JP7243830B2 - 流体制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電体を利用した流体制御装置に関する。
従来、圧電体を利用して、流体を搬送する流体制御装置が、特許文献1に示すように、各種考案されている。
特許文献1に示す流体制御装置は、ポンプ室とバルブ室とを備える。バルブ室は、バルブ天板とバルブ底板とフィルムとを備える。バルブ天板とバルブ底板とには、それぞれに重ならない位置に貫通孔が形成されている。バルブ室は、バルブ底板に設けられた貫通孔によって、ポンプ室に連通する。
フィルムは、バルブ天板とバルブ底板との間に配置される。フィルムには、貫通孔が形成されている。フィルムの貫通孔の位置とバルブ天板の貫通孔とは、重なっている。これにより、ポンプ室(バルブ底板の貫通孔)から流体が流入したときには、流体は、フィルムの貫通孔およびバルブ天板の貫通孔を介して、外部に送出される。一方、バルブ天板の貫通孔から流体が流入した場合には、フィルムがバルブ底板の貫通孔を塞ぐため、流体は、ポンプ室に逆流しない。これにより、特許文献1に示す流体制御装置は、整流機能を実現する。
特開2017-72140号公報
しかしながら、特許文献1に記載の流体制御装置では、バルブ室内において、流体の流路が複数回屈曲する。このため、圧力損失を生じ易く、高い流量特性を得ることが容易ではない。
したがって、本発明の目的は、高い流量特性を得られる流体制御装置を提供することにある。
この発明の流体制御装置は、第1主板、第2主板、側板、および、ポンプ室を備える。第1主板は、第1主面と第2主面とを有する平板である。第2主板は、第3主面と第4主面とを有する平板であり、第3主面が第1主面に対向するように配置される。側板は、第1主板と第2主板とを接続する。ポンプ室は、第1主板、第2主板、および、側板によって囲まれる。
第1主板は、中央部、枠部、支持部、および、第1開口を備える。枠部は、中央部の外周に配置される。支持部は、枠部と中央部とに接続し、中央部を振動可能に支持する。第1開口は、中央部と枠部との間に形成され、ポンプ室と第2主面側の外部とを連通する。第2主板は、ポンプ室と第4主面側の外部とを連通する第2開口を備える。
流体制御装置は、さらに、圧電素子、第1フィルム、および、第2フィルムを有する。圧電素子は、中央部に配置され、中央部を振動させる。第1フィルムは、第1主面に配置され、内端または外端の一方端が固定端となり他方端が可動端となる可動部を有する。第2フィルムは、第3主面に配置され、第1フィルムと同じ側の内端または外端の一方端が固定端となり他方端が可動端となる可動部を有する。第1フィルムと第2フィルムとは、第1開口と第2開口との間に配置されている。
この構成では、第1フィルムと第2フィルムとが流体の流れる方向に応じて変形する。この際、流体が第2開口からポンプ室へ流入するときと、流体がポンプ室から第1開口を通じて流出するときとで、ポンプ室を中央側の空間と外周側の空間との間を遮断(分離)する態様と、これらの間を連通する態様とを切り替えられる。したがって、整流性が得られる。また、この構成の配置によって、遮断する態様のときに、平面視して第1フィルムと第2フィルムとが少なくとも部分的に重なることで、第1フィルムと第2フィルムとの可動量が小さくても、遮断が可能となる。一方、連通状態にあるときに、第1フィルムと第2フィルムとの可動量が小さくても、連通する開口面積を大きくできる。
この発明によれば、高い流量特性を実現できる。
図1は、第1の実施形態に係る流体制御装置の分解斜視図である。 図2(A)は、第1の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図であり、図2(B)は、整流機能を実現する部分の拡大断面図である。 図3(A)、図3(B)は、第1主板の中央部、第1フィルム、および、第2フィルムの挙動を示す側面断面図である。 図4は、本願構成と比較構成との流量特性を示すグラフである。 図5は、第2の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。 図6は、第3の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。 図7(A)、図7(B)は、第4の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。 図8は、第5の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。 図9は、第6の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。 図10は、第7の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。 図11は、第8の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。 図12は、第9の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。 