JP7228387B2 - 業務計画作成支援方法、及び業務計画作成支援装置 - Google Patents
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Description
を計算機で自動算出させるための方法が浸透しつつある。例えば、要員をいつ、どこに、
何人割り当て、どの製品を、どれくらいの量を生産するかを決定するため、これらの離散
状態の中から最適解を算出する数理計画法等の手法が試みられてきた。
条件(以下、単に「制約」ともいう)の下で、最適解を与えるような計画(例えば、複数
の評価値をなるべく最適に与える計画)を算出する必要がある。制約条件とは、例えば、
作業員の人数、勤務時間に関する制約、生産ラインにおける生産可能量又は工程順序の制
約、及び確保すべき在庫量の制約等である。現実の計画立案にあたっては、これらの多く
の制約を調整しつつ立案する必要があり、計算機によって計画を自動算出するためには、
それらの制約の抽出と定式化が必要となる。
で不遵守が許容される制約との二種類に分かれる。特に後者の制約に関しては、対象とす
る制約が多くなるほど、それらの制約を完全に満たせばその解が最も望ましいとは限らな
くなってくる。そのため、多数ある制約中でどの制約をどの程度遵守すべきであるかとい
った、制約の重要度の決定が必要となる。
対話型のテストスケジュールの調整方法として、重要度とテスト期間を与えて数理最適化
によってテストスケジュールを算出する際に、重要度の変更があった場合にも対応できる
スケジュール算出方法が提案されている。
ルを算出することができない。したがって、上記で述べたように多くの制約が与えられて
いるような場合には、現場の運用知識から重要性を特定できる一部の制約を除き、各制約
に関して優先度を決定することは一般に困難である。
課せられる各制約を適切に考慮して当該業務計画を作成することが可能な業務計画作成支
援方法、及び業務計画作成支援装置を提供することにある。
作成することができる。
[実施例1]
図1は、実施例1に係る業務計画作成支援システム1の構成の一例を説明する図である
。業務計画作成支援システム1は、複数のリソースを利用して行われる様々な業務の計画
(以下、単に「計画」という。例えば、工場において複数の作業員が各生産ライン(生産
設備)を用いて、所定の期間で所定の製品を生産する場合における日々の生産計画、様々
な人材を配置して所定の期間で行われる所定の業務における当該業務の要員計画、各作業
員が各製品を管理する在庫管理の計画、各作業員が所定の期間内に行う各製品の配送計画
等。)の作成を支援する情報処理システムである。
、1又は2以上の端末50とを含んで構成されている。計画算出用サーバ101と各端末
50との間は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)
、インターネット、専用線等の有線又は無線の通信ネットワーク105によって通信可能
に接続されている。
て、計画の作成に必要なデータの入力を行い、また、作成された計画の内容を所定の画面
で確認する。
、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等、HDD(Hard Dis
k Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置43と、キーボード、マウス、タ
ッチパネルなどからなる入力装置44と、モニタ(ディスプレイ)等からなる出力装置4
5と、端末50と通信を行う通信装置46とを備える。なお、端末50も計画算出用サー
バ101と同様のハードウェア構成を備える。
部108、評価指標算出部109、影響度算出部110、関連性管理部111、及び画面
出力部117を、プログラム等として記憶している。
、リソースの利用に際して課される制約条件及び、リソースの利用状況を評価するための
評価指標の入力をユーザ(例えば、端末50)から受け付ける。
、例えば、製品の在庫量に関する指標、納期の遵守率に関する指標である。詳細は後述す
る。
れた業務の計画を生成するためのプログラムである。
れている各制約条件に対する優先度の情報が必要である。初期状態では、例えば、各優先
