JP5999279B1 - 供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】管の一端が容器内にはみ出している場合に比べて、単位時間当たりの部品の供給量が多い供給装置を提供する。【解決手段】供給装置10は、部品Sが通過する穴52Aが形成され、部品を収容する容器22と、部品を撹拌させる気体を該容器内に注入する注入部26と、一端が該穴52Aに接続され、該穴を通過した部品Sを該容器22外の他端まで移動させるための管28と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、供給装置に関する。
特許文献1には、コイル状圧縮バネが多数収容される下方が略円錐形状のタンクと、このタンクの下端に圧縮空気を供給するエアー配管、プラグ、エアーフィルタレギュレータ、バルブ及びスピードコントローラとからなる圧縮空気供給手段と、前記タンク内に挿入され、前記圧縮空気供給手段による圧縮空気の供給に応じて前記タンク内のコイル状圧縮バネを1個ずつ取出す取出パイプと、を備えたエアー式バネ供給装置が開示されている。
特開平09−071324号公報
本発明は、管の一端が容器内にはみ出している場合に比べて、単位時間当たりの部品の供給量が多い供給装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の供給装置は、底壁を含む複数の壁を有し、該底壁とは異なる壁に部品が通過する穴が形成され、部品を収容する容器であって、該底壁における該穴側が上側、該穴側の反対側が下側となるように傾いて配置される容器と、部品を撹拌させる気体を該容器内に該底壁に向けて注入する注入部と、一端が該穴に接続され、該穴を通過した部品を該容器外の他端まで移動させるための管と、を備えている。
請求項2に記載の供給装置は、請求項1に記載の供給装置であって、前記容器の内面における前記穴の全縁を囲む部分は、テーパ状に凹んでいる。
請求項に記載の供給装置は、請求項1又は2に記載の供給装置であって、前記管における前記他端には、前記管を移動して前記他端に到達した前記部品を保持する保持部が設けられている。
請求項に記載の供給装置は、請求項に記載の供給装置であって、前記注入部は、前記保持部に保持されている前記部品が取り出されると、前記容器内に気体を注入する。
請求項1に記載の供給装置は、容器が水平に配置されている場合に比べて、部品が穴に誘導され易い。
請求項2に記載の供給装置は、容器の内面における穴の全縁を囲む部分が凹んでいない場合に比べて、部品が穴に誘導され易い。
請求項に記載の供給装置は、管の他端で部品を保持しない構成の場合に比べて、部品を1個ずつ供給することができる。
請求項に記載の供給装置は、保持部から部品が取り出された後、自動的に次の部品が保持部に保持される。
本実施形態の供給装置を正面側から見た概略図(部分断面図)である。 本実施形態の供給装置を構成する保持部、センサ及び供給部の一部(パイプ)を上方側から見た図である。 本実施形態の供給装置を構成する供給部の動作を説明するための図であって、供給部を構成する容器内にばねを収容し、注入部から容器内に空気を注入し始めた状態(動作開始時の状態)での供給部を正面側から見た断面図である。 本実施形態の供給装置を構成する供給部の動作を説明するための図であって、図3の状態の後、ばねを供給している状態での供給部を正面側から見た断面図である。 本実施形態の供給装置を構成する供給部の動作を説明するための図であって、図3の状態の後、ばねを供給している状態での供給部を正面側から見た断面図である。 本実施形態の供給装置を構成する保持部の動作を説明するための図であって、供給部の状態が図5の状態において、ばねを保持している保持部を上方側から見た断面図である。 第1比較形態の供給装置を構成する供給部を正面側から見た概略図(部分断面図)である。 第2比較形態の供給装置を構成する供給部を正面側から見た概略図(部分断面図)である。 第3比較形態の供給装置を構成する供給部を正面側から見た概略図(部分断面図)である。 第4比較形態の供給装置を構成する供給部を正面側から見た概略図(部分断面図)である。 第5比較形態の供給装置を構成する供給部を正面側から見た概略図(部分断面図)である。
≪概要≫
以下、発明を実施するための形態(実施形態)の供給装置10(図1参照)の構成、動作、作用効果について、これらの記載順で説明する。
≪供給装置の構成≫
本実施形態の供給装置10は、一例としてコイルばねS(以下、ばねSとする。図3参照のこと。)を定められた姿勢で1個ずつ供給する機能を有する。ここで、コイルばねSは、部品の一例である。具体的には、供給装置10は、後述する容器22に収容されている複数個のばねSを、一端が容器22に連結されている後述するパイプ28の他端側からばねSの軸がパイプ28の軸に沿った姿勢で1個ずつ排出することで、供給するようになっている。なお、以下の説明では、供給装置10の幅方向(以下、装置幅方向とする。)をX方向とし、奥行き方向(以下、装置奥行き方向とする。)をY方向とし、高さ方向(以下、装置高さ方向とする。)をZ方向とする(図1参照)。
ところで、本明細書では、「排出」と、「供給」との技術的意味について以下のように定義する。すなわち、「排出」は供給装置10(又は後述する供給部20)側の立場での意味であり、「供給」は供給装置10が排出したばねSを受け取る側の立場を考慮した意味である。以上より、「供給装置10がばねSを排出すること」と、「供給装置10がばねSを供給すること」は、同じ動作により生じる結果を意味する。
