JP7230728B2 - 移動体システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動体の走行を制御する技術に関する。
特許文献1には、利用者が乗降可能な小型移動体を走行させて、街中やショッピングモールなどを回遊する利用者の回遊行動を支援する回遊支援システムが開示される。この回遊支援システムは、予め設定された複数の地点を経由する閉ループ路と、閉ループ路上を低速で自走する複数の小型移動体とを含む。利用者が小型移動体に乗車するときに小型移動体に設けられた利用者操作部を操作することで、小型移動体の速度が所定時間低下する。
特開2016-45805号公報
歩行速度は人によって異なるため、移動体の速度を低下させても、低下した移動体の速度より歩行速度が遅い人は移動体に乗車しにくい可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、より走行中の移動体に乗車しやすくできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の移動体システムは、走行中にユーザが乗降可能な移動体の走行を制御する走行制御部と、前記移動体に向かっているユーザの歩行速度を取得する歩行速度取得部と、を備える。前記走行制御部は、前記移動体の走行速度を取得された歩行速度より低下させる。前記移動体システムは、歩行速度が前記移動体の定常速度より低いユーザの乗車時の前記移動体の走行速度を、当該ユーザを特定するための情報に関連付けて保持する速度保持部と、降車意思を表す予め定められた行動を取った乗車中のユーザを検出するユーザ検出部と、をさらに備える。降車意思を表す行動を取ったユーザが検出された場合、前記走行制御部は、当該ユーザを特定するための情報に関連付けられた走行速度を前記速度保持部から取得し、前記移動体の走行速度を取得された走行速度に低下させる。
この態様によると、移動体の走行速度が移動体に向かっているユーザの歩行速度より低下するので、ユーザは、より走行中の移動体に乗車しやすくなる。
ユーザを特定するための情報は、前記移動体上のユーザの乗車位置であってもよく、前記ユーザ検出部は、検出したユーザの前記移動体上の乗車位置を特定してもよい。
前記移動体システムは、前記移動体に乗車したユーザの携帯端末と無線通信し、当該ユーザを特定するための情報である当該ユーザの識別情報を取得する近距離無線通信部をさらに備えてもよい。降車意思を表す行動は、ユーザが前記携帯端末に所定の操作を行うことであり、前記携帯端末は、前記所定の操作が行われると、操作信号にユーザの識別情報を添付して前記近距離無線通信部に送信してもよい。前記ユーザ検出部は、前記近距離無線通信部で前記操作信号が受信された場合、降車意思を表す行動を取った乗車中のユーザを検出し、当該操作信号に添付された当該ユーザの識別情報を取得してもよい。
前記移動体の走行速度を前記速度保持部から取得された走行速度に低下させた場合、ユーザが前記移動体から降車したことが特定されると、前記走行制御部は、前記移動体の走行速度を定常速度に戻してもよい。
前記速度保持部は、歩行速度が定常速度以上であるユーザの乗車時の前記移動体の走行速度を保持せず、降車意思を表す行動を取ったユーザが検出された場合、当該ユーザを特定するための情報に関連付けられた走行速度が前記速度保持部から取得されなければ、前記走行制御部は、前記移動体の走行速度を定常速度に維持してもよい。
本発明によれば、より走行中の移動体に乗車しやすくできる。
実施の形態に係る移動体システムの構成の概要を示す図である。 図1の移動体の斜視図である。 図1の複数の移動体が走行する施設の平面図である。 図1の移動体とサーバ装置の機能構成を示す図である。 図1の移動体の車体の台座を示す上面図である。 図1の移動体におけるユーザの乗車時の処理を示すフローチャートである。 図1の移動体におけるユーザの降車時の処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る移動体、サーバ装置および携帯端末の機能構成を示す図である。
図1は、実施の形態に係る移動体システム1の構成の概要を示す。移動体システム1は、複数の移動体10、サーバ装置12および無線局16を備える。サーバ装置12および無線局16は、インターネットなどのネットワークを介して接続される。移動体10の通信部は、無線通信機能を有しており、基地局である無線局16経由でサーバ装置12と接続する。
