JP7241023B2 - ランダムアクセスに用いられる物理資源の指示を提供する方法および装置ならびに記憶媒体 - Google Patents

ランダムアクセスに用いられる物理資源の指示を提供する方法および装置ならびに記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は無線通信の分野に関し、とくに、ランダムアクセス物理資源を示す方法および装置ならびにその記憶媒体に関する。
[関連出願への相互参照]
本開示は、中国特許出願第201710189324.8号(2017年3月27日出願)に係る優先権を主張し、その出願の開示は参照によりその全体が本明細書に援用される。
新世代移動体通信システムでは、2G、3Gおよび4Gシステムで用いられたキャリア周波数よりも高いキャリア周波数上でシステムネットワーキングが行われる。現在、業界で広く認識され国際団体によって特定されている周波数帯は、主に3GHz~6GHzおよび6GHz~100GHzである。早期の通信システムのネットワーキング周波数に対して、これらの周波数帯は比較的高く、伝搬における損失が比較的大きく、同じ出力でのカバレッジ半径が比較的小さい。また、これは、新世代移動体通信システムのネットワーキングにおけるカバレッジ半径を増大するためには、ビームフォーミング技術を採用する必要があるということを決定する。初期アクセスはカバレッジに対する要件がより高く、サービスが要求するよりも大きいカバレッジ範囲を要求する。ビームフォーミング技術は、さらに強く必要とされる。
ビームフォーミングが広く使われる新世代移動体通信システムでは、1つのビームが1つのセル全体を完全にカバーすることができず、セル全体(旧来の意味でのセクター)をカバーするには複数のビームが必要になる。複数のビームを同時に送信できない場合、セル全体またはセクターをカバーするためには時間次元におけるビームスキャンが必要である。ダウンリンク共通信号またはチャネル(同期信号、ブロードキャストチャネル、共通制御チャネル、共通トラフィックチャネル、等)については、セル全体のシームレスなカバレッジを確保する必要があり、ビームはカバレッジ要件に適合しなければならない。複数のビームを同時に送信できない場合には、各端末が、対応する共通信号または共通情報をセル内の可能な位置すべてにおいて読み取れるように、ビームスキャンの完全な処理を実行しなければならない。共通信号または共通情報によって搬送されるランダムアクセス設定メッセージを読み取った後、端末はそのランダムアクセス設定メッセージで通知されたランダムアクセス物理資源に従ってランダムアクセスを開始し得る。この時、単一のビームではセル全体をカバーできないので、基地局が端末にメッセージを送信しなければならない場合には、少なくとも、どのビームがその端末に情報を正しく伝達できる好適ビームであるかが既知でなければならない。従来技術では技術的解決策は提供されていない。基地局がランダムにビームを選択したり、特定の端末にすべてのビームでメッセージを送信したりする場合には、これが基地局によるビームの誤選択を起こして端末がメッセージを受信できなかったり、特定の端末にメッセージを送信するためにすべてのビームを使うのでビーム資源の浪費が起きたりする。
[サマリー]
本発明は、上述の問題を少なくとも部分的に解決することを望み、ランダムアクセス物理資源を示す方法および装置ならびにその記憶媒体を提供する。
第1の態様では、本開示は、ランダムアクセス物理資源を示す方法を提供し、この方法は、ブロードキャストチャネルを介してランダムアクセススロットの内部構造を準静的に設定することを含む。
第2の態様では、本開示は、ランダムアクセス物理資源を示す装置を提供し、この装置は、ブロードキャストチャネルを介してランダムアクセススロットの内部構造を準静的に設定するよう構成される、第1設定モジュールを含む。
第3の態様では、本開示は、ランダムアクセス物理資源を示す装置を提供し、この装置はプロセッサおよびメモリを含み、メモリはコンピュータ実行可能命令を格納し、このコンピュータ実行可能命令がプロセッサによって実行されると、第1の態様で提供されるランダムアクセス物理資源を示す方法のいずれかを実施してもよい。
第4の態様では、本開示はランダムアクセス物理資源を示す方法を提供し、この方法は、
ブロードキャストチャネルを介して、基地局または送受信ポイント(TRP)によって準静的に設定されるランダムアクセススロットの内部構造を受信することと、
基地局または送受信ポイントからのダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係に従って、使用中のランダムアクセススロットを決定することと、
決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、ランダムアクセス信号を送信することと、
を含む。
第5の態様では、本開示はランダムアクセス物理資源を示す装置を提供し、この装置は、
ブロードキャストチャネルを介して基地局または送受信ポイント(TRP)によって準静的に設定されるランダムアクセススロットの内部構造を受信するよう構成される、第2受信モジュールと、
基地局または送受信ポイントからのダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と、第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係に従って、使用中のランダムアクセススロットを決定するよう構成される、第2決定モジュールと、
決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、ランダムアクセス信号を送信するよう構成される、第2送信モジュールと、
を含む。
第6の態様では、本開示はランダムアクセス物理資源を示す装置を提供し、この装置はプロセッサおよびメモリを含み、メモリはコンピュータ実行可能命令を格納し、このコンピュータ実行可能命令がプロセッサによって実行されると、第4の態様で提供されるランダムアクセス物理資源を示す方法のいずれかを実施する。
第7の態様では、本開示はさらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、このコンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ実行可能命令を格納し、コンピュータ実行可能命令は、実行された後に、第1の態様または第4の態様で提供されるランダムアクセス物理資源を示す方法のいずれかを実施可能である。
本発明におけるランダムアクセス物理資源を示す方法および装置ならびにその記憶媒体について、基地局は、ブロードキャストチャネルを介してランダムアクセススロットの内部構造を設定する。そのようなランダムアクセススロットの内部構造が予め端末(たとえばユーザ装置(UE))に既知であれば、UEは、UE自身がビームを検出した場合に、対応するランダムアクセススロットにおいてランダムアクセス要求を送信してもよく、そのようにすると、基地局がそのランダムアクセス要求を受信した後に、基地局は、端末がどのビームを検出したのかを知り、そのビームを用いてその端末に正しく情報を送信する。たとえば、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係が、そのランダムアクセススロットの内部構造に従って、システムメッセージを介して通知される。ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号はビームによって送信されるので、端末がある同期信号ブロックまたは基準信号を検出するか、最良受信信号品質の同期信号ブロックまたは基準信号を検出すると、第1ランダムアクセス物理資源がその関連付け関係に従って決定され、第1ランダムアクセス物理資源上でランダムアクセス要求が送信され、基地局は、端末が現在送信したランダムアクセス要求が配置されているランダムアクセス物理資源に従って、端末がどのビームを検出した可能性があるかを決定することができるか、または、端末が最高受信信号強度のビームを受信したと決定することができる。この方法によって決定されるビームが、端末に情報を送信するために用いられる場合には、端末が情報を正しく受信する確率がより高くなる。従来技術における、特定の端末にどのビームが情報を送信するかを端末が決定することができないという問題が、明らかに解決される。同時に、情報を送信するためにこのような態様で決定されるビームを採用することにより、基地局が送信した情報を端末が正しく受信する確率が向上する可能性がある。
図面は、本発明の技術的解決策のさらなる理解を提供するために用いられ、明細書の一部を構成し、本開示の実施形態および実施例とともに本発明の技術的解決策を説明するが、本発明の技術的解決策を限定するものではない。
