JP7239236B1 - 脱色装置、脱色方法 - Google Patents
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Abstract
Description
染色又は印刷された繊維布に脱色剤を塗布する塗布手段と、
前記繊維布を加熱及び加圧して前記繊維布に塗布された前記脱色剤を前記繊維布に染色又は印刷された染料とともに吸収体に移動させる移動手段と、
前記繊維布に塗布されない前記脱色剤の一部及び/又は前記繊維布に塗布された前記脱色剤の一部を回収する回収手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
前記塗布手段は、前記脱色剤を液滴として吐出して前記繊維布に前記脱色剤を塗布する、
ことを特徴とする。
前記塗布手段は、前記繊維布の脱色する領域を指定して、前記繊維布の種類、前記繊維布の厚み、前記繊維布の縫い目、の少なくとも一つ又はこれらの組み合わせに応じて前記脱色剤の塗布量を調整しながら塗布する、
ことを特徴とする。
前記塗布手段は、前記繊維布の重なり部分で前記脱色剤の塗布量を増加させる、
ことを特徴とする。
前記移動手段は、前記繊維布を前記吸収体を介して加熱して前記脱色剤を前記繊維布に染色又は印刷された染料とともに前記吸収体に移動させる、
ことを特徴とする。
前記移動手段は、前記繊維布を前記脱色剤の沸点以下の温度で接触加熱する、
ことを特徴とする。
前記吸収体は、塗布される前記脱色剤の必要吸収量に応じて取り換え可能に用いられる、
ことを特徴とする。
前記回収手段は、吐出された前記脱色剤のうち前記繊維布に塗布されなかった前記脱色剤を回収する、
ことを特徴とする。
前記回収手段は、吐出された前記脱色剤のうち前記繊維布に着弾しなかった液滴であるミストを回収する、
ことを特徴とする。
前記回収手段は、前記移動手段により加熱した際に前記脱色剤から発生した蒸気を回収する、
ことを特徴とする。
前記回収手段は、前記脱色剤が移動した前記吸収体から前記脱色剤を抽出して液体として回収する、
ことを特徴とする。
前記回収手段は、脱色された前記繊維布を加熱して前記脱色剤を回収する、
ことを特徴とする。
前記回収手段で回収した前記脱色剤を前記塗布手段により再度塗布させる脱色剤再利用手段を有する、
ことを特徴とする。
前記脱色剤が移動した前記吸収体を洗浄液で洗浄して前記移動手段で前記脱色剤を再度移動させる前記吸収体として利用可能にする吸収体再生手段を更に備える、
ことを特徴とする。
前記洗浄液から前記繊維布から移動した染料を抽出して回収する、
ことを特徴とする。
染色又は印刷された繊維布に脱色剤を塗布する塗布工程と、
前記繊維布を加熱及び加圧して前記繊維布に塗布された前記脱色剤を前記繊維布に染色又は印刷された染料とともに吸収体に移動させる移動工程と、
前記繊維布に塗布されない前記脱色剤の一部及び前記繊維布に塗布された前記脱色剤の一部を回収する回収工程と、を含み、
脱色装置として、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の塗布装置を用いる、
ことを特徴とする。
前記脱色剤が移動した前記吸収体を洗浄液で洗浄して新たな吸収体として利用可能にする再生工程を更に含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の脱色方法。
尚、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本実施形態に係る脱色装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図、図2は繊維布Tの一面への脱色処理を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る脱色装置1の構成について説明する。
本実施形態において使用できる繊維布Tは、特に限定なく、分散染料により印刷又は染色される繊維として、ポリエステル繊維、アセテート繊維、ポリ乳酸繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ビニロン繊維、ポリアミド繊維、ポリプロピレン繊維等任意の天然・合成繊維からなる繊維素材が挙げられる。繊維布Tは複数種類の繊維からなるもの(混紡、交撚、交織、交編等)であってもよいし、一種類の繊維からなるものであってもよい。また、繊維布Tは、編物や織物であってもよいし、不織布であってもよい。
