JP7238267B2 - 空中表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空中表示装置に関する。
観察対象の実像を観察者側の空間に結像させる実鏡映像結像光学系(2面コーナーリフレクタ)を基本構成要素としてアレイ状に配置することで、空中に観察対象の実像を結像させて観察することができるようにした2面コーナーリフレクタアレイが提案されている(特許文献1参照)。2面コーナーリフレクタアレイのようなミラーデバイスを用いた表示装置は、アミューズメントや、赤外線タッチパネルと組み合わせて医療や食品分野での非接触の入力装置(ボタン)などに応用することが検討されている。
特開2017-67933号公報 国際公開第2009/136578号
本発明は、空中像の表示品質を向上させることが可能な空中表示装置を提供する。
本発明の一態様に係る空中表示装置は、画像を表示する表示素子と、直角に配置された2つの反射面をそれぞれが含む複数の光学要素を備え、前記表示素子からの表示光を反射し、前記表示素子と面対称の位置に空中像を結像するミラーデバイスと、前記表示素子と前記空中像との間の光路上に配置され、入射光の一部を通す開口部を有し、前記開口部以外の領域に入射する光を遮光する遮光部材とを具備する。
本発明の一態様に係る空中表示装置は、画像を表示する表示素子と、直角に配置された2つの反射面をそれぞれが含む複数の光学要素を備え、前記表示素子からの表示光を反射し、前記表示素子と面対称の位置に空中像を結像するミラーデバイスと、前記表示素子と前記空中像との間の光路上に配置され、入射光のうち所定範囲内の出射角を有する光を透過する光制限素子とを具備する。
本発明によれば、空中像の表示品質を向上させることが可能な空中表示装置を提供することができる。
ミラーデバイスの斜視図。 空中表示装置の原理を説明する模式図。 1つの光学要素で2回反射される光の様子を説明する模式図。 図3における光学要素をz方向から見た場合の光路を説明する図。 図3における光学要素をy方向から見た場合の光路を説明する図。 図3における光学要素をx方向から見た場合の光路を説明する図。 空中表示装置によって表示されるゴーストを説明する模式図。 1つの光学要素で1回反射される光の様子を説明する模式図。 図8における光学要素をz方向から見た場合の光路を説明する図。 図8における光学要素をy方向から見た場合の光路を説明する図。 図8における光学要素をx方向から見た場合の光路を説明する図。 空中表示装置の不要光を説明する模式図。 1つの光学要素で1回も反射されない光の様子を説明する模式図。 図13における光学要素をz方向から見た場合の光路を説明する図。 図13における光学要素をy方向から見た場合の光路を説明する図。 図13における光学要素をx方向から見た場合の光路を説明する図。 第1実施形態に係る空中表示装置の斜視図。 第2実施形態に係る空中表示装置の斜視図。 第3実施形態に係る空中表示装置の斜視図。 図19に示した光制限素子の斜視図。 第4実施形態に係る空中表示装置の斜視図。 第5実施形態に係る空中表示装置の斜視図。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
[1] 第1実施形態
[1-1] 空中表示装置の原理
空中表示装置は、例えば液晶ディスプレイの表示面から射出される光を、2面コーナーリフレクタ等の空中結像素子(ミラーデバイス)を用いて空間中に結像させるものである。
まず、空中表示装置に用いられるミラーデバイス10の構成について説明する。図1は、ミラーデバイス10の斜視図である。
ミラーデバイス10は、平面状の基材11と、基材11上に設けられた複数の光学要素12とを備える。複数の光学要素12は、互いに直交するx方向及びy方向に広がるように、例えばマトリクス状に配列される。複数の光学要素12の各々は、直角に配置された2つの反射面を有する。光学要素12は、立方体、又は直方体からなる。基材11及び光学要素12は、透明な樹脂で構成される。
なお、図1では、36(=6×6)個の光学要素12を例示しているが、実際には、これより多くの光学要素12が配列される。光学要素12の数及びサイズは、空中表示装置の仕様に応じて、任意に設定可能である。また、2個の光学要素12の間隔は、空中表示装置の仕様に応じて、任意に設定可能である。
