JP7231294B1 - 給液ポンプ用アタッチメント及び給液装置 - Google Patents

給液ポンプ用アタッチメント及び給液装置 Download PDF

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Abstract

【課題】、給液ポンプの吐出パイプの先端部が、給液先であるタンク又はカートリッジの注入口に挿し込まれるときにおける、当該注入口から吐出パイプの先端部までの長さを簡単かつ的確に調節可能にする【解決手段】給液ポンプ用アタッチメント10は、吐出パイプ44が挿入される中央孔を有する環状体であって、2つの環状端板26、36を有し、一方の環状端板26には磁性体ビスBが設けられ、他方の環状端板36には、磁石M2が設けられている。給液ポンプ用アタッチメント10の中央孔に吐出パイプ44が挿入されて、一方の環状端板36が吐出パイプ44の根元部45に当接した状態では、根元部45に設けられている磁石M1に他方の環状端板36の磁性体ビスBが吸着され、給液ポンプ用アタッチメント10が吐出パイプ44に装着されて、吐出パイプ44の先端側が突出する。【選択図】図2

Description

本発明は、給液ポンプにおいて液体が吐出される吐出パイプ部分に着脱自在に装着される給液ポンプ用アタッチメント及びそれを備える給液装置に関する。
給液ポンプとしては、灯油用のポリタンクに挿し込まれる汲み上げパイプと、灯油をポリタンクからその汲み上げパイプを通じて汲み上げるポンプと、灯油をポンプから石油ストーブの灯油タンク又はカートリッジへと吐出する吐出パイプとを備えるものがある。更に、吐出パイプの先端部の内部に灯油タンク内又はカートリッジ内における灯油の液面を検出するセンサーを設けたものがある。灯油タンク内又はカートリッジ内が灯油で満たされてセンサーにより灯油の内部での液面が検出されときに、ポンプによる汲み上げを停止することで、灯油が灯油タンク又はカートリッジから溢れることが防止される。
一方、特許文献1に記載されている石油ポンプ類における注入ホースの係止装置は、注入ホースの先端寄り位置に拡径した膨出部を設け、膨出部の上端外周にフランジを突設させて構成されている。注入ホースの先端寄りの膨出部をタンクの注入口に圧入して、フランジを注入口に当接させ、注入ホースの先端を注入口に固定する。
また、特許文献2に記載されているホース・ホルダーは、パイプの内側にプッシュ金具を設けて、スプリングによりプッシュ金具をパイプの内壁に付勢し、パイプの外側に突出部を設けて構成されている。パイプに給液ポンプの吐出ホースの先端を挿入し、吐出ホースの先端をパイプから突出させて、プッシュ金具とパイプの内壁の間に吐出ホースを挟み込んで固定するので、パイプを手に持たず、すなわち、吐出ホースを直接持たなくても、吐出ホースの先端を石油ストーブの注入口に挿入することができる。
更に、特許文献3に記載されているカートリッジタンク用給油補助具は、給油ポンプの吐出側ホ-スの先端部を保持する保持部と、保持部がカ-トリッジタンクの給油口の中央に支持されるように該給油口に係止される係止部と、保持部に設けられて、カートリッジタンクの油の満量を報知する報知部とを備えて構成されている。
実全昭59-141183号公報 実全昭60-78991号公報 実開平7-41237号公報
ここで、上記センサーにより灯油の液面が検出されたときにポンプを停止させるという構成の場合、灯油タンク内又はカートリッジ内が灯油で満タンになっていることを示す液面高さまで灯油が満たされていることを検出するために、吐出パイプを給油口に挿し入れた状態のときに、給油口から、当該挿し入れられた状態の吐出パイプの先端に設けられた上記センサーまでの距離を適確に設定する必要がある。
例えば、灯油タンク又はカートリッジ内部に挿し込まれる吐出パイプの先端の注入口からの長さが長過ぎる場合は、灯油タンク又はカートリッジ内部でのセンサーの位置が深くなるため、上記液面高さまで灯油が満たされる前に、センサーにより灯油の液面が検出されてポンプが停止されることになる。また、灯油タンク又はカートリッジ内部に挿し込まれる吐出パイプの先端の注入口からの長さが短か過ぎる場合は、灯油タンク又はカートリッジ内部でのセンサーの位置が浅くなるため、センサーが液面を検出した時点では、上記液面高さを超える高さまで灯油が満たされてしまうことになる。
このため、灯油タンク又はカートリッジの形状、例えば、容量、深さ、更に注入口の高さ等に応じて、満タンになっていることを示す液面高さを正確に検出するために、先端部内側に上記センサーが設けられた吐出パイプの長さを異ならせた複数パターンの給油ポンプが提案されている。しかしながら、この場合は、灯油タンク又はカートリッジの注入口の高さ等に応じて、吐出パイプの長さを異ならせた複数パターンの給油ポンプを準備しなければならず不便である。
特許文献1では、注入ホースの先端寄りの膨出部をタンクの注入口に圧入して、フランジを注入口に当接させて、注入ホースの先端を注入口に固定しているだけであり、灯油タンク又はカートリッジの注入口の高さ等に応じて、吐出パイプの長さを調節する技術は開示されていない。
