JP7238406B2 - 通信装置、通信方法、プログラム - Google Patents

通信装置、通信方法、プログラム Download PDF

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Description

本技術は通信装置、通信方法、プログラムに関し、特に3以上の多数の機器間での通信における接続形態の処理に関する。
ブルートゥース(BLUETOOTH:登録商標)無線技術はP2P(Peer to Peer:ピア・トゥ・ピア)通信であり、あらかじめペアリングを行った機器間にて通信を行うことができる。
またブルートゥース通信はピコネット(piconet)という単位で行われる。ピコネットは1台のマスター機器と、最大同時7台までのスレーブ機器によって構成することができる。
下記特許文献1には定期的にマスター/スレーブ間の通信状況を監視し、必要に応じてマスター/スレーブを変更することが記載されている。
特許第4378888号公報
ところで、近距離に居る複数人のグループで通話可能な通信装置は有用である。例えばバイクやスキーなどに用いるヘルメットに装着したブルートゥース通信装置を用いれば、近くにいる仲間同士で通話を行うことができるようにすることができる。
この場合、例えば3人、4人等の複数人の仲間同士で、あらかじめ各自の通信装置を他のそれぞれの人の通信装置とペアリングしてグループ化しておけばよい。
このように3台以上の通信において、各機器(各機器のユーザ)が自由に移動することが可能な状況では、各機器の接続形態に依存して見かけ上の通信可能距離が決定される。このため例えば、ブルートゥース通信方式を用いたバイク用インカムでは、接続形態を考慮して使用することをユーザに強いている。
例えば、機器Aと機器Bと機器Cがあり機器Bがマスターで接続形態が機器A-機器B-機器Cの場合を想定する。この場合、先頭のユーザは機器Aを使用し、次のユーザは機器Bを使用し、最後尾のユーザは機器Cを使用することで、ユーザは最大の通信可能距離にて使用できる。
しかし、機器Bのユーザと機器Aのユーザが入れ替わり、機器B-機器A-機器Cの並びになると、先頭から最後尾までの通信距離は機器B-機器C間の通信距離になるため、通信距離は半分になる。
そのため最大の通信距離を保つためには、ユーザが接続形態を意識した並びにて機器を使用するか、またはユーザの並びが変わった場合は一旦切断を行い、ユーザの並びに応じて接続を行う必要がある。しかし、どちらにしてもユーザは無線の知識や複雑な操作が求められ、使用性は大きく低下してしまう。
なお上記特許文献1においては通信状況に応じてマスター/スレーブの交代を行うことが記載されているが、実用的なスレーブ-スレーブ間の通信状況の検出手法が開示されていないため、円滑にマスター/スレーブ交代ができないという問題が残されている。
そこで本技術は、例えば3台以上の機器間でユーザが互いの位置関係に関わらず、円滑かつ容易に望ましい接続形態が得られるようにすることを目的とする。
本技術に係る通信装置は、自己機器を含め無線通信を行うグループに設定された3以上の通信装置を示すグループリスト情報を取得するリスト情報処理部と、前記グループリスト情報に示された未接続の通信装置間で接続を確立させ、前記グループリスト情報に示された各通信装置間の通信安定度合いを示す値を取得し、各通信装置間の通信安定度合いを示す値を用いて新たな接続形態を判定する接続形態判定部と、グループに含まれる各通信装置の間で、前記接続形態判定部に判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う接続形態変更処理部と、を備え、前記接続形態判定部は、グループに設定された通信装置の間で、最も通信安定度合いが低い通信装置間を判定し、前記接続形態変更処理部は、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信の切断のための処理を行い、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信を切断した状態においてグループに設定された各通信装置の間での通信が可能となるように、マスター機器及びスレーブ機器の設定のための処理を行う
例えば3台の通信装置がグルーピングされて通信を行っている状況で、1台がマスター機器、2台がスレーブ機器とされてピコネットを形成していると仮定する。この場合に、常にその接続形態が最適に保たれる保証はない。そこで接続形態判定部は、例えば現在の接続形態が現状において最適かどうかを判定し、最適でなければより良い新たな接続形態を判定する。接続形態変更処理部は、より良いと判定された接続形態になるようにする処理を行う。例えばマスター機器を切り替える処理を行う。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記接続形態判定部は、ユーザ操作に基づいて、接続形態の判定のための処理を開始することが考えられる。
ユーザの操作に応じて、接続形態判定部が望ましい接続状態を判定し、接続形態変更処理部が、接続形態を変更する処理を行う。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記接続形態判定部は、各通信装置間の通信安定度合いを示す値として、グループリスト情報に示された各通信装置間の受信信号強度の値を取得することが考えられる。
即ち、3以上の各通信装置の総当たりの組み合わせにとして、各通信装置間の受信信号強度の値を確認する。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記接続形態判定部は、グループリスト情報に応じて選択した通信装置に受信信号強度の情報の要求を行い、要求先の通信装置にとっての他の通信装置との間の受信信号強度の情報を、該要求先の通信装置から受信することが考えられる。
即ち、グループ内の他の通信装置に、その通信装置から見ての各通信装置との間の受信信号強度の値を要求する。
上記した本技術に係る通信装置においては、音声入力部と、音声出力部と、音声信号についてのエンコード及びデコードを行うコーデック部を備え、通話音声の通信を行うことが考えられる。
即ち、会話音声等の通話に用いる通信装置とする。
本技術に係る通信方法は、自己機器を含め無線通信を行うグループに設定された3以上の通信装置を示すグループリスト情報を取得するリスト情報処理手順と、前記グループリスト情報に示された未接続の通信装置間で接続を確立させ、前記グループリスト情報に示された各通信装置間の通信安定度合いを示す値を取得し、各通信装置間の通信安定度合いを示す値を用いて新たな接続形態を判定する接続形態判定手順と、グループに含まれる各通信装置の間で、前記接続形態判定手順で判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う接続形態変更処理手順とを行い、前記接続形態判定手順では、グループに設定された通信装置の間で、最も通信安定度合いが低い通信装置間を判定し、前記接続形態変更処理手順では、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信の切断のための処理を行い、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信を切断した状態においてグループに設定された各通信装置の間での通信が可能となるように、マスター機器及びスレーブ機器の設定のための処理を行う通信装置の通信方法である。
本技術に係るプログラムは、上記リスト情報処理手順、上記接続形態判定手順、接続形態変更処理手順に相当するステップの処理を通信装置を制御する演算処理装置に実行させるプログラムである。
