JP7238462B2 - 処理装置、プログラム及びオペレータ割当方法 - Google Patents

処理装置、プログラム及びオペレータ割当方法 Download PDF

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Description

本発明は処理装置、プログラム及びオペレータ割当方法に関し、例えばコールセンタ(コンタクトセンタ)に設けられるコールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)に適用して好適なものである。
近年、多くのコールセンタ(コンタクトセンタ)では、顧客からの電話やチャット(文字列によるやりとり)を介した問い合わせにオペレータが対応する際に、当該オペレータの負担を軽減するためのコールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)が導入されている。
特にチャットでは、質問等のメッセージを受信してから数十秒ないし数分程度(一例)の時間内に回答のメッセージを送信するようなやりとりにより、コミュニケーションが成立している。そこで、コールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)として、例えば1人のオペレータに対して複数の顧客を割り当て、当該オペレータと各顧客との間でそれぞれチャットを並行して行わせるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
伊藤、"チャットはもはや「ウチには関係のないツール」ではない リアルタイムサポートの拡充でお客様満足を高めよう"、[online]、平成28年4月28日、株式会社TMJ、[平成31年2月7日検索]、インターネット<URL:http://www.tmj.jp/column/detail/20160427_471.html>
ところで、かかる構成のコールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)では、例えば顧客から新たなチャットの開始が要求された場合、その時点で各オペレータが担当しているチャットの数を集計し、チャットの担当数が最も少ないオペレータを、当該顧客の担当、すなわち新たなチャットの担当として、割り当てる。
しかしながら、チャットにおいて顧客から送信されるメッセージの内容は様々であり、オペレータがこれに対する回答を送信するまでに要する時間も様々である。例えばコールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)では、顧客から簡単な内容のメッセージが送信された場合、オペレータが比較的短い時間で回答を作成して送信できる。一方、コールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)では、顧客から複雑な内容のメッセージが送信された場合、オペレータが比較的長い時間をかけて回答を作成して送信する。これを換言すれば、コールセンタ(コンタクトセンタシステム)では、各オペレータが担当するチャットの担当数と、各オペレータにおける負担の大きさとが、必ずしも比例関係になっていなかった。
このためコールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)は、チャットの接続数が少ないオペレータに新たなチャットの担当を割り当てたとしても、当該オペレータが複雑な内容のメッセージを受信してこれに対する回答を作成している場合、当該オペレータに過大な負荷がかかってしまう、という問題があった。このときコールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)では、新たなチャットにおいて、当該オペレータから顧客に回答を送信するまでに比較的長い時間を要してしまい、サービス品質の低下につながる恐れもあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、各オペレータの負荷に応じて担当を適切に割り当てる処理装置、プログラム及びオペレータ割当方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の処理装置においては、複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得部と、数値情報が他の数値情報よりも小さい負荷情報と対応付けられたオペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当部と、担当オペレータにより使用されるオペレータ装置に対し、顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知部と、顧客装置から送信されたメッセージである顧客メッセージの内容を基に、負荷情報の数値情報を算出する負荷算出部とを設け、負荷算出部は、顧客メッセージに対する応答メッセージがオペレータ装置から顧客装置へ送信されると、負荷情報の数値情報を減少させ、当該応答メッセージが送信されてから所定時間の経過後に、負荷情報の数値情報を減少させるようにした。
また本発明の処理装置においては、複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得部と、数値情報が他の数値情報よりも小さい負荷情報と対応付けられたオペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当部と、担当オペレータにより使用されるオペレータ装置に対し、顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知部とを設け、割当部は、数値情報の大きさを基に複数のオペレータを複数のグループに分け、数値情報が最も小さいグループに属するオペレータの中から、担当オペレータを割り当てるようにした。
さらに本発明のプログラムにおいては、コンピュータを、複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得部と、数値情報が他の数値情報よりも小さい負荷情報と対応付けられたオペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当部と、担当オペレータにより使用されるオペレータ装置に対し、顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知部と、顧客装置から送信された前記メッセージである顧客メッセージの内容を基に、負荷情報の数値情報を算出する負荷算出部として機能させ、負荷算出部では、顧客メッセージに対する応答メッセージがオペレータ装置から顧客装置へ送信されると、負荷情報の数値情報を減少させ、当該応答メッセージが送信されてから所定時間の経過後に、負荷情報の数値情報を減少させるようにした。
さらに本発明のプログラムにおいては、コンピュータを、複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得部と、数値情報が他の数値情報よりも小さい負荷情報と対応付けられたオペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当部と、担当オペレータにより使用されるオペレータ装置に対し、顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知部として機能させ、割当部では、数値情報の大きさを基に複数のオペレータを複数のグループに分け、数値情報が最も小さいグループに属するオペレータの中から、担当オペレータを割り当てるようにした。
さらに本発明のオペレータ割当方法においては、処理装置のオペレータ割当方法であって、処理装置は、複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得ステップと、数値情報が他の数値情報よりも小さい負荷情報と対応付けられたオペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当ステップと、担当オペレータにより使用されるオペレータ装置に対し、顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知ステップと、顧客装置から送信されたメッセージである顧客メッセージの内容を基に、負荷情報の数値情報を算出する負荷算出ステップと実行し、負荷算出ステップでは、顧客メッセージに対する応答メッセージがオペレータ装置から顧客装置へ送信されると、負荷情報の数値情報を減少させ、当該応答メッセージが送信されてから所定時間の経過後に、負荷情報の数値情報を減少させるようにした。
さらに本発明のオペレータ割当方法においては、処理装置のオペレータ割当方法であって、処理装置は、複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得ステップと、数値情報が他の数値情報よりも小さい負荷情報と対応付けられた前記オペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当ステップと、担当オペレータにより使用されるオペレータ装置に対し、顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知ステップとを実行し、割当ステップでは、数値情報の大きさを基に複数のオペレータを複数のグループに分け、数値情報が最も小さいグループに属するオペレータの中から、担当オペレータを割り当てるようにした。
本発明によれば、各オペレータの負荷に応じて担当を適切に割り当てる処理装置、プログラム及びオペレータ割当方法を実現できる。
第1及び第2の実施の形態におけるコールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)の全体構成を示す略線的ブロック図である。 呼制御サーバの構成を示す略線的ブロック図である。 各種テーブルの構成を示す略線図である。 オペレータ端末の構成を示す略線的ブロック図である。 顧客端末の構成を示す略線的ブロック図である。 第1及び第2の実施の形態における全体チャットシーケンスを示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態による応答シーケンスを示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態による割当シーケンスを示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態による応答シーケンスを示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態による割当シーケンスを示すシーケンスチャートである。 第3の実施の形態によるコールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)の全体構成を示す略線的ブロック図である。 呼制御サーバの構成を示す略線図である。 第3の実施の形態における全体チャットシーケンスを示すシーケンスチャートである。 第3の実施の形態による割当シーケンス(1)を示すシーケンスチャートである。 第3の実施の形態による割当シーケンス(2)を示すシーケンスチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1-1.コールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)の構成]
