JP7230429B2 - 血小板凝集能解析装置、血小板凝集能解析方法及び血小板凝集能解析システム - Google Patents
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Description
(i)血漿の分離が必須のため、測定までの検体処理が複雑で、遠沈条件によって得られるPRPの量はそれぞれ異なり、血小板の回収率も一定でない。また、PRP分離操作の際に、密度の高い血小板は赤血球と共に沈殿し、それらの凝集態度は観察できない。
(ii)血小板凝集の強さ(凝集率)は、PRP中の血小板数にある程度依存するので、血小板数が10万/μL以下の場合には、凝集前後の吸光度の差が小さく、僅かな変化は検出できない。
(iii)全血及び乳糜血漿など混濁した血漿を用いての検査は不可能である。
(iv)血小板凝集塊の形成と光透過性の相関が悪い。
(v)電気抵抗の初期の減少は電極間の赤血球の存在に由来し、血小板凝集の初期状態の判定が困難である。
(vi)透過度法と比較して、凝集パターンは安定でない。
(vii)手技が煩雑である。
(viii)継時的変化を記録できない。
(ix)凝集惹起物質による血小板溶解を単一血小板の減少と誤って算定される。
(x)正常な凝固能を有するサンプル(全血)を用いて、予め基準となる血液凝固時間の短縮幅Δts(基準値)を設定する必要がある。
(xi)凝固反応を進行させる際、加速試薬を添加していないため測定時間が長い(加速試薬を添加すると、血小板機能による差が見えなくなる)。
本技術では、前記凝固過程の測定データは、電気的特性の測定データであるものとすることができる。この場合、前記電気的特性の測定データは、前記血小板含有試料に一定の周波数を有する交流電場をかけたインピーダンス、或いは前記血小板含有試料の複素誘電率とすることができる。
また、本技術では、前記凝固過程の測定データが前記血小板含有試料の複素誘電率である場合、前記血液凝固系解析部において、前記複素誘電率のスペクトル変化における特徴量を用いることができる。この場合、前記特徴量は、前記複素誘電率のスペクトルから抽出される時間特徴量及び/又は勾配特徴量であってもよく、前記勾配特徴量は、前記複素誘電率のスペクトルから抽出される時間特徴量に基づいて抽出されるものであってもよい。また、この場合、前記特徴量は、100kHz以上3MHz未満の低周波数で複素誘電率の極大値を与える時間CT0、低周波数で最大勾配を与える時間CT1、低周波数での最大勾配CFR、CT1以降で傾きの絶対値がCFRの所定割合になった際の時間CT4、低周波数での誘電率極大値と誘電率最小値との差又はそれに準じた値を誘電率極大値又は測定開始時の初期値で除して規格化しこれに定数を乗じることで得られる値DSC、3~30MHzの高周波数で複素誘電率の極小値を与える時間CT、CTから任意の時刻までの誘電率増加量、高周波数で最大勾配を与える時間CT3、高周波数での最大勾配CFR2、CT以降CT3以前でCT3からCFR2の傾きで直線を引いた時に複素誘電率の最小値を与える時間CT2、及びCT3以降で傾きの絶対値がCFR2の所定割合になった際の時間CT5からなる群より選ばれるいずれか1つ以上であるものとすることができる。
更に、本技術では、前記凝固過程の測定データが前記血小板含有試料の複素誘電率である場合、各血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量に基づいて、血小板の活性化残余率AR(%)を算出することができる。この場合、前記活性化残余率AR(%)は、下記式(1)により算出されてもよい。
αmax:血小板凝集阻害物質が添加された血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
αmin:血小板惹起物質及び血小板凝集阻害物質が添加されていない血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
加えて、本技術では、前記血小板凝集阻害物質は、サイトカラシンD、サイトファイシンC、ラトランクリンA、及びケトグロボシンAからなる群より選ばれるいずれか1種以上であるものとすることができる。
また、本技術では、前記血小板惹起物質及び血小板凝集阻害物質が添加されていない血小板含有試料には、NaCl及び/又は塩化カルシウムが添加されているものとすることができる。
