JP7240441B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
近年、テレビジョン受像機を含む各種の表示装置において、液晶パネルと、フレームとの間からの光漏れを抑制するための工夫がなされている。
特許文献1には、液晶表示装置が開示されている。図13、14は、従来技術に係る液晶表示装置200の断面図であり、特許文献1に係る発明の特徴を抽出した図である。図13に示すように、特許文献1に係る液晶表示装置200において、液晶表示パネル2の基板21と、フレーム106の側面1061とが、遮光性を有する遮光両面テープ4によって粘着されている。そして、バックライト6から発光し、拡散板7および光学シート8を通過した光は、遮光両面テープ4に反射されるので、液晶表示パネル2の前面に出ることはない。
特開2010-223999号公報(2010年10月7日公開)
しかしながら、図14に示すように、上記の液晶表示装置200において、偏光板24を通過して液晶表示パネル2の内部を通り、液晶表示パネル2の端面23から漏れた光が、側面1062に反射して、前面側に出てしまうという問題がある。なお、図14では、パネル内部の裏面側を通過する光を示しているが、パネル内部の前面側を通過して端面23から漏れる光もある。
本発明の一態様は、表示パネルの端面から漏れた光が前面側に出るのを防止することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、表示パネルと、前記表示パネルの外縁に沿って配置されるフレームと、を備え、前記フレームは、前記表示パネルの端面に対向する位置に、法線方向が当該表示パネルの裏面側を指す斜面を備えることを特徴とする、表示装置である。
本発明の一態様によれば、表示パネルの端面から漏れた光が前面側に出るのを防止することができる。
本発明の実施形態1に係る表示装置の外観を示す正面図である。 図1に示す表示装置の角部の拡大図である。 図1に示す表示装置の外観を示す斜視図である。 図3に示す表示装置の角部の拡大図である。 本発明の実施形態1に係るフレームを用いた表示装置100を、図1に示す切断線で切断した状態を示す断面図である。 変形例1に係るフレームを用いた表示装置を、図1に示す切断線で切断した状態を示す断面図である。 変形例2に係るフレームを用いた表示装置を、図1に示す切断線で切断した状態を示す断面図である。 変形例3に係るフレームを用いた表示装置を図1に示す切断面で切断した状態を示す断面図である。 変形例4に係るフレームを用いた表示装置を図1に示す切断面で切断した状態を示す断面図である。 変形例1に係るフレームを用いた表示装置を、図1に示す切断面で切断した状態を示す断面図である。 変形例5に係るフレームを用いた表示装置を図1に示す切断面で切断した状態を示す断面図である。 変形例5に係るフレームを用いた表示装置を図1に示す切断面で切断した状態を示す断面図である。 従来技術に係るフレームを用いた表示装置を、図1に示す切断線で切断した状態を示す断面図である。 従来技術に係るフレームを用いた表示装置を、図1に示す切断線で切断した状態を示す断面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1に係る表示装置100について、詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る表示装置100の外観を示す正面図である。図3は、本実施形態に係る表示装置100の外観を示す斜視図である。表示装置100は、例えば、テレビジョン受像機である。図1および図3に示すように、表示装置100は、フレーム1と、表示パネル2と、を備える。フレーム1は、表示パネル2の外縁に沿って配置されている。表示パネル2は、画像を表示するパネルであり、例えば、液晶表示パネルである。
図2は、図1の角部Aを拡大した正面図である。図4は、図3の角部Bを拡大した斜視図である。図2および図4を示すように、フレーム1と、表示パネル2との間には、隙間3が存在する。従って、表示パネル2の端面から出た光が、隙間3から表示パネル2の前面側に漏れ出る余地がある。