図13(A)、図13(B)、図13(C)、図13(D)、および、図13(E)は、支持部およびその周辺の構造を示す第1主板の平面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る流体制御装置について、図を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る流体制御装置の分解斜視図である。図2(A)は、第1の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。図2(B)は、整流機能を実現する部分の拡大断面図である。図3(A)、図3(B)は、第1主板の中央部、第1フィルム、および、第2フィルムの挙動を示す側面断面図である。なお、以下の各実施形態に示す各図においては、説明を分かり易くするために、それぞれの構成要素の形状を部分的または全体として誇張して記載している。また、図面を読み易くするために、一意的に推定できる構成要素については、部分的に符号を省略している。
(流体制御装置10の構成)
図1、図2(A)、図2(B)に示すように、流体制御装置10は、第1主板20、圧電素子30、第2主板40、側板50、第1フィルム61、第2フィルム62、固定部材71、および、固定部材72を備える。
第1主板20は、平面視した形状が円形の平板である。第1主板20は、円形の第1主面211と第2主面212とを有する。第1主面211と第2主面212とは、互いに対向する。
第1主板20は、中央部21、枠部22、支持部23、および、第1開口230を備える。中央部21は、平面視した形状が円形である。枠部22は、円環形である。枠部22は、中央部21の外周に沿って、中央部21を囲む。
支持部23と第1開口230とは、中央部21の外周端に沿って形成されており、中央部21と枠部22との間に配置される。第1開口230は、第1主板20の第1主面211と第2主面212との間を貫通する溝である。
支持部23は、中央部21の外周端と枠部22の内周端とを接続する。支持部23は、例えば、複数であり、図1の例であれば、中央部21の外周に沿って、90°の角度間隔で配置されている。流体制御装置10では、支持部23は、第1開口230における外周に沿った途中の箇所で溝を分断することによって、実現される。ここで、支持部23の幅、形状を適宜設定することによって、中央部21は、枠部22に対して振動可能になる。言い換えれば、支持部23は、枠部22に対して、中央部21を振動可能に支持する。
なお、中央部21の形状は、円形であることが好ましいが、楕円等の略円形や、多角形にすることも可能である。また、枠部22の外形、すなわち、第1主板20の外形は、円形に限らず、流体制御装置10の外形形状の設計に合わせて、適宜設定することができる。
また、第1主板20は、例えば金属等からなる。第1主板20は、後述の圧電素子30の歪みによって、中央部21がベンディング振動を起こすものであればよい。ベンディング振動とは、図3(A)、図3(B)に示すように、中央部21を側面視して、第1主面211および第2主面212が波状に変位する振動である。
圧電素子30は、円板の圧電体と駆動用の電極とを備える。駆動用の電極は、円板の圧電体における両主面に形成されている。
圧電素子30は、第1主板20における中央部21の第2主面212に配置される。この際、平面視において、圧電素子30の中心と中央部21の中心とは、略一致している。圧電素子30は、駆動用の電極に駆動信号が印加されることで歪む。この歪みによって、上述のように、中央部21は、振動する。
第2主板40は、平面視した形状が円形の平板である。第2主板40は、ベンディング振動が殆ど生じない材料、厚み等からなることが好ましい。第2主板40の外形形状は、第1主板20の外形形状を含む大きさである。第2主板40は、円形の第3主面401と第4主面402とを有する。第3主面401と第4主面402とは、互いに対向する。
第2主板40は、複数の第2開口400を備える。複数の第2開口400は、第主板40の第3主面401と第4主面402との間を貫通する筒状の貫通孔である。複数の第2開口400は、第2主板40の中心を原点とする円周上に配列される。
第2主板40は、第1主板20に対して、互いの主面が平行になるように配置される。この際、第2主板40の第3主面401と第1主板20の第1主面211とは、対向する。また、第2主板40を平面視した中心と、第1主板20の中央部21を平面視した中心とは、略一致している。
なお、第2主板40の外形も、第1主板20と同様に、円形に限らず、流体制御装置10の外形形状の設計に合わせて、適宜設定することができる。
側板50は、環状の柱体である。側板50は、ベンディング振動が殆ど生じない材料、厚み等からなることが好ましい。なお、側板50は、第1主板20または第2主板40と別体でもよく、一体形成されていてもよい。
側板50は、第1主板20と第2主板40との間に配置される。側板50の高さ方向の一方端は、第1主板20における枠部22の第1主面211に接続する。側板50の高さ方向の他方端は、第2主板40の第3主面401に接続する。
