支持装置のロータリコネクタの第2の例を示す断面図である。 同無人機用回転翼支持装置の第3の例となるロータリコネクタに用いられる転がり軸受の断面図である。 第1の例のロータリコネクタの停止状態での伝達特性の実測結果を示すグラフである。 第1の例のロータリコネクタの回転数1000r/min時の伝達特性の実測結果を示すグラフである。 第1の例のロータリコネクタの回転数2000r/min時の伝達特性の実測結果を示すグラフである。 第1の例のロータリコネクタの回転数3000r/min時の伝達特性の実測結果を示すグラフである。
この発明の一実施形態に係る無人機用回転翼支持装置を図1ないし図3と共に説明する。図1は無人機用回転翼支持装置30の断面図である。この無人機用回転翼支持装置30は、回転翼無人機、例えばドローンの回転翼の支持に使用される。
回転翼無人機の機体フレーム31にロータリコネクタ1Aのハウジング4が固定して設けられ、そのロータリコネクタ1Aの軸2に回転翼32が取り付けられている。機体フレーム31は、ロータリコネクタ1Aのハウジング4が固定された部材である。回転翼32は、合成樹脂製であって、ロータ33の外周に複数の翼34を取り付けた構成であり、ロータ33が軸2に一体回転可能に固定されている。
ここで、合成樹脂などの誘電特性に優れた材質について説明する。合成樹脂製の物は誘電体となることから、例えば各グランド用電極40,41,43が備えられる回転翼32としては、合成樹脂製であることが好ましい。
回転翼32は、例えばポリカーボネート(PC)、ポリアミド(PA)等のエンジニアプラスチックにて形成される。例えばポリカーボネート(PC)は、非結晶性樹脂であり、寸法安定性に優れる。しかも、寸法/形状を崩す原因となるガラス繊維(GF)等の強化材を添加しないニートレジンでも比較的高強度を得ることができる。そのため、寸法/形状も高精度に維持することができる等の優れた特性を有する。ポリアミド(PA)は、結晶性樹脂であり、例えば極性が高く誘電特性に優れる。
また、例えばPC、PA等の合成樹脂を基材とした樹脂成形体の誘電率をさらに上げるために、例えば誘電性セラミックス粉末などのセラミック粉末を含有する樹脂成形体などの合成重合体が用いられることが好ましい。誘電率が上がると、例えば各グランド用電極40,41,43が平面視されたときの各グランド用電極40,41,43の面積を減らすことが可能となり、無人機用回転翼支持装置30の小型化が可能となる。
例えば、誘電性を有するセラミックス粉末としては、安価でありながら誘電率を上げることが可能な酸化チタン(TiO2)等が挙げられる。また、より誘電特性に優れる誘電性セラミックス粉末としては、例えば、チタン酸金属塩で、Nd、La等の希土類を少なくとも1種類以上と、Ba、Sr、Ca、Mg、Co、Pd、Zn、Be、Cd、Bi等から選ばれた1種または2種以上の金属元素を配合した高誘電性セラミックス粉末が好ましい。Nd、La等の希土類は、比誘電率の温度変化を小さくする温度特性の改善に寄与し、Ba、Sr等の金属元素は誘電率を高め、誘電正接を小さくするなど、誘電特性の向上に寄与する。好適な高誘電性セラミックス粉末としては、Ti-Ba-Nd-Bi系のチタン酸バリウム・ネオジム系セラミック粉末である。
高誘電率かつ低誘電正接セラミック粉末の平均粒子径は0.01~100μm程度が好ましい。平均粒子径が0.01μmより小さい場合、粉末の取り扱いが困難であり好ましくない。100μmより大きい場合、成形体内での誘電特性のばらつきを引き起こすおそれがあるので好ましくない。より実用的な範囲は0.1μm~20μm程度である。
再び図1に戻り、図1に示す無人機用回転翼支持装置30について説明すると、機体フレーム31に、ロータリコネクタ1Aの軸2と同軸のアウターロータ型のモータ
35が設置されている。モータ35は、ロータリコネクタ1Aと絶縁を確保した状態で設置される。そして、このモータ35のモータロータ35aに固定された回転部材35bが、回転翼32のロータ33に結合されている。モータ35には、図示しない電源から電線36を介して電力が供給される。これにより、モータロータ35aが回転すると、回転翼32が回転する。
前記ロータ33には、軸2の上側に位置して回転中心部にGPSアンテナ37が設置されている。GPSアンテナ37は、回転翼32と一体に回転するようにロータ33に設置されている。このGPSアンテナ37は、ロータリコネクタ1Aの軸2に電気的に接続されている。また、機体フレーム31には、GPS信号処理手段38が設置されている。GPS信号処理手段38は、例えば、GPS信号を処理して位置情報を生成する手段である。このGPS信号処理手段38は、ロータリコネクタ1Aのスラストブッシュ11に電気的に接続されている。このようにして、GPSアンテナ37とGPS信号処理手段38は、軸2の軸心方向において、回転翼32を挟んで互いに反対側に位置するように設けられている。