図5は、本実施形態に係るフレーム101を用いた表示装置100の断面図である。詳細には、図5は、図1に示す切断線(破線)に沿って切断したフレーム101、および、その周辺を示す断面図である。図5に示すように、表示装置100は、フレーム101、表示パネル2、バックライトシャーシ5、バックライト6、拡散板7、および、光学シート8を備えている。
フレーム101は、表示パネル2およびバックライトシャーシ5の外周を囲む構造を備えている。表示パネル2は、2枚の基板21からなる。各基板21の間には、ブラックマトリックス22が設けられ、各基板21の外側には、偏光板24が設けられる。ブラックマトリックス22は、内部に配線を有し、また、液晶封止の機能を有する。偏光板24は、層構造を有し、一定の振動方向の光波のみを透過する。
バックライト6は、表示パネル2の裏面側に設けられる。反射シート61は、バックライト6の裏側面に取り付けられる。バックライト基板62は、反射シート61の裏面側に取り付けられる。
反射シート61は、バックライト6の光源が設置された部分以外に布設され、当該光源からの光を反射する機能を有する。バックライト基板62は、バックライトシャーシ5の前面側に取り付けられる。バックライトシャーシ5によって、バックライト6、反射シート61、および、バックライト基板62が支持される。
バックライト6は、LEDを用いてもよく、表示パネル2に向けて光を照射する。バックライト6の前面側には、拡散板7および光学シート8が設けられている。拡散板7は、バックライト6からの光を拡散させる。光学シート8は、拡散シート、プリズムシート、マイクロレンズシートなどを含んでいる。
なお、前面側とは、表示パネル2の表示画面側であり、図5の左側方向を示す。裏面側とは、表示パネル2の表示画面側の反対側であり、図5の右側方向を示す。
(フレーム101)
フレーム101は、第1側面1011と、第2側面1012とを備えている。第1側面1011は、表示パネル2の面と平行になっており、表示パネル2の裏面側の基板21に対向するように形成されている。裏面側の基板21と、フレーム101の第1側面1011とは、遮光両面テープ4によって接着されている。
第2側面1012は、表示パネル2の端面23に対向する位置に形成されており、例えば、端面23上に中心軸を有する円筒形内面の構造を有してもよい。第2側面1012の、表示装置100の前面側は、第1斜面1013からなる。第1斜面1013は、表示パネル2の端面23に対向する位置において、その法線方向が表示パネル2の裏面側を指す斜面である。また、第1斜面1013は、曲面状の斜面であり、フレーム101において、凹部として形成されている。
なお、第1斜面1013は、フレーム101において、凸部として形成されていてもよい。
図5において、端面23から漏れた光を実線矢印、第1斜面1013による反射光を点線矢印で示す。端面23から漏れた光は、第1斜面1013により表示パネル2の裏面側に向けて反射される。フレーム101が第1斜面1013を備えた構成であることにより、フレーム101が表示パネル2の前面側に光が反射するのを防ぎ、表示パネル2と、フレーム101との間の光漏れを防止することが可能である。
なお、フレーム101の第1斜面1013に加工を施し、一次反射光を減衰させてもよい。例えば、フレーム101の第1斜面1013の表面は、黒色であってもよい。これにより、端面23からの光を吸収するので、端面23からの光漏れ防止の効果が高まる。
また、第1斜面1013は、凹部として形成され、第1斜面1013の、表示パネル2の前面側の端部1014は、表示パネル2よりも前面側に位置していてもよい。この構成により、フレーム101が収縮した場合であっても、第1斜面1013によって形成される凹部により、表示パネル2の端面23がフレーム101と接触しない。このため、フレーム101と表示パネル2との接触による、表示パネル2の破損を防ぐことができる。ここで、「フレームの収縮」とは、たとえば温度変化によって起こるフレームの収縮のことである。特に、フレームが温度変化による収縮量の高い樹脂である場合には、温度変化によりフレーム全体が収縮する虞があるため、上記の構成であることが好ましい。
〔変形例1〕
図6は、変形例1に係るフレーム102を用いた表示装置100aの断面図である。詳細には、図6は、図1に示す切断線(破線)に沿って切断したフレーム102、および、その周辺を示す断面図である。図6に示すように、表示装置100aは、フレーム102、表示パネル2、バックライトシャーシ5、バックライト6、拡散板7、および、光学シート8を備えている。表示装置100aは、変形例1に係るフレーム102を用いた以外は、フレーム101を用いた表示装置100と同様の構成である。
