JP7244935B2 - 輻射パネル - Google Patents

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Description

この発明は、建築物の空調対象領域に取り付けられ、空調を行う輻射パネルに関する。
従来、熱媒管に熱媒を流通させることで放射部材を介して、輻射熱により空調対象領域を空調する空調システムがある。例えば特許文献1の空調システムは、放射部材が長手方向に延在する底板部と側板部とを有して上方が解放された長尺形材であり、熱媒管が、放射部材の底板部の上面に載置されている。放射部材は、空調空間の上方側に取り付けられ、熱媒管が、天井裏空間に露出する。放射部材は、空調対象域と、天井裏空間とを連通させる隙間を開けた状態で、複数配置されている。これにより、放射と自然対流とを併用した空調の効率化を図るものである。
また、多数の熱媒管を整列して保持することができる輻射パネルがある。特許文献2に開示されている輻射パネルは、一対のメインパイプ間を複数の熱媒管である熱交換パイプで接続したパイプマットと、このパイプマットを設置する金属製のパネル本体と、このパネル本体のパネルマットセット側に設けた防火カバーとを備えている。パネル本体の一方の面に複数のリブを平行に設け、このリブとリブとの間を整列溝とし熱交換パイプをはめ込むとともに、このはめ込んだ熱交換パイプの上から防火カバーを被せている。これによれば、施工が簡単で、多数の熱媒管を整列して保持することができ、パネル本体を厚くしなくても強度を確保することもできる。部材数が少なく、構造が簡単で、トータルコストが安価である。また、廃棄時の分解、分別が容易である。
さらに、輻射パネルの熱効率を高めて効率的な輻射を実現することができる輻射パネルがある。特許文献3に開示されている輻射パネルは、パネル本体と、パネル本体の裏面側に配置される管状部材から成る。管状部材は、供給側メインパイプと、戻り側メインパイプが設けられ、供給側メインパイプと戻り側メインパイプの間に、複数の熱交換パイプが接続されている。パネル本体の裏面には平坦な第1の熱伝導シートが接着され、第1の熱伝導シートの上には、谷部と山部が交互に形成された第2の熱伝導シートが接着されている。そして、第2の熱伝導シートの谷部に、管状部材の熱交換パイプが位置するように配置されている。これによれば、熱交換パイプと第2の熱伝導シートとの接触面積が多く熱交換パイプからの熱が第2の熱伝導シートに伝わりやすく、また、第1の熱伝導シートとパネル本体は接着しており第2の熱伝導シートに伝わった熱が第1の熱伝導シートを介してパネル本体に伝わりやすく、冷却・加熱効果が高い。また、パネル重量が軽い。
特開2019-117023号公報 特開2003-4241号公報 特開2016-200297号公報
上記背景技術の場合、特許文献1の空調システムは、多数の熱媒管を効率よく設置することは考えられていない。特許文献2の輻射パネルは、構造は簡単であるが、パネル本体と熱交換パイプの伝熱接触面が少ないため、冷暖房の熱効率が低い。特許文献3の輻射パネルは、管状部材と、第1の熱伝導シート、第2の熱伝導シート、パネル本体が重ねられているため、部材数が多く、構造が複雑である。しかも、組立に工程数が多く、かつ接着剤を使用するため乾燥・養生時間が必要となる。接着剤を使用するため、パネル本体の裏面の処理に制約が発生し、分解、分別が難しい。熱伝導シートの部材単価が高く、トータルコストが高価となると言う問題がある。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、構造がシンプルで、簡単に組み立てることができ、冷暖房の熱効率が高い輻射パネルを提供することを目的とする。
本発明は、互いに連結された複数のパネル部材から成る天井パネルと、前記天井パネルの一方の面である裏面に取り付けられた毛細管マットが設けられた輻射パネルである。前記パネル部材は、一方向に長い矩形の板体であり、長手方向に沿う側縁部同士を互いに連結させて平行に一列に並べて一枚の天井パネルとなる。そして、長手方向に沿って前記毛細管マットに設けられた熱交換パイプを収容する収容溝が設けられている。前記複数のパネル部材は、前記パネル部材の長手方向に交差して取り付けられた長尺部材である固定金具により、前記側縁部同士の連結が保持されている。前記パネル部材の、長手方向に沿う一方の側縁部には、前記裏面から突出する連結突起が設けられ、他方の側縁部には前記連結突起を収容する空間を有し前記連結突起を係合する係止突起が設けられ、前記固定金具は、前記パネル部材の前記係止突起が前記連結突起を前記空間に収容した状態で差し込まれて固定される係止凹部を備え、前記固定金具により、前記側縁部同士を連結し前記パネル部材同士を保持する。なお、前記輻射パネルを室内の天井等に施工した時に、前記毛細管マットが設けられた裏面は、天井裏側に位置し、反対側の表面は室内側に位置し赤外線を放射又は吸収して室内を輻射空調する輻射面となる。