以下、供給装置10の構成についての説明では、特に断りがない限り、図1を参照しながら説明する。供給装置10は、供給部20と、保持部30と、センサ40と、制御部45とを含んで構成されている。
<供給部>
供給部20は、ばねSを定められた姿勢で供給する機能を有する。供給部20は、容器22と、台24と、注入部26と、複数のパイプ28とを含んで構成されている。ここで、パイプ28は、管の一例である。
[容器及び台]
容器22は、その内部にばねSを収容する機能を有する。容器22は、本体50と、蓋56とを備えている。本体50は、有底の円筒とされている。本体50は、円筒の側壁52と、円板の底壁54とを備えている。すなわち、容器22(本体50)は、複数の壁を有している。また、本体50は、軸方向の一端側に開口が形成されている。ここで、底壁54は、異なる壁の一例である。なお、前述のとおり、底壁54は円板であることから、底壁54の内面は平面とされている。蓋56は、本体50の軸方向の一端側に配置されて開口を塞いでいる。また、蓋56は、本体50から取り外しが可能とされている。
側壁52には、複数の丸穴52Aと、丸穴52Bとが形成されている。複数の丸穴522A及び丸穴52Bは、側壁52を貫通している。ここで、複数の丸穴52Aは、穴の一例である。
複数の丸穴52Aは、側壁52における軸方向の他端側(底壁54側)に、周方向に沿って並んだ状態で形成されている(図示省略)。複数の丸穴52Aが側壁52の周方向に沿って形成されている範囲は、本体50を軸方向から見て、側壁52における中心角30°の範囲とされている(図示省略)。本実施形態における丸穴52Aの個数は、一例として3個とされている。側壁52の内周面における各丸穴52Aの全縁を囲む部分は、テーパ状に凹んでいる。すなわち、容器22を構成する側壁52の内面における各穴52Aの全縁を囲む部分は、テーパ状に凹んでいる。以下の説明では、側壁52の内周面における各丸穴52Aの全縁を囲むテーパ状に凹んでいる部分をテーパ部分52Cとする。なお、各丸穴52Aは、ばねSに対して、その径がばねSの外径よりも大きくかつばねSの長さよりも小さい関係を有している。そのため、各穴52Aの内側には、寝かせた状態(ばねSの軸が各穴52Aの軸に沿った状態)のばねSが配置可能とされている。また、複数の丸穴52Aは、容器22内に収容されているばねSが通過するようになっている。また、複数の丸穴52Aには、各パイプ28の一端28Aが接続されている。
丸穴52Bは、側壁52における軸方向の一端側(開口側)であって、容器22(本体50)の軸を挟んで複数の丸穴52Aが形成されている部分の反対側に、形成されている。そして、丸穴52Bには、注入部26の後述するパイプ60が嵌め込まれている。
台24は、容器22をその下方から支持する機能を有する。台24の上面には、傾斜面が形成されている。そして、台24は、その傾斜面に容器22の底壁54を接触させて、底壁54(の内面)における複数の丸穴52A側が上側、底壁54(の内面)における複数の丸穴52A側の反対側が下側となるように、容器22を傾かせた状態で支持している。すなわち、本実施形態の容器22は、底壁54の内面における複数の丸穴52A側が上側、複数の丸穴54A側の反対側が下側となるように、傾いて配置されているといえる。
[注入部]
注入部26は、容器22内に収容されているばねSを容器22内で撹拌させる気体を、容器22内に注入する機能を有する。注入部26は、パイプ60と、電磁バルブ62と、ガスボンベ64とを備えている。
パイプ60は、その一部が容器22内に配置された状態で、丸穴52Bに嵌め込まれて、側壁52に固定されている。また、パイプ60は、容器22内に配置された側の端(開口)を、容器22の軸を挟んで、底壁54(の内面)における複数の丸穴54A側の反対側の部分に向けている。パイプ60における容器22内に配置された側の端(開口)は、装置高さ方向において、複数の丸穴52Aよりも上側に位置している。パイプ60の他端は、電磁バルブ62を介してガスボンベ64に連結されている。なお、電磁バルブ62の弁の開閉は、制御部45により制御されるようになっている。また、注入部26から容器22内に注入された気体は、容器22内を循環した後(図5参照)に複数の丸穴52A(に接続されている各パイプ28の他端28B側)から容器22外に放出されるようになっている。
以上の構成により、制御部45に制御される注入部26は、複数の丸穴52Aよりも上側から底壁54(の内面)における複数の丸穴54A側の反対側の部分に向けて気体を注入するようになっている(図3、図4及び図5参照)。その結果、注入部26は、容器22内に収容されているばねSを容器22内で撹拌させるようになっている(図4及び図5参照)。また、注入部26は、容器22を介して複数のパイプ28の一端28A側に気体を注入するようになっている(図4及び図5参照)。
[パイプ]
各パイプ28は、複数の丸穴52Aを通過したばねSを容器22外の端(他端)まで移動させるための経路としての機能を有する。複数のパイプ28の本数は、複数の丸穴52Aの個数に合わせた本数、すなわち3本とされている。各パイプ28は、可撓性(弾性)とされている。各パイプ28は、ばねSに対して、その内径がばねSの外径よりも大きくかつばねSの長さよりも小さい関係を有している。そのため、各パイプ28は、その内側を移動するばねSを寝かせた状態(ばねSの軸がパイプ28の軸に沿った状態)で、その内側にばねSを配置可能とされている。
各パイプ28の一端28Aは、容器22の側壁52の外面における各丸穴52Aを囲む部分に固定されている。また、各パイプ28の他端28Bは、保持部30が設けられている。