図2は、空中表示装置の原理を説明する模式図である。空中表示装置は、表示面に画像を表示する表示素子20と、ミラーデバイス10とを備える。図2では、図面の理解が容易になるように、ミラーデバイス10のうち基材11の図示を省略し、複数の光学要素12のみを抽出して示している。複数の光学要素12は、x-y平面に配列される。z方向は、光学要素12の高さ方向である。
表示素子20から出射された光(表示光)は、複数の光学要素12の各々の2つの側面で反射される。図2では、ハッチングを付した光学要素12で反射される光の光路を抽出して示している。表示素子20から出射された光は、ミラーデバイス10に対して表示素子20と面対称の位置に結像し、当該位置に空中像30が結像される。観察者は、この空中像を視認することができる。
図3は、1つの光学要素12で2回反射される光の様子を説明する模式図である。図4は、光学要素12をz方向から見た場合の光路を説明する図である。図5は、光学要素12をy方向から見た場合の光路を説明する図である。図6は、光学要素12をx方向から見た場合の光路を説明する図である。
光学要素12の底面から入射した光は、第1側面で反射され、第1側面と直角な第2側面でさらに反射され、上面から出射する。
なお、光学要素12の任意の側面に入射した光は、当該側面で全光成分が反射されるわけではなく、反射成分と透過成分とに分けられる。反射成分とは、当該側面で入射角に応じた反射角で反射する光の成分であり、透過成分とは、当該側面をそのまま直線的に透過する光の成分である。
(ゴーストについて)
次に、意図しない位置で結像するゴーストについて説明する。ゴーストとは、空中像30の近傍に現れる二重画像である。図7は、空中表示装置によって表示されるゴースト31を説明する模式図である。
ゴースト31は、ミラーデバイス10によって1回のみ反射された光(すなわち、2回反射されなかった光)により結像する画像である。ゴースト31は、ミラーデバイス10に対して表示素子20と面対称でない位置に結像する。
図8は、1つの光学要素12で1回反射される光の様子を説明する模式図である。図9は、光学要素12をz方向から見た場合の光路を説明する図である。図10は、光学要素12をy方向から見た場合の光路を説明する図である。図11は、光学要素12をx方向から見た場合の光路を説明する図である。
光学要素12の底面から入射した光は、第1側面で反射され、第1側面と直角な第2側面を透過する。この経路で進む光は、ミラーデバイス10に対して表示素子20と面対称でない位置に結像し、ゴースト31を表示させる。
(不要光について)
次に、不要光について説明する。不要光とは、実像を結像するのに寄与しない光成分である。図12は、空中表示装置の不要光32を説明する模式図である。
不要光32は、ミラーデバイス10によって1回も反射されない光である。不要光32は、直線的にミラーデバイス10を透過する。
図13は、1つの光学要素12で1回も反射されない光の様子を説明する模式図である。図14は、光学要素12をz方向から見た場合の光路を説明する図である。図15は、光学要素12をy方向から見た場合の光路を説明する図である。図16は、光学要素12をx方向から見た場合の光路を説明する図である。
光学要素12の底面から入射した光は、第1側面で反射されず、第1側面を直線的に透過する。
不要光32は、空中像30の周囲を明るくしてしまう。よって、不要光32に起因して、空中像30のコントラストが低下してしまう。
[1-2] 空中表示装置1の構成
次に、第1実施形態に係る空中表示装置1の構成について説明する。図17は、第1実施形態に係る空中表示装置1の斜視図である。
空中表示装置1は、ミラーデバイス10、表示素子20、及び遮光膜(遮光部材)40を備える。なお、図17では、空中表示装置1を構成する複数の素子が浮いているように示されているが、これらの素子は、図示しない支持部材によって、図面の位置に固定される。以下に示す図面についても同様である。
