JP7232320B2 - 鞍乗り型車両の運転支援システム - Google Patents

鞍乗り型車両の運転支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP7232320B2
JP7232320B2 JP2021508616A JP2021508616A JP7232320B2 JP 7232320 B2 JP7232320 B2 JP 7232320B2 JP 2021508616 A JP2021508616 A JP 2021508616A JP 2021508616 A JP2021508616 A JP 2021508616A JP 7232320 B2 JP7232320 B2 JP 7232320B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
line
sight
driving support
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021508616A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020194686A1 (ja
Inventor
弘至 巽
拡 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Publication of JPWO2020194686A1 publication Critical patent/JPWO2020194686A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7232320B2 publication Critical patent/JP7232320B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R11/00Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for
    • B60R11/04Mounting of cameras operative during drive; Arrangement of controls thereof relative to the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Description

本発明は、鞍乗り型車両の運転支援システムに関する。
鞍乗り型車両において、運転者はヘルメットを装着した状態で運転する。このため、視界が狭く、運転者の視線方向によっては車両前方に存在する障害物が視界に入らない場合がある。そこで、ヘルメットの装着者に認識させたい方向を知覚させる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、音像の定位によってヘルメット装着者に少なくとも方向に関する情報を与える方向情報報知装置であって、ヘルメットの複数箇所に配設されるとともにそれぞれが外部信号に応答してヘルメット装着者の頭部に局所的な機械的刺激を付与する複数の刺激付与手段と、所定の音像定位位置に対応する位置に配設された刺激付与手段の少なくとも一つに対し外部信号を付与する駆動手段と、を備える方向情報報知装置が開示されている。
日本国特開2007-31875号公報
しかしながら、鞍乗り型車両においては、運転者は四輪車両のようなドアおよび屋根によって囲まれた環境にいないので、騒音の影響を受けやすい。また、運転者は、車両の走行時における路面からの振動も受ける。このため、従来技術のように音および振動では、運転者に認識させたい方向を運転者に十分に知らせることができない可能性がある。
本発明は、運転者に認識させたい方向を知らせることができる鞍乗り型車両の運転支援システムを提供する。
(1)本発明に係る一態様の鞍乗り型車両の運転支援システムは、運転者(J)の視線方向(De)を認識する視線方向認識部(150)と、前記運転者(J)に対する自車両周辺の物体(O)の方向(Do)を認識する物体方向認識部(400)と、前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違する場合に発光する光源(540)と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、光は騒音または路面の振動の影響を受けないので、従来技術のように音および振動を運転者に知覚させる構成と比較して、光源を発光させることで運転者の視線方向とは異なる方向に物体があることを運転者に効果的に認識させることができる。したがって、運転者に認識させたい方向を知らせることができる。
(2)上記(1)の態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、車両前後方向および車幅方向に直交する方向から見て、前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違する場合に、前記光源(540)を発光させてもよい。
上記のように構成することで、運転者の視線が自車両の周辺で物体以外の方向に向いている場合に、光源が発光する。よって、運転者の視線方向とは異なる方向に物体があることを運転者に認識させることができる。
(3)上記(1)または(2)の態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、車幅方向から見て、前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違する場合に、前記光源(540)を発光させてもよい。
例えば、メータ装置は、運転者から見て自車両の周辺の物体よりも手前にあるため、自車両の周辺の物体に視線を向けている場合よりも視線が下方に向く。このため、上記のように構成することで、例えば運転者の視線がメータ装置に向いている場合に、光源が発光する。よって、運転者の視線方向とは異なる方向に物体があることを運転者に認識させることができる。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とのなす角度(θ1,θ2)が所定の角度以上の場合に、前記光源(540)を発光させてもよい。
上記のように構成することで、運転者の視線が物体から僅かにずれており、かつ運転者が物体を認識している状況で、光源が頻繁に発光することを抑制できる。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記光源(540)は、車両と前記物体(O)との距離に応じて、発光強度、発光色、および発光周期の少なくともいずれか1つを変化させてもよい。
上記のように構成することで、運転者の視線の誘導が必要な度合に応じて光源の発光形態を変化させることができる。したがって、運転者に認識させたい方向をより確実に知らせることができる。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記光源(540)は、ヘルメット(40)に設けられ、前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違する場合に、前記運転者(J)の視線に対して前記物体(O)と同じ側で発光してもよい。
上記のように構成することで、運転者が視線を発光している光源に向けることによって、視線を物体側に移すことができる。これにより、運転者の視線を誘導して、運転者に物体の位置を認識させることができる。
(7)上記(1)から(5)のいずれか1つの態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記光源(540)は、メータ装置(30)に設けられ、前記運転者(J)の視線が前記メータ装置(30)に向き、かつ前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違する場合に、前記運転者(J)の視線に対して前記物体(O)と同じ側で発光してもよい。
上記のように構成することで、運転者の視線がメータ装置に向いている場合に、運転者が視線を発光している光源に向けることによって、視線を物体側に移すことができる。したがって、運転者の視線を誘導して、運転者に物体の位置をより確実に認識させることができる。
(8)上記(1)から(7)のいずれか1つの態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記光源(540)の発光に連動して振動し、前記運転者(J)に振動を伝達する振動部(560)をさらに備えていてもよい。
