JP7240861B2 - 電動作業機 - Google Patents

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Description

本開示は、鍵が装着されることにより、モータへの電力供給経路が導通するよう構成された電動作業機に関する。
電動作業機の一つである電動芝刈機には、バッテリからモータへの電力供給経路が途中で分断され、その分断箇所に接続用の鍵(ロックオフキー)を差し込むことで、電力供給経路が導通するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電動芝刈機によれば、作業停止時に、電力供給経路の分断箇所からロックオフキーを抜いておくことで、使用者の意図に反してモータに通電されて、モータが回転するのを防止することができる。
そして、この電動芝刈機の構成は、動力源としてモータを備えた電動作業機であれば、同様に適用することができる。
特開2014-147353号公報
ところで、従来のロックオフキーは、一つの電力供給経路を導通させるように構成されていることから、例えば、バッテリからモータへの電力供給経路が複数系統存在する場合には、その複数の電力供給経路毎に、ロックオフキーを設ける必要がある。
一方、ロックオフキーは、使用者が指で摘んで、電力供給経路の分断箇所に挿入したり、分断箇所から引き抜いたりする必要があるため、電力供給経路の幅に比べて体格が大きくなる。
このため、電動作業機に対し複数のロックオフキーを装着できるようにするには、その装着部分の面積を大きくする必要がある。
また、電力供給経路は、ロックオフキーの装着位置に対応して配線する必要があるため、複数の電力供給経路毎にロックオフキーを設けるようにすると、電動作業機内で各電力供給経路を引き回す必要があり、その配線長が長くなるという問題もある。そして、各電力供給経路の配線長が長くなると、各電力供給経路での電力損失が大きくなり、発熱等の問題も生じる。
本開示の一局面は、作業停止時に遮断すべき電力供給経路が複数存在する電動作業機において、その複数の電力供給経路を一つの鍵を使って導通できるようにすることが望ましい。
本開示の一局面の電動作業機は、モータと、モータへ電力供給するための複数の電力供給経路と、複数の電力供給経路のうちの少なくとも二つが途中で分断され、その分断箇所に配置された端子部と、端子部に着脱可能に構成された鍵部と、を備える。
端子部は、分断された各電力供給経路の分断点両端にそれぞれ設けられた接点を備え、鍵部は、当該鍵部が端子部に装着されることにより、分断された各電力供給経路の分断点両端の接点同士を接続して、各電力供給経路を導通させる複数の接続片を備える。
このため、本開示の電動作業機によれば、作業停止時に遮断すべき電力供給経路が複数存在する場合に、その複数の電力供給経路を、一つの鍵部を使って、導通又は遮断させることができるようになる。
従って、本開示の電動作業機によれば、作業停止時に複数の電力供給経路を遮断できるように複数の電力供給経路を分断した際、各分断点を、従来のロックオフキーを使って個々に導通させる必要がなく、各分断点を導通させる作業を簡単にすることができる。
また、複数の電力供給経路を一つの鍵部で導通させることができるので、複数のロックオフキーを使って複数の電力供給経路を導通させる場合に比べて、端子部を小さくすることができると共に、各電力供給経路の配線長を短くすることができる。
このため、本開示の電動作業機によれば、従来装置に比べて、構成を簡単にして、電動作業機の小型化を図ることができる。また、各電力供給経路の配線長を短くすることができるので、各電力供給経路で生じる電力損失を抑制することもできる。
ここで、電動作業機に、複数の電力供給経路として、複数のバッテリからモータへそれぞれ電力供給するための複数系統の電源ラインが設けられている場合には、端子部は、その複数系統の電源ラインが途中で分断された分断箇所に配置されていてもよい。
また、電動作業機のモータが三相モータであり、複数の電力供給経路として、三相モータの各相の巻線に電流を流す複数の通電経路が備えられている場合には、端子部は、その複数の通電経路の少なくとも二つが途中で分断された分断箇所に配置されていてもよい。
