JP7233007B2 - 睡眠誘導装置、および睡眠誘導方法 - Google Patents
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Description
一般的に、人を入眠に導くためには、体温の調節が効果的であることが知られている。例えば、睡眠前に入浴を行う等によって体温を高めることは、人を効果的に入眠に導くことが広く知られている。睡眠前の入浴は、人の体温を急激に上昇させ、人の体温調節機能による体温を元に戻そうする放熱作用(つまり体温の低下)を誘発させる。このような放熱による体温の低下とともに、人は、眠気を感じるようになる。つまり、人を入眠に導くためには、体温を低下させることが重要となる。
[睡眠誘導装置]
はじめに、図1を用いて、実施の形態1に係る睡眠誘導装置について説明する。図1は、実施の形態1に係る睡眠誘導装置を説明する概観図である。
人の概日リズムにおける深部体温の変動では、入眠に適した深夜から明け方にかけて深部体温が低下していくことが判明している。したがって、人為的にこのような深部体温の低下を起こすことによって利用者を入眠に導くことが可能であると考えられる。つまり、本実施の形態における睡眠誘導装置100は、利用者の深部体温を低下させることで、当該利用者を入眠に導く装置である。ここで、睡眠誘導装置100は、前述したように利用者の深部体温が、第1速度範囲内で低下するよう、放熱量制御部30が制御する放熱量を変更する。以下では、第1速度範囲について図3および図4を用いて説明する。
次に図5を用いて、本実施の形態における睡眠誘導装置100の動作について説明する。図5は、実施の形態1に係る睡眠誘導装置の動作を説明するフローチャートである。
以上説明したように、本実施の形態における睡眠誘導装置100は、利用者の深部体温を判定する深部体温判定部20と、利用者の体から放熱される放熱量を制御する放熱量制御部30と、深部体温判定部20が判定した利用者の深部体温が、人の入眠時における深部体温の低下速度に対応する第1速度範囲内で低下するよう、放熱量制御部30が制御する放熱量を変更するコントローラ13と、を備える。
以下では、さらに、上記実施の形態1の変形例について図6Aおよび図6Bを用いて説明する。なお、以下で説明される変形例では、放熱量制御部30の構成が上記実施の形態1と異なる。したがって、放熱量制御部30について中心に説明し、その他の実施の形態1と実質的に同一の箇所については、省略または簡略化して説明する。
[覚醒誘導装置]
以下では、本開示の実施の形態2について、図7を用いて説明する。なお、本実施の形態における覚醒誘導装置200は、実施の形態1における睡眠誘導装置100に対して一部の装置構成と動作が異なる。したがって、以下では、実施の形態1と実質的に同一の箇所については、省略または簡略化して説明する。
実施の形態1における深部体温の低下とは逆に、人為的に深部体温の上昇を起こすことによって利用者を入眠に導くことが可能であると考えられる。つまり、本実施の形態における覚醒誘導装置200は、利用者の深部体温を上昇させることで、当該利用者を覚醒に導く装置である。特に、覚醒誘導装置200は、覚醒状態にあり、かつ、眠気のレベルが高い利用者において、当該利用者の眠気のレベルを低下させることで覚醒状態を高める用途に用いることができる。
次に、本実施の形態における覚醒誘導装置200の動作について説明する。なお、覚醒誘導装置200の基本的な動作は、図5で説明した睡眠誘導装置100の動作を示すフローチャートと同様であるため、図示を省略する。
以上説明したように、本実施の形態における覚醒誘導装置200は、利用者の深部体温を判定する深部体温判定部60と、利用者の体から放熱される放熱量を制御する放熱量制御部70と、深部体温判定部60が判定した利用者の深部体温が、人の覚醒時における深部体温の上昇速度に対応する第2速度範囲内で上昇するよう、放熱量制御部70が制御する放熱量を変更するコントローラ53と、を備える。
これによれば、利用者の体からの放熱に伴う深部体温の変化が第2速度範囲内の変化となるよう、放熱量が制御される。利用者の体から放熱される放熱量が制御されることにより、利用者の深部体温が第2速度範囲内の速度で上昇していく。このような深部体温の上昇は、自然な覚醒時に近い現象である。したがって、利用者は、自然な覚醒時に近い体温変化により覚醒に導かれる。よって、利用者は、覚醒誘導方法を利用することにより、より快適に覚醒することができる。
以上、本開示に係る睡眠誘導装置100および睡眠誘導方法、ならびに覚醒誘導装置200および覚醒誘導方法について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
13、53 コントローラ
20、60 深部体温判定部
30、70 放熱量制御部
31、71 血流センサ
33、 血管拡張装置
35、75 温調装置
73 血管収縮装置
100、100a、100b 睡眠誘導装置
200 覚醒誘導装置
Claims (5)
- 利用者の深部体温を判定する深部体温判定部と、
前記利用者の体から放熱される放熱量を制御する放熱量制御部と、
前記深部体温判定部が判定した前記利用者の前記深部体温が、0.05℃/h以上、0.25℃/h以下の速度範囲内で低下するよう、前記放熱量制御部が制御する前記放熱量を変更するコントローラと、を備え、
前記放熱量制御部は、
前記利用者の末梢部において、前記利用者の皮下血管を拡張させ、当該皮下血管における血流量を増大させる血管拡張装置と、
前記皮下血管における血流量を測定する血流センサと、
前記利用者の末梢部を加熱または冷却する温調装置と、を有し、
前記血流センサが測定した前記皮下血管における血流量が規定量より小さかった場合、前記温調装置により前記利用者の末梢部を加熱することで、前記皮下血管における血流量を増大させ、
前記皮下血管における血流量が前記規定量よりも大きい状態で、前記利用者の末梢部から吸熱することにより、前記利用者の末梢部から放熱される前記放熱量を制御する
睡眠誘導装置。 - 前記コントローラは、さらに、前記深部体温が所定の下限を下回らないように、前記放熱量制御部が制御する前記放熱量を変更する
請求項1に記載の睡眠誘導装置。 - 前記所定の下限は、前記利用者の平常時における体温に対して-0.5℃以下、-0.8℃以上の範囲から選択される
請求項2に記載の睡眠誘導装置。 - さらに、前記利用者を着座させる椅子部を備え、
前記深部体温判定部および前記放熱量制御部は、前記椅子部に装着される
請求項1~3のいずれか一項に記載の睡眠誘導装置。 - 利用者の深部体温を、深部体温判定部が判定する第1判定ステップと、
前記利用者の体から放熱される放熱量を、放熱量制御部が制御する第1制御ステップと、
判定した前記利用者の前記深部体温が、0.05℃/h以上、0.25℃/h以下の速度範囲内で低下するよう、前記第1制御ステップにおいて制御する前記放熱量をコントローラが変更する第1変更ステップと、を含み、
前記第1制御ステップでは、
前記利用者の末梢部において、前記利用者の皮下血管を拡張させ、当該皮下血管における血流量を増大させるステップと、
前記皮下血管における血流量を測定するステップと、
前記利用者の末梢部を加熱または冷却するステップと、を実施し、
前記血流センサが測定した前記皮下血管における血流量が規定量より小さかった場合、前記温調装置により前記利用者の末梢部を加熱することで、前記皮下血管における血流量を増大させ、
前記皮下血管における血流量が前記規定量よりも大きい状態で、前記利用者の末梢部から吸熱することにより、前記利用者の末梢部から放熱される前記放熱量を制御する
睡眠誘導方法。
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