JP2018110465A - 設備装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外壁側に設けられた設備部材を備え、その設備部材を内壁側からの電力で駆動する設備装置であって、より安全性を向上させた設備装置を提供する。【解決手段】建物2の内壁21側に設けられた給電コイル4と、建物2の外壁22側に設けられ、前記給電コイル4と磁界共鳴することにより電力伝送される受電コイル7と、外壁22側に設けられた設備部材6と、外壁22側に設けられ、受電コイル7で受電した電力に応じて設備部材6を駆動する設備駆動部51と、給電コイル4に接近した人体を検知する人体検知部100と、、電源制御部32Aが有する、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を制御する給電制御部と、を備える。給電制御部は、人体検知部により人体が検知されたことに応じて電力伝送を停止する。【選択図】図6

Description

本発明は、設備装置に関する。
近年では、建物の開口部に設置されるシャッターカーテンを手動ではなく電動で開閉する電動シャッター装置が普及している(例えば、特許文献1参照)。この電動シャッター装置は、シャッターカーテンと、そのシャッターカーテンを昇降する制御装置とを備えて構成され、室外における開口部上部に設けられる。
ただし、リフォーム時等で既設の建具(開口部)に従来の電動シャッター装置を後付しようとする場合、現場において施工に時間や手間がかかる。具体的には、従来の電動シャッター装置は、内壁側(室内)の電源装置から電力を得て駆動する。そのため、従来の電動シャッター装置を既設の建具に後付しようとする場合には、内壁側の電源装置から外壁側(室外)の電動シャッター装置に電力を供給するための電源ケーブルを配線する工事が必要となる。したがって、従来の電動シャッター装置を後付する場合において、電動シャッター装置の施工に時間と手間がかかるという問題がある。
特開2014−173334号公報
そこで、本願の発明者らは、内壁側に給電コイルを設け、外壁側に受電コイルを設け、給電コイルから磁界共鳴で受電コイルに非接触で電力伝送することで、上記電源ケーブルを配線する工事を不要とする、容易に建物に施工可能な設備装置を発明した。
ただし、この設備装置は、給電コイルから受電コイルに磁界共鳴で電力を伝送するため、人体への安全性の観点から、磁界の人体暴露を抑制する機能を有することが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、外壁側に設けられた設備部材を備え、その設備部材を内壁側からの電力で駆動する設備装置であって、より安全性を向上させた設備装置を提供することである。
本発明の一態様は、建物の内壁側に設けられた給電コイルと、前記建物の外壁側に設けられ、前記給電コイルと磁界共鳴することにより電力伝送される受電コイルと、前記外壁側に設けられた設備部材と、前記外壁側に設けられ、前記受電コイルで受電した電力に応じて前記設備部材を駆動する設備駆動部と、前記給電コイルに接近した人体を検知する人体検知部と、前記給電コイルから前記受電コイルへの前記電力伝送を制御する給電制御部と、を備え、前記給電制御部は、前記人体検知部により前記人体が検知されたことに応じて前記電力伝送を停止することを特徴とする設備装置である。
本発明の一態様は、上述の設備装置であって、前記人体検知部は、前記給電コイルのインピーダンスの変化が所定値を超えた場合に、前記給電コイルに人体が接近したことを検知する。
本発明の一態様は、上述の設備装置であって、前記人体検知部は、前記給電コイルのインピーダンスの変化が所定値を超えた場合に、前記給電コイルに人体が接近したことを検知する出力判定部と、前記給電コイルの周囲に人体が進入したことを検知する人体検知センサと、を備え、前記給電制御部は、前記出力判定部により前記人体の接近が検知され、且つ前記人体検知センサにより記給電コイルの周囲に人体が進入したことを検知された場合に、前記電力伝送を停止する。
本発明の一態様は、上述の設備装置であって、前記人体検知部は、前記給電コイルのインピーダンスの変化が所定値を超えた場合に、前記給電コイルに人体が接近したことを検知する出力判定部と、ユーザに操作されることにより、前記設備駆動部に前記設備部材の駆動を指示する操作指令を出力する操作部と、を備え、前記給電制御部は、前記出力判定部により前記人体の接近が検知され、且つ前記操作部から操作指令が出力された場合に、前記電力伝送を停止する。
本発明の一態様は、上述の設備装置であって、前記建物の外壁側に設けられ、前記受電コイルで受電した電力を蓄電する蓄電部と、前記蓄電部に蓄電された電力が設定値を下回ったか否かを判定する蓄電量判定部と、をさらに備え、前記設備駆動部は、前記蓄電部に蓄電された電力を用いて前記設備部材を駆動し、前記給電制御部は、前記蓄電量判定部により、前記蓄電部に蓄電された電力が設定値を下回ったと判定された場合には、前記電力伝送を開始させる。
本発明の一態様は、上述の設備装置であって、前記設備部材は、シャッターカーテンであって、前記設定値は、前記シャッターカーテンを全開位置に動作させる開動作又は全閉位置に動作させる閉動作を1回以上実行可能な電力である。
以上説明したように、本発明によれば、外壁側に設けられた設備部材を備え、その設備部材を内壁側からの電力で駆動する設備装置であって、より安全性を向上させることができる。
