JP7241504B2 - 加熱された管を用いた航空機の消火 - Google Patents

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Description

本開示は、航空機の分野に関し、特に、航空機の消火に関する。
航空機には、火災を消し止めるためにエンジンルームの中へ化学物質を噴霧する消火システムが装備され得る。ハロン1301などの従来の消火剤は、低い温度で十分に放出され、したがって、消火剤が寒空及び高高度に曝され得る航空機の消火にとって有用である。しかし、これらの消火剤は、現在、段階的に使用されなくなってきている。消火するために多くの点において効果的である代替的な消火剤が購入可能であるが、それらは、低温において従来の消火剤のような効果を発揮しない。したがって、航空機の製造業者は、低温において改良された消火性能を有するものを探している。
本明細書で説明される実施例は、加熱された管を用いた航空機の消火を提供する。加熱要素が、容器から航空機のエンジンルームへ消火剤を移送する管と熱結合している。消火剤を放出し始める前に、管を温めるためにスイッチが加熱要素を航空機のバッテリ(又は別の航空機の電源)と電気接続する。したがって、加熱された管は、高高度及び低温においてさえも、消火剤を十分に撒き散らすことができる。
一実施例は、消火剤を収容するように構成された容器、容器から航空機のコンパートメントへ消火剤を移送するように構成された管、及び容器から管を通して消火剤の放出を開始するように構成された弁を含む、消火システムである。消火システムは、管と熱結合した加熱要素、及び、弁を介して消火剤の放出を開始する前に、加熱要素に管を加熱させるように構成された航空機の操縦室内の制御要素も含む。
更なる一実施例では、輸送体、例えば、航空機が、加熱要素と熱結合した消火システムを含む。
別の実施例は、方法である。該方法は、消火剤を容器内に収容することを含み、容器は管を介して航空機のコンパートメントと流体結合し、容器はスイッチの作動に応じて容器の内容物を放出するための弁を含む。該方法は、航空機のコンパートメント内の火災の状態を検出すること、及び管と熱結合した加熱要素に電力供給を開始することも含む。加熱要素を用いて管を加熱した後で、該方法は、弁に電気信号を送信して、管を介して航空機のコンパートメントの中へ消火剤を放出することを含む。
更なる一実施例は、輸送体のコンパートメントと流体連通した管に熱源を熱結合させること、及び熱源を輸送体の電源に電気接続することを含む。
更なる別の実施例は、消火剤を収容するための容器、容器の弁と電気接続したスイッチ、弁を介して容器と流体結合し且つ弁から航空機のエンジンルームへの長さを有する管、及び管の長さの一部分と熱結合し且つスイッチと電気接続した加熱要素を含む、消火システムを含む。スイッチを第1の位置へ動かすことによって、管を加熱するための加熱要素への電力供給を作動させる。スイッチを第1の位置から第2の位置へ動かすことによって、容器から航空機のエンジンルームの中への消火剤の放出を作動させる。
他の実施例(例えば、上述の実施例に関連する方法及びコンピュータ可読媒体)は、以下で説明され得る。上述の特徴、機能、及び利点は、様々な実施態様において独立に実現することが可能であり、また別の実施例において組み合わせることも可能である。これらの実施例について、以下の説明及び添付図面を参照して更に詳細に説明する。
本開示の幾つかの実施例は、例示のみのために、添付図面を参照してこれより説明される。全ての図面において、同じ参照番号は同じ要素又は同じタイプの要素を表わす。
航空機の図である。 例示的な一実施例の輸送体のブロック図を示す。 例示的な一実施例の航空機の消火システムを示す。 例示的な一実施例の左スイッチの斜視図である。 例示的な一実施例の左スイッチの上面図である。 例示的な一実施例の通常位置にある制御要素を示す。 例示的な一実施例の第1の位置にある制御要素を示す。 例示的な一実施例の第2の位置にある制御要素を示す。 例示的な一実施例の航空機の消火システムを起動するための方法のフローチャートである。
図面及び下記の説明により、本開示の特定の例示的な実施例が示される。したがって、当業者は、本明細書に明示的に記載又は図示されていない様々な装置を考案して本開示の原理を具体的に実現することができるが、それらは本開示の範囲に含まれることを理解されたい。更に、本明細書に記載の如何なる実施例も、本開示の原理の理解を助けることを意図したものであり、具体的に記載された実施例や諸条件に限定されないという解釈がなされるべきである。この結果、本開示は、以下で説明される実施例に限定されるのではなく、特許請求の範囲及びその均等物によって限定される。