度は均等に設定されているが、後述する関連性管理部111等により、各優先度は最適な
値に算出される。
は、制約条件を最大限遵守しつつ(不遵守を最小限にし)、各評価指標の値を最適化する
ような解(計画)を探索する。
度に基づき、前記各制約条件の遵守又は不遵守の程度及び前記評価指標の指標値を最適化
する計画を算出する。
否かをチェックする。例えば、制約確認部108は、計画生成部107による各計画の生
成後にチェックを行う。また、制約確認部108は、計画生成部107の各計画の生成途
中にチェックを行ってもよい。これにより、計画生成部107が生成した計画は、制約条
件との関係で最適なものになる。
指標値)を算出する。評価指標算出部109は、制約確認部108と同様に、各計画の生
成後に、又は、各計画の生成途中に繰り返して、実行される。
画における他の制約条件の遵守又は不遵守の程度の変化又はリソースの評価指標の指標値
の変化である影響度を算出する。
の遵守又は不遵守の有無を判定する所定の閾値を変化させた場合における、他の制約条件
のうち不遵守状態にある制約条件の数又は、前記評価指標の指標値の変化に基づき、前記
影響度を算出する。
複数回算出し、算出した各優先度に基づき前記優先度を最適化する。
1は、優先度算出部1111を備える。
制約条件間の優先度を算出する。
各制約条件間の関連性の強さを算出する。
、互いに関連性があると推定した前記制約条件のグループを生成する。
出した関連性の強さに基づき、前記算出した優先度を修正する。
記制約条件のグループにおいて、前記算出した優先度が高い制約条件を特定すると共に当
該グループにおける他の制約条件の優先度を前記高い優先度に修正する処理、前記他の制
約条件の優先度を前記高い優先度との関係で所定割合増加させた優先度に修正する処理、
又は、前記高い優先度の制約条件の優先度を前記他の制約条件の優先度に修正する処理、
のいずれかを行う。
する。
連性の強さを表す情報を出力する。なお、画面出力部117は、端末50が備えていても
よい。
標リスト114、影響度算出結果115、及び関連性算出結果116を記憶している。
基本データである。生産関連データ112は、例えば、1ヶ月等の所定期間で生産すべき
製品の生産量、工場の稼動日の情報、作業者の情報、及びその他のマスタ情報である。制
約リスト113は、制約条件に関するデータである。評価指標リスト114は、評価指標
に関するデータである。
(制約リスト)
図2は、制約リスト113の一例を示す図である。制約リスト113は、各制約条件ご
とに割り当てられた番号が格納される制約番号1131、制約番号1131に係る制約条
件の名称が格納される名称1132、制約番号1131に係る制約条件の定義内容が格納
される定義1133、制約番号1131に係る制約条件の充足有無の判定手順を特定する
情報(例えば、計算式、条件式)が格納される判定手順1134、及び、判定手順113
4に係る判定手順に使用される情報であって、制約条件の充足を判定するための所定の閾
値が格納される閾値1135、の各項目を有するデータベースである。制約リスト113
は、例えば、ユーザにより入力され、又は所定の情報処理装置から取得される情報である
。
る名称の制約条件であり、その内容は、「工場の生産ラインごとに所定の人数の作業員が
配置する人数に関する制約」である。また、その制約条件の閾値は、「生産ラインごとの
所定値」であり、所定の判定手順を用いて当該制約条件を満たしているかを算出する(計
算式は省略する)。
ある。
作業時間帯(朝、昼、夜、休み)に係る制約条件についても作成することができる。
(評価指標リスト)
図3は、評価指標リスト114の一例を示す図である。評価指標リスト114は、各評
価指標ごとに割り当てられた番号が格納される指標番号1141、指標番号1141に係
る評価指標の名称が格納される評価指標名称1142、指標番号1141に係る評価指標
の定義内容が格納される定義1143、及び、指標番号1141に係る評価指標の指標値
の算出手順(例えば、計算式や条件式)が格納される算出手順1144、の各項目を有す
るデータベースである。評価指標リスト114は、例えば、ユーザにより入力され、又は
所定の情報処理装置から取得される情報である。