(フレーム102)
フレーム102は、第1側面1021と、第2側面1022と、第3側面1023とを備えている。第1側面1021は、表示パネル2の面と平行になっており、表示パネル2の裏面側の基板21に対向するように形成されている。裏面側の基板21と、フレーム102の第1側面1021とは、遮光両面テープ4によって接着されている。
第2側面1022は、第1側面1021と、第3側面1023とを接続する側面であり、第1側面1021に対して緩やかに傾斜している。
第3側面(第1斜面)1023は、表示パネル2の端面23に対向する位置に形成されており、その法線方向が表示パネル2の裏面側を指す斜面である。また、第3側面1023は、平面状の斜面である。
なお、第3側面1023は、フレーム102において、凹部として形成されていてもよいし、凸部として形成されていてもよい。
図6において、端面23から漏れた光を実線矢印、第3側面1023による反射光を点線矢印で示す。端面23から漏れた光は、第3側面1023により表示パネル2の裏面側に向けて反射される。フレーム102が第3側面1023を備えた構成であることにより、フレーム102が表示パネル2の前面側に光が反射するのを防ぎ、表示パネル2と、フレーム102との間の光漏れを防止することが可能である。
なお、フレーム102の第3側面1023に加工を施し、一次反射光を減衰させてもよい。例えば、フレーム102の第3側面1023の表面は、黒色であってもよい。これにより、端面23からの光を吸収するので、端面23からの光漏れ防止の効果が高まる。
また、第3側面1023は、凹部として形成され、第3側面1023の、表示パネル2の前面側の端部1024は、表示パネル2よりも前面側に位置していてもよい。この構成により、フレーム102が収縮した場合であっても、第3側面1023によって形成される凹部により、表示パネル2の端面23がフレーム102と接触しない。このため、フレーム102と表示パネル2との接触による、表示パネル2の破損を防ぐことができる。
〔変形例2〕
図7は、変形例2に係るフレーム103を用いた表示装置100bの断面図である。詳細には、図7は、図1に示す切断線(破線)に沿って切断したフレーム103、および、その周辺を示す断面図である。図7に示すように、表示装置100bは、フレーム103、バックライトシャーシ5、バックライト6、拡散板7、および、光学シート8を備えている。表示装置100bは、変形例2に係るフレーム103を用いた以外は、フレーム101を用いた表示装置100と同様の構成である。
(フレーム103)
フレーム103は、第1側面1031と、第1凸部1032と、第2凸部1033とを備えている。第1側面1031は、表示パネル2の面と平行になっており、表示パネル2の裏面側の基板21に対向するように形成されている。裏面側の基板21と、フレーム103の第1側面1031とは、遮光両面テープ4によって接着されている。
第1凸部1032は、表示パネル2の端面23に対向する位置に形成される。第1凸部1032には、平面状の第1斜面A(斜面)1034が形成される。第1斜面A1034の法線方向は、表示パネル2の裏側を指す。
第2凸部1033は、表示パネル2の端面23に対向する位置に形成される。第2凸部1033には、曲面状の第1斜面B(斜面)1035が形成される。第1斜面B1035の法線方向は、表示パネル2の裏側を指す。第1斜面B1035は、凸部として形成されている。また、第2凸部1033は、表示パネル2よりも前面側に位置する。
なお、第1斜面A1034および第1斜面B1035は、フレーム103において、凹部として形成されていてもよい。
図7において、端面23から漏れた光を実線矢印、第1斜面A1034および第1斜面B1035による反射光を点線矢印で示す。端面23から漏れた光は、第1斜面A1034および第1斜面B1035により表示装置100bの裏面側に向けて反射される。これにより、フレーム103が表示パネル2の前面側に光を反射するのを防ぎ、表示パネル2の前面側への光漏れを防止することが可能である。