図1は、航空機100の図である。航空機100は、胴体102、左主翼111、右主翼112、左エンジン121、及び右エンジン122を含む。胴体102の前部の近くで、操縦室130には、航空機100のパイロットのための計器パネル及び飛行制御手段が設けられる。特に、操縦室130は、1以上の消火容器141~143に火災を制するための化学物質を解放させる制御要素を含む。概して、消火容器141~143は、手で握ることができる消火装備などの携帯可能なものとは対照的に、航空機100に設置され又は固定されている。
この実施例では、消火容器141~143が、管151~152を介してエンジンルーム121~122の中へ消火剤を放出するための、航空機100の車輪格納部の近くに設置された2つの容器141~142を含む。航空機100の補助電源装置(APU)コンパートメント123の中へ消火剤を放出するために、第3の消火容器143が設けられている。管151~152は、翼111~112の横断部分を含む航空機100全体を通して消火剤を移送するために、アルミニウム、スチール、それらの組み合わせ、又は別の材料を含んでもよい。そのようにして、管151~152は、幾つかのポイントにおいて、航空機100の外側の外部環境に又はその近傍に曝され得る。低温は、管151~152から消火剤へ熱伝達され、消火剤が航空機100の意図されたコンパートメントの中へ効果的に放出されることを邪魔し得る。
図2は、例示的な一実施例の輸送体200のブロック図を示す。輸送体は、上述された航空機100又は代替的な輸送体のシステム/構成要素を含み得る。輸送体200は、電力系統202、火災検出システム210、消火パネル220、1以上のコンパートメント230、及び消火剤分配システム240を含む。火災検出システム210は、(1以上の)コンパートメント230(例えば、エンジンコンパートメント121~122、APUコンパートメント123、又は輸送体200の別のコンパートメントのうちの1以上)内の火災の状態を検出し、それに応じてコントローラ212が1以上の動作を実行することをトリガするように作動可能な1以上のセンサ214を含む。
消火剤分配システム240は、消火剤を収容するための1以上の容器250を含み、各容器250は、1以上のゲージ252及び1以上の弁254を有する。(1以上の)容器250の各々は、1以上の管260を介して輸送体200のコンパートメント230のうちの1以上と流体結合し得る。管260は、消火パネル220上の1以上のスイッチ224(例えば、航空機の操縦室内の手で握ることができるスイッチ)の作動、及び/又は、火災の検出に応じた火災検出システム210のコントローラ212の作動に応じて、管260を加熱するように作動可能な1以上の加熱要素270を含むように機能強化されている。すなわち、スイッチ224及び/又はコントローラ212は、管260への熱伝達を開始するために、電力系統202の電源204を加熱要素270と選択的に接続し得る。スイッチ224は、容器250からコンパートメント230へ消火剤を流すために、弁254の開放を作動させることもできる。ゲージ252が、容器250のうちのどれがその消火剤を放出したかを示すための消火パネル220上の1以上の放出インジケータ222と接続している。そのようにして、コンパートメント230内に消火剤を効果的に撒き散らすために、管260内を消火剤が流れる前に且つ/又は流れている間に、加熱要素270は管260に熱を伝達することができる。
図3は、例示的な一実施例の消火システム300を示す。消火システム300は、上述された航空機100又は代替的な航空機への機能強化として作動可能であり得る。消火システム300は、左スイッチ311、右スイッチ312、第1の放出インジケータ321、及び第2の放出インジケータ322を有する、(例えば、航空機100の操縦室130内の)消火パネル220を含む。消火パネル220は、火災の状態のセンサ214及び/又は警告インジケータを含む航空機の火災検出システム210を含むこともでき、且つ/又は火災検出システム210と電気接続することもできる。パイロットが、エンジンの火災が存在すると火災検出システム210によって情報提供されたならば、パイロットは、スイッチ311~312を上向きに引いて、第1の一連の動作(例えば、エンジンルーム121~122をシャットダウンすること及び隔離すること)を開始し、その後、引き上げられたスイッチを右または左に回転させて、消火容器141~142を開放する。消火容器141~142が開放されたことを示す圧力降下に応じて、消火容器141~142上に設置されたゲージ331~332が、放出インジケータ321~322へ電気信号を送信し得る。そのようにして、適用可能な消火ボトルのメッセージが、消火パネル220上に表示され得る。