更に、本技術では、前記血小板含有試料は、全血であるものとすることができる。この場合、前記全血は、抗血小板薬を投与された被験者から採取されたものであってもよい。
加えて、本技術に係る血小板凝集能解析装置は、前記血液凝固系解析部の解析結果に基づいて抗血小板薬の奏功性に関する情報を出力する薬剤奏功性出力部を更に有していてもよい。この場合、前記抗血小板薬の奏功性に関する情報に基づいて前記抗血小板薬の投与量に関する情報を出力する薬剤投与量出力部を更に有していてもよい。
また、本技術に係る血小板凝集能解析装置は、各血小板含有試料を保持する生体試料保持部を更に有していてもよく、或いは、各血小板含有試料の凝固過程を測定する測定部を更に有していてもよい。
以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。なお、説明は以下の順序で行う。
1.血小板凝集能解析システム2000
2.血小板凝集能解析装置1000
(1)装置の全体構成
(2)装置の動作の具体例
(3)解析の具体例
(4)その他
3.血小板凝集能解析方法
図1は、血小板凝集能解析システム2000の概念の一例を模式的に示す模式概念図である。本技術に係る血小板凝集能解析システム2000は、血小板凝集能解析装置1000と、表示装置1010と、を備える。血小板凝集能解析装置1000は、血小板含有試料の凝固過程の測定データに基づいて血小板凝集能を解析する血液凝固系解析部と、前記血液凝固系解析部による解析結果の出力を制御する出力制御部と、を含み、前記血液凝固系解析部において、更に、前記血小板含有試料に血小板凝集阻害物質が添加された凝固過程の測定データ及び前記血小板含有試料に血小板惹起物質及び前記血小板凝集阻害物質が添加されていない凝固過程の測定データに基づいて、前記血小板含有試料の前記血小板凝集能を解析することを特徴とする。また、表示装置1010は、血小板凝集能解析装置1000による解析の結果を表示する。
(1)装置の全体構成
図2は、血小板凝集能解析装置1000の概念の一例を模式的に示す模式概念図である。本技術に係る血液凝固系解析装置1000は、血液凝固系解析部11と、出力制御部12と、を少なくとも含む。更に詳細には、血液凝固系解析部11及び出力制御部12に加え、主要部として、生体試料保持部1、生体試料供給部2、薬剤供給部3、温度制御部4、時間制御部5、撹拌機構6、駆動機構7、測定部8、測定条件制御部9、精度管理部10、記憶部13も含む。また、必要に応じて、更に、薬剤奏功性出力部14や薬剤投与量出力部15等を含んでいてもよい。
本技術に係る血小板凝集能解析装置1000は、例えば、図3に示す測定フローチャートに従って動作する。まず、被験者から採血を行う(S101)。なお、被験者から得られた全血は、必要に応じて、一定の割合で生理食塩水、緩衝液等を加え、希釈してもよい。また、採血を行った被験者には、予め抗血小板薬が投与されていてもよい。被験者から得られた全血に対し、薬剤供給部3が各種試薬を適宜選択して添加し、各血液検体は生体試料保持部1に収容される(S102)。添加後、試薬が添加された全血を加温条件下で撹拌機構6により撹拌する(S103)。撹拌時間は、例えば、3分30秒とすることができる。
ここでは、血液凝固系解析部11で行われる解析について詳細に説明する。この解析は、例えば、図4に示す解析フローチャートに従って実施できる。なお、本具体例は、測定データが複素誘電率である場合の解析例である。まず、血小板凝集能解析装置1000の測定部9で得られた測定データから、複素誘電率のスペクトル変化における特徴量を抽出する(S201)。抽出した特徴量は、例えば、血小板寄与部(=血小板機能、特に、凝集能によって反映される部分)とすることができる。
αmax:血小板凝集阻害物質が添加された血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
αmin:血小板惹起物質及び血小板凝集阻害物質が添加されていない血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
αmax:血小板凝集阻害物質が添加された血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
