JP6881975B2 - 設備装置の施工方法及びその設備装置 - Google Patents

設備装置の施工方法及びその設備装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6881975B2
JP6881975B2 JP2016256472A JP2016256472A JP6881975B2 JP 6881975 B2 JP6881975 B2 JP 6881975B2 JP 2016256472 A JP2016256472 A JP 2016256472A JP 2016256472 A JP2016256472 A JP 2016256472A JP 6881975 B2 JP6881975 B2 JP 6881975B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
coil
equipment
receiving coil
power receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016256472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018109274A (ja
Inventor
松田 宏
宏 松田
尚久 太田
尚久 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2016256472A priority Critical patent/JP6881975B2/ja
Publication of JP2018109274A publication Critical patent/JP2018109274A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6881975B2 publication Critical patent/JP6881975B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、設備装置の施工方法及びその設備装置に関する。
近年では、建物の開口部に設置されるシャッターカーテンを手動ではなく電動で開閉する電動シャッター装置が普及している(例えば、特許文献1参照)。この電動シャッター装置は、シャッターカーテンと、そのシャッターカーテンを昇降する制御装置とを備えて構成され、室外における開口部上部に設けられる。
特開2014−173334号公報
しかしながら、リフォーム時等で既設の建具(開口部)に従来の電動シャッター装置を後付しようとする場合、現場において施工に時間や手間がかかる。具体的には、従来の電動シャッター装置は、内壁側(室内)の電源装置から電力を得て駆動する。そのため、従来の電動シャッター装置を既設の建具に後付しようとする場合には、内壁側の電源装置から外壁側(室外)の電動シャッター装置に電力を供給するための電源ケーブルを配線する工事が必要となる。
したがって、従来の電動シャッター装置を後付する場合において、電動シャッター装置の施工に時間と手間がかかるという問題がある。なお、このような問題は電動シャッター装置に限られた問題ではなく、外壁側に後付で設けられる設備装置(例えば、電動ルーフを備えたガーデンルーム等)を施工する場合に共通する問題である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、外壁側に設けられた設備部材を備え、その設備部材を内壁側からの電力で駆動する設備装置であって、容易に建物に施工可能な設備装置の施工方法及びその設備装置を提供することである。
本発明の一態様は、給電コイルから磁界共鳴により電力を受電コイルで受電し、前記受電コイルが受電した電力に応じて建物の外壁側に設けられた設備部材を駆動する設備装置を前記建物に施工する設備装置の施工方法であって、前記給電コイルを前記建物の内壁側に配置する給電コイル配置工程と、前記受電コイルを前記建物の外壁側に配置する受電コイル配置工程と、前記給電コイル配置工程および前記受電コイル配置工程において配置された前記給電コイルと前記受電コイルとのいずれか一方のコイルの位置を固定するコイル固定工程と、前記コイル固定工程の後に、他方のコイルの位置を移動させながら前記給電コイルから前記磁界共鳴により電力を前記受電コイルに給電可能な前記他方のコイルの位置を調整するコイル調整工程と、を有し、前記設備装置は、前記給電コイルから前記磁界共鳴により前記受電コイルに給電された電力が所定の電力を超えた場合に、前記設備部材を駆動可能な状態である旨の報知を行う報知部を備え、前記コイル調整工程は、前記報知部から前記報知が行われる位置に、前記他方のコイルの位置を調整する、設備装置の施工方法である。
本発明の一態様は、上述の施工方法であって、前記コイル調整工程の後に、前記磁界共鳴の共振周波数を最適な値に調整する共振周波数調整工程をさらに備える。
本発明の一態様は、上述の施工方法であって、前記一方のコイルは前記受電コイルであり、前記他方のコイルは前記給電コイルである。
本発明の一態様は、上述の施工方法であって、建物の内壁側に設けられた給電コイルと、前記建物の外壁側に設けられ、前記給電コイルから磁界共鳴により電力を受電する受電コイルと、前記外壁側に設けられた設備部材と、前記外壁側に設けられ、前記受電コイルが受電した電力に応じて前記設備部材を駆動する設備駆動部と、前記給電コイルから前記磁界共鳴により前記受電コイルに給電された電力が所定の電力を超えた場合に、前記設備部材を駆動可能な状態である旨の報知を行う報知部と、を備える。