表示素子20は、表示面を有し、この表示面に画像を表示する。表示素子20の表示面は、ミラーデバイス10側に配置される。表示素子20としては、様々なディスプレイを用いることができ、例えば、表示素子20は、液晶表示素子、又は有機EL(electroluminescence)表示素子などで構成することができる。
ミラーデバイス10は、表示素子20と間隔を空けて配置される。ミラーデバイス10は、表示素子20からの表示光を受け、この表示光を表示素子20と反対側に反射する。これにより、ミラーデバイス10は、表示素子20と面対称の位置に空中像30を結像する。ミラーデバイス10のサイズ(面積)は、空中像30を結像するための表示光を受けることが可能な面積より大きく、すなわち表示光を受けることが可能な面積から余裕を持って設定される。
ミラーデバイス10は、光学要素12が表示素子20と向き合うように配置してもよいし、基材11が表示素子20と向き合うように配置してもよい。図17は、光学要素12を表示素子20側に配置した構成例であり、すなわち、図1のミラーデバイス10を上下反対に配置した構成例である。
遮光膜40は、ミラーデバイス10に接するように設けられる。例えば、遮光膜40は、ミラーデバイス10に接着される。遮光膜40は、ミラーデバイス10の基材11側に設けられてもよいし、光学要素12側に設けられてもよい。
遮光膜40は、その中央に開口部40Aを有する。開口部40Aは、空中像30を結像する光を通す。また、遮光膜40は、前述したゴースト及び/又は不要光を遮光する機能を有する。遮光膜40は、例えば、黒の染料が混入された樹脂で構成される。遮光膜40に用いられる樹脂としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)が挙げられる。
開口部40Aは、例えば円である。開口部40Aの面積は、空中像30を結像する表示光を透過することが可能であり、かつゴースト及び/又は不要光を遮光することが可能である大きさに設定される。開口部40Aの面積は、表示素子20の表示画面のサイズ(面積)、表示素子20とミラーデバイス10との距離、及び表示素子20とミラーデバイス10と位置関係に応じて適宜設定される。
[1-3] 第1実施形態の効果
以上詳述したように第1実施形態では、空中表示装置1は、画像を表示する表示素子20と、表示素子20からの表示光を反射するミラーデバイス10と、ミラーデバイス10の表示素子20と反対側に設けられた遮光膜(遮光部材)40とを備える。ミラーデバイス10は、直角に配置された2つの反射面をそれぞれが含む複数の光学要素12を備え、表示素子20と面対称の位置に空中像30を結像する。遮光膜40は、入射光の一部を通す開口部40Aを有し、開口部40A以外の領域に入射する光を遮光する。
従って第1実施形態によれば、空中表示装置1は、ゴーストを結像する光を遮光することができるため、観察者にゴーストが視認されるのを抑制できる。また、空中表示装置1は、不要光を遮光することができるため、空中像30のコントラストを向上させることができる。この結果、空中表示装置1の表示品質を向上させることができる。
[2] 第2実施形態
第2実施形態は、ゴースト及び/又は不要光を遮光する遮光部材をミラーデバイス10から間隔を空けて配置するようにしている。
図18は、第2実施形態に係る空中表示装置1の斜視図である。空中表示装置1は、ミラーデバイス10、表示素子20、及び遮光板(遮光部材)40を備える。
遮光板40は、ミラーデバイス10の表示素子20と反対側に、ミラーデバイス10から間隔を空けて配置される。遮光板40は、例えば、黒の染料が混入された樹脂で構成される。遮光板40は、ゴースト及び/又は不要光を遮光する機能を有する。
第2実施形態によれば、遮光板40は、空中像30を結像するための光以外の光成分をより多く遮光できる。これにより、ゴースト及び/又は不要光を遮光することが可能である。
[3] 第3実施形態
第3実施形態は、所定範囲内の出射角を持つ光のみを透過する光制限素子を用いて、ゴースト及び/又は不要光を遮光するようにしている。
図19は、第3実施形態に係る空中表示装置1の斜視図である。空中表示装置1は、ミラーデバイス10、表示素子20、及び光制限素子41を備える。
光制限素子41は、ミラーデバイス10の表示素子20と反対側に配置される。光制限素子41は、ミラーデバイス10と接していてもよいし、ミラーデバイス10と間隔を空けて配置されてもよい。