この構成によって、流体制御装置10は、第1主板20、第2主板40、および、側板50によって囲まれる空間を備える。この空間が、流体制御装置10のポンプ室100となる。
第1フィルム61および第2フィルム62は、円環形である。第1フィルム61および第2フィルム62は、可撓性を有する材料からなり、外力に応じて湾曲する。第1フィルム61および第2フィルム62の形状は、略同じである。
第1フィルム61および第2フィルム62の内端の直径(内径)は、複数の第2開口400の配列される円の直径よりも大きい。また、第1フィルム61および第2フィルム62の外端の直径(外径)は、中央部21の外周の直径よりも小さい。
固定部材71および固定部材72は、円環形である。固定部材71および固定部材72の形状は、略同じである。固定部材71および固定部材72の内径は、第1フィルム61および第2フィルム62の内径と略同じである。固定部材71および固定部材72の外径は、第1フィルム61および第2フィルム62の外径よりも小さい。
第1フィルム61は、固定部材71を介して、第1主板20の第1主面211に固定される。第1フィルム61は、中央部21に固定される。第1フィルム61の中心は、中央部21の中心に略一致している。
この際、第1フィルム61における内端側の所定面積の部分が、固定部材71を介して、第1主板20に固定される。したがって、第1フィルム61における固定部材71に接続していない外端側の部分は、第1フィルム61の可動部となる。これにより、第1フィルム61の内端は固定端となり、第1フィルム61の外端は可動端となる。
第2フィルム62は、固定部材72を介して、第2主板40の第3主面401に固定される。第2フィルム62の中心は、第2主板40の中心(複数の第2開口400が配列される円の中心)に略一致している。
この際、第2フィルム62における内端側の所定面積の部分が、固定部材72を介して、第2主板40に固定される。したがって、第2フィルム62における固定部材72に接続していない外端側の部分は、第2フィルム62の可動部となる。これにより、第2フィルム62の内端は固定端となり、第2フィルム62の外端は可動端となる。
この構成によって、流体制御装置10は、それぞれに可動部を有する第1フィルム61と第2フィルム62を、ポンプ室100内に備える。
そして、流体制御装置10を平面視して(第1主板20および第2主板40の各主面に直交する方向に視て)、第1フィルム61の配置位置と、第2フィルム62の配置位置とは、略同じである。これにより、流体制御装置10を平面視して、第1フィルム61と第2フィルム62とは、重なっており、第1フィルム61の可動部と第2フィルム62の可動部とは重なっている。すなわち、第1フィルム61の可動部と第2フィルム62の可動部とは、対向して配置される。
また、この構成によって、第1フィルム61および第2フィルム62は、流体制御装置10の平面視において、第1開口230と第2開口400との間に配置される。そして、ポンプ室100は、第1フィルム61および第2フィルム62の設置位置よりも中央側になる第1空間101と、外周側(側板50側)になる第2空間102とに分けられる。第1空間101は、第2開口400に連通する。第2空間102は、第1開口230に連通する。
(整流機能の具体的な説明)
上述の構成において、中央部21が振動すると、概略的には、流体制御装置10は、図3(A)に示す第1態様と、図3(B)に示す第2態様とを繰り返すように挙動する。
1.外部からポンプ室内への流体の流入
図3(A)に示す第1態様では、中央部21のノードN21よりも中央側の部分は、第2主板40から遠ざかるように変位する。一方、中央部21のノードN21よりも外周側の部分は、第2主板40に近づくように変位する。これにより、中央部21の中央側の第1空間101は、流体制御装置10の外部および第2空間102に対して低圧(負圧)になる。
第1空間101が低圧(負圧)になることで、流体は、第2開口400を介して、流体制御装置10の第2主板40側の外部から第1空間101内に流入する。また、流体は、第1開口230および第2空間102を介して、外部から第1空間101内に流入しようとする。
しかしながら、第1フィルム61と第2フィルム62は、内端を固定端として外端側に可動部を有する。これにより、第1空間101が負圧になる場合、図3(A)に示すように、第1フィルム61は、第2主板40側、すなわち、第2フィルム62側に曲がるように変形する。また、第2フィルム62は、第1主板20側、すなわち、第1フィルム61側に曲がるように変形する。そして、図3(A)に示すように、第1フィルム61の可動部と第2フィルム62の可動部とは、外端側から当接する。この結果、第1空間101と第2空間102との間は遮断(分離)される。したがって、流体が第1開口230および第2空間102を介して外部から第1空間101内に流入することは、抑制される。
2.ポンプ室内から外部への流体の吐出