消火容器141~142は、各々、放出弁341~344に連結された管の中への消火剤の放出を開始するように構成された1以上の放出弁341~344を含む。スイッチ311~312のうちの一方の作動に応じて、管151~152を介して消火容器141~142からエンジンルーム121~122の中へ消火剤を解放するために、放出弁341~344はスイッチ311~312と電気接続され得る。図3で示されているように、消火容器141~142のうちの一方又は両方が、エンジンルーム121~122のうちの一方の中へ開放され得る。そのようにして、消火容器141~142のうちの一方内に残っている消火剤が、消火剤を空にしてしまった消火容器141~142のうちの他方の中へバックアップすることを妨げるために、チェック弁351~354が、管接合部の近くに設置されていてもよい。管151~152は、上述のように、90フィートを超える全長を有する場合もあり、管151~152の長さに沿った部分は、消火剤がエンジンルーム121~122の中へ注ぐアウトレット361~362に到達する前に低温に曝され得る。
消火システム300は、管151~152と熱結合した加熱要素371~372を含むように機能強化されている。加熱要素371~372は、管151~152に沿った何れかの位置に配置され、管151~152の各々は、加熱要素371~372の1以上と熱結合し得る。例示的な一実施態様では、消火剤がアウトレット361~362へ到達する前に、消火剤に熱を伝達するように加熱要素371~372が配置されており、それによって、消火剤はエンジンルーム121~122内へ効果的に撒き散らされる。加熱要素371~372は、スイッチ311~312の作動に応じて起動し、消火剤を放出する前に管151~152を加熱する。すなわち、スイッチ311~312の第2の作動(例えば、回転)が、管151~152を介して消火剤を消火容器141~142からエンジンルーム121~122へ放出する前に、スイッチ311~312の第1の作動(例えば、引くこと)が、加熱要素371~372を航空機のバッテリシステム380(又は航空機100の別の電源)と電気接続して、管151~152を加熱するように、スイッチ311~312が構成されている。
代替的に又は更に、火災検出システム210は、火災の状態を検出したことに応じて、加熱要素371~372を起動することができる。火災検出システム210は、コントローラ212と、エンジンルーム121~122(又は航空機100の代替的なコンパートメント)の内部/周りに配備された1以上のセンサ214と、を含み且つ/又はそれらと電気接続し得る。コントローラ212は、望ましくないレベルの熱、煙などのために航空機100のエリアをモニタするセンサ214によって始動した警告に応じて、加熱要素371~372を航空機の電源(例えば、航空機のバッテリシステム380)に電気接続し、管151~152の加熱を開始することができる。例えば、コントローラ212は、右エンジン122の近傍のセンサ214のうちの1以上の警告状態に応じて、第2の加熱要素372に第2の管152の加熱を開始させることができる。そのようにして、火災検出システム210の警告及び/又はスイッチ311~312の作動は、消火剤の放出の前に加熱要素371~372が管151~152を加熱するようにトリガすることができる。引く/回す起動に関する消火システム300が、本明細書で説明されたけれども、代替的なスイッチの種類及び起動の組み合わせが、本明細書で説明される実施例に関連して可能であることは理解されよう。
加熱要素371~372は、低温に曝される管151~152の部分、及び/又は、航空機100の人的保守業務から遠隔の場所、に沿って設置することができる。加熱要素371~372は、様々な場所において且つ様々なやり方で、管151~152と熱結合し得る。例えば、加熱要素371~372は、管の一定の長さにわたり管を取り囲む電気コイルを含むことができ、管との熱結合を生成する熱噴霧(例えば、ニッケル粒子又は別の材料)を含むことができ、管と共に又は管の内側に埋め込まれることができ、管の表面と接触する電気コイルを含むことができる、などである。
管151~152は、概して、消火容器141~142のものと比較してより薄い壁及び大きな表面積を有するので、本明細書で説明される消火システム300の構成は、熱が消火剤に素早く効率的に且つ放出イベントの前に航空機100に全体を通して戦略的な位置に伝達され得るという技術的な利益を提供する。更に、本明細書で説明される構成は、有利なことに、現在の航空機の消火手順と統合されたやり方で消火剤を加熱し、意図された放出位置と同じ位置に且つ放出の前/同時のタイミングで熱を素早く伝達することを可能にし、航空機のバッテリシステム380の電力消費を最小にして低温で消火剤を効率的に噴霧することを可能にする。