αmin:血小板惹起物質及び血小板凝集阻害物質が添加されていない血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
以上の説明は、主に、測定データとして、電気的特性(例えば、血小板含有試料に一定の周波数を有する交流電場をかけたインピーダンスや、血小板含有試料の複素誘電率)を利用した凝固過程の測定方法を利用した技術についてのものであるが、本技術では、その他の方法によっても凝固過程の測定を行うことができる。
本技術に係る血小板凝集能解析方法は、血液凝固系解析工程と、出力制御工程と、を少なくとも含む。また、必要に応じて、その他の工程を含んでいてもよい。
なお、以下に説明する実施例は、本発明の代表的な実施例の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。
[血液検体]
血液サンプルは16名の患者ボランティアから、血液9容に対して1容の3.2%クエン酸を含む採血管に採取された。同様に、抗血小板薬であるプラスグレル(製品名:エフィエント)を服用予定の患者を対象に、服用前後で採取された血液サンプルを使用した検討を適切な一連の手続きを経て実施した。
本実験に使用した採血管及び試薬とその調製方法、並びに、血小板に対する働きを、下記表1にまとめた。
本実験では、dielectric blood coagulometry(本明細書では、単に「DBCM」とも称する)用に開発された誘電コアグレーションアナライザー実験機の動作シーケンスを、血小板アッセイ実現のために一部変更して用いた。
図8は投薬前(抗血小板薬服用なし)の血液サンプルの測定後の波形の一例であり、図9は投薬後(プラスグレル服用後)の血液サンプルの測定後の波形の一例である。図8及び9において、それぞれ、AはDBCMの測定結果、BはMultiplateの測定結果である。
これまでの検討から、血小板寄与部は10MHzの最大勾配値であるDCS74又はDCS74をヘマトクリット値で補正したDCS87が好ましいと考えられる。今回の検討は、これらのうち、DCS74を用いた。
下限応答値は血小板を活性化するための最終共通経路であるGPIIb/IIIa受容体のアゴニストで、強力な血小板凝集を引き起こすと考えられるTRAPを添加した場合と見なせる。よって、αmaxをこのときのDCS74測定値とした。上限応答値は、実験的にはアゴニストを添加せずに測定を行った場合、つまりアゴニストの代わりに生理食塩水(NaCl)を加えた場合とみなせる。よって、αminをこのときのDCS74とした。上記の実験的上下限値で算出された活性化残余率をAR1(%)とした。
方法1では、ある血液検体のDBCM-血小板アッセイで想定されるDCS74の下限応答値は理想的にはアゴニストとの反応で全ての血小板が凝集(消費)された場合であるため、TRAPを添加した場合とみなしたが、TRAPをアゴニストとして添加しても全ての血小板を凝集させるのは難しいと考えられる。そこで、十分量のサイトカラシンDによって血小板凝集を完全に阻害した場合に、全ての血小板が凝集された場合と同等の測定値を得られると考えた。よって、αmaxをこのときのDCS74とした。上限応答値は、方法1と同様、実験的にはアゴニストを添加せずに測定を行った場合、つまりアゴニストの代わりに生理食塩水(NaCl)を加えた場合とみなせる。よって、αminをこのときのDCS74とした。上記の実験的上下限値で算出された活性化残余率をAR2(%)とした。
方法2と同様、十分量のサイトカラシンDによって血小板凝集を完全に阻害した場合に、全ての血小板が凝集された場合と同等の測定値を得られると考えた。よって、αmaxをこのときのDCS74とした。また、上限応答値は、方法1及び2では、実験的にはアゴニストを添加せずに測定を行った場合と見なし、アゴニストの代わりに生理食塩水(NaCl)を加えた場合のDCS74を血小板活性残余率0%(αmin)としたが、アゴニスト添加なしの凍結乾燥した215mM塩化カルシウム試薬を用い、血小板が撹拌によるシェアストレスでその一部が活性化して反応しないように、撹拌回数を最低限の5回に変更して測定を行った場合の測定値がより理想的であると考えた。よって、αminをこのときのDCS74とした。上記の実験的上下限値で算出された活性化残余率をAR3(%)とした。