実施形態の電動作業機全体の構成を表す斜視図である。 電動作業機の本体部を横方向から見た側面図である。 電動作業機のモータ駆動系全体の回路構成を表すブロック図である。 実施形態の端子部と鍵部の外観を表す説明図であり、図4Aは斜視図、図4Bは側面図である。 鍵部内の接続片を表す説明図であり、図5Aは鍵部を接続片側から見た斜視図、図5Bは鍵部を接続片側から見た平面図である。 端子部に鍵部を装着した状態を表す斜視図である。 第1変形例の鍵部及び端子部の構成を表し、図7Aは鍵部を接続片側から見た平面図であり、図7Bは端子部の外観を表す斜視図である。 第2変形例の電動作業機のモータ駆動系全体の回路構成を表すブロック図である。
以下に本開示の実施形態を図面と共に説明する。
[実施形態]
本実施形態では、電動作業機として、手押し式の電動芝刈機を例示する。
図1に示すように、電動芝刈機10は、芝刈機本体12及びハンドル13を備えている。芝刈機本体12は、左右一対の前輪14及び左右一対の後輪16を備えている。芝刈機本体12の後側には、刈取った芝等を溜めておくための刈取りボックス18が着脱可能に設けられている。
ハンドル13は、芝刈機本体12の後方上部に、刈取りボックス18の上方において斜めに延びるように設けられている。ハンドル13は、U字枠状に形成されており、その左右両端部が、それぞれ、固定ねじ20を介して、芝刈機本体12に締着されている。このため、ハンドル13は、左右の固定ねじ20を緩めて芝刈機本体12上に回動させることにより、芝刈機本体12上に重ねるようにして収納することができる。
また、ハンドル13の中央部、すなわち後辺部は、使用者が把持するための把持部15となっている。そして、使用者は、電動芝刈機10の後側で、ハンドル13の把持部15を把持し、芝刈機本体12を前方へ押動させることにより、芝刈作業を行うことができる。
次に、ハンドル13の後部には、スイッチレバー22が設けられている。スイッチレバー22は、U字枠状に形成されており、その左右両端部が、ハンドル13の両側部に、上下方向に所定範囲内で傾動可能に支持されている。
ハンドル13の右側部で、スイッチレバー22の右端部の支持部分には、スイッチ装置24が設けられている。使用者は、ハンドル13の把持部15を把持した手の指先で、スイッチレバー22を上下に傾動させることにより、スイッチ装置24内の操作スイッチ25(図3参照)をオンオフ操作することができる。
本実施形態では、スイッチレバー22を下方へ傾動させると操作スイッチ25がオンされ、上方へ傾動させると操作スイッチ25がオフされる。そして、スイッチレバー22は、スプリング(図示省略)によって常にオフ側に付勢されている。
操作スイッチ25がオンされると、その信号が配線26を経て芝刈機本体12のコントローラ50(図3参照)に入力され、コントローラ50によりモータ40(図3参照)が駆動される。
次に、図2に示すように、芝刈機本体12は、デッキ28とカウリング30とを備えている。デッキ28は、図に点線で示す刈込み刃37の上方及び周囲を取り囲むもので、いわゆるカッターハウジングである。そして、デッキ28の前後左右の四隅部に、前輪14及び後輪16が配置されている。また、カウリング30は、デッキ28に対してその上方を覆うように取り付けられている。
図に点線で示すように、デッキ28の中央上部には、モータ40が取り付けられている。モータ40は、出力軸40Aを路面に向けた下向きの姿勢で配置されている。
なお、モータ40は、デッキ28とカウリング30との間の空間部であるモータ収納室に配置されており、モータ収納室は、外気を導入可能にかつモータ40を冷却した空気を導出可能に形成されている。但し、モータ40は、密閉されたモータハウジング内に収納されていてもよい。
そして、モータ40の出力軸40Aには、刈込み刃37が路面に対し平行となるように取り付けられている。刈込み刃37は、出力軸40Aと共に水平回転することにより芝等を刈取る。
刈込み刃37の路面からの高さは、芝の刈込み高さとなる。この刈込み高さは、芝刈機本体12の左側部に設けられた刈込み高さ調整機構39によって調整可能である。
刈込み高さ調整機構39は、使用者が前後方向に操作する刈込み高さ調整レバー38を備え、刈込み高さ調整レバー38の操作により、リンク機構(図示省略)を介して前輪14及び後輪16が上下方向に変位させられる。これにより、デッキ28の高さ、すなわち刈込み高さが調整される。なお、刈込み高さ調整機構39については、公知の技術であるので詳細な説明は省略する。