図1に模式的なブロック図を示すように、本実施の形態によるコールセンタシステム1(コンタクトセンタシステム1)は、ゲートウェイ装置2、呼制御サーバ3、チャットサーバ4、複数のオペレータ端末5がネットワーク6を介して相互に接続された構成となっている。
このコールセンタシステム1は、例えば商品の販売やサービスの提供を行う企業により開設されたコールセンタ(コンタクトセンタ)に設置されている。このコールセンタでは、例えば商品の内容や購入に関する、顧客からの通話又はチャットによる問い合わせに対して、1名のオペレータが担当を割り当てられ、対処する。またコールセンタシステム1では、1名のオペレータに対して同時に複数の顧客を接続させ、該オペレータと各顧客との間でチャットを並行して進めさせるようになっている。
ゲートウェイ装置2は、主に通話やチャットの接続や切断に関する処理を行う装置であり、コールセンタの外部にあるインターネット8を介して複数の顧客端末9に接続され、且つコールセンタ内のネットワーク6にも接続されている。このゲートウェイ装置2は、例えばインターネット8とネットワーク6との間でプロトコルやデータ形式の変換処理を行う。
呼制御サーバ3は、図2に模式的なブロック図を示すように、大きく分けて制御部11、記憶部12及び通信部13により構成されている。制御部11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を有しており、該ROMや記憶部12から種々のプログラムを読み出して実行することにより、種々の処理を行う。
この制御部11は、例えば所定のチャットプログラムを読み出して実行することにより、その内部に呼制御部21及びメッセージ解析部22といった複数の機能ブロックを形成する。呼制御部21は、チャットの接続や切断、或いは各チャットに対するオペレータの割当等に関する種々の処理を行う。例えば呼制御部21は、各オペレータにおける負荷の大きさを数値により表したオペレータ負荷を算出し、また適宜更新した上で、このオペレータ負荷を基に、オペレータの割当処理を行い、さらに割当結果を当該オペレータに通知するようになっている(詳しくは後述する)。
負荷算出部としてのメッセージ解析部22は、チャットにおいて顧客から送信されるメッセージ(以下これを顧客メッセージとも呼ぶ)や、該顧客メッセージに対しオペレータから回答として送信されるメッセージ(以下これを回答メッセージとも呼ぶ)を解析することにより、各メッセージの意味的な内容を把握する。そのうえでメッセージ解析部22は、顧客メッセージに関し、該顧客メッセージに対しオペレータが回答を作成する際に掛かる負荷の大きさを数値により表したメッセージ負荷を算出する。具体的にメッセージ解析部22は、例えば予めキーワードを設定すると共に数値を対応付けておき、顧客メッセージに含まれていた各キーワードにそれぞれ対応付けられた数値の加算値を、メッセージ負荷とする。また、メッセージ解析部22は、顧客メッセージに対して、オペレータが回答中であるか回答済であるかを管理する。
記憶部12は、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる不揮発性の記憶媒体であり、種々の情報を記憶する。この記憶部12には、オペレータ管理テーブル12A、メッセージ管理テーブル12B及び顧客管理テーブル12Cといった複数のテーブルが設けられている。
オペレータ管理テーブル12Aは、図3(A)に示すように、各オペレータに関する情報を格納する情報テーブルとなっており、「オペレータID」、「端末ID」及び「オペレータ負荷」といった項目が設けられている。オペレータID(Identifier)は、当該オペレータに割り当てられた一意の識別子である。このオペレータIDは、例えば数字や文字等を適宜組み合わせた文字列として構成される。端末IDは、複数のオペレータ端末5(図1)にそれぞれ割り当てられた一意の識別子であり、例えば数字や文字等を適宜組み合わせた文字列として構成される。この端末ID欄には、当該オペレータが使用しているオペレータ端末5の端末IDが格納される。
負荷情報としてのオペレータ負荷は、当該オペレータの負荷の大きさを数値(以下これを数値情報とも呼ぶ)により表したものであり、この数値が大きいほど、当該オペレータに大きな負荷が掛かっており、次の仕事(すなわち新たな回答メッセージの作成等)を完了するまでに長い時間を要することを表す。このオペレータ負荷は、例えば当該オペレータに割り当てられている全て顧客とのチャットにおいて、当該顧客から送信された全ての顧客メッセージのうち、未回答のもののメッセージ負荷を全て加算することにより算出される。
メッセージ管理テーブル12Bは、図3(B)に示すように、各メッセージに関する情報を格納する情報テーブルとなっており、「メッセージID」、「オペレータID」、「メッセージ負荷」及び「メッセージ回答中フラグ」といった項目が設けられている。メッセージID(Identifier)は、各メッセージ、すなわち顧客メッセージを個別に識別するために割り当てられた一意の識別子である。このメッセージIDは、例えば数字や文字等を適宜組み合わせた文字列として構成される。
オペレータIDは、オペレータ管理テーブル12A(図3(A))と同様、各オペレータを一意に識別するための識別子である。このオペレータID欄には、当該メッセージを送信又は受信したオペレータを表すオペレータIDが格納される。メッセージ負荷は、メッセージ解析部22(図2)により算出された値である。
メッセージ回答中フラグは、メッセージ解析部22(図2)により付与されるフラグ(例えば「1」又は「0」)である。メッセージ回答中フラグは、顧客メッセージがオペレータに送信されている状態において、「1」が付与される。またメッセージ回答中フラグは、顧客メッセージに対応する回答メッセージがオペレータから送信されている状態において、「0」が付与される。
このようにメッセージ管理テーブル12Bには、各メッセージに関する情報として、一意に識別可能なメッセージIDと、当該メッセージを送信又は受信したオペレータと、メッセージ負荷と、メッセージ回答中フラグとが互いに対応付けて格納されている。
顧客管理テーブル12Cは、顧客に関する情報を格納する情報テーブルとなっており、「顧客ID」及び「オペレータID」といった項目が設けられている。顧客IDは、当該顧客を表す一意の識別子である。この顧客IDは、例えば数字や文字等を適宜組み合わせた文字列として構成される。オペレータIDは、オペレータ管理テーブル12A(図3(A))及びメッセージ管理テーブル12B(図3(B))と同様、各オペレータを一意に識別するための識別子である。このオペレータID欄には、当該顧客に割り当てられたオペレータ、すなわち当該顧客との間でチャットを行うオペレータを表すオペレータIDが格納される。
通信部13(図2)は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3u/ab等の規格に準拠した有線LAN(Local Area Network)、或いはIEEE802.11a/b/g/n/ac等の無線LANに準拠したインタフェースである。この通信部13は、ネットワーク6(図1)を介してゲートウェイ装置2やオペレータ端末5との間で情報を相互に送受信する。
チャットサーバ4は、ネットワーク6、ゲートウェイ装置2及びインターネット8を介して顧客端末9と接続し、ネットワーク6を介してオペレータ端末5及び呼制御サーバ3と接続する。
またチャットサーバ4は、顧客端末9、オペレータ端末5及び呼制御サーバ3との間で情報を相互に送受信して、該顧客端末9、該オペレータ端末5及び該呼制御サーバ3に関わるチャットについての処理(例えばチャットの開始要求に関わる処理、チャットの中継に関わる処理、アウトバウンドに関わる処理等)を実行する。
さらにチャットサーバ4は、図示しないCPUやROM及びRAM、並びに記憶部等を有しており、該ROMや記憶部から種々のプログラムを読み出して実行することにより、種々の処理を行う。
オペレータ装置としてのオペレータ端末5(図1)は、図4に模式的なブロック図を示すように、大きく分けて制御部31、記憶部32、通信部33、音声処理部34、表示部35及び操作部36により構成されている。制御部31は、呼制御サーバ3の制御部11(図2)と同様、図示しないCPUやROM及びRAM等を有しており、該ROMや記憶部32から種々のプログラムを読み出して実行することにより、種々の処理を行う。記憶部32は、呼制御サーバ3の記憶部12(図2)と同様、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる不揮発性の記憶媒体であり、種々の情報を記憶する。この記憶部32には、識別情報格納部32Aが設けられている。
識別情報格納部32Aには、各オペレータ端末5に対して予め一意に割り当てられた端末IDと、当該オペレータ端末5を操作するオペレータのオペレータIDとが格納される。このオペレータIDは、例えばオペレータがオペレータ端末5を起動してログインする際に、当該オペレータによりユーザ名等として入力される。この端末ID及びオペレータIDは、ネットワーク6を介して呼制御サーバ3(図1及び図2)に送信され、記憶部12のオペレータ管理テーブル12A(図3)に格納される。このため呼制御サーバ3では、オペレータ管理テーブル12Aを参照することにより、何れのオペレータが何れのオペレータ端末5を使用しているかを容易に且つ正確に把握することができる。
通信部33(図4)は、呼制御サーバ3の通信部13(図2)と同様、例えばIEEE802.3u/ab等の規格に準拠した有線LAN、或いはIEEE802.11a/b/g/n/ac等の無線LANに準拠したインタフェースである。この通信部33は、ネットワーク6(図1)を介してゲートウェイ装置2や呼制御サーバ3との間で情報を相互に送受信する。
音声処理部34は、A/D(Analog/Digital)変換機能やD/A(Digital/Analog)変換機能等を有しており、アナログの音声信号とディジタルの音声データとを相互に変換する。音声処理部34には、スピーカ及びマイクロホンを有するヘッドセットが接続される。このヘッドセットは、オペレータの頭部に装着され、顧客との通話時等に使用される。表示部35は、例えば液晶ディスプレイであり、文字や図形等により種々の情報を表示してオペレータに提示する。操作部36は、例えばキーボードやマウス、或いはタッチパッド等であり、オペレータによる種々の入力操作を受け付ける。