本実施形態に係る脱色方法によれば、特に、ポリエステル繊維を含む繊維布である場合により高い明度で脱色することが可能となっている。
脱色剤としては、染料の脱色で通常使用される脱色剤であれば特に限定なく使用することができる。具体的には、染料を脱色又は抜染するような、還元剤が一般的に使用される。
また、脱色剤として、例えば、エチレングリコールジアセテート、ジ又はトリエチレングリコールジアセテート、エチレングリコールモノアセテート、ジ又はトリエチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコールジアセテート、ジ又はトリプロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールモノアセテート、ジ又はトリプロピレングリコールモノアセテート、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジ又はトリエチレングリコール、ジ又はトリプロピレングリコール等を使用することで、元の繊維布Tに形成された模様等を一層高い明度で脱色可能となる。
図3は液滴吐出部10の構成例を示す図である。
液滴吐出部10は、図3に示すように、インク状の脱色剤を液滴(図3中 Dで模式的に示す)として吐出するプリントヘッド11と、プリントヘッド11を搭載したキャリッジ12と、キャリッジ12の移動を案内するガイド14と、プリントヘッド11に供給される脱色剤を収容するインクタンク15(不図示)と、を備えている。なお、脱色剤の種類に合わせて複数のプリントヘッド11を備えていてもよい。
プリントヘッド11は、キャリッジ12の移動方向と直交する方向に並ぶ複数個の吐出ノズルを備えており、各吐出ノズルからの吐出量や吐出タイミング等を制御することで繊維布Tに塗布する脱色剤の塗布量を調整する。
尚、液滴吐出部10は、繊維布Tが搬送される搬送方向と交差する方向において並設された複数のプリントヘッド11がラインヘッドを構成し、搬送される繊維布Tに対して脱色剤を吐出するライン型の印刷機構であってもよい。
図4にはディスペンサ方式による変形例1の液滴吐出部10Aの構成例を示す。
液滴吐出部10Aは、図4に示すように、脱色剤を定量吐出する圧送部11Aと、脱色剤を蓄えるシリンジ12Aとを有し、繊維布Tに脱色剤を塗布するディスペンサ方式で構成されてもよい。
圧送部11Aは、スクリュー型回転子111Aと、脱色剤を貯留する液剤貯留部112Aとを有する。スクリュー型回転子111Aは、例えば、軸受け113Aで液剤貯留部112A内部に保持されて、回転軸114Aを中心として回転する。圧送部11Aは、一方の端部にノズル115Aが設けられ、スクリュー型回転子111Aの回転により生じた圧力によりノズル115Aの先端部から脱色剤が吐出される。
図5にはスプレー方式による変形例2の液滴吐出部10Bの構成例を示す。
液滴吐出部10Bは、脱色剤を噴霧するスプレーノズル11Bと、スプレーノズル11Bに脱色剤とエアを供給する供給装置12B(不図示)と、を有し、繊維布Tに脱色剤を噴霧して塗布するスプレー方式で構成されてもよい。
スプレーノズル11Bは、本体111B、整流板112Ba、112Bb、外気遮断壁113Ba、113Bb(不図示)から構成されている。脱色剤は、本体111Bの幅方向の中央に設けられた塗布液供給口114Bから供給され、塗布液マニホールド115Bで幅方向に拡幅され、塗布液吐出口116Bから吐出される。また、エアは、本体111Bの前面と後面の幅方向の中央にそれぞれ設けられたエア供給口117Ba、117Bbから供給され、エアマニホールド118Ba、118Bbで幅方向に拡幅され、エア吐出口119Ba、119Bbから吐出され、塗布液吐出口116Bから吐出された脱色剤をエアの打力で液滴化する。液滴化された脱色剤は、吐出エアの流れに乗って繊維布T上に付着することにより、繊維布T上に脱色剤が塗布される。
液滴吐出部10は、繊維布Tの脱色する領域を指定して脱色剤の塗布対象である繊維布Tの種類、繊維布Tの厚み、繊維布Tの縫い目の少なくとも一つ又はこれらの組み合わせに応じて脱色剤の塗布量を調整する。