また更に、管151~152の温度が上昇すると、管151~152を通るガスが膨張するという傾向に反作用して、消火剤が航空機のコンパートメント(例えば、エンジンルーム121~122)の中へ入る際に、消火剤のより優れた蒸発を促進する。そのようにして、消火システム300は、航空機内での消火剤/容器の体積の増加及びそれらに対応した重量の増加なしに、任意の温度条件において効果的且つ効率的なやり方で、ハロンに代わる代替的な消火剤を使用することができる。使用され得る代替的な消火剤の例は、化学式CF3Iのハロメタン及びNovec1230(ISO指定FK-5-1-12)を含み得るが、それらに限定されるものではない。
図4Aは、例示的な一実施例の左スイッチ311の斜視図400である。消火容器141~142の偶発的な起動を妨げるために、左スイッチ311は、通常、電気ソレノイドによって消火パネル220内にロックされ得る。エンジンの火災検出システムによって火災信号が提供されたことに応じて、ソレノイドは開き、図4Aで示されているように、左スイッチ311が第1の作動方向410に沿って引き出されることを可能にする。ソレノイドが故障したならば、左スイッチ311の起動を可能にする、左スイッチ311の下の消火パネル220上の手動のオーバーライドボタン420が設けられていてもよい。以下でより詳細に説明されるように、左スイッチ311が第1の作動方向410へ移動したときに、左エンジン121のシャットダウン及び隔離を含む、幾つかの動作が航空機100内で自動的に実行され得る。更に、左スイッチ311の第1の作動は、第1の加熱要素371を航空機のバッテリシステム380に接続して、第1の消火容器141と左エンジン121とに流体結合した第1の管151を加熱する。代替的に又は更に、左スイッチ311は、航空機の別の電力システムを用いて第1の加熱要素371に電力供給することができる。任意の場合において、加熱は、有利なことに、第1の加熱要素371と熱結合した第1の管151の1以上の部分に沿って開始され得る。右スイッチ312は、第2の加熱要素372、第2の管152、第2の消火容器142、右エンジン122、及び航空機の電源を伴って同様に構成され得る。
図4Bは、例示的な一実施例の左スイッチ311の上面図450を示している。図4Aで示されているように第1の作動方向410に作動された後で、左スイッチ311は、中央位置460から2つの放出位置471~472の何れかに回転され得る。特に、第1の放出位置471に向けて左スイッチ311の回転が第1の閾値ポイント461を過ぎると、左スイッチ311の閉鎖、及び第1の管151を介した左エンジン121の中への第1の消火容器141の開放がもたらされる。そして、第2の放出位置472に向けて左スイッチ311の回転が第2の閾値ポイント462を過ぎると、左スイッチ311の閉鎖、及び第1の管151を介した左エンジン121の中への第2の消火容器142の開放がもたらされる。左スイッチ311の回転の前に第1の管151の加熱が開始されるので、消火剤は、左エンジン121に入る際に、効果的な散布のために十分に加熱されているだろう。右スイッチ312は、第2の加熱要素372、第2の管152、第2の消火容器142、及び右エンジン122を伴って同様に構成され得る。
図5Aは、例示的な一実施例の通常位置510にある制御要素500(例えば、スイッチ311~312のうちの一方)を示している。図5Bは、例示的な一実施例の第1の位置520にある制御要素500を示している。図5Cは、例示的な一実施例の第2の位置530にある制御要素500を示している。図5A~図5Cで示されているように、制御要素500の作動位置は、燃料遮断501、液圧隔離502、空気弁閉鎖503、電気的遮断504、ボトル開放505(例えば、消火容器141~142の開放)、及び管加熱506(例えば、加熱要素371~372の電力供給)のための電気接続を作動させる。
通常位置510から第1の位置520(例えば、火災位置)への起動では、制御要素500が、燃料遮断501、液圧隔離502、空気弁閉鎖503、電気的遮断504、及び管加熱506のための接続を作動させる。航空機のための通常の消火手順は、航空機の火災検出システム210が火災の状態の改善又は抑制を示しているか否かを見るために、制御要素500を第1の位置520から第2の位置530(例えば、放出位置)へ起動する前に遅延を含み得る。この時間中に、制御要素500に電気接続している加熱要素371~372のうちの一方は、消火剤の放出のために準備において管151~152のうちの一方の表面を加熱し始めることができる。その状態が続くならば、制御要素500は、第2の位置530へ移動して、ボトル開放505のための接続を作動させることができる。消火容器141~142のうちの第1のものの中に収容されている内容物の全てが、航空機の意図されたコンパートメントの中へ注がれるためには、近似的に6~10秒を必要とし得る。