なお、フレーム103の第1斜面A1034および第1斜面B1035加工を施し、一次反射光を減衰させてもよい。例えば、フレーム103の第1斜面A1034および第1斜面B1035の表面は、黒色であってもよい。これにより、端面23からの光を吸収するので、端面23からの光漏れ防止の効果が高まる。
〔変形例3〕
図8は、変形例3に係るフレーム104を用いた表示装置100cの断面図である。詳細には、図8は、図1に示す切断線(破線)に沿って切断したフレーム104、および、その周辺を示す断面図である。図8に示すように、表示装置100cは、フレーム104、バックライトシャーシ5、バックライト6、拡散板7、および、光学シート8を備えている。表示装置100cは、変形例3に係るフレーム104を用いた以外は、フレーム101を用いた表示装置100と同様の構成である。
(フレーム104)
フレーム104は、第1側面1041と、第2側面1042と、第3側面(第1斜面)1043、第4側面(第2斜面)1044と、を備えている。第1側面1041は、表示パネル2の面と平行になっており、表示パネル2の裏面側の基板21に対向するように形成されている。裏面側の基板21と、フレーム104の第1側面1041とは、遮光両面テープ4によって接着されている。
第2側面1042は、第3側面1043と、第4側面1044とを接続する側面であり、端面23に対して平行である。
第3側面1043は、表示パネル2の端面23に対向する位置に形成されており、その法線方向が表示パネル2の裏面側を指す斜面である。また、第3側面1043は、平面状の斜面である。
第4側面1044は、表示パネル2の端面23から当該表示パネル2の裏面側に離れた位置に形成されており、その法線方向が第3側面1043側を指す。また、第4側面1044は、平面状の斜面である。
なお、第3側面1043は、フレーム104において、凹部として形成されていてもよいし、凸部として形成されていてもよい。
また、第4側面1044は、フレーム104において、凹部として形成されていてもよい。
表示パネル2の背面にあるフレーム104の面の形状を工夫することにより、端面23からの光漏れをより好適に防ぐことが可能である。例えば、図10に示す通り、フレーム102においては、実線矢印で示すような端面23から裏面側に出た光が、非常に僅かではあるが、第2側面1022によって反射され、点線矢印で示すように表示パネル2の前面側に漏れる虞がある。
これに対して、図8に示す通り、フレーム104においては、実線矢印で示す、端面23から漏れた光は、点線矢印で示すように、第4側面1044により第3側面1043側に向けて反射される。このため、フレーム104において、第4側面1044に角度をつけることにより、端面23から裏面側に出た光が、端面23と、フレーム104との間から前面側に漏れ出ることを防ぐことができる。
なお、フレーム104の第2側面1042、第3側面1043、第4側面1044に加工を施し、一次反射光を減衰させてもよい。例えば、フレーム104の第3側面1043および第4側面1044の少なくとも1つの表面は、黒色であってもよい。また、第2側面1042の表面は、黒色であってもよい。これにより、端面23からの光を吸収するので、端面23からの光漏れ防止の効果が高まる。
また、第3側面1043は、凹部として形成され、第3側面1043の、表示パネル2の前面側の端部1045は、表示パネル2よりも前面側に位置していてもよい。この構成により、フレーム104が収縮した場合であっても、第3側面1043によって形成される凹部により、表示パネル2の端面23がフレーム104と接触しない。このため、フレーム104と表示パネル2との接触による、表示パネル2の破損を防ぐことができる。
〔変形例4〕
図9は、変形例4に係るフレーム105を用いた表示装置100dの断面図である。詳細には、図9は、図1に示す切断線(破線)に沿って切断したフレーム105、および、その周辺を示す断面図である。図9に示すように、表示装置100dは、フレーム105、バックライトシャーシ5、バックライト6、拡散板7、および、光学シート8を備えている。表示装置100dは、変形例4に係るフレーム105を用いた以外は、フレーム101を用いた表示装置100と同様の構成である。
(フレーム105)
フレーム105は、第1側面1051と、第2側面1052と、第3側面(第1斜面)1053、第4側面(第2斜面)1054と、を備えている。第1側面1051は、表示パネル2の面と平行になっており、表示パネル2の裏面側の基板21に対向するように形成されている。裏面側の基板21と、フレーム105の第1側面1051とは、遮光両面テープ4によって接着されている。