前記固定金具は、長手方向に交差する断面形状が一定でコの字形であり、互いに平行な一対の側面と、前記一対の側面の間に位置する天面から成り、前記側面の、前記天面とは反対側縁部に前記係止凹部が設けられている。なお、前記係止凹部は、前記一対の側面の、前記裏面に当接する前記側縁部の、互いに対向する位置に各々設けられている。
前記パネル部材は、前記表面側に突出する凸条が長手方向に沿って複数が等間隔に形成され、前記凸条の内側には、前記収容溝が前記裏面に開口して形成され、前記収容溝は、前記熱交換パイプの直径とほぼ同じ内径であり、底部は円筒状になり、円筒の前記熱交換パイプの外周面に密着する形状であり、前記熱交換パイプが前記収容溝に収容された状態で、前記パネル部材の前記裏面に前記固定金具が取り付けられる。
又は前記パネル部材は、前記裏面側に突出する凹条が長手方向に沿って複数が等間隔に形成され、前記凹条の内側には、前記収容溝が前記裏面に開口して形成され、前記収容溝は、前記熱交換パイプの直径とほぼ同じ内径であり、底部は円筒状になり、円筒の前記熱交換パイプの外周面に密着する形状であり、前記熱交換パイプが前記収容溝に収容された状態で、前記パネル部材の前記裏面に前記固定金具が取り付けられるものでも良い。
前記連結突起は、前記パネル部材の前記側縁部に沿って一定の形状であり、前記側縁部に対して直角な断面形状は、前記裏面から立ち上がる連結突起立上り部と、前記連結突起立上り部の先端に連続し前記側縁部から離れて前記パネル部材の中央側に突出する係止凸部からなる形状である。
前記係止突起は、前記パネル部材の前記側縁部に沿って一定の形状であり、前記側縁部に対して直角な断面形状は、前記裏面から立ち上がり前記連結突起よりも少し長い係止突起立上り部と、前記係止突起立上り部の先端に連続し前記側縁部の外側へ突出する突出部と、前記係止突起立上り部に対して平行で前記裏面側に折れ曲がる戻り部と、前記係止突起立上り部に向かって折れ曲がる重ね部が順に設けられている。前記重ね部の先端と、前記係止突起立上り部の側面との間には、前記複数のパネル部材が互いに連結された時に隣接する前記パネル部材の前記連結突起が通過可能な隙間が設けられている。前記複数のパネル部材が互いに連結された時に前記連結突起が収容され係合される前記空間は、前記係止突起立上り部と前記突出部、前記戻り部、前記重ね部で囲まれて形成されている
前記係止突起には、外側に突出する爪部が設けられ、前記固定金具の前記係止凹部には内側に突出する爪部が設けられ、前記一対の爪部は、前記係止突起が前記係止凹部に係合された時に対面して抜けを防ぐ。
前記固定金具には、落下防止ワイヤーが取り付けられる透孔が設けられている。また、前記パネル部材は、アルミニウム押出形材である。
本発明の輻射パネルは、構造がシンプルで、簡単に組み立てることができ、冷暖房の熱効率が高いものである。さらに、露出した面もきれいであり、天井や壁面に施工した状態で良好な外観を呈する。
この発明の第一実施形態の輻射パネルの平面図(a)と平面図(a)のA-A線部分拡大縦断面図である。 第一実施形態の輻射パネルの左側面図である。 第一実施形態の輻射パネルの拡大正面図である。 第一実施形態の輻射パネルの斜視図である。 第一実施形態の輻射パネルの使用状態を示す部分拡大正面図である。 第一実施形態の輻射パネルの固定金具を示す部分拡大側面図である。 この発明の第二実施形態の輻射パネルの固定金具を示す部分拡大側面図である。 第二実施形態の輻射パネルの固定金具と係止突起及び連結突起の部分拡大側面図である。 この発明の第三実施形態の輻射パネルの固定金具を示す部分拡大側面図である。 第三実施形態の輻射パネルの固定金具と係止突起及び連結突起の部分拡大側面図である。 この発明の第四実施形態の輻射パネルの固定金具を示す部分拡大側面図である。 第四実施形態の輻射パネルの固定金具と係止突起及び連結突起の部分拡大側面図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1~図6はこの発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の輻射パネル10は、互いに連結された複数枚のパネル部材12から成る天井パネル14と、天井パネル14の一方の面である裏面12bに取り付けられた毛細管マット16が設けられている。パネル部材12は、後述する固定金具18により連結を保持されている。
先ず、パネル部材12について説明する。パネル部材12は、一方向に長い矩形の板体であり、隣接する同形状のパネル部材12の、長手方向に沿う側縁部12cと側縁部12dを、互いに連結させて、平行に一列に並べて天井パネル14となる。ここでは6枚のパネル部材12が連結されて一枚の大きな天井パネル14となる。なお、天井パネル14は、一方向に長い長方形であり、連結されたパネル部材12の長手方向に交差する辺14aが短い。パネル部材12は、長手方向に断面形状が一定の、アルミニウム押出形材のパネルである。また、輻射パネル10を天井等に施工した状態で、パネル部材12の室内側に面する表面12aが、赤外線を放射又は吸収して室内を輻射冷暖房により空調する輻射面となる。