図2に示すように、回転翼32の翼34の下面に、表面のみ露出させた埋め込み状態、または貼り付け状態とされた第一のグランド用電極40、及び、第一のグランド用電極40の下側に位置する第二のグランド用電極41が設けられている。
図1および図2に示すように、無人機用回転翼支持装置30が側面視されたときに、無人機用回転翼支持装置30の翼34は、回転翼32が回転したときに回転翼無人機を浮上させるべく、翼幅方向の一側縁から他側縁にかけて、例えば図面上で手前側から奥側にかけて下側に向けて傾けられている。この傾きと両グランド用電極40,41の翼34に対する上下の位置関係のため、第一のグランド用電極40および第二のグランド用電極41は、回転翼32に例えばほぼ同一平面の(いわゆる面一な)状態で備えられている。
図3に示すように、回転翼32が平面視されたときに、1.2GHzの波長に対応した90度電気角長を有する第一のグランド用電極40は、回転翼32の翼34内において、第一のグランド用電極40の下側に位置する第二のグランド用電極41と干渉しない位置に設けられている。図示の例では、第一のグランド用電極40と第二のグランド用電極41とは、翼幅方向に並ん設けられている。第二のグランド用電極41は、1.57GHzの波長に対応した90度電気角長を有し、1.2GHzの波長に対応した第一のグランド用電極40と異なる波長に対応する。
第一のグランド用電極40は、金属等の導電性の機体フレーム31と狭い隙間を介して対向している。この隙間に絶縁材である空気が介在することで、第一のグランド用電極40と機体フレーム31との対向部がコンデンサとして機能し、GPSアンテナ37が機体フレーム31にグランド接続される。
また、回転翼32の翼34の下側に貼り付けられた状態とされている第二のグランド用電極41が設けられている。
回転翼32が平面視されたときに、1.57GHzの波長に対応した第二のグランド用電極41は、回転翼32の翼34の下側において、第二のグランド用電極41の上側に位置する第一のグランド用電極40と干渉しない位置に設けられている。
第二のグランド用電極41は、機体フレーム31と狭い隙間を介して対向している。この隙間に絶縁材である空気が介在することで、第二のグランド用電極41と機体フレーム31との対向部がコンデンサとして機能し、GPSアンテナ37が機体フレーム31にグランド接続される。
上記のように対応する波長がそれぞれ1.57GHz、1.2GHzの波長となる互いに異なる波長の第一および第二のグランド用電極40,41を有しているため、一つの装置で複数の波長に対応できる。
なお、上記実施形態では第二のグランド用電極41は第一のグランド用電極40の下側に位置しているが、例えば、両者の上下位置を逆転させて、図4に示すように、第二のグランド用電極41は第一のグランド用電極40の上側に位置させてもよく、また、図5に示すように、第一のグランド用電極40と第二のグランド用電極41の高さをほぼ一致させてもよく、さらに回転翼32が平面視されたときに、第一のグランド用電極40と第二のグランド用電極41とが重ねられて干渉した状態としてもよい。
図6、図7は、図1~図5の変形例であり、図1~図5に示す第一のグランド用電極40および第二のグランド用電極41に代えて、第一のグランド用電極および第二のグランド用電極を一体化したグランド用電極43が回転翼32の翼34の下側に貼り付けられて設けられている。
図6に示すように、無人機用回転翼支持装置30が側面視されたときに、無人機用回転翼支持装置30の翼34は、回転翼32が回転したときに回転翼無人機を浮上させるべく、翼幅方向の一側縁から他側縁にかけて、例えば手前側から奥側にかけて下側に向けて傾けられている。そのため図6では、翼34の前記他側縁である下側の側縁34aがグランド用電極43の下側に表れている。
このグランド用電極43は、複数の通信周波数の90度電気角長を有するグランド用電極として形成されている。このグランド用電極43は、例えば台形状とされ、例えば、上辺43aと、底辺43bと、略平行な上辺43aと底辺43bに対し略直行する一辺43cと、上辺43aから底辺43bにかけて傾斜されて形成された他の一辺43dとを備える台形に形成されている。このようにすれば、一辺43cと他の一辺43dとを結ぶ距離が変化するので、複数の通信周波数の90度電気角長を有したグランド用電極43とすることができる。
図8は、図6、図7の変形例であり、例えば誘電性セラミックス粉末などのセラミック粉末を含有する合成重合体製の誘電シート50、及び、グランド用電極43が、回転翼32の翼34の下側に重ねられた状態で貼り付けられて設けられている。誘電シート50は、PC、PAなどの合成樹脂製の翼34を構成する部材とされる。