複数の移動体10は、歩行路や広場などを時速3~5キロメートル程度の予め定められた定常速度で自動的に走行可能である。複数の移動体10は、複数の人が集まる施設またはイベント会場などの中の歩行路や広場などを走行してもよいし、駅前周辺で複数の店舗などを巡るように巡回してもよいし、駅から施設またはイベント会場などの間を往復してもよい。施設は、たとえばテーマパーク、遊園地、複合商業施設、ショッピングセンタ、アウトレットモールなどである。以下、移動体10は施設内を走行する一例を説明する。サーバ装置12はデータセンタに設置される。
図2は、図1の移動体10の斜視図である。図2では移動体10にユーザが乗車した状態を示す。移動体10は歩行者がいる路面を歩行者と同程度の速度で走行し、人は走行中に自由に乗降可能である。
移動体10は、車輪20、車体22、手すり24および情報処理装置26を備える。情報処理装置26は、受付部36、撮像部42、出力部44を有する。車輪20は、四輪であり、車体22に設けられたモータにより回転する。車体22は、走行中に利用者が乗降できるように略平板状に形成された台座を有し、起立した4~6名程度のユーザを乗せられる大きさである。車体22内部にはモータ、バッテリおよび走行制御部が収容される。
手すり24は、車体22から立設した一対の支柱と、一対の支柱を連結する横棒とを有する。ユーザは手すり24を把持して乗車姿勢を安定させる。手すり24には、情報処理装置26が固定される。受付部36および出力部44は、タッチ入力可能な表示パネルである。受付部36は、ユーザによる入力を受け付ける。
撮像部42は、周囲を撮像するカメラである。撮像部42は、移動体10の周囲と、移動体10の台座上を撮像可能である。撮像部42は複数設けられてもよい。また、情報処理装置26には、サーバ装置12と通信する通信部が設けられる。通信部は、受付部36により受け付けられた受付情報をサーバ装置12に送信し、サーバ装置12から情報を受信する。
図3は、図1の複数の移動体10が走行する施設100の平面図である。複数の移動体10は、互いに間隔を空けて、歩行路上の予め定められた閉ループの第1走行経路82を周回している。別の複数の移動体10は、歩行路上の自由な経路を走行している。
歩行者は、走行中の移動体10に自由に乗降できる。歩行者は、第1走行経路82を周回している移動体10に乗車するだけで第1走行経路82上の所望の位置まで移動できる。また、歩行者は、自由な経路を走行する移動体10に乗車し、目的地を受付部36に入力することで、移動体10は目的地まで自動運転により走行し、目的地まで移動できる。移動体10は、乗車しようとしている歩行者の歩行速度より走行速度を低下させ、歩行者が乗車しやすくする。
図4は、図1の移動体10とサーバ装置12の機能構成を示す。図4において、さまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
移動体10は、制御装置25および情報処理装置26を備える。制御装置25は、移動体10の走行を制御する。制御装置25は、位置取得部30、走行制御部32、経路保持部34、経路導出部50、画像認識部52、第1ユーザ検出部54、歩行速度取得部56、乗降特定部58、第2ユーザ検出部60、速度保持部62および地図情報保持部64を備える。情報処理装置26は、通信部28、受付部36、撮像部42および出力部44を備える。サーバ装置12は、通信部70および移動体管理部72を備える。
移動体10の位置取得部30は、GPS(Global Positioning System)を用いて移動体10の位置情報を取得し、取得した位置情報を走行制御部32に供給する。
経路保持部34は、走行制御部32での走行制御に用いられる走行経路情報を保持する。走行経路情報は、移動体10の走行の目標となる経路を示す。走行経路情報は、経路保持部34に予め保持されてもよいし、サーバ装置12から受け取ってもよいが、いずれにしても経路保持部34に保持される。走行経路情報は、複数種類保持されてよく、時間帯や位置に応じていずれかに設定されてよい。撮像部42は、移動体10の周辺を撮像し、撮像画像を取得し、撮像画像を走行制御部32と画像認識部52に供給する。
