JP7239797B2 - 線材送り込み装置 - Google Patents

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本発明は、コイル状に巻かれた巻線材をピンチローラでガイドして下流側に送り込む線材送り込み装置に関するものである。
一般に、各種機械部品の製造に使用する金属材料としては、工作容易性、利便性及び輸送制限等を考慮して、コイル状に巻かれた巻線材を使用することが多い。この巻線材は、例えば、先端部をピンチローラにセットするよう線材送り込み装置に装着した後、矯正ローラ群を通過させながら連続して下流側に送り込み、伸線機や線材巻取機を用いて所定の線径や巻取曲率半径に成形される。
ただ、線材送り込み装置に装着する巻線材の先端部をピンチローラにセットするには、作業者がバール等を用いて先端を引掛けて人力で移動させており、巻線材の線材径が大きくなるほど、巻線材を装着するのが困難になりやすい。
これに対して、特許文献1は、巻線材101を吊り下げ保持するハンガーローラ(線受ローラ)102と、巻線材101の先端部103を掴んで巻線部104から引き離す把持引き込み手段105と、引き離した先端部103と巻線部104との間に配設して引き離し状態を維持する捌きローラ106と、引き離し状態の先端部103に接触してピンチローラ107へ引き込む誘導引き込み手段108と、を備えた線材送り込み装置を開示している(図5参照)。
把持引き込み手段105は、巻線材101の先端部103を掴むチャック部材109と、チャック部材109に接続されたワイヤー110を引き込むウインチ111と、からなり、先端部103を引き離して巻線部104との間に捌きローラ106を配設した後、誘導引き込み手段108でピンチローラ107へ引き込む前に、把持を緩めて先端部103を開放するようになっている(図6及び図7参照)。
特開2005-34881(請求項1~4、段落0018、図1~図3)
ところが、特許文献1の線材送り込み装置は、吊り下げ保持した巻線材の先端部を掴んで巻線部から引き離すための把持引き込み手段と、先端部と巻線部との引き離し状態を維持するための捌きローラと、巻線部から引き離した先端部をピンチローラへ引き込むための誘導引き込み手段と、を要するものであり、その構造が複雑になると共に、吊り下げ保持した巻線材の先端部をピンチローラへ引き込むのに3つの工程を必要とする。
本発明は、簡単な構成で、吊り下げ保持した巻線材の先端部をピンチローラへ容易に引き込むことのできる線材送り込み装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る線材送り込み装置は、コイル状に巻かれた巻線材をピンチローラでガイドして下流側に送り込むためのものであり、巻線材を外嵌して吊り下げ保持する長軸状のハンガーローラと、巻線材のうちの先端部をコイル中心線方向に隣接する部位から引き離してピンチローラまで引き込むコイル引込手段と、を備え、そのコイル引込手段を、コイル中心線方向に移動自在なコイル引込アームと、巻線材の先端部に係合して引き込み可能なコイル引込バーとで構成し、コイル引込バーをコイル引込アームに着脱自在としたものである。
上記構成によれば、コイル引込アームにコイル引込バーを着脱自在とするので、別体のコイル引込バーを巻線材の先端部とその隣接部位との間に挿入して巻線材の先端部に係合させつつ、コイル引込アームに装着することができる。ここで、先端部は、巻線材のうちの比較的に変形させやすい部位であり、例えば手作業によっても、先端部とその隣接部位との間にコイル引込バーを挿入することができる。
コイル引込バーをコイル引込アームに装着した後、コイル引込アームをコイル中心線方向に移動させることにより、巻線材の先端部をピンチローラまで移動させることができ、コイル引込アーム及びコイル引込バーによる簡単な構成で、吊り下げ保持した巻線材の先端部をピンチローラまで容易に引き込むことができる。つまり、従来技術のように、巻線材の先端部を把持引き込み手段で引き離して、その引き離し状態を捌きローラで維持した後に、誘導引き込み手段で先端部をピンチローラまで引き込む必要がない。