以上の構成により、各パイプ28は、注入部26が容器22内に注入した気体により容器22内で撹拌されて各丸穴52Aを通過したばねSが、一端28Aから他端28Bまで気体に押されて移動するための経路とされている。
<保持部>
保持部30は、各パイプ28の一端28Aから移動して他端28Bに到達したばねSを保持する機能を有する。保持部30は、図1及び図2に示されるように、一対の壁32と、ホルダ34と、支持棒36とを備えている。ここで、ホルダは、支持部の一例である。
一対の壁32は、図2に示されるように、供給部20の各パイプ28の他端28Bに設けられている。具体的には、各パイプ28の他端28Bにおける装置奥行き方向の手前側及び奥側から、各パイプ28側と反対側に延びた壁とされている。本実施形態における一対の壁32は、一例として、パイプ28の端部を切り欠いて形成されている。すなわち、一対の壁32は、パイプ28と一体化されている。以上の構成により、一対の壁32は、パイプ28の他端28Bに設けられ、互いに対向し、弾性を有しているといえる。
ホルダ34は、各一対の壁32を各一対の壁32が互いに対向する方向に押しながら支持する機能を有する。その結果、ホルダ34は、ホルダ34に支持された各一対の壁32に、(ばねSの経路とされる)各パイプ28を移動したばねSを挟ませて保持させるようになっている(図6参照)。
ホルダ34は、図1及び図2に示されるように、装置奥行き方向から見ると正方形状、装置高さ方向から見ると矩形状とされる長尺な部材とされている。すなわち、ホルダ34は、図2に示されるように、その長手方向を装置奥行き方向に沿わせた状態で配置されている。なお、ホルダ34は、図1に示されるように、その下面に支持棒36が固定されて支持されている。
ホルダ34には、装置幅方向の一端側の面から他端側の面に亘って貫通する複数の穴34Aが形成されている。複数の穴34Aの個数は、複数のパイプ28の本数に合わせた個数、すなわち3個とされている。複数の穴34Aは、図2に示されるように、ホルダ34の長手方向(装置奥行き方向)に沿って等間隔で並んでいる。そして、ホルダ34は、図1及び図2に示されるように、各一対の壁32におけるパイプ28側の一部と、各パイプ28の他端28Bを含む他端28B側の一部とを各穴34A内に配置した状態で、各一対の壁32と、各パイプ28の他端側とを支持している。なお、各穴34Aは、パイプ28に対して、その径がパイプ28の外径よりも(若干)小さい関係を有している。
以上の構成により、ホルダ34は、各パイプ28における各穴34A内に配置された部分をかしめた状態で支持している。また、ホルダ34は、各一対の壁32を、各一対の壁32が互いに対向する方向に押した状態で、別言すれば、各一対の壁32を互いに対向する方向に変形させた状態で支持している。なお、ホルダ34に支持されている各一対の壁32は、対向間隔(各一対の壁32を結ぶ仮想直線の距離のうちパイプ28の軸を通る仮想直線の最近接距離)は、ばねSの外径よりも小さい。そのため、ホルダ34に支持されている一対の壁32は、ばねSを挟んで保持可能とされている。また、図6に図示されている一対の壁32に保持されているばねSは、一対の壁32の先端から一例として0.5cmはみ出した状態とされている。これは、注入部26による気体の流量、パイプ28の流路抵抗等を調整した結果、各一対の壁32が図6の状態でばねSを保持するように設定されているためである。
<センサ>
センサ40は、図2に示されるように、照射部42と、検出部44とを備えている。照射部42は、光LBを直線状に照射する機能を有する。検出部44は、照射部42が照射した光LBを検出する機能を有する。光LBは、一例として赤外線とされている。センサ40は、図1に示されるように、装置幅方向において、保持部30を挟んで、供給部20の反対側に配置されている。また、センサ40は、図1に示されるように、装置高さ方向において、各一対の壁32と同等の位置に配置されている。具体的には、センサ40は、図2に示されるように、照射部42を装置奥行き方向奥側であって複数の一対の壁32のうち最も奥側の一対の壁32よりも奥側に、検出部44を装置奥行き方向手前側であって複数の一対の壁32のうち最も手前側の一対の壁32よりも手前側にして配置されている。そして、本実施形態では、供給装置10の動作時(使用者による使用時)に、照射部42は常に光LBを照射するようになっている。そのため、検出部44は、照射部42が照射した光LBが遮られない限り、光LBを検出するようになっている。なお、光LBの光路(図中の照射部42と検出部44との間の矢印の破線)は、装置幅方向から見ると、各パイプ28の軸に重なっている(図1参照)。また、光LBの光路は、各一対の壁32の先端から、一例として2cm離間した位置とされている。すなわち、光LBの光路は、一対の壁32に保持されているばねSの先端と離間している。なお、供給装置10の動作時において、検出部44は、光LBを検出していることと検出していないことを区別する信号を、常に(定められた時間間隔で)制御部45に送るようになっている。
次に、センサ40による具体的な機能について説明する。例えば、供給装置10の動作時に、一対の壁32に保持されているばねSを何らかの把持手段(例えば手)により取り出すために把持手段が光LBの光路にある期間中、照射部42が照射した光LBは、把持手段により遮られる。その結果、検出部44は、当該期間中、光LBを検出していないことの信号を制御部45に送ることにより、制御部45に光LBを検出していないことを認識させる機能を有する。また、把持手段が光LBの光路にない期間中、照射部42が照射した光LBは、把持手段により遮られることがない。その結果、検出部44は、当該期間中、光LBを検出していることの信号を制御部45に送ることにより、制御部45に光LBを検出していることを認識させる機能を有する。
