JP7230317B2 - 柱の施工方法 - Google Patents

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本発明は、柱の施工方法に関する。
下記特許文献1には、現場打ちコンクリートによって柱を建て込んだ後で、プレキャスト梁部材を設置する、柱梁接合部の施工方法が示されている。
特開平3-233058公報
上記特許文献1の柱梁接合部の施工方法では、プレキャスト梁部材の施工に先行して柱を構築する。この際、柱の位置は下層階から突出する柱主筋の位置によって規定される。このため、下層階に施工誤差が生じた場合に、当該施工誤差を吸収することが難しい。
本発明は上記事実を考慮して、下部構造体の施工誤差を吸収し易い柱の施工方法を提供することを目的とする。
請求項1の柱の施工方法は、下部構造体の上方に設けた支保工にプレキャストコンクリート製の仕口部及び前記仕口部に接合された梁を配置する工程と、前記下部構造体と前記仕口部との間に柱を構築する工程と、を備えている。
請求項1の柱の施工方法では、下部構造体の上に、柱、仕口部及び梁を備えた柱梁架構が構築される。このとき、まず仕口部及び梁が下部構造体の上方に配置され、次いで、柱が構築される。このため、下部構造体に施工誤差がある場合でも、仕口部及び梁を設計上正規の位置に配置し、この仕口部を定規として柱を構築することで、施工誤差を吸収できる。
請求項2の柱の施工方法は、下部構造体の上方にプレキャストコンクリート製の仕口部及び前記仕口部に接合された梁を配置する工程と、前記下部構造体と前記仕口部との間に柱を構築する工程と、を備え、前記柱は現場打ちコンクリート製とされると共に、前記仕口部の下面と前記柱の型枠とが隙間を開けて配置される。
請求項2に記載の柱の施工方法では、柱が現場打ちコンクリートとされている。このため、柱がプレキャストコンクリート製の場合と比較して施工誤差を吸収し易い。また、仕口部の下面と柱の型枠とが隙間を開けて配置されるため、隙間が無い場合と比較して、コンクリートの充填確認が容易である。また、例えば当該隙間からコンクリートを打設できる。このため施工効率が高い。
請求項3の柱の施工方法は、請求項1に記載の柱の施工方法において、前記柱は現場打ちコンクリート製とされると共に、前記仕口部の下面と前記柱の型枠とが接して配置され、前記仕口部又は前記型枠に形成された打設孔から前記型枠内へコンクリートを打設する。
請求項3に記載の柱の施工方法では、柱が現場打ちコンクリートとされている。このため、柱がプレキャストコンクリート製とされている場合と比較して施工誤差を吸収し易い。また、仕口部の下面と柱の型枠とが接して配置されるため、隙間がある場合と比較して、柱のコンクリート硬化後に仕口部を柱に載置する工程を省略できる。
請求項4の柱の施工方法は、請求項1または3に記載の柱の施工方法において、前記梁を配置する工程の前に、前記下部構造体として、内ダイヤフラムを備えた角型鋼管を構築する工程と、前記角型鋼管の上方にテンプレートを配置する工程と、前記内ダイヤフラム及び前記テンプレートの貫通孔に柱主筋を挿通する工程と、前記角型鋼管の内部にコンクリートを圧入する工程と、機械式継手部材を用いて前記柱主筋を上方へ延長する工程と、を備える。
本発明に係る柱の施工方法によると、下部構造体の施工誤差を吸収し易い。
本発明の実施形態に係る柱の施工方法によって構築された下部構造体及び上部構造体を示す断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る柱の施工方法における下部構造体を示す部分拡大断面図であり(B)は下部構造体の柱にテンプレートを取り付けた状態を示す部分拡大断面図であり(C)は下部構造体の柱に上部構造体の柱における主筋を挿入した状態を示す部分拡大断面図である。 (A)は上部構造体の柱における主筋の上端部にテンプレートを挿通した状態を示す部分断面図であり(B)は下部構造体の柱にコンクリートを打設した状態を示す部分拡大断面図である。 (A)は上部構造体の柱の鉄筋及び型枠を配置した状態を示す断面図であり(B)は型枠の上方に梁を吊下した状態を示す断面図である。 (A)は上部構造体の梁を支保工に載置した状態を示す断面図であり(B)は型枠にコンクリートを打設した状態を示す断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る柱の施工方法が適用される下部構造体の柱梁接合部を内ダイヤフラム形式とした状態を示す部分拡大断面図であり(B)は(A)におけるB-B線矢視図である。 (A)は本発明の実施形態に係る柱の施工方法が適用される下部構造体の柱梁接合部を外ダイヤフラム形式とした状態を示す部分拡大断面図であり(B)は(A)におけるB-B線矢視図である。 本発明の実施形態に係る柱の施工方法において柱のコンクリートの打設方法のバリエーションを示す断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る柱の施工方法において型枠と仕口部の下面との間に隙間を設けないで柱のコンクリートを打設する方法のバリエーションを示す断面図であり、(B)は(A)と異なるバリエーションを示す断面図である。 本発明の実施形態に係る柱の施工方法において柱をプレキャストコンクリートによって形成した例を示す断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る柱の施工方法において主筋を貫通させるための鉄筋挿入孔を形成した仕口部及び梁を吊下した状態を示す断面図であり(B)は(A)の仕口部を柱の上に載置した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る柱の施工方法について、図面を参照しながら説明する。各図面において同一の符号を用いて示される構成要素は、同一の構成要素であることを意味する。なお、各図面において重複する構成及び符号については、説明を省略する場合がある。また、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
本発明の実施形態に係る柱の施工方法は、図1に示す下部構造体10の上に、鉄筋コンクリート製の柱梁架構によって形成された上部構造体20を構築する方法に関する。
下部構造体10は、CFT(コンクリート充填鋼管)の柱12に、H型鋼の梁14が接合された柱梁架構とされている。この下部構造体10の上部に、現場打ちの鉄筋コンクリート製の柱22と、プレキャストコンクリート製の梁24及び仕口部26と、を備えた上部構造体20が構築される。
なお、本発明の実施形態は、下部構造体10の直上部に設置される柱22の施工方法に関するものである。以下の記載においては、下部構造体10と柱22との接合部の施工方法及び上部構造体の施工方法を詳述することで、柱22の施工方法を説明する。
(接合部の施工方法)
まず、図2(A)~(C)と図3(A)、(B)を用いて、下部構造体10と柱22との接合部の施工方法について説明する。
図2(A)に示すように、下部構造体10の柱12を形成する角型鋼管12Aの内部には、ダイヤフラム12Bが配置されている。ダイヤフラム12Bは、柱12に接合された梁14における上下のフランジ14Bの延長線上に配置されている。これにより柱12には、内ダイヤフラム形式の柱梁接合部が形成されている。ダイヤフラム12Bには、鉄筋貫通用の貫通孔12Cと、コンクリート圧入用の貫通孔12Dが形成されている。
下部構造体10と柱22との接合部を施工するためには、まず、図2(B)に示すように、角型鋼管12Aの上方に、溝型鋼30を介してテンプレート32を配置する。この際、溝型鋼30とテンプレート32とは、図示しないブルマン(狭締金具)等を用いて仮固定する。なお、テンプレート32には貫通孔32Cが形成されている。テンプレート32は、ダイヤフラム12Bにおける貫通孔12Cの上方に貫通孔32Cが位置するように配置される。
次に、図2(C)に示すように、テンプレート32の貫通孔32C及び上下のダイヤフラム12Bの貫通孔12Cに、上部構造体20を構成する柱22の主筋22Aを挿通する。主筋22Aは、テンプレート32の上方から貫通孔32C、12Cへ差し込み、ロックナットなどを用いてテンプレート32に係止して保持する。