さらに、ピンチローラの近傍に、巻線材の先端部をピンチローラに誘導する誘導ローラを設ける。
この構成によると、ピンチローラの近傍に誘導ローラを設けるので、巻線材の先端部をピンチローラの近傍まで移動させるだけで、その巻線材の先端部を引き込む位置を正確に設定することなく、ピンチローラにまで誘導することができる。
以上のとおり、本発明によると、長軸状のハンガーローラで巻線材を吊り下げ保持し、その巻線材のうちの先端部をコイル引込手段で隣接部位から引き離してピンチローラまで引き込むようにしている。さらに、コイル引込手段をコイル引込アームと別体のコイル引込バーとで構成し、コイル引込バーを巻線材の先端部とその隣接部位との間に挿入しつつコイル引込アームに装着した後、コイル引込アームを移動させて、巻線材の先端部をピンチローラまで移動させるようにしている。これにより、コイル引込アーム及びコイル引込バーによる簡単な構成で、吊り下げ保持した巻線材の先端部をピンチローラまで容易に引き込むことができる。
本発明に係る線材送り込み装置の正面図 線材送り込み装置の側面図 コイル引込手段の拡大図 巻線材の先端部をピンチローラに引き込む手順を説明する図 従来の線材送り込み装置の正面図 従来の線材送り込み装置の側面図 従来の線材送り込み装置の側面図
以下、本発明に係る線材送り込み装置を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、線材送り込み装置1は、コイル状に巻かれた巻線材2をピンチローラ3でガイドして解しながら、矯正ローラ群4を通過させつつ下流側に送り込むためのものであり、装置本体5と、コイル状の巻線材2を外嵌して吊り下げ保持する長軸状のハンガーローラ6と、巻線材2のうちの先端部2aをコイル中心線方向に隣接する部位から引き離してピンチローラ3まで引き込むコイル引込手段7と、ピンチローラ3の近傍に配置されて巻線材2の先端部2aをピンチローラ3に誘導する誘導ローラ8と、を備えたものである。さらに、コイル引込手段7は、コイル中心線方向に移動自在なコイル引込アーム9と、巻線材2の先端部2aに係合して引き込み可能なコイル引込バー10とからなり、コイル引込バー10がコイル引込アーム9に着脱自在とされている。
巻線材2は、例えば、圧延鋼材、炭素鋼、アルミニウム、銅等の機械構造品等に用いられる金属材料からなり、φ18mm~φ60mmの線材を600mm~800mmの巻取半径でコイル状に巻いたものを例示できるが、これらに限定されるものではない。
ピンチローラ3は、外周面に巻線材2を構成する線材を保持する凹溝が形成された円盤状とされて、装置本体5の正面側に設けられる。複数のピンチローラ3が上下に対をなしつつ水平方向に並設され、巻線材2を解しながら、その線材を上下に挟んでガイドして矯正ローラ群4へ送り出すようになっている。
矯正ローラ群4は、装置本体5の正面側に設けられ、巻線材2を解した線材を上下に互い違いに押えて巻線材2のコイル状の巻き癖を矯正するよう、ピンチローラ3の下流側の近傍に水平方向に並設されている。
ハンガーローラ6は、外周面が平滑な円柱状とされ、上流側かつ下側のピンチローラ3から正面側に突出すると共に、装置本体5から正面側に突出する片持状の軸受梁11によって先端部を支持されている。このハンガーローラ6は、上流側かつ下側のピンチローラ3と一体に形成され、装置本体5に収容されたモータにより、ピンチローラ3と共に軸心周りに回転駆動し、吊り下げ保持する巻線材2を摩擦力によって回転させるようになっている。
図1~図3に示すように、コイル引込手段7を構成するコイル引込アーム9は、ハンガーローラ6が吊り下げ保持する巻線材2のコイル中心線と平行に配置された棒状とされ、その下面に、ピニオンギア12と噛み合うラックギア13が形成されている。このコイル引込アーム9は、装置本体5の上流側の側面に設けられて、ピニオンギア12を収容するハウジング14に、スライドブッシュ15を介して、コイル中心線方向にスライド自在に保持されている。ペンダントスイッチ16を操作してギアードモータ17でピニオンギア12を回転させることにより、コイル引込アーム9がコイル中心線方向に移動する。
