JP7241428B2 - パーソナルカラー診断具及びそれを用いたパーソナルカラーの診断方法 - Google Patents

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Description

本発明はパーソナルカラー診断具及びそれを用いたパーソナルカラーの診断方法に関するものである。
パーソナルカラーとはその人に似合う(調和する)色をいう。人によって肌の色や髪の色、瞳の色などが異なることから各人ごとにパーソナルカラーは異なる。各人のパーソナルカラーを素人が診断することは難しく、これまでは専門的な講習や経験を積んだパーソナルカラーアナリストが診断していた。
パーソナルカラーを診断する方法としては、単一色に着色された(色相・明度・彩度が異なる)トレープといわれる多数枚の布地やボードを、一枚(一色)ごとに被診断者の上半身にあてがい、ドレープの色と被診断者の肌の色などの調和を観察する方法が一般に行われていた。このような診断方法では多大な時間と労力及び高い診断習熟度が必要であった。
そこで、特許文献1では、黄みと青みを段階的に呈色する複数色の色相色見本部材と、明暗を段階的に呈色する複数色の明度色見本部材と、清色と濁色を段階的に呈色する複数色の清濁色見本部材とを有するパーソナルカラー診断用具が提案されている。
また特許文献2では、被診断者の上半身にあてがってパーソナルカラーを診断するフラッグを複数枚備えたフラッグセットであって、フラッグは経帯を緯方向に配列してなり、フラッグを構成する複数の経帯はフラッグ毎に定めた特定の領域に属する複数の色を呈するパーソナルカラー診断用フラッグセットが提案されている。
特開2007-232576号公報 特開2018-13409号公報 トミヤママチコ著、「はじめてのパーソナルカラー」、第1版、株式会社学習研究社、2004年4月1日
一枚の見本部材やフラッグに複数色が配色され前記提案の用具を用いた診断方法によれば、一枚に一色が着色されたドレープを使用する従来の診断方法よりも診断の要する時間及び労力はある程度軽減されると考えられるものの、さらなる診断時間及び労力の軽減が望まれている。
そこで本発明の目的は、多数枚のドレープなどの見本部材を必要とせず、短時間且つ軽労力で、また診断の習熟度が高くない者であってもパーソナルカラーを容易に診断可能な診断具およびそれを用いた診断方法を提供することにある。
前記目的を達成する本発明に係るパーソナルカラー診断具は、被診断者に調和するパーソナルカラーを診断するための診断具であって、複数の色がマトリックス状に配色された第1平面と第2平面とを有し、第1平面に配色された複数の色は第2平面に配色された複数の色よりも全体的にイエローベース寄りであり、第2平面に配色された複数の色は第1平面に配色された複数の色よりも全体的にブルーベース寄りであり、第1平面及び第2平面に配色された前記複数の色のうち隣り合う色は、日本色研配色体系(PCCS)のv(純色:ビビット)状態の色相環において色相番号が連続せず、隣り合う色と色との間に隙間がないことを特徴とする。
ここで日本色研配色体系(PCCS,Practical Color Co-ordinate System)とは、財団法人日本色彩研究所が、1964年に発表したカラーシステムをいう。PCCSは、「色相」「明度」「彩度」の三属性で色を表す方法の他に、「明度」と「彩度」を融合した「トーン(色調)」という概念を持っており、「色相」と「トーン」の二属性で表すことができる。
前記構成のパーソナルカラー診断具において、第1平面及び第2平面に配色された前記複数の色の各々は多角形に色付けされているのが好ましい。
前記構成のパーソナルカラー診断具において、前記診断具が四角形の2枚の板状体又は四角形の2枚の布帛から構成され、前記2枚の板状体の一方又は前記2枚の布帛の一方における一方面側が第1平面を構成し、前記2枚の板状体の他方又は前記2枚の布帛の他方における一方面側が第2平面を構成していてもよい。
前記構成のパーソナルカラー診断具で、第1平面において、診断する際の上下方向中央部を中心として上下方向一方側にPCCSの明度が6.0以上の色が他方側よりも多く配色され、上下方向他方側にPCCSの明度が6.0未満の色が一方側よりも多く配色され、第2平面において、診断する際の上下方向中央部を中心として上下方向一方側にPCCSの明度が6.0より高くPCCSの彩度が8S未満の色が他方側よりも多く配色され、上下方向他方側にPCCSの明度が6.0以下でPCCSの彩度が8S以上の色が一方側よりも多く配色されているのが好ましい。
