JP7239042B2 - 発光装置、および車両用灯具 - Google Patents

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本発明は発光装置、および車両用灯具に関する。
特許文献1には、立体的な像を形成する光デバイスが開示されている。当該光デバイスは、導光板と、導光板によって導かれる光を空間上の1つの収束点又は収束線に実質的に収束する又は空間上の1つの収束点又は収束線から実質的に発散する方向の出射光を出射面から出射させる光集束部とを備える。
特開2016-114929号公報(2016年6月23日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は下記の問題がある。すなわち、従来技術の光デバイスを温度変化の大きい環境で使用すると、導光板の熱膨張と光源部の熱膨張の差により、所定の位置から光が入光しなくなり、結像位置が変化する。よって、像に歪みが生じることがある。例えば、図12に示すように、光源91の位置が所定の入光位置だとすると、温度変化により光源91が光源91´または光源91´´の位置にずれてしまうことがある。また、図12における符号30dは、光収束部を示し、符号P、P´、P´´は、それぞれ定点を示す。
本発明の一態様は、温度変化の大きい環境であっても、光源から出射された光を所定の位置から導光板に入射させることができる発光装置を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る発光装置は、光源と、前記光源から入射した光を導光して光出射面から出射させ、空間に画像を結像させる導光板と、前記光源、または前記光源および当該光源を保持する基板を保持する保持部とを備え、前記保持部は、前記導光板を構成する材料と同じ材料により、前記導光板と一体的な構造となっており、前記保持部は、前記導光板を、前記光出射面と当該光出射面の対向面とを貫通している。
上記構成によれば、保持部を構成する材料の熱膨張率と導光板を構成する材料の熱膨張率との差がなくなるので、画像の結像位置の変化を抑制することができる。
また、上記一側面に係る発光装置において、前記保持部は、前記導光板における前記光源からの光の入射面に設けられた、前記光源が設けられている基板を収容して固定する光源固定構造である。
上記構成によれば、導光板に光源固定部構造を形成することにより、保持部を導光板と別体に設ける構造と比較すると、部材点数の削減に有利である。
また、上記一側面に係る発光装置において、前記保持部は、前記導光板の光出射面または当該光出射面の対向面に設けられた、前記光源が設けられている基板を収容して固定する光源固定構造であり、前記導光板内部に、前記光源から出射された前記光出射面に垂直な光を、前記光出射面に平行な方向に反射する反射部を備える。
上記構成によれば、光源固定構造の設計自由度を向上させることができる。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る車両用灯具は、上記発光装置を備える。
上記構成によれば、上記発光装置と同様の効果を奏する。
本発明の一態様によれば、温度変化の大きい環境であっても、光源から出射された光を所定の位置から導光板に入射させる発光装置を実現することができる。
本発明の実施形態1に係る発光装置の構成を示す模式図である。 図1の第1の変形例を示す図である。 図1の第2の変形例を示す図である。 図1の第3の変形例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る発光装置の構成を示す模式図である。 図6の(a)は、図5の第1の変形例を示す図であり、(b)は、図6の(a)の局部であるA部を示す図6の(a)の変形例であり、(c)は、図6の(a)の局部であるA部を示す図6の(a)の他の変形例である。 図7の(a)は、図5の第2の変形例を示す図であり、(b)は、(a)の断面構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態3に係る発光装置の構成を示す模式図である。 本発明に係る発光装置を所定距離から見たときの視角を説明するための図である。 本発明に係る発光装置の効果を説明するための図である。 本発明に係る発光装置の構成の具体例を示す図である。 従来技術に係るデバイスの問題点を説明するための図である。 図13の(a)は、本発明の実施形態4に係る発光装置の構成を示す断面図であり、(b)は、(a)に示す発光装置が備える導光板の構成を示す平面図である。 図13の(a)に示した発光装置による立体画像の結像方法を示す斜視図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
