JP7231778B1 - 超電導送電用断熱多重管および超電導ケーブルの施工方法 - Google Patents

超電導送電用断熱多重管および超電導ケーブルの施工方法 Download PDF

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Abstract

Figure 0007231778000001
【課題】製造コストを抑制し、真空引きする際の圧力損失を低減し、超電導送電用断熱多重管の真円度を確保することができ、更に断熱性を確保することができる超電導送電用断熱多重管および超電導ケーブルの施工方法を提供する。
【解決手段】超電導ケーブルコア(2)が挿入される超電導送電用断熱多重管(1)であって、ストレート管であって、内部に前記超電導ケーブルコア(2)を冷却するための冷媒の流路(FP2)が形成される内管(11)と、前記内管(11)の外側に配置される外管(12)と、前記内管(11)の外面に設けられる耐熱輻射兼断熱材(13)と、を備え、前記外管(12)の内面には、前記外管(12)の中心の側に向かって突出する突出部が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、超電導送電用断熱多重管および超電導ケーブルの施工方法に関する。
電流が流れる導体として超電導導体を用いる超電導ケーブルが知られている。超電導とは、金属や合金などの電気抵抗が、固有の転移温度以下でゼロになる現象である。超電導ケーブルは、その断面積が小さくても大電流を流すことができるため、送電設備を小型化でき、また、送電効率を向上させることができる。超電導ケーブルに電流を流す際には、超電導導体の超電導状態を維持するために、超電導導体を常に転移温度以下となるよう冷却する必要がある。例えば、超電導ケーブルの内部に冷媒(例えば液体窒素)を流すことにより、超電導導体を冷却する。また、超電導ケーブルの外部から超電導導体への熱の侵入を防ぐ必要もあるため、超電導ケーブルは、超電導線を撚り合わせて製作される超電導ケーブルコアと断熱多重管から構成される場合が多い。
特許文献1は、超電導ケーブルコアが挿入される超電導送電用断熱多重管であって、ストレート管である内管と、ストレート管であり、内管の外側に配置される外管と、内管の外面に設けられる耐熱輻射層と、外管と耐熱輻射層との間に設けられ、内管の軸方向に所定間隔を空けて配置される複数の断熱材と、を備え、内管の内部に、超電導ケーブルコアを冷却するための冷媒の流路が形成される超電導送電用断熱多重管が開示されている。特許文献1では、複数の断熱材同士の隙間が50mm以下であることが望ましいとされる。施工方法に関して、特許文献1は、超電導送電用断熱多重管、又は超電導送電用断熱多重管に挿入される超電導ケーブルコアを備える超電導ケーブルへ曲げ加工を施した状態で、超電導送電用断熱多重管、又は超電導ケーブルを運搬する工程と、運搬後に超電導ケーブルを直線状に曲げ戻す工程と、を提案している。
特許第6751826号公報
例えば電力送電や鉄道に超電導ケーブルを用いる場合、長尺の超電導ケーブルが必要となる。超電導ケーブルの製作の容易さおよびケーブル敷設現場での作業性を考慮すると、超電導ケーブルに用いられる断熱多重管もまた、工場にて長尺に製造されることが望ましい。この場合、断熱多重管は、曲げ加工を施してドラムに巻き付けられた状態で工場から搬送される。また、敷設現場において、ドラムに巻き付けられた断熱多重管を直線状に曲げ戻す。
特許文献1に係る超電導送電用断熱多重管では、断熱材の間隔を50mm以下とするため、配置する断熱材の数量が多くなる。そのため、断熱多重管の製造コストの増大と、断熱層形成のために内管と外管との間を真空引きする際の圧力損失の増大が課題となっている。加えて、断熱材の間隔が広すぎる場合、断熱多重管が曲げ加工及び曲げ戻し加工時に座屈し、真空断熱層が確保できない、もしくは超電導ケーブルが挿入できないなどの問題が生じる。そのため、断熱多重管が座屈せず内管の真円度を確保できる最適な断熱材の間隔が要求される。なお、真円度とは、内管もしくは外管における長径と短径との比((短径/長径)×100(%))である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、製造コストを抑制し、真空引きする際の圧力損失を低減し、超電導送電用断熱多重管の真円度を確保することができ、更に断熱性を確保することができる超電導送電用断熱多重管および超電導ケーブルの施工方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の要旨は以下の手段を採用する。