<制御部>
制御部45は、注入部26の電磁バルブ62を制御する機能を有する。具体的には、制御部45は、センサ40(検出部42)から送られる信号により検出部44が光LBを検出していないことを認識している期間中、電磁バルブ62にその弁(図示省略)を開かせて注入部26に容器22内への気体の注入をさせるようになっている。また、制御部45は、センサ40から送られる信号により検出部44が光LBを検出していることを認識している期間中、電磁バルブ62にその弁を閉じさせて容器22内への気体の注入をさせないようになっている。
以上の構成により、本実施形態の供給装置10では、保持部30(の各一対の壁32に)保持されているばねSが例えば使用者の手により取り出されると、制御部45により制御される注入部26は、容器22内に気体を注入するように構成されている。これに伴い、注入部26は、容器22を介して各パイプ28の一端28A側から各パイプ28に気体を注入するようになっている。なお、制御部45のその他の機能については、供給装置10の動作の説明の中で説明する。
以上が、本実施形態の供給装置10の構成についての説明である。
≪供給装置の動作≫
次に、本実施形態の供給装置10の動作について図3、図4、図5及び図6を参照しつつ説明する。まず、使用者による準備工程について説明し、次いで、準備工程の後の供給工程について説明する。
<準備工程>
使用者は、容器22の蓋56を開けて容器22(本体50)の中に複数個のねじSを入れて、蓋56を閉じる(図3参照)。次いで、使用者は、供給装置10の電源(図示省略)を入れて、注入部26の電磁バルブ62、センサ40及び制御部45が作動可能な状態にする。
次いで、使用者は、供給装置10の動作開始ボタン(図示省略)を押す。これに伴い、制御部45は、注入部26の電磁バルブ62を制御し、定められた期間電磁バルブ62にその弁を開かせる。ここでいう定められた期間とは、一例として30秒とされている。その結果、注入部26のガスボンベ64内の気体は、容器22における上側の部分に位置しているパイプ60の開口から、底壁54(の内面)に向けて排出される。すなわち、容器22内に気体が注入される(図4参照)。
ところで、容器22内に注入された気体は、図5の容器22内の矢印の方向に循環する。ここで、容器22内の気体の循環について図5を参照しながら説明する。まず、パイプ60から排出された気体は、底壁54(の内面)における複数の丸穴54A側の反対側の部分(パイプ60の開口に対する容器22の軸方向の他端側の部分)に向けて進む。次いで、底壁54(の内面)における複数の丸穴54A側の反対側の部分に衝突した気体は、底壁54(の内面)に沿って、当該内面における複数の丸穴54A側に進む。次いで、当該内面における複数の丸穴54A側に流れた気体の一部は、側壁52における、複数の丸穴54Aが形成されている部分の近傍の内周面に衝突して当該内周面に沿って容器22内の下側から上側に進む。また、当該内面における複数の丸穴54A側に進んだ気体の残りの一部は、丸穴52Aを通過してパイプ28内に入り込む。次いで、容器22内の上側に進んだ気体は、蓋56の内面に衝突してパイプ28側に進む。以上のようにして、注入部26から注入された気体は、容器22内を循環する。
注入部26により容器22内に注入された気体が容器22内を循環することに伴い、容器22内の複数個のねじSは容器22内で撹拌される(図5参照)。また、撹拌された複数個のねじSのうち丸穴52Aを通過したねじSは、気体に押されてパイプ28内を移動する。パイプ28内を移動するねじSは、パイプ28の他端28Bに到達し、保持部30の各一対の壁32に挟まれて保持される(図6参照)。そして、注入部26による気体の注入が開始されて定められた期間が経過すると、制御部45は、電磁バルブ62にその弁を閉じさせる。その結果、注入部26による気体の注入が停止させて、準備工程が終了する。
<供給工程>
使用者は、準備工程の後、供給装置10からねじSの供給を受ける。具体的には、使用者は、手で保持部30の各一対の壁32に挟まれて保持されているねじSを取り出す。ここで、手が光LBの光路にある期間中、照射部42が照射した光LBは手により遮られる。その結果、検出部44は、当該期間中、光LBを検出していないことの信号を制御部45に送る。
次いで、当該信号を送られた制御部45は、当該期間中、検出部44が光LBを検出していないことを認識して、電磁バルブ62にその弁を開かせて注入部26に容器22内への気体の注入をさせる。その結果、容器22内に注入された気体は、当該期間中、容器22内を循環する。また、注入された気体の一部は、丸穴52Aを通過してパイプ28内に入り込む。これに伴い、前述の取り出されたねじSを挟んで保持していた一対の壁32は、パイプ28内に入り込んだ気体に押されて移動した他のねじSを保持する。また、容器22内の複数個のねじSは撹拌されて、一部のねじSは丸穴52Aを通過してパイプ28内を移動する。その結果、各パイプ28内には、複数のねじSが並んで配置される(図6参照)。
以上のとおり、供給装置10が前述した供給工程の動作を行うことで、使用者は、供給装置10からねじSの供給を受ける。そして、使用者が供給装置10の動作停止ボタン(図示省略)を押すと、供給装置10による動作が終了する。