本技術によれば、現状の接続形態より通信状況を改善させる新たな接続形態に容易かつ円滑に変更されるという効果がある。特にグループリストを用いることで新たな接続形態の判定及び変更が円滑に実現される。これによりユーザの使用性を大幅に向上させることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の実施の形態の通信装置のブロック図である。 実施の形態の通信装置の制御部の機能構成の説明図である。 実施の形態の通信装置間の通信の説明図である。 実施の形態のグループリストの生成の説明図である。 実施の形態の接続形態最適化の説明図である。 実施の形態の接続形態最適化動作のフローチャートである。 実施の形態の接続形態最適化動作のフローチャートである。 実施の形態の通信装置の処理のフローチャートである。 実施の形態の接続形態最適化処理のフローチャートである。 実施の形態の接続形態最適化処理のフローチャートである。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.通信装置の構成>
<2.グルーピング及びグループリスト>
<3.接続形態最適化動作>
<4.通信装置の処理例>
<5.まとめ及び変形例>
<1.通信装置の構成>

実施の形態では、ブルートゥース通信機器としての通信装置1を例に挙げる。この通信装置1はユーザが装着又は所持した状態で、ペアリングした他の通信装置1との間で音声通信(通話)を行うことができる機器を想定する。
図1Aは実施の形態の通信装置1の構成を示している。
通信装置1は、SoC(System-on-a-chip)10、アンテナ11、スピーカー12、マイクロフォン13を備えている。
SoC10はブルートゥース通信制御を行うデバイスとして生成されたブルートゥースSoCである。
図1BはSoC10の内部構成例を示している。なお、ここではSoCを用いる例を示しているが、SoC形態に限らず、通信装置1は図1Bに示すようなブルートゥース通信制御を行うための構成を備えれば良い。
通信装置1は、制御部21、メモリ部22、無線通信部23、オーディオコーデック24、オーディオインターフェース25、入力アンプ26、出力アンプ27を備える。
制御部21はMCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等により構成され通信装置1の動作全般を制御する。
本実施の形態の場合、制御部21は動作プログラムにより図2に示す通信制御部21a、リスト情報処理部21b、ペアリング処理部21c、接続形態判定部21d、接続形態変更処理部21eとしての各機能を備えるものとされている。
通信制御部21aは、無線通信部23を介した他の通信装置1との音声通信動作全般を制御する機能として示している。
リスト情報処理部21bは、無線通信可能な機器であってかつ通信を行うグループに該当可能な機器と選定された機器を示したグループリストを生成又は取得する機能である。グループリストは、3台以上の通信装置1間でペアリングを行うグルーピング動作を効率的に実行するためのものである。このグループリストは、自己機器と、自己機器の近隣に存在する通信可能な機器のうちで、グループ通話のための接続対象機器として選定した機器をリスト化した情報である。
3台以上の通信装置1を互いにペアリングして音声通信可能なグループとするグルーピングを行う際において、ある通信装置1がマスター機器となる場合、その通信装置1はリスト情報処理部21bの機能によりグループリストを生成する処理を行う。
またスレーブ機器となった通信装置1の場合、その通信装置1はリスト情報処理部21bの機能により、他の通信装置1が送信してくるグループリストを受信して取得する処理を行う。
ペアリング処理部21cは、通常の1対1の機器間のペアリング処理を行う。またペアリング処理部21cは、3台以上の通信装置1をグループ通話可能とするために、それぞれの間をペアリングする処理も行う。この場合、グループリストを参照して自己機器とグループリストに示される各通信装置1との間でペアリング処理を行う。即ちペアリング処理部21cは、グループリストに挙げられた各通信装置1が全ての組み合わせでペアリングされるように複数の他の通信装置1との間でペアリング処理を行う。
接続形態判定部21dは、グループリストを参照し、グループリストに示された各通信装置1間の通信安定度合いを示す値を取得する処理や、各通信装置1間の通信安定度合いを示す値を用いて望ましい新たな接続形態を判定する処理を行う。
通信安定度合いを示す値とは例えばRSSI(受信信号強度:Received Signal Strength Indicator)の値である。
接続形態変更処理部21eは、グループに含まれる各通信装置1の間で、接続形態判定部21dに判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う機能である。例えば現在より安定した通信を実現する新たな接続形態が形成されるようにする。このために例えば所定の通信装置1間の切断制御やマスター/スレーブ設定などの処理を行う。
接続形態判定部21dと接続形態変更処理部21eは、後述する接続形態最適化を実行するための機能となる。
図1Bのメモリ部22はROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュROMなどを総括的に示している。
メモリ部22におけるROMやフラッシュROMには図2に示した各機能を実現するためのプログラムや各種処理に必要な定数等が記憶されている。
メモリ部22におけるRAMは、通信制御、ペアリング処理、グループリスト生成、接続形態最適化処理等の各種処理の演算領域として用いられたり、一時的なデータ記憶に用いられる。
ペアリング機器の情報やグループリストは、RAMやフラッシュROMに記憶される。
無線通信部23は、制御部21の制御に基づいてアンテナ11を介したブルートゥース通信方式による音声データ通信を行うユニットとして示している。
オーディオコーデック24は、音声データ通信のためのエンコード及びデコードを行う。即ちマイクロフォン13で得られた送話音声についての音声データのエンコードを行って無線通信部23に供給する。また無線通信部23で受信した音声データのデコードを行う。
マイクロフォン13によってはユーザの送話音声の集音が行われる。マイクロフォン13で集音されたアナログ音声信号は入力アンプ26に供給される。入力アンプ26では、AGC(Automatic Gain Control)処理、リミッタ処理、フィルタ処理、デジタル信号への変換処理(A/D変換)、イコライジング等が施され、送話音声のデジタルデータとしてオーディオインターフェース25に供給され、オーディオコーデック24に転送される。そしてエンコード処理されて無線通信部23から送信される。
無線通信部23で受信されオーディオコーデック24でデコードされた受話音声の音声データはオーディオインターフェース25を介して出力アンプ27に供給される。出力アンプ27ではイコライジング、アナログ信号への変換処理(D/A変換)、レベル調整、パワーアンプ増幅等をおこなった音声信号をスピーカー12に供給し、スピーカー12からの音声出力を実行させる。
このような構成の通信装置1として、図3Aには3台の通信装置1A、1B、1Cを示している。
この通信装置1A、1B、1Cがブルートゥース無線方式で接続されていることで、ユーザ同士が遠く離れていても無線が届く範囲であれば、お互いに音声による会話が可能であり、さらに全ユーザにて会話をすることも可能である。
図3Bは通信装置1A、1B、1Cの間で、通信可能距離を最も長くできる状態を示している。なお、二重丸で示した通信装置1Bがマスター機器、一重丸で示した通信装置1A、1Cがスレーブ機器としてピコネットが形成されている状態としている。
エリアRRA,RRB,RRCはそれぞれ通信装置1A、1B、1Cからの電波が届く範囲としている。マスター機器である通信装置1Bを中心に、エリアRRB内でスレーブ機器が一直線上に並ぶことで、通信装置1A、1C間の通信可能距離は最大となる。
ただし、通信装置1A、1B、1Cを所持する各ユーザの位置関係は変化するため、常にこのように最大の通信可能距離がとれるわけではない。
<2.グルーピング及びグループリスト>

ここで通信装置1A、1B、1Cの3台でグループ通話を行うためのグルーピングについて説明しておく。
ブルートゥース無線技術を用いて音声通信を行うためには、予め各通信装置1A、1B、1C間のペアリングを行う必要がある。
例えばこのような各通信装置1A、1B、1C間のペアリングを容易に可能とするために、グループリストを作成し、グループリストを用いてペアリングを自動的に行っていくことが考えられる。
