JP2019179720A - 照明装置、映像表示システム、及び移動体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本開示は、ハウジングの内部構造を複雑化させなくても、レンズの位置ずれを抑制することができる照明装置を提供する。【解決手段】照明装置1は、ハウジング11と、光源19からハウジング11の外側に出射される光の出射方向において光源19と対向する位置にあり、光源19からの光を通すレンズ14と、を備える。ハウジング11は、光源19から離れる向きのレンズ14の移動を規制する規制部12aと、レンズ14を光源19側に押し付ける押付部12bと、を有する。【選択図】図1
Description
本開示は、照明装置、映像表示システム、及び移動体に関し、より詳細には、照明装置、照明装置を備える映像表示システム、及び映像表示システムを備える移動体に関する。
従来、照明装置中のレンズを位置ずれさせにくくすることが求められている。そこで、例えば、特許文献1では、金属製で、レンズ表面に沿って長尺のばね部材をレンズに当接させることにより、レンズを回路基板に向かって付勢させた態様が開示されている。
しかし、特許文献1の場合、金属製のばね部材に伴う、部品の種類の増大、高精度の寸法管理が必要となり、また、ばね部材をハウジングに設けることにより、ハウジングの内部構造が複雑化して照明装置のサイズが増大しやすくなる。
本開示は上記の点に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、ハウジングの内部構造を複雑化させなくても、レンズの位置ずれを抑制することができる照明装置、照明装置を備える映像表示システム、及び映像表示システムを備える移動体を提供することである。
本開示の一態様に係る照明装置は、ハウジングと、光源から前記ハウジングの外側に出射される光の出射方向において前記光源と対向する位置にあり、前記光源からの光を通すレンズと、を備える。前記ハウジングは、前記光源から離れる向きの前記レンズの移動を規制する規制部と、前記レンズを前記光源側に押し付ける押付部と、を有する。
本開示の一態様に係る映像表示システムは、前記照明装置と、表示器と、を備える。
本開示の一態様に係る移動体は、前記映像表示システムと、前記映像表示システムが搭載される移動体本体と、を備える。
本開示によれば、ハウジングの内部構造を複雑化させなくても、レンズの位置ずれを抑制することができる。
下記説明の実施形態は、本開示を実施するための様々な形態の例に過ぎない。以下の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。設計等に応じて種々の組み合わせも可能である。
また、以下の照明装置は、例えば、自動車等の移動体中でヘッドアップディスプレイ(HUD:Head−Up Display)を実施するために用いられる装置である。
<照明装置>
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る照明装置1を、図1〜図5を参照して説明する。ここで、図1及び図4で示されるX方向、Y方向、及びZ方向は、照明装置1の3次元構造を説明するために用いられている。このため、本実施形態の説明をより明確にするため、図1に示される断面図の後方にある面を照明装置1の後面とした場合、Y方向を前後方向とし、X方向を左右方向とし、Z方向を上下方向とすることもある。また、Z方向は第1方向であってもよく、X方向は第2方向であってもよく、そして、Y方向は第3方向であってもよい。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る照明装置1を、図1〜図5を参照して説明する。ここで、図1及び図4で示されるX方向、Y方向、及びZ方向は、照明装置1の3次元構造を説明するために用いられている。このため、本実施形態の説明をより明確にするため、図1に示される断面図の後方にある面を照明装置1の後面とした場合、Y方向を前後方向とし、X方向を左右方向とし、Z方向を上下方向とすることもある。また、Z方向は第1方向であってもよく、X方向は第2方向であってもよく、そして、Y方向は第3方向であってもよい。
本実施形態に係る照明装置1は、図1のように、ハウジング11と、光源19からの光を通すレンズ14とを備える。このような照明装置1において、Z方向は光源19からハウジング11の外側に出射される光の出射方向である。また、Z方向はハウジング11の深さ方向である。Z方向は光源19とレンズ14とが対向する方向である。X方向はZ方向と直交する方向であり、Y方向はX方向と直交する方向である。また、本実施形態において「直交する」という用語は、X方向とZ方向との間の角度、及びY方向とX方向との間の角度が90°であることに限定していない。すなわち、「直交する」という用語は、X方向とZ方向との間の角度、及びY方向とX方向との間の角度が実質的に90°であることも含む。このため、X方向はZ方向と交差する方向であり、Y方向はX方向と交差する方向である。
ハウジング11は、固定部25、25と、ハウジング本体11dと、ばね部13と、規制部12aと、押付部12bと、中子16と、支持台16eとを備える。また、ハウジング11は、Z方向に沿って、上端から下端にわたって開口された中空形状を有する部材であって、その内側に、少なくともレンズ14を保持している。
固定部25の各々は、ハウジング本体11dの外壁と一体成形されている。固定部25の各々は、ハウジング11をY方向から見たときに、前方から後方へ下り傾斜している。そして、固定部25の各々は、複数の貫通孔26を備える。このような固定部25、25は、例えば、後述の移動体100に照明装置1を固定するための部位である。
ハウジング本体11dは、ハウジング11の外形状を構成する部位である。また、ハウジング本体11dは、Z方向に沿って、上端から下端にわたって開口された中空形状を有する。ハウジング本体11dをX方向から見たときに、ハウジング本体11dの上端は、Y方向に沿った直線上の第1端から第2端にわたって下り傾斜している。すなわち、ハウジング本体11dの上端は、後方から前方にわたって下り傾斜している。このようなハウジング本体11dは、その内側に、少なくともレンズ14と、ばね部13と、規制部12aと、押付部12bと、中子16と、支持台16eとを収容している。
中子16は、ハウジング本体11dの内側で、レンズ14の下方にある部位である。中子16は、Z方向に沿って、上端から下端にわたって開口された中空構造を有する。そして、中子16の下端は、基板18と接触している。
支持台16eは、中子16の上端と、ハウジング本体11dの内壁とを接続する部位である。すなわち、中子16と、ハウジング本体11dと、支持台16eとは、一体である。この場合、支持台16eは、中子16及びハウジング本体11dと一体に成形されていることが好ましい。また、支持台16eは、レンズ14を支持する部位である。この場合、支持台16eは、レンズ14を支持するための平面を備える。このような平面は、Z方向と交差する。言い換えると、支持台16eは、Z方向と交差する。
支持台16eは、図4Cのように、Z方向と交差する平面において、レンズ14を位置決めするための位置決め部17を更に備える。位置決め部17は、リブ17aと、第1柱状体17bと、第2柱状体17cとを備える。
リブ17aは、平面視で、X方向においてレンズ14の中央部に位置すると共に、Y方向に沿ってハウジング本体11dの内壁から突出した構造を有する。このようなリブ17aは、ハウジング本体11dのうち、前方の内壁から後方へ突出している。リブ17aの高さは、レンズ14の位置決めすることができればよく、適宜に設定できる。リブ17aの高さは、例えば、ハウジング本体11dの内壁の高さ以下である。