走行制御部32は、移動体10の走行を走行経路情報にもとづいて制御する。走行制御部32は、位置情報および撮像画像を用いて走行経路情報にしたがって走行するように、移動体10の舵角および速度を制御する。走行制御部32は、走行経路から所定間隔以上離れなければ、撮像画像から取得した走行環境情報をもとに、歩行者に対して一時停止、回避または接近するように制御してよい。また、走行制御部32は、走行経路だけでなく、走行速度も設定された走行情報にもとづいて制御してよい。
自由な経路を走行する場合、走行制御部32は、走行経路情報を用いずに、撮像画像から取得した走行環境情報をもとに、歩行者に対して一時停止、回避または接近するように制御する。
出力部44は、移動体10の現在位置付近の情報をユーザに対して出力する。現在位置付近の情報は、現在位置付近の店舗情報または現在位置付近で提供される娯楽サービスの情報などを含む。出力部44は、表示部46およびスピーカ48を含む。表示部46は、現在位置付近の情報を表示する。スピーカ48は、現在位置付近の情報を音声で出力する。
通信部28は、サーバ装置12の通信部70と情報を通信する。通信部28から送信される情報には移動体10の識別情報が付されており、サーバ装置12が移動体10を識別可能にしている。通信部28は、移動体10の位置情報および走行経路情報を送信する。
サーバ装置12の通信部70は、それぞれの移動体10から位置情報および走行経路情報を受信し、受信した情報を移動体管理部72に供給する。
移動体管理部72は、複数の移動体10を管理する。移動体管理部72は、それぞれの移動体10に関して、移動体10の位置情報および移動体10の走行経路情報を移動体10の識別情報に関連付けて保持する。
移動体管理部72は、施設の管理者の指示を受け付け、受け付けた指示にしたがい複数の移動体10を、第1走行経路を走行する移動体10と、自由な経路を走行する移動体10とに分け、走行すべき経路の指示をそれぞれの移動体10に送る。移動体10の走行制御部32は、送信された指示にしたがった経路を走行するよう移動体10の走行を制御する。
移動体10が自由な経路を走行する場合、受付部36は、ユーザによる目的地の入力を受け付け、受け付けた目的地の情報を経路導出部50に供給する。受付部36は、例えば、タッチ入力可能な表示パネルや、マイクロフォンによってユーザによる入力を検出する。移動体10が第1走行経路を周回走行する場合、受付部36は、目的地の入力を受け付けない。
経路導出部50は、現在位置から目的地に向かう第2走行経路を導出する。経路導出部50は、移動体10の位置情報、目的地、地図情報保持部64に保持される地図情報にもとづいて移動体10を目的地に向かわせる経路を導出する。地図情報は、移動体10が走行可能なエリアを定めた情報を含む。走行制御部32は、第2走行経路が導出された場合、第2走行経路に沿って移動体10を走行させる。
画像認識部52は、撮像部42による移動体10の周囲の撮像画像に含まれる人物を画像認識し、第1画像認識結果を第1ユーザ検出部54と歩行速度取得部56に供給する。画像認識部52は、撮像部42による移動体10の台座上の撮像画像を画像認識し、第2画像認識結果を乗降特定部58と第2ユーザ検出部60に供給する。
第1ユーザ検出部54は、第1画像認識結果に基づいて、乗車意思を表す予め定められた第1の行動を取って移動体10に向かっているユーザを検出する。撮像画像は移動体10の周囲の画像であるため、移動体10の進行方向、後方、側方などの任意の方向から移動体10に向かっているユーザを検出できる。第1の行動は、たとえば移動体10を凝視する行動、または、手を挙げる行動などである。
歩行速度取得部56は、第1画像認識結果に基づいて、第1ユーザ検出部54で検出されたユーザの歩行速度を取得し、取得した歩行速度を走行制御部32に供給する。歩行速度は絶対速度である。歩行速度の取得には、周知の画像処理技術を用いることができる。あるいは、物体の速度を検出する超音波センサなどの複数の速度センサをそれぞれ異なる方向に向けて移動体10に搭載してもよい。この場合、歩行速度取得部56は、第1ユーザ検出部54で検出されたユーザの方向の速度センサの検出結果にもとづいて、ユーザの相対速度を導出し、検出されたユーザの相対速度と移動体10の走行速度とにもとづいて歩行速度を取得してもよい。