誘電シート50の主成分である合成重合体として、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)が用いられることが好ましい。PVDFは、例えば極性が高く誘電特性に優れている。
誘電性セラミックス粉末などのセラミック粉末を含有するPVDFなどの合成重合体製の誘電シート50、及び、グランド用電極43が、回転翼32の翼34の下側に重ねられた状態で貼り付けられていれば、誘電率が上がることとなる。そのため、例えばグランド用電極43が平面視されたときのグランド用電極43の面積を減らすことが可能となり、無人機用回転翼支持装置30の小型化が可能となる。
なお、誘電シート50は、図1~図5に示す第一のグランド用電極40および第二のグランド用電極41に重ね合わせられて、翼34を構成する部材として用いられてもよい。
また、図9は、図1~図5の変形例であり、図1~図5に示す翼34に設けられた第一のグランド用電極40および第二のグランド用電極41に代えて、固定側とされる機体フレーム31にグランド用電極45が設けられている。このグランド用電極45は、GPS信号処理手段38に電気的に接続されている。このようにすれば、図1A~図5に示す無人機用回転翼支持装置30よりも簡素な構造の無人機用回転翼支持装置30となり好ましい。
なお、グランド用電極として、金属板、金属箔、フレキシブル基板等の導体を利用することができる。
この回転翼無人機は、通常、機体フレーム31の上側に回転翼32が位置する姿勢で飛行する。すなわち、GPSアンテナ37が回転翼32の上側に位置し、GPS信号処理手段38が回転翼32の下側に位置する。この通常飛行姿勢において、人工衛星からのGPS信号をGPSアンテナ37が受信する。受信されたGPS信号は、ロータリコネクタ1Aの軸2、スラストブッシュ11を順に通ってGPS信号処理手段38に送られる。GPS信号処理手段38でGPS信号を処理して、得られた位置情報を利用して自律飛行をする。
ドローンやラジコンヘリコプタ等の回転翼を備えた従来の回転翼無人機は、一般に、機体の上部に回転翼が設けられる。このため、機体の本体にGPSアンテナを設けると、回転翼が遮蔽物となってGPS信号を正確に受信することができない。それに対し、本実施形態のように、回転翼32を挟んでGPS信号処理手段38と反対側、つまり回転翼32の上側にGPSアンテナ37を設置することにより、人工衛星からのGPS信号を正確に受信することができる。そして、そのGPS信号を、軸2を伝って回転翼32の下側に伝送することにより、回転翼32の回転の影響を受けずに、精度良くGPS信号処理手段38に送ることができる。
無人機用回転翼支持装置30は、ドローン、ラジコンヘリコプタ等の回転翼無人機等の飛行装置に、例えば1~8個、好ましくは、2~6個、より好ましくは、3~4個装着される。飛行装置に上記の数よりも少ない無人機用回転翼支持装置30が装着される場合、例えば飛行装置の飛行時に安定した飛行能力が発揮され難くなる。飛行装置に上記の数よりも多い無人機用回転翼支持装置30が装着される場合、例えば飛行装置全体の重量が増し、好ましくない。もっとも、飛行装置に装着される無人機用回転翼支持装置30の個数は上記の例に限定されず、9個以上であってもよい。
図10は、前記ロータリコネクタ1Aの一例の断面図である。このロータリコネクタ1Aは、軸2と、この軸2を回転自在に支持する軸受3Aと、この軸受3Aが設置されるハウジング4とを備える。前記軸受3Aは、ラジアル軸受部5およびスラスト軸受部6を有する組合せ型の流体軸受であって、例えば動圧軸受である。ラジアル軸受部5およびスラスト軸受部6は、いずれも動圧軸受とされている。
前記軸2は、図1の上下方向に延びる軸部7と、この軸部7の下端に形成されたフランジ部8とを有する。すなわち、軸2の端面を含む軸2の端部は、軸2の他の部分よりも外径が大きいフランジ状に形成されている。軸部7の上部は、ハウジング4よりも上方に突出している。軸部7は、軸方向に離れた複数箇所(図示の例では2箇所)に、他の部分よりも若干外径が大きい大径部7aが設けられている。また、フランジ部8の下面8aの中央部には凹部8bが設けられている。フランジ部8の下面8aは、軸2の端面である。軸2は、導電性の材料、例えば金属から形成されている。もっとも、軸2は必ずしも全体が導電性である必要はなく、表面だけが導電性となっていてもよい。