図3(B)に示す第2態様では、中央部21のノードN21よりも中央側の部分は、第2主板40に近づくように変位する。一方、中央部21のノードN21よりも外周側の部分は、第2主板40から遠ざかるように変位する。これにより、中央部21の中央側の第1空間101は、流体制御装置10の外部および第2空間102に対して高圧(正圧)になる。
第1空間101が高圧(正圧)になることで、流体は、第1フィルム61の可動部および第2フィルム62の可動部との間を押し広げるように流れる。これにより、第1フィルム61の可動部は、第1主板20側に曲がるように変形する。また、第2フィルム62の可動部は、第2主板40側に曲がるように変形する。これにより、第1空間101と第2空間102とは、連通する。そして、流体は、第1空間101から第2空間102に流出し、第2空間102から第1開口230を介して、流体制御装置10の第2主面212側の外部に吐出される。
この際、複数の第2開口400の開口面積が、第1フィルム61と第2フィルム62との挟まれる空間の開口面積(側面視した面積)と比較して、小さい、より好ましくは、十分に小さい。これにより、第1空間101内の流体は、第2開口400から外部へ殆ど吐出されない。
このように、流体制御装置10は、流体を一方向に流すことができる。そして、流体制御装置10の構成を用いることによって、整流部(第1フィルム61と第2フィルム62との配置部)において、流体は、屈曲しながら流れないので、高い流量特性を実現できる。
また、上述のように、流体制御装置10は、平面視して互いに重なる位置に配置された第1フィルム61と第2フィルム62とを用いている。これにより、第1フィルム61の可動量と第2フィルム62の可動量とが小さくても、第1空間101と第2空間102との間の遮蔽が可能になる。したがって、流体制御装置10は、遮蔽と連通との遷移を高速に行うことができ、逆流抑制効果も向上する。この結果、流体制御装置10は、より高い流量特性を実現できる。
図4は、本願構成と比較構成との流量特性を示すグラフである。図4において、横軸は圧力であり、縦軸は流量である。また、図4において、実線は本願構成の特性を示し、破線は、比較構成の特性を示す。比較構成は、上述の従来技術の構成である。図4に示すように、本願構成を用いることによって、流量特性は向上する。
また、流体制御装置10では、第1フィルム61および第2フィルム62の可動部が、固定部よりも外周側(側板50側)にある。これにより、整流機能を実現する部分での開口面積を大きくできる。開口面積とは、流体が主として流れる方向に直交する面積であり、第1主面211および第3主面401に直交する円筒形の面の面積である。開口面積が大きいことによって、第1空間101から第2空間102に流体が搬送されるとき(吐出時)の流体のエネルギーは小さくなる。したがって、流体制御装置10は、吐出時のエネルギーの損失を小さくできる。
また、さらに、流体制御装置10では、平面視して第1フィルム61の可動部と第2フィルム62の可動部とが略全面で重なっている。これにより、流体制御装置10は、遮蔽と連通との遷移を、より高速に且つ確実に行うことができる。この結果、流体制御装置10は、より高い流量特性を実現できる。なお、平面視して第1フィルム61の可動部と第2フィルム62の可動部とが少なくとも一部で重なっていれば、流量特性の向上効果は、得られる。
また、流体制御装置10は、中央部21の振動のノードN21よりも外周側に第1フィルム61および第2フィルム62を配置している。これにより、第1空間101と第2空間102とを遮断する態様では、中央部21における第1フィルム61が配置される部分は、第2主板40に近づくように変位している。したがって、第1フィルム61と第2フィルム62とは、当接し易い。一方、第1空間101と第2空間102とを連通する態様では、中央部21における第1フィルム61が配置される部分は、第2主板40から遠ざかるように変位している。したがって、第1フィルム61と第2フィルム62との間隔は広がり、連通する面積は大きくなる。この結果、流体制御装置10は、さらに高い流量特性を実現できる。
また、上述の構成によって、第1フィルム61が変形しても、第1フィルム61の外端は、第1開口230によって形成される中央部21の外端の角部に接触しない。これにより、第1フィルム61の破損は抑制され、流体制御装置10の信頼性は、向上する。
さらに、第1フィルム61の可動部の形状および第2フィルム62の可動部の形状は、次の条件を満たしていると、好ましい。
第1フィルム61の外端である可動端611と、内端側であり、固定部材71に接続する端部である固定端612との間の長さ(距離)を長さL61mとする。固定端612は、第1フィルム61が固定部材71に面で固定される際の可動部側の端部である。また、第2フィルム62の外端である可動端621と、内端側であり、固定部材72に接続する端部である固定端622との間の長さ(距離)を長さL62mとする。固定端622は、第2フィルム62が固定部材72に面で固定される際の可動部側の端部である。長さL61mと長さL62mとは、略同じであり、同じであることが好ましい。