走行制御部32は、供給された歩行速度が移動体10の定常速度より低い場合、移動体10の走行速度を歩行速度より低下させる。走行制御部32は、走行速度を予め定められた速度だけ歩行速度より低下させる。予め定められた速度は、たとえば時速0.1~0.5キロメートル程度でよく、実験などにより適宜決定できる。これにより、子供連れのユーザや高齢者などの歩行が比較的遅いユーザであっても、走行中の移動体10に乗車しやすくなる。ユーザ毎に走行速度を設定するので、走行速度が高すぎて乗車しにくいことや、走行速度が必要以上に低すぎることを抑制できる。走行制御部32は、変更した走行速度を速度保持部62に供給する。
供給された歩行速度が定常速度以上の場合、走行制御部32は、移動体10の走行速度を定常速度に維持する。定常速度以上で歩行するユーザは定常速度の移動体10に容易に乗車しやすいため、走行速度を変更しない。これにより、不要な加速を抑制し、移動体10のバッテリの電力を節約できる。
このように、移動体10は、第1の行動を取って移動体10へ向かっているユーザが検出されるまで定常速度で走行し、当該ユーザが検出され、当該ユーザの歩行速度が定常速度より低い場合、当該歩行速度に応じて走行速度を低下させる。ここで、移動体10に設けられたスイッチを操作して走行速度を低下させる比較例を考える。この比較例では、乗車しようとするユーザはスイッチを操作しにくく、特に走行速度よりも歩行速度が遅いユーザが移動体10を追いかける状況では、スイッチを操作できない可能性が高い。本実施の形態では、乗車前のスイッチ操作が必要ないため、走行速度よりも歩行速度が遅いユーザが移動体10を追いかける場合にも、乗車しやすくなる。
走行制御部32が走行速度を低下させた場合、乗降特定部58は、第2画像認識結果に基づいて、ユーザが移動体10に乗車したことを特定し、ユーザの移動体10上の乗車位置を特定し、特定した乗車位置を速度保持部62に供給する。
図5は、図1の移動体10の車体22の台座を示す上面図である。図5では、手すり24と情報処理装置26は図示を省略している。移動体10の台座は複数の乗車エリアA1からA6に予め区画される。ユーザは、いずれかの乗車エリアに乗車することが想定される。複数の乗車エリアA1からA6は、ユーザが認識可能な着色した線L1などにより区画されてよい。乗降特定部58は、いずれかの乗車エリアを乗車位置として特定する。乗車エリアの形状や配置は任意であり、その数は移動体10の定員に応じて定められる。
図4に戻る。乗降特定部58においてユーザの乗車が特定された場合、走行制御部32は、走行速度を定常速度に戻す。これにより、ユーザが乗車するまでの必要な期間に限り走行速度を低下させることができる。
速度保持部62は、歩行速度が定常速度より低いユーザの乗車時の移動体10の走行速度を、当該ユーザを特定するための情報に関連付けて保持する。ユーザを特定するための情報は、移動体10上のユーザの乗車位置である。速度保持部62は、歩行速度が定常速度以上であるユーザの乗車時の走行速度を保持しない。
乗車中のユーザは、降車しようとする場合、走行速度を低下させることを希望すれば、降車意思を表す予め定められた第2の行動を取ることが想定される。第2の行動は、手を挙げる、手を振るなどの行動である。
第2ユーザ検出部60は、第2画像認識結果に基づいて、第2の行動を取った乗車中のユーザを検出し、当該ユーザの移動体10上の乗車位置を特定する。第2ユーザ検出部60は、特定されたユーザの移動体10上の乗車位置を走行制御部32に供給する。
あるいは、移動体10の複数の乗車エリアのそれぞれにおいて台座に圧力センサを設けてもよい。ユーザは、降車しようとするとき、乗車位置付近の圧力センサを連続して所定回数踏みつける第2の行動を取ることが想定される。この場合、第2ユーザ検出部60は、それぞれの圧力センサの検出値にもとづいて、第2の行動を取ったユーザを検出し、検出されたユーザの移動体10上の乗車位置を特定する。
また、複数の乗車エリアのそれぞれに押しボタンスイッチなどの操作部を設けてもよい。たとえば、それぞれの乗車エリアに手すりを配置し、それぞれの手すりに操作部が配置されてもよい。ユーザは、降車しようとするとき、乗車中の乗車エリアの操作部を操作する第2の行動を取ることが想定される。この場合、第2ユーザ検出部60は、それぞれの操作部の出力信号にもとづいて、第2の行動を取ったユーザを検出し、検出されたユーザの移動体10上の乗車位置を特定する。