第1の実施形態に係る電動シャッター装置1の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電源制御部32の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る設備駆動部51の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電動シャッター装置1の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る電源制御部32の処理の流れを説明する図である。 第2の実施形態に係る電動シャッター装置1A(設備装置)の概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る電源制御部32Aの概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る電源制御部32Aの処理の流れを説明する図である。 第3の実施形態に係る電動シャッター装置1Bの概略構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る電源制御部32Bの概略構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る電源制御部32Bの処理の流れを説明する図である。 本変形例に係る電源制御部32Cの概略構成の一例を示す図である。 本変形例に係るシャッターボックス5Cの概略構成の一例を示す図である。 本変形例に係る設備駆動部51Cにおける蓄電部52に電力を蓄電する処理の流れを示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。また、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む」、「有する」や「備える」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
以下、本発明の一実施形態に係る設備装置を、図面を用いて説明する。この設備装置は、建物に後付で設けられるものであって、建物の外壁側に設けられた設備部材を備え、その設備部材を内壁側からの電力で駆動する。より具体的には、本発明の設備装置は、給電コイルから磁界共鳴により電力を受電コイルで受電し、受電コイルが受電した電力に応じて建物の外壁側に設けられた設備部材を駆動する。
そして、この設備装置の特徴の一つは、給電コイルから受電コイルに非接触で電力伝送している場合において、給電コイルに対する人体の接近が検出されたことに応じて上記電力伝送を停止する点である。
なお、本実施形態では、設備部材がシャッターカーテンである場合について説明する。ただし、本発明の設備部材が、電動のシャッターカーテンに限定されるものでなく、例えば電動カーテン、オーニング、日よけ用のルーバ等においても適用可能である。この設備部材は、例えば、窓、引戸、ドア、ルーバ窓等の開口部を開閉する部材である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電動シャッター装置1(設備装置)の概略構成の一例を示す図である。ここで、電動シャッター装置1は、設備装置の一例であってよい。
電動シャッター装置1は、例えば、ガラス窓11等の建物2の開口部に設けられ、ガラス窓11の室外側をシャッターカーテン6にて閉鎖又は開放可能に構成されている。
電動シャッター装置1は、ユーザからの操作指令に基づいてシャッターカーテン6を開動作又は閉動作させる。例えば、電動シャッター装置1は、操作指令をリモートコントローラから無線で送信されることで取得してもよいし、電動シャッター装置1に設けられた操作部がユーザに操作されることで操作指令を取得してもよい。
例えば、電動シャッター装置1は、リフォーム時において建物2に後付で設けられる。
図1に示すように、電動シャッター装置1は、給電部3、給電コイル4、シャッターボックス5及びシャッターカーテン6を備える。シャッターボックス5には、受電コイル7及び電磁遮蔽体8が配設されている。また、シャッターボックス5は、設備駆動部51及びシャフト60を備える。
給電部3は、建物2の内壁21側に設けられる。給電部3は、給電コイル4に接続されている。給電部3は、建物2の内壁21側に設けられた給電コイル4に電力を供給する。そして、給電コイル4は、給電部3から供給された電力を、建物2の外壁22側に設けられた受電コイル7に非接触で伝送する。
給電部3は、電源プラグ31及び電源制御部32を備える。
電源プラグ31は、コンセント12に挿入されることで家庭用電源から交流電力を取得し、その取得した交流電力(AC100V又はAC200V)を電源制御部32に供給する。
図2は、第1の実施形態に係る電源制御部32の概略構成の一例を示す図である。図2に示すように、電源制御部32は、給電制御部321、出力判定部322及び報知部323を備える。
給電制御部321は、電源プラグ31を介して供給された交流電力を所定の直流電力に変換する。また、給電制御部321は、変換した直流電力を所定の周波数の交流電力に変換して給電コイル4に出力する。この周波数は、磁界共鳴方式により、給電コイル4から受電コイル7に電力が伝送可能な周波数であればよい。これにより、給電コイル4と受電コイル7とは所定の共振周波数で共振し、給電コイル4から受電コイル7に非接触で電力を伝送することができる。このように、給電制御部321は、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を制御する。
給電制御部321は、給電コイル4への人体の接近が検知されたことに応じて給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。例えば、給電制御部321は、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を行っている場合に、出力判定部322から給電停止信号を取得した場合には、給電コイル4への電力の供給を停止する。これにより、給電制御部321は、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。すなわち、給電制御部321は、出力判定部322から給電停止信号を取得した場合には、給電コイル4と受電コイル7とによる磁界の発生を停止する。したがって、給電制御部321は、給電コイル4に接近した人が、磁気共鳴の磁界により人体暴露することを抑制することができる。なお、この給電停止信号は、給電コイル4に人体が接近したことを示す信号である。
