JP7233977B2 - 管継手、配管施工管理システム、及び、配管施工管理方法 - Google Patents

管継手、配管施工管理システム、及び、配管施工管理方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば給水や給湯等のための配管に用いられる、管継手、配管施工管理システム、及び、配管施工管理方法に関するものである。
従来の管継手として、管継手の目視により、管継手と管体との接続確認を行えるようにしたものがある(例えば、特許文献1)。
特開2017-72155号公報
しかし、上述の管継手においては、管継手を目視できる位置にいる者しか接続確認をすることができない。
この発明は、管継手を目視できない位置にいる者が簡単に接続確認をすることが可能になる管継手、ならびに、管継手を目視できない位置にいる者が簡単に接続確認をすることができる配管施工管理システム及び配管施工管理方法を、提供することを目的とするものである。
本発明の管継手は、
管体を軸線方向一方側から差し込むための差込空間が形成された、管継手であって、
前記差込空間内に収容され、前記管体が前記差込空間に差し込まれる際に前記管体から受ける押力によって前記差込空間内を移動できるように構成された、差込確認部材と、
前記差込空間のうち前記軸線方向の一部のみを外部から視認可能にする、窓部と、
を備え、
前記差込確認部材の外周面には、前記管継手に関する情報を含む継手識別コードが設けられており、
前記管継手は、前記管体が前記差込空間に差し込まれる際に、前記差込確認部材が前記差込空間の前記軸線方向の所定位置よりも前記軸線方向一方側に位置する間は、前記継手識別コードの少なくとも一部が前記窓部を介して外部から視認できず、前記差込確認部材が前記所定位置に到達すると、前記継手識別コードの全体が前記窓部を介して外部から視認可能となるように、構成されている。
本発明の管継手によれば、管継手を目視できない位置にいる者が簡単に接続確認をすることが可能になる。
本発明の管継手において、
前記差込確認部材の外周面には、複数の前記継手識別コードが、周方向に沿って配列されていると、好適である。
これにより、継手識別コードの読み取り作業がしやすくなる。
本発明の管継手において、
前記継手識別コードは、二次元コード又は一次元コードであると、好適である。
この場合、継手識別コードを小型化しつつ、継手識別コードに十分な情報を格納できる。
本発明の管継手において、
前記継手識別コードは、前記管継手に固有の識別情報を含むと、好適である。
これにより、接続が完了した管継手がどの個体であるかを、具体的に特定することが可能になる。
本発明の第1の配管施工管理システムは、
複数の、上記の管継手と、
複数の前記管体と、
読取部と、
処理部と、
出力部と、
を備えた、配管施工管理システムであって、
前記読取部は、前記継手識別コードを読み取ることが可能に構成されており、
前記処理部は、前記読取部が前記複数の管継手の全ての前記継手識別コードを読み取ったと判断した場合に、前記出力部に、施工完了報告を出力させるように構成されている。
本発明の第1の配管施工管理システムによれば、管継手を目視できない位置にいる者が簡単に接続確認をすることができる。
本発明の第1の配管施工管理方法は、
上記の本発明の第1の配管施工管理システムを用いた、配管施工管理方法であって、
前記読取部が、前記継手識別コードを読み取る、継手識別コード読取ステップと、
前記処理部が、前記読取部が前記複数の管継手の全ての前記継手識別コードを読み取ったと判断した場合に、前記出力部に、施工完了報告を出力させる、施工完了報告出力ステップと、
を含む。
本発明の第1の配管施工管理方法によれば、管継手を目視できない位置にいる者が簡単に接続確認をすることができる。
本発明の第2の配管施工管理システムは、
それぞれ管体を軸線方向一方側から差し込むための差込空間が形成された、複数の管継手と、
複数の前記管体と、
読取部と、
処理部と、
記憶部と、
出力部と、
を備えた、配管施工管理システムであって、
前記複数の管継手は、それぞれ、
前記差込空間内に収容され、前記管体が前記差込空間に差し込まれる際に前記管体から受ける押力によって前記差込空間内を移動できるように構成された、差込確認部材と、
前記差込空間のうち前記軸線方向の一部のみを外部から視認可能にする、窓部と、
を備え、
前記複数の管継手のそれぞれの前記差込確認部材の外周面には、それぞれの前記管継手に関する情報を含む継手識別コードが設けられており、
前記複数の管体の外周面には、それぞれの前記管体に関する情報を含む管体識別コードが設けられており、
前記管継手及び前記管体は、前記管体が前記差込空間に差し込まれる際に、前記差込確認部材が前記差込空間の前記軸線方向の所定位置よりも前記軸線方向一方側に位置する間は、前記管体識別コードの少なくとも一部が前記窓部を介して外部から視認できず、前記差込確認部材が前記所定位置に到達すると、前記継手識別コードの全体及び前記管体識別コードの全体が前記窓部を介して外部から視認可能となるように構成されており、
前記読取部は、前記継手識別コード及び前記管体識別コードのそれぞれを読み取ることが可能に構成されており、
前記記憶部は、前記複数の管継手の前記継手識別コードと前記複数の管体の前記管体識別コードとを対応付けた、対応情報を、記憶しており、
前記処理部は、前記読取部が前記対応情報において対応付けられた一対の前記継手識別コード及び前記管体識別コードを連続して読み取ったと判断した場合に、前記出力部に、接続完了報告を出力させるように構成されている。
本発明の第2の配管施工管理システムによれば、管継手を目視できない位置にいる者が簡単に接続確認をすることができる。
本発明の第2の配管施工管理システムにおいて、
前記処理部は、前記読取部が前記対応情報において対応付けられた全ての対の前記継手識別コード及び前記管体識別コードを読み取ったと判断した場合に、前記出力部に、施工完了報告を出力させるように構成されていると、好適である。
これにより、管継手を目視できない位置にいる者が、配管施工管理システムを構成する全ての対の管継手及び管体について、接続が完了したことを簡単に把握することができる。
本発明の第2の配管施工管理方法は、
上記の本発明の第2の配管施工管理システムを用いた、配管施工管理方法であって、
前記読取部が、前記継手識別コードを読み取る、継手識別コード読取ステップと、
前記読取部が、前記管体識別コードを読み取る、管体識別コード読取ステップと、
前記処理部が、前記読取部が前記対応情報において対応付けられた一対の前記継手識別コード及び前記管体識別コードを連続して読み取ったと判断した場合に、前記出力部に、接続完了報告を出力させる、接続完了報告出力ステップと、
を含む。
本発明の第2の配管施工管理方法によれば、管継手を目視できない位置にいる者が簡単に接続確認をすることができる。
この発明によれば、管継手を目視できない位置にいる者が簡単に接続確認をすることが可能になる管継手、ならびに、管継手を目視できない位置にいる者が簡単に接続確認をすることができる配管施工管理システム及び配管施工管理方法を、提供することができる。
本発明の一実施形態に係る管継手を示す、部分断面側面図である。 図1の管継手本体部の一部を拡大して示す、断面図である。 図1の差込確認部材を示す、斜視図である。 図4(a)は、図1の管継手の一部を、管体が差込空間に差し込まれている途中の状態で示す、部分断面側面図であり、図4(b)は、図1の管継手の一部を、管体が差込空間に差し込まれた後の状態で示す、部分断面側面図である。 本発明の第1実施形態に係る配管施工管理システムを構成することができる、本発明の第1変形例に係る管継手を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る配管施工管理システムを、概略的に示す、概略図である。 本発明の第2実施形態に係る配管施工管理システムを構成することができる、本発明の第2変形例に係る管継手の差込確認部材、及び、管体を示す、斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る配管施工管理システムを構成することができる、本発明の第2変形例に係る管継手、及び、管体を、両者が接続された状態で示す、部分断面側面図である。
本発明の管継手、配管施工管理システム、及び、配管施工管理方法は、例えば給水や給湯等のための配管に好適に用いることができる。
以下に、図面を参照しつつ、この発明に係る管継手、配管施工管理システム、及び、配管施工管理方法の実施形態を例示説明する。各図において共通する構成要素には同一の符号を付している。
〔管継手〕
まず、本発明の管継手の実施形態について、図1~図5、図7~図8を参照しつつ、説明する。
図1~図4は、本発明の一実施形態に係る管継手1を説明するための図面である。
本実施形態の管継手1は、管継手本体部2と、差込確認部材3と、を備えている。管継手本体部2は、管継手1のうち、差込確認部材3を除く部分である。
図1は、管継手1に管体4が差し込まれる前の状態を示している。図1において、管継手1の管軸線Oに対して上側は、管継手1の軸線方向に沿う断面を示しており、管軸線Oに対して下側は、管継手1の側面を示している。図2は、図1の管継手本体部2の一部を、拡大して示しており、管継手1の製造時において管継手本体部2に差込確認部材3が組み付けられる前の状態を示している。図3は、図1の差込確認部材3を示している。図4(a)は、図1の管継手1の一部を、管体4が差込空間16に差し込まれている途中の状態で示しており、図4(b)は、図1の管継手1の一部を、管体4が差込空間16に差し込まれた後の状態で示している。
本明細書において、管継手1の管軸線Oは、管継手1の内部に区画される管路の中心軸線である。管継手1の軸線方向とは、管継手1の管軸線Oに平行な方向である。また、本明細書では、管継手1の軸線方向に垂直な方向を、「軸直方向」という。また、本明細書において、管継手1の「内周側」は、管継手1の管軸線Oに近い側を指し、管継手1の「外周側」は、管継手1の管軸線Oから遠い側を指す。また、本明細書において、管継手1の管軸線Oを中心としたときの周方向及び径方向を、それぞれ単に「周方向」、「径方向」という。
本例において、管継手1における軸線方向一方側には、管体4が軸線方向一方側から差し込まれることにより管体4と接続されるように構成された、差込接続口18が形成されている。差込接続口18に接続される管体4は、例えば、樹脂製のパイプが好適であり、ポリブテン製又は架橋ポリエチレン製の給水給湯用パイプが特に好適である。
以下では、説明の便宜上、管継手1の軸線方向両側のうち、差込接続口18の入口側(軸線方向一方側。図1及び図2の左側。)を、「軸線方向第1側」といい、差込接続口18の奥側(軸線方向他方側。図1及び図2の右側。)を、「軸線方向第2側」という。
図1及び図2の例では、管継手1は、略I字型(全体が略1つの直線状)に構成されている。しかし、管継手1は、略L字型、略T字型、略Y字型、略十字型など、任意の形状に構成されてよい。
また、図の例において、管継手1は、差込接続口18を1つのみ有しているが、管継手1は、差込接続口18を複数有していてもよい。
本例の管継手本体部2は、本体部材17と、外筒部材15と、封止部材14と、キャップ11と、ロック爪13と、樹脂リング12と、を備えている。