上記のように構成することで、運転者の視線方向とは異なる方向に物体があることをより確実に運転者に認識させることができる。
(9)上記(8)の態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記振動部(560)は、前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向に対応する位置で振動してもよい。
上記のように構成することで、振動している振動部側に運転者が視線を向けることによって、視線を物体側に移すことができる。これにより、運転者の視線を誘導して、運転者に物体の位置を認識させることができる。
(10)上記(8)または(9)の態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記振動部(560)は、ヘルメット(40)、操向ハンドル(16)、燃料タンク(24)およびステップ(23)のうち少なくともいずれか1つに設けられていてもよい。
上記のように構成することで、振動部が運転者に接触する部分に配置されるので、運転者に振動部の振動を効果的に伝達することができる。
(11)上記(1)から(10)のいずれか1つの態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記自車両と前記物体(O)との距離が所定の距離よりも小さい場合に警告音を発する警告音発生部(550)をさらに備えていてもよい。
上記のように構成することで、運転者の視線の誘導が必要な度合が所定の基準よりも高い場合に警告音が発せられる。したがって、運転者の視線方向とは異なる方向に物体があることをより確実に運転者に認識させることができる。
(12)上記(11)の態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記警告音発生部(550)は、前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)に対応する位置から警告音を発してもよい。
上記のように構成することで、運転者が視線を警告音の音源側に向けることによって、視線を物体側に移すことができる。これにより、運転者の視線を誘導して、運転者に物体の位置を認識させることができる。
(13)上記(11)または(12)の態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記警告音発生部(550)は、ヘルメット(40)への後付けデバイスであってもよい。
上記のように構成することで、既存のヘルメットに警告音発生部を設けることができる。よって、上述した作用効果を奏する鞍乗り型車両の運転支援システムを導入容易とすることができる。
(14)上記(11)または(12)の態様の鞍乗り型車両の運転支援システムにおいて、前記警告音発生部(550)は、ヘルメット(40)に設けられていてもよい。
上記のように構成することで、運転者に警告音を効果的に知覚させることができる。
上記の鞍乗り型車両の運転支援システムによれば、運転者に認識させたい方向を知らせることができる。
第1実施形態に係る運転支援システムの構成図である。 自車位置認識部により走行車線に対する自車両の相対位置および姿勢が認識される様子を示す図である。 推奨車線に基づいて目標軌道が生成される様子を示す図である。 第1実施形態の自動二輪車の左側面図である。 第1実施形態のヘルメットの斜視図である。 視線誘導制御部による処理の流れを示すフローチャートである。 視線方向と物体方向とが相違する場面を示す図である。 視線方向と物体方向とが相違する場面を示す図である。 発光部の発光状態を説明する図である。 第2実施形態のメータ装置の正面図である。
以下、図面を参照し、本実施形態の鞍乗り型車両の運転支援システムの一例について説明する。実施形態では、運転支援システムが自動運転車両に適用されたものとする。自動運転は、運転者による操作を原則として必要としない状態で車両が走行することをいい、運転支援の一種である。ここで、運転支援には、度合が存在する。例えば、運転支援の度合には、ACC(Adaptive Cruise Control System)やLKAS(Lane Keeping Assistance System)等の運転支援装置が作動することで運転支援を実行する第1の度合と、第1の度合よりも制御度合が高く、運転者が車両の運転操作子に対する操作を行わずに、車両の加減速または操舵のうち少なくとも一方を自動的に制御して自動運転を実行するが、運転者にある程度の周辺監視義務を課す第2の度合と、第2の度合よりも制御度合が高く、運転者に周辺監視義務を課さない(または第2の度合よりも低い周辺監視義務を課す)第3の度合と、がある。本実施形態において、第2の度合および第3の度合の運転支援が自動運転に相当する。
(第1実施形態)
<全体構成>
図1は、第1実施形態に係る運転支援システムの構成図である。
図1に示す運転支援システム1が搭載される車両は、二輪や三輪等の鞍乗り型車両である。車両の原動機は、ガソリンエンジン等の内燃機関、電動機、または内燃機関および電動機の組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、または、二次電池もしくは燃料電池の放電電力を使用して動作する。
例えば、運転支援システム1は、カメラ51と、レーダ装置52と、ファインダ53と、物体認識装置54(物体方向認識部)と、通信装置55と、HMI(Human Machine Interface)56と、車両センサ57と、ナビゲーション装置60と、MPU(Map Positioning Unit)70と、運転操作子80と、運転者監視カメラ90と、制御装置100と、走行駆動力出力装置500と、ブレーキ装置510と、ステアリング装置520と、視線誘導部530と、を備える。これらの装置や機器は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。
カメラ51は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ51は、運転支援システム1が搭載される車両(以下、自車両M)の任意の箇所に取り付けられる。カメラ51は、例えば、周期的に繰り返し自車両Mの周辺を撮像する。カメラ51は、ステレオカメラであってもよい。
レーダ装置52は、自車両Mの周辺にミリ波等の電波を放射すると共に、物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置52は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。レーダ装置52は、FM-CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
ファインダ53は、LIDAR(Light Detection and Ranging)である。ファインダ53は、自車両Mの周辺に光を照射し、散乱光を測定する。ファインダ53は、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。照射される光は、例えば、パルス状のレーザー光である。ファインダ53は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。
物体認識装置54は、カメラ51、レーダ装置52、およびファインダ53のうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、自車両Mの周辺の物体の位置や種類、速度等を認識する。物体認識装置54は、認識結果を制御装置100に出力する。物体認識装置54は、カメラ51、レーダ装置52、およびファインダ53の検出結果をそのまま制御装置100に出力してよい。
通信装置55は、例えば、セルラー網やWi-Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)等を利用して、自車両Mの周辺に存在する他車両と通信し、または無線基地局を介して各種サーバ装置と通信する。
HMI56は、自車両Mの運転者に対して各種情報を提示すると共に、運転者による入力操作を受け付ける。HMI56は、各種表示装置、スピーカ、ブザー、タッチパネル、スイッチ、キーなどを含む。