次に、カウリング30の上面の中央部には、2つのバッテリ42A、42Bを、それぞれ、着脱自在に装着可能なバッテリ装着部32が形成されている。そして、カウリング30には、バッテリ装着部32の上面開口部を覆うバッテリカバー34が設けられている。このため、バッテリ装着部32に装着されたバッテリ42A、42Bは、バッテリカバー34内に収納されて、外部から保護されることになる。
なお、バッテリカバー34は、カウリング30にヒンジを介して取り付けられており、バッテリ装着部32を開閉することができる。このため、バッテリ42A、42Bは、バッテリカバー34を開くことで、バッテリ装着部32に対し容易に着脱することができる。
図3に示すように、バッテリ装着部32に装着されたバッテリ42A、42Bの正極側は、それぞれ、電力供給経路としての電源ライン44A、44Bを介して、コントローラ50に接続されている。また、バッテリ42A、42Bの負極側は、コントローラ50のグラウンドと同電位となるよう、接続されている。
コントローラ50には、電源ライン44A、44Bを介して各バッテリ42A、42Bから供給される電力にてモータ40を駆動する駆動回路52、及び、駆動回路52からモータ40に供給されるモータ電流を制御する制御回路54が設けられている。
モータ40は、三相ブラシレスモータにて構成されており、駆動回路52は、三相ブラシレスモータの各相巻線に流れる電流を制御可能なインバータ回路を備える。
インバータ回路は、コントローラ50内の正の電源ライン56とモータ40の3つの端子との間にそれぞれ設けられる3つのハイサイドスイッチと、モータ40の3つの端子とグラウンドとの間に設けられる3つのローサイドスイッチとを備えた周知のものである。
そして、制御回路54は、操作スイッチ25がオン状態であるとき、駆動回路52内のインバータ回路を介して、モータ40に流れる電流を制御し、モータ40を所望回転速度で回転させる。
また、コントローラ50には、電源ライン44A、44Bを介して供給されるバッテリ電圧を検出する検出回路58A、58Bを始め、駆動回路52からモータ40に供給される電流や、駆動回路52の温度等、各種状態を検出する検出回路が設けられている。
そして、制御回路54は、これら各検出回路からの検出信号に基づき、モータ40の駆動状態やコントローラ50の状態を監視し、過電流や過熱等の異常を検出すると、駆動回路52によるモータ40の駆動を停止させる。
また、コントローラ50内には、バッテリ42A、42Bからの電源ライン44A、44Bと、コントローラ50内の電源ライン56と、をそれぞれ接続する電源ライン55A、55Bが設けられている。つまり、駆動回路52に接続された電源ライン56には、バッテリ42A、42Bが、電源ライン44A及び55A、44B及び55Bを介して並列接続される。
このため、駆動回路52には、バッテリ装着部32に装着されたバッテリ42A、42Bから直接電力供給されることになり、バッテリ装着部32にバッテリ42A又は42Bが一つだけ装着されている場合にでも、モータ40を駆動できるようになる。
次に、電源ライン55A、55Bには、それぞれ、スイッチング素子57A、57Bが設けられている。これは、バッテリ装着部32にバッテリ42A、42Bが装着されていないときや、装着されていてもバッテリ42A、42Bから放電許可信号が出力されていないときに、対応する電源ライン55A、55Bを遮断できるようにするためのものである。
一方、バッテリ42A、42Bには、バッテリ42A、42Bが放電可能か否かを監視して、放電可能なときに放電許可信号を出力する監視回路(図示省略)が設けられており、制御回路54は、この放電許可信号も入力される。
そして、制御回路54は、バッテリ42Aから放電許可信号が出力されていて、スイッチング素子57Bがオフ状態であるとき、スイッチング素子57Aをオンする。また、制御回路54は、バッテリ42Bから放電許可信号が出力されていて、スイッチング素子57Aがオフ状態であるとき、スイッチング素子57Bをオンする。
つまり、制御回路54は、バッテリ装着部32にバッテリ42A、42Bが装着されていて、その両方が放電可能である場合には、スイッチング素子57A、57Bの一方を選択的にオンするように構成されている。
この結果、バッテリ装着部32に放電可能なバッテリ42A、42Bが装着されていれば、電源ライン55A又は55Bを導通させて、駆動回路52に電力供給することができるようになる。
