JP7232597B2 - 給電装置および制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の壁などの隔壁体に設置されるワイヤレス給電用の給電装置および制御装置に関する。
送電装置から複数の受電装置に非接触で電力供給する非接触給電システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。送電装置は、複数の送電ユニットを含む。受電装置は、いずれかの送電ユニットから電力を受電し、受電した電力でバッテリを充電する。
バッテリが満充電になった受電装置に対して送電を続けると、漏れ磁界が大きくなる、受電側電圧が必要以上に高くなる、受電側が発熱するなどの問題が生じる恐れがある。そこで、受電装置の通信装置は、バッテリが満充電になった場合、受電中の送電ユニットを識別するための情報を送電停止信号に含めて、送電装置の通信装置に送信する。送電装置は、受信した送電停止信号にもとづいて、該当する送電ユニットの送電を停止する。
特開2017-51074号公報
特許文献1の非接触給電システムでは、送電停止信号を無線通信する通信装置が必要であるため、構成が複雑になる傾向がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされ、その目的は、簡素な構成で、受電コイルへの電力供給を適切に停止できる給電装置および制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の給電装置は、負荷に接続される受電コイルに隔壁体を介してワイヤレスで電力供給する給電コイルと、給電コイルに電力供給する給電部と、給電コイルの電力が予め定められたしきい値以下の場合、給電部に電力供給を停止させる制御部と、を備える。
この態様によると、受電コイルから負荷に供給される電流が減少し、受電コイルに流れる電流が減少したことで、給電コイルの電力もしきい値以下に減少した場合、受電コイルへの電力供給を停止できる。受電コイルの電流に関する情報を受信する通信装置を給電装置に設ける必要がないので、給電装置の構成を簡素化できる。
本発明の別の態様は、制御装置である。この装置は、負荷に接続される受電コイルに隔壁体を介してワイヤレスで電力供給する給電コイルと、給電コイルに電力供給する給電部と、を備える給電装置における制御装置であって、給電コイルの電力が予め定められたしきい値以下の場合、給電部に電力供給を停止させる。
本発明によれば、簡素な構成で、受電コイルへの電力供給を適切に停止できる。
第1の実施の形態に係る電動シャッター装置の概略的な構成を示す斜視図である。 図1の給電装置の構成を示す図である。 図1の設備駆動部の構成を示す図である。 図2の制御部の処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る制御部の処理を示すフローチャートである。 変形例に係るトイレ装置の概略的な構成を示す図である。
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小して示す。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る電動シャッター装置1の概略的な構成を示す。電動シャッター装置1は、給電装置10と、シャッターボックス12と、シャッターカーテン14とを備える。
電動シャッター装置1は、たとえばリフォーム時に建物90に後付けされる設備装置である。電動シャッター装置1は、たとえばガラス窓92等の建物90の開口部付近に設けられ、ガラス窓92の室外側をシャッターカーテン14にて閉鎖または開放可能である。電動シャッター装置1は、ユーザからの操作指令に基づいてシャッターカーテン14を開動作または閉動作させる。
給電装置10は、建物90の隔壁体94の室内側に設けられる。給電装置10は、制御ユニット16と、給電ユニット18とを備える。
制御ユニット16は、コンセントから電源プラグを介して供給された電力にもとづいて、給電ユニット18に電力を供給する。
給電ユニット18は、給電コイル20と、キャパシタ(図示しない)と、固定板22とを備える。給電コイル20とキャパシタは、直列接続されて共振回路を構成する。キャパシタは、浮遊容量でもよいし、回路素子でもよい。
給電コイル20とキャパシタは、固定板22に固定され、その固定板22により、ガラス窓92の上部にある隔壁体94の室内側に取り付けられる。
給電コイル20は、制御ユニット16から供給された電力を、建物90の室外側に設けられたシャッターボックス12内の受電コイル24に隔壁体94を介してワイヤレスで伝送する。給電コイル20と受電コイル24が磁界共鳴することにより電力が伝送される。