車両センサ57は、自車両Mの速度を検出する車速センサや、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、自車両Mの向きを検出する方位センサ等を含む。
ナビゲーション装置60は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機61と、ナビHMI62と、経路決定部63と、を備える。ナビゲーション装置60は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置に第1地図情報64を保持している。GNSS受信機61は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、自車両Mの位置を特定する。自車両Mの位置は、車両センサ57の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI62は、表示装置やスピーカ、タッチパネル、キー等を含む。ナビHMI62は、前述したHMI56と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部63は、例えば、GNSS受信機61により特定された自車両Mの位置(または入力された任意の位置)から、ナビHMI62を用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報64を参照して決定する。第1地図情報64は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードと、によって道路形状が表現された情報である。第1地図情報64は、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報等を含んでもよい。地図上経路は、MPU70に出力される。ナビゲーション装置60は、地図上経路に基づいて、ナビHMI62を用いた経路案内を行ってもよい。ナビゲーション装置60は、例えば、乗員の保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。ナビゲーション装置60は、通信装置55を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから地図上経路と同等の経路を取得してもよい。
MPU70は、例えば、推奨車線決定部71を含む。MPU70は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置に第2地図情報72を保持している。推奨車線決定部71は、ナビゲーション装置60から提供された地図上経路を複数のブロックに分割し(例えば、車両進行方向に関して100[m]毎に分割し)、第2地図情報72を参照してブロックごとに推奨車線を決定する。推奨車線決定部71は、左から何番目の車線を走行するといった決定を行う。推奨車線決定部71は、地図上経路に分岐箇所が存在する場合、自車両Mが分岐先に進行するための合理的な経路を走行できるように、推奨車線を決定する。
第2地図情報72は、第1地図情報64よりも高精度な地図情報である。第2地図情報72は、例えば、車線の中央の情報、または車線の境界の情報等を含んでいる。また、第2地図情報72には、道路情報や交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、電話番号情報等が含まれてよい。第2地図情報72は、通信装置55が他装置と通信することにより、随時、アップデートされてもよい。
運転操作子80は、例えば、アクセルグリップや、ブレーキペダル、ブレーキレバー、シフトペダル、操向ハンドル等の操作子を含む。運転操作子80には、操作量または操作の有無を検出するセンサが取り付けられている。センサの検出結果は、制御装置100、または、走行駆動力出力装置500、ブレーキ装置510、およびステアリング装置520のうち一部もしくは全部に出力される。
運転者監視カメラ90は、シートに着座する運転者を撮像可能な位置に配置されている。例えば、運転者監視カメラ90は、自車両Mの前部に取り付けられている。運転者監視カメラ90は、例えば、シートに着座する運転者の顔を中心に撮像する。運転者監視カメラ90は、CCDやCMOS等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。運転者監視カメラ90は、例えば、周期的に運転者を撮像する。運転者監視カメラ90の撮像画像は、制御装置100に出力される。
制御装置100は、マスター制御部110と、運転支援制御部200と、自動運転制御部300と、視線誘導制御部400と、を備える。なお、マスター制御部110は、運転支援制御部200または自動運転制御部300のどちらかに統合されてもよい。
マスター制御部110は、運転支援の度合の切り替え、およびHMI56の制御を行う。例えば、マスター制御部110は、切替制御部120と、HMI制御部130と、操作子状態判定部140と、乗員状態監視部150(視線方向認識部)と、を備える。切替制御部120、HMI制御部130、操作子状態判定部140、および乗員状態監視部150は、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムを実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
切替制御部120は、例えば、HMI56に含まれる所定のスイッチから入力される操作信号に基づいて運転支援の度合を切り替える。また、切替制御部120は、例えば、アクセルグリップやブレーキペダル、ブレーキレバー、操向ハンドル等の運転操作子80に対する加速、減速または操舵を指示する操作に基づいて、運転支援をキャンセルして手動運転に切り替えてもよい。
なお、切替制御部120は、後述する行動計画生成部330により生成される行動計画に基づいて、運転支援の度合を切り替えてもよい。例えば、切替制御部120は、行動計画によって規定される自動運転の終了予定地点で、運転支援を終了するようにしてもよい。
HMI制御部130は、運転支援の度合の切り替えに関連する通知等を、HMI56に出力させる。また、HMI制御部130は、自車両Mに対する所定の事象が発生した場合に、HMI56に出力する内容を切り替える。また、HMI制御部130は、操作子状態判定部140または乗員状態監視部150の一方または双方による判定結果に関する情報を、HMI56に出力させてもよい。また、HMI制御部130は、HMI56により受け付けられた情報を運転支援制御部200または自動運転制御部300の一方または双方に出力してもよい。
操作子状態判定部140は、例えば、運転操作子80に含まれる操向ハンドルが操作されている状態(具体的には、現に意図的な操作を行っている場合、直ちに操作可能な状態、または把持状態を指すものとする)であるか否かを判定する。
乗員状態監視部150は、運転者監視カメラ90の撮像画像に基づいて、運転者の状態を監視する。乗員状態監視部150は、運転者が周辺の交通状況を継続して監視していることを監視する。乗員状態監視部150は、運転者監視カメラ90の撮像画像により運転者の顔画像を取得し、取得した顔画像から運転者の視線方向を認識する。例えば、乗員状態監視部150は、ニューラルネットワーク等を利用したディープラーニングによって、運転者監視カメラ90の撮像画像から乗員の視線方向を認識してもよい。
運転支援制御部200は、第1の度合の運転支援を実行する。運転支援制御部200は、例えば、ACCやLKASその他の運転支援制御を実行する。例えば、運転支援制御部200は、ACCを実行する際には、カメラ51、レーダ装置52、およびファインダ53から物体認識装置54を介して入力される情報に基づいて、自車両Mと、前走車両との車間距離を一定に保った状態で走行するように走行駆動力出力装置500およびブレーキ装置510を制御する。すなわち、運転支援制御部200は、前走車両との車間距離に基づく加減速制御(速度制御)を行う。また、運転支援制御部200は、LKASを実行する際には、自車両Mが、現在走行中の走行車線を維持(レーンキープ)しながら走行するようにステアリング装置520を制御する。すなわち、運転支援制御部200は、車線維持のための操舵制御を行う。第1の度合の運転支援の種類に関しては、運転操作子80への操作を要求しない自動運転(第2の度合および第3の度合)以外の種々の制御を含んでよい。