る在庫量に関する指標で、「生産品目ごとに適切な在庫量を守った日にち」なる内容の指
標である。
られる。
結果に関するデータである。影響度算出結果115の具体例は後述する。
果に関するデータである。関連性算出結果116の具体例は後述する。
ェアによって、もしくは、計画算出用サーバ101の処理部41が、記憶装置43に記憶
されている各プログラムを読み出して実行することにより実現される。
ードディスクドライブ、SSDなどの記憶デバイス、又は、ICカード、SDカード、D
VDなどの、情報処理装置で読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納される。
<<計画作成支援処理>>
図4は、計画における各制約条件の優先度を自動的に算出し、これを用いて計画を作成
する、計画作成支援処理の一例を説明するフロー図である。
る(s501)。また、計画算出用サーバ101は、評価指標リスト114を読み込み、
各評価指標の情報を取得する(s502)。
の影響度を算出する、制約影響度算出処理を実行する(s503)。制約影響度算出処理
の詳細は後述する。
を算出する、制約関連性算出処理を実行する(s504)。制約関連性算出処理の詳細は
後述する。
情報を出力する(s505)。
約関連性算出処理が生成した情報の選択又は修正を受け付ける(s506)。例えば、計
画算出用サーバ101は、ユーザ端末50から、制約条件間のグループの修正の入力を受
け付ける。
<制約影響度算出処理>
図5は、制約影響度算出処理の一例を説明するフロー図である。計画算出用サーバ10
1は、全制約条件のうち一つを選択する(s601)。そして、計画算出用サーバ101
(具体的には、計画生成部107)は、選択した制約条件の強弱を変化させた場合の計画
を生成する(s602)。具体的には、例えば、計画算出用サーバ101は、選択した制
約条件を除いた全ての制約条件が課されている状態で、それらの制約条件の遵守程度及び
各評価指標の指標値を最適化するような計画を算出する。この処理は、例えば、数理計画
法等により行われる。
の所定の閾値を上下させることにより、複数回数、影響度を算出してもよい。これにより
、影響のタイプ(制約を弱めたときに影響が大きくなる場合と強めた時に影響が出る場合
など)を分類して扱うこと等が可能となる。なお、本実施例では前記のように制約を除い
た場合の説明のみ行う。
た計画における各評価指標の指標値を算出する(s603)。
画において、s601で選択した制約条件を除いた全ての制約条件のそれぞれの遵守状況
を算出する(s604)。
の組み合わせ、及び遵守できなかった(不遵守があった)制約条件の組み合わせを記憶し
ておくものとする。この情報は、後述する制約関連性算出処理で用いることができる。
約条件の遵守状況に基づき、各制約条件の影響度を算出する(s605)。
条件iを除外した場合の計画に対する影響の大きさを、以下のようにして算出する。
=a*Σ_{j≠i} f(j)/(制約条件の総数)
+b*Σ_{k} g(k)/(評価指標の総数)
への影響に関する項、第2項は、評価指標への影響に関する項である。f(j)は、制約
条件jの破れ(遵守していない)があれば1、制約条件jの破れがなければ0となる関数
である。Σ_{j≠i}は、制約条件i以外の制約条件全てについての和を意味する。g
(k)は、評価指標kの変化率を意味する。Σ_{k}は、全ての評価指標の変化率につ
いての和を意味する。なお、評価指標の変化率は、その増加及び減少を区別してもよいが
、本実施例ではその減少及び増加を区別せず、単に変化の大きさを表すものとする。
メータの具体的な設定方法は同一の内容(「無い」)を表す場合でも複数パターン存在し
、算出される影響度も異なる場合がある。このような場合は、例えば、制約条件iの遵守
度合いを表すパラメータ値を、予め遵守していない場合の値に固定してもよいし、制約条
件iに関する数値処理を全く行わないようにしてもよい。また、数値の具体的な設定方法
だけでなく、影響度の算出に用いる種々のパラメータの初期値も、複数パターン存在し、
これにより算出される影響度が異なる場合がある。これらの場合は、本実施例の計画算出
用サーバ101は、s602において、これらの複数パターンのパラメータの設定方法(