図4Aは、通信装置1Aを中心に、近隣に存在するブルートゥース通信可能な機器を示している。なお、円形の範囲RRAが、通信装置1Aから送信されるIDパケットが届く範囲であるとする。
ここでは通信装置1E、1F、1Gも、同様の通信装置1であるとするが、比較的離れた位置に存在するものとしている。
機器X1,X2もブルートゥース通信可能な機器であるが、通信装置1との間での音声通話用途の機器ではないとする。例えば音楽プレーヤ、ゲーム機器等の機器であるとする。この機器X1,X2は通信装置1Aと通信可能な位置に存在している。
ここで通信装置1A、1B、1Cを所持する3人がグループ内で無線通話を行いたい状況を想定する。
通信装置1E、1F、1Gはそれぞれ無関係の他人が所持する通信装置1であるとする。
いま通信装置1Aがマスターとなってグルーピングを行う場合、ブルートゥース通信可能な機器を探索することで、通信装置1A、1B、1C、機器X1,X2が検出される。
通信装置1Aは、この通信可能として検出された機器のうちでグループとなる機器を選定する。
この場合に、検出された各機器の機器種別情報を確認することで、機器X1,X2を接続対象機器から外すことができる。
また通信装置1Gは検出された場合でも受信信号強度が極めて弱い。これに応じて通信装置1Gの選択の優先度を下げることで接続対象機器から外すことが可能である。またグループは3台と設定することで、台数制限により通信装置1Gを接続対象機器から外すこともできる。
このように通信装置1Aは、グループ内の機器を選定し、そのグループに属することになる各機器をリスト化したグループリストを生成する。
グループリストの例を図4Bに示す。
グループリストの1行目には自己機器(通信装置1A)を記述する。
2行目以降は、グループ内の機器と選定された通信装置1B、通信装置1Cが記述される。各通信装置1A、1B、1Cは、BD_ADDR(ブルートゥースデバイスアドレス:Bluetooth Device Address)により示される。
このようにグループリストは、グループ内の全機器を示すものとしてグルーピングの際に生成される。
このグループリストを使用すると、グループ内の各機器間のペアリングが自動的に効率よく実行できる。
例えば通信装置1Aが、グループリストに沿って通信装置1Bとの間でペアリングを行うとともに、通信装置1Bにグループリストを送信する。通信装置1Aが、グループリストに沿って通信装置1Cとの間でペアリングを行うとともに、通信装置1Cにグループリストを送信する。
これにより通信装置1A-1B間、通信装置1A-1C間のペアリングができたことになる。続いて通信装置1Aは通信装置1Bにグループリストに従ったペアリングの実行を指示する。通信装置1Bは、グループリスト内でまだペアリングしていない機器を探し、該当する通信装置1Cとの間でペアリングを行う。これにより全機器がそれぞれ総当たりでペアリングできたことになる。
また各通信装置1A、1B、1Cは、それぞれグループリストを所持している状態となる。
<3.接続形態最適化動作>

グルーピングされて通話が可能な状態となった後は、常に良好な通話が可能な訳ではない。各ユーザの位置関係に依存して通話品質が変化し、また通話可能距離も変化するためである。つまり、一旦設定された通信装置1A、1B、1Cの接続形態が常時最適なものとは限らない。そこで本実施の形態では、状況に応じて望ましい接続形態が形成されるようにする接続形態変更処理が行われるようにする。
図5で概要を説明する。通信装置1A、1B、1Cは1つのグループとして各機器間がペアリングされており、各通信装置1A、1B、1Cはそれぞれ、図4Bのようなグループリストを保持しているとする。
図5Aは3台の通信装置1A,1B,1Cが接続済でピコネットを形成し、通信装置1Cがマスター機器であり、通信装置1A、1Bはスレーブ機器であるとする。通信装置1A-1C間、通信装置1B-1C間が接続済の状態である。
ところが、この位置関係は、通信装置1A、1B、1Cがお互いに遠ざかる方向に移動することを想定した場合、より良い接続形態が考えられる状況である。場合によっては通信装置1B-1C間が離れすぎて、通信装置1A又は1Cにとっては、通信装置1Bとの通話にノイズが多くなったり、途切れがちになる場合もある。
例えばこのような場合に、接続形態最適化を行うとすると、まず各通信装置1間のRSSI値が収集される。
スレーブ間である通信装置1A-1B間は接続されていないため、まずRSSI値を取得するために通信装置1A-1B間を接続する(図5B)。なお通信装置1A-1C間、通信装置1B-1C間は接続済であるので、RSSI値を検出することができる。
次に各通信装置1間のRSSI値を取得する(図5C)。つまり、通信装置1A-1B間の受信信号強度としてのRSSI(AB)値、通信装置1A-1C間の受信信号強度としてのRSSI(AC)値、通信装置1B-1C間の受信信号強度としてのRSSI(BC)値をそれぞれ取得する。
ここでRSSI(AC)>RSSI(AB)>RSSI(BC)であったとする。つまり通信装置1B-1C間のRSSI(BC)値が最も低い。
RSSI値が低い接続は通話品質や通話可能距離に余裕が少ない接続である。そこで、RSSI値が最も低い接続、つまり通信装置1B-1C間を切断する(図5D)。
そして各通信装置1間のロール(Role)を調整しピコネットを形成する(図5E)。この場合、通信装置1Aがマスター機器となり、通信装置1B、1Cがスレーブ機器となる新たな接続形態が形成される。
なお、以上の接続形態最適化動作を実現するためには、各通信装置1A、1B、1Cはネットワークを構成する全通信装置とペアリング済みで且つグルーピング済みであることが必要である。よって、各通信装置1A、1B、1Cは図4Bに示すグループリストを内部に記憶していることを前提としている。
具体的な接続形態最適化動作例を図6,図7で説明する。各図は図5の通信装置1A、1B、1Cを想定し、それぞれの通信装置1(1A、1B、1C)の制御部21の制御処理の流れを示している。通信装置1A,1B,1Cの位置関係は図5に対応している。
この図6,図7は、スレーブ機器であった通信装置1Aのユーザが接続形態最適化を開始させる操作を行った場合を例としてのフローチャートである。
なお図6の「A1」「B1」「C1」は図7の同記号に進むことを表す。
まず、通信装置1Aのユーザが通信装置1Aにおいて接続形態最適化の操作を行う。通信装置1AはステップS1001で、当該ユーザ操作を検出する。
通信装置1AはステップS1002で、自機と未接続の通信装置1をグループリストから抽出する処理を行う。グループリストには通信装置1A、通信装置1B、通信装置1Cが順に記載されており、通信装置1Aは通信装置1Cと接続済であるが、通信装置1Bとは未接続である。
次に通信装置1AはステップS1003で通信装置1Bに接続要求を送信し、通信装置1Bとの接続を試みる。
通信装置1BはステップS1103で通信装置1Aからの接続要求を受信する。
そして通信装置1AはステップS1004で通信装置1Bとの接続確立処理を行い、通信装置1BはステップS1104で通信装置1Aとの接続確立処理を行う。
この場合、グループリスト上で未接続な機器間は通信装置1A-1B間のみであったため、以上の処理でグループ内の各通信装置1A、1B、1C間の全接続が確立する。
次に各通信装置1間のRSSI値を取得するため、通信装置1AはステップS1005でグループリスト順に従い、通信装置1BにRSSI要求を実行する。
通信装置1BはステップS1105で通信装置1AからのRSSI要求を受信する。
通信装置1BはステップS1106で、通信装置1AにRSSI値(1A-1B間、1B-1C間)と接続機器数“2”を送信する。
通信装置1AはステップS1006で、通信装置1BからのRSSI値(1A-1B間、1B-1C間)と接続機器数“2”を受信する。これにより通信装置1Aは通信装置1A-1B間のRSSI値と、通信装置1B-1C間のRSSI値を取得できる。
また通信装置1Aに通信装置1Bの接続機器数を送信することにより、通信装置1Aは通信装置1Bと通信装置1C間の接続の有無が判断できる。この例では、通信装置1Bは通信装置1Aと通信装置1Cの2台と接続されているため、機器数は“2”となる。そのため、RSSI値も2つとなる。
次に通信装置1AはステップS1007で、グループリストに従い、次の順番である通信装置1CにRSSI要求を送信する。