自動運転制御部300は、第2の度合および第3の度合の運転支援を実行する。自動運転制御部300は、例えば、第1制御部310と、第2制御部350と、を備える。第1制御部310および第2制御部350のそれぞれは、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
第1制御部310は、例えば、認識部320と、行動計画生成部330と、を備える。第1制御部310は、例えば、AI(Artificial Intelligence;人工知能)による機能と、予め与えられたモデルによる機能と、を並行して実現する。例えば、「交差点を認識する」機能は、ディープラーニング等による交差点の認識と、予め与えられた条件(パターンマッチング可能な信号や道路標示等)に基づく認識と、が並行して実行され、双方に対してスコア付けして総合的に評価することで実現されてもよい。これによって、自動運転の信頼性が担保される。
認識部320は、カメラ51、レーダ装置52、およびファインダ53から物体認識装置54を介して入力された情報に基づいて、周辺車両の位置や速度、加速度等の状態を認識する。周辺車両の位置は、例えば、自車両Mの代表点(重心や駆動軸中心など)を原点とした絶対座標上の位置として認識され、制御に使用される。周辺車両の位置は、その周辺車両の重心やコーナー等の代表点で表されてもよいし、表現された領域で表されてもよい。周辺車両の「状態」とは、物体の加速度もしくはジャーク、または「行動状態」(例えば車線変更をしている、またはしようとしているか否か)を含んでもよい。
また、認識部320は、例えば、自車両Mが走行している車線(走行車線)を認識する。例えば、認識部320は、第2地図情報72から得られる道路区画線のパターン(例えば実線と破線の配列)と、カメラ51によって撮像された画像から認識される自車両Mの周辺の道路区画線のパターンと、を比較することで、走行車線を認識する。なお、認識部320は、道路区画線に限らず、道路区画線や路肩、縁石、中央分離帯、ガードレール等を含む走路境界(道路境界)を認識することで、走行車線を認識してもよい。この認識において、ナビゲーション装置60から取得される自車両Mの位置、またはINSによる処理結果が加味されてもよい。また、認識部320は、一時停止線や障害物、赤信号、料金所、その他の道路事象等を認識する。
認識部320は、走行車線を認識する際に、走行車線に対する自車両Mの位置および姿勢を認識する。
図2は、認識部により走行車線に対する自車両の相対位置および姿勢が認識される様子の一例を示す図である。
図2に示すように、認識部320は、例えば、自車両Mの基準点(例えば重心)の走行車線中央CLからの乖離OS、および自車両Mの進行方向の走行車線中央CLを連ねた線に対してなす角度θを、走行車線L1に対する自車両Mの相対位置および姿勢として認識してもよい。また、これに代えて、認識部320は、走行車線L1の何れかの側端部(道路区画線または道路境界)に対する自車両Mの基準点の位置等を、走行車線に対する自車両Mの相対位置として認識してもよい。
図1に示すように、行動計画生成部330は、自動運転により自車両Mを走行させる行動計画を生成する。行動計画生成部330は、原則的には推奨車線決定部71により決定された推奨車線を走行し、更に、自車両Mの周辺状況に対応できるように、自車両Mが自動的に(運転者の操作に依らずに)将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道には、例えば、将来の自車両Mの位置を定めた位置要素と、将来の自車両Mの速度や加速度等を定めた速度要素と、が含まれる。例えば、行動計画生成部330は、自車両Mが順に到達すべき複数の地点(軌道点)を、目標軌道の位置要素として決定する。軌道点は、所定の走行距離(例えば数[m]程度)ごとの自車両Mの到達すべき地点である。所定の走行距離は、例えば、経路に沿って進んだときの道なり距離によって計算されてもよい。また、行動計画生成部330は、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数秒程度)ごとの目標速度および目標加速度を、目標軌道の速度要素として決定する。また、軌道点は、所定のサンプリング時間ごとの、そのサンプリング時刻における自車両Mの到達すべき位置であってもよい。この場合、目標速度および目標加速度は、サンプリング時間および軌道点の間隔によって決定される。
行動計画生成部330は、目標軌道を生成するにあたり、自動運転のイベントを設定してよい。自動運転のイベントには、例えば、一定速度で同じ走行車線を走行する定速走行イベントや、前走車両に追従して走行する追従走行イベント、自車両Mの走行車線を変更する車線変更イベント、道路の分岐地点で自車両Mを目的の方向に走行させる分岐イベント、合流地点で自車両Mを合流させる合流イベント、前走車両を追い越す追い越しイベント等がある。行動計画生成部330は、起動させたイベントに応じた目標軌道を生成する。
図3は、推奨車線に基づいて目標軌道が生成される様子を示す図である。
図3に示すように、推奨車線は、目的地までの経路に沿って走行するのに都合が良いように設定される。行動計画生成部330は、推奨車線の切り替わり地点の所定距離手前(イベントの種類に応じて決定されてよい)に差し掛かると、車線変更イベントや分岐イベント、合流イベント等を起動する。各イベントの実行中に、障害物を回避する必要が生じた場合には、図示するように回避軌道が生成される。
図1に戻り、第2制御部350は、行動計画生成部330によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに自車両Mが通過するように、走行駆動力出力装置500、ブレーキ装置510、およびステアリング装置520を制御する。
第2制御部350は、例えば、取得部352と、速度制御部354と、操舵制御部356と、を備える。取得部352は、行動計画生成部330により生成された目標軌道(軌道点)の情報を取得し、メモリ(不図示)に記憶させる。速度制御部354は、メモリに記憶された目標軌道に付随する速度要素に基づいて、走行駆動力出力装置500またはブレーキ装置510を制御する。操舵制御部356は、メモリに記憶された目標軌道の曲がり具合に応じて、ステアリング装置520を制御する。速度制御部354および操舵制御部356の処理は、例えば、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組み合わせにより実現される。一例として、操舵制御部356は、自車両Mの前方の道路の曲率に応じたフィードフォワード制御と、目標軌道からの乖離に基づくフィードバック制御と、を組み合わせて実行する。
視線誘導制御部400は、物体認識装置54が認識した情報に基づいて、運転者の位置に対する自車両Mの周辺の物体の方向を認識する。以下、運転者の位置に対する自車両Mの周辺の物体の方向を単に「物体方向」という。運転者の位置は、例えば、運転者監視カメラ90の撮像画像により認識する。運転者の位置は、例えば、運転者の頭部の重心で表される。運転者の位置は、予め車両に対して固定的に設定されてもよい。また、視線誘導制御部400は、自車両Mと自車両Mの周囲の物体との距離を認識する。視線誘導制御部400は、物体方向と、乗員状態監視部150が認識した運転者の視線方向と、を比較する。視線誘導制御部400は、物体方向と運転者の視線方向との比較結果、および自車両Mと物体との距離に基づいて、後述する視線誘導部530の動作を決定する。視線誘導制御部400は、決定した視線誘導部530の動作指令を後述するヘルメット40のヘルメット制御部42に出力する。なお、視線誘導制御部400の一部は、自動運転制御部300の認識部320に統合されてもよい。視線誘導制御部400の機能の詳細については後述する。
走行駆動力出力装置500は、自車両Mが走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。走行駆動力出力装置500は、例えば、内燃機関や電動機、変速機等の組み合わせと、これらを制御するECU(Electronic Control Unit)と、を備える。ECUは、第2制御部350から入力される情報、または運転操作子80から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
