JP7230455B2 - 地中構造物の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、地盤改良体を用いた地中構造物を構築するための地中構造物の構築方法に関する。
従来より、地中にソイルセメントよりなる地盤改良体を造成し、これを利用して仮設の山留壁等を構築する方法が広く知られている。例えば特許文献1では、ソイルセメント構造物を構成する地盤改良体を、小型の地盤改良装置にて造成する方法が開示されている。
具体的には、下端部近傍に掘削ビットを備えるロッドに起振力を伝達する起振装置を接続し、ロッドに上下方向の起振力を付与しながら回転させることにより地盤を削孔しつつロッドの先端よりセメントミルクを吐出し、掘削土とセメントミルクを混合撹拌して地盤中にソイルセメントよりなる地盤改良体を造成する。
特許第5443928号公報
上記特許文献1の方法は、小型の地盤改良装置を使用して地盤改良体を造成できることから、施工対象領域が狭隘な敷地に位置する場合に適した方法であるといえる。
しかし、地盤を削孔しながらセメントミルクを吐出するため、セメントミルクと掘削土の混合物は撹拌終了直後から硬化が始まる。したがって、例えば、地盤改良体に芯材を備える地中構造物を構築しようとする場合、セメントミルクと掘削土との混合物に対して速やかに芯材を貫入して建て込まなければならず、建て込み作業が煩雑となりやすい。
さらに、地中構造物が深度方向に長大である場合には、芯材の建て込み作業に時間を要することからソイルセメントの硬化が進行して所定の深さまで貫入できずに高止まりが生じることも想定され、地中構造物に高い品質を確保することが困難となりやすい。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、地盤改良体を用いた地中構造物を効率よく構築することの可能な、地中構造物の構築方法を提供することである。
かかる目的を達成するため、本発明の地中構造物の構築方法は、地盤改良体を用いた地中構造物を構築する地中構造物の構築方法であって、調整液を供給しながら、回転させた削孔撹拌装置の掘削撹拌部にて地盤を削孔し、掘削土混じりの調整液で満たされた地中孔を構築する工程と、該地中孔に、エア噴射管と固化液吐出管を備えた芯材を建て込む工程と、前記地中孔を満たす前記掘削土混じりの調整液の一部を、前記固化液吐出管より供給したセメント系固化液置換する工程と、孔底にて圧縮空気を前記エア噴射管より噴射して前記地中孔内に上昇流を生じさせ、前記セメント系固化液と前記掘削土混じりの調整液とを混合撹拌する工程と、を備えることを特徴とする。
上述する本発明の地中構造物の構築方法によれば、芯材を、セメント系固化液が混合されていない状態の掘削土混じりの調整液で満たされた地中孔に建て込むことができる。これにより、セメント系固化液の硬化に起因する作業時間の制約を受けることなく芯材を建て込むことができるため、芯材の建て込み作業に係る自由度を高めることが可能となる。また、不慮の事態に対応して芯材の建て込み作業を中断することもでき、地中構造物の施工性を大幅に向上することが可能となる。
また、孔底にて圧縮空気を噴射して前記地中孔内に上昇流を生じさせることにより、地中孔内で掘削土混じりの調整液とセメント系固化液とを混合撹拌する。これにより、地中孔には高さ方向に均質な混合物が作製することができ、硬化後の地盤改良体に高い品質を確保することが可能となる。
本発明の地中構造物の構築方法は、前記芯材を建て込む工程では、前記掘削土混じりの調整液で満たされた地中孔内で、複数の芯材分割体を継ぎ足すことにより芯材を構築し建て込むことを特徴とする。
上述する本発明の地中構造物の構築方法によれば、施工対象領域が空頭制限のある敷地に位置していても、深度方向に長大な地中構造物を効率よく構築することが可能となる。