出力判定部322は、給電コイル4に接近した人体を検知する人体検知部である。ここで、コイルに人体が接近するとそのコイルのインピーダンスが変化する。したがって、一例として、出力判定部322は、給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えた場合に、給電コイル4に人体が接近したことを検知する。換言すれば、出力判定部322は、給電コイル4におけるインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えた場合に、給電コイル4に人体が接近したと判定する。ここで、出力判定部322は、インピーダンスを直接測定してもよいし、間接的に測定してもよい。
例えば、インピーダンスが変化すると、給電コイル4から受電コイル7への電力の伝送効率が変化する。したがって、出力判定部322は、給電コイル4の電力の伝送効率を測定し、その伝送効率が所定値未満である場合には、給電コイル4に人体が接近したと判定してもよい。この伝送効率の変化はインピーダンスの変化ΔZに対応する。なお、この伝送効率とは、例えばVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)である。
出力判定部322は、給電コイル4に人体が接近したことを検知した場合には、その検知結果を示す給電停止信号を給電制御部321に出力する。
報知部323は、出力判定部322より、給電コイル4に人体が接近したことが検知された場合には、給電コイル4に人体が接近している旨を報知する。この報知は、音声でもよいし、表示でもよいし、音声及び表示の組み合わせでもよい。
なお、電源プラグ31と電源制御部32とは、一体に構成される形態であってもよい。また、本実施形態では、商用電源から電力が供給される場合について説明するが、これに限定されず、室内にある蓄電池から電力が給電部3に供給されてもよい。また、電源プラグ31において、商用電源からの交流電力を所定の電力に変換する機能を備えてもよい。ここで、給電部3から給電コイル4に供給される電圧は、電気工事士などの公的な資格を必要とする電圧よりも低い電圧である。
給電コイル4は、建物2の内壁21側に設けられる。例えば、給電コイル4は、固定板41に固定され、その固定板41を介して建物2の内壁21に取り付けられる。本実施形態では、給電コイル4は、建物2において、ガラス窓11の上部にある内壁21に取り付けられている。
給電コイル4は、受電コイル7と磁界共鳴することにより、給電部3から出力された電力を受電コイル7に給電する。なお、電源制御部32と給電コイル4とは、同じ固定板41に固定されてもよい。
シャッターボックス5は、外壁22側で且つ電動シャッター装置1の上部に設けられている。シャッターボックス5は、受電コイル7、電磁遮蔽体8、シャフト60及び設備駆動部51を備える。
受電コイル7は、建物2の外壁22側に設けられ、給電コイル4から磁界共鳴により非接触で電力を受電する。この受電コイル7で受電した電力は、設備駆動部51に供給され、シャッターカーテン6を駆動する電力として主に使用される。
例えば、受電コイル7は、固定板71に固定され、その固定板71を介して建物2の外壁22に取り付けられる。本実施形態では、受電コイル7は、建物2において、ガラス窓11の上部にある外壁22に取り付けられている。
電磁遮蔽体8は、外壁22側に設けられる。この電磁遮蔽体8は、受電コイル7と建物2の外壁22側に設けられた金属部材との間に介装されている。ここで、正面とは、受電コイル7における内壁21側の面である。電磁遮蔽体8の位置及び大きさは、例えば、受電コイル7を正面から見た場合に、受電コイル7の背後にある金属部材(例えば、シャッターカーテン6)が見えない程度の位置及び大きさに設定されている。例えば、電磁遮蔽体8は、フェライトシートである。
この電磁遮蔽体8は、外壁22側に配置された金属製のシャッターカーテン6が給電コイル4と受電コイル7との結合係数に与える影響を抑制する。すなわち、受電コイル7とシャッターカーテン6との間に電磁遮蔽体8が介装されることで、結合磁界がシャッターカーテン6に漏れることを抑制する。これにより、給電コイル4から受電コイル7への高効率な電力伝送を実現することができる。
シャフト60は、シャッターカーテン6の上端部と設備駆動部51とに連結されおり、シャッターカーテン6を巻き取る巻取り部である。シャフト60は、設備駆動部51によって正逆方向に回転駆動される。このシャフト60の回転に応じて、シャッターカーテン6の巻き出し(シャッターカーテン6の閉動作時)、又は、巻き取り(シャッターカーテン6の開動作時)が行われる。シャフト60に巻き取られたシャッターカーテン6は、シャッターボックス5内に収容されるようになっている。
設備駆動部51は、外壁22側に設けられ、受電コイル7が受電した電力に応じて設備部材であるシャッターカーテン6を駆動する。
以下に、第1の実施形態に係る設備駆動部51について、説明する。図3は、第1の実施形態に係る設備駆動部51の概略構成の一例を示す図である。
図3に示すように、設備駆動部51は、蓄電部52、通信部53、制御部54及びモータ55を備える。