次に、図3(A)に示すように、主筋22Aの上端部をテンプレート34に挿通する。テンプレート34には、テンプレート32と同様の配置で貫通孔34Cが形成されており、主筋22Aはこれらの貫通孔34Cに挿通される。テンプレート34は、異形鉄筋等を用いて形成された保持部材36によって下方から支えられて支持される。
次に、図3(B)に示すように、角型鋼管12Aの内部にコンクリート12Eを圧入する。下方から圧入されたコンクリート12Eは、ダイヤフラム12Bに形成された貫通孔12Dを通って上方に向かって打設される。コンクリート12Eの打設後、溝型鋼30、テンプレート32、34及び保持部材36を撤去する。さらに、スラブコンクリート16を梁14の上に打設する。
なお、図2(C)における主筋22Aの施工後、図3(B)におけるコンクリート12Eの打設前に、適宜、柱22のフープ筋22Bを配筋する。フープ筋22Bは、角型鋼管12Aの内部において、上側のダイヤフラム12Bの上方に配置される。以上の工程によって、上部構造体における柱22の主筋22A及びフープ筋22Bが下部構造体10に固定される。
(上部構造体の施工方法)
上部構造体20を施工するには、まず、図4(A)に示すように、下部構造体10における柱12の上端面から突出した主筋22Aを、機械式継手部材22C等を用いて継ぎ足して上方へ延長する。また、主筋22Aの周囲にフープ筋22Bを巻き付け固定する。さらに、フープ筋22Bの周囲に、所定のかぶり寸法を確保して型枠38を組付ける。
次に、図4(B)に示すように、支保工40を設置して、プレキャストコンクリート製の梁24を、下部構造体10における梁14の延設方向に沿って、型枠38の上方に吊下する。梁24は、柱22に接合される仕口部26と一体化された状態で、プレキャスト成形されている。
次に、図5(A)に示すように、梁24を支保工40に載置する。支保工40には、支持高さを可変とするジャッキ(不図示)が装着されている。このとき梁24は、仕口部26の下面と型枠38との間に隙間Vが開くように載置される。隙間Vの幅は、コンクリート打設用のフレキシブルホースを差し込んで操作し易いように、また打設状況を目視し易いように、300mm程度以上とすることが好ましい。なお、梁24は、下部構造体10における柱12、梁14の施工誤差に関わらず、設計上正規の位置(平面視において正規の位置)に配置することが好適である。
下部構造体10に施工誤差がある場合、一例として、型枠38の建て方を調整する。型枠38の位置は、仕口部26における側面26Aを定規として調整できる。別の一例として、主筋22Aの位置を調整する。主筋22Aの位置は、仕口部26の下面に形成された鉄筋挿入孔26Bを定規として調整できる。
そして、図5(B)に示すように、型枠38の内部にコンクリート22Dを打設する。コンクリート22Dは、矢印C1で示すように、仕口部26の下面と型枠38との間の隙間Vから打設することができる。コンクリート22Dの打設後、上面を目均しする。
コンクリート22Dが硬化したら、型枠38撤去して、梁24及び仕口部26をジャッキダウンする。この際、柱22における主筋22Aの上端は、仕口部26の下面に形成された鉄筋挿入孔26Bに挿入された状態となる。その後、支保工40を撤去する。
型枠38を撤去して形成される柱22の上面と仕口部26の下面との間には、スペーサーなどを用いて適宜グラウト充填用の空間を確保する。この空間と鉄筋挿入孔26Bへグラウトを充填することにより、柱22と仕口部26とが接合される。
以上の工程によって、図1に示すように上部構造体20が施工される。なお、図1に示す梁24及び梁24の両端に接合された2つの仕口部26を備えたプレキャスト部材には、梁28A、柱28Bが接合される。これらの梁28A及び柱28Bは、現場打ちコンクリートによって形成してもよいし、プレキャストコンクリートによって形成してもよい。
(作用・効果)