繊維布Tの種類としては、例えば、綿、絹、羊毛、麻、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、レーヨン等の繊維素材を単独で又は組み合わせて用いた織編物が挙げられる。
繊維布Tの厚みは、繊維布Tそのものの厚み、重なった部分の厚み等、塗布対象の厚みが異なり、液滴吐出部10は、特に繊維布Tの重なり部分(図7に一例を示す)では、脱色剤の塗布量を増加させるように吐出制御される。
また、繊維布Tの縫い目に当たる領域では、脱色剤の塗布量を増加させるように吐出制御される。
図6には加熱処理部20の構成例を示す。
加熱処理部20は、脱色剤が塗布される繊維布Tを保持するプラテン21と、接触加熱される繊維布Tから移動する染料を含む脱色剤を吸収して保持する吸収体Fと、脱色剤が塗布された繊維布Tを吸収体Fを介して接触加熱するヒートプレス板22とを備えている。
尚、加熱処理部20は、公知の輪転式熱プレス機を用いて構成してもよい。輪転式熱プレス機を用いることで加熱処理を高速化することが可能となる。
ヒートプレス板22は、脱色剤とともに染料の移動が生じる温度になるように吸収体Fの上から繊維布Tを加熱する。具体的には、プラテン21上に載置された繊維布Tに塗布されている脱色剤の沸点以下の温度で加熱する。脱色剤の沸点以下の温度は、脱色剤に応じて、例えば、120℃以上又は150℃以上、210℃以下又は190℃以下である。加熱温度を脱色剤の沸点以下とすることで、繊維布T、例えばポリエステル布の熱収縮など熱ダメージを抑制することができる。特に沸点マイナス20℃以下の温度で加熱することで、繊維布Tの熱ダメージを押さえながら一定の加熱時間で脱色することができる。
加熱時間は、目的とする脱色の程度に応じて適宜決定され、例えば、30秒以上又は1分以上であってもよく、30分以下又は3分以下であってもよい。
繊維布Tが吸収体Fを介して加熱され、脱色剤に熱が伝わり液相化する。繊維布Tに染色されている染料(図中 符号PGで示す)は、図7(b)に示すように、液相化した脱色剤とともに繊維布Tから分離され、吸収体Fの毛細管力で吸収体Fへ移動する。
このように、加熱処理部20においては、繊維布Tを吸収体Fを介して加熱して脱色剤を繊維布Tに染色又は印刷された染料とともに吸収体Fに移動させるプロセスが継続されることで、脱色性能を向上させている。
図8は繊維布Tに塗布されない脱色剤の一部を回収する第1回収部31の構成例を説明する図、図9は繊維布Tに塗布された脱色剤の一部を回収する第2回収部32の構成例を説明する図、図10は脱色剤が移動した吸収体Fから脱色剤を真空抽出して液体として回収する回収部の構成例を説明する図である。
回収部30は、繊維布Tに塗布されない脱色剤の一部を回収する第1回収部31と、繊維布Tに塗布された脱色剤の一部を回収する第2回収部32と、からなる。
繊維布Tを加熱した際に脱色剤から発生する蒸気を液体として回収する場合としては、脱色剤が塗布された繊維布Tに加熱処理を行って染料の脱色を行う場合と、加熱処理により染料が脱色された後の繊維布Tを加熱して繊維布Tに残留する脱色剤を回収する場合がある。いずれの場合であっても、第2回収部32で繊維布Tを加熱した際に脱色剤から発生する蒸気を液体として回収することが可能である。
尚、圧力上昇部32Bは、吸引ファンに限定されることはなく、他の構造でも回収室32A内の圧力を高めることができるものであれが使用できる。ここで、回収室32A内を高圧状態にして蒸気が液化する圧力の大きさとしては、30~50Pa程度である。
気体通過材としては、気体が通過する小孔を多数有する多孔質体を用いることができる。多孔質体を用いた場合は、液化された液体LQを液体分離部32Cの鉛直下方に配置された貯留部32Dで受けて貯留する。貯留部32Dは取り外すことができ、液体LQとして回収された蒸気は脱色剤として再利用可能となる。
図11は再生処理部40の構成例を説明する図である。
再生処理部40は、不純物を予め取り除いたRO水等からなる洗浄液Lを貯留する水槽部41と、洗浄液L中に含まれる気体(例えば空気)の含有量を減じながらその温度を所定に維持する液体制御部42(不図示)と、洗浄液L中で吸収体Fを間に挟むように対向かつ平行配置させた一対の超音波振動ユニット43を含む振動制御部44と、液体制御部42及び振動制御部44の動作を制御する制御機構45と、を備え、洗浄液L中に浸漬した吸収体Fの表面に付着している脱色剤及び吸収体Fの内部に残留する脱色剤を超音波によって形成されたキャビティの破裂に伴って生じる衝撃波で除去する。