蓄電部52は、受電コイル7が磁界共鳴により給電コイル4から受電した電力を蓄電する。例えば、蓄電部52は、二次電池である。例えば、蓄電部52は、受電コイル7と有線又は無線で接続されている。蓄電部52は、受電コイル7と有線で接続される場合には、その有線を介して受電した電力を蓄電する。一方、蓄電部52は、受電コイル7と無線で接続される場合には、受電コイル7から無線で受電した電力を蓄電する。ここで、無線とは、非接触の電力伝送であり、例えば、電界結合方式、電磁誘導方式、電波方式、磁界共鳴方式等である。
蓄電部52に蓄電された電力は、設備駆動部51の各部に供給される。
通信部53は、通信ネットワークを介して、外部から情報を送受する。この情報とは、例えば、シャッターカーテン6を開動作又は閉動作させる操作指令である。
制御部54は、例えばCPU(Central Processing Unit)や記憶装置などから構成され、操作指令に応じてモータ55の駆動を制御する。
モータ55は、シャフト60を回転駆動させる駆動部であり、例えば直流モータから構成されている。モータ55は、制御部54からの駆動信号に基づいて正回転、逆回転、又は回転停止する。ここで、モータ55は、制御部54からの駆動信号に基づいて、蓄電部52に蓄積された電力を駆動源として回転駆動する。これにより、設備駆動部51は、シャッターカーテン6を電動で開閉することができる。
以下に、本実施形態に係る電動シャッター装置1のシャッターカーテン6の駆動動作について、説明する。図4は、第1の実施形態に係る電動シャッター装置1の動作を示すシーケンス図である。
給電部3は、給電コイル4に電力を給電する(ステップS101)。給電コイル4は、給電部3から供給された電力に基づいて、受電コイル7と磁界共鳴する(ステップS102)。これにより、給電部3から給電された電力は、受電コイル7に非接触で伝送される。
受電コイル7は、給電コイル4から磁界共鳴により非接触で電力を受電する(ステップS103)。設備駆動部51の蓄電部52は、受電コイル7が磁界共鳴により給電コイル4から受電した電力を蓄電する(ステップS104)。
制御部54は、通信部53を介して駆動指令を取得すると、モータ55に駆動信号を出力する(ステップS105)。
モータ55は、制御部54からの駆動信号に基づいて、蓄電部52に蓄積された電力を駆動源として回転駆動する。これにより、設備駆動部51は、蓄電部52に蓄積された電力を用いて、シャッターカーテン6(設備部材)を開閉することができる(ステップS106)。
以下に、第1の実施形態に係る電源制御部32の処理の流れについて、説明する。図5は、第1の実施形態に係る電源制御部32の処理の流れを説明する図である。
給電制御部321は、電源プラグ31を介して供給された交流電力を所定の直流電力に変換する。そして、給電制御部321は、変換した直流電力を所定の周波数の交流電力に変換して給電コイル4に出力する。これにより、給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送が開始される(ステップS201)。給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送が開始されると、受電コイル7で受電した電力は、蓄電部52に充電される。
給電コイル4から受電コイル7への電力伝送が開始されると、出力判定部322は、給電コイル4に人体が接近したか否かを判定する。具体的には、出力判定部322は、給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZを測定する(ステップS202)。そして、出力判定部322は、測定したインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えたか否かを判定する(ステップS203)。出力判定部322は、給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えたと判定した場合には、給電コイル4に人体が接近したと判定し、給電停止信号を給電制御部321に出力する。一方、出力判定部322は、給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを以下であると判定した場合には、給電コイル4に人体が接近していないと判定し、給電停止信号を出力しない。
給電制御部321は、出力判定部322から給電停止信号を取得すると、給電コイル4への電力の供給を停止する。これにより、給電制御部321は、給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送を停止する(ステップS204)。したがって、給電制御部321は、給電コイル4と受電コイル7との磁界共鳴が停止されるため、給電コイル4に接近した人体への磁界の暴露を抑制することができる。なお、この場合には、受電コイル7における電力の受電が停止されるため、蓄電部52への充電も停止される。
上述したように、第1の実施形態に係る電動シャッター装置1は、建物2の内壁21側に設けられた給電コイル4と、建物2の外壁側に設けられ、給電コイル4と磁界共鳴することにより電力伝送される受電コイル7と、外壁22側に設けられたシャッターカーテン6と、外壁22側に設けられ、受電コイル7に受電した電力に応じてシャッターカーテン6を駆動する設備駆動部51と、給電コイル4に接近した人体を検知する出力判定部(人体検知部)322と、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を制御する給電制御部321と、を備える。そして、給電制御部321は、出力判定部322により人体が検知されたことに応じて電力伝送を停止する。これにより、給電コイル4と受電コイル7との磁界共鳴が停止されるため、その磁界共鳴における磁界の人体暴露を抑制することができる。したがって、より安全性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態に係る電動シャッター装置1Aについて説明する。第2の実施形態に係る電動シャッター装置1Aは、第1の実施形態と比較して、人体検知センサ100が追加された構成を有する。そして、電動シャッター装置1Aは、出力判定部322と人体検知センサ100との両方で人体を検出した場合に、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。ここで、第2の実施形態では、出力判定部322と人体検知センサ100とが人体検知部を構成する。