(1)本発明の一態様に係る超電導送電用断熱多重管は、超電導ケーブルコアが挿入される超電導送電用断熱多重管であって、ストレート管であって、内部に前記超電導ケーブルコアを冷却するための冷媒の流路が形成される内管と、前記内管の外側に配置される外管と、前記内管の外面に設けられる耐熱輻射兼断熱材と、を備え、前記外管の内面には、前記外管の中心の側に向かって突出する突出部が形成される。
(2)上記(1)に記載の超電導送電用断熱多重管は、前記外管の前記内面から外管の中心の側に向かって突出する突出部の高さhが、1.2mm以上且つ4.6mm以下であってもよい。
(3)上記(1)又は(2)に記載の超電導送電用断熱多重管は、突出部が、前記外管の長手方向に連続して配置されてもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管は、突出部が、前記外管の長手方向に沿って直線状に連続して配置されてもよい。
(5)上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管は、突出部が、前記外管の長手方向に沿って螺旋状に連続して配置されてもよい。
(6)上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管は、突出部が、前記外管の長手方向に直交する断面が半球状であってもよい。
(7)上記(1)から(6)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管は、突出部の先端部32が、前記耐熱輻射兼断熱材と接触してもよい。
(8)上記(1)から(7)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管は、外管の両端部それぞれには、開先が設けられてもよい。
(9)上記(8)に記載の超電導送電用断熱多重管は、前記両端部の内側には、切欠きが設けられてもよい。
(10)上記(1)から(9)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管は、前記突出部が、3つ以上設けられてもよい。
(11)上記(1)から(10)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管は、前記突出部が、前記外管に一体成形されてもよい。
(12)上記(1)から(11)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管は、前記耐熱輻射兼断熱材が、スーパーインシュレーション材であってもよい。
(13)上記(1)から(12)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管は、前記外管の外面が、平滑であってもよい。
(14)上記(1)から(13)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管は、前記外管と前記耐熱輻射兼断熱材との間に断熱材が設けられてもよい。
(15)本発明の一態様に係る超電導ケーブルの施工方法は、上記(1)から(14)のいずれか1項に記載の超電導送電用断熱多重管と、前記超電導送電用断熱多重管に挿入される超電導ケーブルコアと、を備える超電導ケーブルの施工方法であって、前記超電導ケーブルに曲げ加工を施した状態で、前記超電導ケーブルを運搬する運搬工程と、前記運搬工程後に、前記超電導ケーブルを直線状に曲げ戻す曲げ戻し工程と、を備える。
本発明によれば、製造コストを抑制し、真空引きする際の圧力損失を低減し、超電導送電用断熱多重管の真円度を確保することができ、更に断熱性を確保することができる超電導送電用断熱多重管および超電導ケーブルの施工方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る超電導送電用断熱多重管の長手方向の断面図である。 図1の断面図である。 本発明の一実施形態に係る超電導送電用断熱多重管の長手方向の断面図である。 本発明の一実施形態に係る超電導ケーブルの施工方法の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る実施例に用いられた超電導送電用断熱多重管の開先形状を示す長手方向の断面図である。 図5の断面図である。 