前記構成のパーソナルカラー診断具において、第1平面及び第2平面の、診断する際に上下方向中央部となる位置にPCCSの彩度が8S以下でブラック、ホワイト、ネイビー、グレー、ベージュ、ブラウンのうちの2色以上が水平方向に配色されていてもよい。
また本発明に係るパーソナルカラーの診断方法は、前記のパーソナルカラー診断具を用いて被診断者のパーソナルカラーを診断する方法であって、被診断者の上半身に前記パーソナルカラー診断具の第1平面と第2平面とをあてがって被診断者に調和する色を有する平面を選定する工程と、選定した平面を所定の正位置と、正位置から上下を逆にした逆位置とにして被診断者の上半身にあてがい被診断者に調和する色を有する位置を選定する工程とを有することを特徴とする。
本発明の診断具および診断方法によれば、従来のような多数枚のドレープなどの見本部材を必要とせず、短時間且つ軽労力で、また診断の習熟度が高くない者であっても被診断者のパーソナルカラーを容易に診断することが可能となる。
本発明に係るパーソナルカラー診断具の一実施形態を示すパネルYBとパネルBBの正面図である。 パネルYBの上下方向上側に配色された各色を色相とトーンを示す図である。 パネルYBの上下方向下側に配色された各色を色相とトーンを示す図である。 パネルBBの上下方向上側に配色された各色を色相とトーンを示す図である。 パネルBBの上下方向下側に配色された各色を色相とトーンを示す図である。
以下、本発明に係るパーソナルカラー診断具について図に基づいて説明するが本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。また本明細書における「上下方向」および「左右方向」は図1に示す上下方向および左右方向をいうものとする。
(パーソナルカラー診断具)
図1に、本発明に係るパーソナルカラー診断具(以下、単に「診断具」と記すことがある。)の一実施形態を示す正面図を示す。図1に示す診断具は2枚の長方形の板状のパネルYB,BBから構成される。2枚のパネルYB,BBの各々には正方形に色付けされた複数の色がマトリックス状(7行×5列)に隙間なく配色されている。
図1(a)のパネルYBに配色された複数の色は同図(b)のパネルBBに配色された複数の色よりも全体的にイエローベース寄りであり、図1(b)のパネルBBに配色された複数の色は同図(a)のパネルYBに配色された複数の色よりも全体的にブルーベース寄りに設定されている。すなわちパネルYBおよびパネルBBの正面側が本発明における第1平面および第2平面を構成する。なお、一方が他方よりもイエローベース寄りであることはすなわち他方が一方よりもブルーベース寄りであることを意味する。ここで、どちらのパネルがイエローベース寄りか(ブルーベース寄りか)は例えばPCCSの色相環を用いて次のようして判断することができる。
PCCSの色相環において色相を次の6つの色相区分に分ける。
・赤・ピンク系(24:RP,1:pR~3:yR)
・橙系(4:rO~6:yO)
・黄系(7:rY~9:gY)
・緑系(10:YG~15:BG)
・青系(16:gB~19:pB)
・紫系(20:V~23:rP)
なお、数字「1」~「24」は色相番号、「pR」~「RP」は色相の略記号である。
そして、2つのパネルYB,BBに配色されたすべての色をPCCSの色相環のv(純色:ビビット)の状態として、上記6つの区分の該当する色相区分に振り分ける。次に同一区分内において総合的にどちらのパネルの方が黄色(Y)の色相番号「8」(または青色(B)の色相番号「17」,「18」)に近いかでイエローベース寄り(またはブルーベース寄り)を判断する。例えば緑系(10:YG~15:BG)の色相区分の色がパネルYBには2色(10:YG,12:G)が配色され、パネルBBには3色(11:yG,13:bG,14:BG)が配色されていたとする。この場合、パネルYBの2色の色相番号の平均値は「(10+12)/2=11.0」となる。一方、パネルBBの3色の色相番号の平均値は「(11+13+14)/3=12.7」となる。そうするとパネルYBの色相番号の平均値(11.0)の方が、パネルBBの色相番号の平均値(12.7)よりも黄色(Y:8)に近いから、緑系の色相区分においてはパネルYBがイエローベース寄りと判断され、パネルBBがブルーベース寄りと判断される。このような判断を上記各色相区分ごとに行ってイエローベース寄りと判断された区分数の多い方のパネルをイエローベース寄りのパネルYBと判断し、他方のパネルをブルーベース寄りのパネルBBと判断する。このようにイエローベース寄りかブルーベース寄りかは2枚のパネル間で相対的に判断されるものであり、あるパネルとの関係でイエローベース寄りと判断されたパネルであっても、別のパネルとの関係ではブルーベース寄りと判断されることもあり得る。