本発明の実施形態1によるランダムアクセス物理資源を示す方法のフローチャート。 本発明の実施形態1によるランダムアクセス物理資源を示す装置の構造図。 本発明の実施形態2によるランダムアクセス物理資源を示す方法のフローチャート。 本発明の実施形態2によるランダムアクセス物理資源を示す装置の構造図。 本発明の一実施形態による、同期信号ブロックとランダムアクセス物理資源サブセットとの対応関係を例示する図。 本発明の一実施形態による同期信号バーストセットを例示する図。 本発明の一実施形態によるスロットを示す図。 本発明の一実施形態の例1による、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号、機会、ランダムアクセスチャネル(RACH)スロットのマッピング関係を示す概略図である。 本発明の一実施形態の例1による、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号、機会、RACHスロットの、別のマッピング関係を示す概略図である。 本発明の一実施形態の例1による、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号、機会、RACHスロットの、別のマッピング関係を示す概略図である。 本発明の一実施形態の例2による、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号、機会、RACHスロットのマッピング関係を示す概略図である。 本発明の一実施形態の例2による、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号、機会、RACHスロットの、別のマッピング関係を示す概略図である。
[詳細な説明]
本発明の目的、技術的解決策および利益は、図面と組み合わせた本発明の実施形態の詳細な説明からより明確となる。本開示において、各実施形態およびその特徴は、衝突しない限り互いに組み合わせることができるということに留意されたい。
図面のフローチャートに例示される各ステップは、たとえばコンピュータシステムにおいて、コンピュータ実行可能命令のセットによって実行することができる。さらに、フローチャートは実行の論理的順序を例示するが、例示または説明される各ステップは、一部の場合において、フローチャートとは異なる順序で実行可能である。
ある研究によれば、ランダムアクセス物理資源はすべてのビームについて共通の資源であり、ランダムアクセス物理資源のいかなるサブセットも、特定のビームのために特別には設定されない。利点は、ランダムアクセス物理資源はすべてのビームのための大規模な資源プールであり、資源選択範囲が比較的大きく、アクセス密度が高くない時にはランダムアクセスの衝突確率を低減できるということであるが、一方で、不利益もまた明白である。特定のビーム方向に対する資源サブセットは存在せず、端末が選択した資源を介して、端末が好むダウンリンクビームを基地局が決定するのは困難である。したがって、各実施形態では、基地局はランダムアクセス資源の内部構造を設定するよう通知し、端末が内部構造を知った後に、端末がランダムアクセス資源を選択し、内部構造に従うランダムアクセス要求と端末自身が検出したビームとを送信する。たとえば、端末は、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係を取得し、このダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号は特定のビームとの対応関係を有する。したがって、端末が第1ランダムアクセススロット上でランダムアクセスを開始することを選択する場合には、端末が正しく検出し得るビームを端末が容易に決定できる可能性があり、端末に情報を送信するためにどのビームが用いられるかが決定される。これによって、端末への情報送信の成功率が向上する。
[実施形態1]
図1に示すように、ランダムアクセス物理資源を示す方法が提供され、以下に説明する各ステップを含んでもよい。
ステップ101において、ランダムアクセススロットの内部構造が、ブロードキャストチャネルを介して準静的に設定される。
ステップ102において、システムメッセージを介して、端末に、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と、第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係が通知される。
ステップ101は、ランダムアクセススロットの内部構造を決定することと、ブロードキャストチャネルを介してランダムアクセススロットの内部構造を準静的にブロードキャストすることとを含んでもよい。このようにして、基地局によって設定されるランダムアクセススロットの内部構造が、ブロードキャストチャネル上で端末によって受信され得る。基地局は、ランダムアクセススロットの内部構造を準静的にブロードキャストし、すなわち、準静的期間1つおきに対応する準静的期間において、基地局はランダムアクセススロットの内部構造をブロードキャストチャネルを介して1回ブロードキャストする。
ステップ102は、ランダムアクセススロットの内部構造に従って、ダウンリンク同期信号ブロックと第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係を決定すること、および/または、基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係を決定することと、決定された関連付け関係をシステムメッセージを介して端末に通知することとを含んでもよい。
実際の適用では、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号とランダムアクセススロットとの関連付け関係には複数のランダムアクセススロットが関与していてもよく、N個のランダムアクセススロットが提供されてもよい(後述するように)。各実施形態の第1ランダムアクセススロットは、複数のランダムアクセススロットのうち第1スロットを表し、各ランダムアクセススロットは始点+数によって完全に表現される。任意選択で、数Nが個別に通知され、第1ランダムアクセススロットもまた個別に通知されてもよい。
一実施態様では、ランダムアクセススロットの内部構造は、
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部に対するダウンリンク部の比率、
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセスが占めるシンボルの数、
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセス物理資源の時間長、および
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部に対するランダムアクセスチャネル(RACH)機会の数、
のうち1つを少なくとも含んでもよい。
一実施態様では、ランダムアクセススロットの内部構造は、ダウンリンク部が支配的であるスロットであるか、または、アップリンク部が支配的であるスロットである。
一実施態様では、ランダムアクセススロットの内部構造は、ランダムアクセスプリアンブル形式に従って設定される。たとえば、ランダムアクセススロットの内部構造は、サポートされなければならないランダムアクセスプリアンブル形式に従って設定される。
一実施態様では、時間領域において、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係は、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号の後のk番目のランダムアクセススロットが第1ランダムアクセススロットであるというものであってもよい(ただしkは正の整数である)。
別の実施態様では、時間領域において、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係は、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係が、時間領域におけるダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号のインデックスに関連する、というものであってもよい。たとえば、ランダムアクセススロットはダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号の同じインデックスを選択してもよいし、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号のインデックスについて関数計算を実行することによってランダムアクセススロットが取得されてもよい。ここでインデックスはインデックス数であってもよい。
一実施態様では、方法はさらに、同期信号ブロックまたは基準信号とN個のランダムアクセススロットとの関連付け関係を決定することと、端末に明示的にまたは暗黙的に通知することとを含む(ただしNは1以上の整数であるか、または0より大きく1未満の小数である)。実際の適用では、実施形態において、端末の実際の適用に対する同期信号ブロックまたは基準信号とN個のランダムアクセススロットとの関連付け関係の決定および通知と、同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係の通知とについては、明確な手順は存在しない。ここで、端末が明示的に通知を受ける場合には、通知は明確な情報指示を介して実施される。端末が暗黙的に通知を受ける場合には、方法は、特定のメッセージまたは信号の間の対応関係を含んでもよく、関連付け関係が前もって確立され、そうしてメッセージまたは信号が送信される。関連付け関係は明示的には示されないが、端末は、示された関連付け関係を上述の対応関係に従って決定してもよい。
一実施態様では、数Nは、以下の設定:
‐ランダムアクセスチャネルプリアンブル形式、
‐ランダムアクセススロット設定、および
‐ランダムアクセス信号の長さ、
のうち少なくとも1つまたはこれらの任意の組み合わせによって決定されてもよい。
一実施態様では、ランダムアクセススロットの内部構造がブロードキャストチャネルを介して準静的に決定されるステップは、下記の各ステップの1つを含む。
同期信号バーストセットにおける、各同期信号ブロックまたは各基準信号と、それぞれ対応する第1ランダムアクセススロットとの間の関連付け関係は同じである。
同期信号バーストセットにおける同期信号ブロックまたは基準信号のそれぞれは、それぞれ設定される関連付け関係を有する。
一実施態様では、ランダムアクセススロットのそれぞれが、1つ以上の周波数領域資源をランダムアクセス時間周波数資源として提供する。
上述の実施形態の方法は、基地局、送受信ポイント(TRP)、または他の類似の装置を介して実施されてもよい。図2に示すように、ランダムアクセス物理資源を示す装置が提供され、この装置は第1設定モジュール21および第1通知モジュール22とを含む。
第1設定モジュール21は、ブロードキャストチャネルを介してランダムアクセススロットの内部構造を準静的に設定するよう構成される。
第1通知モジュール22は、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係を、システムメッセージを介して端末に通知するよう構成される。たとえば、第1通知モジュール22は、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係を、ランダムアクセススロットの内部構造に従って、システムメッセージを介して、端末に通知するよう構成される。
一実施態様では、ランダムアクセススロットの内部構造は、
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部に対するダウンリンク部の比率、
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセスが占めるシンボルの数、および
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセス物理資源の時間長、
のうち1つを少なくとも含む。
一実施態様では、ランダムアクセススロットの内部構造は、ダウンリンク部が支配的であるスロットか、またはアップリンク部が支配的であるスロットである。
一実施態様では、第1設定モジュール21は、サポートされなければならないランダムアクセスプリアンブル形式に従って、ランダムアクセススロットの内部構造をセットするよう構成されてもよい。
一実施態様では、第1設定モジュール21は、さらに、時間領域において、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係を、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号の後のk番目のランダムアクセススロットが第1ランダムアクセススロットであると決定するよう構成されてもよい(ただしkは正の整数である)。
一実施態様では、第1設定モジュール21は、さらに、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号とN個のランダムアクセススロットとの関連付け関係を決定するよう構成されてもよく、第1通知モジュール22は、さらに、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号とN個のランダムアクセススロットとの関連付けを端末に明示的にまたは暗黙的に通知するよう構成されてもよい(ただしNは1以上の整数か、または0より大きく1未満の小数である)。
一実施態様では、数Nは、以下の設定:
‐ランダムアクセスチャネルプリアンブル形式、
‐ランダムアクセススロット設定、および
‐ランダムアクセス信号の長さ、
のうち少なくとも1つまたはこれらの任意の組み合わせによって決定される。
一実施態様では、第1設定モジュール21がブロードキャストチャネルを介してランダムアクセススロットの内部構造を準静的に設定するよう構成してもよいステップは、下記の各ステップの1つを含む。
同期バーストセットにおける各同期信号ブロックまたは各基準信号と、それぞれ対応する第1ランダムアクセススロットとの間の関連付け関係は同じである。
同期バーストセットにおける同期信号ブロックまたは基準信号のそれぞれは、それぞれ設定される関連付け関係を有する。
一実施態様では、第1設定モジュール21は、さらに、1つ以上の周波数領域資源をランダムアクセス時間周波数資源として提供するために、ランダムアクセススロットのそれぞれを設定するよう構成される。
一実施態様では、第1設定モジュール21は、さらに、時間領域において、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係を、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係は時間領域におけるダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号のインデックスに関連すると決定するよう構成される。
ランダムアクセス物理資源を示す他の装置は、プロセッサまたはメモリを含む。メモリはコンピュータ実行可能命令を格納するよう構成され、このコンピュータ実行可能命令がプロセッサによって実行されると、下記の方法を実施する。
ランダムアクセススロットの内部構造は、ブロードキャストチャネルを介して準静的に設定される。
端末には、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係が、システムメッセージを介して通知される。
本実施形態におけるランダムアクセス物理資源を示す装置は、本実施形態の方法の詳細をすべて実施してもよい。本方法に関連する記載が参照されてもよい。実際の適用では、本実施形態におけるランダムアクセス物理資源を示す装置は、本実施形態の上述の機能および方法を、基地局、送受信ポイントまたは他の類似の装置上で構成されることにより実施してもよく、または、本実施形態におけるランダムアクセス物理資源を示す装置は、直接的に基地局、送受信ポイントまたは他の類似の装置であってもよい。実際の適用では、第1設定モジュール21および第1通知モジュール22は、それぞれソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせにより実施されてもよい。たとえば、第1設定モジュール21は、基地局、送受信ポイントまたは他の類似の装置により実施されてもよく、第1通知モジュール22は、基地局、送受信ポイントまたは他の類似の装置の通信ユニットにより実施されてもよい。別の例として、第1設定モジュール21は、基地局、送受信ポイントまたは他の類似の装置のプロセッサにより実施されてもよく、第1通知モジュール22は、基地局、送受信ポイントまたは他の類似の装置の通信ユニットおよびプロセッサの組み合わせによって実施されてもよい。これについて本明細書では限定を設けない。
[実施形態2]
図3に示すように、ランダムアクセス物理資源を示す方法が提供され、下記の各ステップを含んでもよい。
ステップ301において、ランダムアクセススロットの内部構造(基地局または送受信ポイント(TRP)によってブロードキャストチャネルを介して準静的に設定されたもの)が受信される。ランダムアクセススロットの内部構造は、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係のタイプ(たとえば、ダウンリンク同期信号ブロックと第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係が、基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係と同じであり得るか、または異なり得るか)を決定するために用いられてもよい。
ステップ302において、基地局または送受信ポイントからのダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係に従って、使用中のランダムアクセススロットが決定される。ステップ302において、ランダムアクセススロットの設定された内部構造に従って、使用中のランダムアクセススロットが決定される。
ステップ303において、ランダムアクセス信号が、決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、送信される。
実際の適用では、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号とランダムアクセススロットとの関連付け関係には複数のランダムアクセススロットが関与してもよく、N個のランダムアクセススロットが提供されてもよい(実施形態1において説明したように)。本実施形態における第1ランダムアクセススロットは、複数のランダムアクセススロットのうち第1のスロットを表し、各ランダムアクセススロットは、始点+数によって完全に表現されてもよい。任意選択で、数Nが個別に通知されてもよく、第1ランダムアクセススロットもまた個別に通知されてもよい。
一実施態様では、ランダムアクセススロットの内部構造は、