又は初期値)に基づき、制約条件iの影響度を複数回数、算出するものとする。そして、
計画算出用サーバ101は、これらの複数の方法で算出された影響度に対して所定の統計
処理(例えば、平均値の算出)を行うことで、最適化した影響度を最終的に決定するもの
とする。すなわち、本実施形態の計画算出用サーバ101は、各制約条件を除外した場合
について、それぞれ複数回数、影響度を算出する。
15に記憶する。また、計画算出用サーバ101は、各制約条件について不遵守となった
回数を記憶する。
制約条件の優先度を算出する。具体的には、例えば、計画算出用サーバ101は、影響度
の大きい制約条件ほど優先度の高い制約条件となるように、各制約条件の優先度を設定す
る(例えば、各影響度に所定の係数を乗算して優先度を算出する)。
(影響度の算出結果)
図6は、影響度算出結果115の一例を示す図である。影響度算出結果115は、各制
約条件に関するデータベースとなっており、各制約条件に割り当てられた番号が格納され
る制約番号1151、制約番号1151に係る制約条件の名称が格納される制約名称11
52、制約番号1151に係る制約条件の強弱を変化させた場合に制約を遵守することが
できなくなった他の制約条件の数が格納される制約破れ数1153、制約番号1151に
係る制約条件の番号のリストが格納される破れ制約番号1154、制約番号1151に係
る制約条件の強弱を変化させた場合における各評価指標の指標値の変化率のリストが格納
される評価指標変化率1155、及び、制約番号1151に係る制約条件の強弱を変化さ
せた場合の影響度が格納される影響度1156の各項目を有する。
弱を変化させると、「3」個の他の制約条件が制約不遵守となり、当該他の制約条件は「
#5」、「#6」、「#8」である。また、当該変化により、「評価指標1は5%」、「評価指標
2は30%」、「評価指標3は20%」変化する。そして、当該変化による、制約条件「1」の
影響度は、「51」である。なお、ここでは、前記の所定の係数の概念は省略している。
について行う(s607)。
以上で、計画作成支援処理における制約影響度算出処理は終了する。
<制約関連性算出処理>
図7は、制約関連性算出処理の一例を説明するフロー図である。まず、計画算出用サー
バ101は、各制約条件の他の制約条件に対する影響度を読み込む(s801)。具体的
には、例えば、計画算出用サーバ101は、影響度算出結果115の全レコードのデータ
(例えば、破れ制約番号1154のデータ)を読み込む。
そのうち一つの組み合わせ(制約条件i,制約条件j)を選択する(s802、s803
)。
性(制約条件i及び制約条件jの間の関連性)を算出する(s804)。
の算出回数(s605参照)のうち、他の制約条件jについて不遵守となった回数の割合
を、関連度とする。
用サーバ101は、選択した組み合わせに関連性がある(制約条件iから制約条件jへの
関連性あり)と判定する(s806)。他方、算出した関連性が予め与えられた閾値より
等しいか小さい場合(s805:NO)、計画算出用サーバ101は、選択した組み合わ
せに関連性がない(制約条件iから制約条件jへの関連性なし)と判定する(s807)
。
て複数回互いに制約条件が不遵守となったか否かによって関連性の有無を判定してもよい
し、半分以上の確率で制約条件が不遵守となったか否かによって関連性の有無を判定して
もよい。
表現しているが、その他の表現方法も可能である。例えば、所定の関連度の値を用い、「
制約条件iから制約条件jへの関連度は0.xx」のように、数値による重みづけによる表現
も可能である。
いて行う(s808、s809)。そして、計画算出用サーバ101は、算出した関連性
の情報を、関連性算出結果116に記憶する。
(関連性算出結果116)
図8は、関連性算出結果116の一例を示す図である。関連性算出結果116は、マト
リックスデータ(表データ)として構成されており、表の行1161及び列1162はそ
れぞれ制約条件のリストである。そして、行1161の制約条件のいずれか及び列116
2の制約条件のいずれかの組み合わせによって、両制約条件間の関連性が特定される。す
なわち、各セル1163において、関連性がある場合は「○」が登録されると共に、関連