また、第1フィルム61の可動部の形状および第2フィルム62の可動部の形状と、ポンプ室100の高さとは、以下の関係であることが好ましい。
ポンプ室100の高さ、すなわち、第1主板20の第1主面211と第2主板40の第3主面401との距離を、高さH100とする。第1フィルム61の可動部の長さL61mと第2フィルム62の可動部の長さL62mとを加算した長さは、高さH100以上である。これにより、第1フィルム61の可動部と第2フィルム62との可動部は、遮断時に、確実に接続する。この結果、流体制御装置10は、高い流量特性を、より確実に実現できる。
この際、第1フィルム61の可動部の長さL61mと第2フィルム62の可動部の長さL62mとを加算した長さは、高さH100と略同じであることが好ましい。これより、第1フィルム61の可動部および第2フィルム62の可動部の可動量を、遮蔽可能で、より小さいものとできる。したがって、流体制御装置10は、整流制御の各態様を、より高速且つ低損失で、切り替えられる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る流体制御装置について、図を参照して説明する。図5は、第2の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。
図5に示すように、第2の実施形態に係る流体制御装置10Aは、第1の実施形態に係る流体制御装置10に対して、第1主板20Aの中央部21Aの形状において異なる。流体制御装置10Aの他の構成は、流体制御装置10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
第1主板20Aの中央部21Aは、第1部分251と第2部分252とを有する。第2部分252の厚みは、第1部分251の厚みよりも大きい。第2部分252は、第1部分251における第2主面212側から突出する形状によって、厚みの差を実現する。この際、中央部21Aは、振動のノードN21よりも内側の部分の平均厚みが、ノードN21よりも外側の部分の平均厚みよりも大きくなるように、形成される。なお、圧電素子30は、第2部分252に配置されている。
このような構成によって、中央部21Aの振動の波形(中央部21Aの変形形状)を制御できる。より具体的には、振動による中央部21Aの外周付近の変位は、大きくなる。これにより、第1フィルム61の変形は促進され、流体制御装置10Aの整流効率は向上する。この結果、流体制御装置10Aは、さらに高い流量特性を実現できる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る流体制御装置について、図を参照して説明する。図6は、第3の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。
図6に示すように、第3の実施形態に係る流体制御装置10Bは、第2の実施形態に係る流体制御装置10Aに対して、第2主板40Bの構成において異なる。流体制御装置10Bの他の構成は、流体制御装置10Aと同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
第2主板40Bは、凹部411および凹部412を有する。凹部411および凹部412は、第2主板40Bの第3主面401側を開口面として凹む形状である。凹部411によって形成される空間は、円柱形であり、凹部412によって形成される空間は、円環形の柱状である。凹部411は、第1空間101に連通するように形成される。凹部412は、第2空間102に連通するように形成される。
このような構成によって、中央部21Aが振動したときに、第2主板40Bに接触することを抑制できる。これにより、流体制御装置10Bは、耐久性および静音性を向上できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る流体制御装置について、図を参照して説明する。図7(A)、図7(B)は、第4の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。
図7(A)、図7(B)に示すように、第4の実施形態に係る流体制御装置10C1および流体制御装置10C2は、第1の実施形態に係る流体制御装置10に対して、流体制御装置の構成要素とノードN21との位置関係において異なる。流体制御装置10C1および流体制御装置10C2の他の構成は、流体制御装置10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
図7(A)に示すように、流体制御装置10C1では、平面視してノードN21と第2開口400とは重なっている。この構成によって、流体制御装置10C1は、流体の吐出時に、第1空間101内の流体が第2開口400から外部に逆流することを抑制できる。なお、ノードN21と第2開口400とは平面視して重なっていることが好ましいが、平面視して近接していてもよい。