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部に対するダウンリンク部の比率、
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセスが占めるシンボルの数、
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセス物理資源の時間長、および
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部に対するRACH機会の数、
のうち1つを少なくとも含む。
一実施態様では、ランダムアクセススロットの内部構造は、以下に記述する条件:
‐ランダムアクセススロットにおいてダウンリンク部が支配的である。
‐ランダムアクセススロットにおいてアップリンク部が支配的である。
のうち1つを満たしてもよい。
一実施態様では、時間領域において、ダウンリンク同期信号ブロックと第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係は、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号の後のk番目のランダムアクセススロットが第1ランダムアクセススロットであるというものである(ただしkは正の整数である)。この時に、決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、ランダムアクセス信号が送信されるステップは、開始位置として、第1ランダムアクセススロットを取るか、または、第1ランダムアクセススロットの後の任意のランダムアクセススロットをランダムに選択することにより、ランダムアクセス信号を送信することを含んでもよい。
一実施態様では、決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、ランダムアクセス信号が送信されるステップは、ランダムアクセス信号を送信するためにN個のランダムアクセススロットを選択することを含んでもよい(ただしNは1以上の整数であるか、または0より大きく1未満の小数である)。
一実施態様では、数Nは、下記の設定:
‐ランダムアクセスチャネルプリアンブル形式、
‐ランダムアクセススロット設定、および
‐ランダムアクセス信号の長さ、
のうち少なくとも1つまたはこれらの任意の組み合わせによって決定される。
一実施態様では、決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、ランダムアクセス信号が送信されるステップは、ランダムアクセススロットにおけるランダムアクセス信号の開始位置がダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号のインデックス数と数Nとによって決定されるということを含んでもよい。
一実施態様では、方法は、さらに、ランダムアクセススロットのそれぞれにおいて
1つ以上の周波数領域資源をランダムアクセス時間周波数資源として選択することを含んでもよく、そのようにするとランダムアクセス信号がランダムアクセス時間周波数資源で送信される。
一実施態様では、決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、ランダムアクセス信号が送信されるステップは、ランダムアクセス信号が送信される時に、周波数領域ランダム化の一態様として、周波数領域資源または周波数領域位置を決定することを含んでもよい。
一実施態様では、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係は、時間領域におけるダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号のインデックスに関連する。この時に、決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、ランダムアクセス信号が送信されるステップは、開始位置として、第1ランダムアクセススロットを取るか、または第1ランダムアクセススロットの後の任意のランダムアクセススロットをランダムに選択することによって、ランダムアクセス信号を送信することを含んでもよい。
本実施形態の上述の方法は、端末または他の類似の装置を介して実施されてもよい。
図4に示すように、ランダムアクセス物理資源を示す装置が提供され、第2受信モジュール41と、第2決定モジュール42と、第2送信モジュール43とを含んでもよい。
第2受信モジュール41は、ブロードキャストチャネルを介して基地局または送受信ポイント(TRP)によって準静的に設定されたランダムアクセススロットの内部構造を受信するよう構成される。
第2決定モジュール42は、使用中のランダムアクセススロットを、基地局または送受信ポイントからのダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と、第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係に従って決定するよう構成されれる。
第2送信モジュール43は、決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、ランダムアクセス信号を送信するよう構成される。
一実施態様では、ランダムアクセススロットの内部構造は、
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部に対するダウンリンク部の比率、
‐ランダムアクセススロットにおけるランダムアクセスが占めるシンボルの数、
‐ランダムアクセススロットにおけるランダムアクセス物理資源の時間長、および
‐ランダムアクセススロットにおけるアップリンク部に対するRACH機会の数、
のうち1つを少なくとも含む。
一実施態様では、ランダムアクセススロットの内部構造は、以下に記述する条件:
‐ランダムアクセススロットにおいてダウンリンク部が支配的である。
‐ランダムアクセススロットにおいてアップリンク部が支配的である。
のうち1つを満たす。
一実施態様では、時間領域において、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係は、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号の後のk番目のランダムアクセススロットが第1ランダムアクセススロットであるというものであってもよい(ただしkは正の整数である)。この時に、第2送信モジュール43は、開始位置として、第1ランダムアクセススロットを取るか、または第1ランダムアクセススロットの後の任意のランダムアクセススロットをランダムに選択することによって、ランダムアクセス信号を送信するために具体的に用いられてもよい。
一実施態様では、第2送信モジュール43は、ランダムアクセス信号を送信するためにN個のランダムアクセススロットを選択するよう構成されてもよい。Nは1以上の整数であるか、または0より大きく1未満の小数である。一実施態様では、数Nは、以下の設定:ランダムアクセスチャネルプリアンブル形式、ランダムアクセススロット設定、ランダムアクセス信号の長さ、のうち少なくとも1つまたはこれらの任意の組み合わせによって決定される。
一実施態様では、第2送信モジュール43は、さらに、ランダムアクセススロットにおけるランダムアクセス信号の開始位置を、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号のインデックス数と数Nとを介して決定するよう構成されてもよい。
一実施態様では、第2決定モジュール42は、ランダムアクセススロットのそれぞれにおいて、1つ以上の周波数領域資源を、ランダムアクセス時間周波数資源として選択するよう構成されてもよく、このようにすると、ランダムアクセス時間周波数資源でランダムアクセス信号が送信される。
一実施態様では、第2送信モジュール43は、さらに、ランダムアクセス信号が送信される時に、周波数領域ランダム化の一態様として、周波数領域資源または周波数領域位置を決定するよう構成されてもよい。
一実施態様では、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係は、時間領域におけるダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号のインデックスに関連する。この時に、第2送信モジュール43は、開始位置として、第1ランダムアクセススロットを取るか、または第1ランダムアクセススロットの後の任意のランダムアクセススロットをランダムに選択することによって、ランダムアクセス信号を送信するために具体的に用いられてもよい。
ランダムアクセス物理資源を示すための別の装置は、プロセッサおよびメモリを含む。メモリはコンピュータ実行可能命令を格納するよう構成され、このコンピュータ実行可能命令がプロセッサによって実行されると、下記の方法を実施する。
ランダムアクセススロットの内部構造(ブロードキャストチャネルを介して基地局または送受信ポイント(TRP)によって準静的に設定されたもの)が受信される。
基地局または送受信ポイントからのダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と、第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係に従って、使用中のランダムアクセススロットが決定される。