パネル部材12には、長手方向に対して平行に、複数の凸条20が互いに等間隔に設けられている。凸条20は、パネル部材12の表面12a側に突出して形成され、凸条20の内側には、表面12aとは反対側の裏面12bで長手方向に連通した収容溝22が設けられている。収容溝22は、後述する毛細管マット16の熱交換パイプ34を収容する空間であり、熱交換パイプ34の外径とほぼ同じ深さであり、底部は円筒状に形成され、断面が円筒形である熱交換パイプ34の、外周面に密着する形状である。ここでは、1つのパネル部材12に、10本の収容溝22が設けられている。
パネル部材12の、長手方向に沿う一方の側縁部12cには、裏面12b側に直角に折れて形成され連結突起24が設けられ、他方の側縁部12dには、同様に裏面12b側に直角に折れて形成され、連結突起24を収容する空間26eを有する係止突起26が設けられている。そして、隣接する一対のパネル部材12の、連結突起24と係止突起26が係合することにより、一対のパネル部材12が連結される。
連結突起24は、側縁部12cに沿って一定の形状であり、側縁部12cに対して直角な断面形状は、パネル部材12を形成する板本体を直角に折り曲げたように裏面12bから立ち上がる連結突起立上り部24aと、連結突起立上り部24aの先端に連続し側縁部12cから離れてパネル部材12の中央側に突出する係止凸部24bからなるL字形の形状である。
係止突起26は、側縁部12dに沿って一定の形状であり、側縁部12dに対して直角な断面形状は、パネル部材12を形成する板本体を直角に折り曲げたように裏面12bから立ち上がり連結突起24の連結突起立上り部24aよりも少し長い係止突起立上り部26aと、係止突起立上り部26aの先端に連続し側縁部12dの外側へパネル部材12の表面12aと平行に突出する突出部26bと、係止突起立上り部26aに対して平行で裏面12b側に折れ曲がる戻り部26cと、係止突起立上り部26aに向かって裏面12bに対して略平行に折れ曲がる重ね部26dが順に設けられコの字形の形状である。重ね部26dの先端と、係止突起立上り部26aの側面との間には、隣接するパネル部材12の連結突起24が通過可能な隙間が設けられている。
係止突起26は、一対のパネル部材12が連結される時に、コの字形の内側の空間26eに、隣接するパネル部材12の連結突起24が収容され係止される。係止突起26の内側の空間26eに、連結突起24が収容された状態で、突出部26bは連結突起24の係止凸部24bを覆い、重ね部26dは、連結突起24の係止凸部24bの、裏面12bに面した面に重なり、連結突起24が係止突起26の内側の空間26eから抜けることがない。係止突起26の、係止突起立上り部26aと戻り部26cには、後述する固定金具18の係止凹部36に形成された係止凹部爪部38に対面して抜けを防ぐ係止突起爪部28が各々2つ設けられている。係止突起爪部28は、外側へ突出する三角形状の凸状であり、裏面12b側の面は裏面12bに対して平行であり、突出部26b側の面は、外側に突出するにつれて裏面12bに近づくように傾斜している。
次に、毛細管マット16について説明する。毛細管マット16は、水などの熱媒体の供給側又は戻り側に配置される一対の互いに平行なメインパイプ30が設けられ、一対のメインパイプ30の、互いに対面しない端部には、熱媒体が流入するかまたは流出するコネクタ32が取り付けられている。一対のメインパイプ30の間には、メインパイプ30よりも細い複数の熱交換パイプ34が連通して設けられている。熱交換パイプ34は断面が円筒形であり、挿通方向はメインパイプ30に対して直角であり、外径は、パネル部材12の収容溝22に嵌合されるものである。毛細管マット16は、6枚のパネル部材12が連結された天井パネル14より少し小さい矩形であり、一対のメインパイプ30は、天井パネル14の短い辺14aの近傍に、辺14aに対して平行に位置するものである。熱交換パイプ34のピッチは、パネル部材12の収容溝22のピッチとほぼ同じである。毛細管マット16は、天井パネル14の裏面12b側に設置されるものであり、熱交換パイプ34の両端部は、一対のメインパイプ30が裏面12bに重ねられた時に、収容溝22に差し込まれるように斜め下方に向くようにメインパイプ30に接続されている。これにより、熱交換パイプ34とパネル部材12との接触面積が増え、熱交換パイプ34の熱をパネル部材12に伝えやすくなる。
毛細管マット16は、例えば熱可塑性樹脂から成り、一対のメインパイプ30と複数本の熱交換パイプ34をそれぞれ押出成形し、複数本の熱交換パイプ34の両端を一対のメインパイプ30の側面の取付孔に溶着して組み立てられる。または、成形等により一体的に形成してもよい。
一方のメインパイプ30のコネクタ32には、図示しない熱交換ユニットから供給配管が接続される。他方のメインパイプ30のコネクタ32には、図示しない熱交換ユニットから戻り配管が接続される。
次に、固定金具18について説明する。固定金具18は、鋼板製で一方向に長い長尺形材であり、長手方向の長さは、天井パネル14の短い辺14aとほぼ同じ長さであり、天井パネル14の辺14aに対して平行に取り付けられる。固定金具18の、長手方向に交差する断面形状は一定でコの字形であり、互いに平行な一対の側面18aと、一対の側面18aの間に位置する天面18bから成る。側面18aの、天面18bとは反対側の側縁部18cには、パネル部材12の係止突起26が差し込まれて固定される係止凹部36が設けられている。