第2側面1052は、第3側面1053と、第4側面1054とを接続する側面であり、端面23に対して平行である。
第3側面1053は、表示パネル2の端面23に対向する位置に形成されており、その法線方向が表示パネル2の裏面側を指す斜面である。また、第3側面1053は、平面状の斜面である。
第4側面1054は、表示パネル2の端面23から当該表示パネル2の裏面側に離れた位置に形成されており、その法線方向が第3側面1053側を指す。また、第4側面1054は、曲面状の斜面である。
なお、第3側面1053は、フレーム105において、凹部として形成されていてもよいし、凸部として形成されていてもよい。
また、第4側面1054は、フレーム105において、凹部として形成されていてもよい。
フレーム105において、表示パネル2の背面にあるフレーム105の面の形状を工夫することにより、端面23からの光漏れをより好適に防ぐことが可能である。図9に示す通り、フレーム105においては、実線矢印で示すような端面23から漏れた光は、点線矢印で示すように第4側面1054により第3側面1053側に向けて反射される。このため、フレーム105において、第4側面1054に角度をつけることにより、端面23から裏面側に出た光が、端面23と、フレーム105との間から前面側に漏れ出ることを防ぐことができる。
なお、フレーム105の第2側面1052、第3側面1053、第4側面1054に加工を施し、一次反射光を減衰させてもよい。例えば、フレーム105の第2側面1052、第3側面1053、第4側面1054の少なくとも1つの表面は、黒色であってもよい。これにより、端面23からの光を吸収するので、端面23からの光漏れ防止の効果が高まる。
また、第3側面1053は、凹部として形成され、第3側面1053の、表示パネル2の前面側の端部1055は、表示パネル2よりも前面側に位置していてもよい。この構成により、フレーム105が収縮した場合であっても、第3側面1053によって形成される凹部により、端面23がフレーム105と接触しない。このため、フレーム105と表示パネル2との接触による表示パネル2の破損を防ぐことができる。
〔変形例5〕
図11は、変形例5に係るフレーム107を用いた表示装置100eの断面図である。詳細には、図11は、図1に示す切断線(破線)に沿って切断したフレーム107、および、その周辺を示す断面図である。図11に示すように、表示装置100eは、フレーム107、バックライトシャーシ5、バックライト6、拡散板7、および、光学シート8を備えている。表示装置100eは、変形例5に係るフレーム107を用いた以外は、フレーム101を用いた表示装置100と同様の構成である。
(フレーム107)
フレーム107は、第1側面1071と、第2側面(第1斜面)1072と、を備えている。第1側面1071は、表示パネル2の面と平行であり、表示パネル2の裏面側の基板21に対向するように形成されている。裏面側の基板21と、フレーム107の第1側面1071とは、遮光両面テープ4によって接着されている。
第2側面1072は、表示パネル2の端面23に対向する位置に形成されており、その法線方向が表示パネル2の裏面側を指す斜面である。また、第2側面1072は、曲面状の斜面である。第2側面1072は、フレーム107において、凹部として形成される。
第2側面1072の、表示パネル2の前面側の端部1073は、表示パネル2よりも前面側に位置している。この構成により、図12に示す通り、フレーム107が収縮した場合であっても、第2側面1072によって形成される凹部により、端面23がフレーム107と接触しない。
さらに、表示パネル2の前後方向において、第2側面1072の端部1073の位置が、表示パネル2の位置の近傍にある。表示パネル2の前後方向とは、表示パネル2の前面から裏面に向かう方向であり、表示パネル2の面に垂直な方向である。この構成により、図11中の矢印A方向から表示装置100eを覗き込んでも、第2側面1072の端部1073と、表示パネル2の端面23上の前面側端部231との間にある隙間が小さく、目立たないため、意匠性の観点から好ましい。