§1 構成例
まず、図1~図4を用いて、本実施形態が適用される場面の一例について説明する。また、図1~図4において、光源12から導光板11に入射した光が当該導光板11内を導光される方向をY軸方向、導光板11から光が出射される方向をZ軸方向とし、Y軸方向およびZ軸方向の両方に垂直な方向をX軸方向とする。
〔発光装置(その1)〕
図1は、本実施形態に係る発光装置1の構成を示す模式図である。図1に示すように、発光装置1は、光源12と、導光板11と、保持部13とを備える。
光源12は、導光板11に光を入射させる。図1に示す例では、光源12は、1つである。光源12は、発光ダイオードであることが挙げられる。ただし、光源12は、発光ダイオード以外の光源であってもよい。また、光源12は、複数あってもよい。
導光板11は、光源12から入射した光を導光して光出射面から出射させ、空間に画像を結像させる。図1に示す例では、導光板11は、例えばパターン(画像)P1である「A」を結像させる。導光板11の構成材料として、透明で屈折率が比較的に高い樹脂材料が挙げられる。導光板11を形成する材料としては、例えばポリカーボネート樹脂(PC)、またはポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)、ガラス等を使用することができる。
保持部13は、光源12を保持する。本実施形態において、保持部13を構成する材料の熱膨張率と導光板11を構成する材料との熱膨張率との差が所定値よりも小さいことが好ましい。保持部13の構成材料として、例えばABS樹脂、またはガラスエポキシ(ガラエポとも称する)、アルミニウム等を使用することができる。
詳細は後述するが、ここでいう「保持部13を構成する材料の熱膨張率と導光板11を構成する材料との熱膨張率との差が所定値よりも小さいこと」とは、一例として、例えば下記の構成が挙げられる。すなわち、保持部13の長さが500mm以下であり、保持部13を構成する材料の熱膨張率と導光板11を構成する材料の熱膨張率との差が、1×10-6/Kよりも小さい。
上記の構成によれば、保持部13を構成する材料の熱膨張率と導光板11を構成する材料の熱膨張率との差が所定値よりも小さいため、発光装置1が温度変化の大きい環境で使用されても、光源12から出射された光を所定の位置から導光板11に入射させることができる。これにより、温度変化が大きい環境であっても、導光板11と光源12との相対位置のずれを実用上問題ない範囲とすることができる。
§2 変形例
(第1の変形例)
以上、本実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
図2は、図1の第1の変形例を示す図である。上記実施形態1では、1つの光源12、1つのパターンP1「A」を結像させる構成を説明した。ただし、本発明はこれに限定されない。
図2に示すように、発光装置1aは、複数の光源12(例示では4つ)と、導光板11(例示では4つのパターンP1「A」、P2「B」、P3「C」、P4「D」が結像されている)と、保持部13とを備える。
その他の説明は省略するが、本変形例でも、保持部13を構成する材料の熱膨張率と導光板11を構成する材料との熱膨張率との差が所定値よりも小さいことが好ましい。
以上のように、本変形例では、複数の光源12を備えることと、導光板11が4つのパターンP1「A」、P2「B」、P3「C」、P4「D」を結像させることという2点で上記実施形態と異なる。
上記の構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
(第2の変形例)
図3は、図1の第2の変形例を示す図である。図3に示すように、発光装置1bは、複数の光源12と、導光板11と、保持部13と、複数の光源12がそれぞれ設けられている複数の基板(PCB)14とを備える。
具体的には、発光装置1bにおいて、保持部13は、導光板11における光源12からの光の入射面に平行に設けられているとともに、複数の光源12が所定の間隔で保持部13に保持される。ここでいう「所定の間隔」とは、結像される複数の隣り合うパターン同士間の距離であることが好ましい。一例として、複数の隣り合うパターン間の距離は、100mmであることが挙げられる。なお、複数の基板14の熱膨張率は多少違っていても構わない。