係止凹部36の形状は、変形した矩形状であり、側縁部18cからの深さは、パネル部材12の係止突起26の突出長さより少し深い。深さ方向に沿う一対の側縁部には、係止突起26の係止突起爪部28に係止する係止凹部爪部38が設けられている。係止凹部爪部38は、係止凹部36の内側へ向かって突出する三角形状の突起であり、側縁部18c側の側縁部は係止凹部36の内側に向かうにつれて側縁部18cから離れるように傾斜し、側縁部18cとは反対側の側縁部は側縁部18cに対して平行である。係止凹部36の、係止凹部爪部38と側縁部18cの間の部分は、側縁部18cに近づくにつれて幅が広がり、係止突起26を差し込みやすくなっている。
係止凹部爪部38の位置は、固定金具18の側面18aの側縁部18cが、パネル部材12の裏面12bに当接した時に、パネル部材12の係止突起爪部28に組み合わされて係止される位置である。係止凹部36は、一対の側面18aの同じ位置に各々設けられ、固定金具18の長手方向の5か所に設けられている。係止凹部36の、固定金具18の長手方向の間隔は、パネル部材12の側縁部12cと側縁部12dの間隔、つまりパネル部材12の幅に等しい。天井パネル14は6枚のパネル部材12が長手方向を互いに平行にして連結したものであり、固定金具18は、パネル部材12の長手方向に交差して取り付けられるものであり、6枚のパネル部材12の連結部分に対向する5か所に係止凹部36が設けられている。
固定金具18の、長手方向の端部は、一対の側面18aよりも天面18bが、少し短くなり、天面18bの端部よりも一対の側面18aの端部が突出している。一対の側面18aの、天面18bの端部に連続する部分は矩形の切欠き部40が設けられ、切欠き部40の近傍には、透孔42が各側面18aに1つずつ設けられている。切欠き部40が設けられた両端部の一方の端面40aには、係止突起26の係止突起爪部28に係合する爪部38aが設けられ、他方の端面40bには、連結突起24の係止凸部24bに係合する爪部38bが設けられている。
次に、輻射パネル10の組立方法について説明する。先ず、6枚のパネル部材12を、長手方向を互いに平行にし、側縁部12cの連結突起24を、隣接するパネル部材12の側縁部12dの係止突起26の内側の空間26eに差し込み、軽く係合させて、6枚のパネル部材12をそれぞれ連結し、一枚の天井パネル14を作る。次に、天井パネル14の裏面12bに、毛細管マット16をセットする。毛細管マット16は、一対のメインパイプ30を、天井パネル14の一対の短い辺14aに沿って辺14aの近傍に各々置き、熱交換パイプ34を、パネル部材12の収容溝22に差し込む。そして、固定金具18を、パネル部材12の裏面12bに固定する。この時、固定金具18は、長手方向を天井パネル14の辺14aに対して平行にし、側面18aの側縁部18cを裏面12bに当接する。
固定金具18の係止凹部36を、連結突起24と係止突起26に嵌合させる際、先ず側面18aの係止凹部36を、一対のパネル部材12の連結した連結突起24と係止突起26に対向させる。そして、固定金具18の天面18bを叩いて力を加え、固定金具18の係止凹部36に、連結した連結突起24と係止突起26を差し込む。力が弱いと係止突起26の係止突起爪部28が係止凹部36の係止凹部爪部38に当接して入らないが、叩くようにして強い力を加えることで、当接箇所が弾性変形して通過する。通過後、係止凹部36の収容空間で弾性変形が復元すると、係止突起爪部28と係止凹部爪部38が噛み合い、抜けないように固定される。これにより、一対のパネル部材12の連結突起24と係止突起26も解除不可となり、一対のパネル部材12が確実に連結される。これを繰り返し、6枚のパネル部材12を連結する。固定金具18は、天井パネル14の長手方向に等間隔に3つ取り付け、天井パネル14を組み立て、毛細管マット16を取り付けて輻射パネル10となる。なお、組み立て工程の順番は、上記以外でも良い。
組み立てた輻射パネル10は、図5に示すように、Tバー44に載置して室内の天井に取り付ける。Tバー44は、断面がT字形の長尺部材であり、天井に固定される板部44aと、板部44aの下端部に連続し板部44aの両側へ直角に突出する一対のフランジ部44bから成る。Tバー44は、輻射パネル10の取り付け位置の、4つの辺に一致し、輻射パネル10の辺に対して平行となるように、天井に縦横に取り付けられている。
施工は、輻射パネル10の周縁部を、Tバー44のフランジ部44bの上面に載せて、輻射パネル10を設置する。この時、表面12aが、室内側に面し、毛細管マット16と固定金具18は、天井側に位置する。固定金具18の透孔42にフック46が取り付けられ、フック46は、落下防止ワイヤー48に連結され、取り付けが完了する。輻射パネル10は、Tバー44のフランジ部44bに載っているだけであり、強い振動で落下する恐れがあるが、落下防止ワイヤー48はこれを防ぐものである。また、落下防止ワイヤー48は、輻射パネル10のメンテナンスや交換時も、輻射パネル10を吊り下げた状態で作業を行う場合に利用される。