コイル引込アーム9の先端部には、コイル引込バー10を装着するための装着穴18が形成され、コイル引込アーム9を所定の位置まで移動させた後、別体のコイル引込バー10を巻線材2の先端部2aに係合させつつ、コイル引込アーム9の装着穴18に装着するようになっている。
誘導ローラ8は、巻線材2を構成する線材を正面側及び背面側から挟むよう対をなして設けられた長尺ローラとされ、装置本体5の正面側でピンチローラ3の上流側の近傍に、ピンチローラ3の厚さと同程度の間隔をあけて略鉛直に配置されている。この誘導ローラ8は、巻線材2の先端部2aがピンチローラ3の上流側に近づいて、正面側又は背面側にわずかにずれた状態でローラ外周面に接触したとき、回転しながら両誘導ローラ8の間に導いて、ピンチローラ3まで誘導するようになっている。
装置本体5の正面側には、誘導ローラ8の他に複数の長ローラ19が設けられ、巻線材2の先端部2aをピンチローラ3まで引き込む際に、ハンガーローラ6が吊り下げ保持する巻線材2が移動したり傾いたりするのを規制するようになっている。
次に、図4を参照し、巻線材2の先端部2aをピンチローラ3まで引き込む手順を説明する。
まず、図4(a)に示すように、ハンガーローラ6にコイル状の巻線材2を外嵌して吊り下げ保持した後、ペンダントスイッチ16を操作してコイル引込アーム9を正面側に移動させ、コイル1巻目と2巻目の間に先端部の装着穴18を位置させる。
次いで、例えば手作業で、別体のコイル引込バー10をコイル1巻目と2巻目の間に押し込んで、巻線材2の先端部2aに係合させつつ、コイル引込アーム9の装着穴18に挿入して装着する。
図4(b)に示すように、ペンダントスイッチ16を操作してコイル引込アーム9を背面側に移動させ、コイル引込アーム9の装着穴18に装着したコイル引込バー10が係合する巻線材2の先端部2aを隣接部位から引き離し、両誘導ローラ8の間の上流側まで引き込む。
図4(c)に示すように、装置本体5に収容されたモータにより、ピンチローラ3及びハンガーローラ6を回転させて、巻線材2の先端部2aを上下のピンチローラ3の間に通して固定する。ハンガーローラ6の回転を止めて、コイル引込アーム9の装着穴18からコイル引込バー10を取り外し、コイル引込アーム9を背面側に移動させて収納することにより、巻線材2の先端部2aの引き込みが完了する。
巻線材2の先端部2aの引き込みが完了した後、ピンチローラ3及びハンガーローラ6を回転させることにより、コイル状の巻線材2をピンチローラ3でガイドして解しながら、矯正ローラ群4を通過させて下流側に送り込むことができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。また、コイル引込手段7で巻線材2の先端部2aを正確な位置まで引き込む場合、誘導ローラ8を省略するようにしてもよい。
1 線材送り込み装置
2 巻線材
2a 先端部
3 ピンチローラ
4 矯正ローラ群
5 装置本体
6 ハンガーローラ
7 コイル引込手段
8 誘導ローラ
9 コイル引込アーム
10 コイル引込バー
11 軸受梁
12 ピニオンギア
13 ラックギア
14 ハウジング
15 スライドブッシュ
16 ペンダントスイッチ
17 ギアードモータ
18 装着穴
19 長ローラ

Claims (1)

  1. コイル状に巻かれた巻線材をピンチローラでガイドして下流側に送り込む線材送り込み装置であって、
    前記巻線材を外嵌して吊り下げ保持する長軸状のハンガーローラと、前記巻線材のうちの先端部をコイル中心線方向に隣接する部位から引き離してピンチローラまで引き込むコイル引込手段と、を備え、
    前記コイル引込手段は、コイル中心線方向に移動自在なコイル引込アームと、巻線材の先端部に係合して引き込み可能なコイル引込バーとからなり、前記コイル引込バーがコイル引込アームに着脱自在とされ
    前記ピンチローラの近傍に、巻線材の先端部をピンチローラに誘導する誘導ローラが設けられたことを特徴とする線材送り込み装置。
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