尚、洗浄液Lとして、繊維布Tに塗布する脱色剤そのものを使用してもよい。この場合、洗浄に用いた脱色剤は染料と分離して再利用される。
RO膜処理は、公知のRO膜およびモジュールを用い、加圧ポンプで洗浄液Lを加圧して供給し、染料と水とを分離する。RO膜は染料を分離する半透膜であり、モジュールはこのRO膜を取り付けた平膜型、チューブラ型、スパイラル型、中空糸型等のモジュールを用いることができる。RO膜処理は透過液における染料の濃度により、1段または2段のRO膜装置により、一過式または循環式で処理を行うことができる。
図12は本実施形態に係る脱色方法の脱色処理の流れを示すフローチャート図である。
本実施形態に係る繊維布Tの脱色処理は、染色又は印刷された繊維布Tに脱色剤を塗布する塗布工程S101と、繊維布Tを加熱及び加圧して繊維布Tに塗布された脱色剤を繊維布Tに染色又は印刷された染料とともに吸収体Fに移動させる移動工程S102と、繊維布Tに塗布されない脱色剤の一部及び繊維布Tに塗布された脱色剤の一部を回収する回収工程S103と、脱色剤が移動した吸収体Fを洗浄液L中で洗浄して新たな吸収体Fとして利用可能にする再生工程S104と、を含む。
本実施形態において使用される繊維布T(図2において符号Tで示す)は、その一面に染料によって印刷又は染色された布地であり、繊維布Tに脱色剤を塗布して接触加熱処理を施すことで染料を吸収体Fに移動させて脱色する。
まず、脱色装置1のプラテン21上に繊維布Tをその脱色部分が上面に来るように位置決めして、固定具(不図示)で固定する。
塗布の指示を受け付けると、脱色剤を含むインクの吐出データがプリントヘッド11に送信され、吐出データに基づいてプリントヘッド11からインクが吐出されて、プラテン21上に固定された繊維布Tへの脱色剤の塗布が実施される。
塗布工程S101を経て脱色剤が塗布された繊維布Tの上面に吸収体Fを当ててヒートプレス板22を下降させて加圧しながら、吸収体Fの上から繊維布Tを脱色剤の沸点以下の温度で加熱する。
脱色剤の沸点以下の温度は、脱色剤に応じて、例えば、120℃以上又は150℃以上、210℃以下又は190℃以下である。加熱時間は、目的とする脱色の程度に応じて適宜決定され、例えば、30秒以上又は1分以上であってもよく、10分以下又は3分以下であってもよく、加熱される繊維布Tの熱ダメージを抑制しながら十分な脱色効果が得られる時間とされる。
吸収体Fへ移動した脱色剤はヒートプレス板22に接触して蒸発し、蒸気は上方へ放出される。これにより、吸収体Fのヒートプレス板22に接している側は乾燥し、再度脱色剤とともに染料が繊維布Tから吸収体Fへ毛細管力で移動する。
回収工程S103は、プリントヘッド11からインクが吐出されて、プラテン21に固定された繊維布Tへの脱色剤の塗布を行う塗布工程S101と同時に行う第1の回収工程S103Aと、脱色剤が塗布された繊維布Tに加熱処理を行って染料の脱色を行う移動工程102と同時に行う第2の回収工程S103Bと、加熱処理により染料が脱色された後の繊維布Tを加熱して繊維布Tに残留する脱色剤を回収する第3の回収工程S103Cとがある。
また、減圧装置32Hを駆動して、気密性容器32E内の吸収体Fの脱色剤が蒸発して発生した蒸気及び空気を吸引して冷却装置32Fに導き、冷却装置32Fで冷却して液化する。この冷却装置32Fで液化した液体LQ、または液体LQと蒸気は回収槽32G内に噴出され、液体LQは脱色剤として再利用可能となる。
再生工程S104は、脱色剤が移動した吸収体Fを洗浄液L中で洗浄して新たな吸収体Fとして利用可能にする。再生工程S104においては、不純物を予め取り除いたRO水等の洗浄液L中に浸漬した吸収体Fの表面に付着している脱色剤及び吸収体Fの内部に残留する脱色剤を超音波によって形成されたキャビティの破裂に伴って生じる衝撃波で除去する。尚、洗浄液Lとしては、繊維布Tに塗布する脱色剤そのものであってもよい。この場合、洗浄に用いた脱色剤は染料と分離して再利用される。
10・・・液滴吐出部、20・・・加熱処理部、30・・・回収部、40・・・洗浄装置、50・・・制御部
T・・・繊維布、F・・・吸収体
Claims (17)
- 染色又は印刷された繊維布に脱色剤を塗布する塗布手段と、
前記繊維布を加熱及び加圧して前記繊維布に塗布された前記脱色剤を前記繊維布に染色又は印刷された染料とともに吸収体に移動させる移動手段と、