第1柱状体17bと、第2柱状体17cとは、平面視で、それぞれX方向の両端にあるハウジング本体11dの内壁から突出すると共に、Y方向においてリブ17aとは反対側に位置する。このような第1柱状体17b、及び第2柱状体17cは、ハウジング本体11dのうち、後方の内壁に近づけて配置されている。この場合、第1柱状体17b、及び第2柱状体17cをX方向から見たときに、両後面はハウジング本体11dの内壁から離間されている。第1柱状体17b、及び第2柱状体17cの高さは、レンズ14の位置決めすることができればよく、適宜に設定できる。例えば、第1柱状体17b、及び第2柱状体17cの高さは、例えば、リブ17aの高さよりも高い。また、第1柱状体17b、及び第2柱状体17cの高さは、ハウジング本体11dの内壁の高さ以下である。
規制部12aは、光源19から離れる向きのレンズ14の移動を規制する部位である。押付部12bは、レンズ14を光源19側に押し付ける部位である。
ばね部13は、押付ばね部と、規制ばね部とを一体成形させた部位である。すなわち、ばね部13は、押付ばね部と、規制ばね部との両方を兼ねる部位である。ばね部13は、X方向に沿う弾性力を押付部12bと、規制部12aとに作用させる弾性を有する。ばね部13は、ハウジング本体11dと、押付部12bと、規制部12aとを連結する。
ばね部13は、ばね部本体13cと、接続部13gとを備える。ばね部本体13cは、ばね部13に弾性を付与する部位である。ばね部本体13cは、Z方向に沿って延びている。ばね部本体13cは、ばね部13に弾性を付与することができればよく、ばね部本体13cの具体的な態様は特に限定されない。ばね部本体13cの形状は、例えば、板状である。また、ばね部本体13cは、任意のばね形状を採用できる。
接続部13gは、押付部12bと、規制部12aとに対して光源19側にある。接続部13gは、ハウジング本体11d、及びばね部本体13cと一体となって接続している。この場合、接続部13gは、ハウジング本体11d、及びばね部本体13cと一体成形されている。具体的には、接続部13gは、ハウジング本体11d、及びばね部本体13cの下端と一体成形されている。接続部13gは、ばね部本体13cの下端と接続しているため、ばね部13は、接続部13g以外の位置で、ハウジング本体11dと離間されている。例えば、ばね部本体13cの、胴部、及び上端は、接続部13gによりハウジング本体11dと離間されている。
また、ばね部13は、その上端の位置で、X方向に沿ってレンズ14側へ突出した先端を備える。ばね部13の先端の下面は、Z方向と交差する平面と、レンズ14の外側へ下り傾斜した傾斜面とを備える。具体的には、ばね部13の先端の下面は、後述の受け板14aの上面と平行な平面と、外側へ下り傾斜した傾斜面とを備える。このようなばね部13の先端の下面のうち、Z方向と交差する平面が規制部12aであり、レンズ14の外側へ下り傾斜した傾斜面が押付部12bである(例えば、図3A参照)。この場合、押付部12bは、規制部12aと隣接している。具体的には、押付部12bは、規制部12aと連続して接続している。すなわち、連続面において、押付部12bは規制部12aと接続している。この場合、規制部12aは、X方向に沿って、押付部12bからレンズ14に向かって延びている。具体的には、規制部12aは、押付部12bの上端からレンズ14に向かって延びている。
ばね部13は、上記の通り、押付ばね部と、規制ばね部との両方を兼ねる部位であるため、接続部13gは、後述の連結部、及び結合部の両方を兼ねる部位である。また、ばね部本体13cは、後述の押付ばね部本体、及び規制ばね部本体の両方を兼ねる部位である。
本実施形態に係る押付ばね部は、X方向に沿う弾性力を押付部12bに作用させる弾性を有する。押付ばね部は、ハウジング本体11dと、押付部12bとを連結する。押付ばね部は、押付ばね部本体と、連結部とを備える。押付ばね部本体は、押付ばね部に弾性を付与する。押付ばね部本体は、Z方向に沿って延びている。押付ばね部本体は、押付ばね部に弾性を付与することができればよく、押付ばね部本体の具体的な態様は特に限定されない。押付ばね部本体の形状は、例えば、板状である。また、押付ばね部本体は、任意のばね形状を採用できる。
連結部は、押付部12bに対して光源19側にある。連結部は、ハウジング本体11d、及び押付ばね部本体と一体にして接続している。この場合、連結部は、ハウジング本体11d、及び押付ばね部本体と一体成形されている。具体的には、連結部は、ハウジング本体11d、及び押付ばね部本体の下端と一体成形されている。連結部は、押付ばね部本体の下端と接続しているため、押付ばね部は、連結部以外の位置で、ハウジング本体11dと離間されている。例えば、押付ばね部本体の、胴部、及び上端は、連結部によりハウジング本体11dと離間されている。
また、規制ばね部は、X方向に沿う弾性力を規制部12aに作用させる弾性を有する。規制ばね部は、ハウジング本体11dと、規制部12aとを連結する。規制ばね部は、規制ばね部本体と、結合部とを備える。規制ばね部本体は、規制ばね部に弾性を付与する部位である。規制ばね部本体は、Z方向に沿って延びている。規制ばね部本体は、規制ばね部に弾性を付与することができればよく、規制ばね部本体の具体的な態様は特に限定されない。規制ばね部本体の形状は、例えば、板状である。また、規制ばね部本体は、任意のばね形状を採用できる。
結合部は、規制部12aに対して光源19側にある。結合部は、ハウジング本体11d、及び規制ばね部本体と一体にして接続している。この場合、結合部は、ハウジング本体11d、及び規制ばね部本体と一体成形されている。具体的には、結合部は、ハウジング本体11d、及び規制ばね部本体の下端と一体成形されている。結合部は、規制ばね部本体の下端と接続しているため、規制ばね部は、結合部以外の位置で、ハウジング本体11dと離間されている。例えば、規制ばね部本体の、胴部、及び上端は、結合部によりハウジング本体11dと離間されている。
押付部12bは、X方向において、レンズ14の両端を挟むようにして少なくとも1対設けられている。すなわち、押付部12bは、レンズ14の両端を挟むようにして少なくとも2箇所に設けられている。少なくとも2箇所の押付部12b、12bは、その間にレンズ14を挟んでいる。この場合、レンズ14は押付部12b、12b間に保持されている共に、光源19側に押し付けられている。レンズ14を押付部12b、12b間に保持することで、X方向及びY方向に沿った、レンズ14の位置ずれを抑制することができる。レンズ14を光源19側に押し付けることで、押付部12bでも光源19から離れる向きにレンズ14の移動を規制することができる。また、押付部12bは、レンズ14を支持台16eとに押し付けている。このため、レンズ14を支持台16eに押し付けて保持させることができる。押付部12bは、X方向に沿って、中子16の外側に位置している。
また、規制部12aは、X方向において、レンズ14の両端を挟むようにして少なくとも1対設けられている。すなわち、規制部12aは、レンズ14の両端を挟むようにして少なくとも2箇所に設けられている。この場合、X方向において、レンズ14の両端に規制部12aがあるため、光源19から離れる向きにレンズ14が移動することを規制できる。すなわち、レンズ14が押付部12bから脱落しても、規制部12aが光源19から離れる向きにレンズ14が移動することを規制できる。規制部12aの各々は、X方向に沿って、中子16の外側に位置している。