図7(B)に示すように、流体制御装置10C2では、ノードN21と固定部材71とは重なっている。この構成によって、流体制御装置10C2は、中央部21が振動しても、固定部材71には振動のエネルギーが印加されない。したがって、固定部材71と中央部21との接合または接着状態は、劣化し難い。これにより、流体制御装置10C2は、破損し難く、高い信頼性を実現できる。ノードN21と固定部材71とは重なっていることが好ましいが、平面視して近接していてもよい。なお、ノードN21の位置は、ドップラ効果を活用したレーザ変位計等で検出できる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態に係る流体制御装置について、図を参照して説明する。図8は、第5の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。
図8に示すように、第5の実施形態に係る流体制御装置10Dは、第1の実施形態に係る流体制御装置10に対して、第1フィルム61および第2フィルム62の固定態様において異なる。流体制御装置10Dの他の構成は、流体制御装置10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
流体制御装置10Dでは、第1フィルム61は、外端側において固定部材71によって、第1主板20に固定されている。すなわち、流体制御装置10Dでは、第1フィルム61は、外端側が固定端であり、内端側が可動端である。第2フィルム62は、外端側において固定部材72によって、第2主板40に固定されている。すなわち、流体制御装置10Dでは、第2フィルム62は、外端側が固定端であり、内端側が可動端である。
このような構成であっても、流体制御装置10Dは、整流機能を実現でき、高い流量特性を実現できる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態に係る流体制御装置について、図を参照して説明する。図9は、第6の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。
図9に示すように、第6の実施形態に係る流体制御装置10Eは、第1の実施形態に係る流体制御装置10に対して、第1フィルム61と第2フィルム62との位置関係において異なる。流体制御装置10Eの他の構成は、流体制御装置10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
流体制御装置10Eでは、固定部材72の直径は、固定部材71の直径よりも大きい。したがって、固定部材72は、固定部材71よりも側板50に近い。これにより、第2フィルム62は、第1フィルム61よりも側板50に近い。言い換えれば、第2フィルム62は、第1フィルム61よりも、第1主板20および第2主板40の外周に近い。
このような構成の上で、平面視において、第2フィルム62と第1フィルム61とは、部分的に重なっている。
このような構成であっても、流体制御装置10Eは、整流機能を実現でき、高い流量特性を実現できる。なお、この構成では、第1フィルム61の可動部の長さを、第2フィルム62の可動部の長さよりも大きくすることが好ましい。そして、第1フィルム61の可動部が第2フィルム62の可動部の全体に重なるように、第1フィルム61を形成すると、より好ましい。これにより、流体制御装置10Eは、より確実に整流機能を実現でき、より高い流量特性を実現できる。
なお、本実施形態では、第2フィルム62が第1フィルム61よりも側板50側に配置される態様を示した。しかしながら、第1フィルム61が第2フィルム62よりも側板50側に配置される態様であってもよい。この構成の場合、第1フィルム61の変形は、更に促進される。
(第7の実施形態)
第7の実施形態に係る流体制御装置について、図を参照して説明する。図10は、第7の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。
図10に示すように、第7の実施形態に係る流体制御装置10Fは、第1の実施形態に係る流体制御装置10に対して、第1フィルム61と第2フィルム62の配置態様において異なる。流体制御装置10Fの他の構成は、流体制御装置10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
流体制御装置10Fでは、第1フィルム61の可動端および第2フィルム62の可動端は、第1主板20の中央部21の外周端よりも外側(側板50側)に配置される。このような構成であっても、流体制御装置10Fは、整流機能を実現でき、高い流量特性を実現できる。
(第8の実施形態)
第8の実施形態に係る流体制御装置について、図を参照して説明する。図11は、第8の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。図11における上側の図は、流体制御装置の構成を示し、下側の図(波形図)は、第1主板の振動波形の一態様を示している。