また、コントローラ50には、電源ライン44A、44Bから分岐した電源ライン45A、45B、及び、逆流防止用のダイオードDA、DBを介して、バッテリ42A、42Bから電力供給を受け、電源電圧を生成する電源回路(REG)59が設けられている。そして、制御回路54は、この電源回路(REG)59にて生成された電源電圧を受けて動作する。
このように構成された本実施形態の電動芝刈機10においては、バッテリ装着部32にバッテリ42A及び42Bの少なくとも一方が装着されていれば、制御回路54が動作可能となり、この状態で操作スイッチ25がオンされると、モータ40が駆動される。
従って、バッテリ装着部32にバッテリ42A及び42Bの少なくとも一方が装着されているとき、使用者の意図に反して操作スイッチ25がオン状態になった場合でも、モータ40に電流が流れて、刈込み刃37が回転することになる。
そこで、本実施形態の電動芝刈機10においては、バッテリ装着部32に装着されたバッテリ42A、42Bからコントローラ50に至る電源ライン44A、44Bが途中で分断されている。そして、その分断箇所に、本開示の鍵部としてのキー70(図1、図2参照)を挿入することで、電源ライン44A、44Bの分断点を導通できるようにされている。
なお、この分断箇所は、電源ライン44A、44Bにおいて、電源ライン45A、45Bへの分岐点よりもコントローラ50側である。従って、コントローラ50内の電源回路(REG)59には、バッテリ装着部32に装着されたバッテリ42A、42Bから、電源ライン45A、45Bを介して、直接電力供給がなされる。
図1、図2に示すように、本実施形態の電動芝刈機10において、キー70の装着箇所は、カウリング30の上面でバッテリカバー34に覆われる、バッテリ装着部32の右側後端部となっている。このため、キー70は、バッテリカバー34を開くことで、電動芝刈機10に対し着脱できるようになる。
また、図3に示すように、電源ライン44A、44Bの分断箇所には、キー70を装着するための端子部60が設けられている。この端子部60は、キー70の装着箇所、つまり、バッテリ装着部32の右後端部、に固定される。そして、端子部60内には、電源ライン44A、44Bの分断点両端にそれぞれ接続された接点46A、46Bが収納されている。
一方、キー70には、端子部60に装着されることで、電源ライン44A、44Bの分断点両端の接点同士46A-46A、46B-46Bを接続して、各電源ライン44A、44Bの分断箇所を導通させる、接続片76A、76Bが設けられている。
従って、電動芝刈機10を使用しないときには、使用者は、キー70を端子部60から外しておくことで、バッテリ42A、42Bからコントローラ50内の駆動回路52、延いてはモータ40、への電力供給経路を物理的に遮断することができる。従って、この状態では、モータ40に電流が流れて回転するのを防止できる。
次に、端子部60及びキー70の構成について、図4~図6を用いて説明する。
図4に示すように、端子部60は、絶縁性の合成樹脂にて矩形形状に形成されており、内部に、電源ライン44A、44Bの分断点両端にそれぞれ設けられた4つの接点46A、46A、46B、46Bが、一組ずつ並んで収納されている。
このため、端子部60の上面には、内部の接点同士46A-46A、46B-46Bを接続する接続片76A、76Bの両端をそれぞれ挿入するための4つの挿入孔66A、66A、66B、66Bが設けられている。また、端子部60の下面からは、内部の接点46A、46A、46B、46Bにそれぞれ接続された電源ライン44A、44A、44B44Bが引き出されている。
一方、キー70は、図5に示すように、端子部60を上面側から覆うことで端子部60に装着できるように、絶縁性の合成樹脂にて、端子部60の外形に対応した内部空間を有する矩形の箱形状に形成されており、下面が開放されている。また、キー70の上面には、使用者が指で摘んで、端子部60に着脱できるように、摘み部72が設けられている。
そして、キー70の内部には、端子部60の挿入孔66A、66A、66B、66Bに挿入されて、内部の接点同士46A-46A、46B-46Bを接続するための接続片76A、76Bが収納されている。
なお、接続片76A、76Bは、その両端を挿入孔66A、66A、66B、66Bに挿入できるように、U字状に屈曲されており、U字の中央部分がキー70の内部空間の上面部分に固定されている。