以上説明したように、本発明によれば、外壁側に設けられた設備部材を備え、その設備部材を内壁側からの電力で駆動する設備装置であって、容易に建物に施工可能な設備装置の施工方法及びその設備装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る電動シャッター装置1(設備装置)の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電源制御部32の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る設備駆動部51の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電動シャッター装置1の施工方法について、説明する図である。 第1の実施形態に係る電動シャッター装置1の動作を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る電動シャッター装置1A(設備装置)の概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る電源制御部32Aの概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る設備駆動部51Aの概略構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。また、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む」、「有する」や「備える」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
以下、本発明の一実施形態に係る設備装置の施工方法を、図面を用いて説明する。この設備装置は、建物に後付で設けられるものであって、建物の外壁側に設けられた設備部材を備え、その設備部材を内壁側からの電力で駆動する。より具体的には、本発明の設備装置の施工方法は、給電コイルから磁界共鳴により電力を受電コイルで受電し、受電コイルが受電した電力に応じて建物の外壁側に設けられた設備部材を駆動する設備装置を建物に施工する設備装置の施工方法である。
本実施形態では、設備部材がシャッターカーテンである場合について説明する。ただし、本発明の設備部材が、電動のシャッターカーテンに限定されるものでなく、例えば電動カーテン、オーニング、日よけ用のルーバ等においても適用可能である。この設備部材は、例えば、窓、引戸、ドア、ルーバ窓等の開口部を開閉する部材である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電動シャッター装置1(設備装置)の概略構成の一例を示す図である。ここで、電動シャッター装置1は、設備装置の一例であってよい。
電動シャッター装置1は、例えば、ガラス窓11等の建物2の開口部に設けられ、ガラス窓11の室外側をシャッターカーテン6にて閉鎖又は開放可能に構成されている。
電動シャッター装置1は、ユーザからの操作指令に基づいてシャッターカーテン6を開動作又は閉動作させる。例えば、電動シャッター装置1は、操作指令をリモートコントローラから無線で送信されることで取得してもよいし、電動シャッター装置1に設けられた操作部がユーザに操作されることで操作指令を取得してもよい。
例えば、電動シャッター装置1は、リフォーム時において建物2に後付で設けられる。
図1に示すように、電動シャッター装置1は、給電部3、給電コイル4、シャッターボックス5及びシャッターカーテン6を備える。シャッターボックス5には、受電コイル7及び電磁遮蔽体8が配設されている。また、シャッターボックス5は、設備駆動部51及びシャフト60を備える。
給電部3は、建物2の内壁21側に設けられる。給電部3は、給電コイル4に接続されている。給電部3は、建物2の内壁側に設けられた給電コイル4に電力を供給する。そして、給電コイル4は、給電部3から供給された電力を、建物2の外壁22側に設けられた受電コイル7に非接触で伝送する。
給電部3は、電源プラグ31及び電源制御部32を備える。
電源プラグ31は、コンセント12に挿入されることで家庭用電源から交流電力を取得し、その取得した交流電力(AC100V又はAC200V)を電源制御部32に供給する。
図2は、第1の実施形態に係る電源制御部32の概略構成の一例を示す図である。図2に示すように、電源制御部32は、電源供給部321、出力判定部322、報知部323及び共振周波数調整部331を備える。
電源供給部321は、電源プラグ31を介して供給された交流電力を所定の直流電力に変換する。また、電源供給部321は、変換した直流電力を所定の周波数の交流電力に変換して給電コイル4に出力する。この周波数は、磁界共鳴方式により、給電コイル4から受電コイル7に電力が伝送可能な周波数であればよい。これにより、給電コイル4と受電コイル7とは所定の共振周波数で共振し、給電コイル4から受電コイル7に無線で電力を伝送することができる。