また、特許文献2では、吐出ホースの先端をパイプから突出させて、プッシュ金具とパイプの内壁の間に吐出ホースを挟み込んで固定しているが、灯油タンク又はカートリッジの注入口の高さ等に応じて、吐出パイプの長さを調節する技術を開示するものではない。
特許文献3では、カートリッジタンクの油の満量を報知する報知部を設けているが、報知部の位置を、灯油タンク又はカートリッジの注入口の高さ等に応じて調節する技術を開示するものではない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、給液ポンプの吐出パイプの先端部が、給液先であるタンク又はカートリッジの注入口に挿し込まれるときにおける、当該注入口から吐出パイプの先端部までの長さを、タンク又はカートリッジの形状に応じて、簡単かつ的確に調節可能にすることを目的とする。
本発明の給液ポンプ用アタッチメントは、液体を吐出する円筒状の吐出パイプと、前記吐出パイプよりも径大とされて前記吐出パイプを液体供給先の注入口に挿し込んだときに当該注入口に係止する根元部とを有する給液ポンプに、着脱自在に装着される給液ポンプ用アタッチメントであって、前記給液ポンプ用アタッチメントは、前記吐出パイプが挿入される中央孔が前記給液ポンプ用アタッチメントの全域を貫通して形成された環状体であって、前記中央孔が延びる方向における前記環状体の両端部がそれぞれ環状端を形成し、前記中央孔が延びる方向の長さが前記吐出パイプよりも短く設定され、前記それぞれの環状端のうち一方の環状端には、磁性体が設けられ、前記それぞれの環状端のうち他方の環状端には、磁石が設けられ、前記一方の環状端側から前記中央孔に前記吐出パイプが挿入され、前記一方の環状端が、前記吐出パイプのその先端部とは反対側において前記根元部に当接して前記磁性体により前記根元部の磁石と吸着し、前記吐出パイプの先端部を前記他方の環状端から予め定められた突出量で突出させた状態で、前記吐出パイプに装着される。
上記本発明によれば、給液ポンプの吐出パイプの先端部が、給液先であるタンク又はカートリッジの注入口に挿し込まれるときにおける、当該注入口から吐出パイプの先端部までの長さを、タンク又はカートリッジの形状に応じて、簡単かつ的確に調節可能になる。
給液ポンプ用アタッチメント及び給液ポンプからなる給液装置を概略的に示す模式図である。 (A)は、本発明の一実施形態にかかる給液ポンプ用アタッチメントが給液ポンプの吐出部に取り付けられている状態を正面側から見て示す斜視図、(B)は、本発明の一実施形態にかかる給液ポンプ用アタッチメントが給液ポンプの吐出部に取り付けられている状態を背面側から見て示す斜視図である。 (A)は、本実施形態にかかる給液ポンプ用アタッチメントが給液ポンプの吐出部に取り付けられている状態を示す側面図、(B)は、本実施形態にかかる給液ポンプ用アタッチメントが給液ポンプの吐出部に取り付けられている状態を示す側断面図である。 給液ポンプの吐出部などを示す側面図である。 給液ポンプ用アタッチメントが給液ポンプの吐出部に取り付けられていない状態で、本実施形態の給液ポンプ用アタッチメント及び給液ポンプの吐出部などを示す分解斜視図である。 給液ポンプの吐出部を背面側から見て示す斜視図である。 (A)は、給液ポンプ用アタッチメントを正面側から見て示す斜視図、(B)は、給液ポンプ用アタッチメントを示す側面図、及び(C)は、給液ポンプ用アタッチメントを背面側から見て示す斜視図である。 (A)は、給液ポンプ用アタッチメントの先端側環状部と後端側環状部を離間させて示す側面図、(B)は、先端側環状部と後端側環状部を離間させて側方から見て示す断面図、及び(C)は、先端側環状部と後端側環状部を一体化させて側方から見て示す断面図である。 (A)は、先端側環状部と後端側環状部を離間させて正面側から見て示す斜視図、及び(B)は、先端側環状部と後端側環状部を離間させて背面側から見て示す斜視図である。 給液ポンプの吐出部の吐出パイプ及び根元部、給液ポンプ用アタッチメントの先端側環状部及び後端側環状部を拡大して側方から見て示す断面図である。 (A)は、吐出部の吐出パイプ及び根元部を示す正面図、(B)は、給液ポンプ用アタッチメントの後端側環状部の内部を正面側から示す平面図、(C)は、吐出部の吐出パイプを後端側環状部の筒状部の孔に挿し入れた状態を示す正面図である。 給液ポンプ用アタッチメントの後端側環状部が給液ポンプの吐出部の吐出パイプに装着された状態で、後端側環状部内及び吐出パイプ内を透視して示す斜視図である。 給液ポンプ用アタッチメントが装着されていない給液ポンプの吐出パイプを灯油タンク又はカートリッジの注入口に挿し込んだ状態を示す図である。 給液ポンプ用アタッチメントが装着されていない給液ポンプの吐出パイプを形状が長い注入口に挿し込んだ状態を示す図である。 給液ポンプ用アタッチメントが装着されていない給液ポンプの吐出パイプを、深さが浅い灯油タンク又はカートリッジにその注入口から挿し込んだ状態を示す図である。 