光制限素子41は、これに入射した光のうち、所定範囲内の出射角を持つ光を透過し、所定範囲外の出射角を持つ光を遮光する機能を有する。すなわち、光制限素子41は、空中像30を結像するための表示光を透過し、ゴースト及び/又は不要光を遮光する機能を有する。
図20は、光制限素子41の斜視図である。光制限素子41は、基材42と、複数の透過層43と、複数の遮光層44とを備える。複数の透過層43と複数の遮光層44とは、交互に配置され、隣接する層同士は接している。複数の透過層43と複数の遮光層44とは、x方向に並んで配置され、また、それぞれがy方向に延びる。基材42及び複数の透過層43は、透明な樹脂で構成される。複数の遮光層44は、例えば、黒の染料が混入された樹脂で構成される。光制限素子41の出射角の範囲は、法線を中心に左右それぞれで0度以上かつ60度以下に設定される。より望ましくは、光制限素子41の出射角の範囲は、法線を中心に左右それぞれで0度以上かつ45度以下に設定される。出射角とは、光制限素子41の法線からの角度である。
第3実施形態によれば、ゴースト及び/又は不要光を遮光することが可能である。これにより、空中表示装置1の表示品質を向上させることができる。
なお、表示素子20とミラーデバイス10との間に光制限素子41を配置してもよい。例えば、ミラーデバイス10の表示素子20側に、ミラーデバイス10に接するように配置してもよい。この実施例では、ゴースト及び/又は不要光と成り得る光を、ミラーデバイス10に入射する前に遮光できる。これにより、空中表示装置1の表示品質を向上させることができる。
また、第3の実施形態で示した光制限素子41は、第1及び第2実施形態の構成にさらに追加して適用することも可能である。
[4] 第4実施形態
第4実施形態は、表示素子として液晶表示素子を用いる。そして、バックライトから出射された光を、光制限素子41を用いて所定範囲内の出射角を持つ光成分に制限するようにしている。
図21は、第4実施形態に係る空中表示装置1の斜視図である。空中表示装置1は、ミラーデバイス10、液晶表示素子(光変調素子)20、光源部(バックライト)21、及び光制限素子41を備える。
バックライト21は、照明光を発光し、この照明光を液晶表示素子20に向けて出射する。バックライト21は、面光源からなる。
光制限素子41は、バックライト21と液晶表示素子20との間に配置される。光制限素子41は、これに入射した光のうち、所定範囲内の出射角を持つ光を透過し、所定範囲外の出射角を持つ光を遮光する機能を有する。すなわち、光制限素子41は、空中像30を結像するための照明光を透過し、ゴースト及び/又は不要光の原因となる照明光を予め遮光する機能を有する。図21の光制限素子41の構造は、サイズが異なる以外は、図20の光制限素子41と同じである。
液晶表示素子20は、光制限素子41を透過した照明光を受ける。さらに、液晶表示素子20は、照明光を透過して光変調を行う。そして、液晶表示素子20は、その表示面に所望の画像を表示する。液晶表示素子20の駆動モードについては特に限定されず、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment)モード、又はホモジニアスモードなどを用いることができる。
第4実施形態によれば、ミラーデバイス10に表示光が入射する前の段階で、ゴースト及び/又は不要光の原因となる照明光を遮光することが可能である。これにより、これにより、空中表示装置1の表示品質を向上させることができる。
なお、表示素子20のバックライト21と反対側に光制限素子41を配置してもよい。例えば、表示素子20と概略同じサイズの光制限素子41を表示素子20の表示面に接する又は間隔を空けて配置してもよい。
また、有機EL表示素子など自発光型の表示素子を用いた場合、光制限素子41を表示素子の表示面に接する又は間隔を空けて配置してもよい。
また、第4の実施形態で示した光制限素子41は、第1及び第2実施形態の構成にさらに追加して適用することも可能である。
[5] 第5実施形態