本体部材17は、筒状に構成され、その内周面によって、水や湯等の流体のための管路(流路)を区画している。本体部材17は、例えば、金属(例えば、黄銅)又は樹脂で構成される。
図1及び図2に示すように、本例の本体部材17は、軸線方向第1側に位置する軸線方向第1側部分171と、軸線方向第2側に位置する軸線方向第2側部分172と、軸線方向第1側部分171及び軸線方向第2側部分172どうしの間に位置する軸線方向中間部分176とを、有している。
本体部材17の軸線方向第1側部分171は、内筒部(以下、「内筒部171」ともいう。)を構成している。外筒部材15は、本体部材17の外周側に配置されている。より具体的に、外筒部材15の軸線方向第2側部分152は、本体部材17の外周面に嵌め込まれている。そして、外筒部材15のうち、軸線方向第2側部分152から軸線方向第1側へ延びる延出部分151は、本体部材17の内筒部171よりも外周側に離間しており、外筒部(以下、「外筒部151」ともいう」)を構成している。本体部材17の内筒部171の外周面と、外筒部材15の外筒部151の内周面との間には、環状の差込空間16が区画されている。差込空間16は、軸線方向第1側が開放され、軸線方向第2側が閉鎖されており、管体4が軸線方向第1側から軸線方向第2側へ差し込まれるように構成されている。
図1に示すように、差込確認部材3は、差込空間16内に配置されている。
本明細書では、管体4が差込空間16へ差し込まれる方向、すなわち軸線方向に沿って軸線方向第1側から軸線方向第2側へ向かう方向を「差込方向ID」といい、管体4が差込空間16から引き抜かれる方向、すなわち軸線方向に沿って軸線方向第2側から軸線方向第1側へ向かう方向を「引抜方向PD」という。
内筒部171と、封止部材14と、外筒部151と、キャップ11と、ロック爪13と、樹脂リング12とは、差込接続口18を構成している。
1つの差込接続口18につき、1つの差込空間16が形成される。仮に管継手1が複数の差込接続口18を有する場合、各差込接続口18に差込空間16が1つずつ形成される。
本例においては、図1に示すように、本体部材17の軸線方向第2側部分172には、その外周面に、テーパおねじ又は平行おねじからなるねじ部172aが形成されており、テーパめねじ又は平行めねじを有する管部材(図示せず)と螺合により接続可能に構成されている。ただし、図の例に限られず、軸線方向第2側部分172には、その内周面に、テーパめねじ又は平行めねじからなるねじ部172aが形成されて、テーパおねじ又は平行おねじを有する管部材(図示せず)と螺合により接続可能に構成されてもよい。あるいは、本体部材17の軸線方向第2側部分172においても、本例の軸線方向第1側部分171と同様に、差込接続口18を構成してもよい。
本例においては、図2に示すように、本体部材17の軸線方向中間部分176は、軸線方向第2側から軸線方向第1側に向かう順番に、トルク入力部分173、小径部分174、及び、大径部分175を、有している。本体部材17のトルク入力部分173は、外周面が軸直方向において略多角形状(図の例では略六角形状)をなしており、これにより、レンチ(スパナ)等の工具からのトルクをしっかりと入力できるように構成されている。本体部材17の小径部分174は、トルク入力部分173及び大径部分175よりも小さな外径を有している。外筒部材15の軸線方向第2側部分152は、圧入によって本体部材17の小径部分174の外周面上に嵌め込まれており、本体部材17のトルク入力部分173と大径部分175とによって軸線方向の移動が規制されている。本体部材17の大径部分175は、本体部材17の軸線方向第1側部分(内筒部)171よりも大きな外径を有している。大径部分175の軸線方向第1側の端面が、差込空間16の軸線方向第2側の端を区画している。
なお、本体部材17は、トルク入力部分173(図2)を有していなくてもよい。
図2に示すように、本例において、本体部材17の内筒部171には、その外周面に、それぞれ周方向に延びる、1つ又は複数の環状溝171aが形成されている。図の例では、2つの環状溝171aが、それぞれ異なる軸線方向位置に設けられているが、環状溝171aの数は、1つのみでもよいし、3つ以上でもよい。図の例において、環状溝171aは、差込空間16における軸線方向の中間に位置しているとともに、外筒部材15の外筒部151と重複する軸線方向位置にある。各環状溝171a内には、周方向に延びる環状の封止部材14が収容されている。封止部材14は、例えばOリング等からなる。外筒部151は、各環状溝171a及び各封止部材14と、径方向に対向している。
図2に示すように、差込確認部材3及び管体4が差込空間16内に配置されていない状態において、封止部材14の外径は、本体部材17の内筒部171の外径よりも、若干大きくなるようにされている。図4(b)に示すように、管体4が差込空間16内に差し込まれると、封止部材14は、管体4の内周面に密着するように圧縮変形し、内筒部171の外周面と管体4の内周面との間を流体密に封止する。
外筒部材15は、筒状に構成されたリング状部材であり、本体部材17の外周側かつキャップ11の内周側に配置されている。外筒部材15は、例えば樹脂からなる。本例において、外筒部材15は、透明な材料から構成されている。外筒部材15を構成する材料としては、例えば、透明ナイロンが挙げられる。
図2に示すように、外筒部材15の軸線方向第2側部分152は、その内径が、外筒部材15の延出部分151の内径よりも小さくされているとともに、本体部材17の大径部分175の外径よりも小さくされている。
外筒部材15の延出部分(外筒部)151は、差込空間16の外周側に隣接して位置しており、言い換えれば、差込空間16の外周側の端を区画している。外筒部材15の延出部分(外筒部)151には、その外周面に、周方向に延びる突条から構成されたストッパ突起部151cが形成されている。図の例において、外筒部材15のストッパ突起部151cは、本体部材17の大径部分175よりも、軸線方向第1側に位置している。図の例において、ストッパ突起部151cは、全周にわたって延びており、すなわち環状に構成されている。さらに、外筒部材15の延出部分(外筒部)151の外周面には、ストッパ突起部151cよりも軸線方向第1側において、それぞれ周方向に延びる突条から構成された一対の嵌合突起部151a、151bが、互いに異なる軸線方向位置に形成されている。図の例において、嵌合突起部151a、151bは、それぞれ全周にわたって延びており、すなわち環状に構成されている。
キャップ11は、例えば樹脂からなり、筒状に構成され、本体部材17の内筒部171の外周側に設けられている。図2に示すように、キャップ11の軸線方向第2側部分112は、外筒部材15の延出部分(外筒部)151のうちの、ストッパ突起部151cより軸線方向第1側の部分の外周面に、圧入により嵌め込まれている。本例において、キャップ11は、不透明な材料から構成されている。
キャップ11の軸線方向第2側の端面は、外筒部材15のストッパ突起部151cに当たることによって、軸線方向第2側へのさらなる移動が規制されている。
キャップ11の軸線方向第2側部分112の内周面には、それぞれ周方向に延びる溝から構成された一対の嵌合凹部112a、112bが、互いに異なる軸線方向位置に形成されている。図の例において、嵌合凹部112a、112bは、それぞれ全周にわたって延びており、すなわち環状に構成されている。キャップ11の嵌合凹部112a、112bは、それぞれ、外筒部材15の嵌合突起部151a、151bと嵌合している。
キャップ11の軸線方向第1側部分111は、外筒部材15よりも軸線方向第1側に位置している。
上述のように、本例において、外筒部材15は透明であり、また、キャップ11は不透明であることから、外筒部材15のうち、キャップ11の軸線方向第2側の端から差込空間16の軸線方向第2側の端(すなわち、大径部分175の軸線方向第1側の端)までの軸線方向領域の部分は、差込空間16のうち軸線方向の一部のみを、管継手1の外部から視認可能にする、窓部15aを形成している。より具体的に、本例において、窓部15aは、差込空間16のうち、窓部15aと同じ軸線方向領域(すなわち、キャップ11の軸線方向第2側の端から差込空間16の軸線方向第2側の端までの軸線方向領域)の部分のみを、管継手1の外周側から視認可能にしている。差込空間16のうち、キャップ11の軸線方向第2側の端から軸線方向第1側の部分は、その外周側において不透明なキャップ11によって覆われていることにより、管継手1の外周側からの視認ができないようにされている。
本例において、窓部15aは、環状に構成されており、言い換えれば、管継手1の全周にわたって延在している。これにより、差込空間16のうち軸線方向の上記部分が、周方向の任意の位置から、窓部15aを介して、視認可能にされている。
ロック爪13は、例えば金属からなり、環状に構成されたリング状部材である。図1及び図2に示すように、ロック爪13は、管継手1の軸線方向断面において、略V字型をなしており、より具体的には、軸線方向第1側に突出した、横向きの略V字型に折れ曲がった形状を有している。ロック爪13は、その内周側の端部に、爪部13aを有している。
ロック爪13は、外筒部材15に対する軸線方向第1側で、キャップ11の軸線方向第1側部分111の内周側かつ本体部材17の内筒部171の外周側に配置されており、また、差込空間16の外周側に隣接して位置している。ロック爪13の外周側の端部は、外筒部材15とキャップ11との間の隙間に配置されている。
図示は省略するが、ロック爪13には、ロック爪13の外周端縁に開口するスリットと、ロック爪13の内周端縁に開口するスリットとが、周方向に交互に設けられている。これにより、ロック爪13は、拡径方向の弾性変形が可能に構成されている。ロック爪13の内周側の端部には、ロック爪13の内周端縁に開口するスリットによって互いから周方向に離間された、複数の爪部13aが形成されている。
各爪部13aは、それぞれ、内周側かつ軸線方向第2側(差込空間16の奥側)を向いている。
図2に示すように、差込確認部材3及び管体4が差込空間16内に配置されていない状態において、ロック爪13の内径(爪部13aの先端における径)は、外筒部材15の外筒部151の内径よりも、若干小さく、爪部13aが差込空間16内に突き出た状態となるようにされている。これにより、ロック爪13は、図4(b)に示すように、差込空間16に管体4が差し込まれると、爪部13aが、差し込まれた管体4の外周面に食い込むように構成されている。
なお、ロック爪13は、軸線方向断面において上述のような横向きの略V字型をなしている限り、任意の構成を有していてもよい。例えば、ロック爪13は、ロック爪13の外周端縁に開口するスリットを有していなくてもよい。
樹脂リング12は、例えば樹脂からなり、環状に構成されたリング状部材である。樹脂リング12は、ロック爪13に対する軸線方向第1側で、キャップ11の内周側かつ内筒部171の外周側に配置されている。また、樹脂リング12は、差込空間16に対し外周側に隣接しており、言い換えれば、差込空間16の外周側の端を区画している。樹脂リング12は、キャップ11の内周側、かつ、差込空間16の外周側に配置された、リング状部材12、13、15(樹脂リング12、ロック爪13、外筒部材15)の中で、最も軸線方向第1側に配置されている。