度の値が格納される。他方、制約条件間に関連性がない場合は、その関連性の値は登録さ
れない。同図の例では、制約条件「1」は、制約条件「2」(関連度0.56)、及び制
約条件「3」(関連度0.54)と関連性がある。
ープ(以下、制約グループという)を生成する(s810)。制約グループは、本実施例
では有向グラフにより表され、具体的には、各制約条件をノードとして設定し、互いに関
連性のあるノード間を所定の結合線(アーク)で接続することで作成される。これにより
、アークで接続された複数のノードのグループが、一の制約グループとなる。このような
有向グラフの詳細は後述する。
正する(s811)。
制約条件の優先度を、当該制約グループの他の制約条件のうち優先度の高い制約条件の優
先度にあわせる。すなわち、計画算出用サーバ101は、各制約グループにおいて、影響
度(優先度)が高くない第1制約条件と、影響度(優先度)の高い他の第2制約条件とを
抽出し、第1制約条件の優先度を第2制約条件の優先度と同じに設定する。この手法は、
評価指標や他の制約条件に大きな影響を与える制約条件(すなわち影響度の大きい制約条
件)と関連付いている制約条件は、たとえ直接的には影響度は小さくても優先度を上げる
べきである、という考え方に基づく。
で優先度が最も高い制約条件を特定し、その優先度と同じ優先度を、当該制約グループに
属する他の制約条件にも設定する。ある制約グループの中で高い優先度を持つ制約条件か
ら順に、その制約条件と直接関連性のある制約条件の優先度との差を一定の割合で縮める
演算(例えば、両者の優先度の差の50%を、優先度が低い制約条件の優先度に加える等)
を行う。
以下、結果の出力例について説明する。
図9は、各制約条件の間の関連性を表示する、関連性表示画面の一例を示す図である。
関連性表示画面1001は、計画算出用サーバ101に表示され、又は、計画算出用サー
バ101が生成した画面情報が端末50に表示される。関連性表示画面1001には、1
又は複数の有向グラフ1010が表示される。有向グラフ1010は、制約条件を表す複
数のノード1012と、制約条件間に関連性があることを示す、ノード1012間を結ぶ
アーク1014とによって構成されている。有向グラフ1010によって互いに結合され
ているノード1012の集合(制約条件の集合)が、一つの制約グループを形成している
。
。また、制約条件6が制約条件5を介して制約条件1と関連している制約グループが形成
されている。また、制約条件7はいずれの制約条件とも関連しておらず、他の制約条件と
はアーク1014で結合されてない(符号1004)。
ている。例えば、ユーザが、所定の知見に基づき、制約条件1、2、3及び、制約条件7
の合計4つの制約条件を1つの制約グループとするべきと判断した場合、ユーザは、関連
性表示画面1001に所定の入力を行うことにより、制約条件1、2、3、7を一つの新
たな制約グループ1005に修正することができる。
間の関連性の情報を確認し、制約条件の優先順位を決定し、また、制約グループの妥当性
の検討を行うことができる。
。
<計画生成結果表示画面>
図10は、計画生成支援処理により生成された計画の内容を表示する、計画生成結果表
示画面の一例を示す図である。計画生成結果表示画面は、計画算出用サーバ101に表示
され、又は、計画算出用サーバ101が生成した画面情報が端末50に表示される。
の内容を表示する第1表示欄2100と、生成された計画のうち、所定の製品Aの生産に
係る作業員の要員計画の内容を表示する第2表示欄2200とが表示される。
生産ラインに係る行2102及び、各生産ラインにおける作業の日付に係る列2104に
よって構成されるマトリックス図(表)となっている。これにより、ユーザは、各生産ラ
インにおける製品Aの製造数及びそれらの合計数と、各日における製品Aの生産数とを知
ることができる。
員に係る行2202及び、各作業員の作業日に係る列2204によって構成されるマトリ
ックス図(表)となっている。これにより、ユーザは、各作業員A~Zが、各日付におい
て、いつ作業をするか(朝、昼、夜、又は休み)を知ることができる。
はない。
てリソースの利用に際して課される制約条件の強弱を変化させた場合における、計画にお