本発明の一実施形態に係る実施例に用いられた超電導送電用断熱多重管の開先形状を示す長手方向の断面図である。 図7の断面図である。 本発明の一実施形態に係る実施例に用いられた超電導送電用断熱多重管の開先形状を示す長手方向の断面図である。 図9の断面図である。 本発明の一実施形態に係る実施例に用いられた超電導送電用断熱多重管の開先形状を示す長手方向の断面図である。 図11の断面図である。 本発明の一実施形態に係る実施例に用いられた超電導送電用断熱多重管のシミュレーションモデルである。 図13の断面図である。 比較例に用いられた超電導送電用断熱多重管のシミュレーションモデルである。 図15の断面図である。 実施例のシミュレーションで得られた超電導送電用断熱多重管の断面方向の温度分布を示す図である。 比較例のシミュレーションで得られた超電導送電用断熱多重管の断面方向の温度分布を示す図である。 実施例のシミュレーションで得られた超電導送電用断熱多重管の長手方向の温度分布を示す図である。 比較例のシミュレーションで得られた超電導送電用断熱多重管の長手方向の温度分布を示す図である。 実施例と比較例の超電導導体下面部における管端からの位置と温度の関係を示すグラフである。 実施例と比較例の超電導導体上面部における管端からの位置と温度の関係を示すグラフである。
本発明の一実施形態に係る超電導送電用断熱多重管1について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、共通する構成要素には同一符号を付してそれらの重複説明を省略する場合がある。なお、以下の説明では、超電導送電用断熱多重管1の軸方向(長手方向)をX方向、図1の紙面奥行方向をY方向、X方向及びY方向の双方に直交する方向をZ方向と称する場合がある。
図1は、本実施形態に係る超電導送電用断熱多重管1(以下、単に「断熱多重管1」とも称する場合がある。)の長手方向の断面図(以降、縦断面図とする)である。図2は図1の断面図である。
断熱多重管1には、超電導ケーブルコア2が挿通される。断熱多重管1と超電導ケーブルコア2とにより、超電導ケーブルCが形成される。超電導ケーブルCは、長尺(例えば数百m)であり、例えば電力送電や鉄道に用いられる。
超電導ケーブルコア2は、コルゲート管21と、コルゲート管21の外側に設けられる超電導導体22とを備える。超電導導体22は、熱絶縁層23と、超電導層24と、電気絶縁層25と、シールド超電導層26と、電気絶縁層27と、導体保護層28とが、内側からこの順で積層されることにより形成される。なお、超電導ケーブルコア2の構成はこれに限られず、超電導ケーブルコア2としては公知のものを使用可能である。
コルゲート管21の内部には、超電導ケーブルコア2を冷却する冷媒が流れる第1の流路FP1が形成される。この冷媒として、例えば液体窒素が用いられる。
熱絶縁層23は、コルゲート管21と超電導導体22との間を熱的に絶縁する。超電導層24には、送電電流としての電流が流れる。電気絶縁層25は、超電導層24とシールド超電導層26との間を電気的に絶縁する。シールド超電導層26には、シールド電流としての電流が流れる。電気絶縁層27は、超電導導体22を外部から電気的に絶縁する。導体保護層28は、超電導導体22を外部から機械的に保護する。
断熱多重管1は、内管11と、外管12と、耐熱輻射兼断熱材13と、を備える。
内管11は、ストレート管である。内管11の内部には、超電導ケーブルコア2が挿通される。超電導ケーブルコア2と内管11との間には隙間が形成される。内管11は、ステンレス鋼製である。例えば、内管11の材質は、SUS316、SUS316L、SUS304、SUS304L等から適宜選択される。内管11は円筒状である。内管11は、例えば、外径60.5mm、厚さ2.0mmである。
内管11の内部には、超電導ケーブルコア2を冷却する冷媒が流れる第2の流路FP2が形成される。コルゲート管21の内部には第1の流路FP1が形成されている。第1の流路FP1は、例えば、不図示の冷却装置から供給される冷媒が、超電導ケーブルCの一端から他端へ向けて流れる往路として用いられる。第2の流路FP2は、例えば、超電導ケーブルCの他端から排出された冷媒が、冷却装置まで戻るために、超電導ケーブルCの他端から一端へ向けて流れる復路として用いられる。冷却装置からの冷媒は、不図示のポンプにより圧縮された状態で超電導ケーブルCの一端に供給されることにより、第1の流路FP1及び第2の流路FP2を流通する。