図11に示すように、第8の実施形態に係る流体制御装置10Gは、1次振動を利用する第1の実施形態に係る流体制御装置10に対して、2次振動を利用する点で異なる。流体制御装置10Gの他の構成は、流体制御装置10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
流体制御装置10Gでは、第1主板20Gの中央部21Gは2次振動をする。2次振動は、第1主板20G等の流体制御装置10Gを構成する各構成要素の形状や重さ、圧電素子30の駆動条件を調整することによって実現可能である。
このような構成において、第1フィルム61および第2フィルム62は、2次振動の最も外側のノードN21oよりも外側(側板50側)に配置される。
このような構成であっても、流体制御装置10Gは、整流機能を実現でき、高い流量特性を実現できる。
なお、本実施形態では、第1フィルム61および第2フィルム62は、少なくとも可動端が2次振動の最も外側のノードN21oよりも外側になるように、配置されていればよい。
また、本実施形態では、2次振動を例に説明したが、他の次数の振動においても同様の構成を適用でき、振動における最も外側のノードよりも外側に、第1フィルム61の可動および第2フィルム62の可動部が配置されればよい。
(第9の実施形態)
第9の実施形態に係る流体制御装置について、図を参照して説明する。図12は、第9の実施形態に係る流体制御装置の構成を示す断面図である。
図12に示すように、第9の実施形態に係る流体制御装置10Hは、第1の実施形態に係る流体制御装置10に対して、第1フィルム61Hおよび固定部材71Hの形状において異なる。流体制御装置10Hの他の構成は、流体制御装置10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
流体制御装置10Hでは、第1フィルム61Hは、円形の膜である。固定部材71Hは、第1フィルム61よりも直径の小さな円柱形である。第1フィルム61Hは、中央部21における第1空間101に対向する面の略全面において、固定部材71Hによって、中央部21の第1主面211に固定される。これにより、第1フィルム61Hの中央部21に対する固定強度を高くできる。
このような構成であっても、流体制御装置10Hは、整流機能を実現でき、高い流量特性を実現できる。また、第1フィルム61Hが剥がれにくくなり、流体制御装置10Hの信頼性は向上する。
(支持部の具体的な形状例)
上述の説明では、支持部の形状を詳細には記載していないが、例えば、図13(A)、図13(B)、図13(C)、図13(D)、および、図13(E)に示すような構成を採用できる。図13(A)、図13(B)、図13(C)、図13(D)、および、図13(E)は、支持部およびその周辺の構造を示す第1主板の平面図である。
図13(A)に示す第1主板20は、上述の図1に示した構成であるが、支持部23は、中央部21に接続する第1部分、枠部22に接続する第2部分、および、第1部分と第2部分とを接続する第3部分を有する。第1部分および第2部分は、中央部21の外周端と枠部とを最短距離で結ぶ方向に沿って延びる形状である。第2部分は、1個の第1部分に対して、2個存在する。2個の第2部分は、第1部分の延びる方向に沿った軸を基準に対称に配置されている。第3部分は、中央部21の外周に沿って延びる形状である。第3部分の延びる方向の両端は、2個の第2部分に接続する。第3部分の延びる方向の中間位置は、第1部分に接続する。
図13(B)に示す第1主板20DE1は、図13(A)に示した第1主板20に対して、枠部22の形状において異なる。枠部22は、支持部23の2個の第2部分との接続部の間において、切り欠き部220を有する。なお、切り欠き部220の位置は、支持部23の第2部分に接続する部分でなければ、枠部22の他の箇所であってもよい。
図13(C)に示す第1主板20DE2は、図13(A)に示した第1主板20に対して、支持部23DE2の形状において異なる。支持部23DE2は、支持部23に対して、1個の第2部分を省略した構成を有する。
図13(D)に示す第1主板20DE3は、図13(A)に示した第1主板20に対して、第1開口230DE3、支持部23DE3の形状において異なる。第1開口230DE3は、直径の異なる2個の溝によって実現される。2個の溝は、第1主板20を厚み方向に沿って貫通する。すなわち、2個の溝は、第1主面211側と第2主面212側とを連通する。2個の溝は、それぞれに、周上の途中の複数箇所で、複数個の溝に分断されている。内側の溝における分断位置と、外側の溝における分断位置とは、異なっている。この2個の溝の分断される部分によって、支持部23DE3が形成される。
図13(E)に示す第1主板20DE4は、図13(A)に示した第1主板20に対して、第1開口230DE4、支持部23DE4の形状において異なる。第1開口230DE4は、円周上に並ぶ複数の貫通孔によって実現される。そして、この複数の貫通孔の間の部分によって、支持部23DE4が形成される。
なお、上述の各実施形態において、第1フィルムまたは第2フィルムが、固定端を基準として可動部と反対側にはみ出す部分を有する構造であっても、この構成は、本願発明の構成を含んでおり、本願発明と同様の作用効果を有する。