樹脂リング12は、後述のように、ロック爪13の管体4への食い込みを解放できる機能(解放機能)を有している。
上述のように構成された管継手1において、図4(b)に示すように、管体4が差込空間16に差し込まれると、ロック爪13の爪部13aが管体4の外周面に僅かに食い込む。また、このとき、管体4の内周面と本体部材17の内筒部171の外周面との間が、封止部材14によって流体密に封止される。このようにして、管体4が管継手1の差込接続口18に、ワンタッチで(差し込むだけで)接続される。
一方、管体4を管継手1から取り外す際には、軸線方向第1側から冶具(図示せず)を樹脂リング12に向けてキャップ11内へ軸線方向に挿入し、樹脂リング12を軸線方向第2側へ押し込む。すると、樹脂リング12はロック爪13の爪部13aを押圧して、爪部13aの管体4への食い込みを解放させる。この状態で、管体4を軸線方向第1側へ引き抜くと、管体4を管継手1から取り外すことができる。
差込確認部材3は、図3に示すように、本例において、周方向に連続した環状に構成されている。差込確認部材3は、任意の材料で構成することができ、例えば、樹脂又は金属から構成される。差込確認部材3の外周面には、管継手1に関する情報を含む継手識別コードCCが、1つ又は複数設けられている。図の例において、差込確認部材3の外周面には、複数の同一の継手識別コードCCが、周方向に沿って互いから間隔を空けて配列されている。継手識別コードCCは、例えば、差込確認部材3の外周面上に印字(印刷)されることによって、あるいは、継手識別コードCCが印字(印刷)されたシールが差込確認部材3の外周面上に貼られることによって、差込確認部材3の外周面上に設けられる。
継手識別コードCCは、継手識別コードCCに格納された情報を機器によって読み取ることができるように構成された任意の種類のコードが好適であり、例えば、二次元コード又は一次元コードが好適である。二次元コードは、互いに直交する2方向に情報を持つ表示方式のコードであり、例えば、QR(商標登録)コード等のマトリックス式のものや、PDF417等のスタック式のものが挙げられる。一次元コードは、1方向に情報を持つ表示方式のコードであり、例えば、JAN等のバーコードが挙げられる。図の例において、継手識別コードCCは、QR(商標登録)コードである。
継手識別コードCCを読み取るのに用いられる機器(以下、「読取機器」ともいう。)としては、例えば、継手識別コードCCを読み取るように構成された専用機器(コードリーダー、コードスキャナー等)や、継手識別コードCCを読み取ることができるように構成されたアプリケーションを搭載した端末(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等)等が、挙げられる。読取機器は、継手識別コードCCを読み取ることにより取得した情報(ひいては、継手識別コードCCに格納された情報。以下、「読取情報」ともいう。)、及び/又は、読取情報に基づいて得られた情報(例えば、後述の施工完了報告や接続完了報告)を、無線通信及び/又は有線通信により外部に送信できるように構成されていると好適である。なお、後述する図6には、読取機器の一例として、読取端末51を示している。
継手識別コードCCに含まれる、管継手1に関する情報としては、任意でよいが、例えば、管継手1の種類を特定するための情報、個々の管継手1毎に与えられた、管継手1に固有の識別情報(以下、「管継手1の固有識別情報」ともいう。)、及び/又は、管継手1の差込接続口18毎に与えられた、差込接続口18に固有の識別情報等が、好適である。管継手1の種類を特定するための情報としては、例えば、管継手1の品番、管継手1のサイズ(管継手1に接続される管体4の口径(例えば呼び径)等)、管継手1の種類毎に与えられた識別情報等が挙げられる。識別情報は、例えば、数字、英字及び記号のうちいずれか1つからなる1文字からなるもの、あるいは、数字、英字及び記号のうちいずれか少なくとも1つからなる文字列からなるものが、挙げられる。継手識別コードCCは、少なくとも、管継手1の種類を特定するための情報、及び/又は、管継手1の固有識別情報を含んでいると、好適である。
差込確認部材3は、図1に示すように、差込空間16内に収容されている。差込確認部材3は、管体4が差込空間16に差し込まれていない状態において、継手識別コードCCが窓部15aを介して外部から視認できないように、差込空間16内に配置されている。具体的に、差込確認部材3は、この状態において、継手識別コードCCが窓部15aよりも軸線方向第1側に位置するように、配置されている。
また、差込確認部材3は、管体4が差込空間16に差し込まれていない状態において、差込空間16内で仮留めされており、それにより、管継手1が傾けられたときに差込確認部材3が重力のみの作用によって差込空間16内を移動するのが防止されているとともに、管体4が差込空間16に差し込まれる際に管体4から受ける押力によって差込空間16内を移動できるようにされている。
差込確認部材3は、例えば、ロック爪13及び封止部材14のうち少なくともいずれか一方(図1の例では、両方)と係合することにより、差込空間16内で仮留めされる。より具体的に、図1の例において、差込確認部材3は、差込確認部材3の外周面がロック爪13の爪部13aと係合し、差込確認部材3の内周面が一対の封止部材14のうちの軸線方向第1側の封止部材14と係合し、それにより、差込確認部材3は、ロック爪13の爪部13aと封止部材14とにより挟持されていることにより、差込空間16内で仮留めされている。ただし、図1の例に限られず、差込確認部材3は、管体4が差込空間16に差し込まれていない状態において、差込確認部材3の外周面がロック爪13の爪部13aと係合し、差込確認部材3の内周面が内筒部171と係合し、それにより、差込確認部材3が、ロック爪13の爪部13aと内筒部171とにより挟持されることによって、差込空間16内で仮留めされていてもよい。あるいは、差込確認部材3は、管体4が差込空間16に差し込まれていない状態において、差込確認部材3の内周面が一対の封止部材14のうちの少なくともいずれか一方と係合し、差込確認部材3の外周面が外筒部151と係合し、それにより、差込確認部材3は、封止部材14と外筒部151とにより挟持されることによって、差込空間16内で仮留めされていてもよい。これらのように、差込確認部材3が、ロック爪13及び封止部材14のうち少なくともいずれか一方と係合することにより、差込空間16内で仮留めされる場合、管継手1の製造時においては、予め製造した管継手本体部2の差込空間16内へ、差込確認部材3を、冶具(図示せず)等を用いて、軸線方向第1側から、ロック爪13及び封止部材14のうち少なくともいずれか一方と係合する位置まで押し込むだけで、差込確認部材3の組み付けを完了できるので、管継手1の製造が容易となる。
なお、差込確認部材3を差込空間16内で仮留めする手法としては、上記のものとは異なる手法を用いてもよい。
このように構成された管継手1において、作業者によって管体4が差込空間16に軸線方向第1側から軸線方向第2側に向かって差し込まれる際、管体4は、差込確認部材3と接触した後(図4(a))、差込確認部材3を軸線方向第2側へ押圧し、それにより、差込確認部材3は、差込空間16内の仮留めが解除され、差込空間16内を軸線方向第2側へ移動する。その際において、差込確認部材3が差込空間16の所定位置よりも軸線方向第1側に位置する間は、差込確認部材3に設けられた継手識別コードCCの少なくとも一部が窓部15aを介して外部から視認できず、差込確認部材3が、差込空間16の当該所定位置に到達すると、継手識別コードCCの全体が、窓部15aの内周側(窓部15aと同じ軸線方向位置)に位置し、窓部15aを介して外部から視認可能となる(図4(b))。継手識別コードCCの全体が窓部15aを介して外部から視認可能となることにより、継手識別コードCCを、窓部15aを介して、読取機器により読み取ることが可能になる。
ここで、上記所定位置は、その位置まで差込確認部材3が管体4によって押し込まれたときに、管継手1と管体4との接続が適正に行われたといえるような位置であるのが、好適である。このような観点から、上記所定位置は、例えば、差込確認部材3の軸線方向第1側の端が、管継手1に設けられた封止部材14のうち最も軸線方向第2側の封止部材14よりも軸線方向第2側に位置するような、任意の位置であると好適であり、差込確認部材3の軸線方向第1側の端が上記最も軸線方向第2側の封止部材14よりも軸線方向第2側に位置し、かつ、差込確認部材3の軸線方向第2側の端が差込空間16の軸線方向第2側の端(図2の例では、大径部分175の軸線方向第1側の端)に位置するような位置であるとより好適である。
上述のように、本実施形態の管継手1は、管体4が差込空間16に差し込まれる際に、差込確認部材3が差込空間16の軸線方向の上記所定位置よりも軸線方向一方側に位置する間は、継手識別コードCCの少なくとも一部が窓部15aを介して外部から視認できず、差込確認部材3が上記所定位置に到達すると、継手識別コードCCの全体が窓部15aを介して外部から視認可能となるように、構成されている。これにより、管継手1と管体4との接続作業を行う作業者は、管体4を管継手1に差し込む際に、窓部15aを介して継手識別コードCCの全体が視認できるようになったことを確認するだけで、簡単に、管継手1と管体4との接続が完了したことを確認することができる。また、窓部15aを介して継手識別コードCCの全体が視認できるようになった後、管継手1を目視可能な位置にいる者(作業者等)は、窓部15aを介して、読取機器により継手識別コードCCを読み取ることができるので、例えば当該継手識別コードCCの読取情報又はこれに基づく情報(例えば、後述の施工完了報告や接続完了報告)を外部へ送信すること等により、管継手1を目視できない位置にいる者(例えば、施工管理者等)が、当該継手識別コードCCの読取情報又はこれに基づく情報(例えば、後述の施工完了報告や接続完了報告)を見ることができるようにすることが可能になる。これにより、管継手1を目視可能な位置にいる者だけでなく、管継手1を目視できない位置にいる者も、簡単に、管継手1と管体4との接続が完了したことを確認することができ、ひいては、客観性の高い接続確認が可能になる。これにより、例えば、管継手1を目視できない位置にいる者(例えば、施工管理者等)は、簡単に、配管施工管理を行うことができる。また、継手識別コードCCには、管継手1に関する情報が含まれているため、上記の管継手1を目視できない位置にいる者は、当該継手識別コードCCの読取情報又はこれに基づく情報(例えば、後述の施工完了報告や接続完了報告)を見るだけで、接続が完了した管継手1を特定しやすくなるので、管継手1を目視できない位置にいながらも、信頼性の高い接続確認が可能になる。
なお、一般的に、管継手(ひいては管体)が大口径(例えば、管継手の呼び径が30~50程度)の場合、流量が多いため、管継手と管体との接続状態が適正でないと、被害が大きくなるおそれがあり、また、配管施工現場において数多くの大口径の管継手が使用されることが多い。そのため、管継手が大口径の場合、管継手と管体との接続確認を、現場にいる作業者だけでなく、現場から離れた位置にいる者(施工管理者等)が行えるようにすることに対する、ニーズが、特に大きい。したがって、本実施形態の管継手1は、特に、大口径に構成されると、これらのニーズに応えることができるので、好適である。また、本実施形態の管継手1は、大口径に構成される場合、その分、軸直方向の断面における差込確認部材3の外周面の曲率半径を大きくすることができるので、差込確認部材3の外周面において継手識別コードCCを設けるためのスペースを確保しやすくなり、また、継手識別コードCCが読取機器によって読み取りやすくなる。