本発明の実施形態に係る柱の施工方法では、図1に示すように、下部構造体10の上に、柱22、仕口部26及び梁24を備えた柱梁架構が構築される。このとき、図5(A)に示すように、まず仕口部26及び梁24が下部構造体10の上方に配置され、次いで、図5(B)に示すように柱22が構築される。このため、下部構造体10に施工誤差がある場合でも、仕口部26及び梁24を設計上正規の位置に配置し、この仕口部26を定規として柱22を構築することで、施工誤差を吸収できる。
また、本発明の実施形態に係る柱の施工方法では、柱22が現場打ちコンクリートとされている。このため、柱22がプレキャストコンクリート製の場合と比較して、型枠38や主筋22Aの位置を調整し易く、施工誤差を吸収し易い。
また、仕口部26の下面と柱22の型枠38とが隙間Vを開けて配置されるため、隙間Vが無い場合と比較して、コンクリート22Dの充填確認が容易である。また、隙間Vからコンクリート22Dを打設できる。このため施工効率が高い。
また、本発明の実施形態においては、図6(A)、(B)に示すように、柱12と梁14との接合部が、角型鋼管12Aの内側にダイヤフラム12Bが接合された内ダイヤフラム形式の接合部とされている。これにより角型鋼管12Aがせん断補強される。このため、上部構造体20の柱22における主筋22Aに巻き付けるフープ筋22Bを、削減又は省略することができる。
なお、図6(B)においては、ダイヤフラム12Bの構成を明確にするために、主筋22A及びフープ筋22Bの図示は省略されている。以下に説明する図7(B)についても同様である。
(その他の実施形態)
柱12と梁14との接合部は、必ずしも内ダイヤフラム形式とする必要はない。例えば図7(A)、(B)に示すように、角型鋼管12Aの外側にダイヤフラム12Fを設けた外ダイヤフラム形式としてもよい。
このようにすることで、角型鋼管12Aに対するコンクリートの圧入の施工性が高くなる。なお、この場合、上部構造体20の柱22における主筋22Aに巻き付けるフープ筋22Bを、主筋22Aの下端部まで配置することが好ましい。主筋22Aの下端部は、梁14の下側のフランジ14Bより下側に配置されている。
また、本実施形態においては、図5(B)に矢印C1で示すように、柱22のコンクリート22Dを、仕口部26の下面と型枠38との間の隙間Vから打設したが、本発明の実施形態はこれに限らない。
例えば図8に示すように、型枠38に漏斗38Aを設置して、この漏斗38Aからコンクリートを矢印C2で示すように打設してもよい。または、型枠38の下部に打設孔38Bを形成し、この打設孔38Bからコンクリートを矢印C3で示すように圧入してもよい。あるいは、仕口部26に上下方向に貫通する打設孔26Cを形成し、この打設孔26Cからコンクリートを矢印C4で示すように注入してもよい。
なお、漏斗38A、打設孔38B、26Cを適用する実施形態においては、仕口部26の下面と型枠38との間に隙間を設けなくてもよい。例えば図9(A)に示すように、コンクリートの充填を確認するための充填確認孔26Dを仕口部26に設けることで、漏斗38Aから打設したコンクリートが型枠38に充填されたことを確認できる。
同様に、充填確認孔26Dを仕口部26に設けることにより、型枠38の打設孔38Bから圧入したコンクリートが型枠38に充填されたことを確認できる。さらに図9(B)に示すように、仕口部26に上下方向に貫通する打設孔26Cは、充填確認孔を兼ねることができる。
このように、仕口部26の下面と型枠38との間に隙間を設けなければ、コンクリート22D(図1参照)の硬化後に梁24及び仕口部26をジャッキダウンして仕口部26を柱22に載置する工程を省略できる。
また、本発明の実施形態においては、柱22が現場打ちコンクリートによって形成されているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば図10に示す柱42のように、プレキャストコンクリート製の柱を用いてもよい。
この場合、柱42の主筋42Aを、下部構造体10の柱12におけるコンクリート12Eへ定着させる主筋42A1と、柱42の成形時にプレキャストコンクリートへ埋設する主筋42A2とに分割して形成する。
柱42の下端部には鉄筋挿入孔42Bを設ける。この鉄筋挿入孔42Bには、主筋42A1の上端部が挿入される。同様に、仕口部26の下端部に設けた鉄筋挿入孔26Bには、主筋42A2の上端部が挿入される。