ブレーキ装置510は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUと、を備える。ブレーキECUは、第2制御部350から入力される情報、または運転操作子80から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置510は、運転操作子80に含まれるブレーキレバーまたはブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置510は、上記説明した構成に限らず、第2制御部350から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
ステアリング装置520は、例えば、ステアリングECUと、電動モータと、を備える。電動モータは、例えば、操舵輪(前輪)の向きを変更する。ステアリングECUは、第2制御部350から入力される情報、または運転操作子80から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、操舵輪の向きを変更させる。
視線誘導部530は、運転者の視線を視線誘導制御部400が決定した所定の方向に誘導する。視線誘導部530は、発光部540(光源)と、警告音発生部550と、振動部560と、を備える。発光部540および警告音発生部550は、運転者が着用するヘルメットに設けられている。振動部560は、車両のうち運転者に接触する箇所に設けられている。発光部540、警告音発生部550および振動部560の詳細については後述する。
<車両全体>
次に、本実施形態の運転支援システム1が備える構成の一部の配置について、鞍乗り型車両、および鞍乗り型車両の運転者が着用したヘルメットの構造とともに説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
図4は、第1実施形態の自動二輪車を示す左側面図である。
図4に示すように、自動二輪車10は、実施形態の運転支援システム1が搭載された鞍乗り型車両である。自動二輪車10は、操舵輪である前輪11と、駆動輪である後輪12と、原動機13(図示の例ではエンジン)を支持する車体フレーム20と、を主に備える。
前輪11は、操舵機構を介して車体フレーム20に操向可能に支持されている。操舵機構は、前輪11を支持するフロントフォーク14と、フロントフォーク14を支持するステアリングステム15と、を備える。ステアリングステム15の上部には、運転者Jが握る操向ハンドル16が取り付けられている。前輪11は、ブレーキ装置510によって制動される。
後輪12は、車両後部で前後方向に延びるスイングアーム17の後端部に支持されている。スイングアーム17の前端部は、車体フレーム20に上下揺動可能に支持されている。後輪12は、ブレーキ装置510によって制動される。
車体フレーム20は、前端部に設けられたヘッドパイプ21によって、ステアリングステム15を回動可能に支持している。車体フレーム20は、上述した原動機13の他、運転者Jが着座するシート22や、運転者Jが足を載せる左右のステップ23、シート22の前方に配置された燃料タンク24等を支持している。燃料タンク24は、運転者Jによってニーグリップ可能に設けられている。車両前部には、車体フレーム20に支持されたフロントカウル25が装着される。フロントカウル25の内側には、メータ装置30が配置されている。
操向ハンドル16、燃料タンク24、および左右のステップ23うち少なくともいずれか1つには、振動部560(図1参照)が設けられている。振動部560は、視線誘導制御部400によって制御される。振動部560は、運転者Jに振動を伝達して、運転者Jに振動を知覚させる。
<ヘルメット>
図5は、第1実施形態のヘルメットの斜視図である。
図5に示すように、ヘルメット40は、実施形態の運転支援システム1が搭載されたフルフェイスタイプのヘルメットである。ヘルメット40は、運転者Jの頭部を覆うヘルメット本体41と、ヘルメット本体41に設けられた発光部540および警告音発生部550と、発光部540および警告音発生部550を制御するヘルメット制御部42と、ヘルメット制御部42に電力を供給する電源(不図示)と、を備える。発光部540および警告音発生部550は、それぞれヘルメット40に予め組み込まれたものであってもよいし、ヘルメット40への後付けデバイスであってもよい。例えば、電源は、二次電池であって、ヘルメット本体41に埋め込まれている。
ヘルメット本体41は、外殻部材としての帽体43と、帽体43の内側に配置された内装材(不図示)と、帽体43の前面開放部45を覆うシールド44と、を備える。前面開放部45は、帽体43の前部において、着用者(運転者J)の視界を確保するために設けられている。
発光部540は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子である。発光部540は、発光しているか否かをヘルメット40の着用者が視認可能な位置に配置されている。本実施形態では、発光部540は、帽体43の前面開放部45の開口縁に配置されている。発光部540は、ヘルメット40の着用者の視線が真正面に向いた状態で、その視線を囲むように配置されている。発光部540は、前面開放部45の上部に配置された上側発光部541と、前面開放部45の右部に配置された右側発光部542と、前面開放部45の左部に配置された左側発光部543と、を備える。上側発光部541、右側発光部542および左側発光部543は、互いに別部材として設けられていてもよいし、一体的に設けられて互いに独立して発光するように形成されていてもよい。
警告音発生部550は、指向性スピーカである。警告音発生部550は、警告音を発する。警告音発生部550は、ヘルメット40の着用者に対し、警告音の発生源として少なくとも左右の2方向を区別して知覚させることができるように設けられている。本実施形態では、警告音発生部550は、ヘルメット40の着用者に対し、警告音の発生源として右側、左側および前側の3方向を区別して知覚させることができる。
ヘルメット制御部42は、図示しない電源の電力によって動作する。ヘルメット制御部42は、視線誘導制御部400と通信可能に設けられている。ヘルメット制御部42は、視線誘導部530の動作指令を視線誘導制御部400から取得する。ヘルメット制御部42は、取得した発光部540の動作指令に基づいて、発光部540に電圧を印加し、発光部540を発光させる。また、ヘルメット制御部42は、取得した警告音発生部550の動作指令に基づいて、警告音発生部550から警告音を発させる。
<視線誘導制御部の機能>
以下、本実施形態に係る視線誘導制御部400の機能について図6から図10を参照して説明する。この処理フローは、運転者に周辺監視義務が課される状態において繰り返し実施される。すなわち、運転支援が実行されていない状態(手動運転状態)、または第1の度合もしくは第2の度合の運転支援が実行されている状態において実施される。
図6は、視線誘導制御部による処理の流れを示すフローチャートである。図7および図8は、視線方向と物体方向とが相違する場面を示す図である。図9は、発光部の発光状態を説明する図であって、第1実施形態のヘルメットの正面図である。なお、図9においては、シールド44の図示を省略している。
図6に示すように、ステップS10において、視線誘導制御部400は、上下方向から見て視線方向Deと物体方向Doとが相違するか否かを判定する。視線誘導制御部400は、上下方向から見て視線方向Deと物体方向Doとのなす角度θ1が所定の第1角度よりも大きい場合に、視線方向Deと物体方向Doとが相違すると判定する(図7参照)。視線誘導制御部400は、上下方向から見て視線方向Deと物体方向Doとが相違すると判定した場合(S10:YES)、ステップS20の処理に進む。視線誘導制御部400は、上下方向から見て視線方向Deと物体方向Doとが相違しないと判定した場合(S10:NO)、右側発光部542および左側発光部543を消灯させるようにヘルメット制御部42に指令を出力し(ステップS50)、ステップS60の処理に進む。
ステップS20において、視線誘導制御部400は、視線方向Deが物体方向Doに対して右側に向いているか否かを判定する。視線方向Deが物体方向Doに対して右側に向いている場合(S20:YES)、視線誘導制御部400はステップS30の処理に進む。視線方向Deが物体方向Doに対して右側に向いてない場合(S20:NO)、すなわち視線方向Deが物体方向Doに対して左側に向いている場合、視線誘導制御部400はステップS40の処理に進む。