図2は、図1の給電装置10の構成を示す。制御ユニット16は、給電部26と、電流検出部28と、制御部30と、記憶部32とを備える。
給電部26は、給電ユニット18の給電コイル20とキャパシタ34に電力供給する。給電部26は、所定の周波数の交流電圧を生成して、給電コイル20とキャパシタ34に出力する。この周波数は、磁界共鳴方式により給電コイル20から受電コイル24に電力を伝送可能な周波数、たとえば給電コイル20とキャパシタ34の共振周波数に設定される。給電部26は、所定の振幅になるよう交流電圧を制御する。
電流検出部28は、給電部26と給電コイル20との間の電流経路に配置され、給電コイル20に流れる電流を検出する。制御部30は、電流検出部28で検出された電流にもとづいて、給電部26による電力供給を制御する。制御部30の詳細な機能は後述する。記憶部32は、制御部30による制御に必要な情報を記憶している。
図1に戻る。シャッターボックス12は、室外側において、ガラス窓92の上部にある隔壁体94に取り付けられる。シャッターボックス12は、受電ユニット36、シールド部材38、シャフト40、設備駆動部42を備える。
受電ユニット36は、受電コイル24と、キャパシタ(図示しない)と、固定板44とを備える。受電コイル24とキャパシタは、直列接続されて共振回路を構成する。キャパシタは、浮遊容量でもよいし、回路素子でもよい。
受電コイル24とキャパシタは、固定板44に固定され、その固定板44により、ガラス窓92の上部にある隔壁体94の室外側に取り付けられる。
受電コイル24は、給電コイル20からワイヤレスで電力を受電する。受電コイル24が受電した電力は、設備駆動部42に供給され、シャッターカーテン14を駆動する電力として使用される。
シールド部材38は、受電ユニット36の室外側に配置され、設備駆動部42などへの磁界の漏洩を抑制する。シールド部材38は、たとえばフェライトシートである。
設備駆動部42は、受電コイル24が受電した電力を用いて設備部材であるシャッターカーテン14を駆動する。
シャフト40は、シャッターカーテン14の上端部と設備駆動部42とに連結され、シャッターカーテン14を巻き取る。シャフト40は、設備駆動部42によって正逆方向に回転駆動される。シャフト40の回転に応じて、シャッターカーテン14の閉動作時にシャッターカーテン14の巻き出しが行われ、シャッターカーテン14の開動作時に巻き取りが行われる。シャフト40に巻き取られたシャッターカーテン14は、シャッターボックス12内に収容される。
図3は、図1の設備駆動部42の構成を示す。設備駆動部42は、整流平滑部46と、蓄電池48と、制御部50と、モータ52とを備える。
整流平滑部46は、受電ユニット36の受電コイル24とキャパシタ54に接続され、受電コイル24で受電された交流電力を整流および平滑して、得られた直流電力を負荷である蓄電池48に供給する。受電コイル24とキャパシタ54の共振周波数は、給電コイル20とキャパシタ34の共振周波数とほぼ等しい。受電ユニット36と整流平滑部46は、受電装置56を構成する。給電装置10と受電装置56は、ワイヤレス給電システムを構成する。
蓄電池48は、整流平滑部46から供給された電力を蓄電する。蓄電池48に蓄電された電力は、設備駆動部42の各部に供給される。蓄電池48は、シャッターカーテン14を全開させる動作、または、全閉させる動作を少なくとも1回実行可能な電力量を蓄電できる。
制御部50は、ユーザによる操作指令に応じてモータ52の駆動を制御する。制御部50は、リモートコントローラ(図示しない)から無線で送信される操作指令を取得してもよいし、制御部50に配線で接続された操作部(図示しない)から操作指令を取得してもよい。
モータ52は、蓄電池48に蓄積された電力を駆動源として、シャフト40を回転駆動させる駆動部である。モータ52は、制御部50からの駆動信号に基づいて正回転、逆回転または回転停止する。
次に、給電装置10の制御部30の機能を詳細に説明する。制御部30は、給電部26に電力供給させた状態で、給電コイル20に流れる電流が予め定められたしきい値より大きい場合、給電部26に電力供給を継続させる。制御部30は、給電コイル20に流れる電流がしきい値以下の場合、給電部26に電力供給を停止させる。これは、制御部30が、給電コイル20の電力が予め定められたしきい値以下の場合、給電部26に電力供給を停止させることに相当する。