次に、輻射パネル10の作用について説明する。図示しない熱交換ユニットから、温度等が制御された水等の熱媒体を、供給側配管を介して一方のコネクタ32に供給すると、熱媒体はメインパイプ30から熱交換パイプ34に分岐し、さらに熱交換パイプ34を循環して他方のメインパイプ30で合流し、他方のコネクタ32から戻り側配管を介して熱交換ユニットに戻る。熱媒体が熱交換パイプ34を通過する間にパネル部材12との間で熱交換が行われる。これにより、熱媒体の熱が熱交換パイプ34からパネル部材12の収容溝22に伝わり、さらにパネル部材12全体に伝わり、パネル部材12の表面12aが輻射面となって輻射空調が行われる。
この実施形態の輻射パネル10によれば、天井パネル14と毛細管マット16、固定金具18のみで組み立てられ、部材点数が少ないため、製造が容易である。接着剤を使用しないため、乾燥・養生時間が不要で、トータル組立必要時間が短縮できる。また接着剤を使用しないため、廃棄時の素材分別が容易である。パネル部材12は、熱伝導の高いアルミニウムで作られ、毛細管マット16との接触面積が多く熱抵抗が少ないため、冷暖房の熱効率が高い。天井パネル14は、パネル部材12の側縁部12c,12dに、互いに係合する連結突起24又は係止突起26が設けられ、互いに係合して連結されるため、天井パネル14の長手方向の強度が向上する。天井パネル14は、同形状のパネル部材12を組み立てて作るため、数を変えて天井パネル14の大きさを容易に変えることができる。固定金具18には透孔42があり、落下防止ワイヤー48を取り付けることができ、地震等で振動を受けても落下せず安全である。パネル部材12は押出品のため、トータルコストが安価である。さらに、露出した表面12aもきれいであり、天井や壁面に施工した状態で良好な外観を呈する。
次に、この発明の輻射パネルの第二実施形態について、図7、図8に基づいて説明する。ここで、上記輻射パネル10と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。第二実施形態の輻射パネル50は、互いに連結された複数枚のパネル部材52から成る天井パネル54と、天井パネル54の一方の面である裏面52bに取り付けられた毛細管マット16を有している。パネル部材52は、上記実施形態と同様に固定金具18により連結を保持されている。
パネル部材52は、上記実施形態と同様に一方向に長い矩形の板体であり、隣接する同形状のパネル部材52の、長手方向に沿う側縁部52cと側縁部52dを、互いに連結させて、平行に一列に並べて天井パネル54となる。ここでは6枚のパネル部材52が連結されて一枚の大きな天井パネル54となる。なお、天井パネル54は、上記実施形態と同様に、一方向に長い長方形であり、連結されたパネル部材52の長手方向に交差する辺が短い。パネル部材52は、長手方向に断面形状が一定の、アルミニウム押出形材のパネルである。また、輻射パネル50を天井等に施工した状態で、パネル部材52の室内側に面する表面52aが、赤外線を放射又は吸収して室内を輻射冷暖房により空調する輻射面となる。
パネル部材52は、表面52aは平坦な平面で、裏面52bには、図面において上方に突出して形成された凹条56が形成されている。凹条56の内側には、表面52aとは反対側の裏面52bで長手方向に連通した収容溝58が設けられている。収容溝58は、毛細管マット16の熱交換パイプ34を収容する空間であり、熱交換パイプ34の外径とほぼ同じ深さであり、底部は円筒状に形成され、断面が円筒形である熱交換パイプ34の、外周面に密着する形状である。ここでは、1つのパネル部材52に、10本の収容溝58が設けられている。
パネル部材52の、長手方向に沿う一方の側縁部52cには、裏面52b側に直角に折れて形成され、上記実施形態と同様の連結突起24が設けられ、他方の側縁部52dには、同様に裏面52b側に直角に折れて形成され、連結突起24を収容する空間26eを有する係止突起26が設けられている。そして、隣接する一対のパネル部材52の、連結突起24と係止突起26が係合することにより、一対のパネル部材52が連結される。
この実施形態の輻射パネル50に用いられる毛細管マット16も上記実施形態のもの同様であり、水などの熱媒体の供給側又は戻り側に配置される一対の互いに平行なメインパイプが設けられ、一対のメインパイプの、互いに対面しない端部には、熱媒体が流入するかまたは流出するコネクタが取り付けられている。一対のメインパイプの間には、メインパイプよりも細い複数の熱交換パイプ34が連通して設けられている。熱交換パイプ34は断面が円筒形で、パネル部材52の収容溝58に嵌合されるものである。
この実施形態の輻射パネル50を取り付ける固定金具18は、上記実施形態と同様の構成であり、鋼板製で一方向に長い長尺形材であり、長手方向の長さは、天井パネル54の短い辺とほぼ同じ長さであり、天井パネル54の一辺に対して平行に取り付けられる。固定金具18の、長手方向に交差する断面形状は一定でコの字形であり、互いに平行な一対の側面18aと、一対の側面18aの間に位置する天面18bから成る。側面18aの、天面18bとは反対側の側縁部18cには、パネル部材52の係止突起26が差し込まれて固定される係止凹部36が設けられている。