規制部12aと押付部12bとが中子16の外側に位置しているため、ばね部13も中子16の外側に位置している。具体的には、ばね部13は、ハウジング本体11dと中子16との間にある。この場合、ばね部13は、中子16と離間されている。
また、ハウジング11は、Z方向に沿って、接続部13gから下方に延出した脚部を更に備える。この脚部は、後述の基板18と接触している。具体的には、ばね部13の下方にある脚部は、基板18と接触している(例えば、図1参照)。
基板18には、光源19が実装されている(例えば、図1参照)。この場合、複数の光源19をX方向に沿って配置させてもよく、または照明装置1の目的を達成できれば、1つの光源を基板18に実装させてもよい。光源19の一例は、LED(Light Emitting Diode)である。また、基板18には、X方向に沿った、光源19よりも外側の位置に貫通孔18a、18bが設けられている。貫通孔18a、18bの各々は、Z方向に沿って設けられた縦孔である。
本実施形態に係るハウジング11は、上記の通り、少なくともハウジング本体11dと、ばね部13と、規制部12aと、押付部12bと、中子16と、支持台16eとを一体に成形させた部材である。このようなハウジング11では、押付部12bでレンズ14をハウジング11の内に保持させることができ、さらに、レンズ14が押付部12bから脱落しても、規制部12aでレンズ14の脱落を規制することができる。このため、押付部12bと規制部12aとでレンズ14をハウジング11の内に保持することができる。しかも、ハウジング11の各部位を一体化させることで、ハウジング11とは別の部品の種類を減らすことができ、これにより、ハウジング11の内部構造を複雑化させなくても、レンズ14の位置ずれを抑制することができる。さらに、ハウジング11の内部構造を一体化させることで、ハウジング11とは別の部品の寸法管理を軽減でき、照明装置1のサイズを小さくすることができる。
また、レンズ14は、レンズ本体14eと、受け板14aとを備える。
レンズ本体14eは、Z方向に沿って受け板14aから突出した曲面を有する。このようなレンズ本体14eは、後述の表示パネル27cに光源19からの光を効率よく照射するために、光源19からの光の角度を調節する。すなわち、レンズ本体14e内で光源19からの光を屈折させることにより、Z方向に平行な光の割合を増大させる。
受け板14aは、レンズ本体14eと一体成形されており、レンズ本体14eの下端側にある板状の部位である。また、受け板14aの平面形状は、レンズ本体14eよりも大きい。このため、受け板14aは、レンズ本体14eの外周縁よりも外側で露出した形状を有する。受け板14aは、規制部12aによる規制と、押付部12bによる押し付けとを受けると共に、レンズ本体14eを支持している。受け板14aの下面は、X方向の両端において、内側に下り傾斜した傾斜面を有する。これにより、レンズ14を設置させる際に、規制部12a及び押付部12bへの負荷を軽減することができる。
本実施形態では、レンズ14(具体的には、受け板14a)は押付部12bと接触している。また、規制部12aは、X方向に沿って、押付部12bよりもハウジング11の内側にある。この場合、レンズ14(具体的には、受け板14a)は規制部12aと接触していてもよく、規制部12aと離間していてもよい。
受け板14aは、図4のように、その側端を切り欠くようにして形成された複数の凹所14b、14c、14dを備える。すなわち、受け板14aは、第1凹所14b、第2凹所14c、及び第3凹所14dを備える。第1凹所14bは、リブ17aに対応する位置に設けられている。第2凹所14cは、第1柱状体17bに対応する位置に設けられている。第3凹所14dは、第2柱状体17cに対応する位置に設けられている。これにより、レンズ14の設置後、第1凹所14bとリブ17aとの嵌合により、レンズ14はX方向にずれにくくなる。また、第2凹所14cと第1柱状体17bとの嵌合、及び第3凹所14dと第2柱状体17bとの嵌合により、レンズ14はY方向にずれにくくなる。
本実施形態では、支持台16eは、その上面から突出するようにして形成され、かつレンズ本体14eの平面形状の外周縁に沿って設けられた、複数の突起(第1突起)16aを備えてもよい(例えば、図3A参照)。または、支持台16eは突起16aを備えなくてもよい。支持台16eが突起16aを備えない場合、受け板14aを少なくとも支持台16eに接触させる。また、支持台16eが突起16aを備える場合、レンズ14を突起16aで支持台16eに押し付けることができる。この場合、支持台16eは少なくとも3つの突起16aを備えることが好ましい。これにより、レンズ14のずれを低減することができる。より好ましくは、支持台16eは少なくとも4つの突起16aを備える。特に好ましくは、支持台16eは4つの突起16aを備える。
また、本実施形態に係る照明装置1は、第2レンズ15を更に備える。第2レンズ15は、光源19からの光を通し、レンズ14と異なる部材である。第2レンズ15は、光源19とレンズ14との間に設けられている。このように、照明装置1が第2レンズ15を備える場合、レンズ14は第1レンズである。この場合、レンズ本体14eは第1レンズ本体であり、受け板14aは第1受け板である。
第2レンズ15は、第2レンズ本体15dと、第2受け板15aとを備える。
第2レンズ本体15dは、Z方向に沿って受け板14aから上方に突出した曲面を有する。また、第2レンズ本体15dは、Z方向に沿って受け板14aから下方に突出した受光部15fを更に備える。受光部15fは、光源19からの光を受けるための部位である。光源19からの光を効率よく受光部15fで受けるため、受光部15fの下端は、光源19に近づけて配置されている。この場合、受光部15fの下端は、光源19の形状、又は複数の光源19が配置された形状に沿って形成された凹溝を備えてもよい。また、第2レンズ本体15dを上方から見たとき、第2レンズ本体15dの平面形状は、第1レンズ本体14eよりも小さい。このため、第2レンズ本体15dは、受光部15fで受けた光を効率よく第1レンズ14に照射するために調節された曲面を有する。第2レンズ本体15dの曲面は、受光部15fで受けた光を効率よく第1レンズ14に照射できればよく、第2レンズ本体15dの曲面の具体的な態様は特に限定されない。第1レンズ本体14e、及び第2レンズ本体15dの各々の曲面が滑面である場合、Z方向に沿った一断面において、例えば、第2レンズ本体15dの曲面の曲率は、第1レンズ本体14eよりも小さい。
第2受け板15aは、第2レンズ本体15dと一体成形されている。第2受け板15aは、Z方向において、第2レンズ本体15dの上端と下端との間に位置する板状の部位である。第2受け板15aの平面形状は、第2レンズ本体15dよりも大きい。このため、第2受け板15aは、第2レンズ本体15dの外周縁よりも外側で露出した形状を有する。第2受け板15aは、後述の押圧部16bによる押し付けを受けると共に、第2レンズ本体15dを基板18から離間させた位置で保持している。この場合、第2受け板15aは、後述の脚部15bに支持されている。
また、第2レンズ15は、脚部15bと、貫通孔15eとを更に備える。貫通孔15eは、X方向において、第2受け板15aの両端側に設けられた少なくとも一対の孔から構成されている。貫通孔15eは、Z方向に沿って設けられた縦孔である。脚部15bは、貫通孔15e以外の位置で、第2受け板15aの外周縁に沿って設けられている。この場合、脚部15bは第2受け板15aの外周縁に沿って連続して形成されていてもよく、又は不連続に形成されてもいてもよい。また、第2受け板15aの平面形状が矩形、又は台形等の矩形に近い形状である場合、脚部15bは、第2受け板15aの四隅に設けられてもよい。脚部15bは、その下端が基板18と接触しすることで受光部15fを基板18と離間させている。脚部15bの高さは、受光部15fを光源19に近づけると共に、受光部15fを基板18と離間させていればよく、脚部15bの高さは適宜に調節できる。