その他の説明は省略するが、本変形例でも、保持部13を構成する材料の熱膨張率と導光板11を構成する材料との熱膨張率との差が所定値よりも小さいことが好ましい。
以上のように、本変形例では、複数の光源12がそれぞれ設けられている複数の基板14を備える点で上記第1の変形例と異なる。
上記の構成によれば、上記実施形態および上記第1の変形例と同様な効果を奏する以外、温度変化の大きい環境で使用されても、各光源12と導光板11との相対位置のずれを抑制することができる。
(第3の変形例)
図4は、図1の第3の変形例を示す図である。図4に示すように、発光装置1cは、複数の光源12と、導光板11と、複数の保持部13a(例示では4つ)と、複数の基板14と、複数の接続部15とを備える。
具体的には、発光装置1cにおいて、保持部13aが、複数の光源12毎に対応して複数個設けられ、導光板11と複数の保持部13aとを接続する複数の接続部15を更に備える。
その他の説明は省略するが、本変形例でも、保持部13aを構成する材料の熱膨張率と導光板11を構成する材料との熱膨張率との差が所定値よりも小さいことが好ましい。
以上のように、本変形例では、導光板11と複数の保持部13aとを接続する複数の接続部15を備える点で上記第2の変形例と異なる。
上記の構成によれば、上記実施形態、上記第1の変形例および上記第2の変形例と同様な効果を奏する以外、温度変化に伴い導光板11が熱膨張したとしても、それに応じて接続部15を介して保持部13aの位置も移動するため、各光源12と導光板11との相対位置のずれをさらに抑制することができる。
§3 適用例
図9を用いて、本実施形態が適用される場面の一例について説明する。図9は、本実施形態に係る発光装置1、1a、1b、1cを所定距離から見たときの視角を説明するための図である。本実施形態に係る発光装置1、1a、1b、1cは、一例として車両用灯具に適用できる。すなわち、本実施形態に係る発光装置1、1a、1b、1cを備える車両用灯具も本明細書に記載の発明に含まれる。
図9に示すように、発光装置1、1a、1b、1cを車両用灯具に適用し、観察者(図9では観察者の目(EYE)を例示)と発光装置1、1a、1b、1cとの距離DIS(Distanceの略)は2m(停止時の車間距離)と想定した場合、発明者は、下記の知見を見出した。
すなわち、車間距離DISを2m、観察者の視力は1.0とした場合、観察者が判別できる視角θは0.017°(1/60°)となる。これを結像された画像のずれΔWに換算すると、ΔWが0.5816mmとなる。換言すれば、画像のずれΔWが0.58mm以下であれば、2m離れた観察者に認識されないこととなる。
(効果)
図10を用いて、本実施形態が適用される場面の効果について説明する。図10は、本実施形態に係る発光装置の効果を説明するための図である。また、この効果説明では、図2、図12を好適に用いる。
発明者は、下記の結果を確認できた。すなわち、
・想定温度変化:-40℃~100℃
・設計基準温度:20℃
・結像位置:光出射面から50mm(図12の定点P、P´、P´´の所在位置)
・導光板11にPMMAを使用
・保持部13にガラスエポキシを使用
・最大温度変化が80℃とした場合
図2のパターンP4「D」が示す位置では、画像の最大ずれは1.2mmとなった。換言すると、パターンに入る角度が1.37°ずれている。
そこで、発明者は、実験を経て下記の実験結果を確認できた。すなわち、保持部13を構成する材料の熱膨張率と導光板11を構成する材料の熱膨張率との差が1×10-6/Kよりも小さい場合、画像のずれが再差となる図2のパターンP4「D」が示す位置でも、観察者に認識されない0.32mmとなっている。
このため、前述したように、本実施形態では、保持部13を構成する材料の熱膨張率と導光板11を構成する材料の熱膨張率との差が、1×10-6/Kよりも小さいことが好ましい。
図10に例示ように、本実施形態の発光装置1、1a、1b、1cによれば、例えば、温度変化によって発光装置1が変形(膨張または収縮)しても、画像結像部(パターン)に対して、光源12の位置が追従するため、画像が歪まない。
図11は、発光装置1の構成の具体例を示す図である。図11では、発光装置1が立体画像I、より具体的には、「ON」の文字が表示されたボタン形状の立体画像Iを表示している様子を示している。