ここで、通常、給電コイル4と受電コイル7とを互いに対向するように設置することで、給電コイル4から受電コイル7に効率よく電力伝送することができる。本実施形態では、建物2を挟んで内壁21側に給電コイル4を配置し、外壁22側に受電コイル7を設ける。ただし、この建物2の内部などには、給電コイル4、受電コイル7の周辺に配管、配線、サッシなどの金属材料が設置されている場合がある。したがって、この金属材料の影響で、受電コイル7、給電コイル4のインダクタンスが変化してしまう場合がある。そのため、受電コイル7と給電コイル4との結合係数が変化し、共振周波数がシフトしてしまう。すなわち、給電コイル4と受電コイル7との近傍に金属部材が有ると、単純に給電コイル4と受電コイル7とを対向するように配置しただけでは、十分な電力を給電することができない場合がある。本実施形態の特徴の一つは、給電コイル4と受電コイル7との近傍に金属部材が有る場合においても、十分な電力を給電コイル4から受電コイル7に非接触で電力伝送できるように、給電コイル4及び受電コイル7とを建物2に配置可能な点である。
出力判定部322は、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送されているか否かを判定する。ここで、十分な電力とは、例えば、シャッターカーテン6を駆動可能な電力である。例えば、出力判定部322は、電源供給部321から給電コイルへの出力電力が所定の電力を超えるか否かを判定する。ここで、所定の電力とは、シャッターカーテン6を駆動可能な電力であればよい。また、出力判定部322は、給電コイルの電力の伝送効率を測定し、その伝送効率が所定値を超える場合に、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送されていると判定してもよい。この伝送効率とは、例えばVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)である。
報知部323は、出力判定部322より、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送されていると判定された場合には、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送されている旨(シャッターカーテン6を駆動可能な状態である旨)を報知する。この報知は、音声でもよいし、表示でもよいし、音声及び表示の組み合わせでもよい。例えば、報知部323は、表示灯を備え、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送されていると判定された場合には、その表示灯を点灯させることで報知してもよい。
これにより、ユーザは、報知部323から報知される位置に、受電コイル7又は給電コイル4を固定することで、建物2に金属部材である場合においても、十分な電力を受電コイル7に非接触で伝送可能である。
共振周波数調整部331は、給電コイル4と受電コイル7との磁界共鳴の共振周波数を最適な値に調整可能な機能を有する。例えば、共振周波数調整部331は、給電コイル4の共振コンデンサの容量値を可変可能な機能をする。例えば、ユーザは、共振周波数調整部331を操作することで、共振周波数を最適な値に調整することができる。ここで最適な値とは、例えば、給電コイル4が建物2の内壁21側に配置された場合において、給電コイル4による電力の伝送効率が最大となる周波数である。したがって、共振周波数調整部331は、給電コイル4による電力の伝送効率が最大となるように、給電コイル4の共振周波数を調整可能とする機能を有する。なお、給電コイル4と受電コイル7との磁界共鳴の共振周波数を最適な値に調整する方法は、手動でもよいし、自動でもよい。
なお、電源プラグ31と電源制御部32とは、一体に構成される形態であってもよい。また、本実施形態では、商用電源から電力が供給される場合について説明するが、これに限定されず、室内にある蓄電池から電力が給電部3に供給されてもよい。また、電源プラグ31において、商用電源からの交流電力を所定の電力に変換する機能を備えてもよい。ここで、給電部3から給電コイル4に供給される電圧は、電気工事士などの公的な資格を必要とする電圧よりも低い電圧である。
給電コイル4は、建物2の内壁21側に設けられる。例えば、給電コイル4は、固定板41に固定され、その固定板41を介して建物2の内壁21に取り付けられる。本実施形態では、給電コイル4は、建物2において、ガラス窓11の上部にある内壁21に取り付けられている。
給電コイル4は、受電コイル7と磁界共鳴することにより、給電部3から出力された電力を受電コイル7に給電する。
なお、電源制御部32と給電コイル4とは、同じ固定板41に固定されてもよい。これにより、ユーザは、給電コイル4を移動させながら、報知部323における報知の有無を容易に確認することができる。
シャッターボックス5は、外壁22側で且つ電動シャッター装置1の上部に設けられている。シャッターボックス5は、受電コイル7、電磁遮蔽体8、シャフト60及び設備駆動部51を備える。
受電コイル7は、建物2の外壁側に設けられ、給電コイル4から磁界共鳴により非接触で電力を受電する。この受電コイル7で受電した電力は、設備駆動部51に供給され、シャッターカーテン6を駆動する電力として主に使用される。
例えば、受電コイル7は、固定板71に固定され、その固定板71を介して建物2の外壁22に取り付けられる。本実施形態では、受電コイル7は、建物2において、ガラス窓11の上部にある外壁22に取り付けられている。