外管12は、内管11の外側に設けられる。内管11と外管12との間には隙間が形成される。外管12は、ステンレス鋼製である。例えば、外管12の材質は、SUS316、SUS316L、SUS304、SUS304L等から適宜選択される。外管12は円筒状である。外管12は、例えば、外径76.3mm、厚さ2.0mmである。
耐熱輻射兼断熱材13は、内管11の外面に設けられる。耐熱輻射兼断熱材13は、内管11の全長に亘って設けられる。耐熱輻射兼断熱材13は、内管11の外面の全体を覆うように設けられる。耐熱輻射兼断熱材13は、スーパーインシュレーションと呼ばれるアルミニウムが蒸着された樹脂フィルムおよびポリエステルネットを積層したシートが適用される。耐熱輻射兼断熱材13は、同シートを多重巻きして用いる。
耐熱輻射兼断熱材13は、例えば、厚さ1mm程度(多重巻き後のトータルの厚さが1mm程度)である。耐熱輻射兼断熱材13は、外部からの輻射熱の侵入を抑制する。すなわち、耐熱輻射兼断熱材13により、外管12側から内管11側への輻射熱の伝達が抑制され、断熱多重管1の外部から超電導ケーブルコア2への熱の侵入を防ぐことができる。
図2に示すように、外管12の内面には、外管12の中心の側に向かって突出する突出部30が形成される。本実施形態では、図2に示すように、8つの突出部30が形成されている。本実施形態では、同形状の8つの突出部30が、外管12の内面に等間隔で形成されている。
本実施形態に係る超電導送電用断熱多重管1によれば、外管12と内管11との間に従来のような断熱材を用いないので、製造コストを抑制でき、また真空引きする際の圧力損失を低減できる。また、突出部30は、超電導送電用断熱多重管1に曲げ加工及び曲げ戻し加工を行う際に、外管12から内管11への曲げ応力の伝達材として機能する。突出部30は、外管12から内管11へ曲げ応力を効率的に伝達するだけでなく、曲げ戻し加工後の外管12および内管11の真円度の維持にも寄与する。よって、本実施形態に係る超電導送電用断熱多重管1によれば、突出部30を備えることで、超電導送電用断熱多重管1の真円度を確保することができる。さらに、本実施形態に係る超電導送電用断熱多重管1は、内管11の外面に耐熱輻射兼断熱材13を備えるので、断熱性を確保することができる。
外管12の内面から外管12の中心の側に向かって突出する突出部30の高さh(mm)は、1.2mm以上且つ4.6mm以下が好ましい。高さhは、外管12の内面と突出部30の頂点31との距離(mm)である。具体的には、高さhは、突出部30が連続して配置される方向に垂直な断面において、外管12の中心と外管12の内面であって突出部30が形成されていない内面とを結ぶ直線の長さから、外管12の中心と突出部30の頂点31とを結ぶ直線の長さを、引き算した距離である。例えば、図2では、高さhは、Z方向最上部に位置する突出部30Aにおいて、Z方向において、外管12の内面と突出部30の頂点31との距離(mm)である。
突出部30の高さhが1.2mm未満の場合は、曲げ戻し加工後に多重巻きされた耐熱輻射兼断熱材13が緩んだ場合に外管12内面の隣接する突出部30間の部分33と接触する恐れがある。
突出部30の高さhが4.6mm超の場合は、曲げ加工時または曲げ戻し加工時において、突出部30が座屈するおそれがある。
突出部30の高さhを、3mm以上且つ4.6mm以下とすることがより好ましく、真空引きする際の圧力損失をより低減でき、また断熱性をより確保することができる。
突出部30は、外管12の長手方向(X方向)に連続して配置されることが好ましい。突出部30が、外管12の長手方向に連続して配置されることで、曲げ加工時または曲げ戻し加工時において、外管12から内管11への曲げ応力をより効率的に伝達することができる。
突出部30は、外管12の長手方向に沿って直線状に連続して配置されることが好ましい。図1に示すように、突出部30が外管12の長手方向に沿って直線状に連続して配置される形状とすることで、突出部30を、例えば連続成形することができ、容易に製造することができる。これにより、超電導送電用断熱多重管1の製造コストを抑制できる。
突出部30は、外管12の長手方向に沿って螺旋状に連続して配置されてもよい。突出部30が外管12の長手方向に沿って螺旋状に連続して配置される形状とすることで、曲げ/曲げ戻し加工時における曲げ応力の伝達が均一になり、曲げ戻し後の断面真円度がさらに向上できる。