通信装置1CはステップS1207で、通信装置1AからのRSSI要求を受信する。
通信装置1CはステップS1208で、通信装置1AにRSSI値(1B-1C間、1C-1A間)と接続機器数“2”を送信する。
通信装置1AはステップS1008で、通信装置1CからRSSI値(1B-1C間、1C-1A間)と接続機器数“2”を受信する。これにより通信装置1Aは通信装置1B-1C間のRSSI値と通信装置1C-1A間のRSSI値を取得できる。
また通信装置1Aに通信装置1Cの接続機器数を送信することにより、通信装置1Aは通信装置1Cと通信装置1B間の接続の有無が判断できる。この例では、通信装置1Cは通信装置1Aと通信装置1Bの2台と接続されているため、機器数は“2”となる。そのため、RSSI値も2つとなる。
ここまでの処理で通信装置1Aは全て各機器間のRSSI値を収集できたことになる。そこでステップS1009で、収集したRSSI値においてもっともRSSI値が低い接続を判定する。例えば通信装置1B-1C間のRSSI値が最も低いと判定する。
そして、通信装置1AはステップS1010で、グループリスト順に従い、上位である通信装置1Bに、通信装置1B-1C間の切断指示を送信する。
通信装置1BはステップS1110で、通信装置1Aからの、通信装置1B-1C間の切断指示を受信する。
通信装置1BはステップS1111で、通信装置1Cに切断要求を送信する。
通信装置1CはステップS1211で、通信装置1Bから切断要求を受信する。
そして通信装置1Bは、図7のステップS1112で通信装置1Cとの切断処理を行い、通信装置1CはステップS1212で通信装置1Bと切断処理を行う。
切断が完了後、通信装置1Bは通信装置1Aの切断指示に応じて切断処理を実行しているため、ステップS1113で通信装置1Aに切断完了を通知する。
通信装置1AはステップS1013で通信装置1Bから切断完了を受信することで通信装置1B-1C間の切断を確認する。
なお、切断対象となる通信装置1間の接続に通信装置1Aが含まれている場合は通信装置1A自身が、相手先に切断要求を行い切断処理を実行することになる。
次に安定した通信を行うためにピコネットを形成する処理を行う。この時点では通信装置1Aは通信装置1Bと通信装置1Cの2台の機器と接続しているため、通信装置1Aをマスター機器にする必要がある。
そこで、通信装置1AはステップS1014で、通信装置1Bに対して自身がマスターとなることを要求する(ロールスイッチ要求)。
通信装置1BはステップS1114で、通信装置1Aによるマスター要求を受信する。
通信装置1BはステップS1115で、通信装置1Aに要求受入応答を実行する。
通信装置1AはステップS1015で、通信装置1Bから要求受入を受信することで、通信装置1Aは通信装置1Bに対してマスターとなる。
同様に通信装置1AはステップS1016で、通信装置1Cに対して自身がマスターとなることを要求する(ロールスイッチ要求)。
通信装置1CはステップS1216で、通信装置1Aによるマスター要求を受信する。
通信装置1CはステップS1217で、通信装置1Aに要求受入応答を実行する。
通信装置1AはステップS1017で、通信装置1Cから要求受入を受信することで、通信装置1Aは通信装置1Cに対してもマスターとなり、以上でピコネットが形成でき、接続形態最適化が終了する。
なお、以上の例で通信装置1Aと通信装置1B間、つまりスレーブ間の接続が失敗した場合はRSSI値を-∞とし、また物理的に接続が確立出来ないため、接続形態は現状のままとして処理を完了する。
以上の接続形態最適化動作により例えば3台の機器が接続された状態にて、電波状況を考慮した最適な接続形態を形成することが可能である。
また3台の通信装置1A、1B、1Cはグループリストに登録され、各通信装置1A、1B、1Cはグループリストを取得しているため、グループリストに従い、各機器間にて接続を試みることが可能である。
未接続の機器間についても、グループリストにより判定して、接続することが可能である。
そして接続確立した状態にて各機器間の受信信号強度(RSSI値)を取得することが可能である。
取得されたRSSI値を比較し、RSSI値が高い機器間の接続を用いるように新たな接続形態を形成することで望ましい接続形態が得られる。
このためにはRSSI値が低い機器間の接続を切断したうえで、各機器のマスター/スレーブを制御し、ピコネットを形成する。
なお、通信装置1A、1B、1Cの3台の機器は全てが未接続状態であっても、グループリストに従い各機器間の接続を行い、接続形態最適化動作を実行することで、最適な接続形態を形成することが可能である。
また通信装置1A、1B、1Cの3台の機器の内2台が接続されており他1台が未接続であっても、グループリストに従い各機器間の接続を行い、接続形態最適化動作を行うことで最適な接続形態を形成することが可能である。
<4.通信装置の処理例>

以上のような接続形態最適化動作を可能とする通信装置1としての処理アルゴリズム、即ち主に接続形態判定部21d、接続形態変更処理部21eとしての処理アルゴリズムを説明する。以下は制御部21においてプログラムに基づいて行われる処理例である。以下の処理により、各通信装置1は図6,図7の通信装置1A、1B又は1Cとしての処理を行うことができる。なお、通信装置1は、上記のとおり通信装置1A、1B、1Cの3台がグループ化されることを想定している。
図8は制御部21の通常時のループ処理を示している。制御部21はステップS101~S109の監視・検出のループを繰り返している。
ステップS101で制御部21は、ユーザによる接続形態最適化を指示する操作が行われたか否かを監視している。当該操作を検知した場合、制御部21はステップS110で接続形態最適化処理を実行する。上述の通信装置1Aの動作のための処理である。この接続形態最適化処理については図9,図10で後述する。
図8のステップS102で制御部21は、他の通信装置1から接続要求を受信したか否かを判断する。他の通信装置1から接続要求を受信した場合、制御部21はステップS120に進み、要求元の通信装置1との間の接続確立を行う。これは例えば図6の通信装置1BのステップS1103、S1104の処理となる。
図8のステップS103で制御部21は、他の通信装置1からRSSI要求を受信したか否かを判断する。他の通信装置1からRSSI要求を受信した場合、制御部21はステップS130に進み、接続機器との間のRSSI値と接続機器数の情報を生成し、要求元の通信装置1に送信する処理を行う。これは例えば図6の通信装置1BのステップS1105、S1106や、通信装置1CのステップS1207、S1208の処理となる。
図8のステップS104で制御部21は、他の通信装置1からリング接続指示を受信したか否かを確認する。リング接続指示とは、通信装置1A、1B、1Cの各通信装置1間が接続された状態とする指示である。
図6,図7で述べた例は、通信装置1Aが接続形態最適化処理を開始した場合であるが、通信装置1Cが接続形態最適化処理を開始する場合もある。通信装置1Cのユーザが接続形態最適化を指示する操作を行った場合である。
図6,図7で述べた例の場合、接続形態最適化処理の開始前のピコネットにおいて通信装置1Aは通信装置1Bと接続されていないが、この場合、自己が通信装置1Bに接続要求を行えばリング接続状態が得られる。しかし通信装置1Cが接続形態最適化処理を開始した場合、リング接続状態とするには、通信装置1Cは通信装置1A又は1Bのいずれかに、その間の接続を実行させる必要がある。このような場合、通信装置1Cはリング接続指示を送信することになる。
制御部21(例えば通信装置1A又は1Bのうち、グループリストで上位の方の制御部21)は、リング接続指示を受信した場合、ステップS140で、グループリストで下位の通信装置1に対してリング接続要求を送信する。そしてステップS141で接続確立を確認し、ステップS142で接続確立通知を、リング接続指示の送信元の通信装置(例えば通信装置1C)に送信する。このとき同時に、接続確立した通信装置1間のRSSI値と接続機器数も送信する。
図8のステップS105で制御部21は、他の通信装置1からのリング接続要求を受信したか否かを確認する。リング接続要求の受信に応じて制御部21はステップS150で要求元の通信装置1との間の接続確立を行う。