本発明によれば、芯材を、セメント系固化液が混合されていない状態の掘削土混じりの調整液で満たされた地中孔に建て込むことから、セメント系固化液の硬化に起因する作業時間の制約を受けることなく芯材を建て込むことができる。これにより、芯材の建て込み作業に係る自由度を高めて施工性を大幅に向上でき、効率よく地中構造物を構築することが可能となる。
本発明の実施の形態における地中構造物の概略を示す図である。 本発明の実施の形態における地盤に地中孔を構築する様子を示す図である(その1)。 本発明の実施の形態における地盤に地中孔を構築する様子を示す図である(その2)。 本発明の実施の形態における地中孔に芯材を建て込む様子を示す図である(その1)。 本発明の実施の形態における地中孔に芯材を建て込む様子を示す図である(その2)。 本発明の実施の形態における地中孔を満たす掘削土まじりの調整液の一部をセメント系固化液に置換する様子を示す図である。 本発明の実施の形態における地中孔を満たす掘削土まじりの調整液とセメント系固化液とを混合撹拌する様子を示す図である。 本発明の実施の形態における地中構造物の構築方法により試験施工した山留杭の芯材の構築手順を示す図である。 本発明の実施の形態における地中構造物の構築方法により試験施工した山留杭の一軸圧縮試験で求めた一軸圧縮強さの結果を示す図である。
本発明は、地盤改良体を用いた山留杭や支持杭等の地中構造物を構築するための方法であり、なかでも、施工対象領域が空頭制限のある敷地に位置する場合に好適な方法である。本実施の形態では、地中構造物として、地盤改良体に芯材を貫入した山留杭を事例に挙げ、その詳細を説明する。
図1(a)(b)で示すように、山留杭1は、円柱状に形成された地中構造物であり、本実施の形態では、断面径400mm~800mm程度の地中孔Hに建て込まれた芯材2と、芯材2を内包するように地中孔Hに造成される地盤改良体3とにより構成され、芯材2には、エア供給ホース4と固化液供給ホース5が固定されている。なお、地中孔Hの断面径は、必ずしも限定されるものではなく、例えば800mm以上の断面径を採用してよい。
芯材2は、複数の芯材分割体21を長手方向に直列に連結することにより構成されており、芯材分割体21としては、本実施の形態では、250~400mm程度の断面幅を備えるH形鋼等の長尺鋼材を採用している。これらは、長手方向に直列に配置した状態で隣り合うフランジに跨るように配置されるガセットプレート22を介して、ボルト結合により着脱自在に連結される。なお、芯材分割体21の断面幅は、必ずしも限定されるものではなく、例えば400mm以上の断面幅を採用してよい。
芯材分割体21は、必ずしも長尺鋼材に限定されるものではなく、山留杭1の芯材として機能できる程度の剛性を有する材料であれば、いずれの長尺材を採用してもよい。また、芯材分割体21は、その部材長をいずれに設定してもよく、例えば、施工対象領域に空頭制限がある場合には、その高さに応じて適したものを適宜設定すればよい。
さらに、芯材2を構成するべく用いる芯材分割体21の数量も、芯材2の必要長さに応じて適宜決定すればよい。したがって、構築予定の山留杭1の全長が短く、芯材分割体21を複数連結する必要がない場合には、芯材2として1本の芯材分割体21のみを使用してもよい。
また、芯材分割体21には、2本のエア供給ホース4と1本の固化液供給ホース5を保持するべく、図1および図4で示すように、ウェブの一方の面にエア供給ホース4を固定するためのエア供給ホース把持具41と固化液供給ホース5を固定するための固化液供給ホース把持具51が設置されている。また、他方の面にエア供給ホース4を固定するためのエア供給ホース把持具41のみが設置されている。
なお、エア供給ホース把持具41および固化液供給ホース把持具51は、エア供給ホース4および固化液供給ホース5をそれぞれ把持可能であれば、その形状はいずれに形成されたものであってもよい。