以上が、本実施形態の供給装置10の動作についての説明である。
≪作用効果≫
次に、本実施形態の作用効果(第1〜第7の作用効果)について、以下に説明する各比較形態(第1〜第7比較形態)と比較して説明する。なお、各比較形態において本実施形態で用いた部品等を用いる場合、その部品の符号、名称等をそのまま用いて説明する。
<第1の作用効果>
第1の作用効果は、パイプ28の一端28Aが丸穴52Aに接続されていることの作用効果である。別言すると、第1の作用効果は、パイプ28の一端28A側の部分が、容器22(本体50)内にはみ出していないことの作用効果である。第1の作用効果については、本実施形態を第1比較形態(図7参照)と比較して説明する。
第1比較形態の供給部20A(供給装置10A)の場合、図7に示されるように、パイプ28の一端28A側の部分が容器22(本体50)内にはみ出している。第1比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様の構成とされている。
第1比較形態の場合、容器22内の気体を循環させると、撹拌される複数個のばねSの一部がパイプ28の一端28Aに引っ掛かる虞がある。その結果、ばねSが丸穴52A(内のパイプ28)を通過してパイプ28の他端28Bまで到達できなくなる。すなわち、注入部26により22内に気体が注入されている期間中、一端28AにばねSが引っ掛かったパイプ28内にばねSを送ることができない。また、第1比較形態の供給装置10Aでは、パイプ28の一端28AにばねSが引っ掛かることを考慮して、一端28Aに引っ掛かったねじSを除去する手段(例えば、パイプ28を振動させる手段等)を備える必要がある。
これに対して、本実施形態の場合、図1、図3、図4及び図5に示されるように、パイプ28の一端28A側の部分が容器22(本体50)内にはみ出していない。そのため、本実施形態の場合、そもそも、撹拌される複数個のばねSの一部がパイプ28の一端28Aに引っ掛かることがない。これに伴い、本実施形態の場合、第1比較形態と異なり、パイプ28の一端28Aに引っ掛かったねじSを除去する手段を備える必要がない。
したがって、本実施形態によれば、パイプ28の一端28Aが容器22内にはみ出している場合に比べて、単位時間当たりのばねSの供給量が多い。
<第2の作用効果>
第2の作用効果は、容器22の内面(内周面)における丸穴52Aの全縁を囲む部分にテーパ部分52C(図1参照)が形成されていることの作用効果である。別言すると、第2の作用効果は、容器22の内面における丸穴52Aの全縁を囲む部分がテーパ状に凹んでいることの作用効果である。第2の作用効果については、本実施形態を第2比較形態(図8参照)と比較して説明する。
第2比較形態の供給部20B(供給装置10B)の場合、図8に示されるように、容器22の内面における丸穴52Aの全縁を囲む部分は、容器22の内面における当該部分以外の部分と同様に軸を中心とする周面とされている。すなわち、容器22の内面における丸穴52Aの全縁を囲む部分はテーパ部分52Cとされていない(凹んでいない)。第2比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様の構成とされている。なお、第2比較形態は、図8に示されるように、パイプ28の一端28A側の部分が容器22(本体50)内にはみ出していないことから、前述の第1の作用効果を奏する形態である。すなわち、第2比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第2比較形態の場合、容器22の内面における丸穴52Aの全縁を囲む部分がテーパ部分52Cとされていない。そのため、気体により撹拌されて丸穴52Aの全縁を囲む部分に衝突又は接触したばねSは、当該部分にその軸を沿わせた状態となり易い。すなわち、丸穴52Aの全縁を囲む部分に衝突又は接触したばねSは、丸穴52A側にその軸を向けた姿勢になり難い。
これに対して、本実施形態の場合、図1、図3、図4及び図5に示されるように、容器22の内面(内周面)における丸穴52Aの全縁を囲む部分にテーパ部分52Cが形成されている。そのため、気体により撹拌されて丸穴52Aの全縁を囲むテーパ部分52Cに衝突又は接触したばねSは、テーパ部分52Cにその軸を沿わせた状態となり易い。
したがって、本実施形態によれば、容器22の内面における丸穴52Aの全縁を囲む部分が凹んでいない場合に比べて、ばねSが丸穴52Aに誘導され易い。
<第3の作用効果>
第3の作用効果は、容器22が複数の壁(例えば、底壁54及び側壁52)を含んで構成され、注入部26が穴52Aが形成されている側壁52と異なる底壁54に向けて気体を注入することの作用効果である。第3の作用効果については、本実施形態を第3比較形態(図9参照)と比較して説明する。
第3比較形態の供給部20C(供給装置10C)の場合、図9に示されるように、丸穴52Aが底壁54に形成されている。そして、パイプ28の一端28Aは、底壁54の丸穴52Aに接続されている。第3比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様の構成とされている。なお、第3比較形態は、図9に示されるように、パイプ28の一端28A側の部分が容器22(本体50)内にはみ出していないことから、前述の第1の作用効果を奏する形態である。また、第3比較形態は、容器22の内面(内周面)における丸穴52Aの全縁を囲む部分にテーパ部分52Cが形成されていることから、前述の第2の作用効果を奏する形態である。すなわち、第3比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第3比較形態の場合、丸穴52Aは、容器22内の気体の循環に伴って撹拌される複数個のばねSが沿って進む底壁54に形成されている。すなわち、第3比較形態の場合、撹拌されるばねSは、丸穴52A及びテーパ部分52Cに向いて進み難い。