決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、ランダムアクセス信号が送信される。
本実施形態におけるランダムアクセス物理資源を示す装置は、本実施形態の方法の詳細をすべて実施してもよい。本方法に関連する記載が参照されてもよい。実際の適用では、本実施形態におけるランダムアクセス物理資源を示す装置は、本実施形態の上述の機能および方法を、端末または他の類似の装置上で構成されることにより実施してもよいし、または、本実施形態におけるランダムアクセス物理資源を示す装置は、直接的に端末または他の類似の装置であってもよい。
実際の適用では、第2受信モジュール41、第2決定モジュール42および第2送信モジュール43は、それぞれソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせにより実施されてもよい。たとえば、第2決定モジュール42は、端末または他の類似の装置により実施されてもよい。第2受信モジュール41および第2送信モジュール43は、端末または他の類似の装置の通信ユニットにより実施されてもよい。別の例として、第2決定モジュール42は、端末または他の類似の装置のプロセッサにより実施されてもよい。第2受信モジュール41および第2送信モジュール43は、端末または他の類似の装置の通信ユニットおよびプロセッサの組み合わせによって実施されてもよい。これについて本明細書では限定を設けない。
[実施形態3]
一実施形態は、ランダムアクセス物理資源を示す方法を提供する。処理を以下に説明する。
ランダムアクセススロットの内部構造は、基地局またはTRPによって、ブロードキャストチャネルを介して準静的に設定される。
ブロードキャストチャネルを介して基地局またはTRPによって準静的に設定されたランダムアクセススロットの内部構造を、端末が受信する。
基地局またはTRPは、システムメッセージを介して、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係を端末に通知する。
端末は、受信したダウンリンク信号またはチャネルの品質と、ダウンリンク同期信号ブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係とに従って、ランダムアクセススロットを決定する。
端末は、決定されたランダムアクセススロットで、またはそのランダムアクセススロットの一部で、ランダムアクセス信号を送信する。
本実施形態の具体的な実施処理において、実施形態1および実施形態2を参照してもよい。上述の実施形態1および実施形態2を参照してもよい。
端末が選択したダウンリンク送信ビームの情報をどのようにして基地局が取得するかという問題を解決するために、端末が受信した初期ダウンリンク信号またはチャネルとランダムアクセス物理資源との関連付け関係を確立することを考慮することが必要である。共通信号は、様々なタイプの同期信号であり得る。共通チャネルは、ブロードキャストチャネル、共通制御情報を搬送するチャネル、共通トラフィックを搬送するチャネル、等であってもよい。
最も単純な対応関係は、ダウンリンク信号またはチャネルと、ランダムアクセス物理資源プールのサブセットとの間に一対一マッピングの対応関係を確立することである。図5に示すように、たとえば上述の共通信号またはチャネルを搬送する資源の特定のブロックは、同期信号ブロック(SSブロック)と呼ばれる。SSブロックは、単に可能な名称であり、搬送される対応するダウンリンク信号またはチャネルの機能的特徴を限定するものではない。各SSブロックは、ある特定のビーム方向の、またはあるアンテナポートからの、ダウンリンク信号またはチャネルの少なくとも1つに対応する。SSブロックは、ランダムアクセス物理資源サブセットと一対一対応関係を有する。たとえば図5に示すように、ダウンリンクSSブロック1または基準信号1とRACH資源1との間に一対一対応が存在し、ダウンリンクSSブロック2または基準信号2とRACH資源2との間に一対一関係が存在し、ダウンリンクSSブロック3または基準信号3とRACH資源3との間に一対一対応が存在し、ダウンリンクSSブロック4または基準信号4とRACH資源4との間に一対一関係が存在する。
ここで、一対一の対応は、比較的単純な対応関係である。端末は、対応するランダムアクセス物理資源を取得するためにそのような対応関係を取得し、その後、選択されたダウンリンク信号またはチャネルに従って、対応するランダムアクセス物理資源を決定する必要がある。
任意選択の例で、基地局のSSブロックは、同期信号を搬送する最小単位であり、あるビーム方向において、またはあるアンテナポートから、同期信号を搬送する。時間領域において、複数のSSブロックが組み合わされて同期信号バースト(SSバースト)となり、時間領域において、複数のSSバーストが組み合わされて同期信号バーストセット(SSバーストセット)となる。1つのSSバーストセットは、すべてのビーム方向における、または、すべてのアンテナポートからの、同期信号を含み、各同期信号はSSバーストセットの期間中に繰り返し送信される。SSバーストセットの例を図6に示す。
ランダムアクセスチャネル(RACH)機会は、設定されたランダムアクセスプリアンブル形式で送信されるランダムアクセス信号が使用する時間周波数資源として定義される。端末はダウンリンク信号またはチャネルを受信し、その品質を検出して品質情報を取得する。たとえば、SSブロックの受信信号の強度が検出され、受信信号の強度に従って適切なSSブロックが選択され、ダウンリンク信号またはチャネルとランダムアクセス物理資源プールのサブセットとの対応関係を組み合わせることによって、ランダムアクセスチャネル(RACH)機会が使用する時間周波数資源が決定される。基地局は、ランダムアクセス信号を受信することによって、端末が好むSSブロックを間接的に知ってもよい。
RACH機会内で送信されるランダムアクセス信号は、アップリンクで受信されるすべての可能なビーム方向に対応するか、または受信アンテナポートに対応する。基地局は、ランダムアクセス信号を検出するために、すべての受信ビーム方向または受信アンテナポートを必要とする。基地局がビームレシプロシティを有しないシナリオでは、端末がランダムアクセス信号を繰り返し送信して、基地局がランダムアクセス信号を検出することによって好ましいダウンリンク送信ビームおよび好ましいアップリンク受信ビームをそれぞれ取得できることを保証しなければならない。基地局がビームレシプロシティを有するシナリオでは、端末はランダムアクセス信号を繰り返し送信しなくともよい場合がある。
ダウンリンク信号またはチャネルと、ランダムアクセス物理資源プールのサブセットとの対応関係が記述される時、ランダムアクセス物理資源プールのRACH機会が占める資源の表現は論理資源であり、論理資源は最終的には物理資源で具体化されなければならない。ここで、ランダムアクセス信号を送信するための物理資源を、ランダムアクセススロットと定義する。新世代移動体通信システムでは、1つのスロットをダウンリンクスロットおよびアップリンクスロットに分割することができる。ダウンリンクスロットまたはアップリンクスロットは、単純なダウンリンク信号およびダウンリンクチャネルまたはアップリンク信号およびアップリンクチャネルではなく、ダウンリンク信号およびダウンリンクチャネルがダウンリンクスロットにおいてより高い比率を有するということか、または、アップリンク信号およびアップリンクチャネルがアップリンクスロットにおいてより高い比率を有するということを意味する。
図7に、アップリンクスロットおよびダウンリンクスロットを含むスロットの例を示す。図7に示す例では、ダウンリンクスロットは時分割二重(TDD)モードにあり、14個のシンボルを有し、ダウンリンク制御チャネル(DLC)および同期信号ブロック(SSB)は50%を超える比率で10個のシンボルを占め、アップリンク信号RACHおよび物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は2個のシンボルを占める。図7に示す例では、アップリンクスロットはTDDモードにあり、14個のシンボルを有し、ダウンリンク制御チャネル(DLC)は2個のシンボルを占め、アップリンク信号RACHおよびPUCCHは50%を超える比率で10個のシンボルを占める。
アップリンクRACH信号を搬送するために、ダウンリンクスロットおよびアップリンクスロットの双方を用いることができ、ランダムアクセス信号を搬送するために用いられるスロットはランダムアクセススロットと呼ばれる。ダウンリンクスロットおよびアップリンクスロットの内部構造は、図7の例には限定されない。様々な設定可能性が存在する。すなわち、スロットの内部構造が動的に調整される時には、ランダムアクセス信号を送信するために用いられる様々なスロットのインターバルサイズが動的に変化する。時間変化の粒度は、少なくとも1スロットである。変化が最も高速な時には、様々なランダムアクセススロットのそれぞれが提供する資源の数が異なり得る。ダウンリンクチャネルまたはダウンリンクチャネル(典型的にはSSB)と、ランダムアクセス物理資源プールの特定のサブセット(典型的にはRACH機会)との関連付け関係に従ってRACHを送信するための物理資源を、端末が探索する時には、RACH物理資源を取得するためにスロット内のダウンリンク制御チャネルにおけるダウンリンク制御情報(DCI)を読み取り、そのスロットの内部構造におけるRACH資源のアロケーションを取得する必要がある。その後、間接的な計算を介して、特定の物理資源位置が取得される。DCI情報が常に読み取られる場合には、端末の電力消費を低減する上で非常に不利である。さらに、ランダムアクセススロットにおけるRACH資源の動的変化があるので、SSバーストセット期間におけるランダムアクセス物理資源が十分か否かを決定するのは一般的に困難である。