(パネル)
図1に示すパネルYB,BBの各々にマトリックス状(7行×5列)に配色された35色は、上下方向および左右方向に隣り合う色と色がPCCSのv(純色:ビビット)状態の色相環において色相番号が連続しないように設定されている。このように複数色が配色されていることによって、被診断者のパーソナルカラーがイエローベースかブルーベースかが診断し易くなる。反対に、このような配色の設定とは異なって、パネルの配色に色相の偏りがあると、偏っている色相が被診断者の好みでない場合にイエローベース寄りかブルーベース寄りかの違いよりも色相の違いの影響を受けて診断結果に被診断者が違和感を覚えることがある。
なお、パネルYB,BBに配色された色のうち隣り合う色と色のPCCSの明度と彩度とから定まる「トーン」は、可能な限り異なるように設定されているのが好ましい。「トーン」は次の有彩色12区分、無彩色5区分の合計17区分に分けられる。
(有彩色)
v :vivid tone
b :bright tone
s :strong tone
dp:deep tone
lt:light tone
sf:soft tone
d :dull tone
dk:dark tone
p :pale tone
ltg:light grayish tone
g :graylish tone
dkg:dark grayish tone
(無彩色)
W :White
ltGy:light Gray
mGy:medium Gray
dkGy:dark Gray
Bk:Black
パネルYB,BBに配色する色の数に特に限定はないが、被診断者のパーソナルカラーをより簡単、容易に診断するためには少なくとも前述の6つの色相区分に属する色を少なくとも1つずつ配色されているのが望ましい。
パネルYB,BBに配色された隣り合う色と色の間に隙間は設けない。隣り合う色と色の間に隙間(空白)があると、格子状に形成される隙間の交差点の部分が灰色あるいは、やや影になったように見える現象(ハーマングリッド)が起こってパーソナルカラーの診断に影響を与えるからである。なお、パネルYB,BBの外周部に、例えば白色の縁取りが設けられていてもよい。
図1に示すパネルYB,BBでは、色付けされた各色の形状は正方形であるが、隣り合う色と色との間に隙間が形成されない限りにおいて色付け形状に限定はなく長方形や六角形などの多角形であってもよい。
(パネルYB)
図1(a)のパネルYBでは、上下方向中央部(4行目)にPCCSの彩度が8S以下でブラック、ホワイト、ネイビー、グレー、ベージュ、ブラウンのうちの2色以上が左右方向に配色されている。このような無彩色および中間色をパネルの上下方向中央部に水平に設けることで、パーソナルカラーの診断に大きな影響を与えることなく、パネルの上下方向一方側と他方側との配色を後述のように塗り分けることができる。
パネルYBでは、上下方向中央部より上側に配色された複数色の方が、上下方向中央部より下側に配色された複数色よりもPCCSの明度6.0以上の色が多く、上下方向下側に配色された複数色の方が、上下方向中央部より上側に配色された複数色よりもPCCSの明度が6.0未満の色が多くなるよう設定されている。図2及び図3を用いて具体的に説明する。図2及び図3は、縦軸を明度、横軸を彩度とし各トーン区分ごとに色相環を表示したPCCSのトーン概念図である。図2にはパネルYBの中央部より上側の配色のトーン区分と色相とが示され、図3にはパネルYBの中央部より下側の配色のトーン区分と色相とが示されている。図2及び図3を比較することで理解されるように、図2に示される各色の方が図3に示される各色よりも明度6.0以上の色が多くなっている。このようにパネルYBの上下方向中央部を中心として上側に下側よりも明度6.0以上の明度の高い色が多く配色され、下側に上側よりも明度6.0未満の明度の低い色が多く配色されることで、イエローベース寄りのパネルYBの配色の中でも上下方向中央部より上側の配色は明るく鮮やかで透明感のある色のグループ(フォーシーズン分類中のスプリンググループ)に位置付けられ、上下方向中央部より下側の配色は深みのある落ち着いた色のグループ(フォーシーズン分類中のオータムグループ)に位置付けられる。