給液ポンプ用アタッチメントが装着された給液ポンプの吐出パイプを深さが浅い灯油タンク又はカートリッジの注入口に挿し込んだ状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る給液ポンプ用アタッチメント及び給液装置について説明する。図1は、給液ポンプ用アタッチメント及び給液ポンプからなる給液装置を概略的に示す模式図である。図2(A)は、本発明の一実施形態にかかる給液ポンプ用アタッチメントが給液ポンプの吐出部に取り付けられている状態を正面側から見て示す斜視図、(B)は、本発明の一実施形態にかかる給液ポンプ用アタッチメントが給液ポンプの吐出部に取り付けられている状態を背面側から見て示す斜視図である。また、図3(A)は、本実施形態にかかる給液ポンプ用アタッチメントが給液ポンプの吐出部に取り付けられている状態を示す側面図、(B)は、本実施形態にかかる給液ポンプ用アタッチメントが給液ポンプの吐出部に取り付けられている状態を示す側断面図である。更に、図4Aは、給液ポンプの吐出部などを示す側面図である。また、図4Bは、給液ポンプ用アタッチメントが給液ポンプの吐出部に取り付けられていない状態で、本実施形態の給液ポンプ用アタッチメント及び給液ポンプの吐出部などを示す分解斜視図である。更に、図5は、給液ポンプの吐出部を背面側から見て示す斜視図である。
図1乃至図3に示すように給液ポンプ用アタッチメント10は、給液ポンプ40の吐出部41に着脱自在に装着される。
給液ポンプ40の吐出部41(図4A)は、把持部42、円筒状の吐出パイプ44、及び根元部45を有する。
吐出部41の根元部45は、中空の円板状ケース51、及び円板状ケース51の外周に設けられた取手部52を有する。円板状ケース51の吐出パイプ44の先端側に向く側が環状端板53で塞がれ、円板状ケース51の他方の側は開放されている。円板状ケース51の内部には、4つの磁石M1が設けられている。各磁石M1は、吐出パイプ44の先端側に向く環状端板53の面とは反対側となる環状端板53の面に固定されている。各磁石M1は、環状端板53の面上において、環状端板53の径方向において吐出パイプ44の外側となる位置であって、周方向に等間隔ずつ他の磁石M1とは離間した位置に配設されている。
吐出部41の吐出パイプ44は、円筒状部材からなり、根元部45の環状端板53の中央の孔に通された状態で、環状端板53の中央の孔の内壁面に取り付けられている。これにより、吐出パイプ44の先端部44Bが、根元部45の環状端板53の面から突出した状態となっている。円盤状をなす根元部45の径は、吐出パイプ44の径よりも大きく設定されている。これにより、根元部45は、吐出パイプ44の外周部から径方向に突出した鍔部の形状を有する。吐出パイプ44の先端部が液体を供給する先のタンクの供給口に挿し入れられたとき、当該突出した鍔部をなす環状端板53の面が、供給口に干渉して、吐出部41の当該タンクへの進入が環状端板53の面の位置までとなる。
吐出パイプ44が液体供給先の注入口に挿し込まれて根元部45が当該注入口に干渉して係止するとき、当該注入口が磁性体からなる場合に磁石M1により根元部45が注入口に吸着する。
吐出パイプ44の先端部44Bには、複数の孔44aが形成されている。また、吐出パイプ44の先端部の内部には、センサーケース47が設けられている。更にセンサーケース47の内側には、液面センサー43が設けられている。この液面センサー43に接続されているコード76(図1)は、センサーケース47の筒部47bを通じて把持部42の内側へと導かれ、更に把持部42の内側からフレキシブルホース71内を通って給液ポンプ40の電動ポンプ部72(図1)に繋がり電気的に接続されている。
吐出パイプ44の外周において長さ方向の中央付近には、4つの突起49が形成されている。各突起49は、例えば、吐出パイプ44の外周面に、周方向に等間隔ずつ他の突起49とは離間した位置に形成されている。
吐出部41の把持部42は、環状支持部55、及び環状支持部55に接続された中空のカバー56を有している。吐出部41の吐出パイプ44は、根元部45に取り付けられている状態では、環状支持部55の中央の孔55aを介して中空のカバー56の内側に達する。環状支持部55は、その径が根元部45の径と同等の大きさとされ、カバー56の外周部から径方向に突出した鍔部の形状を有する。また、カバー56は、円筒状部材が曲げられ、周面の一部が周方向において一部切り欠かれた形状とされている。
把持部42の環状支持部55には、一対の凸部55b及び一対の爪55cが設けられている。この環状支持部55が根元部45の円板状ケース51の開放された他方の側に嵌め込まれると、環状支持部55の一対の凸部55bが円板状ケース51の内側に形成されているそれぞれの凹部51aに嵌合され、環状支持部55の一対の爪55cが円板状ケース51の外周に形成されたそれぞれのスリット51bに引っ掛かることで、環状支持部55と円板状ケース51とが結合される。これにより、把持部42が吐出パイプ44及び根元部45に連結される。