ける他の制約条件の不遵守の程度の変化又はリソースの利用状況を評価するための評価指
標の指標値の変化である影響度を算出し、算出した影響度に基づき複数の制約条件間の優
先度を算出し、算出した各制約条件の優先度に基づき、各制約条件の遵守の程度及び評価
指標の指標値を最適化する計画を算出する。このように、制約条件の強弱を変化させるこ
とよる各制約条件の影響度を算出することで各制約条件の優先度を自動的に適切な値に調
節し、これに基づき、適切な業務計画を生成することができる。
このように、本実施例に係る業務計画作成支援システム1によれば、業務計画において
課せられる各制約を適切に考慮して当該業務計画を作成することができる。
本実施例は、実施例1と比べて計画の生成を最適化(高速化)する例である。すなわち
、実施例1では、制約条件のそれぞれを除外した各場合について計画及び影響度を算出し
ているため、多くの計算量が必要となる。本実施例の計画算出用サーバ101は、この点
を改善して計算量を減らすことができる。
なる。
いて前記影響度を算出するものであり、各場合について、前記影響度を算出する際に算出
された計画の内容と、各制約条件の不遵守の程度又は前記評価指標の指標値との組み合わ
せを記憶する。
守の状態である場合に対応する、前記記憶した組み合わせがあるか否かを判定し、対応す
る組み合わせがあると判定した場合には、当該対応する組み合わせにおける計画の内容を
取得し、取得した計画の内容に基づき前記影響度を算出する。
図11は、実施例2に係る、計画の最適化計算の一例を説明する図である。実施例1で
説明したように、計画算出用サーバ101は、制約影響度算出処理において、各影響度の
算出に際して、最適化のための計画の算出(すなわち、最適化計算)を、複数回行ってい
る。すなわち、1回目の最適化計算の結果、第1計画1101が生成されると共に制約条
件1、5、7が不遵守となる第1状態1105が算出され、2回目の最適化計算の結果、
第2計画1102が生成されると共に制約条件1、7が不遵守となる第2状態1106が
算出され、3回目の最適化計算の結果、第3計画1103が生成されると共に制約条件7
が不遵守となる第3状態1107が算出され、第4回目の最適化計算の結果、第4計画1
104が生成されると共に不遵守となる制約条件は無くなる。これにより、最適化計算は
終了する。
遵守となっている第1状態1105、第2状態1106、及び第3状態1107と、これ
らに対応する第1計画1101、第2計画1102、及び第3計画1103とをそれぞれ
、所定のデータベース1108に対応づけて記憶する(対応する評価指標も記憶する)。
そして、計画算出用サーバ101は、影響度の算出の際、各制約条件の状態(不遵守の有
無)に対応する計画のデータを、データベース1108を参照することにより取得し、取
得した計画1109を用いて影響度を算出する。
、制約不遵守の各場合に対する計画を全て逐一計算する必要がなくなるので、処理の高速
化を図ることができる。なお、最適化計算の途中で、全ての制約が不遵守となる計画が算
出されることはないが、影響度の算出の際に必要な制約条件の不遵守状態に対応する計画
があった場合には、計算量の削減が行える。最適化計算を重ねるごとに記録される情報は
増加するため、影響度の算出回数が増えるほど、データベース1108による処理の高速
化の効果は増大する。
(制約影響度算出処理)
図12は、実施例2に係る制約影響度算出処理の一例を示すフロー図である。計画算出
用サーバ101は、制約条件の不遵守状態(各制約条件の破れ状態)のパターンのうち一
つを選択する(s1200)。そして、計画算出用サーバ101は、データベース110
8を参照し、s1200で選択した制約条件の不遵守状態のパターンに対応する計画を検
索する(s1201)。
果を取得し、s1204の処理に進む。他方、検索に失敗した場合(s1202:YES
)、計画算出用サーバ101は、実施例1のs602と同様の処理を行って計画を算出し
た後、算出した計画の内容(当該計画の内容、及び当該計画における各制約条件の不遵守
の有無の状態)をデータベース1108に記録する(s1203)。その後はs1204
の処理が行われる。
2で算出した計画について、実施例1のs603と同様に評価指標を算出する。なお、計