ステップS106で制御部21は、他の通信装置1からの切断要求を受信したか否かを確認する。切断要求の受信に応じて制御部21はステップS160で要求元の通信装置1との間の接続の切断を行う。これは例えば図6,図7の通信装置1CのステップS1211,S1212の処理となる。
図8のステップS107で制御部21は、他の通信装置1からの切断指示を受信したか否かを確認する。切断指示とは、指示元の通信装置1が、他の通信装置1間の切断を指示することである。例えば図6のステップS1010で通信装置1Aが通信装置1Bに送信する切断指示である。従ってこのステップS107は、例えば通信装置1Bの制御部21が検知するような例となる。
切断指示の受信に応じて制御部21はステップS170で、グループリストで下位の通信装置1に対して切断要求を送信する。そしてステップS171で切断処理を行い、切断完了に応じて制御部21はステップS172で、切断指示元の通信装置1に対して切断完了通知を送信する。
図8のステップS108で制御部21は、他の通信装置1からロールスイッチ(Role Switch)要求、即ちマスター/スレーブの役割交代の要求の受信を確認する。
ロールスイッチ要求があった場合、制御部21はステップS180でアクセプテッド(要求受入)の応答を行う。これは例えば図7の通信装置1BのステップS1114,S1115や通信装置1CのステップS1216,S1217の処理となる。
図8のステップS109で制御部21は、他の通信装置1からマスター許可を受信したか否かを確認する。例えば図6,図7の例では通信装置1Aが接続形態最適化後のマスター機器となった場合を示したが、通信装置1Aが、通信装置1B又は1Cをマスター機器にすべきと判断することもある。その場合通信装置1Aは通信装置1B又は1Cをマスター許可を送信する。その場合、通信装置1B又は1Cの制御部21はステップS109でマスター許可の受信を確認することになる。
マスター許可を受信した場合、制御部21はステップS190で、2台の機器と接続しているか否かを確認する。最もRSSI値の低い通信装置1間は既に切断されているため(図6のS1010参照)、マスター機器となる通信装置1は2台と接続されている。従って2台と接続されていない場合は、特にマスター許可に対応しない。2台と接続されている場合は、制御部21はステップS191で、現状でピコネットのマスター機器となっているか否かを判断する。既に現状でマスター機器になっていれば、特に対応は必要ない。もしマスター機器になっていなければ、制御部21はステップS192でロールスイッチ要求を他の通信装置1に送信し、自己がマスター機器となるようにする。
通信装置1(1A、1B、1C)は以上の図8の処理を行う。
そして接続形態最適化処理を開始した通信装置1は、ステップS110で図9,図10に示す処理を行う。なお、図9,図10は連続する処理として示している。
図9、図10の接続形態最適化処理として制御部21は、ステップS201,S202,S203,S204,S205,S206のチェックループの処理を繰り返す。
図9のステップS201で制御部21は接続形態最適化状態であるか否かを確認する。接続形態最適化状態であればステップS201からS210に進む。上記のように図8のステップS101で検出した操作に応じてステップS110で接続形態最適化状態に遷移した制御部21はこれに該当することになる。ステップS210で制御部21は、自機と未接続の通信装置1が存在するか否かを確認する。未接続の通信装置1がある場合、制御部21はステップS212で接続処理状態に遷移する。
未接続の通信装置1がなければ、制御部21はステップS211でRSSI及び接続台数取得状態に遷移する。
ステップS202で制御部21は接続処理状態であるか否かを確認する。上記ステップS212で接続処理状態となった制御部21はステップS202からS220に進み、グループリストに示された通信装置1のうちで未接続の通信装置1に対して接続要求を行う。
接続要求に対しては、ステップS221で接続確立できる場合もあれば失敗する場合もある。例えば接続要求先の通信装置1との距離が離れてしまったような場合、接続できない。このため、接続要求により他の各通信装置1間と接続できた状態となることもあれば、一部としか接続確立できない場合、あるいは全く他の通信装置1と接続できない場合もある。これら接続の成功/失敗に応じて次のフェーズに遷移する。
ステップS222で制御部21は、1台以上の通信装置1と接続状態となっているか否かで処理を分岐する。
通信装置1が1台も接続されていない場合、制御部21はステップS223で待ち受け状態に遷移し、図9,図10の処理を終える(図8に戻る)。
1台以上の通信装置1と接続されている場合、制御部21はステップS224でRSSI及び接続台数取得状態に遷移する。
ステップS203で制御部21はRSSI及び接続台数取得状態であるか否かを確認する。上記ステップS211又はS224でRSSI及び接続台数取得状態になっていた場合、制御部21はステップS203からS230に進む。
ステップS230で制御部21は接続中の通信装置1に対してRSSI要求を送信する。これに応じて要求先の通信装置1は図8のステップS103,S130でRSSI値及び接続機器台数の情報を送信する。
従って制御部21はステップS231で、RSSI要求に応じて要求先の通信装置1から送信されてくるRSSI値及び接続機器台数の情報を受信する。
ステップS232で制御部21は、自機が2台の通信装置1と接続状態であるか否かを判断する。
自機が2台の通信装置1とは接続状態ではない場合、制御部21はステップS233で他の2台の通信装置1間が接続状態であるか否かを判断する。
他の2台の通信装置1間が接続状態でなければ、制御部21はステップS234でリング接続処理状態へ遷移する。
他の2台の通信装置1間が接続状態であれば、制御部21はステップS235でロール最適化処理状態へ遷移する。
自機が2台の通信装置1と接続状態である場合、制御部21はステップS236で他の2台の通信装置1間が接続状態であるか否かを判断する。
他の2台の通信装置1間が接続状態でなければ、制御部21はステップS237でリング接続処理状態へ遷移する。
他の2台の通信装置1間が接続状態であれば、制御部21はステップS238で切断処理状態へ遷移する。
図10のステップS204で制御部21はリング接続処理状態であるか否かを確認する。上記ステップS234又はS237でリング接続処理状態になっていた場合、制御部21はステップS204からS240に進む。
ステップS240で制御部21はグループリストの上位の接続中の通信装置1にさらに他方の通信装置1との間の接続、つまりリング接続指示を送信する。これはリング接続処理状態になった通信装置1からみて、他の2つの通信装置1間が接続されていないため、グループリストで上位側の通信装置1に他方の通信装置1との接続を指示するものである。
制御部21はステップS241で、リング接続指示に対応して、指示先の通信装置1から送信されてくる接続完了の通知を受信する。このとき指示先の通信装置1からは、さらに他方の通信装置1との間のRSSI値と接続台数も送信されてくるため、それを取得する。指示先の通信装置1が図8のステップS140、S141,S142の処理を行うためである。
ステップS242で制御部21は、切断処理状態へ遷移する。
ステップS205で制御部21は切断処理状態であるか否かを確認する。上記ステップS242で切断処理状態になっていた場合、制御部21はステップS205からS250に進む。
ステップS250で制御部21は、それまでに取得した各通信装置1間のRSSI値と各通信装置の接続台数から、最もRSSI値が低い接続を抽出する。
ステップS251では、抽出した最もRSSI値が低い接続が、自機と他の通信装置1の接続であるか否かで処理を分岐する。
自機と他の通信装置1の接続である場合、制御部21はステップS255に進み、接続先の通信装置1に対して切断要求を送信する。
そして制御部21はステップS256で切断処理を行う。切断要求の送信先の通信装置1は図8のステップS160で切断処理を行うことになる。これにより通信が切断される。
制御部21は、ステップS257でロール最適化状態へ遷移する。