第2の行動を取ったユーザが検出された場合、走行制御部32は、当該ユーザの乗車位置に関連付けられた走行速度を速度保持部62から取得し、移動体10の走行速度を取得された走行速度に低下させる。これにより、降車しようとしているユーザは、自身の歩行速度より遅く走行する移動体10から降りやすくなる。複数のユーザが乗車していても、降車しようとしているユーザの乗車時の走行速度を取得できる。
ユーザの乗車位置に関連付けられた走行速度が取得されない場合、走行制御部32は、走行速度を定常速度に維持する。既述のように、歩行速度が定常速度以上であるユーザの乗車時には走行速度は変更されず、走行速度は速度保持部62に保持されない。そのため、このようなユーザの降車意思が検出されたとしても、走行速度は変更されない。
走行速度を低下させた場合、乗降特定部58においてユーザが移動体10から降車したことが特定されると、走行制御部32は、走行速度を定常速度に戻す。これにより、ユーザが降車するまでの必要な期間に限り走行速度を低下させることができる。走行制御部32は、降車したユーザの乗車位置に関連付けられた走行速度を速度保持部62に削除させる。
図6は、図1の移動体10におけるユーザの乗車時の処理を示すフローチャートである。図6の処理は、移動体10の走行中に繰り返し実行される。
第1の行動を取って移動体10へ向かっているユーザが検出されなければ(S10のN)、S10に戻る。第1の行動を取って移動体10へ向かっているユーザが検出されると(S10のY)、歩行速度取得部56は、このユーザの歩行速度を取得し(S12)、歩行速度が定常速度より低ければ(S14のY)、走行制御部32は、走行速度を歩行速度より低下させる(S16)。ユーザが移動体10に乗車していなければ(S18のN)、S18に戻る。ユーザが乗車した場合(S18のY)、走行制御部32は、走行速度を定常速度に戻し(S20)、速度保持部62は、ユーザの乗車時の走行速度をユーザの乗車位置に関連付けて保持し(S22)、本処理を終える。一方、S12で取得した歩行速度が定常速度以上である場合(S14のN)、本処理を終える。
図7は、図1の移動体10におけるユーザの降車時の処理を示すフローチャートである。図7の処理は、移動体10の走行中に繰り返し実行される。
第2の行動を取った乗車中のユーザが検出されなければ(S30のN)、S30に戻る。第2の行動を取った乗車中のユーザが検出された場合(S30のY)、このユーザの乗車位置に関連付けられた走行速度が速度保持部62に保持されていれば(S32のY)、走行制御部32は、走行速度をこのユーザの乗車位置に関連付けられた走行速度に制御し(S34)、ユーザが移動体10から降車していなければ(S36のN)、S36に戻る。ユーザが移動体10から降車した場合(S36のY)、走行制御部32は、走行速度を定常速度に戻し(S38)、本処理を終える。一方、ユーザの乗車位置に関連付けられた走行速度がない場合(S32のN)、本処理を終える。
本実施の形態によれば、様々な歩行速度のユーザが走行中の移動体に乗車しやすくなる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、ユーザの携帯端末と通信することでユーザの乗降を特定することが第1の実施の形態と異なる。以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図8は、第2の実施の形態に係る移動体10、サーバ装置12および携帯端末90の機能構成を示す。情報処理装置26は、近距離無線通信部40をさらに備える。
画像認識部52は、撮像部42による移動体10の周囲の撮像画像に含まれる人物を画像認識し、移動体10の台座上の撮像画像を画像認識しない。なお、移動体10の台座は複数の乗車エリアに区画されない。
近距離無線通信部40は、例えばブルートゥース(登録商標)などの通信規格を用いて数メートルでの無線通信を可能とし、移動体10に乗車したユーザのスマートフォンなどの携帯端末90と通信し、ユーザの識別情報を取得する。この場合、近距離無線通信部40は、移動体10の台座内に位置する携帯端末90と通信可能であり、台座外に位置する携帯端末90とは通信不可能に構成されている。そのため、ユーザが移動体10に乗車すると無線通信が開始され、移動体10から降車すると無線通信が途切れる。近距離無線通信部40は、複数のユーザの複数の携帯端末90のそれぞれと通信できる。