図2に示すように、突出部30は、外管12の長手方向に直交する断面が半球状であることが好ましい。突出部30をこのような形状とすることで、突出部30が耐熱輻射兼断熱材13に接触して耐熱輻射兼断熱材13を傷つけることを抑制することができる。また、突出部30が耐熱輻射兼断熱材13に接触した場合、外管12の長手方向に直交する断面が半球状であるため耐熱輻射兼断熱材13との接触面積が小さくなるので、熱伝導による熱移動量を小さくすることができる。
突出部30の半径R(mm)は、5mm以上が好ましい。
突出部30は、外管12の中心の側に向かって突出する凸形状でもよい。突出部30が凸形状の場合、凸部の角は丸みを帯びていることが好ましい。また、突出部30の先端部32は丸みを帯びていることが好ましい。すなわち、突出部30の先端部32は尖っていないことが好ましい。突出部30が凸形状であったり、突出部30の先端部32が丸みを帯びたりすることで、突出部30が耐熱輻射兼断熱材13に接触して耐熱輻射兼断熱材13を傷つけることを抑制することができ、また、突出部30が耐熱輻射兼断熱材13に接触した場合、耐熱輻射兼断熱材13との接触面積が小さくなるので、熱伝導による熱移動量を小さくすることができる。
突出部30の先端部32は、耐熱輻射兼断熱材13と接触してもよい。従来のように外管と耐熱輻射層との間に設けられる断熱材が耐熱輻射層と接触する構成ではなく、突出部30の先端部32が耐熱輻射兼断熱材13と管長手方向に線状に接触する。
外管12の両端部それぞれには、開先50が設けられてもよい。開先50は、外管12の端部の周方向に沿って設けられる。外管12の両端部に開先50を設けることで、外管12同士の溶接が可能となる。開先50は、外管12の材質、厚み、口径等を考慮して適切な形状および寸法となるように設計する。開先50は、外管12の端部を切削して加工する。開先50の形状は、例えば、V形、I形、U形を採用することができる。開先50の溶接方法は、例えばTIG溶接、アーク溶接等、従来技術を採用することができる。
外管12の両端部の内側には、切欠き51が設けられてもよい。切欠き51は、全ての突出部30における軸方向(X方向)の両端部に設けられている。外管12の両端部の内周面は、外管12を軸方向(X方向)から見た側面視において、周方向の全周にわたって連続する円形状である。外管12の両端部の内側に切欠き51を設けることで、溶接欠陥の発生を防止できる。詳細には、突出部30の突き合わせ溶接を欠陥なく溶接することは困難であるが、切欠き51を外管12の両端部の内側に設けることにより、突出部30を溶接前に予め切削除去して突出部30同士の溶接を無くし、溶接欠陥を防止することができる。
突出部30は、3つ以上設けられることが好ましい。突出部30を、3つ以上設けることで、内管11を外管12の中心軸に一致させるように配置することができる。突出部30は、4つ以上且つ偶数設けられてもよい。突出部30が4つ以上且つ偶数設けられることで、内管11をより外管12の中心軸に一致させるように配置することができる。
突出部30は、外管12に一体成形されてもよい。この場合、外管12と突出部30とは、例えば連続圧延成形する。突出部30を外管12と一体成形することで、突出部30を容易に成形でき、製造コストを抑制することができる。
耐熱輻射兼断熱材13は、スーパーインシュレーション材であることが好ましい。耐熱輻射兼断熱材13は、例えば、スーパーインシュレーション材を内管11に複数回巻き付けることにより形成される。スーパーインシュレーション材は、例えば、アルミニウムが蒸着された樹脂フィルムとポリエステルネットを積層した構造からなる多層断熱材である。スーパーインシュレーション材は、外部からの輻射熱の侵入を抑制する。すなわち、耐熱輻射兼断熱材13により、外管12側から内管11側への輻射熱の伝達が抑制され、断熱多重管1の外部から超電導ケーブルコア2への熱の侵入を防ぐことができる。
外管12の外面は、平滑であることが好ましい。すなわち、外管12は、蛇腹加工や波形加工が行われていないストレート管であることが好ましい。外管12の外面が平滑であるので、断熱多重管1をドラムに巻きやすくなるなど、取り扱いが容易になる。
また、内管11も、蛇腹加工や波形加工が行われていない。内管11の内面及び外面は平滑であることが好ましい。これにより、内部に冷媒が流れる際の圧力損失を低減することができる。
外管12と耐熱輻射兼断熱材13との間に断熱材14が設けられてもよい。図3では、断熱材14は耐熱輻射兼断熱材13の外面に設けられている。断熱材14は、突出部30の内面に設けられてもよい。断熱材14は、円筒状である。断熱材14は、円筒状の外管12と耐熱輻射兼断熱材13との間に、全周に亘って配置される。図3で示すように、複数の断熱材14は、外管12の軸方向(X方向)に所定間隔D(mm)を空けて断続的に配置されてもよい。なお、断熱材14は、間隔を空けずに配置されてもよい。