ただし、本実施形態の管継手1は、比較的小口径(例えば、管継手の呼び径が30未満)に構成されてもよい。
上述のように、図3及び図4に示す例において、差込確認部材3の外周面には、複数の同一の継手識別コードCCが、周方向に沿って配列されている。これにより、仮に差込確認部材3の外周面に継手識別コードCCが1つのみ設けられている場合に比べて、管継手1と管体4とを接続した状態において、管継手1の周囲の環境や管継手1の向き等による、継手識別コードCCの位置によって、作業者等による視認や読取機器による読み取りができないおそれを低減でき、言い換えれば、少なくとも1つの継手識別コードCCが、作業者等による視認や読取機器による読み取りができる位置に位置する可能性を高めることができるので、継手識別コードCCの読み取り作業がしやすくなる。
ただし、差込確認部材3の外周面には、継手識別コードCCが、1つのみ設けられていてもよい。
上述のように、継手識別コードCCは、二次元コード又は一次元コードであると、好適である。この場合、継手識別コードCCを小型化し、その分、差込確認部材3の軸線方向の幅を狭くすることを可能にしつつ、継手識別コードCCに十分な情報を格納できる。
継手識別コードCCは、管継手1の固有識別情報を含むと、好適である。これにより、管継手1を目視できない位置にいる者(施工管理者等)は、継手識別コードCCの読取情報又はそれに基づく情報(接続完了報告等)を見るだけで、接続が完了した管継手1の、例えば種類だけでなく、その個体をも、具体的に特定することができる。
同様の観点から、継手識別コードCCは、管継手1の差込接続口18に固有の識別情報を含むと、好適である。これにより、管継手1を目視できない位置にいる者(施工管理者等)は、継手識別コードCCの読取情報又はそれに基づく情報(接続完了報告等)を見るだけで、接続が完了した管継手1の、例えば種類や固体だけでなく、その差込接続口18をも、具体的に特定することができる。このことは、特に、管継手1が複数の差込接続口18を有する場合に、有利である。
管継手1が複数の差込接続口18を有する場合、差込確認部材3は、これら複数の差込接続口18のうち、いずれか一部の差込接続口18のみに設けられていてもよいし、あるいは、全ての差込接続口18に設けられていてもよい。
管継手1が複数の差込接続口18を有しており、かつ、管継手1が複数の差込確認部材3を有する場合、これら複数の差込確認部材3の外周面には、同一の継手識別コードCCが設けられていてもよいし、あるいは、差込確認部材3毎(ひいては、差込接続口18毎)に異なる継手識別コードCCが設けられていてもよい。
ここで、図5を参照しつつ、本発明の第1変形例に係る管継手1について、上述した図1~図4の例に係る管継手1とは異なる点を中心に、説明する。図5に示す第1変形例の管継手1は、継手識別コードCCに格納された、管継手1に関する情報が、配管図Mにおいて当該管継手1に関して記載された情報と同じものを含む。なお、特に、継手識別コードCCには、管継手1の固有識別情報が含まれており、また、当該固有識別情報は、配管図Mにおいて当該管継手1に対して記載された固有識別情報と同じであると、より好適である。図5の例では、管継手1の継手識別コードCCに、当該管継手1の固有識別情報(図の例では、「1」、「12」等の番号からなる)が含まれており、当該固有識別情報は、配管図M上で当該管継手1に対応付けて記載された固有識別情報と同じである。これにより、管継手1を目視できない位置にいる者(施工管理者等)は、継手識別コードCCの読取情報又はそれに基づく情報(接続完了報告等)を、配管図Mと照らし合わせて見ることで、接続が完了した管継手1の位置を特定しやすくなるので、配管図Mのうち、どの部位の施工が完了したかを、把握しやすくなる。
なお、図5に示す第1変形例の管継手1の外表面(例えば、キャップ11の外周面)上には、管継手1の固有識別情報を表す表示19が設けられている。これにより、管継手1と管体4との接続作業を行う作業者は、種類が同じであって固有識別情報が異なる複数の管継手1どうしを簡単に区別できるようになるので、より正確かつ簡単に、配管図Mに従って、各管継手1をそれぞれ所定の位置に施工することができるようになる。仮に、作業者が、管継手1を、当該管継手1と種類が同じであって固有識別情報が異なる他の管継手1の所定施工部位に誤って施工した場合、読取機器からの読取情報と配管図Mとに基づいて、実際とは異なる部位について施工が完了したとの情報が、管継手1を目視できない位置にいる者(施工管理者等)のもとに届くおそれがある。その点、本例によれば、そのようなおそれを、低減できる。
表示19は、例えば、管継手1の外表面(例えば、キャップ11の外周面)に印字(印刷)されることによって、あるいは、当該識別情報が印字(印刷)されたシールが管継手1の外表面上に貼られることによって、管継手1の外表面上に設けられると、よい。
ただし、第1変形例において、管継手1は、表示19を有していなくてもよい。
また、本明細書で説明する他の各例において、継手識別コードCCが管継手1の固有識別情報を含む場合、管継手1は、この表示19を有していると、好適である。
あるいは、継手識別コードCCが管継手1の差込接続口18に固有な識別情報を含む場合、この差込接続口18に固有な識別情報は、配管図M上で当該差込接続口18に対応付けて記載された固有識別情報と同じであると、好適である。また、この場合、管継手1の差込接続口18の外表面(例えば、キャップ11の外周面)上には、差込接続口に固有の識別情報を表す表示19が設けられていると、好適である。
なお、第1変形例に係る管継手1の一使用例として、本発明の第1実施形態に係る配管施工管理システム5及び配管施工管理方法について、図5及び図6を参照しつつ、後に詳しく説明する。
つぎに、図7及び図8を参照しつつ、本発明の第2変形例に係る管継手1について、上述した図1~図4の例に係る管継手1とは異なる点を中心に、説明する。図7及び図8に示す第2変形例の管継手1は、図1~図4の例と同様に外周面上に継手識別コードCCが設けられた差込確認部材3を差込空間16内に備えることに加えて、外周面上に管体識別コードPCが設けられた管体4と接続されるように構成されている。管継手1及び管体4は、管体4が差込空間16に差し込まれる際に、差込確認部材3が差込空間16の上記所定位置よりも軸線方向第1側に位置する間は、管体識別コードPCの少なくとも一部が窓部15aを介して外部から視認できず(継手識別コードCCは、その全体が窓部15aを介して外部から視認可能であってもよいし、そうでなくてもよい。)、差込確認部材3が差込空間16の軸線方向の上記所定位置に到達すると、継手識別コードCCの全体及び管体識別コードPCの全体が窓部15aを介して外部から視認可能となるように構成されている。継手識別コードCCの全体及び管体識別コードPCの全体が窓部15aを介して外部から視認可能となることにより、継手識別コードCC及び管体識別コードPCのそれぞれを、窓部15aを介して、読取機器により読み取ることが可能になる。管体4は、管継手1と接続される前に、予め所定の長さに切断されたものであると、好適である。
図7及び図8に示す例において、管体4の外周面には、複数の同一の管体識別コードPCが、周方向に沿って配列されている。ただし、管体4の外周面には、管体識別コードPCが、1つのみ設けられていてもよい。また、管体4の外周面には、その軸線方向の両端部のうち、いずれか一方の端部のみに、管体識別コードPCが設けられていてもよいし、あるいは、両側の端部に、それぞれ、同一又は異なる管体識別コードPCが設けられていてもよい。
管体識別コードPCは、管体識別コードPCに格納された情報を機器によって読み取ることができるように構成された任意の種類のコードが好適であり、例えば、継手識別コードCCについて上述した、二次元コード又は一次元コードが好適である。管体識別コードPCは、継手識別コードCCと同じ種類のコードであると、好適である。図の例において、管体識別コードPCは、継手識別コードCCと同様に、QR(商標登録)コードである。
管体識別コードPCを読み取るのに用いられる読取機器については、継手識別コードCCを読み取るのに用いられる読取機器について上述したものと同様である。
管体識別コードPCは、管体4に関する情報を含む。管体識別コードPCに含まれる、管体4に関する情報としては、任意でよいが、例えば、管体4の種類を特定するための情報、個々の管体4毎に与えられた、管体4に固有の識別情報(以下、「管体4の固有識別情報」ともいう。)、及び/又は、管体4の軸線方向の端部毎に与えられた、管体4の端部に固有の識別情報等が、好適である。管体4の種類を特定するための情報としては、例えば、管体4のサイズ(管体4の口径(例えば呼び径)、管体4の長さ等)、管体4の種類毎に与えられた識別情報等が挙げられる。識別情報は、例えば、数字、英字及び記号のうちいずれか1つからなる1文字からなるもの、あるいは、数字、英字及び記号のうちいずれか少なくとも1つからなる文字列からなるものが、挙げられる。管体識別コードPCは、少なくとも、管体4の種類を特定するための情報を含んでいると、好適である。
このような構成により、管継手1と管体4との接続作業を行う作業者は、管体4を管継手1に差し込む際に、窓部15aを介して継手識別コードCCの全体及び管体識別コードPCの全体が視認できるようになったことを確認するだけで、簡単に、管継手1と管体4との接続が完了したことを確認することができる。また、窓部15aを介して継手識別コードCCの全体及び管体識別コードPCの全体が視認できるようになった後、管継手1を目視可能な位置にいる者(作業者等)は、窓部15aを介して、読取機器により継手識別コードCC及び管体識別コードPCを順次読み取ることができるので、管継手1を目視できない位置にいる者(例えば、施工管理者等)が、当該継手識別コードCC及び当該管体識別コードPCのそれぞれの読取情報又はそれらに基づく情報(例えば、後述の施工完了報告や接続完了報告)を見ることができるようにすることが可能になる。これにより、管継手1を目視可能な位置にいる者だけでなく、管継手1を目視できない位置にいる者も、簡単に、管継手1と管体4との接続が完了したことを確認することができ、ひいては、客観性の高い接続確認が可能になる。また、継手識別コードCCには管継手1に関する情報が含まれており、また、管体識別コードPCには管体4に関する情報が含まれているため、上記の管継手1を目視できない位置にいる者は、当該継手識別コードCC及び当該管体識別コードPCのそれぞれの読取情報又はそれらに基づく情報(例えば、後述の施工完了報告や接続完了報告)を見るだけで、接続が完了した管継手1及び管体4の対(組み合わせ)を特定しやすくなるので、管継手1を目視できない位置にいながらも、より信頼性の高い接続確認が可能になる。