導光板11は、直方体形状を有しており、透明性および比較的高い屈折率を有する樹脂材料で形成されている。導光板11を形成する材料は、例えばポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、またはガラスなどであってよい。導光板11は、光を出射する出射面11a(光出射面)と、出射面11aとは反対側の背面11bと、四方の端面である、端面11c、端面11d、端面11eおよび端面11fとを備えている。端面11cは、光源12から投射された光が導光板11に入射する入射面である。端面11dは、端面11cとは反対側の面である。端面11eは、端面11fとは反対側の面である。導光板11は、光源12から入射した光を導光して出射面11aから出射させ、空間に画像を結像させる。光源12は、例えばLED(Light Emitting diode)光源である。
導光板11の背面11bには、光路変更部16a、光路変更部16b、および光路変更部16cを含む複数の光路変更部16が形成されている。光路変更部16a、光路変更部16b、および光路変更部16cは、線La、線Lbおよび線Lcに沿ってそれぞれ形成されている。ここで、線La、線Lbおよび線Lcは、X軸方向に略平行な直線である。任意の光路変更部16は、X軸方向に実質的に連続して形成されている。換言すれば、複数の光路変更部16は、出射面11aに平行な面内でそれぞれ予め定められた線に沿って形成されている。
光路変更部16のX軸方向の各位置には、光源12から投射され導光板11によって導光されている光が入射する。光路変更部16は、光路変更部16の各位置に入射した光を、各光路変更部16にそれぞれ対応する定点に実質的に収束させる。図3には、光路変更部16の一部として、光路変更部16a、光路変更部16b、および光路変更部16cが特に示されている。さらに図3には、光路変更部16a、光路変更部16b、および光路変更部16cのそれぞれにおいて、光路変更部16a、光路変更部16b、および光路変更部16cのそれぞれから出射された複数の光が収束する様子が示されている。
具体的には、光路変更部16aは、立体画像Iの定点IAに対応する。光路変更部16aの各位置からの光は、定点IAに収束する。したがって、光路変更部16aからの光の波面は、定点IAから発するような光の波面となる。光路変更部16bは、立体画像I上の定点IBに対応する。光路変更部16bの各位置からの光は、定点IBに収束する。このように、任意の光路変更部16の各位置からの光は、各光路変更部16に対応する定点に実質的に収束する。これにより、任意の光路変更部16によって、対応する定点から光が発するような光の波面を提供できる。各光路変更部16が対応する定点は互いに異なり、光路変更部16にそれぞれ対応する複数の定点の集まりによって、空間上(より詳細には、導光板11から出射面11a側の空間上)にユーザにより認識される立体画像Iが結像される。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
§1 構成例
まず、図5~図7を用いて、本実施形態が適用される場面の一例について説明する。
〔発光装置(その2)〕
図5は、本実施形態に係る発光装置2の構成を示す模式図である。図5に示すように、発光装置2は、光源22と、導光板21aと、保持部23とを備える。
光源22は、上記実施形態1における光源12と同様であることが好ましい。このため、光源22の詳細説明は省略する。導光板21aも、上記実施形態1における導光板11と同様であることが好ましい。このため、導光板21aの詳細説明も省略する。
図5に示すように、保持部23は、光源22を保持する。図5の例示では、保持部23は、導光板21aの光出射面(図5における手前側表面)と当該光出射面の対向面(図5における奥側表面)とを貫通するように導光板21aに形成されている。具体的には、発光装置2において、保持部23は、導光板21aを構成する材料と同じ材料により、導光板21aと一体的な構造となっている。
また、図5~図7においても、光源22から導光板21a~21eに入射した光が当該導光板21a~21e内を導光される方向をY軸方向、導光板21a~21eから光が出射される方向をZ軸方向とし、Y軸方向およびZ軸方向の両方に垂直な方向をX軸方向とする。
以上のように、本実施形態では、導光板21a~21eと光源22の保持部23が一体となっている点で上記実施形態1と異なる。
上記の構成によれば、上記実施形態1と同様な効果を奏する以外、保持部23を構成する材料の熱膨張率と導光板21aを構成する材料の熱膨張率との差がなくなるので、画像の結像位置の変化をより好適に抑制することができる。