第5実施形態では、ミラーデバイス10のうち複数の光学要素12が配置される領域を、空中像を結像するのに寄与する光を反射することが可能なサイズまで小さくする。そして、ゴースト及び/又は不要光の原因となる光が光学要素12によって拡散されるのを抑制するようにしている。
図22は、第5実施形態に係る空中表示装置1の斜視図である。空中表示装置1は、ミラーデバイス10、及び表示素子20を備える。
ミラーデバイス10は、基材11と、基材11上に設けられた複数の光学要素12とを備える。図22の例では、複数の光学要素12は、基材11の表示素子20と反対側に配置される。勿論、複数の光学要素12が表示素子20と向き合うように配置してもよい。
複数の光学要素12が配置される領域は、基材11の中央部に限られる。複数の光学要素12が配置される領域は、空中像30を結像するのに寄与する光を反射することが可能なサイズまで小さくされる。これにより、複数の光学要素12が配置される領域以外では、表示素子20から出射した表示光が拡散されるのを抑制できる。この結果、空中表示装置1の表示品質を向上させることができる。
なお、第5実施形態のミラーデバイス10は、第1乃至第4実施形態に適用することも可能である。
なお、上記各実施形態では、ミラーデバイス10が直方体からなる複数の光学要素12を備えるように構成している。ミラーデバイス10の構造は、これに限定されない。例えば、ミラーデバイス10は、透明な基材に、複数の穴を有し、複数の穴の各々が、直角に配置された2つの反射面を有するように構成してもよい。具体的には、ミラーデバイス10は、透明な基材に、平面形状が正方形又は四角形の複数の穴がマトリクス状に配置されるようにして構成される。換言すると、光を2回反射する光学要素は、凸型であってもよいし、凹型であってもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、1つの実施形態に開示される複数の構成要素の適宜な組み合わせ、若しくは異なる実施形態に開示される構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、これらの構成要素が削除された実施形態が発明として抽出されうる。
1…空中表示装置、10…ミラーデバイス、11…基材、12…光学要素、20…表示素子、21…光源部、30…空中像、31…ゴースト、32…不要光、40…遮光部材、40A…開口部、41…光制限素子、42…基材、43…透過層、44…遮光層

Claims (6)

  1. 画像を表示する表示素子と、
    直角に配置された2つの反射面をそれぞれが含む複数の光学要素を備え、前記表示素子からの表示光を反射し、前記表示素子と面対称の位置に空中像を結像するミラーデバイスと、
    前記ミラーデバイスの前記表示素子と反対側に配置され、前記ミラーデバイスからの入射光の一部を通す開口部を有し、前記開口部以外の領域に入射する光を遮光する遮光部材と
    を具備し、
    前記ミラーデバイスと前記遮光部材とは、間隔を空けて互いに平行に配置され
    前記開口部の面積は、前記ミラーデバイスの面積より小さい
    空中表示装置。
  2. 画像を表示する表示素子と、
    直角に配置された2つの反射面をそれぞれが含む複数の光学要素を備え、前記表示素子からの表示光を反射し、前記表示素子と面対称の位置に空中像を結像するミラーデバイスと、
    前記ミラーデバイスに接するようにして前記表示素子と前記ミラーデバイスとの間に配置され、前記表示素子からの入射光の一部を通す開口部を有し、前記開口部以外の領域に入射する光を遮光する遮光部材と
    を具備し、
    前記開口部の面積は、前記複数の光学要素が占める面積より小さい
    空中表示装置。
  3. 前記遮光部材の外形は、前記ミラーデバイスの外形と同じである
    請求項1又は2に記載の空中表示装置。
  4. 前記開口部は、円である
    請求項1乃至3のいずれかに記載の空中表示装置。
  5. 前記遮光部材は、黒色の樹脂で構成される
    請求項1乃至のいずれかに記載の空中表示装置。
  6. 前記複数の光学要素の各々は、立方体、又は直方体からなる
    請求項1乃至のいずれかに記載の空中表示装置。
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