ステップS30において、視線誘導制御部400は、左側発光部543を発光させるようにヘルメット制御部42に指令を出力して左側発光部543を発光させる(図9参照)。これにより、発光部540は、運転者Jの視線に対して物体Oと同じ側で発光する。この際、視線誘導制御部400は、左側発光部543を点灯、点滅、または明滅させる。「点滅」とは、一定の発光強度(輝度)の点灯状態と消灯状態とを繰り返すことである。「明滅」とは、発光強度を変化させながら点灯状態および消灯状態を繰り返すことである。これにより、運転者Jは、左側に意識が移り、視線を物体O側に向ける。続いて、視線誘導制御部400は、ステップS60の処理に進む。
ステップS40において、視線誘導制御部400は、右側発光部542を発光させるようにヘルメット制御部42に指令を出力して右側発光部542を発光させる。これにより、発光部540は、運転者Jの視線に対して物体Oと同じ側で発光する。この際、視線誘導制御部400は、右側発光部542を点灯、点滅、または明滅させる。これにより、運転者Jは、右側に意識が移り、視線を物体O側に向ける。続いて、視線誘導制御部400は、ステップS60の処理に進む。
ステップS60において、視線誘導制御部400は、車幅方向から見て視線方向Deと物体方向Doとが相違するか否かを判定する。視線誘導制御部400は、車幅方向から見て視線方向Deと物体方向Doとのなす角度θ2が所定の第2角度よりも大きい場合に、視線方向Deと物体方向Doとが相違すると判定する(図8参照)。特に、車幅方向から見て視線方向Deが物体方向Doに対して下側に向いている場合、運転者Jはメータ装置30を見ている可能性がある。視線誘導制御部400は、車幅方向から見て視線方向Deと物体方向Doとが相違すると判定した場合(S60:YES)、ステップS70の処理に進む。視線誘導制御部400は、車幅方向から見て視線方向Deと物体方向Doとが相違しないと判定した場合(S60:NO)、上側発光部を消灯させるようにヘルメット制御部に指令を出力し(ステップS80)、一連の処理を終了する。
ステップS70において、視線誘導制御部400は、上側発光部541を発光させるようにヘルメット制御部42に指令を出力して上側発光部541を発光させる。これにより、発光部540は、運転者Jの視線に対して物体Oと同じ側で発光する。この際、視線誘導制御部400は、上側発光部541を点灯、点滅、または明滅させる。これにより、運転者Jは、上側に意識が移り、メータ装置30を見ていた場合に視線を物体O側に向ける。そして、視線誘導制御部400は、処理を終了する。
上記一連の処理において、視線誘導制御部400は、自車両Mと物体Oとの距離に応じて、発光部540の発光強度、発光色、および発光周期の少なくともいずれか1つを変化させてもよい。例えば、視線誘導制御部400は、自車両Mと物体Oとの距離が小さくなるに従い、発光強度が高くなるようにヘルメット制御部42に指令を出力する。例えば、視線誘導制御部400は、自車両Mと物体Oとの距離が小さくなるに従い、点滅または明滅する発光部540の発光周期が小さくなるようにヘルメット制御部42に指令を出力する。
また、視線誘導制御部400は、発光部540の発光に連動して、警告音発生部550から警告音を発させるようにヘルメット制御部42に信号を出力する。視線誘導制御部400は、運転者Jに対する物体方向Doに対応する位置から警告音を発させるように、ヘルメット制御部42に警告音発生部550を制御させる。換言すると、視線誘導制御部400は、ヘルメット40の着用者に対して発光する発光部540に対応する方向から警告音を発させるように、ヘルメット制御部42に警告音発生部550を制御させる。例えば、視線誘導制御部400は、右側発光部542を発光させる条件下で、ヘルメット40の着用者が右側から警告音が鳴っていると知覚するように警告音発生部550から警告音を発させる。
また、視線誘導制御部400は、発光部540の発光に連動して、運転者Jが接触する箇所に設けられた振動部560を振動させる。視線誘導制御部400は、運転者Jに対する物体方向Doに対応する位置で振動部560を振動させる。換言すると、視線誘導制御部400は、運転者Jに対し、右半身および左半身のうち発光している発光部540に対応する方向の半身に接触する振動部560を振動させて、運転者Jに振動を知覚させる。例えば、視線誘導制御部400は、右側発光部542を発光させる条件下で、運転者Jの右半身に接触する振動部560(例えば右側のステップ23)を振動させる。なお、視線誘導制御部400は、発光部540が発光している間、運転者Jに対して左右関係なく振動を知覚させてもよい。また、視線誘導制御部400は、自車両Mと物体Oとの距離が所定の距離よりも小さい場合のみに、振動部560を振動させてもよい。
以上に説明したように、本実施形態の運転支援システム1は、運転者Jの視線方向Deを認識する乗員状態監視部150と、運転者Jに対する自車両Mの周辺の物体Oの方向(物体方向Do)を認識する視線誘導制御部400と、視線方向Deと物体方向Doとが相違する場合に発光する発光部540と、を備える。
この構成によれば、光は騒音または路面の振動の影響を受けないので、従来技術のように音および振動を運転者に知覚させる構成と比較して、発光部540を発光させることで運転者Jの視線方向Deとは異なる方向に物体Oがあることを運転者Jに効果的に認識させることができる。したがって、運転者Jに認識させたい方向を知らせることができる。
また、運転支援システム1は、上下方向から見て視線方向Deと物体方向Doとが相違する場合に発光部540を発光させる。
この構成によれば、運転者Jの視線が自車両Mの周辺で物体O以外の方向に向いている場合に、発光部540が発光する。よって、運転者Jの視線方向Deとは異なる方向に物体Oがあることを運転者Jに認識させることができる。
また、運転支援システム1は、車幅方向から見て視線方向Deと物体方向Doとが相違する場合に発光部540を発光させる。
例えば、メータ装置30は、運転者Jから見て自車両Mの周辺の物体Oよりも手前にあるため、自車両Mの周辺の物体Oに視線を向けている場合よりも視線が下方に向く。このため、上記のように構成することで、例えば運転者Jの視線がメータ装置30に向いている場合に、発光部540が発光する。よって、運転者Jの視線方向Deとは異なる方向に物体Oがあることを運転者Jに認識させることができる。
また、運転支援システム1は、視線方向Deと物体方向Doとのなす角度θ1,θ2が所定の角度以上の場合に発光部540を発光させる。
この構成によれば、運転者Jの視線が物体Oから僅かにずれており、かつ運転者Jが物体Oを認識している状況で、発光部540が頻繁に発光することを抑制できる。
また、発光部540は、自車両Mと物体Oとの距離に応じて、発光強度、発光色、および発光周期の少なくともいずれか1つを変化させる。
この構成によれば、運転者Jの視線の誘導が必要な度合に応じて発光部540の発光形態を変化させることができる。したがって、運転者Jに認識させたい方向をより確実に知らせることができる。
また、発光部540は、ヘルメット40に設けられている。発光部540は、視線方向Deと物体方向Doとが相違する場合に、運転者Jの視線に対して物体と同じ側で発光する。
この構成によれば、運転者Jが視線を発光部540における発光部分に向けることによって、視線を物体O側に移すことができる。これにより、運転者Jの視線を誘導して、運転者Jに物体Oの位置を認識させることができる。
また、視線誘導部530は、発光部540の発光に連動して振動し、運転者Jに振動を伝達する振動部560を備える。
この構成によれば、運転者Jの視線方向Deとは異なる方向に物体Oがあることをより確実に運転者Jに認識させることができる。
また、振動部560は、運転者Jに対する物体方向Doに対応する位置で振動する。
この構成によれば、振動している振動部560側に運転者Jが視線を向けることによって、視線を物体O側に移すことができる。これにより、運転者Jの視線を誘導して、運転者Jに物体Oの位置を認識させることができる。
また、振動部560は、操向ハンドル16、燃料タンク24およびステップ23のうち少なくともいずれか1つに設けられている。
この構成によれば、振動部560が運転者Jに接触する部分に配置されるので、運転者Jに振動部560の振動を効果的に伝達することができる。
また、視線誘導部530は、自車両Mと物体Oとの距離が所定の距離よりも小さい場合に警告音を発する警告音発生部550を備える。
この構成によれば、運転者Jの視線の誘導が必要な度合が所定の基準よりも高い場合に警告音が発せられる。したがって、運転者Jの視線方向Deとは異なる方向に物体Oがあることをより確実に運転者Jに認識させることができる。
また、警告音発生部550は、運転者Jに対する物体方向Doに対応する位置から警告音を発する。