図10に、方法1~3でスケーリングしたDBCMの結果とMultiplateにおけるADPtestのAUC(U)との散布図を示す。図10のAは方法1で算出したAR1(%)、図10のBは方法2で算出したAR2(%)、図10のCは方法3で算出したAR3(%)である。
[血液検体]
血液サンプルは健常者ボランティアから同意を得た上で、血液9容に対して1容の3.2%クエン酸を含む採血管に採取された。クエン酸加血サンプルは、採血後、約30分間室温(約25℃)で静置した後に使用した。サンプル血液に終濃度が10nM、100nM、1μM、10μMとなるようにticagrelorを添加し、抗血小板薬内服様サンプルを人為的に作製した。
実験に使用した採血管及び試薬とその調製方法、及び、血小板に対する働きは上記表1にまとめた通りである。血小板を活性化させる血小板惹起物質の内ADPは血小板機能測定装置用の試薬をChrono-log社より購入して使用した。ticagrelorは血小板機能阻害剤として使用した薬剤であり、P2Y12を阻害する。ticagrelorの血漿中最大濃度はTeng等の報告によると200mgの単回経口投与の場合923ng/mLであり、その前後複数の濃度でその効果を検証した。また、サイトカラシンDはアクチン重合を阻害することでトロンビン産生下においても血小板凝集を強力に抑制することが知られている。なお、上記表1に示すように血小板機能阻害剤として使用した薬剤(ticagrelor)は調製過程でジメチルスルホキシド(DMSO)を用いるため、血小板機能阻害剤を用いる実験ではDMSOも同時に血液に添加されることになる。そこで、本実験では血小板機能阻害剤と比較する実験で、血小板惹起物質のみを添加する項目には、該当箇所で断りを入れる一部の実験を除いて、血小板機能阻害剤を用いる場合と等量のDMSOを加えることでDMSO濃度条件を統一した。また、このときDMSOは予め生理食塩水で2倍希釈して使用した。
DBCMと血小板アッセイは、概ね実施例1の方法と同様に行った。本実験では、クエン酸加血の凝固反応を再開させるために、各Ticagrelor濃度に調製された200μLの血液に対して試薬として215mM塩化カルシウム水溶液:15μLを加えた他、血小板の各活性化経路の一つであるADP経路を評価するために、ADP:15μL(終濃度13:μM)を加えた。また、コントロールとして、ADPの代わりに、サイトカラシンD:15μL(終濃度:5.4μg/mL)を添加して測定を行った。
実施例1の方法3を用いた。
図11に、DBCMの活性化残余率AR3(%)とMultiplateにおけるADPtestのAUC(U)との散布図を示す。図11の結果から、AR3(%)はTicagrelorの濃度変化に応じて、Multiplateと同等の測定結果を得られることが示された。このことから、抗血小板薬を内服している患者の血中濃度の把握につながると考えられる。
DBCMによる血小板アッセイ測定の解析結果を用いて、抗血小板薬服用患者の薬物血中濃度モニタリングや内服状態の把握を行う場合に想定される診断手順は、図4で示したフローチャートと同様の手順にて行うことができる。ここで用いられる基準値(=診断基準値)は、健常者測定結果解析データや、該当患者の臨床症状や血小板数等によって決定することができる。
(1)
血小板含有試料の凝固過程の測定データに基づいて血小板凝集能を解析する血液凝固系解析部と、
前記血液凝固系解析部による解析結果の出力を制御する出力制御部と、
を含み、
前記血液凝固系解析部において、前記血小板含有試料に血小板凝集阻害物質が添加された凝固過程の測定データ及び前記血小板含有試料に血小板惹起物質及び前記血小板凝集阻害物質が添加されていない凝固過程の測定データに基づいて、前記血小板含有試料の前記血小板凝集能を解析することを特徴とする、血小板凝集能解析装置。
(2)
前記凝固過程の測定データは、電気的特性の測定データである、(1)に記載の血小板凝集能解析装置。
(3)
前記電気的特性の測定データは、前記血小板含有試料に一定の周波数を有する交流電場をかけたインピーダンスである、(2)に記載の血小板凝集能解析装置。
(4)
前記電気的特性の測定データは、前記血小板含有試料の複素誘電率である、(2)に記載の血小板凝集能解析装置。
(5)
前記血液凝固系解析部において、前記複素誘電率のスペクトル変化における特徴量を用いる、(4)に記載の血小凝集能解析装置。
(6)