複数の断熱材14は、例えば、50mmを上回り(50mm超)、且つ、180mm以下の間隔で配置される。複数の断熱材14をこのような間隔を空けて断続的に配置することで、良好な内管11の真円度が得られる。複数の断熱材14の間隔は、120mmを上回ることがより好ましい。複数の断熱材14の間隔は、140mm以下がより好ましい。
断熱材14の幅(軸方向(X方向)の長さ)は、19mm以上50mm以下が好ましい。断熱材14の幅を19mm以上50mm以下とすることで、断熱多重管1の曲げ加工性を確保することができる。断熱材14の幅は、40mm以上がより好ましい。断熱材14の厚さ(Z方向の長さ)は例えば3mmである。
断熱材14は、例えば、フッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッカビニル、ポリクロロトリフルオロチレン)もしくはフッ素樹脂に繊維状のフィラーを添加したガラス繊維強化プラスチックなどを用いても良い。または、シリカエアロゲルを添加したガラス繊維状の断熱紙などが望ましい。このように、断熱材14を用いることで、内管11と外管12との熱伝導を抑制することができる。
以下、図4を参照して、超電導ケーブルCの施工方法300について説明する。
まず、超電導送電用断熱多重管1と、超電導送電用断熱多重管1に挿入される超電導ケーブルコア2と、を備える超電導ケーブルCに曲げ加工を施した状態で、超電導ケーブルCを運搬する(運搬工程;S300)。超電導ケーブルCは、例えばドラムに巻き付けて曲げ加工を施す。
次に、運搬工程S300後に、超電導ケーブルCを直線状に曲げ戻す(曲げ戻し工程;S301)。
(実施例)
[真円度に関する検証]
超電導送電用断熱多重管(断熱多重管)1を用いて、断熱多重管1の外管12および内管11の真円度を測定した結果の一例を説明する。
表1に示す実施例1から10の10本を用いた。実施例1から10は、以下の点(1)から(4)においては共通とした。
(1)内管11:ストレート管、長さ1800mm、SUS316
(2)外管12:ストレート管、長さ1800mm、SUS316
(3)耐熱輻射兼断熱材13:厚さ2mm、長さ1800mm
(4)断熱材14:無し
なお、耐熱輻射兼断熱材13は、0.1mm厚さのシート材を20回巻いたものを用いた。
3点曲げ装置を用いて、断熱多重管1をR800(mm)程度に曲げ加工した後、同装置を用いて逆曲げ加工(曲げ戻し加工)を行い、おおよそ真直ぐに戻した。
Figure 0007231778000002
実施例3,4,9,10については、開先加工を施した。実施例3の開先形状を図5,6に示す。実施例4の開先形状を図7,8に示す。実施例9の開先形状を図9,10に示す。実施例10の開先形状を図11,12に示す。図5から図12に示すように、開先50および切欠き51を施した。図5から図12に示す寸法は、曲げ加工を行う前の寸法である。
開先50は、旋盤加工にて切削加工した。切欠き51も同様に旋盤加工にて切削加工した。実施例1,2,5-8は開先加工を施していないため、表1の「開先形状」の欄は「-」で示す。開先50の厚さの製作寸法誤差の狙い値は、上限が+3mm、下限は-0mmである。例えば、図9及び図11においては、開先50の厚さ2.0mmの寸法誤差は2.0mmから2.3mmである。
同開先加工した断熱多重管1は、端面同士を突き合わせて、同部をTIG溶接で周溶接した後、上述の曲げ加工および曲げ戻し加工を行った。TIG溶接の溶接条件は、溶接電流100A程度、溶接速度60mm/min程度とした。
実施例1から10において、外管12および内管11の真円度を測定した。真円度の測定結果を表1に示す。
真円度は、曲げ戻し加工を行った後の外管12および内管11について、軸方向に直交する断面における、径が最小となった部分の長さを短径(mm)として計測し、径が最大となった部分の長さを長径(mm)として計測し、短径を長径で除することにより求めた。すなわち、「(短径/長径)×100(%)」として真円度を求めた。
真円度の値が大きいほど、曲げ戻し加工を行った後の外管12および内管11の断面が真円に近く、外管12および内管11が真円に近いことを示す。
実施例3,4,9,10は、周溶接近傍で外管12及び内管11の真円度を測定した。周溶接近傍とは、周溶接部から5mm程度離れた位置である。