第2変形例においては、第1変形例と同様に、管継手1の継手識別コードCCに格納された、管継手1に関する情報が、配管図Mにおいて当該管継手1に関して記載された情報と同じものを含むと好適であり、また、管体4の管体識別コードPCに格納された、管体4に関する情報が、配管図Mにおいて当該管体4に関して記載された情報と同じものを含むと好適である。特に、継手識別コードCCには、管継手1の固有識別情報が含まれており、また、当該固有識別情報は、配管図Mにおいて当該管継手1に対して記載された固有識別情報と同じであると、より好適である。また、管体識別コードPCには、管体4の固有識別情報が含まれており、また、当該固有識別情報は、配管図Mにおいて当該管体4に対して記載された固有識別情報と同じであると、より好適である。
また、第2変形例においては、第1変形例と同様に、管継手1の外表面(例えば、キャップ11の外周面)上には、管継手1の固有識別情報を表す表示19が設けられていると好適であり、また、管体4の外表面(外周面)上には、管体4の固有識別情報を表す表示が設けられていると、好適である。
なお、第2変形例に係る管継手1の一使用例として、本発明の第2実施形態に係る配管施工管理システム5及び配管施工管理方法について、図7及び図8を参照しつつ、後に詳しく説明する。
上述した各例において、差込確認部材3は、環状に構成される場合に限られず、周方向に沿って延在しつつ、周方向に不連続に構成されていてもよい。その場合、差込確認部材3は、例えば、軸直方向の断面においてC字形状又は円弧形状をなすように構成されるとよい。また、差込確認部材3は、1部品で構成される場合に限られず、周方向に沿って配列された複数の部品から構成されてもよい。
なお、上述した各例において、管継手本体部2に形成される窓部15aは、差込空間16のうち軸線方向の一部のみを外部から視認可能にする構成であれば、任意の構成を有してよい。
例えば、窓部15aは、全周にわたって環状に設けられる場合に限られず、周方向における1箇所又は複数個所のみに設けられてもよい。ただし、全周にわたって環状に設けられる場合のほうが、継手識別コードCC(及び/又は管体識別コードPC)が窓部15aと同じ軸線方向位置に位置する状態において、窓部15aと継手識別コードCC(及び/又は管体識別コードPC)との周方向位置が異なることにより、窓部15aを介して継手識別コードCC(及び/又は管体識別コードPC)が視認できなくなるおそれを無くすことができるので、好適である。
また、図2に示す例において、窓部15aは、差込空間16の軸線方向第2側の端と重複する軸線方向位置にあり、それにより、差込空間16のうち、軸線方向第2側の端を含む一部分を、外部から視認可能にしている。ただし、窓部15aは、差込空間16の軸線方向第2側の端よりも軸線方向第1側に位置していてもよく、それにより、差込空間16のうち、軸線方向第2側の端よりも軸線方向第1側の一部分のみを、外部から視認可能に構成されていてもよい。
また、上述した各例においては、継手識別コードCCの全体(及び/又は管体識別コードPCの全体)が窓部15aを介して外部から視認可能となるときとそうでないときとの差込確認部材3の軸線方向位置が、上述のように設定されている限り、窓部15aは、管継手本体部2における、差込空間16よりも外周側の部分のうち、任意の部分に形成されてよい。例えば、窓部15aは、外筒部151とキャップ11とが径方向に重なり合う軸線方向位置において、外筒部151とキャップ11(具体的には、軸線方向第2側部分112)とに形成されてもよい。
また、外筒部材15は、その全体が透明な材料から構成される場合に限られず、窓部15aを構成する部分のみが透明な材料から構成され、他の部分が不透明な材料から構成されてもよい。
また、窓部15aは、透明な材料から構成される場合に限られず、開口(穴)から構成されてもよい。この場合、例えば、外筒部材15を不透明な材料から構成し、窓部15aは、外筒部151を径方向に貫通する開口(穴)から構成するとよい。
上述した各例では、管継手1の樹脂リング12が、ロック爪13の管体4への食い込みを解放できる機能(解放機能)を有しているものであるが、樹脂リング12は、解放機能を有していなくてもよい。この場合、図示は省略するが、例えば、樹脂リング12は、キャップ11に対し軸線方向第1側に位置するとともにキャップ11と軸線方向に対向する、係止部を、有していることにより、解放機能を有しないように構成されることができる。この場合、樹脂リング12は、仮に治具等により軸線方向第2側へ押されても、係止部がキャップ11に当たっていることによって、キャップ11に対する軸線方向第2側への相対移動が規制されるので、樹脂リング12が、ロック爪13の爪部13aを押圧するのが、防止される。樹脂リング12が解放機能を有しないことにより、冶具等による管体4の取り外しをできなくすることができる。
一般的に、管継手(ひいては管体)が大口径の場合、管体を管継手にいったん接続した後は、管体が管継手から取り外されることはない。したがって、管継手1(ひいては管体4)が大口径の場合は、樹脂リング12が解放機能を有しないように構成されていると、好適である。
上述した各例においては、管継手1の差込接続口18が、封止部材14と管体4の内周面とが接触することにより管体4と管継手1との間を止水するように構成された、内面止水構造を有している。
ただし、上述した各例において、管継手1の差込接続口18は、封止部材14と管体4の外周面とが接触することにより管体4と管継手1との間を止水するように構成された、外面止水構造を有していてもよい。この場合、封止部材14は、差込空間16に対して外周側に隣接して配置される。また、この場合、内筒部171は無くてもよく、差込空間16は、例えば、外筒部151の内周面によって区画される。
〔配管施工管理システム、配管施工管理方法〕
つぎに、本発明の配管施工管理システム及び配管施工管理方法の実施形態について、図5~図8を参照しつつ、説明する。
-第1実施形態-
図5及び図6は、本発明の第1実施形態に係る配管施工管理システム5及び配管施工管理方法を説明するための図面である。本発明の第1実施形態に係る配管施工管理システム5及び配管施工管理方法は、それぞれ、上述の「本発明の第1の配管施工管理システム」及び「本発明の第1の配管施工管理方法」に対応する。
本実施形態の配管施工管理システム5は、複数の上述した第1変形例に係る管継手1(図5)と、複数の管体4と、読取端末51と、遠隔端末52と、を備えている。
第1変形例に係る管継手1の構成については、図5を参照しつつ上述したとおりである。すなわち、管継手1は、継手識別コードCCに格納された、管継手1に関する情報が、配管図Mにおいて当該管継手1に関して記載された情報と同じものを含む。特に、継手識別コードCCには、管継手1の固有識別情報が含まれており、また、当該固有識別情報は、配管図Mにおいて当該管継手1に対して記載された固有識別情報と同じであると、好適である。管継手1の外表面(例えば、キャップ11の外周面)上には、管継手1の固有識別情報を表す表示19が設けられていると、好適である。複数の管体4は、それぞれ、予め所定の長さに切断されている。
読取端末51は、管継手1を目視できる位置にいる者(例えば、作業者)によって用いられる、継手識別コードCCを読み取るための読取機器である。読取端末51は、例えば、継手識別コードCCを読み取るように構成された専用機器(コードリーダー、コードスキャナー等)や、継手識別コードCCを読み取ることができるように構成されたアプリケーションを搭載した端末(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等)等として、構成される。読取端末51は、例えば、通信部511と、処理部512と、記憶部513と、読取部514と、表示部515と、入力部516とを、備える。
読取部514は、継手識別コードCCを読み取ることが可能に構成されている。より具体的に、読取部514は、例えば、継手識別コードCCを撮像し、それにより得られた画像を解析することにより、継手識別コードCCに格納された情報を読み出すことができるように構成される。
通信部511は、例えば、通信インタフェースにより構成される。読取端末51は、通信部511によって、遠隔端末52との間で、無線通信及び/又は有線通信ができるように構成されている。
処理部512は、例えば、CPUにより構成される。処理部512は、例えば、記憶部513に記憶されたプログラムを実行して、読取端末51の全体の制御を行う。本例において、処理部512は、読取部514が継手識別コードCCを読み取ることにより得られた読取情報(ひいては、継手識別コードCCに格納された情報)を、通信部511によって、遠隔端末52に送信するように構成されている。読取端末51から遠隔端末52への読取情報の送信は、例えば、読取部514が継手識別コードCCを読み取った後に、例えば入力部516での入力操作に応じて、あるいは、所定のタイミング(例えば、継手識別コードを読み取った直後)で、行われる。
記憶部513は、例えば、ROM及び/又はRAMから構成される。記憶部513は、処理部512が実行するためのプログラムや処理部512が用いる種々の情報などを記憶している。記憶部513は、読取部514が得た読取情報を記憶するように構成されていてもよく、それにより、読取端末51は、例えば、その読取情報が遠隔端末52へ送信されるタイミングになるまで、その読取情報を内部に保持しておけるようにすることができる。
表示部515は、例えば、ディスプレイ、モニター等により構成される。表示部515は、読取部514が継手識別コードCCを読み取る処理を行う間、処理部512による制御に従い、例えば、読取部514が撮像した継手識別コードCCの画像を表示したり、読取部514が継手識別コードCCから読み出した読取情報を表示したりする。
入力部516は、読取端末51のユーザからの操作を受け付けるように構成されている。入力部516は、例えば、ボタン、キー等により構成される。また、入力部516と表示部515とは、タッチパネルを構成してもよい。
遠隔端末52は、管継手1を目視できない位置にいる者(例えば、配管施工管理者)によって用いられる機器であり、読取端末51による読取情報又はこれに基づく情報(施工完了報告、接続完了報告等)を、出力するように構成された機器である。遠隔端末52は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等として、構成される。遠隔端末52は、例えば、通信部521と、処理部522と、記憶部523と、出力部524と、入力部525とを、備える。
通信部521は、例えば、通信インタフェースにより構成される。遠隔端末52は、通信部521によって、読取端末51との間で、無線通信及び/又は有線通信ができるように構成されている。
処理部522は、例えば、CPUにより構成される。処理部522は、例えば、記憶部523に記憶されたプログラムを実行して、遠隔端末52の全体の制御を行う。本例において、処理部522は、通信部521によって、読取端末51からの読取情報を受信するように構成されている。また、本例において、処理部522は、読取端末51の読取部514が、配管施工管理システム5を構成する複数の管継手1の全ての継手識別コードCCを読み取ったと判断した場合に、施工完了報告を生成し、出力部524に、施工完了報告を出力させるように構成されている。施工完了報告とは、配管施工管理システム5を構成する全ての管継手1が管体4と適正に接続された旨の報告である。