このようにパネルYBが、上下方向中央部を中心としてスプリンググループとオータムグループとの区分けされていると、後述の診断方法で説明するように、パネルYBを正位置と逆位置とする簡単な操作だけで被診断者のパーソナルカラーがスプリンググループかオータムグループかの診断が可能となる。
(パネルBB)
図1(b)のパネルBBも、パネルYBと同様に、上下方向中央部(4行目)にPCCSの彩度が8S以下でブラック、ホワイト、ネイビー、グレー、ベージュ、ブラウンのうちの2色以上が左右方向に配色されている。このような無彩色および中間色をパネルの上下方向中央部に水平に設けることで、パーソナルカラーの診断に大きな影響を与えることなく、パネルの上下方向一方側と他方側との配色を後述のように塗り分けることができる。
パネルBBでは、上下方向中央部より上側に配色された複数色の方が上下方向中央部より下側に配色された複数色よりもPCCSの明度が6.0より高くPCCSの彩度が8S未満の色が多く、また上下方向中央部より下側に配色された複数色の方が、上下方向中央部より上側に配色された複数色よりもPCCSの明度6.0以下で彩度が8S以上の色が多くなるよう設定されている。図4及び図5にPCCSのトーン概念図を示す。図4はパネルBBの中央部より上側の配色のトーン区分と色相とを示し、図5はパネルBBの中央部より下側の配色のトーン区分と色相とを示している。図4及び図5を比較することで理解されるように、図4に示される各色の方が図5に示される各色よりも明度が6.0より高くPCCSの彩度が8S未満の色が多くなっている。そして、図5に示される各色の方が図4に示される各色よりも明度6.0以下で彩度が8S以上の色が多くなっている。このようにパネルBBの上下方向中央部を中心として上側に下側よりも明度が高く彩度の低い色が多く配色され、下側に上側よりも明度が低く彩度の高い色を多く配色されることで、ブルーベース寄りのパネルBBの配色の中でも上下方向中央部より上側の配色はさわやかで涼しげ、シルキーで柔らかな色のグループ(フォーシーズン分類中のサマーグループ)に位置付けられ、上下方向中央部より下側の配色はコントラストのはっきりしたクリアで鮮やかな色のグループ(フォーシーズン分類中のウインターグループ)に位置付けられる。
このようにパネルBBが、上下方向中央部を中心としてサマーグループとウインターグループとの区分けされていると、パネルYBと同様に、パネルBBを正位置と逆位置とする簡単な操作だけで被診断者のパーソナルカラーがサマーグループかウインターグループかの診断が可能となる。
なお、パネルYBおよびパネルBBにおける配色は、上下方向上側と下側との上記の配色条件を満足する外、前述のように、上下方向および左右方向に隣り合う色と色がPCCSのv(純色:ビビット)状態の色相環において色相番号が連続しないように設定されている。
(診断方法)
上記構成の2枚のパネルYBとパネルBBを用いて被診断者のパーソナルカラーを診断する手順について説明する。
(第1工程)
まず、パネルYBおよびパネルBBのいずれか一方または両方を被診断者の上半身にあてがって、いずれのパネルの色の方が被診断者に調和するかを選定する。このときパネルは正位置であっても逆位置であってもよい。被診断者に調和する色がパネルYB(イエローベース)寄りかパネルBB(ブルーベース)寄りかを判断できればよい。イエローベース寄りかブルーベース寄りかの判断の際の着目ポイントは、被診断者の肌や髪、瞳などの色との調和である。
(第2工程)
第1工程において選定されたパネルを図1に示す正位置として被診断者の上半身にあてがい、当該パネルの上下方向上側に配色された色(パネルYBの場合はスプリンググループ,パネルBBの場合はサマーグループ)と被診断者の肌などとの調和を観る。次いでパネルを正位置から上下を逆にした逆位置として、同様に当該パネルの上下方向上側(当初は上下方向下側)に配色された色(パネルYBの場合はオータムグループ,パネルBBの場合はウインターグループ)と被診断者の肌などとの調和を観る。そして、パネルの正位置および逆位置のどちらが被診断者に調和している色を有する位置かを選定する。この選定結果によって被診断者のパーソナルカラーがスプリング、サマー、オータム、ウインターの4グループのうちのいずれのグループであるかが定まる。