プレキャストコンクリート製の柱42を用いる場合も、柱42に先行して、梁24、仕口部26を支保工40に載置する。梁24は、下部構造体10における柱12、梁14の施工誤差に関わらず、設計上正規の位置(平面視において正規の位置)に配置することが好適である。
次に、柱42を設置する。柱42の設置に際しては、主筋42A1を柱42の下端部の鉄筋挿入孔42Bに挿入する。主筋42A1を鉄筋挿入孔42Bに挿入後、主筋42A1と鉄筋挿入孔42Bとのクリアランスの範囲内で、柱42を横方向に動かして柱42の位置を調整する。
なお、鉄筋挿入孔42B、26Bと、主筋42A1、42A2とのクリアランスは、応力を伝達するために必要なグラウト剤を充填できる寸法であればよい。但し、柱42の位置調整を容易とするために、これらのクリアランスは大きく確保することが好適である。
柱42の位置は、柱42の上端面から突出している主筋42A2が、仕口部26の下端部に設けた鉄筋挿入孔26Bの直下に配置されるように調整する。この調整後、梁24及び仕口部26をジャッキダウンする。
また、本実施形態においては、図5(A)、(B)に示すように、仕口部26の下端部に鉄筋挿入孔26Bが形成されている。鉄筋挿入孔26Bは継手部材(スリーブ)とされ、主筋22Aの上端部が挿入されるが、本発明の実施形態はこれに限らない。
例えば図11(A)に示すように、仕口部26には上下に貫通する鉄筋挿入孔26Eを形成し、この鉄筋挿入孔26Eに、主筋22Aを貫通させてもよい。鉄筋挿入孔26Eは、シース管等を用いて形成できる。このようにすることで、図11(B)に示すように、主筋22Aの上端部が仕口部26の上端面から突出した状態となる。これにより、主筋22Aの継手部材を減らすことができる。また、プレキャスト部材である仕口部26及び梁24から鉄筋が突出しないため、運搬し易い。
また、本実施形態においては、下部構造体を、CFTを用いた柱12とH型鋼の梁14とを用いて形成しているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば下部構造体は、鉄筋コンクリート製の架構としてもよいし、鉄筋鉄骨コンクリート製の架構としてもよい。また、下部構造体は、現場打ちのコンクリートによって形成してもよいし、プレキャスト部材によって形成してもよい。このように、本発明は様々な態様で実施できる。
10 下部構造体
22 柱
24 梁
26 仕口部
26C 打設孔
38 型枠
38A 漏斗(打設孔)
38B 打設孔
V 隙間

Claims (4)

  1. 下部構造体の上方に設けた支保工にプレキャストコンクリート製の仕口部及び前記仕口部に接合された梁を配置する工程と、
    前記下部構造体と前記仕口部との間に柱を構築する工程と、
    を備えた柱の施工方法。
  2. 下部構造体の上方にプレキャストコンクリート製の仕口部及び前記仕口部に接合された梁を配置する工程と、
    前記下部構造体と前記仕口部との間に柱を構築する工程と、
    を備え、
    前記柱は現場打ちコンクリート製とされると共に、
    前記仕口部の下面と前記柱の型枠とが隙間を開けて配置される、
    柱の施工方法。
  3. 前記柱は現場打ちコンクリート製とされると共に、
    前記仕口部の下面と前記柱の型枠とが接して配置され、
    前記仕口部又は前記型枠に形成された打設孔から前記型枠内へコンクリートを打設する、
    請求項1に記載の柱の施工方法。
  4. 前記梁を配置する工程の前に、
    前記下部構造体として、内ダイヤフラムを備えた角型鋼管を構築する工程と、
    前記角型鋼管の上方にテンプレートを配置する工程と、
    前記内ダイヤフラム及び前記テンプレートの貫通孔に柱主筋を挿通する工程と、
    前記角型鋼管の内部にコンクリートを圧入する工程と、
    機械式継手部材を用いて前記柱主筋を上方へ延長する工程と、
    を備えた請求項1または3に記載の柱の施工方法。
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