ハウジング4は、円筒状のハウジング本体10と、このハウジング本体10の底部を塞ぐように配置されたスラストブッシュ11と、ハウジング本体10の内周に配置された動圧スリーブ12とを備える。スラストブッシュ11の上面には環状の凸部11aが設けられている。ハウジング本体10は導電性であっても導電性でなくてもよい。スラストブッシュ11は、導電性の材料、例えば金属からなり、ハウジング10の電極部をなす。動圧スリーブ12は、含油が可能な材料、例えば焼結金属等からなる。また、動圧スリーブ12の上側には、軸2の軸部7とハウジング本体10との間の隙間を塞ぐリング状のシールワッシャ13が設けられている。
軸2の軸部7の外周面は、動圧スリーブ12の内周面と狭い隙間を介して対向している。そして、軸部7の前記大径部7aに対向する動圧スリーブ12の部分が、前記ラジアル軸受部5とされている。また、軸2のフランジ部8の下面に対向するスラストブッシュ11の前記凸部11aが、前記スラスト軸受部6とされている。なお、軸2が静止しているとき、軸2は自重によってスラストブッシュ11の上に支持された状態となっている。
動圧軸受であるラジアル軸受部5およびスラスト軸受部6は、例えばヘリングボーン溝(図示せず)を有する形式のものであり、ハウジング4の内部に動圧付与流体が封入されている。この例の場合、動圧付与流体として絶縁性流体14が用いられている。絶縁性流体14は、軸2の端面であるフランジ部8の下面8aと、ハウジング4の、円筒状のハウジング本体10のスラストブッシュ11とを絶縁するための流体でもある。
前記絶縁性流体14は、空気よりも誘電率が高い流体からなり、例えばエステル油が用いられる。エステル油は熱安定性に優れるため、高温になることがあるロータリコネクタへの使用に適する。絶縁性流体14は、エステル油以外の鉱油等の油であってもよく、またこれらの油を基油とするグリースであってもよい。
このロータリコネクタ1Aの作用を説明する。軸2が回転すると、絶縁性流体14の動圧により、スラスト軸受部6において軸2のフランジ部8がスラストブッシュ11から浮上した状態に支持されると共に、ラジアル軸受部5において軸2の軸部7が動圧スリーブ12の内周の中心に位置するように支持される。これにより、軸2は、低トルクで、かつ静粛に回転することができ、さらに高荷重、高速回転での使用も可能である。
このロータリコネクタ1Aは、軸2とハウジング4とが絶縁され、かつ軸2の端面であるフランジ部8の下面とハウジング4の電極部であるスラストブッシュ11とが、絶縁性流体14を介して対向している。この構成であると、回転側の電極である軸2と固定側の電極であるハウジング4のスラストブッシュ11とが容量結合されて、軸2とスラストブッシュ11の対向部がコンデンサとして機能する。このため、軸2とスラストブッシュ11間で、交流電流または交流信号の伝送が可能である。つまり、軸2またはスラストブッシュ11に電力や電気信号が入力されると、軸2からスラストブッシュ11へ、またはスラストブッシュ11から軸2へ電力や電気信号が伝送される。
軸2とスラストブッシュ11とを、空気よりも誘電率が高い絶縁性流体14を介して対向させたことにより、空気で絶縁する場合と比べて大きな静電容量が得られる。このため、軸2とスラストブッシュ11間で、非接触で電力や電気信号を安定して伝送することができる。
また、ハウジング4の電極部であるスラストブッシュ11をハウジング4の一部としたことにより、複雑な密封構造を採用することなく、軸2の端面とスラストブッシュ11との間に絶縁性流体14を容易に封入することができる。さらに、この絶縁性流体14を動圧軸受である軸受3Aの動圧付与流体としたため、軸2とスラストブッシュ11間に介在させる流体と動圧軸受の流体との混流による支障がなく、混流防止のための構成が簡易になる。これらのことから、ロータリコネクタ1A全体の簡素化を図ることができる。
この実施形態のように、軸受3Aが動圧軸受である場合、軸2と動圧スリーブ12間もコンデンサとして機能する。軸2とスラストブッシュ11の対向面積よりも軸2と動圧スリーブ12の対向面積の方が広いので、軸2と動圧スリーブ12間に形成されるコンデンサは、軸2とスラストブッシュ11間のコンデンサよりも静電容量が大きい。また、ハウジング本体10も、少なくとも表面が導電性であることが望ましい。その場合、軸2とハウジング本体10の対向部もコンデンサとして機能し、静電容量がさらに大きくなり、電気や電気信号の伝送能力をより一層高くすることができる。
ロータリコネクタ1Aの伝達特性について図13~図16を参照しながら説明する。
図13~図16は、第1の実施形態で説明したロータリコネクタ1Aについて、種々の回転速度における伝達特性を実測した結果を示すグラフである。これらのグラフの横軸は、周波数(GHz)を示し、縦軸は、伝送損失(dB)を示す。図13~図16に示す測定チャートにおいては、伝達損失の値が0dBに近い方が伝送損失が少なく、優れた伝達特性を示すものと判断される。