電磁遮蔽体8は、外壁22側に設けられる。この電磁遮蔽体8は、受電コイル7と建物2の外壁22側に設けられた金属部材との間に介装されている。ここで、正面とは、受電コイル7における内壁21側の面である。電磁遮蔽体8の位置及び大きさは、例えば、受電コイル7を正面から見た場合に、受電コイル7の背後にある金属部材(例えば、シャッターカーテン6)が見えない程度の位置及び大きさに設定されている。例えば、電磁遮蔽体8は、フェライトシートである。
この電磁遮蔽体8は、外壁22側に配置された金属製のシャッターカーテン6が給電コイル4と受電コイル7との結合係数に与える影響を抑制する。すなわち、受電コイル7とシャッターカーテン6との間に電磁遮蔽体8が介装されることで、結合磁界がシャッターカーテン6に漏れることを抑制する。これにより、給電コイル4から受電コイル7への高効率な電力伝送を実現することができる。
シャフト60は、シャッターカーテン6の上端部と設備駆動部51とに連結されおり、シャッターカーテン6を巻き取る巻取り部である。シャフト60は、設備駆動部51によって正逆方向に回転駆動される。このシャフト60の回転に応じて、シャッターカーテン6の巻き出し(シャッターカーテン6の閉動作時)、又は、巻き取り(シャッターカーテン6の開動作時)が行われる。シャフト60に巻き取られたシャッターカーテン6は、シャッターボックス5内に収容されるようになっている。
設備駆動部51は、外壁22側に設けられ、受電コイル7が受電した電力に応じて設備部材であるシャッターカーテン6を駆動する。
以下に、本実施形態に係る設備駆動部51について、説明する。図3は、本実施形態に係る設備駆動部51の概略構成の一例を示す図である。
図3に示すように、設備駆動部51は、蓄電部52、通信部53、制御部54及びモータ55を備える。
蓄電部52は、受電コイル7が磁界共鳴により給電コイル4から受電した電力を蓄電する。例えば、蓄電部52は、二次電池である。例えば、蓄電部52は、受電コイル7と有線又は無線で接続されている。蓄電部52は、受電コイル7と有線で接続される場合には、その有線を介して受電した電力を蓄電する。一方、蓄電部52は、受電コイル7と無線で接続される場合には、受電コイル7から無線で受電した電力を蓄電する。ここで、無線とは、非接触の電力伝送であり、例えば、電界結合方式、電磁誘導方式、電波方式、磁界共鳴方式等である。
蓄電部52に蓄電された電力は、設備駆動部51の各部に供給される。
通信部53は、通信ネットワークを介して、外部から情報を送受する。この情報とは、例えば、シャッターカーテン6を開動作又は閉動作させる操作指令である。
制御部54は、例えばCPU(Central Processing Unit)や記憶装置などから構成され、操作指令に応じてモータ55の駆動を制御する。
モータ55は、シャフト60を回転駆動させる駆動部であり、例えば直流モータから構成されている。モータ55は、制御部54からの駆動信号に基づいて正回転、逆回転、又は回転停止する。ここで、モータ55は、制御部54からの駆動信号に基づいて、蓄電部52に蓄積された電力を駆動源として回転駆動する。これにより、設備駆動部51は、シャッターカーテン6を電動で開閉することができる。
次に、第1の実施形態に係る電動シャッター装置1の施工方法について、説明する。図4は、第1の実施形態に係る電動シャッター装置1の施工方法について、説明する図である。
例えば、以下に説明する電動シャッター装置1の施工方法とは、リフォーム時において、ユーザが電動シャッター装置1を建物2に後付する場合の、電動シャッター装置1の施工方法である。
本実施形態に係る電動シャッター装置1の施工方法は、給電コイル配置工程、受電コイル配置工程、コイル固定工程、コイル調整工程及び共振周波数調整工程を備える。
給電コイル配置工程は、給電コイル4を建物2の内壁21側に配置する工程である(ステップS101)。
受電コイル配置工程は、受電コイル7を建物2の外壁22側に配置する工程である(ステップS102)。なお、給電コイル配置工程及び受電コイル配置工程は、どちらが先に行われてもよい。これより、給電コイル4と受電コイル7とが対向する配置とすることができるため、この配置で十分な電力が給電コイル4から受電コイル7に非接触で電力伝送できれば、それぞれのコイルを固定して電動シャッター装置1の施工は終了する。
コイル固定工程は、給電コイル配置工程及び受電コイル配置工程において配置された給電コイル4と受電コイル7とのいずれか一方のコイルの位置を固定する工程である。本実施形態のコイル固定工程では、受電コイル7を固定する(ステップS103)。
コイル調整工程は、コイル固定工程の後に、他方のコイルの位置を移動させながら給電コイル4から磁界共鳴により電力を受電コイル7に給電可能な他方のコイルの位置を調整する工程である。本実施形態のコイル調整工程は、コイル固定工程の後に、給電コイル4の位置を移動させながら、給電コイル4から磁界共鳴により電力を受電コイル7に給電可能な給電コイル4の位置を調整する工程である(ステップS104)。例えば、コイル調整工程では、報知部323からの報知の有無を確認しながら、給電コイル4の位置を移動させる。そして、報知部323からの報知が行われたときの給電コイル4の位置を、給電コイル4から磁界共鳴により電力を受電コイル7に給電可能な給電コイル4の位置とする。