また、上述の各実施形態の構成は、適宜組合せが可能であり、それぞれの組合せに応じた作用効果を奏することができる。
10、10A、10B、10C1、10C2、10D、10E、10F、10G、10H:流体制御装置
20、20A、20DE1、20DE2、20DE3、20DE4、20G:第1主板
21、21A、21G:中央部
22:枠部
23、23DE2、23DE3、23DE4:支持部
30:圧電素子
40、40B:第2主板
50:側板
61、61H:第1フィルム
62:第2フィルム
71、71H、72:固定部材
100:ポンプ室
101:第1空間
102:第2空間
211:第1主面
212:第2主面
230、230DE3、230DE4:第1開口
251:第1部分
252:第2部分
400:第2開口
401:第3主面
402:第4主面
411、412:凹部
611、621:可動端
612、622:固定端
N21、N21o:ノード

Claims (11)

  1. 第1主面と第2主面とを有する第1主板と、
    第3主面と第4主面とを有し、前記第3主面が前記第1主面に対向する第2主板と、
    前記第1主板と前記第2主板とを接続する側板と、
    前記第1主板、前記第2主板、および、前記側板によって囲まれるポンプ室と、
    を備え、
    前記第1主板は、中央部と、前記中央部の外周に配置された枠部と、前記枠部と前記中央部とに接続し前記中央部を振動可能に支持する支持部と、前記中央部と前記枠部との間に形成され、前記ポンプ室と前記第2主面側の外部とを連通する第1開口と、を備え、
    前記第2主板は、前記ポンプ室と前記第4主面側の外部とを連通する第2開口を備え、
    前記中央部に配置され、前記中央部を振動させる圧電素子と、
    一方端が可動端となる可動部を有するよう前記第1主面に配置された第1フィルムと、
    一方端が可動端となる可動部を有するよう前記第3主面に配置された第2フィルムと、
    を備え、
    前記第3主面に直交する方向で前記第3主面から前記第1主面を視たときの平面視において、前記第1フィルムの固定端と前記第2フィルムの固定端とは、前記第1開口と前記第2開口との間に配置されている、
    流体制御装置。
  2. 各主面に直交する方向に視て、前記第1フィルムの可動部と前記第2フィルムの可動部とは、重なっている、
    請求項1に記載の流体制御装置。
  3. 前記第1フィルムの可動部の固定端と可動端との間の長さと、前記第2フィルムの可動部の固定端と可動端との間の長さとは、略同じである、
    請求項1または請求項2に記載の流体制御装置。
  4. 前記第1フィルムの固定端は、前記第1フィルムの可動部の内端であり、
    前記第2フィルムの固定端は、前記第2フィルムの可動部の内端である、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の流体制御装置。
  5. 前記第1フィルムの可動端および前記第2フィルムの可動端は、前記中央部の振動の最も外周側の節よりも、前記側板側にある、
    請求項4に記載の流体制御装置。
  6. 前記第1フィルムの可動端および前記第2フィルムの可動端は、前記第1開口よりも平面視して内側にある、
    請求項5に記載の流体制御装置。
  7. 前記第1フィルムの固定端は、前記第1フィルムの可動部の外端であり、
    前記第2フィルムの固定端は、前記第2フィルムの可動部の外端である、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の流体制御装置。
  8. 前記第1フィルムの可動部の固定端と可動端との間の長さと、前記第2フィルムの可動部の固定端と可動端との間の長さとを加算した長さは、前記第1主面と前記第3主面との距離以上である、
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の流体制御装置。
  9. 前記第1フィルムの可動部の固定端と可動端との間の長さと、前記第2フィルムの可動部の固定端と可動端との間の長さとを加算した長さは、前記第1主面と前記第3主面との距離と略同じである、
    請求項8に記載の流体制御装置。
  10. 前記中央部における最も外周に近い振動の節よりも中央側の部分の平均厚みは、前記中央部における前記最も外周に近い節よりも外周側の部分の平均厚みよりも大きい、
    請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の流体制御装置。
  11. 前記支持部は、前記中央部と前記枠部との間に複数備えられており、
    前記第1開口は、前記中央部と前記枠部との間の部分における、前記複数の支持部の間にある、
    請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の流体制御装置。
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