実施例6,7は外管12のみでの曲げ加工および曲げ戻し加工を行ったため、内管11の真円度は「-」とした。
表1の「突出部底板厚」は、外管12内面の隣接する突出部30間の部分33の板厚(mm)である。
表1に示すように、全ての実施例1から10において、断熱多重管1の高い真円度が確保できた。また、曲げ戻し加工後における外管12および内管11の割れ、突出部30の座屈等の損傷は見られなかった。
[断熱性に関する検証]
次に、断熱多重管1の断熱性を検証するために使用環境を模擬したシミュレーションを実施した。図13および図14に、実施例として断熱多重管1のシミュレーションモデルを示す。図15および図16に、比較例として特許文献1に示す断熱多重管100のシミュレーションモデルを示す。図13では、断熱多重管1の断面における鉛直方向の下側部分を拡大して示す。図15も同様に、断熱多重管100の断面における鉛直方向の下側部分を拡大して示す。
実施例および比較例ともに、断熱多重管の長さは500mmとし、耐熱輻射兼断熱材13はスーパーインシュレーション材を用いた。図1に示すように、超電導ケーブルコア2は複数の材料によって構成されるが、本シミュレーションにおいては簡便のため超電導ケーブルコアを1つのバルク材と見做して超電導導体22として取り扱った。
比較例においては、外管12と耐熱輻射兼断熱材13との間に断熱材14を複数配置した。断熱材14はフッ素樹脂材を想定した。断熱材14の幅(軸方向(X方向)の長さ)は40mmとした。断熱材14は、50mmの間隔で配置した。
実施例の断熱多重管1において、突出部30の数は8とし、該突出部30は外管12の内面に等間隔で配置させた。図13に示すように、突出部30の半径Rは5mm、突出部30の高さhは3mmとした。このとき、突出部30と耐熱輻射兼断熱材13との接触長さは4.2mmとした。図13においては、該接触長さは1箇所のみ示されているが、他の7つの突出部30についても同様に、4.2mmの接触長さで耐熱輻射兼断熱材13に接触することとした。
超電導導体22は、重力により内管11と接触する。図13に示すように、超電導導体22と内管11との接触長さは8.4mmとした。なお、超電導導体22の鉛直方向上側は、内管11と接触していない。
比較例の断熱多重管100においても、図15に示すように超電導導体22と内管11との接触長さは8.4mmとした。
表2にシミュレーションに用いた物性値および境界条件を示す。
Figure 0007231778000003
表2の「真空断熱部」とは、比較例において、複数の断熱材14と外管120の間および耐熱輻射兼断熱材13と外管120との間に形成される部分(真空断熱部15)である(図16参照)。断熱多重管100を軸方向に沿った断面で見て、耐熱輻射兼断熱材13と外管120との間に、断熱材14と真空断熱部15とを軸方向に交互に設けた。
実施例のシミュレーションで得られた断熱多重管1の、断面方向の温度分布を図17に、長手方向の温度分布を図19に示す。比較例のシミュレーションで得られた断熱多重管100の、断面方向の温度分布を図18に、長手方向の温度分布を図20に示す。比較例の断熱多重管100においては、断熱材14が配置された断面の温度分布を図18に示す。
実施例および比較例の断面方向の温度分布について検討した。図17、図18に示すように、実施例および比較例ともに、超電導導体22の鉛直方向下端部の内管11と接している部分の温度が最も高くなった。実施例の断熱多重管1の方が、従来の断熱多重管100と比較して温度の高い領域が狭くなった。
実施例および比較例の軸方向の温度分布について検討した。図19、図20に示すように、実施例および比較例ともに、超電導導体22の鉛直方向下端部の内管11と接している部分の温度が最も高くなった。実施例の断熱多重管1の場合は、軸方向にほぼ一定の温度分布となった。一方、従来の断熱多重管100の場合は、断熱材14が配置された部分で温度が高くなり、断熱材14が配置されていない部分では温度が低くなった。
図21に、実施例の超電導導体22の下面部と比較例の超電導導体22の下面部における管端からの位置と温度の関係を示す。図22に、実施例の超電導導体22の上面部と比較例の超電導導体22の上面部における管端からの位置と温度の関係を示す。比較例の断熱多重管100については、断熱材14の長手方向中央部に位置する超電導導体22の温度データである。実施例の断熱多重管1については、従来の断熱多重管100の温度データの場所と同じ位置に相当する場所の温度データである。これら温度データの場所を、図21と図22の「測定点」で示す。