エア供給ホース4は、図4で示すように、圧縮空気Aが流動可能な管部材よりなり、基端部が地上に設置されているエアコンプレッサ81に連結され、先端部にはエア噴射管6が設置される。なお、エア供給ホース4の形状および材質は、気体を通すことの可能な中空材料であればいずれを採用してもよい。また、エア供給ホース4とエアコンプレッサ81との間には空気流量計82が設置されており、エア噴射管6に供給される圧縮空気Aの流量を測定可能となっている。
一方、固化液供給ホース5は、セメント系固化液Cが流動可能な管部材よりなり、基端部が地上に設置されている固化液供給装置91に連結され、先端部には固化液吐出管7が設置される。固化液供給装置91では、固化液供給ホース5に供給するセメント系固化液Cの配合および流量を管理し所定量のセメント系固化液を供給する。なお、固化液供給ホース5の形状および材質は、液体を通すことの可能な中空材料であればいずれを採用してもよい。
これらエア供給ホース4に設置したエア噴射管6および固化液供給ホース5に設置した固化液吐出管7にはそれぞれ、図1(b)で示すようにエア噴射口61および固化液吐出口71が設けられている。エア噴射口61および固化液吐出口71の数量は、例えば2カ所もしくは4カ所のように対となる数量とすればいずれでもよいが、本実施の形態ではともに2カ所設けており、これらエア噴射口61および固化液吐出口71が、芯材2の最下端を構成する芯材分割体21の下端より下方に位置するように、エア噴射管6および固化液吐出管7が配置されている。
そして、2本のエア供給ホース4各々に設置したエア噴射管6は、図7(b)で示すように、合計4つのエア噴射口61が地中孔Hの平面視で四方に向けて圧縮空気Aを噴射できるよう、それぞれ噴射方向を調整して配置されている。また、1本の固化液供給ホース5に設置した固化液吐出管7は、図6(b)で示すように、2つの固化液吐出口71が芯材2のウェブと平行な方向にセメント系固化液を吐出できるよう、向きを調整して配置されている。
地盤改良体3は、図6(a)および図7(a)で示すように、地中孔Hを構築するべく地中を削孔した際の掘削土を含む掘削土混じりの調整液W1と、所定量のセメント系固化液Cとを、混合撹拌した後に硬化させたソイルセメント硬化体よりなるものであり、円柱状に造成されている。
ここで、掘削土混じりの調整液W1は、調整液Wを用いて地盤を削孔した際、削孔時に発生する掘削土と調整液Wが混じり合ったものであり、調整液Wは、地中孔Hの孔壁を保護する機能と、地盤を削孔した際の掘削土を排出する機能と、セメント系固化液Cと混合撹拌されて硬化する機能とを併せ持つよう、施工対象領域の地盤性状に応じて、比重および粘度を調整管理された液体よりなる。
したがって、調整液Wは、上記の3つの機能を有する液体であれば、例えば、ベントナイト泥水や分散剤が添加されたポリマー系水溶液等、いずれを採用するものであってもよい。
上記の構成を有する山留杭1を含む地中構造物の構築方法を、施工時に使用する削孔撹拌装置10、門型クレーン20および芯材把持装置30の詳細と併せて、以下に詳述する。
≪第1の工程≫
図2で示すように、山留杭1の施工対象領域の所定位置に後述する削孔撹拌装置10を据え付け、調整液Wを供給しながら削孔撹拌装置10を介して地盤を所定の深度に達するまで削孔し、図3で示すような、孔内が掘削土混じりの調整液W1で満たされた地中孔Hを構築する。
なお、山留杭1の構築予定位置には、削孔撹拌装置10にて削孔を開始する前に、孔壁保護のため地表面から口元管Pを貫入したうえで、口元管P内をあらかじめ余掘りをしておく。なお、必ずしも口元管Pを適用する必要はなく、例えば作業地盤が強固であれば、素掘りおよび敷き鉄板等による整備のみでもよい。また、地中孔Hを構築するべく削孔作業を開始する際には、調整液Wを利用して削孔により発生した掘削土を排泥するための排泥管Sを、地中孔Hの孔口近傍に設置しておく。