これに対して、本実施形態の場合、丸穴52Aは、側壁52に形成されている。そのため、本実施形態の場合(図4及び図5参照)、第3比較形態(図9参照)と異なり、注入部26により注入された気体により撹拌される複数のばねSが底壁54の内面に沿って進んだ後に丸穴52A及びテーパ部分52Cに向かって進み易い。
したがって、本実施形態の場合、注入部26が丸穴52Aが形成されている壁(第3比較形態の場合は底壁54)に向けて気体を注入する場合に比べて、ばねSが丸穴52Aに誘導され易い。
<第4の作用効果>
第4の作用効果は、容器22が、容器22の底壁54の内面(平面)における丸穴52A側(丸穴52Aに近い側)が上側、丸穴52A側の反対側(丸穴52Aに遠い側)が下側となるように、傾いて配置されていることの作用効果である。別言すれば、第4の作用効果は、 容器22が底壁54における穴52A側(丸穴52Aに近い側)が上側、穴52A側の反対側(丸穴52Aに遠い側)が下側となるように、傾いて配置されていることの作用効果である。第4の作用効果については、本実施形態を第4比較形態(図10参照)及び第5比較形態(図11参照)と比較して説明する。
第4比較形態の供給部20D(供給装置10D)の場合、図10に示されるように、容器22は、容器22の底壁54の内面(平面)における丸穴52A側(丸穴52Aに近い側)が下側、丸穴52A側の反対側(丸穴52Aに遠い側)が上側となるように、傾いて配置されている。第4比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様の構成とされている。なお、第4比較形態は、図10に示されるように、パイプ28の一端28A側の部分が容器22(本体50)内にはみ出していないことから、前述の第1の作用効果を奏する形態である。また、第4比較形態は、容器22の内面(内周面)における丸穴52Aの全縁を囲む部分にテーパ部分52Cが形成されていることから、前述の第2の作用効果を奏する形態である。さらに、第4比較形態は、容器22が底壁54及び側壁52を含んで構成され、丸穴52Aが側壁52に形成され、注入部26が丸穴52Aよりも上側から底壁54に向けて気体を注入することから、前述の第3の作用効果を奏する形態である。すなわち、第4比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第4比較形態の場合、注入部26による気体の注入がされていない期間中、複数のばねSは、底壁54の内面における丸穴52A側、すなわち、丸穴52Aの周辺に集まる。そのため、第4比較形態の場合、注入部26による気体の注入がされていない期間中に複数のばねSが丸穴52Aに引っ掛かった状態となり、注入部26による気体の注入が開始されても、ばねSが丸穴52Aを通過できない虞がある。
これに対して、本実施形態の場合、容器22は、図1、図3、図4及び図5に示されるように、容器22の底壁54の内面(平面)における丸穴52A側(丸穴52Aに近い側)が上側、丸穴52A側の反対側(丸穴52Aに遠い側)が下側となるように、傾いて配置されている。そのため、本実施形態の場合、注入部26による気体の注入がされていない期間中、複数のばねSは、底壁54の内面における丸穴52Aの反対側に集まる。すなわち、本実施形態の場合、注入部26による気体の注入がされていない期間中、複数のばねSは、丸穴52Aの周辺に集まることがない(又は集まり難い)。その結果、本実施形態の場合、第4比較形態の場合に比べて、注入部26による気体の注入時にばねSが丸穴52Aを通過し易い。
したがって、本実施形態の場合、容器22の底壁54の内面における丸穴52A側が下側、丸穴52A側の反対側が上側となるように、容器22が傾いて配置されている場合に比べて、丸穴52AにばねSを誘導し易い。
なお、第5比較形態の供給部20E(供給装置10E)の場合、図11に示されるように、容器22は平坦な床の上に水平に配置されている。第5比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様の構成とされている。また、第5比較形態は、第4比較形態の場合と同様の理由で、前述の第1〜第3の作用効果を奏する形態である。すなわち、第5比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第5比較形態の場合、第4比較形態の場合に比べて、注入部26による気体の注入がされていない期間中、複数のばねSが底壁54の内面における丸穴52A側、すなわち、丸穴52Aの周辺に集まり難い。しかしながら、複数のばねSのうち一部のばねSが丸穴52Aの周辺に集まる虞がある。
したがって、本実施形態の場合、容器22が水平に配置されている場合に比べて、ばねSが丸穴52Aに誘導され易い。
<第5の作用効果>
第5の作用効果は、パイプ28における他端28B側に保持部30が設けられていることの作用効果である。第5の作用効果については、本実施形態を後述する第5比較形態(図示省略)と比較して説明する。