また、図4に示すように、端子部60において、接点同士46A-46A、46B-46Bの配列方向に沿った側壁側には、端子部60にキー70を装着した際に、キー70の側壁を端子部60の側壁との間で挟む、一対の挟持片62が設けられている。
そして、この挟持片62の端子部60の側壁との対向面には、キー70の側壁に設けられた突条73と係合して、キー70の抜けを防止する突起63が設けられている。
この結果、図6に示すように、端子部60にキー70を装着した際、キー70は端子部60にしっかりと固定されることになる。そして、この状態では、キー70の接続片76A、76Bにより、電源ライン44A、44Bの分断点両端の接点同士46A-46A、46B-46Bが接続される。
なお、端子部60において、挟持片62が設けられた側壁とは異なる側壁には、カウリング30にねじで固定するための固定部64が突設されている。
以上説明したように、本実施形態の電動芝刈機10には、二つのバッテリ42A、42Bを装着可能であり、コントローラ50内の駆動回路52には、二つのバッテリ42A、42Bが、電源ライン44A、44Bを介して並列接続される。
このため、電動芝刈機10において、モータ40への電力供給経路は二系統となり、作業停止時にモータ40への通電を確実に停止させるには、この二系統の電力供給経路である電源ライン44A、44Bを物理的に遮断する必要がある。
二系統の電源ライン44A、44Bを遮断するのに、従来のロックオフキーを利用すると、電源ライン44A、44B毎にロックオフキーを設ける必要があり、その装着部の面積が大きくなるとか、電源ライン44A、44Bの配線長が長くなるという問題が生じる。
これに対し、本実施形態では、二系統の電源ライン44A、44Bの分断箇所にキー70を挿入することで、二系統の電源ライン44A、44Bを同時に導通させることができる。
従って、電源ライン44A、44B毎にロックオフキーを設ける場合に比べて、端子部60の数を少なくして、キー70の装着部の面積を小さくすることができると共に、電源ライン44A、44Bの配線長を短くすることができる。
このため、本実施形態の電動芝刈機10によれば、従来装置に比べて、構成を簡単にして、装置の小型化を図ることができる。また、電源ライン44A、44Bの配線長を短くすることができるので、電源ライン44A、44Bで生じる電力損失を抑制することもできる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
[第1変形例]
上記実施形態において、鍵部としてのキー70を利用して導通・遮断状態が切り替えられるのは、バッテリ42A、42Bからバッテリ電圧が印加される電源ライン44A、44Bである。
従って、端子部60及びキー70において、これら電源ライン44A、44B間で電流が流れることのないよう、電源ライン44A、44Bを導通させる接続片76A、76B間の絶縁性を十分確保する必要がある。
そこで、図7Aに示すように、キー70には、2つの接続片76A、76Bの間に絶縁性の隔壁78を設け、図7Bに示すように、端子部60には、キー70を装着した際に隔壁78を通すためのスリット68を設けるようにしてもよい。
このようにすれば、電源ライン44A、44Bの一部を構成する接続片76A、76B間をより良好に絶縁することができ、その間に電流が流れるのを抑制することができる。
[第2変形例]
上記実施形態では、鍵部としてのキー70を利用して、バッテリ42A、42Bからコントローラ50内の駆動回路52への電力供給経路である電源ライン44A、44Bを、導通又は遮断するものとして説明した。
しかし、電動芝刈機10による作業停止時に、キー70を利用して、モータ40に電流が流れるのを防止するには、必ずしも、電源ライン44A、44Bを途中で分断して端子部60を設ける必要はなく、モータ40への通電経路に端子部60を設けてもよい。
つまり、上記実施形態では、モータ40は三相モータであり、駆動回路52とモータ40との間には、モータ40の各相に電流を流すための3本の通電経路48A、48B、48Cが設けられる。そして、モータ40に電流が流れて回転するのを防止するには、3本の通電経路48A、48B、48Cのうちの2本を、遮断すればよい。
このため、図8に示すように、コントローラ50の駆動回路52とモータ40とを接続する2本の通電経路48A、48Bを途中で分断して、その分断点両端にそれぞれ接点46A、46Bを設け、その接点を端子部60に収納するようにしてもよい。