抽出した最もRSSI値が低い接続が、自機からみて他の通信装置1間の接続である場合は、制御部21はステップS252に進み、他の通信装置1に切断指示を送信する。このとき制御部21は、切断させる他の2つの通信装置1のうちでグループリストの上位の通信装置1に対して、切断指示を送信する。
これに対して送信先の通信装置1は図8のステップS107,S170,S171,S172の処理を行うことになる。従って送信先から切断完了通知が送信されてくる。
制御部21はステップS253で指示先の通信装置1からの切断完了通知を受信することで切断完了を確認し、ステップS254でロール最適化状態へ遷移する。
ステップS206で制御部21はロール最適化状態であるか否かを確認する。上記ステップS254又はS257でロール最適化状態になっていた場合、制御部21はステップS206からS260に進む。
ステップS260で制御部21は、自機は2台の通信装置1と接続状態であるか否かを確認する。上記の切断処理で切断した通信装置1間がいずれであるかにより、自機は2台の通信装置1と接続状態になっているか、或いは1台の通信装置1のみ接続されているか異なることになる。
自機が2台の通信装置1と接続状態である場合は、自機がマスター機器となる場合となる。そこで制御部21はステップS264に進み、現状で、自機は各通信装置1のそれぞれに対してマスター機器となっているか否かを確認する。自機が他の各通信装置1のマスター機器となっていれば、すでに最適なピコネットとなっていることになるため、そのまま接続形態最適化処理を終え、図8のループ処理に戻る。
自機が他の各通信装置1のマスター機器となっていなければ、制御部21はステップS264からS265に進み、他の通信装置1に対して、自機がマスターとなるべくマスター要求(ロールスイッチ要求)を送信する。要求先の通信装置1はこれに応じて図8のステップS108,S180の処理を行い、要求受入応答を返信する。
制御部21はステップS266でマスター(ロールスイッチ)要求の受入応答を受信し、自機がマスター機器となる。以上で自機がマスター機器となって最適なピコネットが形成されたことになるため、接続形態最適化処理を終え、図8のループ処理に戻る。
ステップS260で自機が2台の通信装置1と接続されていないと判断した場合は、制御部21はステップS261に進み、自機と接続された他の通信装置1にマスター許可を送信する。マスター許可が送信された通信装置1は図8のステップS109~S192の処理を行うことになる。
具体的には、マスター許可が送信された通信装置1のうち、1台としか接続されていない通信装置1は、ステップS190→NOとなるため、特に通信を返してこないが、2台と接続されている通信装置1は、ステップS190→S191と進み、すでにマスター機器になっていなければステップS192でマスター要求を送信する。
そのため制御部21はステップS262でマスター要求を受信することになる。制御部21はステップS263でマスター要求に対して送信元の通信装置1に受入応答を送信する。これによってマスター要求の送信元の通信装置1がマスター機器となって最適なピコネットが形成されたことになるため、接続形態最適化処理を終え、図8のループ処理に戻る。
各通信装置1が以上の図8、図9、図10の処理を実行可能とされていることで、各通信装置1は、図6、図7の通信装置1A、1B、1Cのいずれかのような挙動を行うことになり、自動的な接続形態最適化が実行される。
<5.まとめ及び変形例>

以上の実施の形態の通信装置1は、自己機器を含め無線通信を行うグループに設定された3以上の通信装置1を示すグループリストを参照し、グループリストに示された各通信装置1間の通信安定度合いを示す値(RSSI値)を取得し、各通信装置1間の通信安定度合いを示す値を用いて新たな接続形態を判定する接続形態判定部21dと、グループに含まれる各通信装置1の間で、接続形態判定部21dに判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う接続形態変更処理部21eとを備えている。
例えば3台の通信装置がグルーピングされて通信を行っている状況で、1台がマスター機器、2台がスレーブ機器とされてピコネットを形成している場合、常にその接続形態が最適に保たれる保証はない。そこで接続形態判定部21dは、例えば現在の接続形態が現状において最適かどうかを判定し、最適でなければより良い新たな接続形態を判定する。つまり最もRSSI値が低い通信装置1間を避けてピコネットが再形成されるべく判定を行う(S240~S242、S250)。接続形態変更処理部21eは、より良いと判定された接続形態になるようにする処理を行う。即ち最もRSSI値の低い接続を切断し、必要に応じてロールスイッチを行う(S251~S257、S206、S260~S266)。
このような接続形態判定部21dと接続形態変更処理部21eの機能により、接続形態最適化が開始されると、現状の接続形態の良否を判定し、最適でなければより良い新たな接続形態に変更される。つまり、現状に適応してより良い接続形態に自動的に変更される。従って良好な通信状態が容易に実現される。
特に実施の形態のようにグループリストを用いることで、円滑な接続形態最適化が実現される。
もしグループリストを用いない場合でも、例えば未接続のスレーブ機器-スレーブ機器間のRSSIは、問い合わせ(Inquiry)の応答にて取得することは可能ではある。即ち問い合わせ(Inquiry)で周辺にあるデバイスの一覧を得、その中でグループ内の通信装置を判定することでスレーブ間でのRSSIを得ることができ、そのRSSIを接続形態最適化を開始した通信装置1Aが取得するようする。しかしこの処理は通常数十秒程度時間を要し、さらに取得中は通信もできないため実用に適さない場合が多い。
本実施の形態の場合、グループリスト情報によりグループ内の各通信装置のアドレスが既知であることで、周辺のブルートゥース機器の探索のための問い合わせ(Inquiry)は不要であり、ごく短時間で未接続機器間のRSSIを取得することができる。このため接続形態最適化はユーザに時間的なストレスをかけずに完了できる。換言すれば、ユーザはあまり意識しなくて良い。
そして以上の接続形態最適化により、例えば通話品質が低下したような場合に、通話が良好な状態(例えばノイズの少ない状態)に回復できる。換言すればグループ間の通話を良い状態に維持できる。
ユーザにとっては、グループメンバーの位置関係や順序に応じたペアリングや接続操作が不要となる。
また、各ユーザがグループメンバー内で位置関係や順序を変更したい場合でも、ペアリングや切断/再接続処理などの複雑な操作が不要となる。
また以上の接続形態の最適化機能により、各ユーザは、接続形態を意識せずに自由に動くことができ、通話のためにストレスを感じてしまうということが解消できる。
また、電波が届かない状況が発生し例えば3台の内1台が接続できないような状況になった場合などでも、実施の形態の接続形態最適化機能により、残り2台の接続が可能となる。例えばマスター機器が物理的に遠くに離れると3台は未接続となってしまうが、残り2台での接続状態に容易に移行できるためである。
また、例えば3台の内1台が未接続で残り2台が接続されている状況において、未接続の1台が接近した場合、接続形態最適化を行って接続を行うことができる。例えばその接近してきたユーザの通信装置1が接続形態最適化処理を開始することで、3台が通話可能な状態にできる。或いは、接続されていた2台のいずれかの通信装置1で接続形態最適化処理を開始することによっても接続形態が最適化された3台の接続が可能である。これらにより、つまりグループメンバーの位置状況に応じて、接続形態を柔軟に変更していきながら通話を可能とすることができる。
これらのことからユーザにとってグループ通話のために非常に使用勝手のよい通信装置1を提供できる。
実施の形態では、ユーザ操作に基づいて、接続形態の判定のための処理を開始する例を述べた(図6のS1001、図8のS101参照)。即ちユーザの操作に応じて、接続形態判定部21dが望ましい接続状態を判定し、接続形態変更処理部21eが、接続形態を変更する処理を行う。
ユーザの操作に応じて接続形態の最適化を行うことで、通信装置1は、接続形態最適化が必要かどうかを常時チェックしていなくてよい。これにより通信装置1の処理負担を削減できる。