図6は、第2の実施形態に係る電動シャッター装置1A(設備装置)の概略構成の一例を示す図である。電動シャッター装置1Aは、給電部3A、給電コイル4、シャッターボックス5、シャッターカーテン6及び人体検知センサ100を備える。
給電部3Aは、電源プラグ31及び電源制御部32Aを備える。
図7は、第2の実施形態に係る電源制御部32Aの概略構成の一例を示す図である。
電源制御部32Aは、給電制御部321A、出力判定部322及び報知部323を備える。
給電制御部321Aは、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を制御する。なお、給電制御部321Aによる給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を行う制御に関しては、給電制御部321と同様であるため、説明を省略する。
給電制御部321Aは、給電コイル4への人体の接近が検知されたことに応じて給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。ここで、第2の実施形態に係る、給電コイル4への人体の接近が検知されたこととは、出力判定部322により給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えた場合で、且つ人体検知センサ100により人体が検知された場合である。
すなわち、給電制御部321Aは、出力判定部322から給電停止信号を取得し、且つ人体検知センサ100から検知信号を取得した場合に、給電コイル4への電力の供給を停止することで、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。これにより、給電制御部321Aは、給電コイル4と受電コイル7とによる磁界の発生を停止することができる。したがって、給電制御部321Aは、給電コイル4に接近した人が、磁気共鳴の磁界により人体暴露することを抑制することができる。なお、この検知信号とは、人体検知センサ100が給電コイル4に接近した人体を検知したことを示す信号である。
人体検知センサ100は、所定の検知エリアに人体が進入したことを検知する。例えば、人体検知センサ100としては、人体から出ている赤外線を検知して、その赤外線から検知エリア内に人体が侵入した場合の温度の違いや変化をとらえ人体を検知する赤外線センサを適用することができる。人体検知センサ100は、所定の検知エリア内に人体が進入したことを検知した場合には、給電制御部321Aに検知信号を出力する。例えば、検知エリアは、給電コイル4と受電コイル7との磁界共鳴により発生した磁界からの人体暴露の危険性があるエリアに設定されている。なお、本発明は、人体検知センサ100の配置位置に関しては、特に限定されない。
以下に、第2の実施形態に係る電源制御部32Aの処理の流れについて、説明する。図8は、第2の実施形態に係る電源制御部32Aの処理の流れを説明する図である。
給電制御部321Aは、電源プラグ31を介して供給された交流電力を所定の直流電力に変換する。そして、給電制御部321Aは、変換した直流電力を所定の周波数の交流電力に変換して給電コイル4に出力する。これにより、給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送が開始される(ステップS301)。給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送が開始されると、受電コイル7で受電した電力は、蓄電部52に充電される。
給電コイル4から受電コイル7への電力伝送が開始されると、出力判定部322は、給電コイル4に人体が接近したか否かを判定する。具体的には、出力判定部322は、給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZを測定する(ステップS302)。そして、出力判定部322は、測定したインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えたか否かを判定する(ステップS303)。出力判定部322は、給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えたと判定した場合には、給電停止信号を給電制御部321Aに出力する。
給電制御部321Aは、出力判定部322から給電停止信号を取得すると、人体検知センサ100により人体が検知されたか否かを判定する(ステップS304)。例えば、給電制御部321Aは、出力判定部322から給電停止信号を取得後、一定期間内に人体検知センサ100から検知信号を取得した場合には、人体検知センサ100により人体が検知されたと判定する。このように、給電制御部321Aは、給電停止信号と検知信号とを取得した場合には、給電コイル4に人体が近接したと判定し、給電コイルへの電力の供給を停止する。これにより、給電制御部321Aは、給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送を停止する(ステップS305)。したがって、給電コイル4と受電コイル7との磁界共鳴が停止されるため、給電コイル4に接近した人体への磁界の暴露を抑制することができる。なお、この場合には、受電コイル7における電力の受電が停止されるため、蓄電部52への充電も停止する。