共振周波数調整工程は、コイル調整工程の後に、給電コイル4と受電コイル7との磁界共鳴の共振周波数を最適な値に調整する工程である(ステップS105)。この共振周波数調整工程では、例えば、給電コイル4及び受電コイル7の少なくともいずれか一方の共振コンデンサの容量値を調整する。ただし、この共振周波数調整工程は、給電コイル4による電力の伝送効率を向上させる工程であって、伝送効率を向上させる必要がなければ、省略可能である。例えば、上記コイル調整工程において、十分な電力が伝送できていれば、共振周波数調整工程は、電動シャッター装置1の施工方法の必須な工程ではない。
上述のシャッター装置1の施工方法は、給電コイル4を建物2の内壁側に配置する給電コイル配置工程と、受電コイル7を建物2の外壁側に配置する受電コイル配置工程と、を有する。これにより、内壁21側の電源装置からの電力を、給電コイル4から受電コイル7に非接触で伝送する電動シャッター装置1において、電動シャッター装置1を既設の建物に後付しようとする場合に、内壁21側の電源装置から外壁22側の設備駆動部51に電力を供給するための電源ケーブルの配線工事(電源ケーブルを室内から室外に配線するための、壁の孔あけ等)を行うことなく、施工可能となる。これにより、電動シャッター装置1を建物2に対して容易に施工することができる。また、給電部3から給電コイル4に供給される電圧は、電気工事士などの公的な資格を必要とする電圧よりも低い電圧である。すなわち、電気工事士などの公的な資格がなくても電動シャッター装置1を建物2に施工することができる。
また、シャッター装置1の施工方法は、給電コイル配置工程及び受電コイル配置工程において配置された給電コイル4と受電コイル7とのいずれか一方のコイルの位置を固定するコイル固定工程と、このコイル固定工程の後に、他方のコイルの位置を移動させながら給電コイル4から磁界共鳴により電力を受電コイル7に給電可能な他方のコイルの位置を調整するコイル調整工程と、を備える。これにより、給電コイル4と受電コイル7との近傍に金属部材がある場合においても、十分な電力を給電コイル4から受電コイル7に非接触で電力伝送するように、給電コイル4及び受電コイル7とを建物2に配置することができる。
また、シャッター装置1の施工方法は、コイル調整工程の後に、上記磁界共鳴の共振周波数を最適な値に調整する共振周波数調整工程をさらに備える。これにより、給電コイル4による電力の伝送効率を向上させることができる。
以下に、本実施形態に係る電動シャッター装置1のシャッターカーテン6の駆動動作について、説明する。図5は、本実施形態に係る電動シャッター装置1の動作を示すシーケンス図である。
給電部3は、給電コイル4に電力を給電する(ステップS201)。給電コイル4は、給電部3から供給された電力に基づいて、受電コイル7と磁界共鳴する(ステップS202)。これにより、給電部3から給電された電力は、受電コイル7に非接触で給電される。
受電コイル7は、給電コイル4から磁界共鳴により非接触で電力を受電する(ステップS203)。設備駆動部51の蓄電部52は、受電コイル7が磁界共鳴により給電コイル4から受電した電力を蓄電する(ステップS204)。
制御部54は、通信部53を介して駆動指令を取得すると、モータ55に駆動信号を出力する(ステップS205)。
モータ55は、制御部54からの駆動信号に基づいて、蓄電部52に蓄積された電力を駆動源として回転駆動する。これにより、設備駆動部51は、蓄電部52に蓄積された電力を用いて、シャッターカーテン6(設備部材)を開閉することができる(ステップS206)。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態に係る電動シャッター装置1Aについて説明する。第2の実施形態に係る電動シャッター装置1Aは、第1の実施形態と比較して、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が無線で伝送されているか否かを判定する出力判定部322を、シャッターボックス5Aに収納されていることを特徴とする。したがって、第2の実施形態と第1の実施形態との施工方法は、同一である。
図6は、第2の実施形態に係る電動シャッター装置1A(設備装置)の概略構成の一例を示す図である。電動シャッター装置1Aは、給電部3A、給電コイル4、シャッターボックス5A及びシャッターカーテン6を備える。シャッターボックス5Aは、受電コイル7、電磁遮蔽体8、シャフト60及び設備駆動部51Aを備える。
給電部3Aは、電源プラグ31及び電源制御部32Aを備える。
図7は、第2の実施形態に係る電源制御部32Aの概略構成の一例を示す図である。図7に示すように、電源制御部32Aは、電源供給部321、通信部324、報知部323及び共振周波数調整部331を備える。
通信部324は、通信ネットワークを介して設備駆動部51Aと情報を送受する。この情報とは、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送されているか否かの情報である。
報知部323は、設備駆動部51Aから通信部324を介して、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送されている旨の情報を取得した場合には、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送されている旨(シャッターカーテン6を駆動可能な状態である旨)を報知する。