走行制御部32が走行速度を低下させ、かつ、近距離無線通信部40でユーザの識別情報が取得された場合、乗降特定部58は、歩行速度が定常速度より低いユーザが移動体10に乗車したことを特定する。乗降特定部58は、携帯端末90から取得したユーザの識別情報を速度保持部62に供給する。近距離無線通信部40で無線通信が途切れた場合、乗降特定部58は、ユーザが移動体10から降車したことを特定する。
速度保持部62は、歩行速度が定常速度より低いユーザの乗車時の移動体10の走行速度を、当該ユーザの識別情報に関連付けて保持する。つまり、ユーザの識別情報がユーザを特定するための情報に相当する。
乗車中のユーザは、降車しようとする場合、自身の携帯端末90に所定の操作を行う第2の行動を取ることが想定される。携帯端末90は、所定の操作が行われると、操作信号にユーザの識別情報を添付して近距離無線通信部40に送信する。
第2ユーザ検出部60は、近距離無線通信部40で操作信号が受信された場合、第2の行動を取った乗車中のユーザを検出し、操作信号に添付されたユーザの識別情報を取得する。第2ユーザ検出部60は、取得したユーザの識別情報を走行制御部32に供給する。
第2の行動を取ったユーザが検出された場合、走行制御部32は、当該ユーザの識別情報に関連付けられた走行速度を速度保持部62から取得し、移動体10の走行速度を取得した走行速度に制御する。ユーザの識別情報に関連付けられた走行速度が取得されない場合、走行制御部32は、走行速度を定常速度に維持する。
本実施の形態によれば、ユーザが乗車後に台座上で移動しても、このユーザの乗車時の走行速度を取得できる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態はあくまでも例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、第1および第2の実施の形態では、移動体10はGPSを用いた位置情報をもとに第1走行経路82に沿って走行するが、第1走行経路82に沿って磁気テープなどのベルトが設けられてもよい。この場合、移動体10はベルトに沿って周回走行する。移動体10は、ベルトから生じる磁界をもとにベルトに追従するよう走行してもよく、画像解析により検出したベルトに追従するよう走行してもよい。
また、第1および第2の実施の形態において、周回走行中の移動体10に乗車した歩行速度が定常速度より低いユーザは、乗車時に受付部36に降車希望地点を入力してもよい。速度保持部62は、このユーザの乗車時の走行速度を、受付部36が受け付けた降車希望地点に関連付けて保持する。移動体10の位置が降車希望地点から所定距離以内にある場合、走行制御部32は、この降車希望地点に関連付けられた走行速度に移動体10の走行速度を制御する。移動体10の位置が降車希望地点から所定距離以上離れている場合、走行制御部32は、走行速度を定常速度に制御する。この場合、第2ユーザ検出部60は設けなくてよい。
第1および第2の実施の形態において、制御装置25における走行経路の導出処理は、サーバ装置12で実行されてもよい。この場合、経路導出部50、地図情報保持部64はサーバ装置12に搭載され、サーバ装置12は、受付部36が受け付けた目的地の情報を受信し、走行経路を導出し、導出した走行経路の情報を移動体10に送信する。
第1の実施の形態において、制御装置25における移動体10に向かっているユーザを検出し、その歩行速度を取得する処理は、サーバ装置12で実行されてもよい。この場合、画像認識部52、第1ユーザ検出部54および歩行速度取得部56はサーバ装置12に搭載される。移動体10は撮像画像をサーバ装置12に送信し、サーバ装置12は、撮像画像をもとに取得した歩行速度を移動体10に送信し、走行制御部32は送信された歩行速度をもとに移動体10の走行速度を制御する。あるいは、サーバ装置12は、取得した歩行速度が定常速度より低い場合、取得した歩行速度より予め定められた速度だけ低い移動体10の走行速度を導出する速度導出部を有し、導出された走行速度を移動体10に送信し、走行制御部32は移動体10の走行速度を送信された走行速度に制御してもよい。第1の実施の形態では、これらに加えて、ユーザの乗降を特定する処理、第2の行動を取った乗車中のユーザを検出する処理もサーバ装置12で実行されてよい。この場合、乗降特定部58および第2ユーザ検出部60はサーバ装置12に搭載される。