組み立てた輻射パネル50は、上記実施形態と同様に、Tバーに載置して室内の天井に取り付ける。施工も、上記実施形態と同様に、輻射パネル50の周縁部を、Tバーのフランジ部の上面に載せて、輻射パネル50を設置する。
輻射パネル50による冷暖房機能は、上記実施形態と同様であり、熱媒体の熱が熱交換パイプ34からパネル部材52の収容溝58に熱が伝わり、さらにパネル部材52全体に伝わって、パネル部材52の表面52aが輻射面となって輻射空調が行われる。
この実施形態の輻射パネル50によれば、上記実施形態と同様の効果が得られ、さらに、輻射パネル50のパネル部材52の表面52aが平坦な平面であり、表面52aに模様等の装飾を施しやすい。
次に、この発明の輻射パネルの第三実施形態について、図9、図10に基づいて説明する。ここで、上記輻射パネル10と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。第三実施形態の輻射パネル60は、互いに連結された複数枚のパネル部材62から成る天井パネル64と、天井パネル64の一方の面である裏面62bに取り付けられた後述する伝熱ホース68が設けられている。パネル部材62は、上記実施形態と同様に固定金具18により連結を保持されている。
パネル部材62は、上記実施形態と同様に一方向に長い矩形の板体であり、隣接する同形状のパネル部材62の、長手方向に沿う側縁部62cと側縁部62dを、互いに連結させて、平行に一列に並べて天井パネル64となる。ここでは6枚のパネル部材62が連結されて一枚の大きな天井パネル64となる。なお、天井パネル64は、上記実施形態と同様に、一方向に長い長方形であり、連結されたパネル部材62の長手方向に交差する辺が短い。パネル部材62は、長手方向に断面形状が一定の、アルミニウム押出形材のパネルである。また、輻射パネル60を天井等に施工した状態で、パネル部材62の室内側に面する表面62aが、赤外線を放射又は吸収して室内を輻射冷暖房により空調する輻射面となる。
パネル部材62には、長手方向に対して平行に、複数の凸条70が互いに等間隔に設けられている。凸条70は、パネル部材62の表面62a側に突出して形成され、凸条70の内側には、表面62aとは反対側の裏面62bで長手方向に連通した収容溝66が設けられている。収容溝66の円弧状内面の両端縁部には、収容溝66の内面から連続し同じ曲率で、パネル部材62の裏面62bから突出した凸縁部66aを備えている。凸条70の内側の収容溝66及び凸縁部66aは、熱交換パイプである後述する伝熱ホース68が蛇行して嵌合され熱交換が行われる部分であり、伝熱ホース68の外径とほぼ同じ内径の半円形の溝である。ここでは、3本の収容溝66毎に伝熱ホース68が蛇行して嵌合している。
パネル部材62の、長手方向に沿う一方の側縁部62cには、裏面62b側に直角に折れて形成された上記実施形態と同様の、連結突起24が設けられ、他方の側縁部62dには、同様に裏面62b側に直角に折れて形成され、連結突起24を収容する空間26eを有する係止突起26が設けられている。そして、隣接する一対のパネル部材62の、連結突起24と係止突起26が係合することにより、一対のパネル部材62が連結される。
この実施形態の輻射パネル60に用いられる熱交換パイプである伝熱ホース68は、1本のホースの一端部から温水や冷水等の熱媒体が流入し、収容溝66に蛇行して嵌合したパネル部材62との間で熱交換して、他端部から流出するものである。各伝熱ホース68は直列につながれていても良く、一定本数ずつ並列に接続して、熱媒体を流しても良い。
この実施形態の輻射パネル60を取り付ける固定金具18は、上記実施形態と同様の構成であり、鋼板製で一方向に長い長尺形材であり、長手方向の長さは、天井パネル64の短い辺とほぼ同じ長さであり、天井パネル64の一辺に対して平行に取り付けられる。固定金具18の、長手方向に交差する断面形状は一定でコの字形であり、互いに平行な一対の側面18aと、一対の側面18aの間に位置する天面18bから成る。側面18aの、天面18bとは反対側の側縁部18cには、パネル部材62の係止突起26が差し込まれて固定される係止凹部36が設けられている。さらに、固定金具18の側縁部18cには、伝熱ホース68と対面する部分に切り欠き72が設けられている。切り欠き72は、伝熱ホース68と収容溝66の凸縁部66aを干渉せずに囲むように形成されている。
組み立てた輻射パネル60は、上記実施形態と同様に、Tバーに載置して室内の天井に取り付ける。施工も、上記実施形態と同様に、輻射パネル60の周縁部を、Tバーのフランジ部の上面に載せて、輻射パネル60を設置する。
輻射パネル60による冷暖房機能は、上記実施形態と同様であり、熱媒体の熱が伝熱ホース68からパネル部材62の収容溝66に熱が伝わり、さらにパネル部材62全体に伝わって、パネル部材62の表面62aが輻射面となって輻射空調が行われる。