蓄電池48が満充電に近づくと、受電コイル24から蓄電池48に供給される電流、すなわち受電コイル24に流れる電流が減少する。そのため、給電コイル20から受電コイル24へ伝送される電力も減少し、給電コイル20の電力および電流も減少する。しきい値は、実験などにより適宜定めることができる。このようにして、蓄電池48がほぼ満充電になった場合、給電部26は電力供給を停止する。
制御部30は、給電部26に電力供給を停止させてから予め定められた待機時間が経過した場合、給電部26に電力供給を再開させる。待機時間は、記憶部32に記憶されている。待機時間は、ユーザが変更できてもよい。待機時間中にシャッターカーテン14の開閉動作が行われて蓄電池48の残量が減少しても、ユーザの操作を必要とせずに電力供給および蓄電池48の充電を自動的に再開できる。
制御部30は、待機時間が経過するまでにユーザの操作部の操作による給電再開指令を受けた場合、電力供給を再開させる。待機時間中にシャッターカーテン14の開閉動作が複数回行われたことなどにより、蓄電池48の残量が次の開閉動作に対して不足した場合にも、待機時間の経過を待たずに蓄電池48の充電を開始できる。この場合、制御部30は、給電部26に電力供給を停止させてから給電再開指令が供給されるまでの時間を、新たな待機時間として設定してもよい。
制御部30,48の構成は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてアナログ素子、マイクロコンピュータ、DSP、ROM、RAM、FPGA、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
図4は、図2の制御部30の処理を示すフローチャートである。制御部30は、給電部26に給電を開始させ(S10)、給電コイル20の電流がしきい値以下でなければ(S12のN)、給電部26に給電を継続させ(S14)、ステップS12に戻る。給電コイル20の電流がしきい値以下であれば(S12のY)、制御部30は給電部26に給電を停止させ(S16)、待機時間が経過していなければ(S18のN)、ステップS18に戻る。待機時間が経過した場合(S18のY)、ステップS10に戻る。
本実施の形態によれば、蓄電池48が満充電に近づき、受電コイル24の電流が減少したことで、給電コイル20の電流もしきい値以下に減少した場合、給電装置10の電力供給を停止できる。制御部30は、比較などの簡単な処理を実行できればよいので、安価なマイコンなどで容易に構成できる。蓄電池48が満充電になったことを通信する通信装置を給電装置10と受電装置56に設ける必要がないので、給電装置10と受電装置56の構成を簡素化でき、それらを小型化および低コスト化できる。よって、簡素な構成で、受電コイル24への電力供給を適切に停止できる。
また、電力供給の停止後、待機時間の経過により電力供給を再開させるので、待機時間に蓄電池48の電力が消費された場合にも、ユーザの操作を必要とせずに自動的に蓄電池48を再充電できる。
なお、図示は省略するが、建物90の複数のガラス窓92に複数の電動シャッター装置1が設けられた場合、第1の電動シャッター装置が設けられた第1の隔壁体と、第2の電動シャッター装置が設けられた第2の隔壁体とが、別の種類である状況が想定されうる。実施の形態とは異なり電力供給の停止のために無線通信を用いる場合、たとえば、第1の隔壁体が電磁波を透過させ難い場合、第1の電動シャッター装置の第1の受電装置が満充電時に送信する給電停止用の無線信号の強度を、第1の電動シャッター装置の第1の給電装置が受信できる程度に強くする必要がある。しかし、第2の隔壁体が第1の隔壁体より電磁波を透過させやすい場合、第1の受電装置が送信した強度の高い無線信号は、第2の隔壁体も透過して第2の電動シャッター装置の第2の給電装置でも受信され、第2の給電装置も電力供給を停止する可能性がある。
これに対して本実施の形態では、既述のように電力供給の停止のために無線通信を用いないので、1つの建物90に複数の電動シャッター装置1が設けられた場合にも、無線通信用の無線信号の混信により、給電を続けるべき給電装置10の電力供給を誤って停止させる恐れがない。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、時間帯毎に待機時間が設定されていることが第1の実施の形態と異なる。以下では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
給電装置10の記憶部32は、時間帯と対応付けて待機時間を記憶する。制御部30は、給電部26に電力供給を停止させた時刻に対応する待機時間を記憶部32から取得し、給電部26に電力供給を停止させてから、取得した待機時間が経過した場合、給電部26に電力供給を再開させる。