前記繊維布に塗布されない前記脱色剤の一部及び/又は前記繊維布に塗布された前記脱色剤の一部を回収する回収手段と、を備えた、
ことを特徴とする脱色装置。 - 前記塗布手段は、前記脱色剤を液滴として吐出して前記繊維布に前記脱色剤を塗布する、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱色装置。 - 前記塗布手段は、前記繊維布の脱色する領域を指定して、前記繊維布の種類、前記繊維布の厚み、前記繊維布の縫い目、の少なくとも一つ又はこれらの組み合わせに応じて前記脱色剤の塗布量を調整しながら塗布する、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱色装置。 - 前記塗布手段は、前記繊維布の重なり部分で前記脱色剤の塗布量を増加させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の脱色装置。 - 前記移動手段は、前記繊維布を前記吸収体を介して加熱して前記脱色剤を前記繊維布に染色又は印刷された染料とともに前記吸収体に移動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱色装置。 - 前記移動手段は、前記吸収体を前記脱色剤の沸点以下の温度で接触加熱する、
ことを特徴とする請求項5に記載の脱色装置。 - 前記吸収体は、塗布される前記脱色剤の必要吸収量に応じて取り換え可能に用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱色装置。 - 前記回収手段は、吐出された前記脱色剤のうち前記繊維布に塗布されなかった前記脱色剤を回収する、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱色装置。 - 前記回収手段は、吐出された前記脱色剤のうち前記繊維布に着弾しなかった液滴であるミストを回収する、
ことを特徴とする請求項8に記載の脱色装置。 - 前記回収手段は、前記移動手段により加熱した際に前記脱色剤から発生した蒸気を回収する、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱色装置。 - 前記回収手段は、前記脱色剤が移動した前記吸収体から前記脱色剤を抽出して液体として回収する、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱色装置。 - 前記回収手段は、脱色された前記繊維布を加熱して前記脱色剤を回収する、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱色装置。 - 前記回収手段で回収した前記脱色剤を前記塗布手段により再度塗布させる脱色剤再利用手段を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱色装置。 - 前記脱色剤が移動した前記吸収体を洗浄液で洗浄して前記移動手段で前記脱色剤を再度移動させる前記吸収体として利用可能にする吸収体再生手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱色装置。 - 前記洗浄液から前記繊維布から移動した染料を抽出して回収する、
ことを特徴とする請求項14に記載の脱色装置。 - 染色又は印刷された繊維布に脱色剤を塗布する塗布工程と、
前記繊維布を加熱及び加圧して前記繊維布に塗布された前記脱色剤を前記繊維布に染色又は印刷された染料とともに吸収体に移動させる移動工程と、
前記繊維布に塗布されない前記脱色剤の一部及び前記繊維布に塗布された前記脱色剤の一部を回収する回収工程と、を含み、
脱色装置として、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の脱色装置を用いる、
ことを特徴とする脱色方法。 - 前記脱色剤が移動した前記吸収体を洗浄液で洗浄して新たな吸収体として利用可能にする再生工程を更に含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の脱色方法。
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