ここで、「第2側面1072の端部1073の位置が、表示パネル2の近傍にある」とは、第2側面1072の端部1073と表示パネル2の前面側の表面との間における、表示パネル2の前後方向の距離が小さい状態を指す。例えば、第2側面1072の端部1073と表示パネル2の前面側の表面との間の、表示パネル2の前後方向の距離が、表示パネル2の厚みの1/2以下であってもよい。なお、表示パネル2の前後方向において、第2側面1072の端部1073と表示パネル2の前面側の表面との間の距離は、2mm以下であることが好ましく、1mm以下であることがより好ましい。
また、表示パネル2の前後方向において、第2側面1072の端部1073と表示パネル2の前面側の表面との間の距離は、0.2mm以上であってもよい。表示パネル2の前後方向において、第2側面1072の端部1073と表示パネル2の前面側の表面との間の距離が当該範囲内であることで、図12に示す通り、フレーム107が収縮した場合であっても、表示パネル2とフレーム107とが接触するのを防ぐことができる。
図11において、端面23から漏れた光を実線矢印、第2側面1072による反射光を点線矢印で示す。端面23から漏れた光は、第2側面1072により表示パネル2の裏面側に向けて反射される。フレーム107が第2側面1072を備えた構成であることにより、フレーム107が表示パネル2の前面側に光が反射するのを防ぎ、表示パネル2と、フレーム107との間の光漏れを防止することが可能である。
なお、フレーム107の第2側面1072に加工を施し、一次反射光を減衰させてもよい。例えば、フレーム107の第2側面1072の表面は、黒色であってもよい。これにより、端面23からの光を吸収するので、端面23からの光漏れ防止の効果が高まる。
〔別の実施形態に係る表示装置〕
なお、一実施形態に係る表示装置は、本発明の効果が得られる範囲内であれば、上述の実施形態に限定されない。たとえば、表示パネルの構造はフレームが外側に沿うことが可能な構造であればよい。
第1斜面および第2斜面の形状は、適宜調整してもよい。例えば、フレーム上に第1斜面および第2斜面を凹部として形成するとき、凹部の形状はフレームの強度、太さ、材質、外観、コスト等を考慮して、実施可能な形状を採用すればよい。
また、第1斜面の数は、特に限定されない。例えば、フレーム上に凸部を形成するとき、凸部は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
第2斜面の形状は、本明細書中に記載の効果が得られる形状であれば、特に限定されない。例えば、円状の面、楕円状の面、傾斜面などであってもよい。
フレームを加工することにより、一次反射光を減衰させてもよい。加工の種類、および、加工を施す部位は、特に限定されず、本明細書に記載の効果が得られる加工を施せばよい。
フレームの素材については、特定の素材に限定されず、金属、樹脂などを用いてもよい。例えば、金属としては、鉄、アルミなどが好適に使用でき、樹脂としてはポリカーボネート(PC)などが好適に使用できる素材として挙げられる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示装置は、表示パネルと、表示パネルの外縁に沿って配置されるフレームと、を備え、フレームは、表示パネルの端面に対向する位置に、法線方向が当該表示パネルの裏面側を指す第1斜面を備えることを特徴とする。
前記の構成によれば、フレームにおいて表示パネルの端面から漏れた光を裏面側に反射するため、前面への光漏れを防止することができる。
本発明の態様2に係る表示装置は、前記態様1において、前記表示装置の第1斜面は、曲面状であってもよい。
本発明の態様3に係る表示装置は、前記態様1において、前記表示装置の第1斜面は、平面状であってもよい。
本発明の態様4に係る表示装置は、前記態様1~3において、第1斜面は、前記フレームにおいて、凹部として形成されていてもよい。
本発明の態様5に係る表示装置は、前記態様4において、第1斜面の、前記表示パネルの前面側の端部が、前記表示パネルよりも前面側に位置しており、かつ、前記表示パネルの前後方向において、第1斜面の前記端部の位置が、当該表示パネルの位置の近傍にあることを特徴とする、
本発明の態様6に係る表示装置は、前記態様1~3において、第1斜面は、前記フレームにおいて、凸部として形成されていてもよい。