ユーザは、生活パターンに合わせて時間帯毎の待機時間を設定する。たとえば、シャッターカーテン14の開閉動作が行われやすい朝夕の時間帯の待機時間は、シャッターカーテン14の開閉動作が行われにくい昼間や深夜の時間帯の待機時間より短く設定される。昼間に建物90内にだれもいない場合、シャッターカーテン14は、朝、起床後に開けられ、防犯効果を高めるために外出前に閉められ、夕方、帰宅すると開けられ、就寝前に閉められることが想定される。
この場合、たとえば6時から9時の時間帯の待機時間は30分であり、9時から17時の時間帯の待機時間は8時間であり、17時から21時の時間帯の待機時間は30分であり、21時から6時の時間帯の待機時間は9時間であってもよい。
本実施の形態によれば、1日の各時間帯での蓄電池の電力の使用可能性に合わせて、適切なタイミングで自動的に蓄電池を充電できる。朝夕などのシャッターカーテン14が開閉される確率が高い時間帯では、待機時間を短く設定することにより、電力供給を停止後、複数回の開閉動作によって蓄電池48の残量が減少しすぎる前に給電を再開する可能性を高めることができる。よって、蓄電池48の過放電を起こりにくくでき、蓄電池48の寿命を延ばしやすくなる。また、蓄電池48の残量が不足してシャッターカーテン14を開閉できない状況を起こりにくくできる。
一方、昼間や深夜などのシャッターカーテン14が開閉される確率が低い時間帯では、待機時間を長く設定することにより、蓄電池48の電力が十分に消費されていない状態での充電、すなわち継ぎ足し充電を抑制できる。よって、蓄電池48のメモリー効果を抑制しやすくなる。充電回数を減らすこともできる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、給電コイル20に電力を供給している給電時間にもとづいて次の待機時間を設定することが、第1の実施の形態と異なる。以下では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
給電装置10の制御部30は、給電部26に電力供給を再開させてから給電コイル20の電流がしきい値以下になるまでの給電時間にもとづいて、待機時間を設定する。具体的には制御部30は、給電時間が予め定められた基準時間以下であることが複数回繰り返された場合、待機時間をそれまでより長く変更する。たとえば制御部30は、それまでの待機時間に一定時間を加算する。待機時間は、予め定められた最長時間を超えないように制限されてもよい。基準時間は、蓄電池48の電力が十分に消費されていない状態での充電を検知できる時間であり、たとえば数十秒から数分の間に設定されてもよい。基準時間は、実験などにより適宜定めることができる。
これにより、シャッターカーテン14が開閉動作せず蓄電池48の電力が殆ど消費されない状況が続くと、待機時間が長くなる。
制御部30は、給電時間が基準時間より長い場合、当該給電時間内の給電コイル20の電流にもとづいて待機時間を設定する。制御部30は、給電時間内の給電コイル20の電流の積分値を導出し、導出した積分値が予め定められた上限値より大きい場合、待機時間をそれまでより短く設定する。制御部30は、それまでの待機時間から一定時間を減算してもよいし、待機時間を予め定められた最短時間に設定してもよい。上限値は、蓄電池48が過放電していたことを検知可能な値であり、実験などにより適宜設定できる。
これにより、シャッターカーテン14が開閉動作して蓄電池48の電力が消費されると、待機時間が短くなる可能性がある。たとえば2時間の待機時間の間に開閉動作が複数回行われ、蓄電池48の残量がほぼ0になった状態で電力供給が再開された場合、待機時間がたとえば1時間に短くなる。この例では、充電終了後に同じ頻度で開閉動作しても、待機時間が経過した1時間後に蓄電池48の残量を確保しやすくなる。
また、たとえば2時間の待機時間の間に開閉動作が1回行われ、蓄電池48の残量が50%程度である状態で電力供給が再開された場合、待機時間はたとえば2時間に維持される。
図5は、第3の実施の形態に係る制御部30の処理を示すフローチャートである。制御部30は、N=0に設定し(S30)、給電部26に給電を開始させ(S32)、給電コイル20の電流がしきい値以下でなければ(S34のN)、給電部26に給電を継続させる(S36)、ステップS34に戻る。
給電コイル20の電流がしきい値以下であれば(S34のY)、制御部30は、給電部26に給電を停止させ(S38)、給電時間が基準時間以下であれば(S40のY)、Nに1を加算し(S42)、Nが所定回数と等しくなければ(S44のN)、ステップS48に移る。所定回数は、実験などにより適宜定めることができる。Nが所定回数と等しければ(S44のY)、制御部30は待機時間を長く変更し、N=0に設定し(S46)、ステップS48に移る。