図13~図16に示した実測結果から、ロータリコネクタ1Aは、例えば、約1GHz以上かつ約2GHz以下の範囲の周波数の信号、好ましくは、約1.1GHz以上かつ約1.6GHz以下の周波数の信号を使用した場合に良好に対応可能であることがわかる。したがって、例えば、飛行装置の無人機用回転翼支持装置30に用いられる上記ロータリコネクタ1Aにおいては、少なくとも、約1GHz以上かつ約2GHz以下、好ましくは、約1.1GHz以上かつ約1.6GHz以下の範囲の周波数のGPS信号を利用することができることが確認された。このことから、上記ロータリコネクタ1Aを無人機用回転翼支持装置30に装着して、GPS信号の受信、処理等に利用することができる。もっとも、ロータリコネクタ1Aおよびこれを備えた無人機用回転翼支持装置30によって利用することができるGPS信号の周波数は上記範囲に限定されない。
図11は、図1の無人機用回転翼支持装置30に用いられるロータリコネクタの第2の例の断面図である。
この例のロータリコネクタ1Bは、前記ロータリコネクタ1Aと比較して、軸受を転がり軸受とした点が異なる。転がり軸受である軸受3Bは、軸2の軸部7の外周に嵌合する内輪21と、ハウジング4のハウジング本体10の内周に嵌合する外輪22と、内輪21と外輪22との間に介在する転動体23と、内輪21と外輪22間の空間を密封するシール部材24とを備える。この例では、転動体23が玉とされ、軸受3Bは全体で深溝玉軸受として構成されている。
軸受3Bを転がり軸受としたことにより、前記動圧スリーブ12およびシールワッシャ13が省かれている。また、動圧軸受である場合に必要な動圧付与流体が不要であるため、このロータリコネクタ1Bでは、軸2とスラストブッシュ11との間の隙間にのみ、絶縁性流体14が充填されている。このロータリコネクタ1Bの場合、軸2とスラストブッシュ11とが常に隙間を介して対向している。絶縁性流体14の種類は、前記と同様である。
このロータリコネクタ1Bも、前記ロータリコネクタ1Aと同様に、軸2とスラストブッシュ11とが容量結合されて、軸2とスラストブッシュ11の対向部がコンデンサとして機能する。このため、軸2とスラストブッシュ11間で、交流電流または交流信号の伝送が可能である。
図12は、図1の無人機用回転翼支持装置30に用いられるロータリコネクタの第3の例の断面図である。
この例のロータリコネクタは、図11に示した第2のロータリコネクタ1Bと比較して、使用する軸受のタイプのみが異なり、その他の構成は同様であるので、軸受のみについて説明し、他の構成については詳細な説明を省略する。
このロータリコネクタでは、軸受3Cとして第2の例で使用した転がり軸受の代わりに組合せアンギュラ玉軸受を用いている。アンギュラ玉軸受である軸受3Cは、軸の軸部の外周に嵌合する内輪26と、ハウジングのハウジング本体の内周に嵌合する外輪27と、内輪26と外輪27との間に介在する転動体28と、各転動体28を保持する保持器29とを備えている。軸受3Cは、内輪26と外輪27間の空間を密封するシール部材をさらに備えていてもよい。この組合せアンギュラ玉軸受3Cは、背面組合せアンギュラ玉軸受として構成されている。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1A,1B…ロータリコネクタ
2…軸
3A,3B…軸受
4…ハウジング
5…ラジアル軸受部
6…スラスト軸受部
8…フランジ部(軸の端部)
8a…下面(軸の端面)
11…スラストブッシュ(ハウジングの電極部)
14…絶縁性流体
30…無人機用回転翼支持装置
32…回転翼
33…ロータ
34…翼
37…GPSアンテナ
38…GPS信号処理手段
40…第一のグランド用電極
41…第二のグランド用電極
43…グランド用電極
45…グランド用電極
50…誘電シート

Claims (5)

  1. 回転翼無人機における飛行用の回転翼を支持する装置であって、
    前記回転翼の中心部を構成するロータの軸と、
    前記軸を回転自在に支持する軸受と、
    前記軸受を支持するハウジングと、
    を備え、
    前記軸が導電性であり、
    前記ハウジングが前記軸の端面に対向する箇所に電極部を有し、
    前記ロータにGPSアンテナが設けられており、
    前記ハウジングまたはこのハウジングが固定された部材にGPS信号処理手段が設けら
    れており、
    前記GPS信号処理手段に電気的に接続する通信周波数の90度電気角長を有するグラ
    ンド用電極が設けられており、
    前記軸、軸受、およびハウジングを構成部品としてロータリコネクタが構成され、
    前記ロータリコネクタは前記ハウジングが前記回転翼無人機における機体フレームに装
    備され、
    前記軸を介して前記GPSアンテナと前記GPS信号処理手段とが電気的に接続されて