記憶部523は、例えば、ROM及び/又はRAMから構成される。記憶部523は、処理部522が実行するためのプログラムや処理部522が用いる種々の情報などを記憶している。本例において、記憶部523は、配管施工管理システム5を構成する各管継手1に関する情報を記憶している。記憶部523が記憶する、各管継手1に関する情報は、それぞれの管継手1の継手識別コードCCに格納された、管継手1に関する情報と同じである。記憶部523は、読取端末51から受信する読取情報を蓄積するように構成されていると、好適である。また、記憶部523は、処理部522が生成する施工完了報告を記憶するように構成されていると、好適である。
出力部524は、処理部522による制御に従って、様々な情報(例えば、施工完了報告、接続完了報告、読取情報等)を出力するように構成されている。出力部524がこれらの情報を出力することにより、遠隔端末52のユーザ(例えば、配管施工管理者)が、当該情報を閲覧することが可能になる。
出力部524による情報の出力は、任意の手法で実現されてよい。
例えば、出力部524は、ディスプレイやモニター等からなる表示部524aを有することができる。例えば、処理部522は、出力部524の表示部524aに情報を表示させることにより、出力部524に情報を出力させるように構成されることができる。
かつ/又は、出力部524は、所定のWEBサイトへ情報を出力するように構成された、サイト出力部524bを有することができる。この場合、処理部522は、出力部524のサイト出力部524bに、前記所定のWEBサイトへ情報を出力させることにより、出力部524に情報を出力させるように構成されることができる。この場合、出力部524は、サイト出力部524bに加えて、表示部524aを、さらに有すると好適である。この場合、処理部522は、例えばユーザ(例えば、配管施工管理者)による入力部525の入力操作に応じて、当該所定のWEBサイトにアクセスしたときに、当該所定のWEBサイト上の情報を、出力部524の表示部524aに、表示させることによって、出力部524に情報を出力させるように構成されることができる。また、上記所定のWEBサイトへは、遠隔端末52以外の任意の端末(読取端末51又はその他の端末)からも、アクセスし、当該WEBサイト上の施工完了情報を閲覧することが可能とされることができる。
かつ/又は、出力部524は、紙等の媒体に印刷することが可能な印刷部524cを有することができる。この場合、処理部522は、当該印刷部524cに、紙等の媒体へ情報を印刷させることにより、出力部524に情報を出力させるように構成されることができる。
なお、図6では、理解し易さのため、出力部524の構成として、表示部524a、サイト出力部524b及び印刷部524cを示しているが、上述のように、出力部524は、表示部524a、サイト出力部524b及び印刷部524cのうち1つ又は2つのみを有していてもよいし、あるいは、表示部524a、サイト出力部524b及び印刷部524cのいずれとも異なる構成からなるものでもよい。
入力部525は、遠隔端末52のユーザからの操作を受け付けるように構成されている。入力部525は、例えば、ボタン、キー等により構成される。また、出力部524が表示部524aを有する場合、入力部525と表示部524aとは、タッチパネルを構成してもよい。
ここで、上述した第1実施形態の配管施工管理システム5を用いた、第1実施形態の配管施工管理方法の一例について、説明する。
まず、管継手1及び管体4の施工現場において、作業者は、配管図Mに従って、各管継手1をそれぞれ所定の管体4と接続していく。
作業者は、管体4が差し込まれることにより継手識別コードCCの全体が窓部15aを介して外部から視認可能になった管継手1について、読取端末51の入力部516を操作しながら、継手識別コードCCの読み取りを行う。このとき、読取端末51の読取部514は、入力部516の入力操作に応じて、継手識別コードCCを読み取り、継手識別コードCCに格納された情報を読取情報として取得する(継手識別コード読取ステップ)。読取部514が継手識別コード読取ステップを行う間、処理部512は、読取部514が撮像した継手識別コードCCの画像を表示部515に表示させたり、読取部514が継手識別コードCCから読み取った読取情報を表示部515に表示させたりする。継手識別コード読取ステップは、継手識別コードCC毎に行われる。
継手識別コード読取ステップの後、読取端末51の処理部512は、通信部511を介して、継手識別コード読取ステップで得た読取情報を、遠隔端末52へ送信する(送信ステップ)。送信ステップは、1回の継手識別コード読取ステップ毎に行われる。送信ステップは、例えば、入力部516で送信を指示する旨の入力操作があったときに行われてもよいし、あるいは、所定のタイミング(例えば、継手識別コード読取ステップが完了した直後)になったときに、行われる。
一方、遠隔端末52の処理部522は、送信ステップで読取端末51から送信された読取情報を、通信部521を介して受信する(受信ステップ)。受信ステップにおいて、処理部522は、受信した読取情報を、記憶部523に格納するようにしてもよい。
受信ステップの後、遠隔端末52の処理部522は、読取端末51の読取部514が、配管施工管理システム5を構成する複数の管継手1の全ての継手識別コードCCを読み取ったか否かを、判断する(施工完了判断ステップ)。施工完了判断ステップは、例えば、1回の受信ステップ毎に行う。施工完了判断ステップにおいて、処理部522は、例えば、これまでに行われた全ての受信ステップで受信した各読取情報(ひいては、管継手1の継手識別コードCCに格納された情報)が、記憶部523に予め記憶された、各管継手1に関する情報(ひいては、管継手1の継手識別コードCCに格納された情報)と、1対1で一致する場合、読取端末51の読取部514が、配管施工管理システム5を構成する複数の管継手1の全ての継手識別コードCCを読み取ったと判断し、一方、それ以外の場合は、配管施工管理システム5を構成する複数の管継手1の全ての継手識別コードCCのうち、読取端末51の読取部514がまだ読み取っていないものがあると判断し、つぎの受信ステップがあるまで待機する。
施工完了判断ステップにおいて、処理部522が、読取部514が配管施工管理システム5を構成する複数の管継手1の全ての継手識別コードCCを読み取ったと判断した場合、処理部522は、施工完了報告を生成し(施工完了報告生成ステップ)、出力部524に、その施工完了報告を出力させる(施工完了報告出力ステップ)。施工完了報告とは、上述のように、配管施工管理システム5を構成する全ての管継手1が管体4と適正に接続された旨の報告である。本例において、施工完了報告は、例えば、配管施工管理システム5を構成する全ての管継手1について、管体4との接続が適正に完了した旨のメッセージを含むと好適である。また、本例において、施工完了報告は、例えば、配管施工管理システム5を構成する全ての管継手1に関する情報(例えば、各管継手の継手識別コードCCに格納された情報)を含むと、好適である。これにより、遠隔端末52のユーザ(例えば、配管施工管理者)は、施工現場から離れた位置にいながらも、配管施工管理システム5を構成する複数の管継手1の全てについて、管体4との接続が適正に完了したことを、簡単に把握することができる。
本実施形態によれば、上述のようにして、管継手1を目視できない位置にいる者(例えば、配管施工管理者)が、簡単に接続確認をすることができる。
なお、第1実施形態において、遠隔端末52の処理部522は、受信ステップの後、接続完了報告を生成し(接続完了報告生成ステップ)、出力部524に、その接続完了報告を出力させる(接続完了報告出力ステップ)ようにしてもよい。接続完了報告とは、当該管継手1(本例では、当該受信ステップで受信した読取情報に対応する管継手1)が、管体4と適正に接続された旨の報告である。本例において、接続完了報告は、例えば、当該管継手1について、管体4との接続が適正に完了した旨のメッセージを含むと好適である。また、本例において、接続完了報告は、例えば、当該管継手1に関する情報(例えば、当該管継手の継手識別コードCCに格納された情報)を含むと、好適である。接続完了報告生成ステップ及び接続完了報告出力ステップは、例えば、1回の受信ステップ毎に行うものとし、また、受信ステップの後、かつ、施工完了判断ステップと並行して又は施工完了判断ステップの前に、行うとよい。
この場合、管継手1を目視できない位置にいる者(例えば、配管施工管理者)は、遠隔端末52の出力部524から出力される接続完了報告を、配管図Mと照らし合わせて見るだけで、施工現場から離れた位置にいながらも、配管施工管理システム5を構成する複数の管継手1のうち、いずれの管継手1について、管体4との接続が適正に完了したか(ひいては、配管図Mのうちどの部位の施工が完了したか)を、簡単に把握することができる。
また、第1実施形態について上述した各例において、遠隔端末52の処理部522の一部又は全部の機能、及び、記憶部523の一部又は全部の機能を、読取端末51の処理部512及び記憶部513が、それぞれ有していてもよい。
例えば、施工完了判断ステップ及び/又は接続完了判断ステップは、(遠隔端末52の処理部522ではなく)読取端末51の処理部512により行われてもよい。この場合、読取端末51の記憶部513は、配管施工管理システム5を構成する各管継手1の継手識別コードCCに格納された、管継手1に関する情報を記憶しているものとする。また、この場合、施工完了判断ステップ及び/又は接続完了判断ステップは、1回の継手識別コード読取ステップ毎に行うとよい。また、この場合、施工完了報告生成ステップ及び/又は接続完了報告生成ステップは、遠隔端末52の処理部522によって行われてもよいし、あるいは、読取端末51の処理部512によって行われてもよい。なお、この例において、施工完了報告出力ステップ及び/又は接続完了報告出力ステップは、遠隔端末52の出力部524によって行う。
あるいは、第1実施形態について上述した各例において、遠隔端末52の出力部524の一部又は全部の機能を、読取端末51に設けられた出力部(図示せず)が有し、また、遠隔端末52の処理部522の全部の機能及び記憶部523の全部の機能を、読取端末51の処理部512及び記憶部513が、それぞれ有していてもよい。この場合、配管施工管理システム5は、遠隔端末52を備えていなくてもよい。
これにより、例えば、読取端末51の表示部515が、上述の遠隔端末52の表示部524aと同様に、出力部を構成する場合、読取端末51が、管継手1を目視できない位置にいる者(例えば、施工管理者等)のところへ運ばれた場合に、その者が、読取端末51の表示部515に表示される施工完了報告及び/又は接続完了報告を見ることにより、接続確認をすることが可能になる。あるいは、読取端末51の出力部が、上述のサイト出力部524bを有する場合、管継手1を目視できない位置にいる者は、任意の端末(読取端末51、遠隔端末52、又はその他の端末)から、上記所定のWEBサイトにアクセスし、当該端末上で表示される施工完了報告及び/又は接続完了報告を見ることにより、接続確認をすることが可能になる。あるいは、読取端末51の出力部が、上述の印刷部524cを有する場合、印刷部524cによって施工完了報告及び/又は接続完了報告が印刷された紙等の媒体が、管継手1を目視できない位置にいる者のところへ運ばれた場合に、その者が、当該紙等の媒体に印刷された施工完了報告及び/又は接続完了報告を見ることにより、接続確認をすることが可能になる。