§2 変形例
(第1の変形例)
以上、本実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
図6の(a)は、図5の第1の変形例を示す図であり、(b)は、図6の(a)の局部であるA部を示す図6の(a)の変形例であり、(c)は、図6の(a)の局部であるA部を示す図6の(a)の他の変形例である。上記実施形態2では、導光板21aの光出射面と当該光出射面の対向面とを貫通する保持部23を説明した。ただし、本発明はこれに限定されない。
図6の(a)に示すように、本変形例における発光装置2aにおいて、不図示の光源が設けられた基板24が、導光板21bの光の入射面(図中の下部端面)に設けられ溝部(保持部)に固定されており。固定方法について特に限定されず、例えば接着剤を使用して固定することが挙げられる。
具体的には、図6の(a)に示すように、発光装置2aにおいて、保持部23は、導光板21bにおける光源からの光の入射面に設けられた、光源が設けられている基板を収容して固定する光源固定構造である。
以上のように、本変形例では、導光板21bの端面に保持部23が形成されている点で上記実施形態2と異なる。
上記の構成によれば、上記実施形態2と同様な効果を奏する以外、導光板21bに光源固定部(保持部23)構造を形成することにより、保持部を導光板と別体に設ける構造と比較すると、部材点数の削減に有利である。
また、保持部の構成は上記構成に限定されない。図6の(b)に示すように、例えば、不図示の光源が設けられた基板24を、導光板21cの下部端面に凹設した、脱落防止用の張出部を有する溝部に収容して固定してもよいし、または図6の(c)に示すように、例えば、不図示の光源が設けられた基板24を、導光板21dの下部端面に凸設した、脱落防止用の張出部を有する溝部に収容して固定してもよい。
(第2の変形例)
図7の(a)は、図5の第2の変形例を示す図であり、便宜上、(b)は、(a)の断面構成を模式的に示す図である。図7の(a)に示すように、発光装置2bは、導光板21eと、保持部23とを備える。図7の(b)に示すように、保持部23に固定された基板24に光源22が設けられている。
導光板21eの内部に光源22が出射する光Lの照射方向を変更する構成が設けられている。具体的には、発光装置2bにおいて、保持部23は、導光板21eの光出射面(図7の(a)における手前側表面で、図7の(b)における右側表面)または当該光出射面の対向面(図7の(a)における奥側表面で、図7の(b)における左側表面)に設けられた、光源22が設けられている基板24を収容して固定する光源固定構造であり、導光板21e内部に、光源22から出射された前記光出射面に垂直な光Lを、前記光出射面に平行な方向に反射する反射部25を備える。
以上のように、本変形例では、導光板21eの光出射面または当該光出射面の対向面に保持部23を形成し、導光板21eの内部に反射部25を設ける点で上記第1の変形例と異なる。
上記の構成によれば、上記実施形態および上記第1の変形例と同様な効果を奏する以外、光源固定構造の設計自由度を向上させることができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
§1 構成例
まず、図8を用いて、本実施形態が適用される場面の一例について説明する。
〔発光装置(その3)〕
図8は、本実施形態に係る発光装置3の構成を示す模式図である。図8に示すように、発光装置3は、光源32と、導光板31aとを備える。
光源32は、上記実施形態1における光源12および上記実施形態2における光源22と同様であることが好ましい。このため、光源32の詳細説明は省略する。導光板31も、上記実施形態1における導光板11および上記実施形態2における導光板21a~21eと同様であることが好ましい。このため、導光板31の詳細説明も省略する。
また、図8においても、光源32から導光板31に入射した光が当該導光板31内を導光される方向をY軸方向、導光板31から光が出射される方向をZ軸方向とし、Y軸方向およびZ軸方向の両方に垂直な方向をX軸方向とする。
図8に示すように、導光板31と光源32とが一体で成形されている。上述したように、導光板31の構成材料として、透明で屈折率が比較的に高い樹脂材料が挙げられる。このため、発光装置3において、導光板31に電子部品である光源32を埋設しインクジェット印刷で接合することにより電子回路を形成する技術が利用される。当該技術を利用することにより、少なくとも上記実施形態1および実施形態2における基板を省略することが可能である。