画算出用サーバ101は、データベース1108に対応する評価指標が記憶されている場
合は、その評価指標のデータを使用してもよい。
s1205-s1208)。以上で制約影響度算出処理は終了する。
ものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
したが、これらは一体的に構成されてもよい。
計画作成支援装置が、前記影響度算出処理において、前記制約条件が無い場合又は、前記
制約条件の遵守又は不遵守の有無を判定する所定の閾値を変化させた場合における、他の
制約条件のうち不遵守状態にある制約条件の数又は、前記評価指標の指標値の変化に基づ
き、前記影響度を算出する、としてもよい。
て影響度を算出することで、制約条件の正確かつ客観的な優先度を算出することができる
。
ラメータを変化させることで複数回算出し、算出した各優先度に基づき前記優先度を最適
化する、としてもよい。
を行った値)を最終的に決定することで、信頼性の高い優先度の値を得ることができる。
条件の影響度に基づき、各制約条件間の関連性の強さを算出する、としてもよい。
数存在するような場合でも、制約条件の全体像を把握することができる。
連性の強さを表す情報として、互いに関連性のあると推定した前記制約条件のグループを
生成する、としてもよい。
の優先度の算出を高速に行うことができる。また、業務計画の規模が大きく、制約条件の
関係が複雑な場合であっても、信頼性の高い優先度の値を得ることができる。
の優先度を算出した後、前記算出した関連性の強さに基づき、前記算出した優先度を修正
する、としてもよい。
の優先度をより適切な値にすることができる。
強さに基づき、所定の前記制約条件のグループにおいて、前記算出した優先度が高い制約
条件を特定すると共に当該グループにおける他の制約条件の優先度を前記高い優先度に修
正する処理、前記他の制約条件の優先度を前記高い優先度との関係で所定割合増加させた
優先度に修正する処理、又は、前記高い優先度の制約条件の優先度を前記他の制約条件の
優先度に修正する処理、のいずれかを行う、としてもよい。
度と比較して所定のルールで修正することで、制約条件の優先度の設定に統一性を持たせ
ることができる。
変化させた複数の場合について前記影響度を算出し、各場合について、前記影響度を算出
する際に算出された計画の内容と、各制約条件の遵守又は不遵守の程度又は前記評価指標
の指標値との組み合わせを記憶し、前記優先度算出処理において、各影響度を算出する際
に、各制約条件が所定の不遵守の状態である場合に対応する、前記記憶した組み合わせが
あるか否かを判定し、対応する組み合わせがあると判定した場合には、当該対応する組み
合わせにおける計画の内容を取得し、取得した計画の内容に基づき前記影響度を算出する
、としてもよい。
づけて記憶し、これを、制約条件が所定の不遵守の状態である場合の影響度の算出に用い
ることで、影響度の算出及び制約条件の優先度の算出を高速に行うことができる。
各制約条件間の関連性の強さを表す情報を出力する画面出力処理を実行する、としてもよ
い。
件の間の関係を把握し、これから算出される優先度の値が妥当なものであるかを検証する
ことができる。
07 計画生成部、108 制約確認部、109 評価指標算出部、110 影響度算出
部、111 関連性管理部、1111 優先度算出部
Claims (9)
- 業務計画作成支援装置が、
複数のリソースを利用して行われる所定の業務の計画において、リソースの利用に際して課される制約条件及び、リソースの利用状況を評価するための評価指標の入力をユーザから受け付けるデータ入力処理と、
前記制約条件の強弱を変化させた場合における、前記計画における他の制約条件の遵守又は不遵守の程度の変化及びリソースの評価指標の指標値の変化である影響度を算出する影響度算出処理と、
前記算出した影響度に基づき、複数の制約条件間の優先度を算出する優先度算出処理と、
前記算出した各制約条件の優先度に基づき、前記各制約条件の遵守又は不遵守の程度及び前記評価指標の指標値を最適化する計画を算出する計画生成処理と、
を実行し、
前記影響度算出処理において、前記制約条件が無い場合又は、前記制約条件の遵守又は不遵守の有無を判定する所定の閾値を変化させた場合における、他の制約条件のうち不遵守状態にある制約条件の数及び、前記評価指標の指標値の変化に基づき、前記影響度を算出する、