以下に、第2の実施形態に係る設備駆動部51Aについて、説明する。図8は、第2の実施形態に係る設備駆動部51Aの概略構成の一例を示す図である。
図8に示すように、設備駆動部51Aは、蓄電部52、通信部53、制御部54、モータ55及び出力判定部322を備える。
出力判定部322は、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が無線で伝送されているか否かを判定する。判定方法は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。出力判定部322は、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送されていると判定した場合には、その判定結果を、通信部53を介して非接触で電源制御部32Aに出力する。
上述したように、第2の実施形態に係る電源制御部32Aは、設備駆動部51Aの給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送されていると判定された判定結果を取得した場合には、その判定結果を音声や表示などにより報知する。これにより、コイル調整工程において、報知部323から報知が行われる位置に、給電コイル4の位置となるように調整することができる。ここで、報知部323から報知が行われる位置とは、受電コイル7が固定されている場合において、給電コイル4から受電コイル7に十分な電力が非接触で伝送することができる、給電コイル4の位置である。
以下、第2の実施形態に係る電動シャッター装置1Aの施工方法は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
なお、上述の実施形態に係る設備駆動部51,51Aは、蓄電部52から供給された電力を、所定の電圧に変換する変圧部を備えてもよい。
また、上述の実施形態に係る受電コイル7、固定板71及び電磁遮蔽体8は、一体に構成される形態であってもよい。ただし、固定板71は、受電コイル7又は電磁遮蔽体8を建物2に固定するためのものである。したがって、受電コイル7及び電磁遮蔽体8を建物2に固定する形態によっては、固定板71を用いなくてもよい。これは、固定板41も同様である。すなわち、本実施形態に係る固定板41及び固定板71は、必ずしも必須な構成ではない。
また、上述の実施形態に係る電磁遮蔽体8は、受電コイル7と金属部材との間に介装され、且つ受電コイル7を覆うように設けられてもよい。
また、上述した実施形態における設備駆動部51,51Aをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 電動シャッター装置(設備装置)
3 給電部
4 給電コイル
5 シャッターボックス
6 シャッターカーテン(設備部材)
7 受電コイル
32 電源制御部
51 設備駆動部
322 出力判定部
331 共振周波数調整部

Claims (4)

  1. 給電コイルから磁界共鳴により電力を受電コイルで受電し、前記受電コイルが受電した電力に応じて建物の外壁側に設けられた設備部材を駆動する設備装置を前記建物に施工する設備装置の施工方法であって、
    前記給電コイルを前記建物の内壁側に配置する給電コイル配置工程と、
    前記受電コイルを前記建物の外壁側に配置する受電コイル配置工程と、
    前記給電コイル配置工程および前記受電コイル配置工程において配置された前記給電コイルと前記受電コイルとのいずれか一方のコイルの位置を固定するコイル固定工程と、
    前記コイル固定工程の後に、他方のコイルの位置を移動させながら前記給電コイルから前記磁界共鳴により電力を前記受電コイルに給電可能な前記他方のコイルの位置を調整するコイル調整工程と、
    を有し、
    前記設備装置は、前記給電コイルから前記磁界共鳴により前記受電コイルに給電された電力が所定の電力を超えた場合に、前記設備部材を駆動可能な状態である旨の報知を行う報知部を備え、
    前記コイル調整工程は、前記報知部から前記報知が行われる位置に、前記他方のコイルの位置を調整する、設備装置の施工方法。
  2. 前記コイル調整工程の後に、前記磁界共鳴の共振周波数を最適な値に調整する共振周波数調整工程をさらに備える請求項1に記載の設備装置の施工方法。
  3. 前記一方のコイルは前記受電コイルであり、前記他方のコイルは前記給電コイルである請求項1又は2に記載の設備装置の施工方法。
  4. 建物の内壁側に設けられた給電コイルと、
    前記建物の外壁側に設けられ、前記給電コイルから磁界共鳴により電力を受電する受電コイルと、
    前記外壁側に設けられた設備部材と、
    前記外壁側に設けられ、前記受電コイルが受電した電力に応じて前記設備部材を駆動する設備駆動部と、
    前記給電コイルから前記磁界共鳴により前記受電コイルに給電された電力が所定の電力を超えた場合に、前記設備部材を駆動可能な状態である旨の報知を行う報知部と、
    を備えることを特徴とする設備装置。