脚部15bは、その下端を開口させた縦溝15cを備えてもよい。この場合、第2レンズ15の成形時に脚部15bにより収縮を抑えることができる。すなわち、第2レンズ15が脚部15bを備えても、第2レンズ15の寸法精度を高めることができる。
また、中子16は、押圧部16bと、ピン16cとを更に備える(例えば、図1参照)。押圧部16bは、ハウジング本体11dと一体成形された部位である。このような押圧部16bは、中子16の内側で、第2受け板15aの上方に位置している。そして、押圧部16bは、第2受け板15a(具体的には、脚部15b)を基板18に対して押し付けている。この場合、押圧部16bはハウジング本体11dと一体であるため、ハウジング11は第2レンズ15を基板18に押し付けている。これにより、ハウジング11の内部構造を複雑化させなくても、第2レンズ15の位置ずれを抑制することができる。ハウジング11の内部構造を一体化させることで、ハウジング11とは別の部品の種類が減り、部品の寸法管理を軽減できる。さらに、照明装置1のサイズを小さくすることができる。
押圧部16bは、第2受け板15aの外周縁に沿って、中子16の内壁から第2レンズ本体15dに向かって突出するようにして設けられている。この場合、押圧部16bは、連続して中子16の内壁に設けられてもよく、又は不連続で中子16の内壁に設けられてもよい。
また、押圧部16bは、その下面から下方へ突出するようにして形成され、かつ第2受け板15aの外周縁に沿って設けられた複数の突起(第2突起)16fを備えてもよく(例えば、図3B参照)。または、押圧部16bは突起16fを備えなくてもよい。押圧部16bが突起16fを備えない場合、押圧部16bの下面を第2受け板15aの上面と接触させる。また、押圧部16bが突起16fを備える場合、押圧部16bは突起16fで第2レンズ15を基板18に押し付けることができる。この場合、押圧部16bは少なくとも3つの突起16fを備えることが好ましい。これにより、第2レンズ15のずれを低減することができる。
ピン16cは、押圧部16bの下面から突出するようにして形成された柱状の部位である。ピン16cは、貫通孔15e、18aの両方に対応する位置に設けられている。このため、ピン16cは、貫通孔15e、18aの両方を貫通する長さを有する。これにより、ピン16cは、照明装置1の組み立て時に第2レンズ15、及び基板18の各々の位置決めをすると共に、照明装置1の組み立て後に第2レンズ15、及び基板18の各々のずれを抑制する。
照明装置1は、放熱フィン21と、放熱パッド23とを更に備える(例えば、図1参照)。
放熱パッド23は、光源19で生じた熱を吸収して放熱フィン21に放熱するために、基板18と放熱フィン21との間に配置されている。この場合、放熱パッド23は、基板18及び放熱フィン21と接触している。放熱パッド23は放熱フィン21に放熱できればよく、放熱パッド23は任意の放熱材料から構成される。
放熱フィン21は、光源19からの熱を外部に放熱する部材である。放熱フィン21は、光源19からの熱を外部に放熱できればよく、任意の放熱構造及び材料を採用できる。また、放熱フィン21は、貫通孔18b、18bに対応した位置に貫通孔21a、21aを備える(例えば、図2参照)。そして、放熱フィン21は、固定具22、22により、ハウジング11に固定されている。具体的には、各固定具22は、貫通孔18b、21aを貫通して放熱フィン21をハウジング11に固定している。これにより、放熱フィン21からも、基板18、及び第2レンズ15は、ハウジング11に押し付けられている。
ハウジング11は、その各部位を一体に成形できればよく、ハウジング11を構成する材料は特に限定されない。ハウジング11を構成する材料として、例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂等の耐熱性樹脂が挙げられる。耐熱性樹脂は、光源19、及び太陽光等の熱源で生じた熱によりハウジング11を熱膨張させにくくできる。耐熱性樹脂は、熱可塑性樹脂である。耐熱性樹脂は、ガラス粒子を含有してもよい。
第1レンズ14は、光源19からの光を透過させることができればよく、第1レンズ14を構成する材料は特に限定されない。第1レンズ14を構成する材料として、例えば、ガラス、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)等のアクリル樹脂、及びポリカーボネート樹脂が挙げられる。
第2レンズ15は、光源19からの光を透過させることができればよく、第2レンズ15を構成する材料は特に限定されない。第2レンズ15を構成する材料として、例えば、ガラス、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)等のアクリル樹脂、及びポリカーボネート樹脂が挙げられる。
本実施形態に係る照明装置1は、その目的を達成できれば、ヘッドアップディスプレイに限らず、プロジェクタのバックライト、室内用点灯装置、及び室外用点灯装置などの照明器具に適用可能である。
(第2実施形態)
次に第2実施形態に係る照明装置1を、図5A〜図5Cを参照して説明する。第2実施形態は、第1実施形態に係る照明装置1の他例である。
次に第2実施形態に係る照明装置1を、図5A〜図5Cを参照して説明する。第2実施形態は、第1実施形態に係る照明装置1の他例である。
本実施形態では、ばね部13が、押付ばね部13a、及び規制ばね部13bに分けられている。すなわち押付ばね部13a規制ばね部13bとが別体である。この場合であっても、図5Bのように、規制部12aは光源19から離れる向きのレンズ14の移動を規制し、押付部12bはレンズ14を光源19側に押し付ける。
本実施形態は、押付ばね部13aと規制ばね部13bとが別体であることを除いて、第1実施形態の説明を参照する。
本実施解体に係る照明装置1において、ハウジング11は、ばね部13の代わりに、押付ばね部13aと、規制ばね部13bと、を備える。
押付ばね部13aは、X方向に沿う弾性力を押付部12bに作用させる弾性を有する。押付ばね部13aは、ハウジング本体11dと、押付部12bとを連結する。押付ばね部13aは、押付ばね部本体13fと、連結部13kとを備える。押付ばね部本体13fは、押付ばね部13aに弾性を付与する部位である。押付ばね部本体13fは、Z方向に沿って延びている。押付ばね部本体13fは、押付ばね部13aに弾性を付与することができればよく、押付ばね部本体13fの具体的な態様は特に限定されない。押付ばね部本体13fの形状は、例えば、板状である。また、押付ばね部本体13fは、任意のばね形状を採用できる。
押付ばね部13aは、その上端の位置で、X方向に沿ってレンズ14側へ突出した先端を備える。押付ばね部13aの先端の下面は、レンズ14の外側へ下り傾斜した傾斜面とを備える。このようなばね部13の先端の下面のうち、レンズ14の外側へ下り傾斜した傾斜面が押付部12bである。押付部12bは、レンズ14(具体的には、受け板14a)と接触している。