ネットワーク6(図1)は、例えば種々のLAN(Local Area Network)ケーブル、ルータやスイッチ、或いは無線アクセスポイント等のネットワーク機器(図示せず)によって構成されており、コールセンタシステム1内のイントラネットを形成している。このネットワーク6は、接続された各機器の間で種々の情報を送受信させる。
顧客装置としての顧客端末9(図1)は、図5に模式的なブロック図を示すように、大きく分けて制御部51、記憶部52、通信部53、表示部55及び操作部56により構成されている。この顧客端末9は、オペレータ端末5(図4)と類似した構成となっている。制御部31は、呼制御サーバ3の制御部11(図2)等と同様、図示しないCPUやROM及びRAM等を有しており、該ROMや記憶部52から種々のプログラムを読み出して実行することにより、種々の処理を行う。記憶部52は、呼制御サーバ3の記憶部12(図2)等と同様、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる不揮発性の記憶媒体であり、種々の情報を記憶する。
通信部53は、呼制御サーバ3の通信部13(図2)と同様、例えばIEEE802.3u/ab等の規格に準拠した有線LAN、或いはIEEE802.11a/b/g/n/ac等の無線LANに準拠したインタフェースである。この通信部33は、インターネット8(図1)を介してコールセンタシステム1のゲートウェイ装置2との間で情報を相互に送受信する。表示部55は、例えば液晶ディスプレイであり、文字や図形等により種々の情報を表示して顧客に提示する。操作部56は、例えばキーボードやマウス、或いはタッチパッド等であり、顧客による種々の入力操作を受け付ける。
[1-2.チャットシーケンス]
次に、コールセンタシステム1において顧客からのチャットに対応する際に行われる一連の処理について、図6のチャットシーケンスSQ1を参照しながら説明する。ここでは、予め、顧客端末9がルーチンRT1を開始し、チャットサーバ4がルーチンRT2を開始し、呼制御サーバ3がルーチンRT3を開始し、オペレータ端末5がルーチンRT4を開始しているものとする。
まずチャットシーケンスSQ1では、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ3及びオペレータ端末5により、割当シーケンスSQ11が行われる。この割当シーケンスSQ11では、顧客に操作される顧客端末9から新たなチャットの開始が要求されると、呼制御サーバ3により何れかのオペレータを当該顧客に割り当て、該オペレータ及び該顧客の間でチャットを開始させる。
次にチャットシーケンスSQ1では、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ3及びオペレータ端末5により、応答シーケンスSQ12が行われる。この応答シーケンスSQ12では、顧客端末9から1個の顧客メッセージが送信されると、これに応じてオペレータ端末5から1個の回答メッセージが送信される。因みにチャットシーケンスSQ1では、応答シーケンスSQ12が1回又は2回以上繰り返して行われる。
やがてチャットシーケンスSQ1では、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ3及びオペレータ端末5により、終了シーケンスSQ13が行われる。この終了シーケンスSQ13では、例えば顧客端末9においてチャットを終了する所定の操作が行われると、該顧客端末9から所定のチャット終了メッセージが送信され、これを呼制御サーバ3が受信すると、このことをオペレータ端末5に通知すると共に当該チャットを切断して終了させる。これに伴い、顧客端末9はルーチンRT1を終了し、チャットサーバ4はルーチンRT2を終了し、呼制御サーバ3はルーチンRT3を終了し、オペレータ端末5はルーチンRT4を終了する。
[1-2-1.応答シーケンス]
次に、応答シーケンスSQ12について、図7を参照しながら説明する。応答シーケンスSQ12が開始されると、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ3及びオペレータ端末5は、それぞれルーチンRT11、RT12、RT13及びRT14を開始する。
まず顧客端末9は、ステップSP111において、顧客により操作部56(図5)を介して入力された顧客メッセージを、インターネット8、ゲートウェイ装置2及びネットワーク6(図1)を介してコールセンタシステム1のチャットサーバ4へ送信する。チャットサーバ4は、顧客端末9から顧客メッセージを受信すると、ステップSP121に移り、この顧客メッセージをネットワーク6(図1)経由で呼制御サーバ3へ送信する。
呼制御サーバ3は、チャットサーバ4から顧客メッセージを受信すると、ステップSP131に移り、呼制御部21により、当該顧客メッセージに対して新たな一意のメッセージIDを割り当てると共に、メッセージ解析部22(図2)により当該顧客メッセージのメッセージ負荷を算出する。さらに呼制御サーバ3は、このメッセージID及びメッセージ負荷をメッセージ管理テーブル12B(図2及び図3(B))に格納して、次のステップSP132に移る。
ステップSP132において呼制御サーバ3は、呼制御部21により、メッセージ負荷を基に、顧客メッセージについて対応するオペレータを割り当てる。
さらに呼制御サーバ3のメッセージ解析部22は、オペレータ端末5を操作するオペレータ(すなわち顧客メッセージに対応するオペレータ)のオペレータ負荷を更新し、更新後のオペレータ負荷をオペレータ管理テーブル12A(図3(A))に格納して、次のステップSP133に移る。このとき更新後のオペレータ負荷は、更新前の値と比較して、当該顧客メッセージのメッセージ負荷だけ増加した値となる。換言すれば、この場合、当該メッセージ負荷の値がオペレータ負荷の増加値となる。
ステップSP133において呼制御サーバ3は、呼制御部21により、通信部13(図2)及びネットワーク6(図1)を経由して、顧客メッセージをオペレータ端末5へ送信する。
ここで、呼制御サーバ3は、顧客メッセージをオペレータ端末5へ送信する前又は送信した後に、メッセージ解析部22により、このメッセージID及びメッセージ回答中フラグ(例えばフラグ「1」)をメッセージ管理テーブル12B(図2及び図3(B))に格納する。
オペレータ端末5は、呼制御サーバ3から顧客メッセージを受信すると、ステップSP141に移り、当該顧客メッセージ及び回答メッセージの入力欄等を含むチャット表示画面を表示部35(図4)に表示して、次のステップSP142に移る。このときオペレータは、このチャット表示画面の内容を視認することにより、顧客メッセージの内容を把握した上で、これに対する回答を検討することができる。
ステップSP142においてオペレータ端末5は、オペレータによる回答メッセージの入力を受け付け、該回答メッセージを呼制御サーバ3へ送信する。その後、オペレータ端末5は、次のステップSP143に移ってルーチンRT14を終了する。
呼制御サーバ3は、呼制御部21により、オペレータ端末5から回答メッセージを受信すると、メッセージ解析部22により、これを顧客メッセージに対する回答と判断する。さらに呼制御サーバ3は、メッセージ解析部22により、このメッセージIDに紐付けされたメッセージ回答中フラグ(例えばフラグ「0」)をメッセージ管理テーブル12B(図2及び図3(B))に格納し、次のステップSP134に移る。
また呼制御サーバ3は、呼制御部21により、オペレータ端末5を操作するオペレータのオペレータ負荷を更新し、更新後のオペレータ負荷をオペレータ管理テーブル12A(図3(A))に格納して、次のステップSP135に移る。このとき更新後のオペレータ負荷は、更新前の値と比較して、ステップSP133において送信した顧客メッセージのメッセージ負荷だけ、すなわちステップSP132における増加分と同じ値だけ、減少した値となる。換言すれば、この場合、顧客メッセージのメッセージ負荷の値がオペレータ負荷の減少値となる。
ステップSP135において呼制御サーバ3は、呼制御部21により、通信部13(図2)及びネットワーク6(図1)を経由して、回答メッセージをチャットサーバ4へ送信する。その後、呼制御サーバ3は、次のステップSP136に移ってルーチンRT13を終了する。
チャットサーバ4は、呼制御サーバ3から回答メッセージを受信すると、ステップSP122に移り、ネットワーク6、ゲートウェイ装置2及びインターネット8を経由して当該回答メッセージを顧客端末9へ送信する。その後、チャットサーバ4は、次のステップSP123に移ってルーチンRT12を終了する。
顧客端末9は、チャットサーバ4から回答メッセージを受信すると、ステップSP112に移り、当該回答メッセージを表示部55(図5)に表示した後、次のステップSP143に移ってルーチンRT11を終了する。かくして顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ3及びオペレータ端末5は、応答シーケンスSQ12を終了し、元のチャットシーケンスSQ1(図6)に戻る。
このように応答シーケンスSQ12では、顧客端末9から顧客メッセージが送信されると、該顧客メッセージの内容に応じたメッセージ負荷がオペレータ負荷に加算され、該顧客メッセージに対する回答メッセージがオペレータ端末5から送信されると、オペレータ負荷から該メッセージ負荷が減算されるようになっている。他の観点から見れば、呼制御サーバ3の呼制御部21は、顧客端末9から送信された全ての顧客メッセージのうち、該顧客メッセージに対応する回答メッセージがオペレータ端末5から未送信であるものの内容を基に算出されたメッセージ負荷を基に、オペレータ負荷を算出している。
[1-2-2.割当シーケンス]
次に、割当シーケンスSQ11(図6)について、図8を参照しながら説明する。割当シーケンスSQ11が開始されると、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ3及びオペレータ端末5は、それぞれルーチンRT21、RT22、RT23及びRT24を開始する。
まず顧客端末9は、ステップSP211において、操作部56(図5)を介した顧客の操作により、例えば所定のウェブページに設けられた「チャットを開始する」と表示されたボタンがクリックされる。そうすると顧客端末9は、チャット開始要求を生成し、インターネット8、ゲートウェイ装置2及びネットワーク6(図1)を介してコールセンタシステム1のチャットサーバ4へ送信する。その後、顧客端末9は、次のステップSP212に移ってルーチンRT21を終了する。
チャットサーバ4は、顧客端末9からチャット開始要求を受信すると、ステップSP221に移り、このチャット開始要求をネットワーク6(図1)経由で呼制御サーバ3へ送信する。その後、チャットサーバ4は、次のステップSP222に移ってルーチンRT22を終了する。