この構成によれば、運転者Jが視線を警告音の音源側に向けることによって、視線を物体O側に移すことができる。これにより、運転者Jの視線を誘導して、運転者Jに物体Oの位置を認識させることができる。
また、警告音発生部550は、ヘルメット40に設けられている。
この構成によれば、運転者Jに警告音を効果的に知覚させることができる。
なお、警告音発生部550をヘルメット40への後付けデバイスとすることで、既存のヘルメットに警告音発生部550を設けることができる。発光部540についても同様である。よって、上述した作用効果を奏する運転支援システム1を導入容易とすることができる。
(第2実施形態)
上記実施形態では、視線誘導部530の発光部540がヘルメット40に設けられているが、これに限定されない。視線誘導部530の発光部540は、メータ装置30に設けられていてもよい。以下、視線誘導部530の発光部540がメータ装置30に設けられた構成について説明する。なお、以下で説明する以外の構成は、上記実施形態と同様である。
図10は、第2実施形態のメータ装置の正面図である。
図10に示すように、第2実施形態のメータ装置30は、車速メータ32やタコメータ33等が配置された表示部31と、後方から見た正面視で表示部31を囲む枠部38と、を備える。表示部31には、車速メータ32およびタコメータ33の他に、燃料計34や水温計35、インジケータランプ36、情報表示部37等が配置されている。図示の例では、車速メータ32やタコメータ33、燃料計34、水温計35は指針を回動させて目盛を指し示すアナログ式とされているが、デジタル式であってもよい。
枠部38は、メータ装置30の縁を構成している。枠部38には、発光部540が設けられている。発光部540は、表示部31を囲むように配置されている。発光部540は、表示部31の上側に設けられた上側発光部541と、表示部31の右側に配置された右側発光部542と、表示部31の左側に配置された左側発光部543と、を備える。上側発光部541、右側発光部542および左側発光部543は、互いに別部材として設けられていてもよいし、一体的に設けられて互いに独立して発光するように形成されていてもよい。発光部540は、視線誘導制御部400によって制御される。
本実施形態において、視線誘導制御部400は、乗員状態監視部150が認識した運転者の視線方向の情報に基づき、運転者の視線がメータ装置30に向いているか否かを判定する。視線誘導制御部400は、運転者の視線がメータ装置30に向いていると判定した場合に、上述した第1実施形態におけるステップS10からステップS90の処理を行う。
この構成によれば、運転者Jの視線がメータ装置30に向いている場合に、運転者Jが視線を発光部540における発光部分に向けることによって、視線を物体O側に移すことができる。したがって、運転者Jの視線を誘導して、運転者Jに物体Oの位置をより確実に認識させることができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、運転支援システム1の自動二輪車への適用を例に説明したが、これに限定されない。運転支援システム1が適用される鞍乗り型車両は、ヘルメットを着用した運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。
また、上記実施形態の運転支援システム1は、いわゆる自動運転を実行できるものであるが、これに限定されない。すなわち、走行に際して常に運転者による操作を必要とする車両に本発明の運転支援システムを適用してもよい。
また、上記実施形態では、視線誘導部530の発光部540が設けられるヘルメットとして、フルフェイスタイプのヘルメット40を例に説明したが、これに限定されない。視線誘導部530の発光部540は、ジェットタイプやフリップアップタイプ、オフロードタイプ等、種々の型式のヘルメットに設けることができる。
また、上記実施形態では、運転者監視カメラ90が車両前部に配置されているが、これに限定されない。運転者監視カメラは、運転者の頭部の向きを検出するために車両前部に配置されたカメラと、運転者の視線の向きを検出するためにヘルメットに配置されたカメラと、を備えていてもよい。
また、上記実施形態では、警告音発生部550がヘルメット40に設けられているが、これに限定されない。警告音発生部は、自動二輪車10に設けられていてもよい。また、視線誘導部530は、少なくとも発光部540を備えていればよく、警告音発生部550および振動部560を備えていなくてもよい。
また、上記実施形態では、振動部560が自動二輪車10に設けられているが、これに限定されない。振動部560は、運転者Jに接触する箇所に設けられていればよく、ヘルメット40に設けられていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
16 操向ハンドル
24 燃料タンク
23 ステップ
30 メータ装置
40 ヘルメット
150 乗員状態監視部(視線方向認識部)
400 視線誘導制御部(物体方向認識部)
540 発光部(光源)
550 警告音発生部
560 振動部
De 視線方向
Do 物体の方向
J 運転者
θ1,θ2 角度

Claims (12)

  1. 運転者(J)の視線方向(De)を認識する視線方向認識部(150)と、
    前記運転者(J)に対する自車両周辺の物体(O)の方向(Do)を認識する物体方向認識部(400)と、
    前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違する場合に発光する光源(540)と、
    を備え、
    前記光源(540)は、ヘルメット(40)の前方開放部(45)の少なくとも上部に設けられ、前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違し、前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とのなす角度(θ1,θ2)が所定の角度以上の場合に、前記運転者(J)の視線に対して前記物体(O)と同じ側で発光する、
    鞍乗り型車両の運転支援システム。
  2. 運転者(J)の視線方向(De)を認識する視線方向認識部(150)と、
    前記運転者(J)に対する自車両周辺の物体(O)の方向(Do)を認識する物体方向認識部(400)と、
    前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違する場合に発光する光源(540)と、
    を備え、
    前記光源(540)は、メータ装置(30)に設けられ、前記運転者(J)の視線が前記メータ装置(30)に向き、かつ前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違し、前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とのなす角度(θ1,θ2)が所定の角度以上の場合に、前記運転者(J)の視線に対して前記物体(O)と同じ側で発光する、
    鞍乗り型車両の運転支援システム。
  3. 車両前後方向および車幅方向に直交する方向から見て、前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違する場合に、前記光源(540)を発光させる、
    請求項または請求項に記載の鞍乗り型車両の運転支援システム。
  4. 車幅方向から見て、前記視線方向(De)と前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)とが相違する場合に、前記光源(540)を発光させる、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の運転支援システム。
  5. 前記光源(540)は、車両と前記物体(O)との距離に応じて、発光強度、発光色、および発光周期の少なくともいずれか1つを変化させる、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の運転支援システム。
  6. 前記光源(540)の発光に連動して振動し、前記運転者(J)に振動を伝達する振動部(560)をさらに備える、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の運転支援システム。
  7. 前記振動部(560)は、前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向に対応する位置で振動する、