待機時間が経過していない場合(S48のN)、ステップS48に戻る。待機時間が経過した場合(S48のY)、ステップS32に戻る。
ステップS40にて給電時間が基準時間以下でない場合(S40のN)、給電時間内の電流の積分値が上限値より大きくなければ(S50のN)、ステップS48に移る。積分値が上限値より大きければ(S50のY)、制御部30は待機時間を短く変更し(S52)、ステップS48に移る。
本実施の形態によれば、給電時間にもとづいて待機時間を設定するので、蓄電池48の電力の使用状況に合わせて待機時間を調整できる。基準時間以下の給電時間で蓄電池48が満充電に近くなることが繰り返されると、待機時間を長く変更し、次回の電力供給の再開を遅くできるので、蓄電池48の電力が十分に消費されていない状態での充電の回数を減らしやすくなる。よって、蓄電池48のメモリー効果を抑制しやすくなる。
給電時間が基準時間より長く、蓄電池48が過放電していた可能性があれば、待機時間を短く変更し、蓄電池48が過放電する前に電力供給を再開しやすくなる。よって、蓄電池48の寿命を延ばしやすくなる。また、待機時間中に蓄電池48の残量が不足してシャッターカーテン14を開閉できない状況を起こりにくくできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
第2の実施の形態において、記憶部32は、曜日毎に時間帯と対応付けて待機時間を記憶してもよい。この場合、制御部30は、給電部26に電力供給を停止させた曜日および時刻に対応する待機時間を記憶部32から取得する。この変形例では、ユーザの利便性をより向上できる。
第3の実施の形態において、1日の待機時間のパターンが複数日にわたり繰り返された場合、給電装置10の制御部30は、1日の待機時間のパターンを記憶部32に記憶させて、以降は、記憶された待機時間のパターンにしたがって制御してもよい。この変形例では、記憶された待機時間のパターンで制御する場合に制御部30での処理を削減できるので、制御部30の消費電力を低減できる。
実施の形態では、設備部材がシャッターカーテン14である例について説明したが、設備部材は、たとえば電動カーテン、オーニング、日よけ用のルーバ等でもよい。
実施の形態では、設備装置が電動シャッター装置1である例について説明したが、設備装置はトイレ装置でもよい。図6は、変形例に係るトイレ装置2の概略的な構成を示す。
トイレ装置2は、建物90における隔壁体96で区画されたトイレ室内に設けられる。隔壁体96は、室内の内壁である。トイレ装置2は、給電装置10と、受電ユニット36と、便器70と、便座72と、便蓋74と、機能部76とを備える。
給電装置10は、第1、第2または第3の実施の形態の給電装置10である。給電装置10の給電コイル20は、受電ユニット36の受電コイル24に隔壁体96を介してワイヤレスで電力を伝送する。これによりコンセントがないトイレ室にも電力供給できる。受電コイル24が受電した電力は、機能部76に供給される。
便器70は、洋式便器である。便座72は、便器70の前側に取り付けられ、使用者が腰掛ける座面となる部分である。便座72の内部には、便座72を加温するヒータが設けられる。便蓋74は、便器70の開口を覆う蓋であり、便器70の後部上面に載置された機能部76に回動可能に軸支される。
機能部76は、受電コイル24が受電した電力を蓄電池に蓄電し、蓄電された電力を用いて、シャワートイレ(登録商標)のお尻洗浄、便座72の加温、便座72の開閉動作、便蓋74の開閉動作等の各種機能を実行する。図示しないが、機能部76は、実施の形態の設備駆動部42の構成に加え、これらの各種機能を実行するための構成を備える。
この変形例によれば、トイレ装置2に関しても第1、第2または第3の実施の形態の効果を得ることができる。
以上の実施形態、変形例により具体化される発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。
前述の課題を解決するための手段に記載の態様の給電装置において、
前記負荷は蓄電池であり、
前記制御部は、前記給電部に電力供給を停止させてから予め定められた待機時間が経過した場合、前記給電部に電力供給を再開させてもよい。
この態様によれば、ユーザの操作を必要とせずに自動的に蓄電池を再充電できる。
前述の態様の給電装置において、
前記負荷は蓄電池であり、