前記特徴量は、前記複素誘電率のスペクトルから抽出される時間特徴量及び/又は勾配特徴量である、(5)に記載の血小板凝集能解析装置。
(7)
前記勾配特徴量は、前記複素誘電率のスペクトルから抽出される時間特徴量に基づいて抽出される、(6)に記載の血小板凝集能解析装置。
(8)
前記特徴量は、100kHz以上3MHz未満の低周波数で複素誘電率の極大値を与える時間CT0、低周波数で最大勾配を与える時間CT1、低周波数での最大勾配CFR、CT1以降で傾きの絶対値がCFRの所定割合になった際の時間CT4、低周波数での誘電率極大値と誘電率最小値との差又はそれに準じた値を誘電率極大値又は測定開始時の初期値で除して規格化しこれに定数を乗じることで得られる値DSC、3~30MHzの高周波数で複素誘電率の極小値を与える時間CT、CTから任意の時刻までの誘電率増加量、高周波数で最大勾配を与える時間CT3、高周波数での最大勾配CFR2、CT以降CT3以前でCT3からCFR2の傾きで直線を引いた時に複素誘電率の最小値を与える時間CT2、及びCT3以降で傾きの絶対値がCFR2の所定割合になった際の時間CT5からなる群より選ばれるいずれか1つ以上である、(5)から(7)のいずれかに記載の血小板凝集能解析装置。
(9)
各血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量に基づいて、血小板の活性化残余率AR(%)を算出する、(5)から(8)のいずれかに記載の血小板凝集能解析装置。
(10)
前記活性化残余率AR(%)は、下記式(1)により算出される、(9)に記載の血小板凝集能解析装置。
αdbcm:測定対象となる血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
αmax:血小板凝集阻害物質が添加された血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
αmin:血小板惹起物質及び血小板凝集阻害物質が添加されていない血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
(11)
前記血小板凝集阻害物質は、サイトカラシンD、サイトファイシンC、ラトランクリンA、及びケトグロボシンAからなる群より選ばれるいずれか1種以上である、(1)から(10)のいずれかに記載の血小板凝集能解析装置。
(12)
前記血小板惹起物質及び血小板凝集阻害物質が添加されていない血小板含有試料には、NaCl及び/又は塩化カルシウムが添加されている、(1)から(11)のいずれかに記載の血小板凝集能解析装置。
(13)
前記血小板含有試料は、全血である、(1)から(12)のいずれかに記載の血小板凝集能解析装置。
(14)
前記全血は、抗血小板薬を投与された被験者から採取されたものである、(13)に記載の血小板凝集能解析装置。
(15)
前記血液凝固系解析部の解析結果に基づいて抗血小板薬の奏功性に関する情報を出力する薬剤奏功性出力部を更に有する、(1)から(14)のいずれかに記載の血小板凝集能解析装置。
(16)
前記抗血小板薬の奏功性に関する情報に基づいて前記抗血小板薬の投与量に関する情報を出力する薬剤投与量出力部を更に有する、(15)に記載の血小板凝集能解析装置。
(17)
各血小板含有試料を保持する生体試料保持部を更に有する、(1)から(16)のいずれかに記載の血小板凝集能解析装置。
(18)
各血小板含有試料の凝固過程を測定する測定部を更に有する、(1)から(17)のいずれかに記載の血小板凝集能解析装置。
(19)
血小板含有試料の凝固過程の測定データに基づいて血小板凝集能を解析する血液凝固系解析工程と、
前記血液凝固系解析工程における解析の結果の出力を制御する出力制御工程と、
を含み、
前記血液凝固系解析工程において、前記血小板含有試料に血小板凝集阻害物質が添加された凝固過程の測定データ及び前記血小板含有試料に血小板惹起物質及び前記血小板凝集阻害物質が添加されていない凝固過程の測定データに基づいて、前記血小板含有試料の前記血小板凝集能を解析することを特徴とする、血小板凝集能解析方法。
(20)
血小板含有試料の凝固過程の測定データに基づいて血小板凝集能を解析する血液凝固系解析部と、前記血液凝固系解析部による解析結果の出力を制御する出力制御部と、を含み、前記血液凝固系解析部において、前記血小板含有試料に血小板凝集阻害物質が添加された凝固過程の測定データ及び前記血小板含有試料に血小板惹起物質及び前記血小板凝集阻害物質が添加されていない凝固過程の測定データに基づいて、前記血小板含有試料の前記血小板凝集能を解析することを特徴とする、血小板凝集能解析装置と、