連結部13kは、押付部12bに対して光源19側にある。連結部13kは、ハウジング本体11d、及び押付ばね部本体13fと一体にして接続している。この場合、連結部13kは、ハウジング本体11d、及び押付ばね部本体13fと一体成形されている。具体的には、連結部13kは、ハウジング本体11d、及び押付ばね部本体13fの下端と一体成形されている。連結部13kは、押付ばね部本体13fの下端と連結しているため、押付ばね部13aは、連結部13k以外の位置で、ハウジング本体11dと離間されている。例えば、押付ばね部本体13fの、胴部、及び上端は、連結部13kによりハウジング本体11dと離間されている。
ハウジング11は、連結部13kから下方に延出した脚部を更に備える。この脚部は、基板18と接触している。具体的には、押付ばね部13aの下方にある脚部は、基板18と接触している(図5C参照)。
また、規制ばね部13bは、X方向に沿う弾性力を規制部12aに作用させる弾性を有する。規制ばね部13bは、ハウジング本体11dと、規制部12aとを連結する。規制ばね部13bは、規制ばね部本体13eと、結合部13hとを備える。規制ばね部本体13eは、規制ばね部13bに弾性を付与する部位である。規制ばね部本体13eは、Z方向に沿って延びている。規制ばね部本体13eは、規制ばね部13bに弾性を付与することができればよく、規制ばね部本体13eの具体的な態様は特に限定されない。規制ばね部本体13eの形状は、例えば、板状である。また、規制ばね部本体13eは、任意のばね形状を採用できる。
規制ばね部13bは、その上端の位置で、X方向に沿ってレンズ14側へ突出した先端を備える。規制ばね部13bの先端の下面は、Z方向と交差する平面を備える。具体的には、規制ばね部13bの先端の下面は、受け板14aの上面と平行な平面を備える。このような規制ばね部13bの先端の下面のうち、Z方向と交差する平面が規制部12aでである。規制部12aはレンズ14と接触していてもよく、レンズ14と離間していてもよい。具体的には、規制部12aは、受け板14aと接触していてもよく、受け板14aと離間していてもよい。
結合部13hは、規制部12aに対して光源19側にある。結合部13hは、ハウジング本体11d、及び規制ばね部本体13eと一体にして接続している。この場合、結合部13hは、ハウジング本体11d、及び規制ばね部本体13eと一体成形されている。具体的には、結合部13hは、ハウジング本体11d、及び規制ばね部本体13eの下端と一体成形されている。結合部13hは、規制ばね部本体13eの下端と接続しているため、規制ばね部13bは、結合部13h以外の位置で、ハウジング本体11dと離間されている。例えば、規制ばね部本体13eの、胴部、及び上端は、結合部13hによりハウジング本体11dと離間されている。
また、ハウジング11は、結合部13hから下方に延出した脚部を更に備える。この脚部は、基板18と接触している。具体的には、規制ばね部13bの下方にある脚部は、基板18と接触している(図5B参照)。
本実施形態に係る押付ばね部13aは、上記の通り、規制ばね部13bと別体であるため、押付ばね部本体13fは規制ばね部本体13eと別体である。また、連結部13kは、結合部13hと別体であってもよく、結合部13hと一体であってもよい。連結部13kが結合部13hと一体である場合、接続部13gは、連結部13kと結合部13hとの両方を兼ねる。すなわち、接続部13gは、押付ばね部本体13f、規制ばね部本体13e、及びハウジング本体11dと一体である。
本実施形態では、押付ばね部13aは、規制ばね部13bと別体であっても、押付ばね部13a、及び規制ばね部13bの各々は、ハウジング本体11dと一体である。このため、ハウジング11以外の部品数を減らすことができる。これにより、ハウジング11の内部構造を複雑化させなくても、レンズ14の位置ずれを抑制することができる。ハウジング11の内部構造を一体化させることで、照明装置1のサイズを小さくすることができる。
また、本実施形態に係る照明装置1は、その目的を達成できれば、第1実施形態と同様、種々の照明器具に適用可能である。
<映像表示システム、及び移動体>
次に、一実施形態に係る、映像表示システム10と、移動体100と、を図1、及び図6〜図8を参照して説明する。
次に、一実施形態に係る、映像表示システム10と、移動体100と、を図1、及び図6〜図8を参照して説明する。
映像表示システム10は、図6に示すように、第1実施形態、又は第2実施形態に係る照明装置1と、表示器27と、表示制御装置28と、投影部3とを備える。照明装置1と、表示器27とは、一体にして組み立てられている。
表示器27は、図1のように、カバー27aと、表示パネル27cとを備える。
カバー27aは、ハウジング11の上端を覆う板状の部材である。カバー27aの平面形状は、例えば、矩形である。カバー27aは、その厚み方向に沿って貫通して開口された開孔部27bを備える。開孔部27bは、表示パネル27cの外周縁に沿って開口されている。開孔部27bの平面形状は、表示パネル27cよりも小さい。これにより、カバー27aの下方に表示パネル27cを配置させても、表示パネル27cは開孔部27bで露出することができる。カバー27aは、その目的を達成できれば、カバー27aを構成する材料は特に限定されない。カバー27aを構成する材料として、例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂等の耐熱性樹脂、及び金属材料が挙げられる。耐熱性樹脂は、光源19、及び太陽光等の熱源で生じた熱によりカバー27aを熱膨張させにくくできる。耐熱性樹脂は、熱可塑性樹脂である。
表示パネル27cは、後述の虚像300となる画像700を形成する(図6参照)。表示パネル27cは、レンズ14とカバー27aとの間に配置されている。この場合、表示パネル27cの上面は、カバー27aの下面と接触していてもよい。また、表示パネル27cは、表示制御装置28から出力された出力情報を画像700として形成する。表示パネル27cの一例は、液晶パネル(LCD:Liquid Crystal Display)である。
表示パネル27cに画像700が表示された状態で、光源19を発光させることにより、光源19からの光が、表示パネル27cを透過する。このとき表示パネル27cを透過した光は、表示パネル27cに表示された画像700を反映した光である。したがって、カバー27a側から表示パネル27cを見たとき、光源19からの光と共に画像700を視認できる。
表示制御装置28は、照明装置1、及び表示器27を制御する装置である。表示制御装置28は、図6のように、照明装置1と、表示器27とに接続されている。表示制御装置28は、運転支援情報から、照明装置1、及び表示器27の各々に対応した出力情報を生成する。そして、表示制御装置28は、照明装置1、及び表示器27の各々に出力情報を出力して、照明装置1、及び表示器27を制御する。
運転支援情報として、例えば、車速情報、ナビゲーション情報、歩行者情報、前方車両情報、車線逸脱情報、及び車両コンディション情報が挙げられる。これらのうち、1種又は2種以上の運転支援情報から、表示制御装置28は出力情報を生成できる。
表示制御装置28は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを主構成とするマイクロコンピュータにて構成されている。言い換えれば、表示制御装置28は、CPU及びメモリを有するコンピュータにて実現されており、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータが表示制御装置28として機能する。プログラムは、ここでは表示制御装置28のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよい。