<削孔撹拌装置10>
施工対象領域の地盤中を削孔する際に使用する削孔撹拌装置10は、図2で示すように、キャタピラからなる移動機構11と、移動機構11によって移動可能な台座部12と、台座部12により鉛直方向に延びるように支持されたリーダー13と、リーダー13に沿って上下方向に移動可能に設置された起振装置14と、頭部が起振装置14に接続されたロッド15と、ロッド15の先端に取り付けられた掘削撹拌部16と、掘削撹拌部16の先端から吐出される調整液Wをロッド15の内部に供給する調整液供給装置17と、ロッド15に回転力を付与する回転装置18と、を備えている。
起振装置14は、偏芯重錘を回転させることで上下方向の起振力を発生させる装置であり、リーダー13に沿って鉛直移動可能に設置されている。なお、起振装置14は、ロッド15に対して上下方向又は横方向のうち少なくとも何れかの成分を含む振動を伝達可能な起振力を発生できる装置であればいずれを用いてもよい。
回転装置18は、その内方に備えられた図示しないロッド把持部にてロッド15の周面を把持し、ロッド15に対してその軸を中心とした正方向もしくは逆方向の回転力を付与する装置であり、起振装置14の下側に位置し、起振装置14とともにリーダー13に沿って鉛直移動可能に設置されている。
ロッド15は、中空を備える一重管よりなり、起振装置14にて頭部を支持された状態で立設され、中間部に設置されたスイベル151を介して調整液供給装置17に接続されるとともに、先端部に掘削撹拌部16が接続されている。
掘削撹拌部16は、ロッド15に接続される軸部161と、軸部161の先端部近傍であって側方に延びるように取り付けられた掘削翼本体162と、掘削翼本体162に取り付けられた掘削ビット163と、を備える。また、軸部161の先端には、先端ビット164が取り付けられるとともに、調整液吐出口(図示せず)が設けられている。
調整液供給装置17は、前述した調整液Wを製造するプラント171と、製造された調整液Wをロッドに供給するための調整液供給管172とを備える。本実施の形態では、地中孔Hを満たす掘削土混じりの調整液W1が比重1.5程度となるよう、調整液Wの比重を地盤の性状等を考慮しつつ調整管理している。
上記の構成により削孔撹拌装置10の掘削撹拌部16は、余掘りした口元管P内に貫入させた状態で作動させると、起振装置14により上下方向の振動を付与されつつ回転装置18によりロッド15の軸を中心に正回転する。これと同時に、掘削撹拌部16の軸部161先端に設けられた調整液吐出口より、調整液供給装置17から供給されロッド15の中空部を流下した調整液Wが吐出される。
これにより、図3で示すように、掘削撹拌部16に備えた掘削ビット163および先端ビット164にて、地盤が回転掘削されて地中孔Hが構築されるとともに、地中孔H内で掘削土と調整液Wが混合撹拌され、地中孔H内は掘削土混じりの調整液W1で満たされる。
なお、上記の削孔撹拌装置10を用いた削孔作業は、余剰な掘削土混じりの調整液W1とともに排泥管Sを介して排泥しつつ行う。また、地中孔Hの構築後に掘削撹拌部16を撤去する際には、孔底に貯留する掘削土を流動させるとともにまき上げ、地中孔H内の高さ方向で掘削土混じりの調整液W1の比重が均一になるよう、図3で示すように、掘削時と同様にロッド15の軸を中心に回転させつつ引き抜く。
≪第2の工程≫
次に、図4および図5で示すように、掘削土混じり調整液W1で満たされた地中孔H内で、芯材分割体21を吊り降ろしつつ継ぎ足しながら芯材2を構築し、地中孔Hの所定位置に芯材2を建て込む。
本実施の形態では、芯材2の建て込み作業に、芯材分割体21を揚重可能な門型クレーン20と、地中孔Hに挿入された状態の芯材分割体21を把持可能な芯材把持装置30とを用いる。
<門型クレーンおよび芯材把持装置>