また接続状態判定のための処理、例えばRSSI値の取得等を常時行わないことで消費電力の削減にも有効である。
使用上は、通話音声品質の低下等に気づいたユーザが接続形態最適化の開始を指示する操作を行えばよく、面倒な操作をユーザに負担させるものともならない。ユーザにとっては、ノイズが多かったり聞き取りにくいときに当該操作をすればよく、普段は位置関係等を気にしなくて良い。
なお実施の形態では、ユーザ操作に基づいて接続形態最適化の処理が開始されるようにしたが、接続形態最適化を自動的に開始することも可能である。
例えば通信環境がかなり低下した通信装置1間が生じたことを検出し、その場合に接続形態最適化処理を自動的に開始するようにする。通信環境の低下は、例えばパケットエラーレートを監視することなどが考えられる。例えば通信装置1Cは、自己機器で検出される他の通信装置1Bからの通信パケットのエラーレートが設定した閾値を超えたことを検出した場合、接続形態最適化が必要と判断して、その通信装置1Cが接続形態最適化処理を開始するようにすることが考えられる。
実施の形態では、各通信装置1間の通信安定度合いを示す値として、グループリストに示された各通信装置1間の受信信号強度(RSSI)の値を取得するものとした。
即ち、3以上の各通信装置1の総当たりの組み合わせにとして、各通信装置1間のRSSI値を確認する。
各通信装置1間のRSSI値を取得することで、グループ内の各通信装置1間の通信状況を判定できる。そして各RSSI値により、安定した通信を行うための望ましい接続形態が判定できる。
なお、上記のようにユーザ操作に応じた接続形態の判定のための処理としてRSSI値を取得するようにする場合、接続形態を最適化する時のみRSSI値のモニターを行うため、消費電力を抑えることができる。
また、各通信装置1間の通信安定度合いを示す値としては、RSSI値に限定されない。例えば各通信装置1間で検出されるパケットエラーレートやビットエラーレートなど、他の情報を用いてもよい。
実施の形態では、グループリストに応じて選択した通信装置1に受信信号強度の情報(RSSI値)の要求を行い、要求先の通信装置1にとっての他の通信装置1との間の受信信号強度の情報(RSSI値)を、該要求先の通信装置1から受信する場合について述べた(S230,S231)。
即ち、グループ内の他の通信装置1に、当該他の通信装置1から見ての各通信装置1との間のRSSI値を要求する。
これにより、要求先の通信装置1から見て他の通信装置1の間のRSSI値や、自己機器との間のRSSI値を取得できる。この処理を行うことで、グループ内の各通信装置1の全ての組み合わせの間のRSSI値を確認できる。
特にグループリストに応じて要求先の通信装置1を選択することで、グループ内の各通信装置1間の通信状況を効率よく把握できる。
実施の形態では、グループリストに応じて未接続の通信装置1を選択した場合、選択した通信装置1との間の通信の接続のための処理を行う場合を述べた(S220~S224)。即ち、グループ内の未接続の他の通信装置1にRSSI値を要求する際に接続する。
これにより、未接続の要求先の通信装置1からもRSSI値を取得できるようにする。グループリストを用いることにより、未接続の通信装置1もグループ内の機器と把握して処理を行うことができる。
実施の形態では、グループに設定された通信装置1の間で、最も通信安定度合いが低い通信装置1間を判定し、最も通信安定度合いが低い通信装置1間の通信の切断のための処理を行うようにした(S250~S257)。
即ち望ましい接続形態を実現するために、グループ内の各通信装置1の組み合わせで、通信安定度合いが最も低下している通信装置1間の接続を切り離す。これにより、通信安定度合いが比較的高い通信装置1間を維持した望ましい接続形態を実現することができる。
実施の形態では、最も通信安定度合いが低い通信装置1間の通信を切断した状態においてグループに設定された各通信装置1の間での通信が可能となるように、マスター機器及びスレーブ機器の設定のための処理を行うようにした(S260~S266)。
即ち通信品質が低いある通信装置1間が切断された状態で各機器間が通信可能となるようにマスター機器/スレーブ機器の関係を適正化する。
これにより、望ましい接続形態が再構築される。即ち接続形態を最適化した結果、ピコネットを形成することになり、安定した通信が可能となる。
実施の形態の通信装置1は、音声入力部(マイクロフォン13,入力アンプ26)と、音声出力部(スピーカー12,出力アンプ27)と、音声信号についてのエンコード及びデコードを行うコーデック部(オーディオコーデック24)を備え、通話音声の通信を行うものとした。
会話通信等の通信装置として、状況に応じて接続形態の最適化を行うシステムを実現できる。各ユーザにはグループ通話の際に、各人の位置関係等のストレスを感じない使用性のよい通話環境が提供される。
なお本開示の技術は実施の形態の例に限られない。
図1に示したSoC10には、例えばブルートゥース無線ユニット、MCU、DSP、ROM、I/O、フラッシュROM、RAM、オーディオコーデック、オーディオアンプなどにて構成されているが、各々を部品として組み合わせて使用することも可能である。
また実施の形態では3台の通信装置1を用いた例を述べたが、3台以上で本技術は適用できる。ブルートゥース通信を用いる通信装置1の場合、通信装置1は3台~8台においても実施可能である。
また図6,図7で示した動作例は、3台の通信装置1A、1B、1Cが接続済みの場合を前提に説明したが、3台が未接続であったり、3台の内2台が接続済みであっても本技術は実行可能である。
さらに、3台の内1台が物理的に電波が届かない状況のため未接続になった場合、本技術にて残り2台にて接続が可能である。次に未接続の1台が電波が届く距離になった場合、未接続の1台からでも接続中の2台からでも、本技術により接続が可能で接続形態が最適化された3台接続を行うことができる。
本技術を適用できる具体的な製品例として、ブルートゥースヘッドセット、ブルートゥースヘッドホン、ブルートゥーススピーカー、オードバイや自転車用のインターコム機器などが想定される。
実施の形態のプログラムは、情報処理装置に、自己機器を含め無線通信を行うグループに設定された3以上の通信装置1を示すグループリストを参照し、グループリストに示された各通信装置1間の通信安定度合いを示す値を取得し、各通信装置1間の通信安定度合いを示す値を用いて新たな接続形態を判定する接続形態判定ステップと、グループに含まれる各通信装置1の間で、接続形態判定ステップで判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う接続形態変更処理ステップとを通信装置1の制御を行う演算処理装置(制御部21)に実行させるプログラムである。
即ち図8、図9、図10の処理を演算処理装置(コンピュータ装置)に実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより本実施の形態の通信装置1の実現が容易となる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記録媒体や、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。あるいはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
なお本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)自己機器を含め無線通信を行うグループに設定された3以上の通信装置を示すグループリスト情報を参照し、グループリスト情報に示された各通信装置間の通信安定度合いを示す値を取得し、各通信装置間の通信安定度合いを示す値を用いて新たな接続形態を判定する接続形態判定部と、
グループに含まれる各通信装置の間で、前記接続形態判定部に判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う接続形態変更処理部と、を備えた
通信装置。
(2)前記接続形態判定部は、ユーザ操作に基づいて、接続形態の判定のための処理を開始する
上記(1)に記載の通信装置。