表示制御装置28が表示器27を制御することで、表示パネル27cは任意の画像700を形成する。すなわち、表示制御装置28は、ソフトウェア処理により、表示パネル27cに任意の映像コンテンツを表示(描画)させることができ、これにより、表示パネル27cに任意の画像700が形成される。
また、表示制御装置28が照明装置1を制御することで、照明装置1は、表示器27のバックライトとして機能する。これにより、表示パネル27cで形成された画像700を、投影部3に出力することができる。
投影部3は、図6に示すように、第1ミラー31と、第2ミラー32とを備える。第1ミラー31及び第2ミラー32は、照明装置1から出力される光の光路上に、第1ミラー31、第2ミラー32の順で配置されている。第1ミラー31及び第2ミラー32は光学素子である。投影部3は、後述のダッシュボード102内に配置されている。
本実施形態に係る一例では、表示器27、第1ミラー31、及び第2ミラー32は、図7のように、鉛直面内に形成される三角形の頂点位置に配置されている。ここでいう「鉛直面」は、表示器27を透過した出力光の進行方向(光軸)を含む平面である。投影部3は、表示器27を透過した出力光を、まずは第1ミラー31で反射し、更に第2ミラー32で反射する。
第1ミラー31は、表示器27を透過した出力光を受光するように、表示器27から見て照明装置1とは反対側、つまり出力光の下流側に配置されている。第1ミラー31は、表示器27を透過した出力光を、第2ミラー32に向けて反射する。
第2ミラー32は、第1ミラー31で反射された出力光を受光するような位置に配置されている。出力光の受光後、第2ミラー32は、出力光を対象物101に反射する。
本実施形態では、第1ミラー31は凸面鏡であって、第2ミラー32は凹面鏡である。
映像表示システム10は、移動体100のヘッドアップディスプレイに採用されてもよい。移動体100として、例えば、自動車、自動二輪車、及び電車等の車輌、航空機、建設機械、並びに船舶が挙げられる。また、映像表示システム10は、移動体100に限らず、例えば、アミューズメント施設で用いられてもよいし、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)等のウェアラブル端末、医療設備、又は据置型の装置として用いられてもよい。さらにまた、映像表示システム10は、例えば、電子ビューファインダ等として、デジタルカメラ等の機器に組み込まれて使用されてもよい。
映像表示システム10が移動体100に採用される場合、映像表示システム10は、後述のダッシュボード102内に配置されている。
移動体100は、図7のように、映像表示システム10と、移動体本体103とを備える。移動体本体103は、映像表示システム10からの出力光を投影するための対象物101と、映像表示システム10を収容しているダッシュボード102とを備える。移動体本体103は、移動体100の主要な構造を構成する。対象物101は、移動体100内のユーザ(具体的には、運転者)200が対象物101越しで移動体100外の風景を視認できるような透明性を有する。ダッシュボード102は、対象物101の下方に配置されている。
ダッシュボード102は、第2ミラー32の上方で開口している。すなわち、ダッシュボード102内の空間は、移動体100内の空間と連続している。これにより、第2ミラー32は、第1ミラー31で反射された出力光を、対象物(例えば、ウインドシールド)101に向けて反射する。すなわち、投影部3に出力光として出力された画像700は、投影部3で反射されて対象物(例えば、ウインドシールド)101に向けて出射される。これにより、移動体100内のユーザ200は、移動体100の前方(車外)の対象空間400に投影された虚像300を、対象物101越しに視認する。
また、上記の通り、第1ミラー31が凸面鏡であり、第2ミラー32が凹面鏡であることで、投影部3は、表示パネル27cに形成される画像700(図6参照)を、適当な大きさに調節する。このようにして調節された画像700は、投影画像として対象物101に投影する。これにより、投影画像からなる虚像300が、対象空間400に投影される(図8参照)。つまり、移動体100を運転しているユーザ200は、移動体100の前方に広がる実空間に重ねて、映像表示システム10にて投影される虚像300を見ることができる。
対象空間400に形成される虚像300は、図8のように、少なくとも第1虚像301と第2虚像302との2種類の虚像を含んでいる。ここでいう「第1虚像」は、例えば、ナビゲーション情報に基づいた、移動体100の進行方向を示す情報であり、路面600上に右折又は左折を示す矢印を提示すること等が可能である。この種の第1虚像301は、拡張現実(AR:Augmented Reality)技術を用いて表示される画像ある。また、第1虚像301は、ユーザ200から見た現実の風景(例えば、路面600、建物、周辺車両、及び歩行者)における特定の位置に重畳して表示される。第2虚像302は、例えば、車速情報であり、現在の移動体100の速度を提示すること等が可能である。図8では、第1虚像301は、一例として、移動体(具体的には、自動車)100の前方の丁字路上に「左折」を指示する矢印を表している。第2虚像302は、一例として、「50km/h」という情報を表示している。
対象空間400に形成される虚像300は、図7のように、軸500と交差する仮想面501上に形成される。軸500は、表示器27を透過した出力光の光軸と交差し、移動体100の前方に形成された仮想軸である。本実施形態において、移動体100が車輌である場合、軸500は、移動体100の前方の対象空間400において、移動体100の前方の路面600に沿っている。そして、虚像300が形成される仮想面501は、路面600に対して略垂直である。例えば、路面600が水平面である場合には、虚像300は鉛直面に沿って表示されることになる。
例えば、図8のような虚像300を対象空間400に投影する場合、第1虚像301の内容(矢印の向き、位置等)、及び第2虚像302の内容(速度等)は、表示制御装置28にて決定される。さらに、表示制御装置28は、表示パネル27cおける画像700の位置も決定する。要するに、表示制御装置28は、例えば、第1虚像301に対応する画像700を、表示パネル27cの一部に表示させるができる。また、表示パネル27cの他の部分に、表示制御装置28は、第2虚像302に対応する画像700を表示させるもできる。表示パネル27cにおける画像700の位置が変化すれば、虚像300の表示位置も変化する。
本実施形態は、本開示を実施するための様々な形態の一つに過ぎない。本実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。例えば、本実施形態に係る映像表示システム10は、単体の表示装置である。しかし、映像表示システム10は、その目的を達成できれば、単体の表示装置で具現化されることに限らない。例えば、映像表示システムの制御方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記憶した記憶媒体等で、本実施形態に係る態様が具現化されてもよい。本実施形態に係る態様は、以下の構成を組み合わせることもできる。
対象空間400に、第1虚像301及び第2虚像302のように2種類の虚像300が投影されることは映像表示システム10に必須の構成でなくてもよく、対象空間400には、1種類の虚像300のみが投影されてもよい。さらに、虚像300が第1虚像301のように拡張現実技術を用いて表示される画像を含むことは、映像表示システム10に必須の構成でなくてもよい。