ランダムアクセススロットのタイプが再設定される前に、ランダムアクセススロットの内部構造は変化しないまま維持されるべきである。すなわち、内部ダウンリンクおよびアップリンクの比率、ランダムアクセスが占めるシンボルの数、および、ランダムアクセス物理資源の時間長が、変化しないまま維持されるべきである。日および月の単位での長期パラメータに関して、ランダムアクセススロットの内部構造は準静的であることが好ましい。準静的設定は、ブロードキャストメッセージを介して実施することができる。設定セットのために複数のオプションが存在してもよい。オプションは、ダウンリンクスロット、アップリンクスロット、等であってもよい。ブロードキャストメッセージにおいて通知されるランダムアクセススロットの設定は、ランダムアクセススロットの内部構造のインデックスでマークされてもよい。基地局によって、スロットがサポートしなければならないランダムアクセスプリアンブル形式に従って、特定の設定が選択される。特別なケースでは、準静的設定は完全に静的な硬化設定になってもよい。
基地局はさらに、システムが利用可能なランダムアクセススロットをすべて決定する必要がある。ランダムアクセススロットの密度と、資源のアロケーション位置とは、基地局が採用するランダムアクセスプリアンブル形式、ランダムアクセススロットの内部構造においてアップリンク送信のために提供されるランダムアクセス領域のサイズ、基地局が周波数領域において複数の異なるビームを同時に受信できるか否か、基地局がビーム受信および送信のレシプロシティを有するか否か、等を含む様々な要因に依存する。SSバーストセット期間中にランダムアクセススロットによって提供されるRACH機会の資源(時間の総和、周波数およびコード資源)は、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号に関する対応関係を少なくとも満たさなければならない。
基地局のビームレシプロシティの観点から、以下に2つの例を用いて、ダウンリンク信号またはダウンリンクチャネル(典型的にはダウンリンクSSブロックまたは基準信号)とランダムアクセス物理資源プールのサブセット(典型的にはRACH機会)との関連付け関係が存在する場合に、RACH(すなわちランダムアクセススロット)を送信するための物理資源をいかにして決定するかを、それぞれ例示する。
[例1]
本例は、基地局がビームレシプロシティを有しないシナリオにおいて、RACHを送信するための物理資源(すなわちランダムアクセススロット)を決定する処理を詳細に説明する。
図8は、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号、機会およびRACHスロットのマッピング関係を示す。異なるSSブロックまたは基準信号は、異なるRACH機会に対応する。機会は論理資源数であり、具体的な物理RACHスロットへとマッピングされなければならない。図8は典型的な設定であり、すなわち、1つのSSブロックが1つのRACH機会に対応し、RACH機会の論理資源はランダムアクセス物理スロットによって搬送され得る。物理スロット内の8個のRACHシンボルを例にとると、基地局が8個の異なる受信ビームについて学習および検出を行うために、同じランダムアクセスシンボルおよびシーケンスが8回繰り返される必要があることが示される。ここで、ランダムアクセス信号の巡回プレフィクス(CP)と、差分スロットダウンリンクおよびアップリンクに対するガード期間(GP)とは、資源を共有してもよい。PUCCHおよびランダムアクセス信号のガード時間(GT)は資源を共有してもよい。
図9は第2の典型的な設定を示す。すなわち、1つのダウンリンクSSブロックまたは基準信号が1つのRACH機会に対応し、1つのRACH機会の論理資源は、複数の(たとえば2個の)ランダムアクセス物理スロットによって搬送され得る。2個の物理スロット内に、合計で16個のRACHシンボルが存在する。基地局が16個の異なる受信ビームについて学習および検出を実行するために、同じランダムアクセスシンボルおよびシーケンスが16回繰り返される必要がある。アップリンクスロット1およびアップリンクスロット2は、連続的に送信されてもよいし、不連続に送信されてもよい。SSバーストセット期間が長く、より多くのSSブロックを収容している場合には、対応するRACH機会も長くなり、より多くのRACH物理スロットがマッピングされる。
図10は、第3の典型的な設定を示す。すなわち、1つのダウンリンクSSブロックまたは基準信号が1つのRACH機会に対応し、複数の機会の論理資源が1つのランダムアクセス物理スロットによって搬送され得る。1つの物理スロット内に、合計で8個のRACHシンボルが存在する。基地局が4個の異なる受信ビームについて学習および検出を実行するために、同じRACH機会の同じランダムアクセスシンボルおよびシーケンスが4回繰り返される必要がある。
上述の3つの典型的なマッピング関係は、基地局がビームレシプロシティを有しないという条件下で、RACH機会とランダムアクセス物理資源との、一対一、一対多、および多対一のマッピング関係をカバーし得るということが明らかである。基地局は端末に、少なくとも、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号と初期RACHスロットとのマッピング関係のSSブロックを通知する必要がある。たとえば、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号の後に、初期アクセスが実行され得るRACHスロットのランク数が通知される。とくに、RACH機会とランダムアクセス物理資源とが多対一関係にある場合には、初期アクセスが実行され得るスロットのランク数が通知される必要があり、スロット内の特定の開始位置が決定されなければならない。このスロット内の特定の開始位置は、直接的に通知されてもよいし、これに加えて、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号のインデックス数と1つの物理スロットで搬送可能なランダムアクセス信号の数とによって、間接的に決定されてもよい。
基地局はさらに、1つのダウンリンクSSブロックまたは基準信号に、いくつのRACHスロットがマッピング可能か(すなわち、ランダムアクセス信号を送信するために、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号に対応するランダムアクセス信号がRACHスロットをいくつ使用可能か)を通知してもよい。この数関係は、1つのRACHスロット内で搬送可能なランダムアクセス信号の数に逆相関する。ここでは、RACHスロットの数は、1以上の整数だけでなく、0より大きく1未満の小数であってもよい(たとえば、ランダムアクセス信号がRACHスロットの半分しか使用できないということを示す0.5、および、ランダムアクセス信号がRACHスロットの1/4しか占めることができないということを示す0.25)。ダウンリンクSSブロックまたは基準信号に対応するランダムアクセス信号が使用可能なRACHスロットの数は、設定された物理ランダムアクセスチャネル形式と、ランダムアクセス信号の長さとを介して、間接的に計算されてもよい。
SSバーストセット内のすべてのダウンリンクSSブロックまたは基準信号について、すべてのダウンリンクSSブロックまたは基準信号に対して上述の単一のマッピング関係を適用してもよい。また、各ダウンリンクSSブロックまたは基準信号が、それぞれ独立したマッピング関係を有すると考えてもよい。独立したマッピング関係の設定は、より多くのシグナリングオーバーヘッドを要する。シグナリングオーバーヘッドを節約する観点からは、統一された設定ですべてのダウンリンクSSブロックまたは基準信号について、単一のマッピング関係がより有利である。ダウンリンクSSブロックまたは基準信号のそれぞれにマッピングされるべきRACH資源が均一でない場合には、周波数領域または符号領域において、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号のそれぞれに要求されるRACH資源が追加されてもよい。
[例2]
本例は、基地局がビームレシプロシティを有するシナリオにおいて、RACHを送信するための物理資源(すなわちランダムアクセススロット)を決定する処理を詳細に説明する。