第5比較形態の場合、パイプ28における他端28B側に保持部30が設けられていない。また、第5比較形態の場合、センサ40が備えられていない。第5比較形態は、これらの点以外、本実施形態と同様の構成とされている。なお、第5比較形態は、本実施形態の供給部20を備えていることから、前述の第1〜第4の作用効果を奏する形態とされている。すなわち、第5比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第5比較形態の場合、使用者が供給装置10の動作開始ボタン(図示省略)を押すと、使用者が動作停止ボタンを押すまで、制御部45は電磁バルブ62にその弁を開かせて注入部26による気体の注入を継続させる。そして、パイプ28の一端28A側から他端28B側に向かって移動して他端28Bに到達した複数のねじSは、保持されることなくそのままパイプ28の他端28Bから排出される。そのため、使用者は、パイプ28の他端28Bから排出される複数のねじSのうち一部のねじSを取り出すことができる。しかしながら、使用者に受け取られずにパイプ28の他端28Bから排出された残りの一部のねじSは、パイプ28の他端28Bから落ちてしまう。その結果、第5比較形態の場合、結果的に、排出した複数のねじSのうち一部のねじS(使用者が受け取ったねじS)しか、使用者に供給することができない。
これに対して、本実施形態の場合、図1、図2及び図6に示されるように、パイプ28における他端28B側に保持部30が設けられている。そのため、本実施形態の場合、パイプ28の一端28A側から他端28B側に向かって移動して他端28Bに到達した複数のねじSは、保持部30により保持される。そして、使用者は、保持部30に保持されたばねSを容易に取り出すことができる。
したがって、本実施形態によれば、パイプ28の他端28BでばねSを保持しない構成の場合に比べて、ばねSを1個ずつ供給することができる。
<第6の作用効果>
第6の作用効果は、本実施形態の供給装置10がセンサ40を備えていることの作用効果である。別言すると、第6の作用効果は、本実施形態の供給装置10の注入部26は、保持部30に保持されているばねSが取り出されると、容器22内に気体を注入することの作用効果である。第6の作用効果については、本実施形態を後述する第6比較形態(図示省略)と比較して説明する。
第6比較形態の場合、センサ40が備えられていない。第6比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様の構成とされている。なお、第6比較形態は、本実施形態の供給部20を備えていることから、前述の第1〜第4の作用効果を奏する形態とされている。また、第6比較形態は、本実施形態には保持部30が設けられていることから、前述の第5の作用効果を奏する形態である。すなわち、第6比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第6比較形態の場合、センサ40が備えられていないことから、注入部26による気体の注入は本実施形態のように制御されて行われない。具体的に、第6比較形態の場合、注入部26の電磁バルブ62を開閉させるための開閉ボタン(図示省略)を備えており、使用者が当該開閉ボタンを押すことで電磁バルブ62の弁の開閉(注入部26による気体の注入)を行う。すなわち、第6比較形態の場合、使用者は、注入部26による気体の注入のタイミングを調整しなければならない。
これに対して、本実施形態の場合、センサ40が備えられている。そして、保持部30保持されているばねSが例えば使用者の手により取り出されると、センサ40(検出部44)から光LBを検出していないことの信号を送られた制御部45は、注入部26に容器22内への気体の注入をさせる。すなわち、本実施形態の供給装置10(保持部30)の場合、使用者が注入部26による気体の注入のタイミングを調整する必要がない。
したがって、本実施形態によれば、保持部30からばねSが取り出された後、自動的に次のばねSが保持部30に保持される。
<第7の作用効果>
第7の作用効果は、保持部30が、一対の壁32と、ホルダ34とを備え、ホルダ34が一対の壁32を一対の壁32が向き合う方向に押しながら支持して、一対の壁32がばねSを挟んで保持することの作用効果である。第7の作用効果については、本実施形態を後述する第7比較形態(図示省略)と比較して説明する。
第7比較形態の供給装置は、本実施形態の保持部30及びセンサ40に換えて、シャッタ(図示省略)と、センサ(図示省略)とを備えている。シャッタは、各パイプ28の他端28Bに設けられており、例えば、使用者がシャッタの開閉ボタン(図示省略)を押すと、パイプ28の他端28Bを定められた期間開口させる蓋とされている。そして、使用者がボタンを押すと、制御部45は、当該期間電磁バルブ62の弁を開いて注入部26による気体の注入をさせるようになっている。センサは、パイプ28における他端28B側のばねSが保持される部分に対向して配置されており、当該部分でのばねSの有無を検知するようになっている。また、センサは、当該部分でのばねSの有無の検知に応じた信号を常時(定められた時間間隔で)制御部45に送るようになっている。当該信号が送られた制御部45は、センサから送られる信号がばねSがないことの信号である場合、電磁バルブ62の弁を開いて注入部26による気体の注入をさせるようになっている(逆の場合は注入部26による気体の注入をさせないようになっている)。
