JP2018110465A - 設備装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、この設備装置の特徴の一つは、給電コイルから受電コイルに非接触で電力伝送している場合において、給電コイルに対する人体の接近が検出されたことに応じて上記電力伝送を停止する点である。
図1は、第1の実施形態に係る電動シャッター装置1(設備装置)の概略構成の一例を示す図である。ここで、電動シャッター装置1は、設備装置の一例であってよい。
電動シャッター装置1は、例えば、ガラス窓11等の建物2の開口部に設けられ、ガラス窓11の室外側をシャッターカーテン6にて閉鎖又は開放可能に構成されている。
電動シャッター装置1は、ユーザからの操作指令に基づいてシャッターカーテン6を開動作又は閉動作させる。例えば、電動シャッター装置1は、操作指令をリモートコントローラから無線で送信されることで取得してもよいし、電動シャッター装置1に設けられた操作部がユーザに操作されることで操作指令を取得してもよい。
図1に示すように、電動シャッター装置1は、給電部3、給電コイル4、シャッターボックス5及びシャッターカーテン6を備える。シャッターボックス5には、受電コイル7及び電磁遮蔽体8が配設されている。また、シャッターボックス5は、設備駆動部51及びシャフト60を備える。
給電部3は、電源プラグ31及び電源制御部32を備える。
電源プラグ31は、コンセント12に挿入されることで家庭用電源から交流電力を取得し、その取得した交流電力(AC100V又はAC200V)を電源制御部32に供給する。
給電制御部321は、電源プラグ31を介して供給された交流電力を所定の直流電力に変換する。また、給電制御部321は、変換した直流電力を所定の周波数の交流電力に変換して給電コイル4に出力する。この周波数は、磁界共鳴方式により、給電コイル4から受電コイル7に電力が伝送可能な周波数であればよい。これにより、給電コイル4と受電コイル7とは所定の共振周波数で共振し、給電コイル4から受電コイル7に非接触で電力を伝送することができる。このように、給電制御部321は、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を制御する。
出力判定部322は、給電コイル4に人体が接近したことを検知した場合には、その検知結果を示す給電停止信号を給電制御部321に出力する。
給電コイル4は、受電コイル7と磁界共鳴することにより、給電部3から出力された電力を受電コイル7に給電する。なお、電源制御部32と給電コイル4とは、同じ固定板41に固定されてもよい。
図3に示すように、設備駆動部51は、蓄電部52、通信部53、制御部54及びモータ55を備える。
蓄電部52に蓄電された電力は、設備駆動部51の各部に供給される。
制御部54は、例えばCPU(Central Processing Unit)や記憶装置などから構成され、操作指令に応じてモータ55の駆動を制御する。
モータ55は、シャフト60を回転駆動させる駆動部であり、例えば直流モータから構成されている。モータ55は、制御部54からの駆動信号に基づいて正回転、逆回転、又は回転停止する。ここで、モータ55は、制御部54からの駆動信号に基づいて、蓄電部52に蓄積された電力を駆動源として回転駆動する。これにより、設備駆動部51は、シャッターカーテン6を電動で開閉することができる。
制御部54は、通信部53を介して駆動指令を取得すると、モータ55に駆動信号を出力する(ステップS105)。
モータ55は、制御部54からの駆動信号に基づいて、蓄電部52に蓄積された電力を駆動源として回転駆動する。これにより、設備駆動部51は、蓄電部52に蓄積された電力を用いて、シャッターカーテン6(設備部材)を開閉することができる(ステップS106)。
給電制御部321は、電源プラグ31を介して供給された交流電力を所定の直流電力に変換する。そして、給電制御部321は、変換した直流電力を所定の周波数の交流電力に変換して給電コイル4に出力する。これにより、給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送が開始される(ステップS201)。給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送が開始されると、受電コイル7で受電した電力は、蓄電部52に充電される。
以下に、第2の実施形態に係る電動シャッター装置1Aについて説明する。第2の実施形態に係る電動シャッター装置1Aは、第1の実施形態と比較して、人体検知センサ100が追加された構成を有する。そして、電動シャッター装置1Aは、出力判定部322と人体検知センサ100との両方で人体を検出した場合に、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。ここで、第2の実施形態では、出力判定部322と人体検知センサ100とが人体検知部を構成する。
給電部3Aは、電源プラグ31及び電源制御部32Aを備える。
図7は、第2の実施形態に係る電源制御部32Aの概略構成の一例を示す図である。
電源制御部32Aは、給電制御部321A、出力判定部322及び報知部323を備える。
以下に、第3の実施形態に係る電動シャッター装置1Bについて説明する。第3の実施形態に係る電動シャッター装置1Bは、第1の実施形態と比較して、操作指令を出力する操作部200が追加された構成を有する。そして、電動シャッター装置1Bは、出力判定部322と操作部200との両方で人体を検知した場合に、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。ここで、第3の実施形態では、出力判定部322と操作部200とが、人体検知部を構成する。