前記血小板凝集能解析装置による解析の結果を表示する表示装置と、
を備える、血小板凝集能解析システム。
1000:血小板凝集能解析装置
1010:表示装置
1:生体試料保持部
2:生体試料供給部
3:薬剤供給部
4:温度制御部
5:時間制御部
6:撹拌機構
7:駆動機構
8:測定部
9:測定条件制御部
10:精度管理部
11:血液凝固系解析部
12:出力制御部
13:記憶部
14:薬剤奏功性出力部
15:薬剤投与量出力部
Claims (15)
- 血小板含有試料の凝固過程の測定データに基づいて血小板凝集能を解析する血液凝固系解析部と、
前記血液凝固系解析部による解析結果の出力を制御する出力制御部と、
を含み、
前記血液凝固系解析部において、前記血小板含有試料に血小板凝集阻害物質が添加された凝固過程の測定データ及び前記血小板含有試料に血小板惹起物質及び前記血小板凝集阻害物質が添加されていない凝固過程の測定データに基づいて、前記血小板含有試料の前記血小板凝集能を解析することを特徴とし、
前記凝固過程の測定データは、電気的特性の測定データであり、
前記電気的特性の測定データは、前記血小板含有試料の複素誘電率であり、
前記血液凝固系解析部では、前記複素誘電率のスペクトル変化における特徴量を用い、
各血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量に基づいて、血小板の活性化残余率A R (%)を算出し、
前記活性化残余率A R (%)は、下記式(1)により算出される、血小板凝集能解析装置。
α dbcm :測定対象となる血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
α max :血小板凝集阻害物質が添加された血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
α min :血小板惹起物質及び血小板凝集阻害物質が添加されていない血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量 - 前記電気的特性の測定データは、前記血小板含有試料に一定の周波数を有する交流電場をかけたインピーダンスである、請求項1に記載の血小板凝集能解析装置。
- 前記特徴量は、前記複素誘電率のスペクトルから抽出される時間特徴量及び/又は勾配特徴量である、請求項1又は2に記載の血小板凝集能解析装置。
- 前記勾配特徴量は、前記複素誘電率のスペクトルから抽出される時間特徴量に基づいて抽出される、請求項3に記載の血小板凝集能解析装置。
- 前記特徴量は、100kHz以上3MHz未満の低周波数で複素誘電率の極大値を与える時間CT0、低周波数で最大勾配を与える時間CT1、低周波数での最大勾配CFR、CT1以降で傾きの絶対値がCFRの所定割合になった際の時間CT4、低周波数での誘電率極大値と誘電率最小値との差又はそれに準じた値を誘電率極大値又は測定開始時の初期値で除して規格化しこれに定数を乗じることで得られる値DSC、3~30MHzの高周波数で複素誘電率の極小値を与える時間CT、CTから任意の時刻までの誘電率増加量、高周波数で最大勾配を与える時間CT3、高周波数での最大勾配CFR2、CT以降CT3以前でCT3からCFR2の傾きで直線を引いた時に複素誘電率の最小値を与える時間CT2、及びCT3以降で傾きの絶対値がCFR2の所定割合になった際の時間CT5からなる群より選ばれるいずれか1つ以上である、請求項1から4のいずれか一項に記載の血小板凝集能解析装置。
- 前記血小板凝集阻害物質は、サイトカラシンD、サイトファイシンC、ラトランクリンA、及びケトグロボシンAからなる群より選ばれるいずれか1種以上である、請求項1から5のいずれか一項に記載の血小板凝集能解析装置。
- 前記血小板惹起物質及び血小板凝集阻害物質が添加されていない血小板含有試料には、NaCl及び/又は塩化カルシウムが添加されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の血小板凝集能解析装置。