次に、給液ポンプ用アタッチメント10を説明する。環状体である給液ポンプ用アタッチメント10は、径方向において中央に設けられた中央孔に給液ポンプ40の吐出部41の吐出パイプ44が挿し込まれ、吐出部41の根元部45の環状端板53に当接した状態で給液ポンプ40に装着される。
図6(A)は、給液ポンプ用アタッチメント10を正面側から見て示す斜視図、(B)は、給液ポンプ用アタッチメント10を示す側面図、及び(C)は、給液ポンプ用アタッチメント10を背面側から見て示す斜視図である。
図7(A)は、給液ポンプ用アタッチメント10の先端側環状部20と後端側環状部30を離間させて示す側面図、(B)は、先端側環状部20と後端側環状部30を離間させて側方から見て示す断面図、及び(C)は、先端側環状部20と後端側環状部30を一体化させて側方から見て示す断面図である。
図8(A)は、先端側環状部20と後端側環状部30を離間させて正面側から見て示す斜視図、及び(B)は、先端側環状部20と後端側環状部30を離間させて背面側から見て示す斜視図である。
図6(A)(B)(C)に示すように給液ポンプ用アタッチメント10は、先端側環状部20及び後端側環状部30を備えている。先端側環状部20と後端側環状部30は、互いに嵌合されて一体化される。先端側環状部20の外周には鍔21が設けられ、また後端側環状部30の外周には鍔31が設けられている。給液ポンプ用アタッチメント10は、先端側環状部20側の端部が先端、後端側環状部30側の端部が後端となる。
図7(A)(B)(C)及び図8(A)(B)に示すように、先端側環状部20は、中空の円筒体となっており、この円筒体の先端側に環状端板26が設けられ、この環状端板26の径方向中央に筒状部22が設けられ、筒状部22の内側が孔22aとなっている。
環状端板26の先端側環状部20内となる面には、4本のボス23が突設されている。また、先端側環状部20の環状端板26には、4つの磁石M2が固定されている。各磁石M2は、周方向に等間隔ずつ他の磁石M2とは離間した位置に形成されている。更に、先端側環状部20内周の4か所には、それぞれガイド溝24が設けられている。ガイド溝24は、周方向に等間隔ずつ他のガイド溝24とは離間した位置に形成されている。
また、後端側環状部30は、中空の円筒体となっており、この円筒体の一方端に環状端板36が設けられ、この環状端板36の径方向中央に筒状部32が設けられ、筒状部32の内側が孔32aとなっている。
環状端板36の後端側環状部30内となる面には、4本のガイド柱33が突設されている。また、後端側環状部30の環状端板36には、4つの孔36Aが形成され、これらの孔36Aにそれぞれ磁性体ビスBが挿入されている。孔36Aは、環状端板36の周方向に等間隔ずつ他の孔36Aとは離間した位置に形成されている。
後端側環状部30の筒状部32の内周には、4つのガイド凸部34及び4つの弾性アーム35が形成されている。各弾性アーム35は、筒状部32が延びる方向に延びる。各弾性アーム35の先端には、係合爪35aが形成されて筒状部32の内周から径方向に突出している。ガイド凸部34は、筒状部32の内周において周方向に等間隔ずつ他のガイド凸部34とは離間した位置に形成されている。また、弾性アーム35は、筒状部32の内周において周方向に等間隔ずつ他の弾性アーム35とは離間した位置であって、ガイド凸部34とガイド凸部34の間となる位置に形成されている。
先端側環状部20と後端側環状部30を相互に嵌め込むときには、後端側環状部30の各ガイド柱33を先端側環状部20の内周の各ガイド溝24に挿入して、各ガイド柱33を各ガイド溝24により案内させつつ、後端側環状部30の各ガイド柱33の先端が先端側環状部20の環状端板26に配設された各磁石M2に当接するまで後端側環状部30の各ガイド柱33を押し込む。
このように、後端側環状部30の各ガイド柱33は、先端側環状部20の内周の各ガイド溝24により案内されるとき、先端側環状部20の環状端板26に突設された各ボス23はその先端が、後端側環状部30の環状端板36の上記各孔36Aに対峙する位置まで達する。この状態で、上記孔36Aに挿入された各磁性体ビスBがそれぞれボス23にねじ込まれて、先端側環状部20と後端側環状部30が一体化される。
ここで、上記のように先端側環状部20と後端側環状部30とを一体化させたとき、先端側環状部20の筒状部22の孔22aと、後端側環状部30の筒状部32の孔32aとが連結されて一体化する。給液ポンプ用アタッチメント10の中央孔は、このように一体化して連結された先端側環状部20の筒状部22の孔22aと後端側環状部30の筒状部32の孔32aとにより形成される。
図9は、給液ポンプ40の吐出部41の吐出パイプ44及び根元部45、給液ポンプ用アタッチメント10の先端側環状部20及び後端側環状部30を拡大して側方から見て示す断面図である。また、図10(A)は、吐出部41の吐出パイプ44及び根元部45を示す正面図、(B)は、給液ポンプ用アタッチメント10の後端側環状部30の内部を正面側から示す平面図、(C)は、吐出部41の吐出パイプ44を後端側環状部30の筒状部32の孔32aに挿し入れた状態を示す正面図である。図11は、給液ポンプ用アタッチメント10の後端側環状部30が給液ポンプ40の吐出部41の吐出パイプ44に装着された状態で、後端側環状部30内及び吐出パイプ44内を透視して示す斜視図である。