呼制御サーバ3は、チャットサーバ4からチャット開始要求を受信すると、ステップSP231に移り、オペレータ管理テーブル12A(図3(A))を参照することにより、各オペレータのオペレータ負荷をそれぞれ取得し、次のステップSP232に移る。ステップSP232において呼制御サーバ3は、各オペレータのオペレータ負荷を基に、顧客端末9を操作する顧客との間でチャットを担当するオペレータ(以下これを担当オペレータと呼ぶ)を1名割り当て、次のステップSP233に移る。具体的に呼制御サーバ3は、オペレータ負荷が最も小さいオペレータを、担当オペレータとして選択する。
ステップSP233において呼制御サーバ3は、オペレータ管理テーブル12A(図3(A))を参照することにより、担当オペレータが使用しているオペレータ端末5の端末IDを確認する。その上で呼制御サーバ3は、当該オペレータ端末5に対し、当該オペレータが新たなチャットの担当に割り当てられたことを通知すると共に、チャット開始要求を送信する。その後、呼制御サーバ3は、次のステップSP234に移ってルーチンRT23を終了する。
オペレータ端末5は、呼制御サーバ3から通知及びチャット開始要求を受信すると、ステップSP241に移り、通知の内容を表示部35(図4)に表示すると共に、所定のチャット開始処理を実行することにより、当該チャット開始要求を送信してきた顧客端末9との間でチャットを開始する。その後、オペレータ端末5は、次のステップSP242に移ってルーチンRT24を終了する。かくして顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ3及びオペレータ端末5は、割当シーケンスSQ11を終了し、元のチャットシーケンスSQ1(図6)に戻る。
[1-3.効果等]
以上の構成において、第1の実施の形態によるコールセンタシステム1では、チャットにおいて顧客からオペレータに対して顧客メッセージが送信されると、該顧客メッセージのメッセージ負荷を算出する。さらにコールセンタシステム1では、オペレータが並行して行っている全てのチャットにおけるメッセージ負荷を加算することにより、当該オペレータのオペレータ負荷を算出し、逐次更新する。
そのうえでコールセンタシステム1では、顧客が操作する顧客端末9からチャット開始要求が送信されると、その時点でオペレータ負荷が最も小さいオペレータを、当該顧客の担当である担当オペレータとして割り当て、チャットを開始させる。これによりコールセンタシステム1では、並行している各チャットにおけるメッセージ負荷の合計が最も小さいオペレータ、すなわち他のチャットにおいて回答メッセージを作成するのに要する時間が最も短く、当該顧客端末9に対して最も早く回答メッセージを送信できるオペレータを、担当オペレータとして適切に選択できる。
かくしてコールセンタシステム1では、各オペレータが担当しているチャットの内容を基に、各オペレータの負荷を算出した上で、新たなチャットを担当する担当オペレータを選択して割り当てるため、各オペレータの負荷を平準化でき、顧客の待ち時間も短く抑え、全体的なサービスの品質を高めることができる。
他の観点から見れば、コールセンタシステム1では、顧客メッセージの内容を基に、メッセージ負荷を数値として算出するようにした。このメッセージ負荷は、顧客メッセージの内容の複雑さや回答に要する手間の大きさを表すことになる。このためコールセンタシステム1では、各オペレータが担当している顧客の各メッセージ負荷を加算することで、各オペレータが抱えている負荷を数値として表すことができ、さらにこれらを相互に比較することで、最も負荷が小さいオペレータを担当オペレータとして容易に選択できる。
これによりコールセンタシステム1では、各オペレータが担当しているチャットの数のみを基に新たなチャットの担当を割り当てる場合に生じ得る、一部のオペレータに大きな負荷が掛かってしまうといった問題の発生を未然に回避できる。
さらにコールセンタシステム1では、応答シーケンスSQ12(図7)において、顧客端末9から顧客メッセージが送信される度に、メッセージ負荷を算出した上でオペレータ負荷を算出して更新する。このためコールセンタシステム1では、割当シーケンスSQ11(図8)において担当オペレータを割り当てる際に、改めてオペレータ負荷を算出する必要が無く、直ちに各オペレータ負荷を比較して担当オペレータを選択して割り当てることができる。
以上の構成によれば、第1の実施の形態によるコールセンタシステム1では、チャットにおいて顧客メッセージのメッセージ負荷を算出し、これを基に各オペレータのオペレータ負荷を算出しておく。またコールセンタシステム1では、顧客端末9からチャット開始要求が送信されると、オペレータ負荷が最も小さいオペレータを選択し、担当オペレータとして割り当てる。これによりコールセンタシステム1では、並行している他のチャットにおける負荷の合計が最も小さく、新たなチャットにおいて最も早く回答メッセージを送信できるオペレータを担当オペレータとして適切に選択でき、各オペレータの負荷を平準化して、サービスの品質を高めることができる。
[2.第2の実施の形態]
第2の実施の形態によるコールセンタシステム301(コンタクトセンタシステム301、図1)は、第1の実施の形態によるコールセンタシステム1と比較して、呼制御サーバ3及びオペレータ端末5に代わる呼制御サーバ303及びオペレータ端末305を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
呼制御サーバ303(図2)は、第1の実施の形態による呼制御サーバ3と比較して、制御部11に代わる制御部311を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。制御部311は、第1の実施の形態による制御部11と同様、図示しないCPUやROM及びRAM等を有しており、該ROMや記憶部12から種々のプログラムを読み出して実行することにより、種々の処理を行う。ただし制御部311は、所定のチャットプログラムを読み出して実行することにより、その内部に、呼制御部21に代わる呼制御部321を形成するようになっている。
オペレータ端末305(図4)は、第1の実施の形態によるオペレータ端末5と比較して、制御部31に代わる制御部331を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。制御部331は、制御部31と同様、図示しないCPUやROM及びRAM等を有しており、該ROMや記憶部32から種々のプログラムを読み出して実行することにより、該制御部31とは一部異なる処理を行うようになっている。
この第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ303及びオペレータ端末305により、チャットシーケンスSQ1(図6)が行われる。ただしこの第2の実施の形態では、応答シーケンスSQ12(図7)及び割当シーケンスSQ11(図8)に代わり、応答シーケンスSQ22及び割当シーケンスSQ21を行うようになっている。
[2-1.応答シーケンス]
まず、応答シーケンスSQ22について、図7と対応する図9を参照しながら説明する。応答シーケンスSQ22が開始されると、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ303及びオペレータ端末305は、それぞれルーチンRT11、RT12、RT33及びRT34を開始する。すなわち顧客端末9及びゲートウェイ装置2は、それぞれ第1の実施の形態における応答シーケンスSQ12(図7)と同様の処理を行うことになる。
まず顧客端末9は、ステップSP111において、顧客により操作部56(図5)を介して入力された顧客メッセージを、インターネット8、ゲートウェイ装置2及びネットワーク6(図1)を介してコールセンタシステム1のチャットサーバ4へ送信する。チャットサーバ4は、顧客端末9から顧客メッセージを受信すると、ステップSP121に移り、この顧客メッセージをネットワーク6(図1)経由で呼制御サーバ303へ送信する。
呼制御サーバ303は、チャットサーバ4から顧客メッセージを受信すると、ステップSP331に移り、第1の実施の形態におけるステップSP131と同様、当該顧客メッセージに対して新たな一意のメッセージIDを割り当てると共に、メッセージ解析部22(図2)により当該顧客メッセージのメッセージ負荷を算出する。さらに呼制御サーバ303は、呼制御部321により、このメッセージID及びメッセージ負荷をメッセージ管理テーブル12B(図2及び図3(B))に格納して、次のステップSP332に移る。
ステップSP332において呼制御サーバ303は、呼制御部321により、通信部13(図2)及びネットワーク6(図1)を経由して、顧客メッセージをオペレータ端末305へ送信する。
ここで、呼制御サーバ3は、顧客メッセージをオペレータ端末305へ送信する前又は送信した後に、メッセージ解析部22により、このメッセージID及びメッセージ回答中フラグ(例えばフラグ「1」)をメッセージ管理テーブル12B(図2及び図3(B))に格納する。
すなわち、呼制御サーバ303は、第1の実施の形態と比較して、オペレータ負荷の計算(ステップSP132)を行わず、また顧客メッセージと共にメッセージIDをオペレータ端末305へ送信する点が相違している。
オペレータ端末305は、呼制御サーバ303から顧客メッセージ及びメッセージIDを受信すると、ステップSP341に移り、当該顧客メッセージ及びメッセージID、並びに回答メッセージの入力欄等を含むチャット表示画面を表示部35(図4)に表示して、次のステップSP342に移る。このときオペレータは、このチャット表示画面の内容を視認することにより、顧客メッセージの内容と、該顧客メッセージのメッセージIDを把握した上で、これに対する回答を検討することができる。
ステップSP342においてオペレータ端末305は、オペレータによる回答メッセージと、当該回答メッセージに対応する顧客メッセージのメッセージIDの入力を受け付け、該回答メッセージ及びメッセージIDを呼制御サーバ303へ送信する。例えばオペレータは、複数の顧客メッセージに対する回答を1個の回答メッセージによりまとめて回答する場合、これらの複数の顧客メッセージにそれぞれ割り当てられた複数のメッセージIDを、当該回答メッセージと共に入力する。その後、オペレータ端末305は、次のステップSP343に移ってルーチンRT34を終了する。
呼制御サーバ303は、呼制御部321により、オペレータ端末305から回答メッセージを受信すると、メッセージ解析部22により、複数の顧客メッセージに対する回答と判断する。さらに呼制御サーバ303は、メッセージ解析部22により、これらの複数のメッセージIDに紐付けされたメッセージ回答中フラグ(例えばフラグ「0」)をメッセージ管理テーブル12B(図2及び図3(B))に格納し、次のステップSP334に移る。