このようにしても、端子部60にキー70を装着することで、接続片76A、76Bにより通電経路の分断点を導通させ、端子部60からキー70を外すことで、モータ40への通電経路を物理的に遮断することができる。
[他の変更例]
上記実施形態では、バッテリ装着部32には2つのバッテリ42A、42Bを装着可能であり、端子部60は、バッテリ42A、42Bからコントローラ50(延いてはモータ40)へ電力供給を行う電源ライン44A、44Bの分断箇所に設けられるものとした。
しかし、バッテリ装着部には3つ以上のバッテリを装着できるようになっていてもよい。この場合、各バッテリからモータへ電力供給を行う3つ以上の電力供給経路を途中で分断して、その分断点に端子部を設け、鍵部として、3つ以上の接続片を有するキーを利用することで、各電力供給経路の分断点を導通できるようにすればよい。
また、上記実施形態では、バッテリ装着部32にバッテリ42A、42Bが装着されていて、その両方から放電可能信号が出力されている場合、制御回路54は、スイッチング素子57A、57Bの一方を選択的にオンするものとして説明した。しかし、この場合、制御回路54は、スイッチング素子57A、57Bを同時にオンするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、本開示の電動作業機として、電動芝刈機を例にとり説明した。しかし、本開示の電動作業機は、電動芝刈機に限定されるものではなく、例えば、電動工具等、モータの誤作動を防止するために遮断すべき電力供給経路が複数系統存在するものであれば、上記実施形態と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
40…モータ、42A,42B…バッテリ、44A,44B…電源ライン、46A,46B…接点、48A,48B,48C…通電経路、60…端子部、70…キー(鍵部)、76A,76B…接続片。

Claims (3)

  1. モータと、
    前記モータを駆動する駆動回路と、
    複数のバッテリから前記駆動回路へそれぞれ電力供給するための複数の電源ラインと、
    前記駆動回路による前記モータの駆動を制御する制御回路と、
    前記複数の電源ラインからそれぞれ分岐した複数の分岐ラインを介して、前記複数のバッテリの少なくとも1つから電力供給を受けることにより、前記制御回路の電源電圧を生成して、前記制御回路を動作させる電源回路と、
    前記複数の電源ラインのうちの少なくとも二つは、前記分岐ラインへの分岐点と前記駆動回路との間の途中で分断され、該分断箇所に配置された端子部と、
    前記端子部に着脱可能に構成された鍵部と、
    を備え、
    前記端子部は、前記分断された各電源ラインの分断点両端にそれぞれ設けられた接点を備え、
    前記鍵部は、当該鍵部が前記端子部に装着されることにより、前記分断された各電源ラインの分断点両端の接点同士を接続して、前記分断された各電源ラインを導通させる複数の接続片を備えている、電動作業機。
  2. モータと、
    前記モータを駆動する駆動回路と、
    複数のバッテリから前記駆動回路へそれぞれ電力供給するための複数の電源ラインと、
    前記駆動回路による前記モータの駆動を制御する制御回路と、
    前記複数の電源ラインからそれぞれ分岐した複数の分岐ラインを介して、前記複数のバッテリの少なくとも1つから電力供給を受けることにより、前記制御回路の電源電圧を生成して、前記制御回路を動作させる電源回路と、
    前記駆動回路から前記モータの巻線に電流を流す複数の通電経路のうちの少なくとも二つが途中で分断され、該分断箇所に配置された端子部と、
    前記端子部に着脱可能に構成された鍵部と、
    を備え、
    前記端子部は、前記分断された各通電経路の分断点両端にそれぞれ設けられた接点を備え、
    前記鍵部は、当該鍵部が前記端子部に装着されることにより、前記分断された各通電経路の分断点両端の接点同士を接続して、前記分断された各通電経路を導通させる複数の接続片を備えている、電動作業機。
  3. 前記モータは三相モータであり、
    前記駆動回路から前記三相モータの各相の巻線に電流を流す複数の通電経路のうちの少なくとも二つが途中で分断され、
    該分断箇所に前記端子部が配置されている、請求項2に記載の電動作業機。
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