上記の構成によれば、上記実施形態1および実施形態2と同様な効果を奏する以外、発光装置3の製造コスト削減などにニーズにも寄与することができる。
〔実施形態4〕
§1 構成例
〔発光装置(その4)〕
図13の(a)は、本実施形態に係る発光装置4の構成を示す断面図である。図13の(a)に示すように、発光装置4は、光源12と、導光板11(第1導光板)とを備えている。図13の(b)は、発光装置4が備える導光板11の構成を示す平面図である。
導光板11は、光源12から入射された光(入射光)を導光する部材である。導光板11は、透明で屈折率が比較的高い樹脂材料で成形される。導光板11を形成する材料としては、例えばポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂などを使用することができる。本実施形態では、導光板11は、ポリメチルメタクリレート樹脂によって形成されている。導光板11は、図13の(a)に示すように、出射面11a(光出射面)と、背面11bと、端面11cとを備えている。
出射面11aは、導光板11の内部を導光され、光路変更部16により光路変更された光を出射する面である。出射面11aは、導光板11の前面を構成している。背面11bは、出射面11aと互いに平行な面であり、後述する光路変更部16が配置される面である。端面11cは、光源12から出射された光が導光板11の内部に入射される面である。
光源12から出射され、端面11cから導光板11に入射した光は、出射面11aまたは背面11bで全反射され、導光板11内を導光される。
図13の(a)に示すように、光路変更部16は、導光板11の内部において背面11bに形成されており、導光板11内を導光された光を光路変更して出射面11aから出射させるための部材である。光路変更部16は、導光板11の背面11bに複数設けられている。
光路変更部16は、端面11cに平行な方向に沿って設けられている。光路変更部16は、三角錐形状となっており、入射した光を反射(全反射)する反射面161を備えている。光路変更部16は、例えば、導光板11の背面11bに形成された凹部であってもよい。なお、光路変更部16は、三角錐形状に限られるものではない。導光板11の背面11bには、図13の(b)に示すように、複数の光路変更部16からなる複数の光路変更部群17a、17b、17c…が形成されている。
各光路変更部群17a、17b、17c…では、複数の光路変更部16は、反射面161が光の入射方向に対する角度が互いに異なるように、導光板11の背面11bに配置されている。これにより、各光路変更部群17a、17b、17c…は、入射光を光路変更して、出射面11aから様々な方向へ出射させる。
次に、発光装置4による立体画像Iの結像方法について、図14を参照しながら説明する。ここでは、導光板11の出射面11aに垂直な面である立体画像結像面Sに、光路変更部16により光路変更された光によって面画像としての立体画像Iを結像する場合について説明する。
図14は、発光装置4による立体画像Iの結像方法を示す斜視図である。なお、ここでは、立体画像結像面Sに立体画像Iとして円内に斜線が入った画像を結像することについて説明する。
発光装置4では、図14に示すように、例えば、光路変更部群17aの各光路変更部16によって光路変更された光は、立体画像結像面Sに線La1および線La2で交差する。これにより、立体画像結像面Sに立体画像Iの一部である線画像LIを結像させる。線画像LIは、YZ平面に平行な線画像である。このように、光路変更部群17aに属する多数の光路変更部16からの光によって、線La1および線La2の線画像LIが結像される。なお、線La1および線La2の像を結像する光は、光路変更部群17aにおける少なくとも2つの光路変更部16によって提供されていればよい。
同様に、光路変更部群17bの各光路変更部16によって光路変更された光は、立体画像結像面Sに線Lb1、線Lb2および線Lb3で交差する。これにより、立体画像結像面Sに立体画像Iの一部である線画像LIを結像させる。
また、光路変更部群17cの各光路変更部16によって光路変更された光は、立体画像結像面Sに線Lc1および線Lc2で交差する。これにより、立体画像結像面Sに立体画像Iの一部である線画像LIを結像させる。