(3)前記接続形態判定部は、各通信装置間の通信安定度合いを示す値として、グループリスト情報に示された各通信装置間の受信信号強度の値を取得する
上記(1)又は(2)に記載の通信装置。
(4)前記接続形態判定部は、グループリスト情報に応じて選択した通信装置に受信信号強度の情報の要求を行い、要求先の通信装置にとっての他の通信装置との間の受信信号強度の情報を、該要求先の通信装置から受信する
上記(3)に記載の通信装置。
(5)前記接続形態判定部は、グループリスト情報に応じて未接続の通信装置を選択した場合、選択した通信装置との間の通信の接続のための処理を行う
上記(4)に記載の通信装置。
(6)前記接続形態判定部は、グループに設定された通信装置の間で、最も通信安定度合いが低い通信装置間を判定し、
前記接続形態変更処理部は、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信の切断のための処理を行う
上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の通信装置。
(7)前記接続形態変更処理部は、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信を切断した状態においてグループに設定された各通信装置の間での通信が可能となるように、マスター機器及びスレーブ機器の設定のための処理を行う
上記(6)に記載の通信装置。
(8)音声入力部と、音声出力部と、音声信号についてのエンコード及びデコードを行うコーデック部を備え、
通話音声の通信を行う
上記(1)乃至(7)のいずれかに記載の通信装置。
(9)自己機器を含め無線通信を行うグループに設定された3以上の通信装置を示すグループリスト情報を参照し、グループリスト情報に示された各通信装置間の通信安定度合いを示す値を取得し、各通信装置間の通信安定度合いを示す値を用いて新たな接続形態を判定する接続形態判定手順と、
グループに含まれる各通信装置の間で、前記接続形態判定手順で判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う接続形態変更処理手順と、
を行う通信装置の通信方法。
(10)自己機器を含め無線通信を行うグループに設定された3以上の通信装置を示すグループリスト情報を参照し、グループリスト情報に示された各通信装置間の通信安定度合いを示す値を取得し、各通信装置間の通信安定度合いを示す値を用いて新たな接続形態を判定する接続形態判定ステップと、
グループに含まれる各通信装置の間で、前記接続形態判定ステップで判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う接続形態変更処理ステップと、
を通信装置の制御を行う演算処理装置に実行させるプログラム。
1,1A,1B,1C…通信装置、10…ブルートゥースSoC、11…アンテナ、12…スピーカー、13…マイクロフォン、21…制御部、21a…通信制御部、21b…リスト情報処理部、21c…ペアリング処理部、21d…接続形態判定部、21e…接続形態変更処理部、22…メモリ部、23…無線通信部、24…オーディオコーデック、25…オーディオインターフェース、26…入力アンプ、27…出力アンプ

Claims (7)

  1. 自己機器を含め無線通信を行うグループに設定された3以上の通信装置を示すグループリスト情報を取得するリスト情報処理部と、
    前記グループリスト情報に示された未接続の通信装置間で接続を確立させ、前記グループリスト情報に示された各通信装置間の通信安定度合いを示す値を取得し、各通信装置間の通信安定度合いを示す値を用いて新たな接続形態を判定する接続形態判定部と、
    グループに含まれる各通信装置の間で、前記接続形態判定部に判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う接続形態変更処理部と、を備え
    前記接続形態判定部は、グループに設定された通信装置の間で、最も通信安定度合いが低い通信装置間を判定し、
    前記接続形態変更処理部は、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信の切断のための処理を行い、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信を切断した状態においてグループに設定された各通信装置の間での通信が可能となるように、マスター機器及びスレーブ機器の設定のための処理を行う
    通信装置。
  2. 前記接続形態判定部は、ユーザ操作に基づいて、接続形態の判定のための処理を開始する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記接続形態判定部は、各通信装置間の通信安定度合いを示す値として、グループリスト情報に示された各通信装置間の受信信号強度の値を取得する
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記接続形態判定部は、グループリスト情報に応じて選択した通信装置に受信信号強度の情報の要求を行い、要求先の通信装置にとっての他の通信装置との間の受信信号強度の情報を、該要求先の通信装置から受信する
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 音声入力部と、音声出力部と、音声信号についてのエンコード及びデコードを行うコーデック部を備え、
    通話音声の通信を行う
    請求項1に記載の通信装置。
  6. 自己機器を含め無線通信を行うグループに設定された3以上の通信装置を示すグループリスト情報を取得するリスト情報処理手段と、
    前記グループリスト情報に示された未接続の通信装置間で接続を確立させ、前記グループリスト情報に示された各通信装置間の通信安定度合いを示す値を取得し、各通信装置間の通信安定度合いを示す値を用いて新たな接続形態を判定する接続形態判定手順と、
    グループに含まれる各通信装置の間で、前記接続形態判定手順で判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う接続形態変更処理手順と、
    を行い、
    前記接続形態判定手順では、グループに設定された通信装置の間で、最も通信安定度合いが低い通信装置間を判定し、
    前記接続形態変更処理手順では、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信の切断のための処理を行い、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信を切断した状態においてグループに設定された各通信装置の間での通信が可能となるように、マスター機器及びスレーブ機器の設定のための処理を行う
    通信装置の通信方法。
  7. 自己機器を含め無線通信を行うグループに設定された3以上の通信装置を示すグループリスト情報を取得するリスト情報処理ステップと、
    前記グループリスト情報に示された未接続の通信装置間で接続を確立させ、前記グループリスト情報に示された各通信装置間の通信安定度合いを示す値を取得し、各通信装置間の通信安定度合いを示す値を用いて新たな接続形態を判定する接続形態判定ステップと、
    グループに含まれる各通信装置の間で、前記接続形態判定ステップで判定された新たな接続形態が形成されるようにする処理を行う接続形態変更処理ステップと、
    を通信装置の制御を行う演算処理装置に実行させ
    前記接続形態判定ステップでは、グループに設定された通信装置の間で、最も通信安定度合いが低い通信装置間を判定し、
    前記接続形態変更処理ステップでは、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信の切断のための処理を行い、最も通信安定度合いが低い通信装置間の通信を切断した状態においてグループに設定された各通信装置の間での通信が可能となるように、マスター機器及びスレーブ機器の設定のための処理を行う
    プログラム。
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