第1の放出(例えば、放出インジケータ321~322のうちの一方によって示されている放出)の後で一定の期間が経過した後、(例えば、火災検出システム210によって示されているように)その状態が続いているか否かを見るために、手順はこのポイントにおいて別の遅延を待つようにパイロットに要求し得る。その状態が続いているならば、ボトル開放505のための二度目の接続が作動されて、消火容器141~142のうちの第2のものの中に収容されている内容物を、航空機のコンパートメントの中へ放出することができる。加熱要素371~372は、管の接合部及び/又はチェック弁251~254から(すなわち、消火剤の流れの方向において)下流の位置の管151~152に沿って設置され得る。それによって、管151~152は、消火容器141~142の両方に共通な位置において加熱される。例えば、第2の加熱要素372は、右スイッチ312が第1の位置へ作動されたことに応じて、第2の管152の加熱を開始することができる。それによって、第2の管152は、消火容器141~142のうちの何れか一方から放出される消火剤に熱を伝達する。
図6は、例示的な一実施例の航空機の消火システムを起動するための方法600のフローチャートである。方法600のステップは、図1~図5を参照して説明されることとなるが、当業者であれば、方法600が他のシステムでも実施され得ることを理解するであろう。本明細書で説明される(1以上の)フローチャートのステップは、網羅的なものではなく、図示していない他のステップを含み得る。
ステップ602では、容器(例えば、消火容器141~143)が、消火剤を収容する。上述されたように、容器は、管(例えば、管151~152)を介して、航空機(例えば、航空機100)のコンパートメント(例えば、エンジンルーム121~122又はAPUコンパートメント123)と流体結合し得る。更に、容器は、スイッチ(例えば、スイッチ311~312)の作動に応じて、容器の内容物を放出するように作動可能な弁(例えば、放出弁341~344)を含み得る。
ステップ604では、火災検出システム210が、航空機のコンパートメント内の火災の状態を検出する。火災検出システム210及び/又は消火パネル220は、航空機のコンパートメントの火災の状態を示す警告灯を含み得る。火災の状態を検出したことに応じて、火災検出システム210及び/又は消火パネル220から送信された信号を介して、火災の状態を有するコンパートメントに対応したスイッチが電気的にロック解除され得る。それによって、スイッチは、上向きの動きで引っ張られることができる。
ステップ606では、スイッチ(例えば、スイッチ311~312)が、管と熱結合した加熱要素(例えば、加熱要素371~372)に電力供給を開始する。電力は、航空機のバッテリシステム380(又は航空機の別の電力バス)から加熱要素への電気接続を介して供給され得る。スイッチの第1の作動の動きは、航空機のバッテリシステム380と加熱要素との間の接続を作動させることができる。代替的に又は更に、火災検出システム210は、航空機のコンパートメント内の火災の状態を検出したことに応じて、加熱要素と航空機の電源との間の接続を作動させることができる。
ステップ608では、スイッチが弁への電気信号の送信を開始して、管を介して航空機のコンパートメントの中へ消火剤を放出する。電気信号は、電気接続を介して航空機のバッテリシステム380(又は航空機の別の電力バス)から弁へ送信され得る。スイッチの第2の作動の動きは、航空機のバッテリシステム380と弁との間の接続を作動させることができる。本明細書の実施例は、消火容器141~142のスイッチ311~312とエンジンルーム121~122に関して説明されているが、上述された消火システム300の特徴が、代替的な航空機のコンパートメント、並びに、スイッチ、容器、弁、管、及び加熱要素の、種々の構成要素の構成に、適用可能であることは理解されよう。