第1および第2の実施の形態において、ユーザの乗車時の走行速度を保持する処理は、サーバ装置12で実行されてもよい。速度保持部62は、サーバ装置12に設けられ、複数の移動体10のそれぞれに関して、ユーザの乗車時の移動体10の走行速度を、当該ユーザを特定するための情報に関連付けて保持する。
第1および第2の実施の形態において、サーバ装置12は設けなくてもよい。この場合、予め管理者がそれぞれの移動体10に走行経路を設定する。これらの変形例では、移動体システム1の構成の自由度を向上できる。
1…移動体システム、10…移動体、12…サーバ装置、30…位置取得部、32…走行制御部、34…経路保持部、36…受付部、40…近距離無線通信部、42…撮像部、50…経路導出部、52…画像認識部、54…第1ユーザ検出部、56…歩行速度取得部、58…乗降特定部、60…第2ユーザ検出部、62…速度保持部、64…地図情報保持部、90…携帯端末。

Claims (5)

  1. 移動体システムであって、
    走行中にユーザが乗降可能な移動体の走行を制御する走行制御部と、
    前記移動体に向かっているユーザの歩行速度を取得する歩行速度取得部と、を備え、
    前記走行制御部は、前記移動体の走行速度を取得された歩行速度より低下させ
    前記移動体システムは、
    歩行速度が前記移動体の定常速度より低いユーザの乗車時の前記移動体の走行速度を、当該ユーザを特定するための情報に関連付けて保持する速度保持部と、
    降車意思を表す予め定められた行動を取った乗車中のユーザを検出するユーザ検出部と、をさらに備え、
    降車意思を表す行動を取ったユーザが検出された場合、前記走行制御部は、当該ユーザを特定するための情報に関連付けられた走行速度を前記速度保持部から取得し、前記移動体の走行速度を取得された走行速度に低下させる、
    ことを特徴とする移動体システム。
  2. ユーザを特定するための情報は、前記移動体上のユーザの乗車位置であり、
    前記ユーザ検出部は、検出したユーザの前記移動体上の乗車位置を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体システム。
  3. 前記移動体に乗車したユーザの携帯端末と無線通信し、当該ユーザを特定するための情報である当該ユーザの識別情報を取得する近距離無線通信部をさらに備え、
    降車意思を表す行動は、ユーザが前記携帯端末に所定の操作を行うことであり、
    前記携帯端末は、前記所定の操作が行われると、操作信号にユーザの識別情報を添付して前記近距離無線通信部に送信し、
    前記ユーザ検出部は、前記近距離無線通信部で前記操作信号が受信された場合、降車意思を表す行動を取った乗車中のユーザを検出し、当該操作信号に添付された当該ユーザの識別情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体システム。
  4. 前記移動体の走行速度を前記速度保持部から取得された走行速度に低下させた場合、ユーザが前記移動体から降車したことが特定されると、前記走行制御部は、前記移動体の走行速度を定常速度に戻す、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の移動体システム。
  5. 前記速度保持部は、歩行速度が定常速度以上であるユーザの乗車時の前記移動体の走行速度を保持せず、
    降車意思を表す行動を取ったユーザが検出された場合、当該ユーザを特定するための情報に関連付けられた走行速度が前記速度保持部から取得されなければ、前記走行制御部は、前記移動体の走行速度を定常速度に維持する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の移動体システム。
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