基地局がビームレシプロシティを有しないシナリオとは異なり、基地局がビームレシプロシティを有する場合には、基地局の受信ビームによるスキャンの必要性に応えるためにランダムアクセスシンボルおよびシーケンスを複数回繰り返す必要はない(ただしカバレッジを増強するためにシーケンスまたはシンボルを繰り返す場合を除外しない)。上述のように、RACH機会内で送信されるランダムアクセス信号は、アップリンクで受信されるすべての可能なビーム方向に対応するか、または受信アンテナポートに対応する。ビームがレシプロシティを有する場合には、RACH機会の表現形式は、レシプロシティがない条件下のものとは異なる。図11は、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号、機会、およびRACHスロットのマッピング関係を示す。同じSSバーストセット内の異なるダウンリンクSSブロックまたは基準信号が、1つのRACH機会に対応する。機会は論理資源数であり、具体的な物理RACHスロットへとマッピングされなければならない。図11は典型的な設定であり、すなわち、1つのダウンリンクSSブロックまたは基準信号が、1つのRACH機会の資源の一部(基地局の受信ビームに対応する)に対応し、1つのRACH機会の各論理資源は複数のランダムアクセス物理スロットによって搬送され、ある特定のダウンリンクSSブロックまたは基準信号が、複数のランダムアクセス物理スロットのうち1つに対応する。
図12は、別の可能な典型的な設定を示し、すなわち、1つのダウンリンクSSブロックまたは基準信号が、1つのRACH機会の資源の一部(基地局の受信ビームに対応する)に対応し、1つのRACH機会の各論理資源は複数のランダムアクセス物理スロットによって搬送され、特定のダウンリンクSSブロックまたは基準信号が、複数のランダムアクセス物理スロットのうち1つに対応する。すなわち、1つのランダムアクセス物理スロットが、複数のダウンリンクSSブロックまたは基準信号にマッピングされる。
例1の、図9に示す設定と同様に、複数のランダムアクセス物理スロットに1つのダウンリンクSSブロックまたは基準信号が対応することも可能であるが、ここでは繰り返しの説明はしない。
基地局がレシプロシティを有するか否かに関わらず、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号とランダムアクセススロットとのマッピング関係には、ある共通性が存在する。
同様に、基地局は端末に、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号と初期RACHスロットとのマッピング関係を、少なくとも通知する必要がある。たとえば、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号の後の、初期アクセスが実行され得るRACHスロットのランク数が通知される。とくに、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号とランダムアクセス物理資源とが多対一関係にある場合には、初期アクセスが実行され得るスロットのランク数が通知される必要があり、スロット内の特定の開始位置が決定されなければならない。このスロット内の特定の開始位置は、直接的に通知されてもよいし、これに加えて、
ダウンリンクSSブロックまたは基準信号のインデックス数と1つの物理スロットで搬送可能なランダムアクセス信号の数とによって、間接的に決定されてもよい。
基地局はさらに、端末に、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号と初期RACHスロットとのマッピング関係を、他の実施態様で通知してもよい。たとえば、時間領域において、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号と初期RACHスロットとの関連付け関係は、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号のインデックスに関連する。すなわち、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号のインデックスがiである場合には、インデックスがiであるRACHスロットまたは機能的関係がiであるRACHスロットが、関連付けられた初期RACHスロットである。
基地局はさらに、1つのダウンリンクSSブロックまたは基準信号に、いくつのRACHスロットがマッピング可能か(すなわち、ランダムアクセス信号を送信するために、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号に対応するランダムアクセス信号がRACHスロットをいくつ使用可能であるか)を通知してもよい。この数関係は、1つのRACHスロット内で搬送可能なランダムアクセス信号の数に逆相関する。ここでは、RACHスロットの数は、1以上の整数だけでなく、0より大きく1未満の小数であってもよい(たとえば、ランダムアクセス信号がRACHスロットの半分しか使用できないということを示す0.5、および、ランダムアクセス信号がRACHスロットの1/4しか占めることができないということを示す0.25)。ダウンリンクSSブロックまたは基準信号に対応するランダムアクセス信号が使用可能なRACHスロットの数は、設定された物理ランダムアクセスチャネル形式と、ランダムアクセス信号の長さとを介して、間接的に計算されてもよい。
SSバーストセット内のすべてのダウンリンクSSブロックまたは基準信号について、すべてのダウンリンクSSブロックまたは基準信号に対して上述の単一のマッピング関係を適用してもよい。また、各ダウンリンクSSブロックまたは基準信号が、それぞれ独立したマッピング関係を有すると考えてもよい。独立したマッピング関係の設定は、より多くのシグナリングオーバーヘッドを要する(たとえば、SSブロック0のマッピング関係がk=4であり、SSブロック1のマッピング関係がk=3であり、SSブロック2のマッピング関係がk=6であり、kは均一な値ではない)。シグナリングオーバーヘッドを節約する観点からは、統一された設定ですべてのダウンリンクSSブロックまたは基準信号について、単一のマッピング関係がより有利である。ダウンリンクSSブロックまたは基準信号のそれぞれにマッピングされるべきRACH資源が均一でない場合には、周波数領域または符号領域において、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号のそれぞれに要求されるRACH資源が追加されてもよい。
上述の通知および指示の方法は、単一の端末ユーザのみならず、複数のユーザのシナリオにも当てはまる。複数のユーザが同じダウンリンクSSブロックまたは基準信号を好んでランダムアクセスを開始する場合には、周波数領域または符号領域のランダム化の態様で、複数のユーザに対する相互の干渉が回避される。周波数領域ランダム化が好ましく、周波数領域の位置は端末自身が決定する。
加えて、本開示は、さらに、コンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供し、このコンピュータ実行可能命令が実行されると、ランダムアクセス物理資源を示す上述の方法のいずれか1つを実施する(図1および/または図3に例示される方法を実施する、等)。
任意選択で、この実施形態において、記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、モバイルハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、またはプログラムコードを記憶できる他の媒体を含んでもよいが、これらに限定されない。
任意選択で、記憶媒体は、過渡的でない記憶媒体である。
任意選択で、この実施形態において、プロセッサが、記憶媒体に格納されたプログラムコードに従って、上述の各実施形態において説明された各方法の各ステップを実行する。
任意選択で、この実施形態の特定の例について、上述の各実施形態および任意選択の実施態様において説明された各例が参照されてもよい(この実施形態では説明を繰り返さない)。
当業者は、上述の方法のステップのすべてまたは一部を、関連するハードウェア(プロセッサ等)によって、プログラムによって命令される通りに実施することができ、プログラムはコンピュータ可読記憶媒体(読み出し専用メモリ、磁気ディスク、光ディスク、等)に格納することができるということを理解する。任意選択で、上述の各実施形態のステップのすべてまたは一部を、1つ以上の集積回路を用いて実施してもよい。したがって、上述の各実施形態における様々なモジュール/ユニットは、ハードウェアによって実施することができる。たとえば、これらのモジュール/ユニットの機能は、1つ以上の集積回路によって実施可能である。これらのモジュール/ユニットは、また、ソフトウェア機能モジュールの形態で実施することもできる。たとえば、これらのモジュール/ユニットの機能は、メモリに格納されたプログラム/命令を実行するためのプロセッサを用いて実施可能である。本開示の各実施形態は、ハードウェアおよびソフトウェアのいかなる特定の組み合わせにも限定されない。
上記は、本開示の基本的原理、主な特徴および利益を例示し説明する。本開示は上述の各実施形態には限定されない。上述の各実施形態および明細書は、本開示の原理のみを説明する。本開示の精神および範囲から逸脱することなく、本開示に様々な変更および改良を加えることができる。変更および改良は、本開示の範囲内である。