-第2実施形態-
図7及び図8は、本発明の第2実施形態に係る配管施工管理システム5及び配管施工管理方法を説明するための図面である。本発明の第2実施形態に係る配管施工管理システム5及び配管施工管理方法は、それぞれ、上述の「本発明の第2の配管施工管理システム」及び「本発明の第2の配管施工管理方法」に対応する。以下では、本発明の第2実施形態に係る配管施工管理システム5及び配管施工管理方法について、第1実施形態とは異なる点を中心に、説明する。
本実施形態の配管施工管理システム5は、複数の上述した第2変形例に係る管継手1(図7及び図8)と、これらの管継手1に接続されるように構成された複数の管体4(図7及び図8)と、読取端末51と、遠隔端末52と、を備えている。
第2変形例に係る管継手1の構成と、当該管継手1と接続されるように構成された管体4の構成については、図7及び図8を参照しつつ上述したとおりである。すなわち、管継手1は、外周面上に継手識別コードCCが設けられた差込確認部材3を、差込空間16内に備えている。管体4は、その外周面上に管体識別コードPCが設けられている。管継手1及び管体4は、管体4が差込空間16に差し込まれる際に、差込確認部材3が差込空間16の上記所定位置よりも軸線方向第1側に位置する間は、管体識別コードPCの少なくとも一部が窓部15aを介して外部から視認できず、差込確認部材3が差込空間16の軸線方向の上記所定位置に到達すると、継手識別コードCCの全体及び管体識別コードPCの全体が窓部15aを介して外部から視認可能となるように構成されている。複数の管体4は、それぞれ、予め所定の長さに切断されている。
読取端末51は、基本的に、第1実施形態において図6を参照しつつ説明した構成と同様の構成を有する。
ただし、読取部514は、継手識別コードCC及び管体識別コードPCのそれぞれを読み取ることが可能に構成されている。
また、本例において、記憶部513は、配管施工管理システム5を構成する複数の管継手1の継手識別コードCCと複数の管体4の管体識別コードPCとを1対1で対応付けた、対応情報を、予め記憶している。
また、本例において、処理部512は、読取部514が、記憶部513に記憶された上記対応情報において対応付けられた一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを連続して読み取ったと判断した場合に、接続完了報告を生成し、その接続完了報告を、通信部511を介して遠隔端末52へ送信するように構成されている。また、処理部512は、読取部514が上記対応情報において対応付けられた全ての対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを読み取ったと判断した場合に、施工完了報告を生成し、その施工完了報告を、通信部511を介して遠隔端末52へ送信するように構成されている。
遠隔端末52は、基本的に、第1実施形態において図6を参照しつつ説明した構成と同様の構成を有する。
ただし、本例において、処理部522は、読取端末51から通信部521を介して接続完了報告を受信した場合に、出力部524に、その接続完了報告を出力させるように構成されている。また、処理部522は、読取端末51から通信部521を介して施工完了報告を受信した場合に、出力部524に、その施工完了報告を出力させるように構成されている。
ここで、上述した第2実施形態の配管施工管理システム5を用いた、第2実施形態の配管施工管理方法の一例について、説明する。
まず、管継手1及び管体4の施工現場において、作業者は、配管図Mに従って、各管継手1をそれぞれ所定の管体4と接続していく。
作業者は、管体4が差し込まれることにより継手識別コードCCの全体及び管体識別コードPCの全体が窓部15aを介して外部から視認可能になった管継手1について、読取端末51の入力部516を操作しながら、継手識別コードCCの読み取りと、管体識別コードPCの読み取りとを、順次行う。このとき、読取端末51の読取部514は、入力部516の入力操作に応じて、継手識別コードCCを読み取り、継手識別コードCCに格納された情報を読取情報として取得する(継手識別コード読取ステップ)とともに、管体識別コードPCを読み取り、管体識別コードPCに格納された情報を読取情報として取得する(管体識別コード読取ステップ)。継手識別コード読取ステップと管体識別コード読取ステップとの順番は、どちらが先であってもよい。読取部514が継手識別コード読取ステップや管体識別コード読取ステップを行う間、処理部512は、読取部514が撮像した継手識別コードCCや管体識別コードPCの画像を表示部515に表示させたり、読取部514が継手識別コードCCや管体識別コードPCから読み出した読取情報を表示部515に表示させたりする。継手識別コード読取ステップは、継手識別コードCC毎に行われる。管体識別コード読取ステップは、管体識別コードPC毎に行われる。
継手識別コード読取ステップ及び管体識別コード読取ステップの後、処理部512は、読取部514が、記憶部513に記憶された上記対応情報において対応付けられた一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを連続して読み取ったか否かを判断する(接続完了判断ステップ)。接続完了判断ステップにおいて、処理部512は、例えば、所定時間以内に、読取部514が、上記対応情報において対応付けられた一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを、それぞれ継手識別コード読取ステップ及び管体識別コード読取ステップで、連続して読み取ったと判断した場合に、上記対応情報において対応付けられた一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを連続して読み取ったと判断する。ここで、「継手識別コードCC及び管体識別コードPCを連続して読み取った」とは、継手識別コードCCを読取部514が読み取ったタイミングと、管体識別コードPCを読取部514が読み取ったタイミングとの間に、他の継手識別コードCC又は他の管体識別コードPCを読取部514が読み取らなかったことを指す。このとき、処理部512は、読取部514が当該一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを読み取る順番については、不問(どちらが先でも良し)とする。上記所定時間以内に、上記対応情報において対応付けられた対(組み合わせ)とは異なる対(組み合わせ)の継手識別コードCC及び管体識別コードPCが読取部514によって読み取られた場合や、上記所定時間以内に、継手識別コードCC及び管体識別コードPCのうちいずれか一方しか読取部514によって読み取られなかった場合は、処理部512は、接続完了判断ステップにおいて、読取部514が、上記対応情報において対応付けられた一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを連続して読み取らなかったと判断する。また、上記「所定時間」は、例えば、60~180秒が好適である。
なお、接続完了判断ステップにおいては、継手識別コードCC及び管体識別コードPCの読み取りに関し、上記所定時間という時間的制限を用いることにより、読取端末51のユーザ(作業者等)の不正を防止でき、管継手1と管体4とが適正に接続された場合のみにおいて、処理部512が、読取部514が上記対応情報において対応付けられた一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを連続して読み取ったと判断することを、より確実に保証することができる。また、上記所定時間という時間的制限を用いることにより、いずれの継手識別コード読取ステップで読み取った継手識別コードCCと、いずれの管体識別コード読取ステップで読み取った管体識別コードPCとを、上記対応情報において対応付けられた一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCに対して対比すべきかを、明確にすることができる。
ただし、接続完了判断ステップにおいては、上記所定時間という時間的制限を用いなくてもよい。
接続完了判断ステップにおいて、読取端末51の処理部512は、読取部514が上記対応情報において対応付けられた一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを連続して読み取ったと判断した場合、接続完了報告を生成し(接続完了報告生成ステップ)、通信部511を介して、その接続完了報告を、遠隔端末52に送信する(接続完了報告送信ステップ)。一方、遠隔端末52の処理部522は、通信部521を介して、この接続完了報告を受信する(接続完了報告受信ステップ)と、その接続完了報告を出力部524に出力させる(接続完了報告出力ステップ)。本例において、接続完了報告は、当該管継手1及び当該管体4(具体的には、上記一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCに対応する、管継手1及び管体4)どうしの接続が適正に完了した旨の報告である。本例において、接続完了報告は、例えば、当該管継手1及び当該管体4どうしについて、接続が適正に完了した旨のメッセージを含むと好適である。また、接続完了報告は、例えば、当該管継手1に関する情報(例えば、当該管継手の継手識別コードCCに格納された情報)と、当該管体4に関する情報(例えば、当該管体4の管体識別コードPCに格納された情報)とを含むと、好適である。これにより、遠隔端末52のユーザ(例えば、配管施工管理者)は、遠隔端末52の出力部524から出力される接続完了報告を、例えば配管図Mと照らし合わせて見るだけで、施工現場から離れた位置にいながらも、配管施工管理システム5を構成する全ての対の管継手1及び管体4のうち、いずれの対の管継手1及び管体4どうしの接続が適正に完了したか(ひいては、例えば、配管図Mのうちどの部位の施工が完了したか)を、簡単に把握することができる。
一方、読取端末51の処理部512は、接続完了判断ステップにおいて、読取部514が上記対応情報において対応付けられた一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを連続して読み取らなかったと判断した場合、エラー情報を表示部515に表示させる(エラー情報表示ステップ)。これにより、読取端末51のユーザ(例えば、作業者)は、管継手1及び管体4を誤った組み合わせで接続した等の不具合を、すぐに知ることができ、必要に応じて、施工し直しをすることができる。
また、本例において、読取端末51の処理部512は、読取部514が、記憶部513に記憶された上記対応情報において対応付けられた全ての対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを読み取ったか否かを判断する(施工完了判断ステップ)。施工完了判断ステップは、例えば、接続完了判断ステップにおいて、読取端末51の処理部512が、読取部514が上記対応情報において対応付けられた一対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを連続して読み取ったと判断した場合に、行う。