業務計画作成支援方法。 - 業務計画作成支援装置が、
前記影響度算出処理において、前記優先度を所定のパラメータを変化させることで複数回算出し、算出した各優先度に基づき前記優先度を最適化する、請求項1に記載の業務計画作成支援方法。 - 業務計画作成支援装置が、
前記優先度算出処理において、算出された各前記制約条件の影響度に基づき、各制約条件間の関連性の強さを算出する、請求項1に記載の業務計画作成支援方法。 - 業務計画作成支援装置が、
前記優先度算出処理において、前記各制約条件間の関連性の強さを表す情報として、互いに関連性があると推定した前記制約条件のグループを生成する、請求項3に記載の業務計画作成支援方法。 - 業務計画作成支援装置が、
前記優先度算出処理において、前記複数の制約条件間の優先度を算出した後、前記算出した関連性の強さに基づき、前記算出した優先度を修正する、請求項3に記載の業務計画作成支援方法。 - 業務計画作成支援装置が、
前記優先度算出処理において、第1の制約条件が無い場合の影響度の算出回数のうち、前記第1の制約条件と異なる第2の制約条件について不遵守となった回数の割合を関連度とし、関連度が予め与えられた閾値より大きい場合に、前記第1の制約条件と前記第2の制約条件とに関連性があると推定し、互いに関連性があると推定した前記制約条件のグループを生成し、生成した前記制約条件のグループにおいて、前記算出した優先度が高い制約条件を特定すると共に当該グループにおける他の制約条件の優先度を前記高い優先度に修正する処理、前記他の制約条件の優先度を前記高い優先度との関係で所定割合増加させた優先度に修正する処理、又は、前記高い優先度の制約条件の優先度を前記他の制約条件の優先度に修正する処理、のいずれかを行う、請求項5に記載の業務計画作成支援方法。 - 業務計画作成支援装置が、
前記優先度算出処理において、前記制約条件の強弱を変化させた複数の場合について前記影響度を算出し、各場合について、前記影響度を算出する際に算出された計画の内容と、各制約条件の不遵守の程度又は前記評価指標の指標値との組み合わせを記憶し、
前記優先度算出処理において、各影響度を算出する際に、各制約条件が所定の不遵守の状態である場合に対応する、前記記憶した組み合わせがあるか否かを判定し、対応する組み合わせがあると判定した場合には、当該対応する組み合わせにおける計画の内容を取得し、取得した計画の内容に基づき前記影響度を算出する、請求項1に記載の業務計画作成支援方法。 - 前記業務計画作成支援装置と通信可能に接続された所定の端末が、
前記算出した各制約条件間の関連性の強さを表す情報を出力する画面出力処理を実行する、請求項3に記載の業務計画作成支援方法。 - 複数のリソースを利用して行われる所定の業務の計画において、リソースの利用に際して課される制約条件及び、リソースの利用状況を評価するための評価指標の入力をユーザから受け付けるデータ入力部と、
前記制約条件の強弱を変化させた場合における、前記計画における他の制約条件の遵守又は不遵守の程度の変化及びリソースの評価指標の指標値の変化である影響度を算出する影響度算出部と、
前記算出した影響度に基づき、複数の制約条件間の優先度を算出する優先度算出部と、
前記算出した各制約条件の優先度に基づき、前記各制約条件の遵守又は不遵守の程度及び前記評価指標の指標値を最適化する計画を算出する計画生成部と、
を備え、
前記影響度算出部は、前記制約条件が無い場合又は、前記制約条件の遵守又は不遵守の有無を判定する所定の閾値を変化させた場合における、他の制約条件のうち不遵守状態にある制約条件の数及び、前記評価指標の指標値の変化に基づき、前記影響度を算出する、
業務計画作成支援装置。
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JP2019005043A JP7228387B2 (ja) | 2019-01-16 | 2019-01-16 | 業務計画作成支援方法、及び業務計画作成支援装置 |
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