図に示されているか、又は本明細書に記載されている、様々な制御要素(例えば、電気的構成要素又は電子部品)のうちの任意のものが、ハードウェア、プロセッサ実装型ソフトウェア、プロセッサ実装型ファームウェア、又はこれらの何らかの組み合わせとして実装され得る。例えば、あるエレメントは専用ハードウェアとして実装され得る。専用ハードウェア要素は、「プロセッサ(processors)」、「コントローラ(controllers)」と称され得るか、又は何らかの類似の用語で呼ばれ得る。機能は、プロセッサによって提供される場合、単一の専用プロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、又は、複数の個別のプロセッサであって、そのうちの幾つかが共有となり得る複数の個別のプロセッサによって提供され得る。更に、「プロセッサ」又は「コントローラ」という用語の明示的な使用は、ソフトウェアを実行可能なハードウェアのみを表わすと解釈すべきではなく、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワークプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)若しくは他の回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ソフトウェア記憶用の読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、不揮発性ストレージ、論理、又は、他の何らかの物理的ハードウェアの構成要素若しくはモジュールを黙示的に含み得るが、それらに限定されるわけではない。
更に、制御要素は、その要素の機能を実施するためにプロセッサ又はコンピュータによって実行可能な指示命令として実装され得る。指示命令の例の一部は、ソフトウェア、プログラムコード、及びファームウェアである。指示命令は、プロセッサによって実行されたときに、その要素の機能を実施するようプロセッサに指示するように動作可能である。指示命令は、プロセッサによって可読な記憶装置に記憶され得る。記憶装置の例の一部は、デジタル若しくはソリッドステートのメモリ、磁気ディスク及び磁気テープなどの磁気記憶媒体、ハードドライブ、又は、光学式可読デジタルデータ記憶媒体である。
更に、本開示は以下の条項による実施例を含む。
条項1
航空機の消火システムであって、
消火剤を収容するように構成された容器、
前記容器から前記航空機のコンパートメントへ前記消火剤を移送するように構成された管、
前記容器から前記管を通して前記消火剤の放出を開始するように構成された弁、
前記管と熱結合した加熱要素、及び
前記弁を介して前記消火剤の前記放出を開始する前に、前記加熱要素に前記管を加熱させるように構成された前記航空機の操縦室内の制御要素を備える、消火システム。
条項2
前記制御要素が、通常位置から第1の位置へ動かされたことに応じて、前記航空機のエンジンを隔離させ、前記加熱要素に前記管を加熱させるように構成されており、
前記制御要素が、前記第1の位置から第2の位置へ動かされたことに応じて、前記弁に前記容器から前記管を通して前記消火剤を放出させるように構成されている、条項1に記載の消火システム。
条項3
前記制御要素が、前記管を加熱するために、前記加熱要素の前記航空機のバッテリへの接続を作動させるように構成されている、条項1又は2に記載の消火システム。
条項4
前記航空機の外側の環境に曝される前記管の一部分において、前記加熱要素が前記管と熱結合している、条項1から3のいずれか一項に記載の消火システム。
条項5
前記弁が、前記容器と前記管を連結し、
前記管が、前記弁に連結された第1の端と前記航空機の前記コンパートメントにおいて終端する第2の端を含む、条項1から4のいずれか一項に記載の消火システム。
条項6
前記航空機の前記コンパートメント内の火災の状態を検出するように構成されたセンサ、及び
前記火災の状態を検出したことに応じて、前記加熱要素に前記管を加熱させるように構成されているコントローラを更に備える、条項1から5のいずれか一項に記載の消火システム。
条項7
前記加熱要素が、前記管の一定の長さにわたり前記管を取り囲む電気コイルを含む、条項1から6のいずれか一項に記載の消火システム。
条項8
前記制御要素が、前記弁と前記加熱要素とに電気接続されている、条項1から7のいずれか一項に記載の消火システム。
条項9
前記加熱要素が、前記管内に埋め込まれている、条項1から8のいずれか一項に記載の消火システム。
条項10
容器であって、管を介して航空機のコンパートメントと流体結合し、スイッチの作動に応じて前記容器の内容物を放出するための弁を含む、容器内に消火剤を収容すること、
前記航空機の前記コンパートメント内の火災の状態を検出すること、
前記管に熱結合した加熱要素に電力供給を開始すること、及び
前記弁に電気信号を送信し、前記管を介して前記航空機の前記コンパートメントの中へ前記消火剤を放出することを含む、方法。
条項11
前記航空機の前記コンパートメント内の前記火災の状態を検出したことに応じて、前記加熱要素を前記航空機の電力バスに接続することによって、前記管を加熱することを更に含む、条項10に記載の方法。