映像表示システム10は、移動体100の進行方向の前方に設定された対象空間400に虚像300を投影する構成に限らず、例えば、移動体100の進行方向の側方、後方、又は上方等に虚像300を投影してもよい。
対象空間400に、路面600に対して垂直な虚像300だけでなく、路面600に沿って表示される虚像300を投影させてもよい。すなわち、路面600に沿って奥行きをもって視認される虚像300を表示させてもよい。
また、投影部3は、少なくとも光学素子を有していればよく、第1ミラー31及び第2ミラー32の2つのミラーを有することは必須でなく、ミラーを1つのみ、又は3つ以上有していてもよい。
(まとめ)
上記説明の通り、第1態様は、照明装置(1)であって、ハウジング(11)と、レンズ(14)とを備える。レンズ(14)は、光源(19)からハウジング(11)の外側に出射される光の出射方向(Z方向)において光源(19)と対向する位置にあり、光源(19)からの光を通す。ハウジング(11)は、規制部(12a)と、押付部(12b)と、を有する。規制部(12a)は、光源(19)から離れる向きのレンズ(14)の移動を規制する。押付部(12b)は、レンズ(14)を光源(19)側に押し付ける。
上記説明の通り、第1態様は、照明装置(1)であって、ハウジング(11)と、レンズ(14)とを備える。レンズ(14)は、光源(19)からハウジング(11)の外側に出射される光の出射方向(Z方向)において光源(19)と対向する位置にあり、光源(19)からの光を通す。ハウジング(11)は、規制部(12a)と、押付部(12b)と、を有する。規制部(12a)は、光源(19)から離れる向きのレンズ(14)の移動を規制する。押付部(12b)は、レンズ(14)を光源(19)側に押し付ける。
第1態様によれば、押付部(12b)でレンズ(14)をハウジング(11)の内に保持させることができ、また、レンズ(14)が押付部(12b)から脱落しても、規制部(12a)でレンズ(14)の脱落を規制することができる。このため、押付部(12b)と規制部(12a)とでレンズ(14)をハウジング(11)の内に保持することができる。これにより、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第2態様は、第1態様の照明装置(1)であって、ハウジング(11)は、ハウジング本体(11d)と、弾性を有する押付ばね部(ばね部13;13a)と、更に有する。押付ばね部(ばね部13;13a)は、ハウジング本体(11d)と、押付部(12b)と、を連結する。押付ばね部(ばね部13;13a)は、光の出射方向(Z方向)と交差する方向に沿う弾性力を押付部(12b)に作用させる。
第2態様によれば、押付部(12b)に弾性力を作用させることで、レンズ(14)をハウジング(11)の内に保持させることができる。このため、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第3態様は、第1又は第2態様の照明装置(1)であって、ハウジング(11)は、ハウジング本体(11d)と、弾性を有する規制ばね部(ばね部13;13b)と、更に有する。規制ばね部(ばね部13;13b)は、ハウジング本体(11d)と、規制部(12a)と、を連結する。規制ばね部(ばね部13;13b)は、光の出射方向(Z方向)と交差する方向に沿う弾性力を規制部(12a)に作用させる。
第3態様によれば、規制部(12a)に弾性力を作用させることで、レンズ(14)が押付部(12b)から脱落しても、規制部(12a)でレンズ(14)の脱落を規制することができる。このため、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第4態様は、第1〜第3態様のいずれか1つの照明装置(1)であって、押付ばね部(ばね部13;13a)と、規制ばね部(ばね部13;13b)とは一体である。
第4態様によれば、ハウジング(11)中の構造を簡略化できるため、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第5態様は、第1〜第4態様のいずれか1つの照明装置(1)であって、押付ばね部(ばね部13;13a)は、押付ばね部本体(ばね部本体13c;13f)と、連結部(接続部13g;13k)と、を更に備える。連結部(接続部13g;13k)は、押付部(13a)に対して光源(19)側にあり、押付ばね部本体(ばね部本体13c;13f)とハウジング本体(11d)と連結する。押付ばね部本体(ばね部本体13c;13f)は、光の出射方向(Z方向)に沿って、延びている。規制ばね部(ばね部13;13b)は、規制ばね部本体(ばね部本体13c;13e)と、結合部(接続部13g;13k)と、を備える。結合部(接続部13g;13k)は、規制部(12a)に対して光源(19)側にあり、規制ばね部本体(ばね部本体13c;13e)とハウジング本体(11d)と結合する。規制ばね部本体(ばね部本体13c;13e)は、光の出射方向(Z方向)に沿って、延びている。
第5態様によれば、押付部(12b)と規制部(12a)とでレンズ(14)をハウジング(11)の内に保持することができる。このため、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第6態様は、第1〜第5態様のいずれか1つの照明装置(1)であって、規制部(12a)は、光の出射方向(Z方向)と交差する平面である。押付部(12b)は、規制部(12a)に対して傾斜した傾斜面である。押付部(12b)は、規制部(12a)と隣接している。
第6態様によれば、押付部(12b)と規制部(12a)とでレンズ(14)をハウジング(11)の内に保持することができる。このため、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第7態様は、第1〜第6態様のいずれか1つの照明装置(1)であって、第2レンズ(15)を更に備える。第2レンズ(15)は、レンズ(14)である第1レンズとは別のレンズである。第2レンズ(15)は、光源(19)と第1レンズ(14)との間にある。ハウジング(11)は、第2レンズ(15)を、光源(19)が実装された基板(18)に対して押し付ける押圧部(16b)を更に有する。
第7態様によれば、第1レンズ(14)と、第2レンズ(15)との両方をハウジング(11)内に保持することができる。このため、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第8態様は、第1〜第7態様のいずれか1つの照明装置(1)であって、ハウジング(11)は、位置決め部(17)を更に有する。位置決め部(17)は、光の出射方向(Z方向)と交差し、レンズ(14)を支持する平面において、レンズ(14)を位置決めする。
第8態様によれば、ハウジング(11)以外の部品数を増加させず、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第9態様は、第1〜第8態様のいずれか1つの照明装置(1)であって、押付部(12b)は、少なくとも2箇所にある。少なくとも2箇所の押付部(12b)は、レンズ(14)を挟んでいる。
第9態様によれば、ハウジング(11)以外の部品数を増加させず、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第10態様は、映像表示システム(10)であって、照明装置と、表示装置(27)と、を備える。照明装置は、第1〜第9態様のいずれか1つの照明装置(1)である。