図4で示すように、門型クレーン20は、間隔を有して並列配置される一対の脚部201と、脚部201の上端部どうしを連結する梁部202とを備えている。脚部201は、その下端にホイール等の走行手段203を備えるとともに、例えば油圧ジャッキ等の伸縮装置204を備えており、図4および5で示すように、高さ方向に伸縮自在な構成となっている。
また、梁部202には、ワイヤー等を介して芯材分割体21を吊持可能な、例えばホイスト等の揚重機205が備えられており、この揚重機205は、梁部202の長さ方向(水平方向)に移動自在に設置されている。
したがって、門型クレーン20を梁部202の軸線が地中孔Hの直径方向と鉛直面内で平行となるように据え付け、揚重機205を梁部202に適宜移動させることにより、揚重機205に吊持された状態の芯材分割体21は、その軸心を地中孔Hの軸心と合致させることが可能となる。また、揚重機205に吊持された状態の芯材分割体21は、伸縮装置204による一対の脚部201の伸縮と揚重機205に備えたワイヤーの巻上げもしくは巻き戻しにより、地中孔H内への吊上げもしくは吊下ろしが可能となる。
一方、芯材把持装置30は、地表面に設置され、中央に地中孔Hより大径の孔を備える架台301と、貫通孔に挿入された芯材分割体21を挟持および解放することの可能なチャック部材302とを備える。なお、芯材把持装置30は、芯材20を把持可能であれば、その形状はいずれに形成されたものであってもよい。
上記の門型クレーン20と芯材把持装置30とを用いた芯材2の構築方法および建て込み方法は、以下のとおりである。図4および5で示すように、まず、地表面上で地中孔Hを囲うようにして芯材把持装置30を据え付けるとともに、梁部202の軸線が地中孔Hの直径方向と鉛直平面内で平行となるように、門型クレーン20を据え付ける。
次に、門型クレーン20の揚重機205に芯材分割体21を吊持させ、芯材分割体21と地中孔Hの軸心合わせを行うとともに、地中孔H内に吊り下ろす。この後、芯材分割体21の上端部近傍を、芯材把持装置30のチャック部材302にて把持させたうえで、芯材分割体21を揚重機205から取り外す。
そして、門型クレーン20の揚重機205に新たな芯材分割体21を吊持させ、その下端が、芯材把持装置30に把持させた芯材分割体21の上端と対向するよう位置調整を行ったうえで、両者を突き合わせてガセットプレート22を用いてボルト接合により連結する。なお、芯材分割体21どうしの連結は例えば溶接等、いずれの接合手段を採用してもよい。
この後、連結した芯材分割体21を門型クレーン20にて吊持するとともに芯材把持装置30による把持を開放し、連結した芯材分割体21を所定深さまで吊り下ろしたところで、連結した芯材分割体21の上端部近傍を芯材把持装置30で把持し、上記の手順により新たな芯材分割体21を継ぎ足す。
上記の芯材分割体21を継ぎ足す作業を、芯材分割体21が連結されることで構築される芯材2が必要長さとなるまで繰り返す。なお、芯材分割体21を継ぎ足す作業と併せて、エア供給ホース4および固化液供給ホース5をそれぞれ、エア供給ホース把持具41および固化液供給ホース把持具51を利用して芯材分割体21に固定する。これらの作業により、所望の長さを有する芯材2が地中孔Hに、エア供給ホース4および固化液供給ホース5を設置された状態で建て込まれることとなる。
なお、芯材2を建て込むにあたり、地中孔Hに貯留している掘削土混じりの調整液W1の粘性が高く、芯材2に貫入抵抗が作用する際には、エアコンプレッサ81からエア供給ホース4を介してエア噴射管6より圧縮空気Aを噴射させ、芯材2に作用する貫入抵抗を低減させるとよい。また、施工対象領域に空頭制限がない場合には、地上で芯材分割体21を継ぎ足して形成した芯材2を地中孔Hに建て込んでもよく、芯材2の建て込み方法は、施工環境に応じて適宜好適な方法を選択すればよい。
≪第3の工程≫