この実施形態の輻射パネル60によれば、上記実施形態と同様の効果が得られ、さらに、熱交換を行う部材として、毛細管マットの代わりに伝熱ホース68を用いているので、構造が簡単であり、施工も比較的容易である。
次に、この発明の輻射パネルの第四実施形態について、図11、図12に基づいて説明する。ここで、上記輻射パネル10と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。第四実施形態の輻射パネル74は、互いに連結された複数枚のパネル部材76から成る天井パネル78と、天井パネル78の一方の面である裏面に取り付けられた熱交換パイプである伝熱ホース68を有している。パネル部材76は、上記実施形態と同様に固定金具18により連結を保持されている。
パネル部材76は、上記実施形態と同様に一方向に長い矩形の板体であり、隣接する同形状のパネル部材76の、長手方向に沿う側縁部76cと側縁部76dを、互いに連結させて、平行に一列に並べて天井パネル78となる。ここでは6枚のパネル部材76が連結されて一枚の大きな天井パネル78となる。なお、天井パネル78は、上記実施形態と同様に、一方向に長い長方形であり、連結されたパネル部材76の長手方向に交差する辺が短い。パネル部材76は、長手方向に断面形状が一定の、アルミニウム押出形材のパネルである。また、輻射パネル74を天井等に施工した状態で、パネル部材76の室内側に面する表面76aが、赤外線を放射又は吸収して室内を輻射冷暖房により空調する輻射面となる。
パネル部材76は、表面76aが平坦な平面で、裏面76bには図面において上方に突出して形成された凹条80が形成されている。凹条80の内側は、表面76aとは反対側の裏面76bで長手方向に連通した収容溝82を形成している。収容溝82は、伝熱ホース68が蛇行して取り付けられ熱交換が行われる部分であり、伝熱ホース68の外径とほぼ同じ内径の半円形の溝である。ここでは、3本の収容溝82毎に伝熱ホース68が蛇行して嵌合している。パネル部材76の裏面76bには、一定間隔で長手方向にリブ84が形成されている。
パネル部材76の、長手方向に沿う一方の側縁部76cには、裏面76b側に直角に折れて形成され、上記実施形態と同様の連結突起24が設けられ、他方の側縁部76dには、同様に裏面76b側に直角に折れて形成され、連結突起24を収容する空間26eを有する係止突起26が設けられている。そして、隣接する一対のパネル部材76の、連結突起24と係止突起26が係合することにより、一対のパネル部材76が連結される。
この実施形態の輻射パネル74に用いられる伝熱ホース68は、1本のホースの一端部から温水や冷水等の熱媒体が流入し、収容溝82に蛇行して嵌合したパネル部材76との間で熱交換して、他端部から流出するものである。各伝熱ホース68は直列につながれていても良く、一定本数ずつ並列に接続して、熱媒体を流しても良い。
この実施形態の輻射パネル74を取り付ける固定金具18は、上記実施形態と同様の構成であり、鋼板製で一方向に長い長尺形材であり、長手方向の長さは、天井パネル78の短い辺とほぼ同じ長さであり、天井パネル78の一辺に対して平行に取り付けられる。固定金具18の、長手方向に交差する断面形状は一定でコの字形であり、互いに平行な一対の側面18aと、一対の側面18aの間に位置する天面18bから成る。側面18aの、天面18bとは反対側の側縁部18cには、パネル部材76の係止突起26が差し込まれて固定される係止凹部36が設けられている。
さらに、固定金具18の側縁部18cには、伝熱ホース68と対面する部分に切り欠き72が設けられている。切り欠き72は、伝熱ホース68と凹条80を干渉せずに囲むように形成されている。
組み立てた輻射パネル74は、上記実施形態と同様に、Tバーに載置して室内の天井に取り付ける。施工も、上記実施形態と同様に、輻射パネル74の周縁部を、Tバーのフランジ部の上面に載せて、輻射パネル74を設置する。
輻射パネル74による冷暖房機能は、上記実施形態と同様であり、熱媒体の熱が伝熱ホース68からパネル部材76の収容溝82に熱が伝わり、さらにパネル部材76全体に伝わって、パネル部材76の表面76aが輻射面となって輻射空調が行われる。
この実施形態の輻射パネル74によれば、上記実施形態と同様の効果が得られ、さらに、熱交換を行う部材として、毛細管マットの代わりに伝熱ホース68を用いているので、構造が簡単であり、施工も比較的容易である。
なお、この発明の輻射パネルは、上記各実施の形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。天井パネルを形成するパネル部材は、凸条や凹条の数が異なる複数のパネル部材を組み合わせても良く、パネル部材の数も適宜変更可能であり、毛細管マットの熱交換パイプの数も適宜変更可能である。輻射パネルの取付方法は、Tバーによるもの以外でも良い。一対のパネル部材を連結する連結突起と係止突起の形状、及び連結突起と係止突起を固定する固定金具の係止凹部の形状は、簡単で確実に固定するものであれば変更可能である。輻射パネルは、オフィスビル、デパート、ホテル、マンション、学校、一般住宅、地下通路、イベント会場、スポーツスタジアム等の色々な施設に使用することができ、天上面、床面、側壁等に利用可能である。