本開示では、基地局がランダムアクセススロットの内部構造を設定し、ランダムアクセススロットの内部構造に従って、システムメッセージを介して、ダウンリンクSSブロックまたは基準信号と第1ランダムアクセススロットとの関連付け関係を、端末に通知する。したがって、対応するダウンリンクSSブロックまたは基準信号を端末が正しく検出した後に、端末はその関連付け関係に従って第1ランダムアクセススロットでランダムアクセス要求を開始し、その後に、基地局は、端末に情報を正しく送信するためにどのビームを使うことができるかを知ることができる。端末に情報を送信するためにどのビームを用いるかを決定できないという問題が解決され、これと同時に、基地局による端末への情報送信の成功率が向上する。これは肯定的な産業的効果を有し、簡素な実施および良好な適用見込みを特徴付ける。

Claims (15)

  1. つのランダムアクセススロットの内部構造を設定することと、
    前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造を示すパラメータを、ブロードキャストチャネルを介して送信し、時間領域におけるダウンリンク同期信号ブロックのインデックスと前記1つのランダムアクセススロットとの関連付けを送信することと、
    を備える方法であって、
    前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造は、
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセスが占めるシンボルの数、および
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおける前記アップリンク部に対するランダムアクセスチャネル(RACH)機会の数、
    を備える、方法。
  2. 前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造は、ランダムアクセスプリアンブル形式に従って設定される、請求項1に記載の方法。
  3. プロセッサを備える装置であって、
    前記プロセッサは、
    ‐1つのランダムアクセススロットの内部構造を設定し、
    ‐前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造を示すパラメータを、ブロードキャストチャネルを介して送信し、時間領域におけるダウンリンク同期信号ブロックのインデックスと前記1つのランダムアクセススロットとの関連付けを送信する
    よう構成され、
    前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造は、
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセスが占めるシンボルの数、および
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおける前記アップリンク部に対するランダムアクセスチャネル(RACH)機会の数、
    を備える、装置。
  4. 前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造は、ランダムアクセスプリアンブル形式に従って設定される、請求項3に記載の装置。
  5. 基地局によって設定される1つのランダムアクセススロットの内部構造を示すパラメータを、ブロードキャストチャネルを介して受信し、時間領域におけるダウンリンク同期信号ブロックのインデックスと前記1つのランダムアクセススロットとの関連付けを受信することと、
    前記ダウンリンク同期信号ブロックと前記1つのランダムアクセススロットとの前記関連付けに従って、前記1つのランダムアクセススロットを決定することと、
    決定された前記1つのランダムアクセススロットで、ランダムアクセス信号を送信することと、
    を備え、
    前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造は、
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセスが占めるシンボルの数、および
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおける前記アップリンク部に対するランダムアクセスチャネル(RACH)機会の数、
    を備える、方法。
  6. プロセッサを備える装置であって、
    前記プロセッサは、
    基地局によって設定される1つのランダムアクセススロットの内部構造を示すパラメータを、ブロードキャストチャネルを介して受信し、時間領域におけるダウンリンク同期信号ブロックのインデックスと前記1つのランダムアクセススロットとの関連付けを受信し、
    前記ダウンリンク同期信号ブロックと前記1つのランダムアクセススロットとの前記関連付けに従って、前記1つのランダムアクセススロットを決定し、
    決定された前記1つのランダムアクセススロットで、ランダムアクセス信号を送信する
    よう構成され、
    前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造は、
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセスが占めるシンボルの数、および
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおける前記アップリンク部に対するランダムアクセスチャネル(RACH)機会の数、
    を備える、装置。
  7. コンピュータ実行可能命令を格納するよう構成される、過渡的でないコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、実行された後に、
    つのランダムアクセススロットの内部構造を設定することと、
    前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造を示すパラメータを、ブロードキャストチャネルを介して送信し、時間領域におけるダウンリンク同期信号ブロックのインデックスと前記1つのランダムアクセススロットとの関連付けを送信することと、
    を備える方法を実施可能であり、
    前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造は、
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセスが占めるシンボルの数、および
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおける前記アップリンク部に対するランダムアクセスチャネル(RACH)機会の数、
    を備える、過渡的でないコンピュータ可読記憶媒体。
  8. 前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造は、ランダムアクセスプリアンブル形式に従って設定される、請求項7に記載の過渡的でないコンピュータ可読記憶媒体。
  9. コンピュータ実行可能命令を格納するよう構成される、過渡的でないコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、実行された後に、
    基地局によって設定される1つのランダムアクセススロットの内部構造を示すパラメータを、ブロードキャストチャネルを介して受信し、時間領域におけるダウンリンク同期信号ブロックのインデックスと前記1つのランダムアクセススロットとの関連付けを受信することと、
    前記ダウンリンク同期信号ブロックと前記1つのランダムアクセススロットとの前記関連付けに従って、前記1つのランダムアクセススロットを決定することと、
    決定された前記1つのランダムアクセススロットで、ランダムアクセス信号を送信することと、
    を備え、
    前記1つのランダムアクセススロットの前記内部構造は、
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおけるアップリンク部のランダムアクセスが占めるシンボルの数、および
    ‐前記1つのランダムアクセススロットにおける前記アップリンク部に対するランダムアクセスチャネル(RACH)機会の数、
    を備える方法を実施可能である、過渡的でないコンピュータ可読記憶媒体。
  10. 前記ダウンリンク同期信号ブロックと前記1つのランダムアクセススロットとの前記関連付けは、システムメッセージを介して受信される、請求項9に記載の過渡的でないコンピュータ可読記憶媒体。
  11. 前記1つのランダムアクセススロットは、前記ダウンリンク同期信号ブロックのインデックスに関連する、請求項9に記載の過渡的でないコンピュータ可読記憶媒体。
  12. 前記ダウンリンク同期信号ブロックと前記1つのランダムアクセススロットとの前記関連付けは、システムメッセージを介して受信される、請求項5に記載の方法。
  13. 前記1つのランダムアクセススロットは、前記ダウンリンク同期信号ブロックのインデックスに関連する、請求項5に記載の方法。
  14. 前記ダウンリンク同期信号ブロックと前記1つのランダムアクセススロットとの前記関連付けは、システムメッセージを介して受信される、請求項6に記載の装置。
  15. 前記1つのランダムアクセススロットは、前記ダウンリンク同期信号ブロックのインデックスに関連する、請求項6に記載の装置。
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