ステップSP334において呼制御サーバ303は、呼制御部321により、通信部13(図2)及びネットワーク6(図1)を経由して、回答メッセージをチャットサーバ4へ送信する。その後、呼制御サーバ303は、次のステップSP335に移ってルーチンRT33を終了する。
チャットサーバ4は、呼制御サーバ303から回答メッセージを受信すると、ステップSP122に移り、ネットワーク6、ゲートウェイ装置2及びインターネット8を経由して当該回答メッセージを顧客端末9へ送信する。その後、チャットサーバ4は、次のステップSP123に移ってルーチンRT12を終了する。
顧客端末9は、チャットサーバ4から回答メッセージを受信すると、ステップSP112に移り、当該回答メッセージを表示部55(図5)に表示した後、次のステップSP143に移ってルーチンRT11を終了する。かくして顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ303及びオペレータ端末305は、応答シーケンスSQ22を終了し、元のチャットシーケンスSQ1(図6)に戻る。
このように応答シーケンスSQ22では、顧客端末9から顧客メッセージが送信されると、該顧客メッセージの内容に応じたメッセージ負荷をメッセージ管理テーブル12Bに記録しておくものの、この時点ではオペレータ負荷を計算しないようになっている。また応答シーケンスSQ22では、顧客メッセージに対する回答メッセージがオペレータ端末5から送信された場合にも、このことをメッセージ管理テーブル12Bに記録しておくものの、オペレータ負荷は計算しないようになっている。さらに応答シーケンスSQ22では、オペレータが回答メッセージを入力する際に、顧客メッセージのメッセージIDを指定し、該回答メッセージが何れの顧客メッセージに対応するものであるかを明示するようになっている。
[2-2.割当シーケンス]
次に、割当シーケンスSQ21(図6)について、図8と対応する図10を参照しながら説明する。割当シーケンスSQ21が開始されると、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ303及びオペレータ端末305は、それぞれルーチンRT21、RT22、RT43及びRT24を開始する。すなわち顧客端末9、チャットサーバ4及びオペレータ端末305は、それぞれ第1の実施の形態における割当シーケンスSQ11(図8)と同様の処理を行うことになる。
まず顧客端末9は、ステップSP211において、操作部56(図5)を介した顧客の操作により、例えば所定のウェブページに設けられた「チャットを開始する」と表示されたボタンがクリックされる。そうすると顧客端末9は、チャット開始要求を生成し、インターネット8、ゲートウェイ装置2及びネットワーク6(図1)を介してコールセンタシステム1のチャットサーバ4へ送信する。その後、顧客端末9は、次のステップSP212に移ってルーチンRT21を終了する。
チャットサーバ4は、顧客端末9からチャット開始要求を受信すると、ステップSP221に移り、このチャット開始要求をネットワーク6(図1)経由で呼制御サーバ303へ送信する。その後、チャットサーバ4は、次のステップSP222に移ってルーチンRT22を終了する。
呼制御サーバ303は、チャットサーバ4からチャット開始要求を受信すると、ステップSP431に移り、オペレータ管理テーブル12A(図3(A))及びメッセージ管理テーブル12B(図3(B))を参照する。そのうえで呼制御サーバ303は、呼制御部321により、各オペレータ端末305を操作するオペレータごとに、メッセージ負荷を集計することによってオペレータ負荷をそれぞれ算出し、これをオペレータ管理テーブル12A(図3(A))に格納することにより更新して、次のステップSP432に移る。このとき呼制御部321は、例えば顧客端末9から送信された顧客メッセージのうち、オペレータ端末305からメッセージIDが指定されていないもの(メッセージ管理テーブル12B(図2及び図3(B))において、メッセージIDに紐付けされたメッセージ回答中フラグが、フラグ「1」であるもの)を加算して、各オペレータ負荷を算出する。このことは、各オペレータが未回答である顧客メッセージのメッセージ負荷のみをそれぞれ加算して、各オペレータ負荷を算出することを意味する。
ステップSP432において呼制御サーバ303は、各オペレータのオペレータ負荷を基に、チャット開始要求を送信してきた顧客端末9との間でチャットを担当する担当オペレータを1名割り当て、次のステップSP433に移る。具体的に呼制御サーバ303は、オペレータ負荷が最も小さいオペレータを担当オペレータとして選択する。
ステップSP433において呼制御サーバ303は、再びオペレータ管理テーブル12A(図3(A))を参照することにより、担当オペレータが使用しているオペレータ端末305の端末IDを確認する。その上で呼制御サーバ303は、当該オペレータ端末5に対し、当該オペレータが新たなチャットの担当に割り当てられたことを通知すると共に、チャット開始要求を送信する。その後、呼制御サーバ3は、次のステップSP434に移ってルーチンRT43を終了する。
オペレータ端末305は、呼制御サーバ303からチャット開始要求を受信すると、ステップSP241に移り、所定のチャット開始処理を実行することにより、当該チャット開始要求を送信してきた顧客端末9との間でチャットを開始する。その後、オペレータ端末305は、次のステップSP242に移ってルーチンRT24を終了する。かくして顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ303及びオペレータ端末305は、割当シーケンスSQ21を終了し、元のチャットシーケンスSQ1(図6)に戻る。
[2-3.効果等]
以上の構成において、第2の実施の形態によるコールセンタシステム301は、チャットにおいて顧客からオペレータに対して顧客メッセージが送信されると、呼制御サーバ303により該顧客メッセージのメッセージ負荷を算出し、メッセージ管理テーブル12B(図3(B))に格納しておく。
その後、コールセンタシステム301では、顧客が操作する顧客端末9からチャット開始要求が送信されると、各オペレータがそれぞれ担当している全てのチャットにおけるメッセージ負荷を基に、それぞれのオペレータ負荷を算出し、その時点でオペレータ負荷が最も小さいオペレータを担当オペレータに割り当て、チャットを開始させる。
これによりコールセンタシステム301では、第1の実施の形態と同様に、他のチャットにおいて回答メッセージを作成するのに要する時間が最も短く、当該顧客端末9に対して最も早く回答メッセージを送信できるオペレータを、担当オペレータとして適切に選択できる。
またコールセンタシステム301では、オペレータが回答メッセージを作成して送信する際に、該回答メッセージが対応する顧客メッセージのメッセージIDを指定するようにした(図9、ステップSP342)。このためコールセンタシステム301では、オペレータが複数の顧客メッセージに対する回答をまとめて1つの回答メッセージを送信した場合、それぞれのメッセージIDを指定することで、これらの顧客メッセージが回答済みとなり、当該オペレータの負荷を算出する際に適切に除外することができる。すなわちコールセンタシステム301では、オペレータ負荷の算出精度を格段に高めることができる。
さらにコールセンタシステム301では、応答シーケンスSQ22(図9)においてメッセージを送受信したときにメッセージ負荷を算出してメッセージ管理テーブル12B(図3(B))に格納し、割当シーケンスSQ21(図10)において各メッセージ負荷を基にオペレータ負荷を算出するようにした。これによりコールセンタシステム301では、メッセージを送受信する度にオペレータ負荷を更新する必要が無いため、第1の実施の形態と比較して、顧客メッセージの受信時における呼制御サーバ303の処理負荷を大幅に軽減できる。
その他の点においても、コールセンタシステム301は、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第2の実施の形態によるコールセンタシステム301では、チャットにおいて顧客メッセージのメッセージ負荷を算出して記憶しておく。またコールセンタシステム1では、顧客端末9からにチャット開始要求が送信されると、各メッセージ負荷を基に各オペレータのオペレータ負荷を算出し、該オペレータ負荷が最も小さいオペレータを選択し、担当オペレータとして割り当てる。これによりコールセンタシステム301では、並行している他のチャットにおける負荷の合計が最も小さく、新たなチャットにおいて最も早く回答メッセージを送信できるオペレータを適切に選択できる。さらにコールセンタシステム301では、オペレータが回答メッセージを送信する際に、対応する顧客メッセージのメッセージIDを指定するため、オペレータ負荷の算出精度を高めることができ、各オペレータの負荷を精度良く平準化できる。
[3.第3の実施の形態]
図1と対応する図11に示すように、第3の実施の形態によるコールセンタシステム501(コンタクトセンタシステム501)は、第1及び第2の実施の形態をベースとして、コールセンタ側から顧客に対してチャットにより営業や勧誘等のアウトバウンドに関するメッセージを送信する、アウトバウンドチャットを行うようになっている。
それゆえ、第3の実施の形態によるコールセンタシステム501は、第1(第2)の実施の形態によるコールセンタシステム1(301)と比較して、呼制御サーバ3(303)及びオペレータ端末5(305)に代わる呼制御サーバ503及びオペレータ端末505を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
ここで、呼制御サーバ503は、呼制御サーバ3(303)をベースとして、アウトバウンドに関わる構成を有する。
またここで、オペレータ端末505は、オペレータ端末5(305)をベースとして、アウトバウンドに関わるメッセージについて処理を行う。
呼制御サーバ503は、図2と対応する図12に示すように、第1(第2)の実施の形態における呼制御サーバ3(303)をベースとした、制御部511、記憶部512及び通信部13により構成されている。このうち通信部13は、第1の実施の形態における呼制御サーバ3(図2)と同様に構成されている。
制御部511は、呼制御サーバ3の制御部11(図2)と同様、図示しないCPUやROM及びRAM等を有しており、該ROMや記憶部512から種々のプログラムを読み出して実行することにより、種々の処理を行う。また制御部511は、所定のアウトバウンドチャットプログラムを読み出して実行することにより、その内部に、第1(第2)の実施の形態における呼制御サーバ3(303)をベースとした呼制御部21(321)及びメッセージ解析部22(22)を形成する。さらに制御部511は、これらに加えて、さらにアウトバウンドチャット管理部521、チャット送受信部522及びオペレータ割当部523を形成するようになっている。