JP2016256472A 2016-12-28 2016-12-28 設備装置の施工方法及びその設備装置 Active JP6881975B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016256472A JP6881975B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 設備装置の施工方法及びその設備装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016256472A JP6881975B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 設備装置の施工方法及びその設備装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018109274A JP2018109274A (ja) 2018-07-12
JP6881975B2 true JP6881975B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=62844849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016256472A Active JP6881975B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 設備装置の施工方法及びその設備装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6881975B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240506A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Udm Inc 外付けカーテン開閉装置
JP5431774B2 (ja) * 2009-04-14 2014-03-05 富士通テン株式会社 無線電力伝送装置および無線電力伝送方法
JP2014176155A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Hitachi Maxell Ltd 非接触電力伝送装置及び非接触電力伝送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018109274A (ja) 2018-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10337241B2 (en) Window covering motorized lift and control system motor and operation
US11572737B2 (en) Shade motor with power supplied by brackets
JP4532901B2 (ja) オペレータ・システムと該オペレータ・システムを含む開口部材
KR102127196B1 (ko) 자동 환기 시스템과 연동되는 창문 자동 개폐 장치
JP2008531879A (ja) 電動式日よけシステム
JP6883423B2 (ja) 設備装置
JP6881975B2 (ja) 設備装置の施工方法及びその設備装置
JP6971028B2 (ja) 設備装置
KR101211959B1 (ko) 전동식 블라인드 장치
JP2009240506A (ja) 外付けカーテン開閉装置
US20200392778A1 (en) Automated Window Shutter Assembly
JP7068782B2 (ja) 設備装置
JP6971073B2 (ja) 設備装置及び設備装置の動作確認方法
JP6416058B2 (ja) 屋外給電装置
US11837780B2 (en) Radiofrequency signal control device of a domestic electrical apparatus, and associated domestic electrical apparatus and blanking device
JP2001110658A (ja) 非接触給電装置
KR200383952Y1 (ko) 전동 블라인드의 감김장치
KR102422623B1 (ko) 다수 비닐하우스의 자연환기 제어장치
CN103967381A (zh) 开窗机
US20240195232A1 (en) Doors and systems for control of internet of things (iot) devices and methods thereof
CN211229992U (zh) 一种智慧开关窗装置
JP2021055441A (ja) 開閉体電動化システムおよび開閉体システム
JP2019022394A (ja) 位置決め治具
EP3480416B1 (en) Apparatus for the movement and control of a rolling shutter
US20230216355A1 (en) Doors and systems for control of internet of things (iot) devices and methods thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201110

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6881975

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150