図21及び図22に示すように、実施例の方が比較例よりも、温度が局所的に高くなり難い。
以上より、実施例の断熱多重管1は、比較例の断熱多重管100と比較して同等以上の断熱性を有していることが分かった。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲が上記実施形態のみに限定されるものではない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 超電導送電用断熱多重管(断熱多重管)
2 超電導ケーブルコア
11 内管
12 外管
13 耐熱輻射兼断熱材
14 断熱材
15 真空断熱部
21 コルゲート管
22 超電導導体
23 熱絶縁層
24 超電導層
25 電気絶縁層
26 シールド超電導層
27 電気絶縁層
28 導体保護層
300 超電導ケーブルの施工方法
C 超電導ケーブル
FP1 第1の流路
FP2 第2の流路
S300 運搬工程
S301 曲げ戻し工程

Claims (13)

  1. 超電導ケーブルコアが挿入される超電導送電用断熱多重管であって、
    ストレート管であって、内部に前記超電導ケーブルコアを冷却するための冷媒の流路が形成される内管と、
    前記内管の外側に配置される外管と、
    前記内管の外面に設けられる耐熱輻射兼断熱材と、
    を備え、
    前記外管の内面には、前記外管の中心の側に向かって突出する突出部が形成され、
    前記外管の両端部それぞれには、開先が設けられ、
    前記両端部の内側において前記突出部を含む部分には、切欠きが設けられることを特徴とする超電導送電用断熱多重管。
  2. 前記外管の前記内面から外管の中心の側に向かって突出する突出部の高さは、1.2mm以上且つ4.6mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の超電導送電用断熱多重管。
  3. 前記突出部は、前記外管の長手方向に連続して配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管。
  4. 前記突出部は、前記外管の長手方向に沿って直線状に連続して配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管。
  5. 前記突出部は、前記外管の長手方向に沿って螺旋状に連続して配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管。
  6. 前記突出部は、前記外管の長手方向に直交する断面が半球状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管。
  7. 前記突出部の先端部は、前記耐熱輻射兼断熱材と接触することを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管。
  8. 前記突出部は、3つ以上設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管。
  9. 前記突出部は、前記外管一体として形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管。
  10. 前記耐熱輻射兼断熱材は、スーパーインシュレーション材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管。
  11. 前記外管の外面は、平滑であることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管。
  12. 前記外管と前記耐熱輻射兼断熱材との間に断熱材が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管。
  13. 請求項1又は2に記載の超電導送電用断熱多重管と、前記超電導送電用断熱多重管に挿入される超電導ケーブルコアと、を備える超電導ケーブルの施工方法であって、
    前記超電導ケーブルに曲げ加工を施した状態で、前記超電導ケーブルを運搬する運搬工程と、
    前記運搬工程後に、前記超電導ケーブルを直線状に曲げ戻す曲げ戻し工程と、
    を備えることを特徴とする超電導ケーブルの施工方法。
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