アウトバウンドチャット管理部521は、後述するアウトバウンドチャットの開始指示を供給するようになっている。チャット送受信部522は、顧客端末9との間でチャットのメッセージを送受信するようになっている。オペレータ割当部523は、顧客との間で行われるチャットの担当を何れかのオペレータに割り当てる(すなわち分配する)ようになっている。
記憶部512は、呼制御サーバ3の記憶部12(図2)と同様、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる不揮発性の記憶媒体であり、種々の情報を記憶する。この記憶部512には、第1(第2)の実施の形態における記憶部12(12)をベースとしたオペレータ管理テーブル12A(12A)、メッセージ管理テーブル12B(12B)及び顧客管理テーブル12C(12C)に加えて、さらに送信先情報管理テーブル512A及びメッセージ格納部512Bといった複数のテーブルが設けられている。
送信先情報管理テーブル512Aには、顧客端末9のIPアドレスや該顧客端末9を操作する顧客のアカウント等、チャットのメッセージを送信する際の送信先に関する情報が格納されている。メッセージ格納部512Bには、顧客端末9へ送信すべきメッセージが格納されている。
[3-1.チャットシーケンス]
次に、コールセンタシステム501においてコールセンタ(コンタクトセンタ)側から顧客に対してアウトバウンドチャットを行う際の一連の処理について、図13に示すアウトバウンドのチャットシーケンスSQ5を参照しながら説明する。ここでは、予め、顧客端末9がルーチンRT1を開始しており、チャットサーバ4がルーチンRT2を開始し、呼制御サーバ3がルーチンRT3を開始し、オペレータ端末5がルーチンRT4を開始しているものとする。
まずチャットシーケンスSQ5では、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ503及びオペレータ端末505により、アウトバウンドに関わる割当シーケンスSQ51が行われる。この割当シーケンスSQ51は、第1(第2)の実施の形態の割当シーケンスSQ11(SQ21)と、異なるシーケンスである。
この割当シーケンスSQ51では、呼制御サーバ503から新たなアウトバウンドチャットに関わる開始が指示されると、呼制御サーバ503により何れかのオペレータを当該顧客に割り当て、該オペレータ及び該顧客の間でチャットを開始させる。なお、この割当シーケンスSQ51の詳細については後述する。
次にチャットシーケンスSQ5では、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ503及びオペレータ端末505により、応答シーケンスSQ52が行われる。この応答シーケンスSQ52は、第1(第2)の実施の形態の応答シーケンスSQ12(SQ22)と同様のシーケンスである。この応答シーケンスSQ52では、顧客端末9から1個の顧客メッセージが送信されると、これに応じてオペレータ端末505から1個の回答メッセージが送信される。因みにチャットシーケンスSQ5では、応答シーケンスSQ52が1回又は2回以上繰り返して行われる。
やがてチャットシーケンスSQ5では、顧客端末9、チャットサーバ4、呼制御サーバ503及びオペレータ端末505により、終了シーケンスSQ53が行われる。この終了シーケンスSQ53は、第1(第2)の実施の形態の終了シーケンスSQ13(SQ23)と同様のシーケンスである。
この終了シーケンスSQ53では、例えば顧客端末9においてチャットを終了する所定の操作が行われると、該顧客端末9から所定のチャット終了メッセージが送信され、これを呼制御サーバ503が受信すると、このことをオペレータ端末505に通知すると共に当該チャットを切断して終了させる。これに伴い、顧客端末9はルーチンRT1を終了し、チャットサーバ4はルーチンRT2を終了し、呼制御サーバ503はルーチンRT3を終了し、オペレータ端末505はルーチンRT4を終了する。
[3-2.応答シーケンス]
次に、アウトバウンドに関わる応答シーケンスSQ52について、図14及び図15を参照しながら説明する。ここでは、予め、顧客端末9がルーチンRT51を開始し、チャットサーバ4がルーチンRT52を開始しているものとする。またここでは、呼制御サーバ503のチャット送受信部522、オペレータ割当部523及びアウトバウンドチャット管理部521がそれぞれルーチンRT53、RT54及びRT55を開始し、オペレータ端末505がルーチンRT56を開始しているものとする。
まずアウトバウンドチャット管理部521は、ステップSP551において、アウトバウンドチャットの開始指示をチャット送受信部522へ送信する。
チャット送受信部522は、アウトバウンドチャットの開始指示を受信すると、ステップSP531に移り、記憶部512の送信先情報管理テーブル512A(図12)から送信先リストを取得し、次のステップSP532に移る。ここでは、例えば顧客端末9のIPアドレスを取得したものとする。
ステップSP532においてチャット送受信部522は、記憶部512のメッセージ格納部512Bから開始メッセージを取得し、次のステップSP533に移る。この開始メッセージは、顧客に対して営業や勧誘のチャットを開始しても良いか否かを問いかけるものである。
ステップSP533においてチャット送受信部522は、開始メッセージをチャットサーバ4に送信する。
チャットサーバ4は、呼制御サーバ503から開始メッセージを受信すると、ステップSP521に移り、ネットワーク6、ゲートウェイ装置2及びインターネット8(図11)を順次介して、開始メッセージを顧客端末9に送信する。顧客端末9は、チャット送受信部522から開始メッセージを受信すると、ステップSP511に移り、開始メッセージを表示部55(図5)に表示して次のステップSP512に移る。
ステップSP512(図15)において顧客端末9は、顧客により操作部56を介してチャットの開始を承諾する操作を受け付けると、応答メッセージを生成し、インターネット8、ゲートウェイ装置2及びネットワーク6(図11)を順次介して、チャットサーバ4へ送信する。
チャットサーバ4は、顧客端末9から応答メッセージを受信すると、ステップSP522に移り、応答メッセージを呼制御サーバ503のチャット送受信部522に送信する。
チャット送受信部522は、チャットサーバ4からの応答メッセージを受信すると、ステップSP534に移り、オペレータ割当部523に対してオペレータの割当を依頼する。
オペレータ割当部523は、オペレータの割当の依頼を受け付けると、ステップSP541に移り、第1(第2)の実施の形態における呼制御部21(321)と同様に、オペレータ管理テーブル12A(図12)を参照する。そのうえでオペレータ割当部523は、当該顧客端末9を操作する顧客との間でチャットを担当するオペレータ(以下これを担当オペレータと呼ぶ)を割り当て、次のステップSP542に移る。
ステップSP542においてオペレータ割当部523は、割り当てた担当オペレータに関する情報をチャット送受信部522に通知する。チャット送受信部522は、オペレータ割当部523から担当オペレータに関する情報を受信すると、ステップSP535に移り、当該担当オペレータが操作するオペレータ端末505に対し、新たなアウトバウンドチャットの担当が割り当てられたことを通知する。このときチャット送受信部522は、ステップSP533において顧客端末9に対して送信された開始メッセージや、ステップSP512において顧客端末9から送信された応答メッセージも併せてオペレータ端末505に送信する。
オペレータ端末505は、チャット送受信部522から新たなアウトバウンドチャットの担当が割り当てられたことを通知されると、ステップSP561に移り、新たなアウトバウンドチャットの担当が割り当てられたことや、顧客端末9から送信された応答メッセージ等を表示部35(図4)に表示する。そのうえでオペレータ端末505は、この応答メッセージに対する回答のメッセージが入力されると、これをチャット送受信部522に送信する。これに応じてチャット送受信部522は、応答シーケンスSQ52(図13)に移り、オペレータ端末505と顧客端末9との間でチャットを行わせる。
その後、顧客端末9がステップSP513においてルーチンRT51を終了し、チャットサーバ4がステップSP523においてルーチンRT52を終了する。また、呼制御サーバ503のチャット送受信部522、オペレータ割当部523及びアウトバウンドチャット管理部521がそれぞれステップSP536、SP543及びSP552においてルーチンRT53、RT54及びRT55を終了する。さらに、オペレータ端末505がステップSP562においてルーチンRT56を終了する。
このように、第3の実施の形態によるコールセンタシステム501は、送信先リストから選択した顧客端末9に対して開始メッセージを送信し、該顧客端末9から応答メッセージが送信されると、オペレータ割当部523により割り当てられたオペレータのオペレータ端末505と顧客端末9との間でチャットを開始する。これによりコールセンタシステム501は、従来の電話によるアウトバウンド業務に代えて、チャットを利用したアウトバウンド業務を行うことができる。
[4.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、メッセージ解析部22(図2)において、顧客メッセージに含まれていた各キーワードにそれぞれ対応付けられた数値の加算値を、メッセージ負荷として算出する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば顧客メッセージの長さや、チャットにおけるメッセージの数、或いは当該顧客との間で行われた過去のチャットにおけるメッセージ負荷の平均値等、種々の要素を基にメッセージ負荷を算出しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