第10態様によれば、押付部(12b)でレンズ(14)をハウジング(11)の内に保持させることができ、さらに、レンズ(14)が押付部(12b)から脱落しても、規制部(12a)でレンズ(14)の脱落を規制することができる。このため、押付部(12b)と規制部(12a)とでレンズ(14)をハウジング(11)の内に保持することができる。これにより、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第11態様は、移動体(100)であって、映像表示システムと、移動体本体(103)と、を備える。映像表示システムは、第10態様の映像表示システム(10)である。映像表示システム(10)は、移動体本体(103)に搭載されている。
第11態様によれば、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
第11態様によれば、押付部(12b)でレンズ(14)をハウジング(11)の内に保持させることができ、さらに、レンズ(14)が押付部(12b)から脱落しても、規制部(12a)でレンズ(14)の脱落を規制することができる。このため、押付部(12b)と規制部(12a)とでレンズ(14)をハウジング(11)の内に保持することができる。これにより、ハウジング(11)の内部構造を複雑化させなくても、レンズ(14)の位置ずれを抑制することができる。
1 照明装置
11 ハウジング
12a 規制部
12b 押付部
13 ばね部(押付ばね部13b、規制ばね部13a)
14 レンズ
15 第2レンズ
16b 押圧部
17 位置決め部
18 基板
19 光源
10 映像表示システム
27 表示器
100 移動体
103 移動体本体
11 ハウジング
12a 規制部
12b 押付部
13 ばね部(押付ばね部13b、規制ばね部13a)
14 レンズ
15 第2レンズ
16b 押圧部
17 位置決め部
18 基板
19 光源
10 映像表示システム
27 表示器
100 移動体
103 移動体本体
Claims (11)
- ハウジングと、
光源から前記ハウジングの外側に出射される光の出射方向において前記光源と対向する位置にあり、前記光源からの光を通すレンズと、
を備え、
前記ハウジングは、
前記光源から離れる向きの前記レンズの移動を規制する規制部と、
前記レンズを前記光源側に押し付ける押付部と、
を有する、
照明装置。 - 前記ハウジングは、ハウジング本体と、弾性を有する押付ばね部と、更に有し、
前記押付ばね部は、前記ハウジング本体と、前記押付部と、を連結し、
前記押付ばね部は、前記光の光の出射方向と交差する方向に沿う弾性力を前記押付部に作用させる、
請求項1に記載の照明装置。 - 前記ハウジングは、ハウジング本体と、弾性を有する規制ばね部と、更に有し、
前記規制ばね部は、前記ハウジング本体と、前記規制部と、を連結し、
前記規制ばね部は、前記光の出射方向と交差する方向に沿う弾性力を前記規制部に作用させる、
請求項1又は2に記載の照明装置。 - 前記押付ばね部と、前記規制ばね部とは一体である、
請求項3に記載の照明装置。 - 前記押付ばね部は、押付ばね部本体と、前記押付部に対して前記光源側にあり、前記押付ばね部本体と前記ハウジング本体と連結する連結部と、を備え、
前記押付ばね部本体は、前記光の出射方向に沿って、延びている、
前記規制ばね部は、規制ばね部本体と、前記規制部に対して前記光源側にあり、前記規制ばね部本体と前記ハウジング本体と結合する結合部と、を備え、
前記規制ばね部本体は、前記光の出射方向に沿って、延びている、
請求項3又は4に記載の照明装置。 - 前記規制部は、前記光の出射方向と交差する平面であり、
前記押付部は、前記規制部に対して傾斜した傾斜面であり、
前記押付部は、前記規制部と隣接している、
請求項4に記載の照明装置。 - 前記レンズである第1レンズとは別の第2レンズを、前記光源と前記第1レンズとの間に更に備え、
前記ハウジングは、前記第2レンズを、前記光源が実装された基板に対して押し付ける押圧部を更に有する、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記ハウジングは、前記光の出射方向と交差し、前記レンズを支持する平面において、前記レンズを位置決めする位置決め部を更に有する、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記押付部は、少なくとも2箇所にあって、
前記少なくとも2箇所の押付部は、前記レンズを挟んでいる、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明装置。 - 請求項1〜9のいずれか1項に照明装置と、
表示器と、
を備える、
映像表示システム。 - 請求項10に記載の映像表示システムと、
前記映像表示システムが搭載される移動体本体と、
を備える、
移動体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018069728A JP2019179720A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 照明装置、映像表示システム、及び移動体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018069728A JP2019179720A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 照明装置、映像表示システム、及び移動体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019179720A true JP2019179720A (ja) | 2019-10-17 |
Family
ID=68278890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018069728A Pending JP2019179720A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 照明装置、映像表示システム、及び移動体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019179720A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021193074A1 (ja) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 | 株式会社小糸製作所 | 画像生成装置、反射鏡及びヘッドアップディスプレイ |
JP7530794B2 (ja) | 2020-10-02 | 2024-08-08 | 株式会社小糸製作所 | 灯具ユニット |
-
2018
- 2018-03-30 JP JP2018069728A patent/JP2019179720A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021193074A1 (ja) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 | 株式会社小糸製作所 | 画像生成装置、反射鏡及びヘッドアップディスプレイ |
JP7530794B2 (ja) | 2020-10-02 | 2024-08-08 | 株式会社小糸製作所 | 灯具ユニット |
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