上述したように、第2の実施形態に係る電動シャッター装置1Aは、建物2の内壁21側に設けられた給電コイル4と、建物2の外壁22側に設けられ、給電コイル4と磁界共鳴することにより電力伝送される受電コイル7と、外壁22側に設けられたシャッターカーテン6と、外壁22側に設けられ、受電コイル7に受電した電力に応じてシャッターカーテン6を駆動する設備駆動部51と、給電コイル4に接近した人体を検知する出力判定部(人体検知部)322と、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を制御する給電制御部321Aと、を備える。そして、給電制御部321Aは、出力判定部322により人体が検知されたことに応じて電力伝送を停止する。
具体的には、給電制御部321Aは、出力判定部322により人体の接近が検知され、且つ人体検知センサ100により給電コイル4の周囲に人体が進入したことを検知された場合に、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。これにより、給電コイル4と受電コイル7との磁界共鳴が停止されるため、磁界の人体暴露を抑制することができる。また、電動シャッター装置1Aは、第1の実施形態と比較して、人体検知センサ100を更に備え、この人体検知センサ100と出力判定部322と両方の検知結果を用いて、給電コイル4への人体の接近を検知する。これにより、電動シャッター装置1Aは、第1の実施形態と比較して、より正確に給電コイル4への人体の接近を検知することができる。
また、上述の第2の実施形態において、リモートコントローラに人体検知センサ100を設け、この人体検知センサ100が、そのリモートコントローラを操作するユーザを検知するようにしてもよい。これは、リモートコントローラを操作する場合においてユーザが給電コイル4に接近する可能性が高いためである。
(第3の実施形態)
以下に、第3の実施形態に係る電動シャッター装置1Bについて説明する。第3の実施形態に係る電動シャッター装置1Bは、第1の実施形態と比較して、操作指令を出力する操作部200が追加された構成を有する。そして、電動シャッター装置1Bは、出力判定部322と操作部200との両方で人体を検知した場合に、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。ここで、第3の実施形態では、出力判定部322と操作部200とが、人体検知部を構成する。
図9は、第3の実施形態に係る電動シャッター装置1Bの概略構成の一例を示す図である。
第3の実施形態に係る電動シャッター装置1Bは、給電部3B、給電コイル4、シャッターボックス5、シャッターカーテン6及び操作部200を備える。
操作部200は、シャッターカーテン6を駆動させる場合にユーザに操作される、例えば、リモートコントローラである。操作部200は、ユーザによりシャッターカーテン6を駆動させるための操作が行われると、操作指令を通信部53及び給電部3Bに有線又は無線で出力する。
図10は、第3の実施形態に係る電源制御部32Bの概略構成の一例を示す図である。
電源制御部32Bは、給電制御部321B、出力判定部322、報知部323及び通信部400を備える。
給電制御部321Bは、給電コイル4への人体の接近が検知されたことに応じて給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。ここで、第3の実施形態に係る、給電コイル4への人体の接近が検知されたこととは、出力判定部322により給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えた場合で、且つユーザにより操作部200が操作された場合である。
すなわち、給電制御部321Bは、出力判定部322から給電停止信号を取得し、且つ通信部400から操作指令を取得した場合に、給電コイル4への電力の供給を停止することで、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。これは、ユーザがリモートコントローラを操作する場合には、ユーザが給電コイル4に接近する可能性が高いためである。すなわち、ユーザがリモートコントローラを操作する場合が、ユーザが給電コイル4に接近する場合とみなせるためである。なお、通信部400は、操作部200から操作指令を取得してもよいし、通信部53から操作指令を取得してもよい。
以下に、第3の実施形態に係る電源制御部32Bの処理の流れについて、説明する。図11は、第3の実施形態に係る電源制御部32Bの処理の流れを説明する図である。
給電制御部321Bは、電源プラグ31を介して供給された交流電力を所定の直流電力に変換する。そして、給電制御部321Bは、変換した直流電力を所定の周波数の交流電力に変換して給電コイル4に出力する。これにより、給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送が開始される(ステップS401)。給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送が開始されると、受電コイル7で受電した電力は、蓄電部52に充電される。
給電コイル4から受電コイル7への電力伝送が開始されると、出力判定部322は、給電コイル4に人体が接近したか否かを判定する。具体的には、出力判定部322は、給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZを測定する(ステップS402)。そして、出力判定部322は、測定したインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えたか否かを判定する(ステップS403)。出力判定部322は、給電コイル4のインピーダンスの変化ΔZが所定値Zthを超えたと判定した場合には、給電停止信号を給電制御部321Bに出力する。