給液ポンプ用アタッチメント10の中央孔に、給液ポンプ40の吐出部41の吐出パイプ44を挿し入れるときには、後端側環状部30の筒状部32の孔32aの側から吐出パイプ44を挿し入れ、先端側環状部20の筒状部22の孔22aから吐出パイプ44の先端部44Bを露出させる。
図9、図10(A)、(B)、(C)、及び図11に示すように、後端側環状部30の筒状部32の孔32aの内径は、吐出パイプ44の外径より十分に大きくされ、かつ吐出パイプ44の外周に形成された各突起49が通る大きさの径とされている。
また、後端側環状部30の筒状部32の内周に形成された各ガイド凸部34は、該筒状部32の内側に突き出ている。各ガイド凸部34の径方向における厚みは、突起49のない外形部分の吐出パイプ44を孔32aに通しながらも、吐出パイプ44の外周に形成された突起49には干渉する厚みとされる。突起49がガイド凸部34に当接する状態では、吐出パイプ44は孔32aに通らない。また、各ガイド凸部34は、給液ポンプ用アタッチメント10の先端側から後端側へと近づくにつれて細くなる形状にされている(図7、図8を参照)。
このため、先端側環状部20と後端側環状部30が一体化された給液ポンプ用アタッチメント10に、孔22a及び孔32aを通じて吐出パイプ44を挿し入れるとき、給液ポンプ用アタッチメント10を周方向に回転させて、筒状部32の内周の各ガイド凸部34の位置を、吐出パイプ44の外周に設けられた各突起49に当接しない位置に移動させることで、後端側環状部30の筒状部32に吐出パイプ44が通る状態になる。
また、後端側環状部30の筒状部32の内周の各ガイド凸部34が吐出パイプ44の外周の各突起49に干渉しない位置に位置し、周方向におけるガイド凸部34とガイド凸部34との間を突起49が吐出パイプ44の長さ方向に通り抜けるときに、後端側環状部30の筒状部32の内周に形成された各弾性アーム35が、吐出パイプ44の外周の各突起49に干渉して重なる状態となるように形成されている。このとき、各弾性アーム35の先端の係合爪35aは、各突起49に突き当たるものの、各弾性アーム35がそれぞれ径方向の外側に向けて弾性変形することにより、該各弾性アーム35の先端の係合爪35aは、各突起49を乗り超えるように形成されている。
弾性アーム35の係合爪35aが突起49を乗り超える位置まで吐出パイプ44の長さ方向において移動すると、後端側環状部30の環状端板36が根元部45の環状端板53に当接し、このとき、係合爪35aと突起49とが係合して、吐出パイプ44の長さ方向における給液ポンプ用アタッチメント10の移動が規制される。これにより、給液ポンプ用アタッチメント10は、吐出パイプ44の長さ方向における位置が位置決めされる。
このように位置決めされたとき、給液ポンプ用アタッチメント10は、後端側環状部30の筒状部32の内周の各ガイド凸部34が、周方向において、吐出パイプ44の外周の各突起49に干渉しない位置に移動している。ここで、環状端板36の孔36A及び孔36Aに挿入された磁性体ビスBは、後端側環状部30の周方向において、回転角90度毎に配置されている。そして、環状端板36の各孔36A及び各孔36Aに挿入された各磁性体ビスBはそれぞれ、孔32aの周方向においてガイド凸部34と同じ位置に形成されている。さらに、根元部45では、環状端板53に配設された各磁石M1は、吐出パイプ44の周方向において吐出パイプ44の各突起49とは異なる位置、すなわち、当該周方向において磁石M1は突起49の間に配置されている。磁石M1は、環状端板53の周方向において、回転角90度毎に配置されている。
このため、給液ポンプ用アタッチメント10が、上記位置決めされる状態の位置まで、吐出パイプ44の長さ方向に移動してきたとき、後端側環状部30の環状端板36の各孔及び当該各孔に挿入された各磁性体ビスBは、根元部45の環状端板53に配設された各磁石M1にそれぞれ対峙する位置にくることになる。これにより、給液ポンプ用アタッチメント10を吐出部41に取り付けて、後端側環状部30の環状端板36が根元部45の環状端板53に当接したときは、各磁石M1が各磁性体ビスBを吸着して、給液ポンプ用アタッチメント10が、吐出部41の根元部45及び吐出パイプ44に、ぐらつきがない状態で固定して装着される。
この状態では、更に、各弾性アーム35の先端の係合爪35aが吐出パイプ44外周の各突起49に係合しているので、給液ポンプ用アタッチメント10が簡単に脱落することはない。
なお、給液ポンプ用アタッチメント10の後端側環状部30及び環状端板36の径方向の大きさは、根元部45の径方向の大きさ以上とされる。例えば、後端側環状部30及び環状端板36の径方向の大きさは、根元部45の径方向の大きさと同一の大きさ、又は径方向大きさが根元部45の径方向の大きさよりも5%程度大きい大きさとされる。