10,50,60,74 輻射パネル
12,52,62,76 パネル部材
12a,52a,62a,76a 表面
12b,52b,62b,76b 裏面
12c,12d,18c 側縁部
14,54,64,78 天井パネル
16 毛細管マット
18 固定金具
18a 側面
18b 天面
20 凸条
22,58,66,82 収容溝
24 連結突起
24a 連結突起立上り部
24b 係止凸部
26 係止突起
26a 係止突起立上り部
26b 突出部
26c 戻り部
26d 重ね部
26e 空間
28 係止突起爪部
34 熱交換パイプ
36 係止凹部
38 係止凹部爪部
42 透孔
48 落下防止ワイヤー

Claims (9)

  1. 互いに連結された複数のパネル部材から成る天井パネルと、前記天井パネルの一方の面である裏面に取り付けられた熱交換パイプが設けられ、
    前記パネル部材は、一方向に長い矩形の板体であり、長手方向に沿う側縁部同士を互いに連結させて平行に一列に並べて一枚の天井パネルとなり、前記パネル部材は、長手方向に沿って前記熱交換パイプを収容する収容溝が設けられ、
    前記複数のパネル部材は、前記パネル部材の長手方向に交差して取り付けられた長尺部材である固定金具を有し、
    前記パネル部材の、長手方向に沿う一方の側縁部には、前記裏面から突出する連結突起が設けられ、他方の側縁部には前記連結突起を収容する空間を有し前記連結突起を係合する係止突起が設けられ、
    前記固定金具は、前記パネル部材の前記係止突起が前記連結突起を前記空間に収容した状態で差し込まれて固定される係止凹部を備え、前記固定金具により、前記側縁部同士連結し前記パネル部材同士を保持することを特徴とする輻射パネル。
  2. 前記固定金具は、長手方向に交差する断面形状が一定でコの字形であり、互いに平行な一対の側面と、前記一対の側面の間に位置する天面から成り、前記側面の、前記天面とは反対側の側縁部に前記係止凹部が設けられている請求項1記載の輻射パネル。
  3. 前記パネル部材は、前記裏面とは反対側の前記表面側に突出する凸条が長手方向に沿って複数が等間隔に形成され、前記凸条の内側には、前記収容溝が前記裏面に開口して形成され、
    前記収容溝は、前記熱交換パイプの直径とほぼ同じ内径であり、底部は円筒状になり、円筒の前記熱交換パイプの外周面に密着する形状であり、
    前記熱交換パイプが前記収容溝に収容された状態で、前記パネル部材の前記裏面に前記固定金具が取り付けられる請求項1又は2記載の輻射パネル。
  4. 前記パネル部材は、前記裏面側に突出する凹条が長手方向に沿って複数が等間隔に形成され、前記凹条の内側には、前記収容溝が前記裏面に開口して形成され、
    前記収容溝は、前記熱交換パイプの直径とほぼ同じ内径であり、底部は円筒状になり、円筒の前記熱交換パイプの外周面に密着する形状であり、
    前記熱交換パイプが前記収容溝に収容された状態で、前記パネル部材の前記裏面に前記固定金具が取り付けられる請求項1又は2記載の輻射パネル。
  5. 前記連結突起は、前記パネル部材の前記側縁部に沿って一定の形状であり、前記側縁部に対して直角な断面形状は、前記裏面から立ち上がる連結突起立上り部と、前記連結突起立上り部の先端に連続し前記側縁部から離れて前記パネル部材の中央側に突出する係止凸部からなる形状である請求項1乃至4のいずれか記載の輻射パネル。
  6. 前記係止突起は、前記パネル部材の前記側縁部に沿って一定の形状であり、前記側縁部に対して直角な断面形状は、前記裏面から立ち上がり前記連結突起よりも少し長い係止突起立上り部と、前記係止突起立上り部の先端に連続し前記側縁部の外側へ突出する突出部と、前記係止突起立上り部に対して平行で前記裏面側に折れ曲がる戻り部と、前記係止突起立上り部に向かって折れ曲がる重ね部が順に設けられ、前記重ね部の先端と、前記係止突起立上り部の側面との間には、前記複数のパネル部材が互いに連結された時に隣接する前記パネル部材の前記連結突起が通過可能な隙間が設けられ、前記複数のパネル部材が互いに連結された時に前記連結突起が収容され係合される前記空間は、前記係止突起立上り部と前記突出部、前記戻り部、前記重ね部で囲まれて形成される請求項1乃至5のいずれか記載の輻射パネル。
  7. 前記係止突起には、外側に突出する係止突起爪部が設けられ、前記固定金具の前記係止凹部には内側に突出する係止凹部爪部が設けられ、前記係止突起爪部と前記係止凹部爪部は、前記係止突起が前記係止凹部に係合された時に対面して抜けを防ぐ請求項1乃至6のいずれか記載の輻射パネル。
  8. 前記固定金具には、落下防止ワイヤーが取り付けられる透孔が設けられている請求項1乃至7のいずれか記載の輻射パネル。
  9. 前記パネル部材は、アルミニウム押出形材である請求項1乃至8のいずれか記載の輻射パネル。
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