掘削土混じりの調整液W1で満たされた地中孔Hに芯材2を建て込んだ後、図6(a)(b)で示すように、地中孔Hを満たす掘削土混じりの調整液W1の一部を、セメント系固化液Cに置換する。
セメント系固化液Cは、固化液供給装置91から芯材2に沿って設置されている固化液供給ホース5を介して固化液吐出管7に供給され、固化液吐出管7の固化液吐出口71から地中孔Hの孔底近傍に吐出する。
また、セメント系固化液Cの供給と併せて、セメント系固化液Cの供給量に対応した掘削土混じり調整液W1を排泥管Sを介して排泥する。このとき、固化液吐出管7は前述したように芯材2の下端に配置されているため、地中孔Hの孔口から排泥される掘削土混じり調整液W1に、セメント系固化液Cがほとんど混在することはない。
なお、固化液吐出管7の設置位置は、セメント系固化液Cを地中孔Hに吐出する際、地中孔Hの孔口から排泥される掘削土混じり調整液W1に、セメント系固化液Cがほぼ混在しない高さであれば、必ずしも芯材2の下端でなくてもよい。
≪第4の工程≫
地中孔Hに所定量のセメント系固化液Cを吐出した後、図7(a)(b)で示すように、圧縮空気Aを地中孔Hの孔底近傍にて孔壁に向けて噴射し、これにより地中孔H内に生じる上昇流を利用して、セメント系固化液Cと掘削土混じりの調整液W1とを混合撹拌する。
圧縮空気Aは、エアコンプレッサ81から芯材2に沿って設置されているエア供給ホース4を介してエア噴射管6に供給され、エア噴射管6のエア噴射口61から地中孔Hの孔底近傍で孔壁に向けて噴射される。噴射した圧縮空気Aは、連続する気泡となって上昇し、地中孔H内に上昇流を生じさせる。これにより、地中孔H内で分離した状態のセメント系固化液Cと掘削土混じりの調整液W1は、高さ方向に混合撹拌され、地中孔Hの高さ方向に均質に混じり合った混合物となる。
なお、圧縮空気Aの噴射量および噴射時間は、地中孔H内でセメント系固化液Cと掘削土混じりの調整液W1とが均質に混じり合うよう、両者の粘性に応じて適宜調整すればよい。なお、噴射量は、500L/min以上2000L/min以下、噴射時間は5分以上20分以下程度が好適である。
セメント系固化液Cと掘削土混じりの調整液W1とが地中孔Hの高さ方向に均質に混じり合い混合物が作成されたところで圧縮空気Aの噴射を停止し、混合物を硬化させてソイルセメント硬化体である地盤改良体3を造成する。これにより、従来の方法で構築した地盤改良体、つまり、セメント系固化液を吐出しつつ地盤を削孔して掘削土とセメント系固化液を混合撹拌した混合物を硬化させたソイルセメント硬化体と同様の地盤改良体3を造成することが可能となり、図1で示すような、地盤改良体3に芯材2を備えた山留杭1が構築される。
上記の地中構造物の構築方法によれば、芯材2を、セメント系固化液Cが混合される前の掘削土混じりの調整液W1で満たされた地中孔Hに建て込むことから、芯材2の建て込み作業時間は、セメント系固化液Cの硬化に起因する作業時間の制約を受けることがない。したがって、山留杭1に複数の芯材分割体21よりなる芯材2を採用し、地中孔Hを利用して芯材分割体21を継ぎ足しながら芯材2を構築し建て込むことができる。
これにより、山留杭1の施工対象領域が空頭制限のある敷地であっても、深度方向に長大な山留杭1を高品質に構築することが可能となる。また、不慮の事態に対応して、芯材2の建て込み作業を中断することも可能となり、山留杭1の施工性を大幅に向上することが可能となる。
≪地中構造物の一軸圧縮強度試験≫
上述する地中構造物の構築方法の施工性を確認するために構築した山留杭1に対して実施した圧縮強度試験結果を、以下に説明する。試験対象は、断面径が750mm、設計体長が13.5m、地盤改良体3の設計強度が1.0kN/m2の山留杭1とした。なお、上述の地中構造物の施工対象領域は空頭制限のある敷地を想定しているが、下記の施工性確認のための山留杭1は空頭制限の無い施工対象領域で施工を行っている。