給電制御部321Bは、出力判定部322から給電停止信号を取得すると、ユーザにより操作部200が操作されたか否かを判定する(ステップS404)。例えば、給電制御部321Bは、出力判定部322から給電停止信号を取得後、一定期間内に通信部400から操作指令を取得した場合には、ユーザにより操作部200が操作されたと判定する。このように、給電制御部321Bは、給電停止信号と操作指令とを取得した場合には、給電コイル4に人体が近接したと判定し、給電コイルへの電力の供給を停止する。これにより、給電制御部321Bは、給電コイル4から受電コイル7への非接触の電力伝送を停止する(ステップS405)。したがって、給電コイル4と受電コイル7との磁界共鳴が停止されるため、給電コイル4に接近した人体への磁界の暴露を抑制することができる。なお、この場合には、受電コイル7における電力の受電が停止されるため、蓄電部52への充電も停止する。
上述したように、第3の実施形態に係る電動シャッター装置1Bは、建物2の内壁21側に設けられた給電コイル4と、建物2の外壁22側に設けられ、給電コイル4と磁界共鳴することにより電力伝送される受電コイル7と、外壁22側に設けられたシャッターカーテン6と、外壁22側に設けられ、受電コイル7に受電した電力に応じてシャッターカーテン6を駆動する設備駆動部51と、給電コイル4に接近した人体を検知する出力判定部(人体検知部)322と、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を制御する給電制御部321Bと、を備える。そして、給電制御部321Bは、出力判定部322により人体が検知されたことに応じて電力伝送を停止する。
具体的には、給電制御部321Bは、出力判定部322により人体の接近が検知され、且つ操作部200が操作された場合に、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を停止する。これにより、給電コイル4と受電コイル7との磁界共鳴が停止されるため、磁界の人体暴露を抑制することができる。また、電動シャッター装置1Bは、第1の実施形態と比較して、操作部200を更に備え、この操作部200の操作指令と出力判定部322の検知結果とを用いて、給電コイル4への人体の接近を検知する。これにより、電動シャッター装置1Bは、第1の実施形態と比較して、より正確に給電コイル4への人体の接近を検知することができる。
上述の電動シャッター装置1,1A及び1Bは、蓄電部52の蓄電量Vが所定値Vthを下回った場合に、給電コイル4から受電コイル7へ非接触による電力伝送を開始することで蓄電部52に電力を蓄電する構成を有してもよい。以下に、この構成を第1の実施形態の変形例として説明するが、第2の実施形態及び第3の実施形態のそれぞれについても適用可能である。
(変形例)
本変形例の電動シャッター装置1Cの変形例は、給電部3C、給電コイル4、シャッターボックス5C及びシャッターカーテン6を備える。
給電部3Cは、電源プラグ31及び電源制御部32Cを備える。
図12は、本変形例に係る電源制御部32Cの概略構成の一例を示す図である。図12に示すように、電源制御部32Cは、給電制御部321C、出力判定部322、報知部323及び通信部400を備える。
給電制御部321Cは、通信部400から蓄電開始信号を取得した場合には、給電コイル4に電力を供給する。
図13は、本変形例に係るシャッターボックス5Cの概略構成の一例を示す図である。シャッターボックス5Cは、受電コイル7、電磁遮蔽体8、シャフト60及び設備駆動部51Cを備える。
図13に示すように、設備駆動部51Cは、蓄電部52、通信部53、制御部54、モータ55、蓄電量検出部300及び蓄電量判定部310を備える。
蓄電量検出部300は、蓄電部52に蓄電された電力量(以下、「蓄電量」という。)Vを一定周期ごとに検出する。この蓄電量Vとは、例えば、蓄電部52の出力電圧である。
蓄電量判定部310は、蓄電量検出部300により検出された蓄電量Vが所定値Vthを下回った(未満である)か否かを判定する。蓄電量判定部310は、蓄電量Vが所定値Vthを下回ったと判定した場合には、蓄電部52に蓄電することを指示する蓄電開始信号を、通信部53を介して、電源制御部32Cの通信部400に無線で出力する。なお、この所定値Vthは、蓄電部52への給電が停止された場合において、その蓄電部52の蓄電量を用いて1回以上シャッターカーテンの開動作又は閉動作が可能な電力量である。すなわち、蓄電量Vが所定値Vth以上である場合の設備駆動部51Cは、蓄電部52への蓄電とシャッターカーテン6の駆動動作とが同時に行われている場合に人体が給電コイル4へ近接したことで蓄電部52への蓄電が停止されても、1回以上シャッター動作が可能となる。
一方、蓄電量Vが所定値Vthを下回っている場合の設備駆動部51Cは、蓄電部52への蓄電とシャッターカーテン6の駆動動作とが同時に行われている場合に人体が給電コイル4へ近接したことで蓄電部52への蓄電が停止されても、1回以上シャッター動作が不可能となる。したがって、蓄電量Vが所定値Vthを下回っている場合には、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送を開始させ、蓄電部52に電力を蓄電する。なお、設備駆動部51Cは、蓄電部52が満充電になるまで電力を蓄電(充電)してもよい。