また上述した第1の実施の形態においては、顧客メッセージが算出される度にメッセージ負荷を算出し、これを基にオペレータ負荷を算出及び更新する場合について述べた。また第2の実施の形態においては、顧客メッセージが算出される度にメッセージ負荷を算出して記憶しておき、新たにチャットを開始する際にオペレータ負荷を算出する場合について述べた。しかしながら本発明はこれらに限らず、例えば呼制御サーバ3の処理負荷が低くなったタイミングでオペレータ負荷を算出する等、種々のタイミングでオペレータ負荷を算出しても良い。またメッセージ負荷についても、顧客メッセージを受信したタイミングに限らず、他のタイミングで算出しても良い。要は、担当オペレータを選択して割り当てる際に、最新のオペレータ負荷を用いることができれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、メッセージ負荷のみを基にオペレータ負荷を算出する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、メッセージ負荷に加えて、例えばオペレータの習熟度や当日の勤務開始からの経過時間、或いは顧客の履歴等を加味してオペレータ負荷を算出しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、各オペレータが担当しているチャットにおける顧客メッセージのメッセージ負荷を加算することによりオペレータ負荷を算出する場合について述べた(図7、ステップSP132)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば最初の顧客メッセージをメッセージ解析部22(図2)において解析し、得られた解析結果を基にチャットの内容を「商品の購入手続」や「商品に対する質問」、或いは「苦情」のように分類し、この分類を基にチャット負荷を設定してもよい。この場合、該チャット負荷を加算することによりオペレータ負荷を算出できる。これにより顧客メッセージを受信する度にメッセージ負荷及びオペレータ負荷を算出する必要が無いため、呼制御サーバ3の処理負荷を軽減できる。さらには、このチャット負荷とメッセージ負荷とを組み合わせてオペレータ負荷を算出しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、オペレータ端末5から回答メッセージが送信されると、オペレータ負荷を直ちに更新(すなわち減算)する場合について述べた(図7、ステップSP134)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば回答メッセージが送信されてから所定時間(例えば30秒間など)が経過してから、オペレータ負荷を更新しても良い。さらに、回答メッセージの内容を基に、オペレータ負荷を更新するまでの時間を変更しても良い。これにより、オペレータが回答メッセージを作成して送信した後に、次のチャットが直ちに割り当てられる可能性を低減させ、当該オペレータに次の作業の準備を行う時間を与え、また心理的な余裕を持たせることができる。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、メッセージ管理テーブル12B(図3(B))にオペレータID欄を設けることにより、顧客メッセージとオペレータとを対応付ける場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばオペレータ管理テーブル12A(図3(A))にメッセージID欄を設けることにより、顧客メッセージとオペレータとを対応付けても良い。この場合、1つのオペレータIDに対し複数のメッセージIDを対応付け得れば良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第2の実施の形態においては、オペレータが回答メッセージを作成して呼制御サーバ303へ送信する際に、対応する顧客メッセージのメッセージIDを入力して該回答メッセージと共に送信する場合について述べた(図9、ステップSP342)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばオペレータが顧客メッセージに対する直接の回答では無く、例えば「調査していますので少々お待ちください。」といったメッセージを送信する際に、メッセージIDを入力及び送信しないようにしても良い。この場合、呼制御サーバ303では、このメッセージをオペレータ負荷の算出から除外しておき、後に顧客メッセージに対する回答メッセージが送信された場合に、オペレータ負荷の算出に含めるようにすれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、担当オペレータを選択する際、オペレータ負荷が最も小さいオペレータを選択して割り当てる場合について述べた(図8、ステップSP232)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばオペレータ負荷の大きさを基にオペレータを3個のグループに分け、このうちオペレータ負荷が最も小さいグループに属するオペレータのなかから、ランダムに選択したオペレータや、最後に回答メッセージを送信してからの経過時間が最も長いオペレータを選択しても良い。要は、オペレータ負荷を基に、種々の選択条件に基づいてオペレータを選択して割り当てても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、割当シーケンスSQ11(図8)において、担当オペレータを選択して割り当てた後、当該オペレータ端末5に対し、当該オペレータが新たなチャットの担当に割り当てられたことを通知すると共に、チャット開始要求を送信する場合について述べた(ステップSP233)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばオペレータ端末5に対してチャット開始要求のみを送信し、このことをもって、当該オペレータ端末5のオペレータが担当オペレータとして選択されたことを通知しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、割当シーケンスSQ11(図8)において、呼制御サーバ3がオペレータ負荷の取得(ステップSP231)、オペレータの割当(ステップSP232)及び割当結果の通知(ステップSP233)を何れも行う場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばコールセンタシステム1内に複数のサーバ装置(図示せず)を設けてネットワーク6により相互に接続し、この複数のサーバ装置によりオペレータ負荷の取得、オペレータの割当及び割当結果の通知を適宜分担して実行しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、顧客端末9及びオペレータ端末5の間で、すなわち顧客とオペレータとの間で、文字列によるメッセージを相互に送受信するチャットを行う場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、顧客端末9及びオペレータ端末5の間で、例えば音声を相互にやりとりするボイスチャットや、映像を相互にやりとりするビデオチャット等、他の種々のチャットを行っても良い。この場合、呼制御サーバ3においてボイスチャットやビデオチャットの内容を解析することにより、オペレータ負荷を算出できれば良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、顧客メッセージをチャットサーバ4から呼制御サーバ3へ送信し、該呼制御サーバ3からオペレータ端末5へ送信する場合について述べた(図7)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば顧客メッセージをゲートウェイ装置2から呼制御サーバ3及びオペレータ端末5の双方へ送信しても良い。これにより呼制御サーバ3の処理負荷を軽減することができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ゲートウェイ装置2によりインターネット8及びネットワーク6を相互に接続する場合について述べた(図1)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばチャットサーバ4によりインターネット8及びネットワーク6を相互に接続しても良い。この場合、該チャットサーバ4がゲートウェイ装置2と同様の機能を実現できれば良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第3の実施の形態においては、呼制御サーバ503の制御部511(図12)内に、機能ブロックとしてチャット送受信部522を形成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば第1の実施の形態におけるチャットサーバ4(図1)を設けてネットワーク6に接続し、チャットシーケンスSQ5(図13)におけるチャット送受信部522の各処理を該チャットサーバ4が実行しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、呼制御サーバ3の制御部11(図2)において所定のチャットプログラムを実行することにより、呼制御部21及びメッセージ解析部22をソフトウェアによる機能ブロックとして構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば呼制御部21及びメッセージ解析部22の少なくとも一方をハードウェアにより構成しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、呼制御サーバ3が制御部11(図2)のROMや記憶部12に予め記憶されている所定のチャットプログラムを読み出して実行することにより、機能ブロックとしての呼制御部21及びメッセージ解析部22を形成して種々の処理を実行する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図示しない外部のサーバ等から所定のネットワークを介してダウンロードすることにより、或いは図示しないUSB(Universal Serial Bus)メモリ等のような記憶媒体から読み出すことにより、呼制御サーバ3がチャットプログラムを取得して実行するようにしても良い。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した実施の形態においては、取得部、割当部及び通知部としての呼制御部21によって処理装置としての呼制御サーバ3を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる取得部と、割当部と、通知部とによって処理装置を構成しても良い。
[5.付記]
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
本発明の処理装置においては、複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得部と、数値情報が他の数値情報よりも小さい負荷情報と対応付けられたオペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当部と、担当オペレータにより使用されるオペレータ装置に対し、顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知部とを設けるようにした。
また本発明のプログラムにおいては、コンピュータを、複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得部と、数値情報が他の数値情報よりも小さい負荷情報と対応付けられたオペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当部と、担当オペレータにより使用されるオペレータ装置に対し、顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知部として機能させるようにした。