また、給液ポンプ用アタッチメント10の吐出パイプ44の長さ方向の大きさ、すなわち、上記中央孔が延びる方向の長さは、吐出パイプ44の長さよりも短く設定されているため、給液ポンプ用アタッチメント10が、吐出部41の根元部45及び吐出パイプ44に装着されているとき、吐出パイプ44の先端部及びその内部に設けられた液面センサー43が給液ポンプ用アタッチメント10の環状端板26から突出した状態となる。給液ポンプ用アタッチメント10の上記長さは、吐出パイプ44の先端部44Bを先端側環状部20側から予め定められた突出量で突出させる値とされている。
上記予め定められた突出量は、少なくとも、吐出パイプ44の先端部44Bから、先端部44Bの内部に設けられた液面センサー43による液面検出ライン44C(図3(A),図4A参照)までの距離と、液体供給先の注入口の高さ距離との合計距離に到達する値以上とされる。例えば、上記予め定められた突出量は、上記合計距離と同一、又は上記合計距離に1cm加えた値とされる。
一方、給液ポンプ用アタッチメント10を吐出部41の根元部45及び吐出パイプ44から取り外す場合は、ユーザーは、先端側環状部20外周の鍔21又は後端側環状部30外周の鍔31に指をかけて、給液ポンプ用アタッチメント10を、吐出パイプ44の先端部44B側に、すなわち、根元部45から離れる方向に引き寄せる。当該引き寄せの力は、根元部45の各磁石M1と後端側環状部30の各磁性体ビスBの間の吸着力よりも大きいものとする。
このとき、給液ポンプ用アタッチメント10には、根元部45の各磁石M1と後端側環状部30の各磁性体ビスBの間の吸着力に抗して、根元部45から離れて吐出パイプ44の先端部側に移動する方向に力が働く。この力により、後端側環状部30の筒状部32内周の各弾性アーム35及び係合爪35aは突起49に当接して突起49を押す方向に力を加えるが、このとき、弾性アーム35は弾性力を有するため、相対的に弾性アーム35及び係合爪35aが突起49により押圧されることになり、弾性アーム35がそれぞれ径方向で外向きに弾性変形する。この弾性変形により、上記移動のとき、該各弾性アーム35の先端の係合爪35aが吐出パイプ44外周の各突起49を乗り超える。これにより、係合爪35aと突起49との係合が解除され、給液ポンプ用アタッチメント10が根元部45から外れる。なお、吐出パイプ44の長さ方向において、係合爪35aが、突起49に対して、吐出パイプ44の先端部側から根元部45の方向に移動するとき、及び吐出パイプ44の先端部側から根元部45の方向に移動するとき、のいずれの場合も、突起49は、係合爪35aが突起49を乗り越えてスライド移動できる形状(例えば、半球形状)とされている。このまま給液ポンプ用アタッチメント10を吐出パイプ44から引き抜くと、給液ポンプ用アタッチメント10が吐出部41から外れて分離する。
このように、給液ポンプ用アタッチメント10は、給液ポンプ40の吐出部41の吐出パイプ44に対して、着脱自在に装着できる構造を備える。
なお、先端側環状部20の筒状部22の孔22aの内径は、吐出パイプ44の外径より僅かに大きく、吐出パイプ44外周に形成された各突起49を通さない大きさの径とされている。このため、給液ポンプ用アタッチメント10を上記とは逆向きにして、すなわち、先端側環状部20の筒状部22の孔22aに吐出パイプ44を挿し入れた場合、吐出パイプ44は、その長さ方向において、突起49が形成されていない領域部分は孔22aに入るが、孔22aが突起49に差し掛かった時点で、孔22aの縁部に突起49が干渉して、吐出パイプ44の突起49が形成されている部分以降は孔22aに入らない。つまり給液ポンプ用アタッチメント10を上記とは逆向きにして吐出パイプ44に装着しようとしても、給液ポンプ用アタッチメント10を装着できない。
次に、給液ポンプ用アタッチメント10及び給液ポンプ40からなる給液装置70の使用方法を、図1を参照して説明する。
図1に示すように給液装置70は、給液ポンプ用アタッチメント10を吐出部41に装着して使用される。なお、以下では、上記液体の一例を灯油として説明する。
給液ポンプ40は、吐出パイプ44の後端側にフレキシブルホース71の一端が接続され、このフレキシブルホース71の他端が電動ポンプ部72の吐出口73に接続されている。電動ポンプ部72の汲み上げ口74に汲み上げパイプ75を接続し、また液面センサー43のコード76をフレキシブルホース71に通して電動ポンプ部72に導いて接続して構成される。
給液装置70の使用時には、給液ポンプ40の汲み上げパイプ75は、灯油用のポリタンク80(液体供給元)の汲み上げ口81に挿し込まれる。また、給液ポンプ40の吐出パイプ44の先端部44Bは、石油ストーブの灯油タンク又はカートリッジ82(液体供給先)の注入口83に挿し込まれる。ここでは、灯油タンク又はカートリッジ82は、磁性体金属(鉄など)からなるものとする。この挿し込み時、給液ポンプ用アタッチメント10の先端側環状部20の環状端板26に設けられた各磁石M2が、磁性体金属からなる注入口83の周縁に吸着して、吐出パイプ44が、灯油タンク又はカートリッジ82の注入口83に固定される。