    いる、
    無人機用回転翼支持装置。
  2. 請求項1に記載の無人機用回転翼支持装置において、対応可能なGPS信号の周波数の
    範囲が、約1GHz以上かつ約2GHz以下である無人機用回転翼支持装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無人機用回転翼支持装置において、前記グランド用電
    極として、対応可能な波長の異なるGPS信号の90度電気角長を有する少なくとも1枚
    のグランド用電極を有している無人機用回転翼支持装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の無人機用回転翼支持装置において、前記回転翼は、誘電体として形成されている無人機用回転翼支持装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の無人機用回転翼支持装置において、前記グランド用電極の感度を向上させる誘電シートがさらに設けられている無人機用回転翼支持装置。
JP2019114246A 2018-09-12 2019-06-20 無人機用回転翼支持装置 Active JP7245728B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018170616 2018-09-12
JP2018170616 2018-09-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020045087A JP2020045087A (ja) 2020-03-26
JP7245728B2 true JP7245728B2 (ja) 2023-03-24

Family

ID=69900576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019114246A Active JP7245728B2 (ja) 2018-09-12 2019-06-20 無人機用回転翼支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7245728B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022169195A (ja) * 2021-04-27 2022-11-09 Ntn株式会社 アンギュラ玉軸受

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2824822B2 (ja) 1993-11-12 1998-11-18 デイエツクスアンテナ株式会社 回転中継器
JP2005269609A (ja) 2004-02-17 2005-09-29 Matsushita Electric Works Ltd アンテナユニット
US20100116925A1 (en) 2006-02-16 2010-05-13 Tuvia Segal Stabilization for flight platforms
US20130194140A1 (en) 2012-01-30 2013-08-01 Eurocopter Communication device, an aircraft rotor, and an aircraft
JP2015144426A (ja) 2014-01-24 2015-08-06 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド デュアルバンド同軸アンテナフィードのためのマッチング及びパターン制御
US20160322695A1 (en) 2015-04-30 2016-11-03 Motorola Solutions, Inc Rotary control with integrated antenna

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2824822B2 (ja) 1993-11-12 1998-11-18 デイエツクスアンテナ株式会社 回転中継器
JP2005269609A (ja) 2004-02-17 2005-09-29 Matsushita Electric Works Ltd アンテナユニット
US20100116925A1 (en) 2006-02-16 2010-05-13 Tuvia Segal Stabilization for flight platforms
US20130194140A1 (en) 2012-01-30 2013-08-01 Eurocopter Communication device, an aircraft rotor, and an aircraft