以下、設備駆動部51Cにおける蓄電部52に電力を蓄電する処理の流れについて、説明する。図14は、設備駆動部51Cにおける蓄電部52に電力を蓄電する処理の流れを示す図である。
蓄電量検出部300は、蓄電部52に蓄電された蓄電量Vを一定周期ごとに検出する(ステップS501)。
蓄電量判定部310は、蓄電量検出部300により検出された蓄電量Vが所定値Vthを下回ったか否かを判定する(ステップS502)。蓄電量判定部310は、蓄電量Vが所定値Vthを下回ったと判定した場合には、蓄電開始信号を通信部53を介して、電源制御部32Cの通信部400に無線で出力する。これにより、給電コイル4から受電コイル7への電力伝送が開始されるため、蓄電部52に電力が蓄電される(ステップS503)。
一方、蓄電量判定部310は、蓄電量検出部300により検出された蓄電量Vが所定値Vthを下回ってないと判定された場合には、再度ステップS501の処理を実行する。
これにより、蓄電部52には、常に、シャッターカーテン6を1回以上閉動作、又は開動作できる電力が蓄積されている。したがって、蓄電部52への蓄電とシャッターカーテン6の駆動動作とが同時に行われている場合に、人体が給電コイル4へ近接したことで蓄電部52への蓄電が停止されても、1回以上シャッターカーテン6を駆動させることができる。すなわち、設備駆動部51Cは、人体が給電コイル4へ近接したことで蓄電部52への蓄電を停止しても、シャッターカーテン6を全開、全閉のいずれかの位置に動作可能となる。
なお、蓄電量判定部310の機能を、電源制御部32Cに備えるようにしてもよい。この場合には、設備駆動部51Cは、蓄電量Vを電源制御部32Cに無線で送信する。
また、上述の実施形態において、給電コイル4を覆うように、電磁遮蔽体を設けてもよい。これにより、給電コイル4に人体が接近しても、磁界による人体暴露を抑制することができる。
なお、上述の実施形態に係る設備駆動部51は、蓄電部52から供給された電力を、所定の電圧に変換する変圧部を備えてもよい。
また、上述の実施形態に係る受電コイル7、固定板71及び電磁遮蔽体8は、一体に構成される形態であってもよい。ただし、固定板71は、受電コイル7又は電磁遮蔽体8を建物2に固定するためのものである。したがって、受電コイル7及び電磁遮蔽体8を建物2に固定する形態によっては、固定板71を用いなくてもよい。これは、固定板41も同様である。すなわち、本実施形態に係る固定板41及び固定板71は、必ずしも必須な構成ではない。
また、上述した実施形態における電源制御部32,32A〜32Cのそれぞれをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 電動シャッター装置(設備装置)
3 給電部
4 給電コイル
5 シャッターボックス
6 シャッターカーテン(設備部材)
7 受電コイル
32 電源制御部
51 設備駆動部
100 人体検知センサ
200 操作部
321 給電制御部
322 出力判定部

Claims (6)

  1. 建物の内壁側に設けられた給電コイルと、
    前記建物の外壁側に設けられ、前記給電コイルと磁界共鳴することにより電力伝送される受電コイルと、
    前記外壁側に設けられた設備部材と、
    前記外壁側に設けられ、前記受電コイルで受電した電力に応じて前記設備部材を駆動する設備駆動部と、
    前記給電コイルに接近した人体を検知する人体検知部と、
    前記給電コイルから前記受電コイルへの前記電力伝送を制御する給電制御部と、
    を備え、
    前記給電制御部は、前記人体検知部により前記人体が検知されたことに応じて前記電力伝送を停止することを特徴とする設備装置。
  2. 前記人体検知部は、前記給電コイルのインピーダンスの変化が所定値を超えた場合に、前記給電コイルに人体が接近したことを検知する請求項1に記載の設備装置。
  3. 前記人体検知部は、
    前記給電コイルのインピーダンスの変化が所定値を超えた場合に、前記給電コイルに人体が接近したことを検知する出力判定部と、
    前記給電コイルの周囲に人体が進入したことを検知する人体検知センサと、
    を備え、
    前記給電制御部は、前記出力判定部により前記人体の接近が検知され、且つ前記人体検知センサにより記給電コイルの周囲に人体が進入したことを検知された場合に、前記電力伝送を停止する請求項1に記載の設備装置。
  4. 前記人体検知部は、
    前記給電コイルのインピーダンスの変化が所定値を超えた場合に、前記給電コイルに人体が接近したことを検知する出力判定部と、
    ユーザに操作されることにより、前記設備駆動部に前記設備部材の駆動を指示する操作指令を出力する操作部と、
    を備え、
    前記給電制御部は、前記出力判定部により前記人体の接近が検知され、且つ前記操作部から操作指令が出力された場合に、前記電力伝送を停止する請求項1に記載の設備装置。
  5. 前記建物の外壁側に設けられ、前記受電コイルで受電した電力を蓄電する蓄電部と、
    前記蓄電部に蓄電された電力が設定値を下回ったか否かを判定する蓄電量判定部と、
    をさらに備え、
    前記設備駆動部は、前記蓄電部に蓄電された電力を用いて前記設備部材を駆動し、
    前記給電制御部は、前記蓄電量判定部により、前記蓄電部に蓄電された電力が設定値を下回ったと判定された場合には、前記電力伝送を開始させる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の設備装置。
  6. 前記設備部材は、シャッターカーテンであって、
    前記設定値は、前記シャッターカーテンを全開位置に動作させる開動作又は全閉位置に動作させる閉動作を1回以上実行可能な電力である請求項5に記載の設備装置。
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