    請求項に記載の鞍乗り型車両の運転支援システム。
  8. 前記振動部(560)は、ヘルメット(40)、操向ハンドル(16)、燃料タンク(24)およびステップ(23)のうち少なくともいずれか1つに設けられている、
    請求項または請求項に記載の鞍乗り型車両の運転支援システム。
  9. 前記自車両と前記物体(O)との距離が所定の距離よりも小さい場合に警告音を発する警告音発生部(550)をさらに備える、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の運転支援システム。
  10. 前記警告音発生部(550)は、前記運転者(J)に対する前記物体(O)の方向(Do)に対応する位置から警告音を発する、
    請求項に記載の鞍乗り型車両の運転支援システム。
  11. 前記警告音発生部(550)は、ヘルメット(40)への後付けデバイスである、
    請求項または請求項10に記載の鞍乗り型車両の運転支援システム。
  12. 前記警告音発生部(550)は、ヘルメット(40)に設けられている、
    請求項または請求項10に記載の鞍乗り型車両の運転支援システム。
JP2021508616A 2019-03-28 2019-03-28 鞍乗り型車両の運転支援システム Active JP7232320B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/013690 WO2020194686A1 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 鞍乗り型車両の運転支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020194686A1 JPWO2020194686A1 (ja) 2021-12-09
JP7232320B2 true JP7232320B2 (ja) 2023-03-02

Family

ID=72611256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021508616A Active JP7232320B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 鞍乗り型車両の運転支援システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7232320B2 (ja)
WO (1) WO2020194686A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007031875A (ja) 2005-07-26 2007-02-08 Yamaha Corp 方向情報報知装置
JP2008186281A (ja) 2007-01-30 2008-08-14 Toyota Motor Corp 車両用警報表示装置
JP2009042896A (ja) 2007-08-07 2009-02-26 Yamaha Motor Co Ltd 注意情報提示システムおよび自動二輪車
JP2010083205A (ja) 2008-09-29 2010-04-15 Denso Corp 衝突警戒車両認知支援装置
JP2012221487A (ja) 2012-02-02 2012-11-12 Pioneer Electronic Corp 移動体の周囲状況検知システム
JP2015000630A (ja) 2013-06-14 2015-01-05 株式会社デンソー 車載表示装置およびプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007031875A (ja) 2005-07-26 2007-02-08 Yamaha Corp 方向情報報知装置
JP2008186281A (ja) 2007-01-30 2008-08-14 Toyota Motor Corp 車両用警報表示装置
JP2009042896A (ja) 2007-08-07 2009-02-26 Yamaha Motor Co Ltd 注意情報提示システムおよび自動二輪車
JP2010083205A (ja) 2008-09-29 2010-04-15 Denso Corp 衝突警戒車両認知支援装置
JP2012221487A (ja) 2012-02-02 2012-11-12 Pioneer Electronic Corp 移動体の周囲状況検知システム
JP2015000630A (ja) 2013-06-14 2015-01-05 株式会社デンソー 車載表示装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020194686A1 (ja) 2020-10-01
JPWO2020194686A1 (ja) 2021-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7074432B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP6795457B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP6938244B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP7086798B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP6765522B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP6946425B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP7048398B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP6961690B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP6771670B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
WO2018096644A1 (ja) 車両用表示制御装置、車両用表示制御方法、および車両用表示制御プログラム
CN111752266B (zh) 车辆控制装置、车辆控制方法、及存储介质
JP6765523B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP2020163908A (ja) 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム
JP6827378B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP6840035B2 (ja) 車両制御システム
JP6853903B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP7133086B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP7464688B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP6941636B2 (ja) 車両の制御システム及び車両
JP2022152607A (ja) 運転支援装置、運転支援方法、及びプログラム
JP7138239B2 (ja) 鞍乗り型車両
US20230075153A1 (en) Arithmetic device
US20220388533A1 (en) Display method and system
JP7232320B2 (ja) 鞍乗り型車両の運転支援システム
WO2020194694A1 (ja) 鞍乗り型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A5211

Effective date: 20210622

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7232320

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150