試験対象の山留杭1を製造するにあたっては、まず、調整液Wを供給しつつ地盤を削孔し、断面径が約750mmで全長が約14mの地中孔Hを構築した。地盤の削孔時に用いる調整液Wには、構築後の地中孔Hに貯留する掘削土混じりの調整液W1が比重約1.5程度(孔内平均)となるよう、比重を1.01に調整管理したベントナイト泥水を採用した。また、掘削土混じりの調整液W1は、約20~30重量%程度の掘削土が混じった状態となっている。
次に、掘削土混じりの調整液W1が貯留する地中孔H内に、予め地上で連結した部材長が13.5mの芯材2を構築し、これを揚重機にて地中孔Hに建て込んだ。芯材2は、断面幅が約400mmのH形鋼を採用した。なお、空頭制限のある施工対象領域下での地中孔H内での芯材分割体21の継ぎ足し作業は、例えば図8(a)~(c)で示すように、3日間にわたって実施し、1日目に3本、2日目に2本、4日目に2本の合計7本を継ぎ足す施工手順を想定している。
その後、芯材2が建て込まれた地中孔Hにおいて、貯留する掘削土混じりの調整液W1の一部をセメント系固化液Cに置換した。セメント系固化液Cには、高炉セメントB種を主材とするセメント系固化液を採用した。
そして、噴射量を約1000L/minに調整した圧縮空気Aを、地中孔Hの孔底近傍において孔壁に向けて2方向に噴射し、孔底から孔口に向けて上昇する気泡を連続的に発生させた。この気泡により生じる上昇流により、掘削土混じりの調整液W1とセメント系固化液Cとを、約10分間混合撹拌した。
地中孔H内で掘削土混じりの調整液W1とセメント系固化液Cとの混合物を作製した後、この混合物から未固結試料とコア抜きによる試料を採取し、未固結試料は材令28日、コア抜きによる試料は材令56日の時点で一軸圧縮強度試験を実施した。
未固結試料は、地盤改良体3に対して地表面から深さ方向に向かって0m、6m、10m、14mの各範囲毎に3体づつコア採取し、合せて12体の試験体各々について一軸圧縮試験を実施するとともに、前記4つの範囲各々で一軸圧縮強さの平均値を算出した。コア抜き試料は、地盤改良体3に対して地表面から深さ方向に向かって2~4m、5~7m、9~11m、11~14mの各範囲毎に3体づつコア採取し、合せて12体の試験体各々について一軸圧縮試験を実施するとともに、前記4つの範囲各々で一軸圧縮強さの平均値を算出した。
図9(a)(b)を見ると、未固結試料とコア抜きによる試料ともに、前記4つの範囲各々で一軸圧縮強さの平均値が設計強度の1.0kN/m2を上回る強度を発現している様子がわかる。これにより、掘削土混じりの調整液W1が満たされた状態の地中孔Hに芯材2を建て込んだ後、掘削土混じりの調整液W1の一部をセメント系固化液Cに置換した場合にも、圧縮空気Aを噴射することにより地中孔H内に生じる上昇流を利用して、掘削土混じりの調整液W1とセメント系固化液Cとを混合撹拌することで、高さ方向に均質かつ健全な地盤改良体3を造成することが可能であることが見て取れる。
また、芯材2の建て込み作業を数日にわたって実施することも可能であり、施工性を向上しつつ設計強度を満足する健全な山留杭1を構築することが可能となる。
なお、本発明の地中構造物の構築方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施の形態では、地盤改良体3を用いた地中構造物として山留杭1を事例に挙げたが、地盤改良体3を用いた地中構造物であればいずれを採用してもよい。例えば、地中構造物として支持杭を構築する場合には、地盤改良体3の設計強度、芯材2の先端部の構造等を適宜変更し、所望の鉛直支持力を確保すればよい。