電動ポンプ部72は、手動スイッチ77を有し、この手動スイッチ77が操作されると作動して、汲み上げパイプ75の先端からポリタンク80内部の灯油を汲み上げ、灯油を、フレキシブルホース71を通じて吐出部41の吐出パイプ44へと送り出し、灯油を吐出パイプ44の先端部44Bから灯油タンク又はカートリッジ82へと吐出させる。このとき、灯油は、センサーケース47の外側を流れて、吐出パイプ44の先端部44Bの開口部、又は各孔44aから吐出される。このため、吐出される灯油は液面センサー43に触れず、液面センサー43は、吐出される灯油を検出しない。
吐出パイプ44の先端部からの灯油の吐出に伴い、灯油タンク又はカートリッジ82内部の灯油の量が増大して、灯油の液面が上昇する。灯油の液面が上昇して、給液ポンプ40の吐出パイプ44の先端部の内部に設けられた液面センサー43による液面検出位置まで液面が達すると、液面センサー43が灯油(灯油の液面)を検出する。この液面検出位置は、液面高さ方向(吐出パイプ44の長さ方向)において、吐出パイプ44の周面に設けられた液面検出ライン44C(図3(A),図4A参照)と同じ位置に設定されている。液面検出時、液面センサー43は、灯油タンク又はカートリッジ82内部の灯油の液面が液面センサー43の位置まで到達したことを示す検出信号を、コード76を通じて電動ポンプ部72に出力する。電動ポンプ部72は、検出信号を受け取ると、汲み上げパイプ75の先端からの灯油の汲み上げを停止する。これにより、給液装置70による灯油タンク又はカートリッジ82への灯油供給が完了する。
図12は、給液ポンプ用アタッチメント10が装着されていない給液ポンプ40の吐出パイプ44を灯油タンク又はカートリッジ82の注入口83に挿し込んだ状態を示している。このように、給液ポンプ用アタッチメント10が装着されていない給液ポンプ40の吐出パイプ44を灯油タンク又はカートリッジ82の注入口83に挿し込んだ状態では、根元部45の環状端板53に設けられた各磁石M1が注入口83の周縁に吸着して、吐出パイプ44が灯油タンク又はカートリッジ82の注入口83に固定される。そして、給液ポンプ用アタッチメント10の先端側端面(先端側環状部20の環状端板26の面)から、液面検出ライン44Cまでの距離L1は比較的長い。このため、液面センサー43により検出される液面位置は、注入口83からは比較的深い位置となる。
このように、給液ポンプ用アタッチメント10が装着されていない給液ポンプ40による液体供給は、(1)灯油タンク又はカートリッジ82が比較的大容量で注入口83から液面までの距離を大きく保って液体を供給したい場合、又は、(2)図13に示すように、灯油タンク又はカートリッジ82の注入口83の形状が長い構成の場合に、灯油タンク又はカートリッジ82内での液面高さを適正に保つために行われる。
これに対して、(3)灯油タンク又はカートリッジ82が比較的少容量で注入口83から液面までの距離を小さくして液体を供給したいとき、又は、(4)灯油タンク又はカートリッジ82の注入口83の形状が、図14に示すように比較的短く、内部深さが浅い構造の場合に、灯油タンク又はカートリッジ82内での液面高さを適正に保ちたいときに、給液ポンプ用アタッチメント10が装着された給液ポンプ40が用いられる。
図14は、給液ポンプ用アタッチメント10が装着されていない給液ポンプ40の吐出パイプ44を、深さが浅い灯油タンク又はカートリッジ82にその注入口83から挿し込んだ状態を示している。このように灯油タンク又はカートリッジ82の内部深さが浅い場合、吐出パイプ44の先端部が灯油タンク又はカートリッジ82の内底面に接して、吐出パイプ44の根元部45が注入口83に当接しない。このため、図14に示す状態で灯油を供給すると、内底面から液面検出ライン44Cまでの距離が短く、十分な量の灯油を供給することができない。また、ユーザーが、この状態から吐出パイプ44を上方に持ち上げて、吐出パイプ44の先端部を内底面から離すことで内底面から液面検出ライン44Cまでの距離を長く調節することも可能であるが、供給量を多く確保できる適切な位置に液面検出ライン44Cを的確に移動させることは容易ではない。
図15は、給液ポンプ用アタッチメント10が装着された給液ポンプ40の吐出パイプ44を深さが浅い灯油タンク又はカートリッジ82の注入口83に挿し込んだ状態を示している。この状態では、給液ポンプ用アタッチメント10の先端側端面(先端側環状部20の環状端板26の面)から、液面検出ライン44Cまでの距離L2は、上述した距離L1よりも短くなる。このため、液面センサー43により検出される液面位置は、注入口83からは比較的浅い位置となり、給液ポンプ用アタッチメント10により調節された位置で確定する。従って、ユーザーは、給液ポンプ用アタッチメント10を用いることにより、灯油の供給量を多く確保できる適切な位置に液面検出ライン44Cを的確かつ簡単に移動させることができる。