このような診断工程によれば、従来のような多数枚のドレープをあてがって一人に1時間以上かかっていたパーソナルカラー診断が、診断の習熟度が高くない者であっても数分程度で行えるようになる。
なお、被診断者のパーソナルカラーがイエローベース寄りかブルーベース寄りかの診断で足りる場合は第1工程のみ行えばよい。
本発明の診断具を用いて被診断者のパーソナルカラーが定まれば、例えば服飾やアクセサリーのコーディネート、ネイル装飾、チーク・リップ・アイ・ファンデーションなどのフェイスメイク、ヘアカラーなどの施術において、定まったパーソナルカラーの中から所望の色を選択することで被診断者に調和した色を選び出すことができるようになる。
(その他の態様)
以上説明した実施形態では診断具は2枚のパネルから構成されていたが、例えば1枚のパネルの表裏を本発明の第1平面と第2平面として使用してもよい。この構成によれば診断具が1枚のパネルでよいため保管や持ち運びなどがより容易になる。また、パネルは折り畳み可能あるいは分解可能であってもよい。そしてまた、パネルの外形は四角形に限定されるものではなく、各色が色付けされる形状を考慮して適宜決定すればよく、被診断者の上半身にあてがいやすいようにパネルの外縁に切欠きなどが設けられていてもよい。
また本発明の第1平面と第2平面を構成する部材としてパネルの外、ボードやシートなどの板状体を用いても構わない。あるいは織物や編み物などの布帛を用いても構わない。本発明の第1平面と第2平面を構成する部材として布帛を用いると板状体に比べて保管や持ち運びなどが一層容易になる。
本発明の診断具および診断方法によれば短時間且つ軽労力で、また診断の習熟度が高くない者であっても被診断者のパーソナルカラーを容易に診断することが可能となり有用である。
YB:パネル(イエローベース寄り)
BB:パネル(ブルーベース寄り)

Claims (5)

  1. 被診断者に調和するパーソナルカラーを診断するための診断具であって、
    複数の色がマトリックス状に配色された第1平面と第2平面とを有し、
    第1平面に配色された複数の色は第2平面に配色された複数の色よりも全体的にイエローベース寄りであり、
    第2平面に配色された複数の色は第1平面に配色された複数の色よりも全体的にブルーベース寄りであり、
    第1平面及び第2平面に配色された前記複数の色のうち隣り合う色は、日本色研配色体系(PCCS)の色相環において色相番号が連続せず、
    隣り合う色と色との間に隙間がないことを特徴とするパーソナルカラー診断具。
  2. 第1平面及び第2平面に配色された前記複数の色の各々が多角形に色付けされている請求項1に記載のパーソナルカラー診断具。
  3. 前記診断具が四角形の2枚の板状体又は四角形の2枚の布帛から構成され、
    前記2枚の板状体の一方又は前記2枚の布帛の一方における一方面側が第1平面を構成し、
    前記2枚の板状体の他方又は前記2枚の布帛の他方における一方面側が第2平面を構成している請求項1又は2に記載のパーソナルカラー診断具。
  4. 第1平面において、診断する際の上下方向中央部を中心として上下方向一方側にPCCSの明度が6.0以上の色が他方側よりも多く配色され、上下方向他方側にPCCSの明度が6.0未満の色が一方側よりも多く配色され、
    第2平面において、診断する際の上下方向中央部を中心として上下方向一方側にPCCSの明度が6.0より高くPCCSの彩度が8S未満の色が他方側よりも多く配色され、上下方向他方側にPCCSの明度が6.0以下でPCCSの彩度が8S以上の色が一方側よりも多く配色されている請求項1~3のいずれかに記載のパーソナルカラー診断具。
  5. 請求項4に記載のパーソナルカラー診断具の使用方法であって、
    被診断者の上半身に前記パーソナルカラー診断具の第1平面と第2平面とをあてがって被診断者に調和する色を有する平面を選定
    選定した平面を所定の正位置と、正位置から上下を逆にした逆位置とにして被診断者の上半身にあてがい被診断者に調和する色を有する位置を選定することを特徴とするパーソナルカラー診断具使用方法。
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