JP2015144426A (ja) 2014-01-24 2015-08-06 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド デュアルバンド同軸アンテナフィードのためのマッチング及びパターン制御
US20160322695A1 (en) 2015-04-30 2016-11-03 Motorola Solutions, Inc Rotary control with integrated antenna

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020045087A (ja) 2020-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7352929B2 (en) Rotary joint for data and power transfer
JP7245728B2 (ja) 無人機用回転翼支持装置
US5866967A (en) Slip ring mechanism of non-sliding type
US10050490B1 (en) Bearing with electric insulators and thermal conductor
WO2017166811A1 (zh) 电机以及具有该电机的动力装置、无人飞行器
EP2874229A1 (en) Ultra-compact low-cost microwave rotary joint
JP2018152334A (ja) ロータリコネクタおよびこれを用いた無人機用回転翼支持装置
RU95106359A (ru) Соосный подузел трансмиссия/центральная втулка узла несущих винтов беспилотного воздушного летательного аппарата
JP7028988B2 (ja) 回転装置及び回転レーダ装置
US10270970B2 (en) Imaging device including main-body-side loop antenna, tilt-side loop antenna and relay loop antenna
WO2016010145A1 (ja) 電力供給システム
EP1093201B1 (en) Cable reel and electromagnetic wave communication device equipped with such a reel
US8957816B2 (en) Communication device, an aircraft rotor, and an aircraft
WO2018164241A1 (ja) ロータリコネクタおよびこれを用いた無人機用回転翼支持装置
JP6730704B2 (ja) 回転翼飛行体、及び給電システム
EP2041844A2 (en) Electrically conductive dynamic environmental seal
EP2222000A1 (en) Non-contacting signal transfer for rotating interface
CN106207629B (zh) 一种浮动式防转动毫米波转接器
CN112682490B (zh) 一种适用于低轮廓通信终端的堆叠式传动装置
CN114336201A (zh) 一种隔离信号干扰的套装滑环
CN114583419A (zh) 电容式同轴射频旋转关节
CN110832887B (zh) 内部通信链路系统和无人飞行器
US4608874A (en) Gyroscope apparatus rotating casing for a rotor
CN112728340A (zh) 一种用于多系统共轴集成设计的两轴空心转台
KR102362583B1 (ko) 슬립링 조립체

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20210106

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20210319

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220526

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7245728

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150