- 前記血小板含有試料は、全血である、請求項1から7のいずれか一項に記載の血小板凝集能解析装置。
- 前記全血は、抗血小板薬を投与された被験者から採取されたものである、請求項8に記載の血小板凝集能解析装置。
- 前記血液凝固系解析部の解析結果に基づいて抗血小板薬の奏功性に関する情報を出力する薬剤奏功性出力部を更に有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の血小板凝集能解析装置。
- 前記抗血小板薬の奏功性に関する情報に基づいて前記抗血小板薬の投与量に関する情報を出力する薬剤投与量出力部を更に有する、請求項10に記載の血小板凝集能解析装置。
- 各血小板含有試料を保持する生体試料保持部を更に有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の血小板凝集能解析装置。
- 各血小板含有試料の凝固過程を測定する測定部を更に有する、請求項1から12のいずれか一項に記載の血小板凝集能解析装置。
- 血小板含有試料の凝固過程の測定データに基づいて血小板凝集能を解析する血液凝固系解析工程と、
前記血液凝固系解析工程における解析の結果の出力を制御する出力制御工程と、
を含み、
前記血液凝固系解析工程において、前記血小板含有試料に血小板凝集阻害物質が添加された凝固過程の測定データ及び前記血小板含有試料に血小板惹起物質及び前記血小板凝集阻害物質が添加されていない凝固過程の測定データに基づいて、前記血小板含有試料の前記血小板凝集能を解析することを特徴とし、
前記凝固過程の測定データは、電気的特性の測定データであり、
前記電気的特性の測定データは、前記血小板含有試料の複素誘電率であり、
前記血液凝固系解析工程では、前記複素誘電率のスペクトル変化における特徴量を用い、
各血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量に基づいて、血小板の活性化残余率A R (%)を算出し、
前記活性化残余率A R (%)は、下記式(1)により算出される、血小板凝集能解析方法。
α dbcm :測定対象となる血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
α max :血小板凝集阻害物質が添加された血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
α min :血小板惹起物質及び血小板凝集阻害物質が添加されていない血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量 - 血小板含有試料の凝固過程の測定データに基づいて血小板凝集能を解析する血液凝固系解析部と、前記血液凝固系解析部による解析結果の出力を制御する出力制御部と、を含み、前記血液凝固系解析部において、前記血小板含有試料に血小板凝集阻害物質が添加された凝固過程の測定データ及び前記血小板含有試料に血小板惹起物質及び前記血小板凝集阻害物質が添加されていない凝固過程の測定データに基づいて、前記血小板含有試料の前記血小板凝集能を解析することを特徴とし、
前記凝固過程の測定データは、電気的特性の測定データであり、
前記電気的特性の測定データは、前記血小板含有試料の複素誘電率であり、
前記血液凝固系解析部では、前記複素誘電率のスペクトル変化における特徴量を用い、
各血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量に基づいて、血小板の活性化残余率A R (%)を算出し、
前記活性化残余率A R (%)は、下記式(1)により算出される、血小板凝集能解析装置と、
前記血小板凝集能解析装置による解析の結果を表示する表示装置と、
を備える、血小板凝集能解析システム。
α dbcm :測定対象となる血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
α max :血小板凝集阻害物質が添加された血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
α min :血小板惹起物質及び血小板凝集阻害物質が添加されていない血小板含有試料の前記複素誘電率のスペクトルから抽出された前記特徴量
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