処理部512は、施工完了判断ステップにおいて、読取部514が、記憶部523に記憶された上記対応情報において対応付けられた全ての対の継手識別コードCC及び管体識別コードPCを読み取ったと判断した場合、施工完了報告を生成し(施工完了報告生成ステップ)、通信部511を介して、その施工完了報告を、遠隔端末52に送信する(施工完了報告送信ステップ)。一方、遠隔端末52の処理部522は、通信部521を介して、この施工完了報告を受信する(施工完了報告受信ステップ)と、その施工完了報告を出力部524に出力させる(施工完了報告出力ステップ)。本例において、施工完了報告は、配管施工管理システム5を構成する全ての対の管継手1及び管体4の接続が適正に完了した旨の報告である。本例において、施工完了報告は、例えば、配管施工管理システム5を構成する全ての対の管継手1及び管体4の接続が適正に完了した旨のメッセージを含むと好適である。また、施工完了報告は、例えば、配管施工管理システム5を構成する対(組み合わせ)毎に、それぞれの対の、管継手1に関する情報(例えば、当該管継手1の継手識別コードCCに格納された情報)と管体4に関する情報(例えば、当該管体4の管体識別コードPCに格納された情報)とを含むと、好適である。これにより、遠隔端末52のユーザ(例えば、配管施工管理者)は、遠隔端末52の出力部524から出力される施工完了報告を見るだけで、施工現場からは離れた位置にいながらも、配管施工管理システム5を構成する全ての対の管継手1及び管体4の接続が適正に完了したことを、簡単に把握することができる。
なお、第2実施形態において、接続完了報告出力ステップ(ひいては、接続完了報告生成ステップ、接続完了報告送信ステップ、接続完了報告受信ステップ)は、行わなくてもよい。
また、第2実施形態について上述した各例において、読取端末51の処理部512の一部の機能及び記憶部513の一部又は全部の機能を、遠隔端末52の処理部522及び記憶部523が、それぞれ有していてもよい。
例えば、施工完了報告生成ステップ及び/又は接続完了報告生成ステップは、(読取端末51の処理部512ではなく)遠隔端末52の処理部522により行われてもよい。この場合、接続完了判断ステップ及び/又は施工完了判断ステップは、読取端末51の処理部512によって行われてもよいし、あるいは、遠隔端末52の処理部522によって行われてもよい。
接続完了判断ステップ及び/又は施工完了判断ステップが、遠隔端末52の処理部522によって行われる場合、遠隔端末52の記憶部523は、配管施工管理システム5を構成する複数の管継手1の継手識別コードCCと複数の管体4の管体識別コードPCとを1対1で対応付けた、対応情報を、予め記憶しているものとする。
あるいは、第2実施形態について上述した各例において、遠隔端末52の出力部524の一部又は全部の機能を、読取端末51に設けられた出力部(図示せず)が有し、また、遠隔端末52の処理部522の全部の機能及び記憶部523の全部の機能を、読取端末51の処理部512及び記憶部513が、それぞれ有していてもよい。この場合、配管施工管理システム5は、遠隔端末52を備えていなくてもよい。
これにより、例えば、読取端末51の表示部515が、上述の遠隔端末52の表示部524aと同様に、出力部を構成する場合、読取端末51が、管継手1を目視できない位置にいる者(例えば、施工管理者等)のところへ運ばれた場合に、その者が、読取端末51の表示部515に表示される施工完了報告及び/又は接続完了報告を見ることにより、接続確認をすることが可能になる。あるいは、読取端末51の出力部が、上述のサイト出力部524bを有する場合、管継手1を目視できない位置にいる者は、任意の端末(読取端末51、遠隔端末52、又はその他の端末)から、上記所定のWEBサイトにアクセスし、当該端末上で表示される施工完了報告及び/又は接続完了報告を見ることにより、接続確認をすることが可能になる。あるいは、読取端末51の出力部が、上述の印刷部524cを有する場合、印刷部524cによって施工完了報告及び/又は接続完了報告が印刷された紙等の媒体が、管継手1を目視できない位置にいる者のところへ運ばれた場合に、その者が、当該紙等の媒体に印刷された施工完了報告及び/又は接続完了報告を見ることにより、接続確認をすることが可能になる。
本発明の管継手、配管施工管理システム、及び、配管施工管理方法は、例えば給水や給湯等のための配管に好適に用いることができる。
1:管継手、
11:キャップ、 111:キャップの軸線方向第1側部分、 112:キャップの軸線方向第2側部分、 112a、112b:嵌合凹部、
12:樹脂リング(リング状部材)、 121:係止部、
13:ロック爪(リング状部材)、 13a:爪部、
14:封止部材、
15:外筒部材(リング状部材)、 15a:窓部、 151:外筒部材の延出部分(外筒部)、 151a、151b:嵌合突起部、 151c:ストッパ突起部、 152:外筒部材の軸線方向第2側部分、
16:差込空間、
17:本体部材、 171:本体部材の軸線方向第1側部分(内筒部)、 171a:環状溝、 172:本体部材の軸線方向第2側部分、 172a:ねじ部、 173:本体部材のトルク入力部分、 174:本体部材の小径部分、 175:本体部材の大径部分、 176:本体部材の軸線方向中間部分、
18:差込接続口、
19:表示、
2:管継手本体部、
3:差込確認部材、
4:管体、
5:配管施工管理システム、
51:読取端末、 511:通信部、 512:処理部、 513:記憶部、 514:読取部、 515:表示部、 516:入力部、
52:遠隔端末、 521:通信部、 522:処理部、 523:記憶部、 524:出力部、 524a:表示部、 523b:サイト出力部、 524c:印刷部、 525:入力部、
ID:差込方向、 PD:引抜方向、 O:管継手の管軸線、
CC:継手識別コード、 PC:管体識別コード、
M:配管図

Claims (9)

  1. 管体を軸線方向一方側から差し込むための差込空間が形成された、管継手であって、
    前記差込空間内に収容され、前記管体が前記差込空間に差し込まれる際に前記管体から受ける押力によって前記差込空間内を移動できるように構成された、差込確認部材と、
    前記差込空間のうち前記軸線方向の一部のみを外部から視認可能にする、窓部と、
    を備え、
    前記差込確認部材の外周面には、前記管継手に関する情報を含む継手識別コードが設けられており、
    前記管継手は、前記管体が前記差込空間に差し込まれる際に、前記差込確認部材が前記差込空間の前記軸線方向の所定位置よりも前記軸線方向一方側に位置する間は、前記継手識別コードの少なくとも一部が前記窓部を介して外部から視認できず、前記差込確認部材が前記所定位置に到達すると、前記継手識別コードの全体が前記窓部を介して外部から視認可能となるように、構成されている、管継手。
  2. 前記差込確認部材の外周面には、複数の前記継手識別コードが、周方向に沿って配列されている、請求項1に記載の管継手。
  3. 前記継手識別コードは、二次元コード又は一次元コードである、請求項1又は2に記載の管継手。
  4. 前記継手識別コードは、前記管継手に固有の識別情報を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の管継手。
  5. 複数の、請求項1~4のいずれか一項に記載の管継手と、
    複数の前記管体と、
    読取部と、
    処理部と、
    出力部と、
    を備えた、配管施工管理システムであって、
    前記読取部は、前記継手識別コードを読み取ることが可能に構成されており、
    前記処理部は、前記読取部が前記複数の管継手の全ての前記継手識別コードを読み取ったと判断した場合に、前記出力部に、施工完了報告を出力させるように構成されている、配管施工管理システム。
  6. 請求項5に記載の配管施工管理システムを用いた、配管施工管理方法であって、
    前記読取部が、前記継手識別コードを読み取る、継手識別コード読取ステップと、
    前記処理部が、前記読取部が前記複数の管継手の全ての前記継手識別コードを読み取ったと判断した場合に、前記出力部に、施工完了報告を出力させる、施工完了報告出力ステップと、
    を含む、配管施工管理方法。
  7. それぞれ管体を軸線方向一方側から差し込むための差込空間が形成された、複数の管継手と、
    複数の前記管体と、
    読取部と、
    処理部と、
    記憶部と、
    出力部と、
    を備えた、配管施工管理システムであって、
    前記複数の管継手は、それぞれ、
    前記差込空間内に収容され、前記管体が前記差込空間に差し込まれる際に前記管体から受ける押力によって前記差込空間内を移動できるように構成された、差込確認部材と、
    前記差込空間のうち前記軸線方向の一部のみを外部から視認可能にする、窓部と、
    を備え、
    前記複数の管継手のそれぞれの前記差込確認部材の外周面には、それぞれの前記管継手に関する情報を含む継手識別コードが設けられており、
    前記複数の管体の外周面には、それぞれの前記管体に関する情報を含む管体識別コードが設けられており、
    前記管継手及び前記管体は、前記管体が前記差込空間に差し込まれる際に、前記差込確認部材が前記差込空間の前記軸線方向の所定位置よりも前記軸線方向一方側に位置する間は、前記管体識別コードの少なくとも一部が前記窓部を介して外部から視認できず、前記差込確認部材が前記所定位置に到達すると、前記継手識別コードの全体及び前記管体識別コードの全体が前記窓部を介して外部から視認可能となるように構成されており、
    前記読取部は、前記継手識別コード及び前記管体識別コードのそれぞれを読み取ることが可能に構成されており、
    前記記憶部は、前記複数の管継手の前記継手識別コードと前記複数の管体の前記管体識別コードとを対応付けた、対応情報を、記憶しており、
    前記処理部は、前記読取部が前記対応情報において対応付けられた一対の前記継手識別コード及び前記管体識別コードを連続して読み取ったと判断した場合に、前記出力部に、接続完了報告を出力させるように構成されている、配管施工管理システム。
  8. 前記処理部は、前記読取部が前記対応情報において対応付けられた全ての対の前記継手識別コード及び前記管体識別コードを読み取ったと判断した場合に、前記出力部に、施工完了報告を出力させるように構成されている、請求項7に記載の配管施工管理システム。
  9. 請求項7又は8に記載の配管施工管理システムを用いた、配管施工管理方法であって、
    前記読取部が、前記継手識別コードを読み取る、継手識別コード読取ステップと、
    前記読取部が、前記管体識別コードを読み取る、管体識別コード読取ステップと、
    前記処理部が、前記読取部が前記対応情報において対応付けられた一対の前記継手識別コード及び前記管体識別コードを連続して読み取ったと判断した場合に、前記出力部に、接続完了報告を出力させる、接続完了報告出力ステップと、
    を含む、配管施工管理方法。
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