本発明の態様7に係る表示装置は、前記態様1~6において、前記フレームは、前記表示パネルの端面から当該表示パネルの裏面側に離れた位置において、法線方向が第1斜面側を指す第2斜面をさらに備えていてもよい。
本発明の態様8に係る表示装置は、前記態様7において、第2斜面は、曲面状であってもよい。
本発明の態様9に係る表示装置は、前記態様7において、第2斜面は、平面状であってもよい。
本発明の態様10に係る表示装置は、前記態様7~9において、第2斜面は、前記フレームにおいて、凹部として形成されていてもよい。
本発明の態様11に係る表示装置は、前記態様1~6において、第1斜面の表面は、黒色であってもよい。
前記の構成によれば、一次反射光を減衰させることが可能なため、前面への光漏れをさらに防止することができる。
本発明の態様12に係る表示装置は、前記態様7~10において、第1斜面および第2斜面の少なくとも一方の表面は、黒色であってもよい。
前記の構成によれば、一次反射光、または、二次反射光を減衰させることが可能なため、前面への光漏れをさらに防止することができる。
100 表示装置
1、101、102、103、104、105、106、107 フレーム
1013 第1斜面
1023、1043、1053 第3側面(第1斜面)
1044、1054 第4側面(第2斜面)
1034 第1斜面A(第1斜面)
1035 第1斜面B(第1斜面)
1072 第2側面(第1斜面)
1073 端部
2 表示パネル
23 端面

Claims (11)

  1. 表示パネルと、
    前記表示パネルの外縁に沿って配置されるフレームと、
    を備え、
    前記フレームは、前記表示パネルの端面に対向する位置に、法線方向が当該表示パネルの裏面側を指す第1斜面を備え
    第1斜面は、前記フレームにおいて、凹部として形成されていることを特徴とする、表示装置。
  2. 第1斜面は、曲面状であることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 第1斜面は、平面状であることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  4. 第1斜面の、前記表示パネルの前面側の端部が、前記表示パネルよりも前面側に位置しており、かつ、前記表示パネルの前後方向において、第1斜面の前記端部の位置が、当該表示パネルの位置の近傍にあることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記フレームは、前記表示パネルの端面から当該表示パネルの裏面側に離れた位置において、法線方向が第1斜面側を指す第2斜面をさらに備えることを特徴とする、請求項1~のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 第2斜面は、曲面状であることを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
  7. 第2斜面は、平面状であることを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
  8. 第2斜面は、前記フレームにおいて、凹部として形成されていることを特徴とする、請求項5~7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 第1斜面の表面は、黒色であることを特徴とする、請求項1~のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 第1斜面および第2斜面の少なくとも一方の表面は、黒色であることを特徴とする、請求項5~8のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 表示パネルと、
    前記表示パネルの外縁に沿って配置されるフレームと、
    を備え、
    前記フレームは、前記表示パネルの端面に対向する位置に、法線方向が当該表示パネルの裏面側を指す第1斜面を備え、
    前記フレームは、前記表示パネルの端面から当該表示パネルの裏面側に離れた位置において、法線方向が第1斜面側を指す第2斜面をさらに備えることを特徴とする、表示装置。
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