条項12
前記加熱要素を前記航空機のバッテリに接続することによって、前記管を加熱することを更に含む、条項10又は11に記載の方法。
条項13
前記管の表面に接触した電気コイルを介して、前記加熱要素を前記管に熱結合させることを更に含む、条項10から12のいずれか一項に記載の方法。
条項14
前記航空機の操縦室内のスイッチを通常位置から第1の位置へ動かしたことに応じて、
前記航空機のエンジンの隔離を作動させること、及び
前記管を加熱するように前記加熱要素を作動させることを更に含む、条項10から13のいずれか一項に記載の方法。
条項15
前記航空機の前記操縦室内の前記スイッチを前記第1の位置から第2の位置へ動かしたことに応じて、
前記容器から前記管を通して前記航空機のエンジンルームの中へ、前記消火剤を放出するように前記弁を作動させることを更に含む、条項14に記載の方法。
条項16
航空機の消火システムを備えるシステムであって、前記消火システムが、
消火剤を収容する容器、
前記容器の弁と電気接続したスイッチ、
前記弁を介して前記容器と流体結合し、前記弁から前記航空機のエンジンルームまでの長さを有する、管、及び
前記管の前記長さの一部分と熱結合し、前記スイッチと電気接続した、加熱要素を含み、
前記スイッチの第1の位置への移動が、前記管を加熱するために前記加熱要素への電力供給を作動させ、前記スイッチの前記第1の位置から第2の位置への移動が、前記容器から前記航空機の前記エンジンルームの中への前記消火剤の放出を作動させる、消火システムである、システム。
条項17
前記スイッチの前記第1の位置への前記移動の後で、前記エンジンルームの中への前記消火剤の前記放出をもたらすように、前記スイッチが前記第2の位置へ左又は右に回転可能である、条項16に記載のシステム。
条項18
前記航空機の前記エンジンルーム内の火災の状態を検出したことに応じて、前記加熱要素に前記管を加熱させる火災検出システムを更に備える、条項16又は17に記載のシステム。
条項19
前記航空機内のエンジンの火災を示す警告灯を含む、前記航空機の操縦室の内側のパネルを更に備える、条項16から18のいずれか一項に記載のシステム。
条項20
前記加熱要素が、前記管の一定の長さにわたり前記管を取り囲む電気コイルを含む、条項16から19のいずれか一項に記載のシステム。
特定の実施例が本明細書で説明されたが、本開示の範囲は、それらの特定の実施例に限定されるものではない。本開示の範囲は、下記の特許請求の範囲及びその任意の均等物によって規定されるものである。

Claims (18)

  1. 航空機(100)の消火システム(300)であって、
    消火剤を収容するように構成された容器(141~143)
    前記容器から前記航空機のコンパートメント(121~123)へ前記消火剤を移送するように構成された管(151~152)、
    前記容器から前記管を通して前記消火剤の放出を開始するように構成された弁(341~344)、
    前記管と熱結合した加熱要素(371~372)、及び
    前記弁を介して前記消火剤の前記放出を開始する前に、前記加熱要素に前記管を加熱させるように構成された前記航空機の操縦室(130)内の制御要素(500、311~312)を備え
    前記制御要素(500、311~312)が、通常位置(510)から第1の位置(520)へ動かされたことに応じて、前記航空機のエンジンを隔離(501~504)させ、前記加熱要素に前記管を加熱させるように構成されている、
    消火システム。
  2. 記制御要素(500、311~312)が、前記第1の位置(520)から第2の位置(530)へ動かされたことに応じて、前記弁に前記容器から前記管を通して前記消火剤を放出させるように構成されている、請求項1に記載の消火システム。
  3. 前記制御要素(500、311~312)が、前記管を加熱するために、前記加熱要素の前記航空機のバッテリ(380)への接続(506)を作動させるように構成されている、請求項1又は2に記載の消火システム。
  4. 前記航空機(100)の外側の環境に曝される前記管の一部分において、前記加熱要素(371~372)が前記管(151~152)と熱結合している、請求項1から3のいずれか一項に記載の消火システム。
  5. 前記弁(341~344)が、前記容器と前記管を連結し、
    前記管(151~152)が、前記弁に連結された第1の端と前記航空機の前記コンパートメントにおいて終端する第2の端(361~362)を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の消火システム。