また、本実施の形態では、芯材分割体21にH形鋼を採用し、ガセットプレート22を用いたボルト接合によりこれらを複数連結して芯材2を構築したが、芯材分割体21およびその連結方法はいずれでもよい。例えば、芯材分割体21に鋼管を採用した場合には、鋼管ネジ継手にて連結してもよく、構築しようとする地中構造物に適した芯材分割体21および接合方法を採用して、好適な芯材2を構築すればよい。
さらに、本実施の形態では、芯材2に対して2本のエア供給ホース4と1本の固化液供給ホース5を設置したが、その数量はこれに限定されるものではなく、適宜増減させてもよい。また、エア供給ホース4および固化液供給ホース5を芯材2に対して固定し、構築後の山留杭1に残置する構成としたが、芯材2に対して着脱自在に設置して、エア供給ホース4および固化液供給ホース5を再利用可能な構成としてもよい。
したがって、エア供給ホース4と固化液供給ホース5を、芯材2とは別体とし、芯材2を建て込む前後の適宜のタイミングで地中孔Hにそれぞれ挿入してもよく、この場合には、エア供給ホース4および固化液供給ホース5を地中孔Hに挿入するための補助具を用いるとよい。補助具としては、例えば棒材や単管等よりなる補助棒材を採用し、この補助棒材にエア供給ホース4および固化液供給ホース5を沿わせて、地中孔Hに挿入するとよい。
また、本実施の形態では、掘削土まじりの調整液W1が充填された地中孔Hに芯材2を建て込む際、芯材2をスムーズに建て込むべくエア供給ホース4のエア噴射管6より圧縮空気Aを噴射させた。しかし、例えば、固化液供給ホース5をエアコンプレッサ81に接続し、固化液供給ホース5の固化液吐出管7から圧縮空気Aを噴射させてもよい。
さらに、本実施の形態では、削孔撹拌装置10を用いて地中孔Hを構築したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、調整液Wを供給しつつ地盤を削孔し、掘削土混じりの調整液W1で満たされた地中孔Hを構築可能であれば、いずれの掘削装置を採用してもよい。
1 山留杭(地中構造物)
2 芯材
21 芯材分割体
22 ガセットプレート
3 地盤改良体
4 エア供給ホース
5 固化液供給ホース
6 エア噴射管
61 エア噴射口
7 固化液吐出管
71 固化液吐出口
81 エアコンプレッサ
82 空気流量計
91 固化液供給装置
10 削孔撹拌装置
11 移動機構
12 台座部
13 リーダー
14 起振装置
15 ロッド
151 スイベル
16 掘削撹拌部
161 軸部
162 掘削翼本体
163 掘削ビット
164 先端ビット
17 調整液供給装置
18 回転装置
20 門型クレーン
201 脚部
202 梁部
203 走行手段
204 伸縮装置
205 揚重機
30 芯材把持装置
301 架台
302 チャック部材

A 圧縮空気
S 排泥管
P 孔壁保護管
W 調整液
W1 掘削土混じりの調整液

Claims (2)

  1. 地盤改良体を用いた地中構造物を構築する地中構造物の構築方法であって、
    調整液を供給しながら、回転させた削孔撹拌装置の掘削撹拌部にて地盤を削孔し、掘削土混じりの調整液で満たされた地中孔を構築する工程と、
    該地中孔に、エア噴射管と固化液吐出管を備えた芯材を建て込む工程と、
    前記地中孔を満たす前記掘削土混じりの調整液の一部を、前記固化液吐出管より供給したセメント系固化液置換する工程と、
    孔底にて圧縮空気を前記エア噴射管より噴射して前記地中孔内に上昇流を生じさせ、前記セメント系固化液と前記掘削土混じりの調整液とを混合撹拌する工程と、
    を備えることを特徴とする地中構造物の構築方法。
  2. 請求項1に記載の地中構造物の構築方法において、
    前記芯材を建て込む工程では、前記掘削土混じりの調整液で満たされた前記地中孔内で、複数の芯材分割体を継ぎ足すことにより、前記芯材を構築し建て込むことを特徴とする地中構造物の構築方法。
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