前記給電装置は、時間帯と対応付けて待機時間を記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記給電部に電力供給を停止させた時刻に対応する待機時間を前記記憶部から取得し、前記給電部に電力供給を停止させてから、取得した待機時間が経過した場合、前記給電部に電力供給を再開させてもよい。
この態様によれば、各時間帯での蓄電池の電力の使用可能性に合わせて、適切なタイミングで蓄電池を充電できる。
前述の態様の給電装置において、前記制御部は、前記給電部に電力供給を再開させてから前記給電コイルの電力が前記しきい値以下になるまでの給電時間にもとづいて、前記待機時間を設定してもよい。
この態様によれば、蓄電池の電力の使用状況に合わせて待機時間を調整できる。
前述の態様の給電装置において、前記制御部は、前記給電時間が予め定められた基準時間以下であることが複数回繰り返された場合、前記待機時間をそれまでより長く変更してもよい。
この態様によれば、蓄電池の電力が十分に消費されていない状態での充電の回数を減らしやすくなる。よって、蓄電池のメモリー効果を抑制しやすくなる。
前述の態様の給電装置において、前記制御部は、前記給電時間が前記基準時間より長く、当該給電時間内の前記給電コイルの電流の積分値が予め定められた上限値より大きい場合、前記待機時間をそれまでより短く変更してもよい。
この態様によれば、蓄電池が過放電していた可能性があれば、待機時間を短く変更して、蓄電池が過放電する前に電力供給を再開しやすくなる。よって、蓄電池の寿命を延ばしやすくなる。
10…給電装置、20…給電コイル、24…受電コイル、26…給電部、30…制御部、32…記憶部、48…蓄電池、50…制御部、94,96…隔壁体。

Claims (4)

  1. 負荷に接続される受電コイルに隔壁体を介してワイヤレスで電力供給する給電コイルと、
    前記給電コイルに電力供給する給電部と、
    前記給電コイルの電力が予め定められたしきい値以下の場合、前記給電部に電力供給を停止させる制御部と、
    を備え、
    前記負荷は蓄電池であり、
    前記制御部は、前記給電部に電力供給を停止させてから予め定められた待機時間が経過した場合、前記給電部に電力供給を再開させ、
    前記制御部は、前記給電部に電力供給を再開させてから前記給電コイルの電力が前記しきい値以下になるまでの給電時間にもとづいて、前記待機時間を設定し、
    前記制御部は、前記給電時間が予め定められた基準時間より長く、当該給電時間内の前記給電コイルの電流の積分値が予め定められた上限値より大きい場合、前記待機時間をそれまでより短く変更する、
    ことを特徴とする給電装置。
  2. 前記制御部は、前記給電時間が前記基準時間以下であることが複数回繰り返された場合、前記待機時間をそれまでより長く変更することを特徴とする請求項に記載の給電装置。
  3. 蓄電池である負荷に接続される受電コイルに隔壁体を介してワイヤレスで電力供給する給電コイルと、前記給電コイルに電力供給する給電部と、を備える給電装置における制御装置であって、
    前記給電コイルの電力が予め定められたしきい値以下の場合、前記給電部に電力供給を停止させ、
    前記給電部に電力供給を停止させてから予め定められた待機時間が経過した場合、前記給電部に電力供給を再開させ、
    前記給電部に電力供給を再開させてから前記給電コイルの電力が前記しきい値以下になるまでの給電時間にもとづいて、前記待機時間を設定し、
    前記給電時間が予め定められた基準時間より長く、当該給電時間内の前記給電コイルの電流の積分値が予め定められた上限値より大きい場合、前記待機時間をそれまでより短く変更する、
    ことを特徴とする制御装置。
  4. 蓄電池である負荷に接続される受電コイルに隔壁体を介してワイヤレスで電力供給する給電コイルと、
    前記給電コイルに電力供給する給電部と、
    前記給電コイルの電力が予め定められたしきい値以下の場合、前記給電部に電力供給を停止させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記給電部に電力供給を停止させてから予め定められた待機時間が経過した場合、前記給電部に電力供給を再開させ、
    前記制御部は、前記待機時間が経過するまでにユーザの操作部の操作による給電再開指令を受けた場合、前記給電部に電力供給を再開させ、電力供給を停止させてから当該給電再開指令が供給されるまでの時間を、新たな待機時間として設定する、
    ことを特徴とする給電装置。
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