第3の実施形態に係る電動シャッター装置1Bは、給電部3B、給電コイル4、シャッターボックス5、シャッターカーテン6及び操作部200を備える。
操作部200は、シャッターカーテン6を駆動させる場合にユーザに操作される、例えば、リモートコントローラである。操作部200は、ユーザによりシャッターカーテン6を駆動させるための操作が行われると、操作指令を通信部53及び給電部3Bに有線又は無線で出力する。
電源制御部32Bは、給電制御部321B、出力判定部322、報知部323及び通信部400を備える。
給電制御部321Bは、給電コイル4への人体の接近が検知されたことに応じて給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。ここで、第3の実施形態に係る、給電コイル4への人体の接近が検知されたこととは、出力判定部322により給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えた場合で、且つユーザにより操作部200が操作された場合である。
本変形例の電動シャッター装置1Cの変形例は、給電部3C、給電コイル4、シャッターボックス5C及びシャッターカーテン6を備える。
給電部3Cは、電源プラグ31及び電源制御部32Cを備える。
図12は、本変形例に係る電源制御部32Cの概略構成の一例を示す図である。図12に示すように、電源制御部32Cは、給電制御部321C、出力判定部322、報知部323及び通信部400を備える。
給電制御部321Cは、通信部400から蓄電開始信号を取得した場合には、給電コイル4に電力を供給する。
図13に示すように、設備駆動部51Cは、蓄電部52、通信部53、制御部54、モータ55、蓄電量検出部300及び蓄電量判定部310を備える。
蓄電量検出部300は、蓄電部52に蓄電された電力量(以下、「蓄電量」という。)Vcを一定周期ごとに検出する。この蓄電量Vcとは、例えば、蓄電部52の出力電圧である。
蓄電量検出部300は、蓄電部52に蓄電された蓄電量Vcを一定周期ごとに検出する(ステップS501)。
蓄電量判定部310は、蓄電量検出部300により検出された蓄電量Vcが所定値Vthを下回ったか否かを判定する(ステップS502)。蓄電量判定部310は、蓄電量Vcが所定値Vthを下回ったと判定した場合には、蓄電開始信号を通信部53を介して、電源制御部32Cの通信部400に無線で出力する。これにより、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送が開始されるため、蓄電部52に電力が蓄電される(ステップS503)。
一方、蓄電量判定部310は、蓄電量検出部300により検出された蓄電量Vcが所定値Vthを下回ってないと判定された場合には、再度ステップS501の処理を実行する。
3 給電部
4 給電コイル
5 シャッターボックス
6 シャッターカーテン(設備部材)
7 受電コイル
32 電源制御部
51 設備駆動部
100 人体検知センサ
200 操作部
321 給電制御部
322 出力判定部
Claims (6)
- 建物の内壁側に設けられた給電コイルと、
前記建物の外壁側に設けられ、前記給電コイルと磁界共鳴することにより電力伝送される受電コイルと、
前記外壁側に設けられた設備部材と、
前記外壁側に設けられ、前記受電コイルで受電した電力に応じて前記設備部材を駆動する設備駆動部と、
前記給電コイルに接近した人体を検知する人体検知部と、
前記給電コイルから前記受電コイルへの前記電力伝送を制御する給電制御部と、
を備え、
前記給電制御部は、前記人体検知部により前記人体が検知されたことに応じて前記電力伝送を停止することを特徴とする設備装置。 - 前記人体検知部は、前記給電コイルのインピーダンスの変化が所定値を超えた場合に、前記給電コイルに人体が接近したことを検知する請求項1に記載の設備装置。
- 前記人体検知部は、
前記給電コイルのインピーダンスの変化が所定値を超えた場合に、前記給電コイルに人体が接近したことを検知する出力判定部と、
前記給電コイルの周囲に人体が進入したことを検知する人体検知センサと、
を備え、
前記給電制御部は、前記出力判定部により前記人体の接近が検知され、且つ前記人体検知センサにより記給電コイルの周囲に人体が進入したことを検知された場合に、前記電力伝送を停止する請求項1に記載の設備装置。 - 前記人体検知部は、
前記給電コイルのインピーダンスの変化が所定値を超えた場合に、前記給電コイルに人体が接近したことを検知する出力判定部と、
ユーザに操作されることにより、前記設備駆動部に前記設備部材の駆動を指示する操作指令を出力する操作部と、
を備え、
前記給電制御部は、前記出力判定部により前記人体の接近が検知され、且つ前記操作部から操作指令が出力された場合に、前記電力伝送を停止する請求項1に記載の設備装置。 - 前記建物の外壁側に設けられ、前記受電コイルで受電した電力を蓄電する蓄電部と、
前記蓄電部に蓄電された電力が設定値を下回ったか否かを判定する蓄電量判定部と、
をさらに備え、
前記設備駆動部は、前記蓄電部に蓄電された電力を用いて前記設備部材を駆動し、
前記給電制御部は、前記蓄電量判定部により、前記蓄電部に蓄電された電力が設定値を下回ったと判定された場合には、前記電力伝送を開始させる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の設備装置。 - 前記設備部材は、シャッターカーテンであって、
前記設定値は、前記シャッターカーテンを全開位置に動作させる開動作又は全閉位置に動作させる閉動作を1回以上実行可能な電力である請求項5に記載の設備装置。
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