すなわち、給液ポンプ40は、同一の吐出部41を用いながら、給液ポンプ用アタッチメント10を装着した場合は、図15に示すように注入口83の形状が比較的短い構造の灯油タンク又はカートリッジ82に対して、灯油タンク又はカートリッジ82内での液面高さを適正に保って液体を供給することができ、また、深さが浅い灯油タンク又はカートリッジ82に対しても液面検出ライン44Cを適切な位置に保って液体を供給することができる。給液ポンプ用アタッチメント10を装着しない場合は、図13に示すように注入口83の形状が比較的長い構造の灯油タンク又はカートリッジ82に対して、灯油タンク又はカートリッジ82内での液面高さを適正に保って液体を供給することができる。
このように本実施形態によれば、給液ポンプ40の吐出パイプ4の先端部44Bが、給液先であるタンク又はカートリッジ82の注入口83に挿し込まれるときにおける、注入口83から吐出パイプ44の先端部44Bまでの長さを、タンク又はカートリッジ82の容量、深さ、注入口の形状(高さ)に応じて、簡単かつ的確に調節することが可能になる。
尚、図1乃至図15を用いて説明した上記実施形態の構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明を当該構成に限定する趣旨ではない。
10 給液ポンプ用アタッチメント
20 先端側環状部
30 後端側環状部
40 給液ポンプ
41 吐出部
42 把持部
43 液面センサー
44 吐出パイプ
44B 先端部
45 根元部
70 給液装置
71 フレキシブルホース
72 電動ポンプ部
75 汲み上げパイプ
M1 磁石
M2 磁石
B 磁性体ビス

Claims (7)

  1. 液体を吐出する円筒状の吐出パイプと、前記吐出パイプよりも径大とされて前記吐出パイプを液体供給先の注入口に挿し込んだときに当該注入口に係止する根元部とを有する給液ポンプに、着脱自在に装着される給液ポンプ用アタッチメントであって、
    前記給液ポンプ用アタッチメントは、前記吐出パイプが挿入される中央孔が前記給液ポンプ用アタッチメントの全域を貫通して形成された環状体であって、前記中央孔が延びる方向における前記環状体の両端部がそれぞれ環状端を形成し、前記中央孔が延びる方向の長さが前記吐出パイプよりも短く設定され、
    前記それぞれの環状端のうち一方の環状端には、磁性体が設けられ、
    前記それぞれの環状端のうち他方の環状端には、磁石が設けられ、
    前記一方の環状端側から前記中央孔に前記吐出パイプが挿入され、前記一方の環状端が、前記吐出パイプのその先端部とは反対側において前記根元部に当接して前記磁性体により前記根元部の磁石と吸着し、前記吐出パイプの先端部を前記他方の環状端から予め定められた突出量で突出させた状態で、前記吐出パイプに装着される、給液ポンプ用アタッチメント。
  2. 前記予め定められた突出量は、少なくとも、前記吐出パイプの先端部から、当該先端部の内部に設けられた液面センサーによる液面検出ラインまでの距離と、前記注入口の高さ距離との合計距離に達している、請求項1に記載の給液ポンプ用アタッチメント。
  3. 前記中央孔の内周には、当該内周から突出して前記中央孔が延びる方向に延びるガイド凸部が周方向に複数設けられ、
    前記一方の環状端側から前記中央孔に前記吐出パイプが挿入されるとき、前記中央孔の内周において、前記周方向における複数の前記ガイド凸部の間を、前記中央孔に挿入された前記吐出パイプの外周に形成された突起が通過することにより、前記一方の環状端の前記磁性体が、前記根元部に設けられている前記磁石に対峙する位置まで案内される、請求項1に記載の給液ポンプ用アタッチメント。
  4. 前記中央孔に前記吐出パイプが挿入されて前記一方の環状端が前記根元部に吸着した状態で、前記他方の環状端に設けられている磁石は、前記他方の環状端から突出した前記吐出パイプの先端部が前記注入口に挿し込まれているときに前記注入口に吸着する、請求項1に記載の給液ポンプ用アタッチメント。
  5. 外周面を周方向に延びる輪状の突出部が前記外周面上に設けられている請求項1に記載の給液ポンプ用アタッチメント。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の給液ポンプ用アタッチメントと、
    前記給液ポンプと、を備える給液装置。
  7. 請求項2に記載の給液ポンプ用アタッチメントと、
    前記給液ポンプと、を備え、
    前記給液ポンプは、汲み上げパイプと、液体を液体貯蔵タンクから前記汲み上げパイプを通じて汲み上げて液体を前記吐出パイプから吐出させる電動ポンプと、前記吐出パイプの前記先端部の内部に設けられた前記液面センサーとを備え、
    前記電動ポンプは、動作時に、液体を前記汲み上げパイプを通じて汲み上げて前記吐出パイプから吐出させ、前記液面センサーにより液体の液面が検出されると停止される給液装置。
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