以上の構成により、第7比較形態の場合、使用者がボタンを押してシャッタが開くとパイプ28の他端28B側で保持されていたばねSが注入部26から注入される気体により押されてパイプ28の他端28Bから排出される。第7比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様の構成とされている。なお、第7比較形態は、本実施形態の供給部20を備えていることから、前述の第1〜第4の作用効果を奏する形態とされている。すなわち、第7比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第7比較形態の場合、前述のシャッタと、シャッタの開閉ボタンと、センサとを用いて、ばねSをパイプ28の他端28B側に保持する。別の見方をすると、ばねSをパイプ28の他端28B側に保持するためには、少なくとも、シャッタ、シャッタの開閉ボタン及びセンサを必要とする。
これに対して、本実施形態の場合、パイプ28を移動して他端28Bまで到達したばねSは、少なくとも、一対の壁32と、ホルダ34とを備えた保持部30により保持できる(図6参照)。
したがって、本実施形態によれば、パイプ28の他端を開閉するシャッタ、パイプ28の他端28B側にばねSがあることを検知するセンサ、及び、シャッタの開閉ボタンを備え、シャッタ及びセンサを制御してばねSを保持する構成に比べて、簡単な構成でばねSを保持することができる。
なお、第7比較形態の場合、パイプ28の他端28Bにシャッタが設けられていることから、本実施形態のようにばねSを一対の壁32の先端からはみ出させた状態で保持することができない。これに対して、本実施形態の場合、図6に示されるように、保持部30の一対の壁32に挟まれたばねSは、一対の壁32の先端からはみ出した状態で保持される。そして、本実施形態の場合、ばねSを一対の壁32の先端からはみ出させて保持できることから、使用者が保持部30(一対の壁32)からばねSを取り出し易いといえる。
以上が、本実施形態の作用効果についての説明である。
以上のとおり、本発明を特定の実施形態を例として説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
本実施形態では、ばねSを部品の一例として説明した。しかしながら、容器22内に収容されている複数個の部品を定められた姿勢で供給することができれば、部品の他の一例はばねSでなくてもよい。例えば、部品の他の一例は、ピン、電子部品その他の部品であってもよい。
本実施形態では、特定の形態の供給部20を例示して説明した。しかしながら、供給部20を構成する容器22にばねSが通過する52Aが形成されており、ばねSを収容する機能を有すれば、容器22の形状、ばねSが通過する丸穴52Aが形成されている位置、丸穴52Aの個数その他の設計事項は、本実施形態の容器22と異なっていてもよい。例えば、容器22は球状、直方体状その他の形状であってもよい。また、ばねSが通過する丸穴52Aは、蓋56に形成されていてもよい。
本実施形態では、特定の形態の供給部20を例示して説明した。しかしながら、注入部26がばねSを撹拌させるための気体を容器22内に注入する機能を有すれば、容器22における注入部26の取り付け位置、気体の注入方向等は本実施形態の場合と異なっていてもよい。例えば、容器22における軸方向の底壁54側に取り付けられていてもよい。また、注入部26による気体の注入方向は、側壁52に向いていてもよい。
本実施形態の供給装置10は、供給部20と、保持部30とを含んで構成されているとし、供給部20は、注入部26を含んで構成されているとして説明した。しかしながら、注入部26は、容器22を介して複数のパイプ28の一端28A側に気体を注入する機能を有する。また、保持部30は、注入部26によりパイプ28の一端28Aから注入された気体を利用して保持部30にばねSを保持させる。すなわち、本実施形態の説明と別の見方をすれば、保持部30は、注入部26及び注入部26を制御する制御部45と協働して、ばねSを保持すると捉えることもできる。以上より、保持部30と、注入部26と、注入部26を制御する制御部45とを含む構成を、保持装置70(図1参照)として捉えてもよい。なお、保持部30と、注入部26と、注入部26を制御する制御部45とを含んで構成される保持装置の場合、パイプ28の一端28Aが容器22内にはみ出した状態であっても、第7の作用効果を奏するといえる。
10 供給装置
22 容器
26 注入部
28 パイプ(管の一例)
28A 一端
28B 他端
30 保持部
32 一対の壁
34 ホルダ(支持部の一例)
52A 丸穴(穴の一例)
52C テーパ部分(容器の内面における穴の全縁を囲む部分)
54 底壁(異なる壁の一例)
S ねじ(部品の一例)

Claims (4)

  1. 底壁を含む複数の壁を有し、該底壁とは異なる壁に部品が通過する穴が形成され、部品を収容する容器であって、該底壁における該穴側が上側、該穴側の反対側が下側となるように傾いて配置される容器と、
    部品を撹拌させる気体を該容器内に該底壁に向けて注入する注入部と、
    一端が該穴に接続され、該穴を通過した部品を該容器外の他端まで移動させるための管と、
    を備えた供給装置。
  2. 前記容器の内面における前記穴の全縁を囲む部分は、テーパ状に凹んでいる、
    請求項1に記載の供給装置。
  3. 前記管における前記他端には、前記管を移動して前記他端に到達した前記部品を保持する保持部が設けられている、
    請求項1又は2に記載の供給装置。
  4. 前記注入部は、前記保持部に保持されている前記部品が取り出されると、前記容器内に気体を注入する、
    請求項に記載の供給装置。
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