  6. 前記航空機の前記コンパートメント内の火災の状態を検出するように構成されたセンサ(214)、及び
    前記火災の状態を検出したことに応じて、前記加熱要素(371~372)に前記管(151~152)を加熱させるように構成されているコントローラ(212)を更に備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の消火システム。
  7. 前記加熱要素(371~372)が、前記管(151~152)の一定の長さにわたり前記管を取り囲む電気コイルを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の消火システム。
  8. 前記制御要素(500、311~312)が、前記弁と前記加熱要素とに電気接続されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の消火システム。
  9. 前記加熱要素(371~372)が、前記管(151~152)内に埋め込まれている、請求項1から8のいずれか一項に記載の消火システム。
  10. 容器であって、管を介して航空機のコンパートメントと流体結合し、スイッチの作動に応じて前記容器の内容物を放出するための弁を含む、容器内に消火剤を収容すること(602)、
    前記航空機の前記コンパートメント内の火災の状態を検出すること(604)、
    前記管に熱結合した加熱要素に電力供給を開始すること(606)
    前記航空機(100)の操縦室(130)内のスイッチ(311~312)を通常位置(510)から第1の位置(520)へ動かしたことに応じて、
    前記航空機のエンジン(121~122)の隔離を作動させること、及び
    前記管を加熱するように前記加熱要素(371~372)を作動させること、ならびに
    前記弁に電気信号を送信(608)し、前記管を介して前記航空機の前記コンパートメントの中へ前記消火剤を放出することを含む、方法。
  11. 前記加熱要素を前記航空機の電力バス(202)に接続すること(506)によって、前記管を加熱すること、又は、前記加熱要素を前記航空機のバッテリ(380)に接続すること(506)によって、前記管を加熱することを更に含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記管(151~152)の表面に接触した電気コイルを介して、前記加熱要素(371~372)を前記管に熱結合させることを更に含む、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記航空機の前記操縦室内のハンドルを前記第1の位置から第2の位置(530)へ動かしたことに応じて、
    前記容器から前記管を通して前記航空機のエンジンルームの中へ、前記消火剤を放出するように前記弁を作動させること(460~462)を更に含む、請求項12に記載の方法。
  14. 航空機(100)の消火システム(300)を備えるシステムであって、前記消火システムが、
    消火剤を収容する容器(141~143)、
    前記容器の弁(341~344)と電気接続したスイッチ(500、311~312)、
    前記弁を介して前記容器と流体結合し、前記弁から前記航空機のエンジンルーム(121~123)までの長さを有する、管(151~152)、及び
    前記管の前記長さの一部分と熱結合し、前記スイッチと電気接続した、加熱要素(371~372)を含み、
    前記スイッチの第1の位置(520)への移動が、前記管を加熱するために前記加熱要素への電力供給を作動させ、前記スイッチの前記第1の位置から第2の位置(530)への移動が、前記容器から前記航空機の前記エンジンルームの中への前記消火剤の放出を作動させる
    システム。
  15. 前記スイッチの前記第1の位置への前記移動の後で、前記エンジンルームの中への前記消火剤の前記放出をもたらすように、前記スイッチが前記第2の位置へ左(471)又は右(472)に回転可能である、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記消火剤が、化学式CF3Iのハロメタンである、請求項14又は15に記載のシステム。
  17. 前記加熱要素(371~372)が、前記管の一定の長さにわたり前記管を取り囲む電気コイルを含む、請求項14から16のいずれか一項に記載のシステム。
  18. 前記スイッチの前記第1の位置(520)への前記移動は更に、前記航空機のエンジンの隔離を作動させる、請求項14から17のいずれか一項に記載のシステム。
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