さらに本発明のオペレータ割当方法においては、処理装置のオペレータ割当方法であって、処理装置は、複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得ステップと、数値情報が他の数値情報よりも小さい負荷情報と対応付けられたオペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当ステップと、担当オペレータにより使用されるオペレータ装置に対し、顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知ステップとを有するようにした。
本発明は、オペレータそれぞれの処理負荷を数値情報により表した負荷情報を基に、当該負荷情報が他のオペレータの負荷情報よりも小さいオペレータを担当オペレータとして割り当てる。これにより本発明は、その時点で処理負荷が比較的小さく余力があるオペレータを担当に割り当てることができるので、各オペレータの間で負荷の平準化を図り、サービスの品質低下を防ぐことができる。
本発明によれば、各オペレータの負荷に応じて担当を適切に割り当てる処理装置、プログラム及びオペレータ割当方法を実現できる。
本発明は、例えばオペレータがチャットにより顧客とメッセージを送受信するコールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)において、顧客と対応するオペレータを割り当てる呼制御サーバで利用できる。
1、301、501……コールセンタシステム(コンタクトセンタシステム)、2……ゲートウェイ装置、3、303、503……呼制御サーバ、5、305、505……オペレータ端末、9……顧客端末、11、311、511……制御部、12、512……記憶部、12A……オペレータ管理テーブル、12B……メッセージ管理テーブル、12C……顧客管理テーブル、21、321……呼制御部、22……メッセージ解析部、31、331……制御部、32……記憶部、32A……識別情報格納部、33……通信部、34……音声処理部、35……表示部、36……操作部、51……制御部、52……記憶部、53……通信部、55……表示部、56……操作部、512A……送信先情報管理テーブル、512B……メッセージ格納部、521……アウトバウンドチャット管理部、522……チャット送受信部、523……オペレータ割当部、SQ1……チャットシーケンス、SQ11、SQ21、SQ51……割当シーケンス、SQ12、SQ22、SQ52……応答シーケンス、SQ5……アウトバウンドチャットシーケンス。

Claims (13)

  1. 複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得部と、
    前記数値情報が他の前記数値情報よりも小さい前記負荷情報と対応付けられた前記オペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当部と、
    前記担当オペレータにより使用される前記オペレータ装置に対し、前記顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知部と
    前記顧客装置から送信された前記メッセージである顧客メッセージの内容を基に、前記負荷情報の前記数値情報を算出する負荷算出部と
    を具え
    前記負荷算出部は、前記顧客メッセージに対する応答メッセージが前記オペレータ装置から前記顧客装置へ送信されると、前記負荷情報の前記数値情報を減少させ、当該応答メッセージが送信されてから所定時間の経過後に、前記負荷情報の前記数値情報を減少させる
    ことを特徴とする処理装置。
  2. 前記負荷算出部は、前記顧客装置から前記オペレータ装置へ送信された全ての前記顧客メッセージのうち、当該顧客メッセージに対する前記応答メッセージが前記オペレータ装置から未送信であるものの内容を基に、前記負荷情報の前記数値情報を算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の処理装置。
  3. 前記負荷算出部は、前記顧客装置から前記オペレータ装置へ前記顧客メッセージが送信されると、前記負荷情報の前記数値情報を増加させる
    ことを特徴とする請求項に記載の処理装置。
  4. 前記負荷算出部は、前記顧客装置から前記オペレータ装置へ前記顧客メッセージが送信されると、当該顧客メッセージの内容に基づいた値を増加値として、前記負荷情報の前記数値情報を増加させる
    ことを特徴とする請求項に記載の処理装置。
  5. 前記負荷算出部は、前記顧客メッセージに対する前記応答メッセージが前記オペレータ装置から前記顧客装置へ送信されると、当該顧客メッセージの内容に基づいた値を減少値として、前記負荷情報の前記数値情報を減少させる
    ことを特徴とする請求項に記載の処理装置。
  6. 前記負荷算出部は、前記顧客装置から前記オペレータ装置へ複数の前記顧客メッセージが送信された後に、当該複数の前記顧客メッセージに対する前記応答メッセージが前記オペレータ装置から前記顧客装置へ送信されると、当該複数の前記顧客メッセージの内容に基づいた値を減少値として、前記負荷情報の前記数値情報を減少させる
    ことを特徴とする請求項に記載の処理装置。
  7. 前記割当部は、前記数値情報が最も小さい前記オペレータを、前記担当オペレータとして割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  8. 複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得部と、
    前記数値情報が他の前記数値情報よりも小さい前記負荷情報と対応付けられた前記オペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当部と、
    前記担当オペレータにより使用される前記オペレータ装置に対し、前記顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知部と
    を具え、
    前記割当部は、前記数値情報の大きさを基に複数の前記オペレータを複数のグループに分け、前記数値情報が最も小さい前記グループに属する前記オペレータの中から、前記担当オペレータを割り当てる
    ことを特徴とする処理装置。
  9. 前記数値情報が最も小さい前記グループに属する前記オペレータのうち、前記オペレータ装置から前記顧客装置に対して最後に前記メッセージを送信した後に経過した時間が最も長い前記オペレータを、前記担当オペレータとして割り当てる
    ことを特徴とする請求項に記載の処理装置。
  10. コンピュータを、
    複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得部と、
    前記数値情報が他の前記数値情報よりも小さい前記負荷情報と対応付けられた前記オペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当部と、
    前記担当オペレータにより使用される前記オペレータ装置に対し、前記顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知部と
    前記顧客装置から送信された前記メッセージである顧客メッセージの内容を基に、前記負荷情報の前記数値情報を算出する負荷算出部と
    して機能させ
    前記負荷算出部では、前記顧客メッセージに対する応答メッセージが前記オペレータ装置から前記顧客装置へ送信されると、前記負荷情報の前記数値情報を減少させ、当該応答メッセージが送信されてから所定時間の経過後に、前記負荷情報の前記数値情報を減少させる
    ためのプログラム。
  11. コンピュータを、
    複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得部と、
    前記数値情報が他の前記数値情報よりも小さい前記負荷情報と対応付けられた前記オペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当部と、
    前記担当オペレータにより使用される前記オペレータ装置に対し、前記顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知部と
    して機能させ、
    前記割当部では、前記数値情報の大きさを基に複数の前記オペレータを複数のグループに分け、前記数値情報が最も小さい前記グループに属する前記オペレータの中から、前記担当オペレータを割り当てる
    ためのプログラム。
  12. 処理装置のオペレータ割当方法であって、
    前記処理装置は、
    複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得ステップと、
    前記数値情報が他の前記数値情報よりも小さい前記負荷情報と対応付けられた前記オペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当ステップと、
    前記担当オペレータにより使用される前記オペレータ装置に対し、前記顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知ステップと
    前記顧客装置から送信された前記メッセージである顧客メッセージの内容を基に、前記負荷情報の前記数値情報を算出する負荷算出ステップと
    実行し、
    前記負荷算出ステップでは、前記顧客メッセージに対する応答メッセージが前記オペレータ装置から前記顧客装置へ送信されると、前記負荷情報の前記数値情報を減少させ、当該応答メッセージが送信されてから所定時間の経過後に、前記負荷情報の前記数値情報を減少させる
    ことを特徴とするオペレータ割当方法。
  13. 処理装置のオペレータ割当方法であって、
    前記処理装置は、
    複数のオペレータ装置をそれぞれ使用する各オペレータの処理負荷をそれぞれ示し、数値情報をそれぞれ含む複数の負荷情報を取得する取得ステップと、
    前記数値情報が他の前記数値情報よりも小さい前記負荷情報と対応付けられた前記オペレータを、顧客装置との間でメッセージの送受信を担当する担当オペレータとして割り当てる割当ステップと、
    前記担当オペレータにより使用される前記オペレータ装置に対し、前記顧客装置の担当が割り当てられたことを通知する通知ステップと
    を実行し、
    前記割当ステップでは、前記数値情報の大きさを基に複数の前記オペレータを複数のグループに分け、前記数値情報が最も小さい前記グループに属する前記オペレータの中から、前記担当オペレータを割り当てる
    ことを特徴とするオペレータ割当方法。
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