各光路変更部群17a、17b、17c…によって結像される線画像LIのZ軸方向における位置は互いに異なっている。発光装置4では、光路変更部群17a、17b、17c…間の距離を小さくすることによって、各光路変更部群17a、17b、17c…によって結像される線画像LIのZ軸方向の距離を小さくすることができる。その結果、発光装置4では、光路変更部群17a、17b、17c…の各光路変更部16によって光路変更された光によって結像された複数の線画像LIを集積することにより、実質的に面画像である立体画像Iを立体画像結像面Sに結像する。
なお、立体画像結像面Sは、Z軸に垂直な平面であってもよく、Y軸に垂直な平面であってもよく、またX軸に垂直な平面であってもよい。また、立体画像結像面Sは、Z軸、Y軸、またはX軸に垂直でない平面であってもよい。さらに、立体画像結像面Sは、平面ではなく曲面であってもよい。すなわち、発光装置4は、光路変更部16によって空間上の任意の面(平面および曲面)上に立体画像Iを結像させることができる。また、面画像を複数組み合わせることにより、3次元の画像を結像することができる。
§2 変形例
(変形例)
本変形例に係る発光装置が備える導光板において、光路変更部群は、右眼用光路変更部および左眼用光路変更部を含んでもよい。右眼用光路変更部は右眼用画像を結像させ、左眼用光路変更部は左眼用画像を結像させる。この場合、発光装置により結像される立体画像を、立体感のある画像とすることができる。また、光路変更部群は、右眼用光路変更部および左眼用光路変更部に限らず、互いに異なる複数の視点に対応した画像を結像させる光路変更部を含んでもよい。
〔本発明の別の表現〕
本発明は、以下のようにも表現できる。
本発明の一態様に係る発光装置は、光源と、前記光源から入射した光を導光して光出射面から出射させ、空間に画像を結像させる導光板と、前記光源を保持する保持部であって、当該保持部を構成する材料の熱膨張率と前記導光板を構成する材料の熱膨張率との差が所定値よりも小さい保持部とを備える。
上記構成によれば、保持部を構成する材料の熱膨張率と導光板を構成する材料の熱膨張率との差が所定値よりも小さいため、発光装置が温度変化の大きい環境で使用されても、光源から出射された光を所定の位置から導光板に入射させることができる。
また、上記一側面に係る発光装置において、前記保持部は、前記導光板における前記光源からの光の入射面に平行に設けられているとともに、複数の前記光源が所定の間隔で前記保持部に保持される。
上記構成によれば、温度変化の大きい環境で使用されても、各光源と導光板との相対位置のずれを抑制することができる。
また、上記一側面に係る発光装置において、前記保持部が、複数の前記光源毎に対応して複数個設けられ、前記導光板と複数の前記保持部とを接続する複数の接続部を更に備える。
上記構成によれば、温度変化に伴い導光板が熱膨張したとしても、それに応じて接続部を介して保持部の位置も移動するため、各光源と導光板との相対位置のずれをさらに抑制することができる。
また、上記一側面に係る発光装置において、前記保持部の長さが500mm以下であり、前記保持部を構成する材料の熱膨張率と前記導光板を構成する材料の熱膨張率との差が、1×10-6/Kよりも小さい。
上記構成によれば、温度変化が大きい環境であっても、導光板と光源との相対位置のずれを実用上問題ない範囲とすることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1a、1b、1c、1´、2、2a、2b、3、4 発光装置
11、11´、21a、21b、21c、21d、21e、31 導光板
12、22、32 光源
13、13a、13´、23 保持部
14、24 基板
15 接続部
16 光路変更部
17a、17b、17c… 光路変更部群
25 反射部

Claims (2)

  1. 光源と、
    前記光源から入射した光を導光して光出射面から出射させ、空間に画像を結像させる導光板と、
    前記光源、または前記光源および当該光源を保持する基板を保持する保持部と
    を備え、
    前記保持部は、前記導光板を構成する材料と同じ材料により、前記導光板と一体的な構造となっており、
    前記保持部は、前記導光板を、前記光出射面と当該光出射面の対向面とを貫通しており、
    前記光源は、前記導光板に対して光が入射する入射面から離隔している発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置を備える車両用灯具。
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