JP7226126B2 - 信号追尾装置、信号追尾システム、信号追尾プログラム及び信号追尾方法 - Google Patents

信号追尾装置、信号追尾システム、信号追尾プログラム及び信号追尾方法 Download PDF

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Description

本発明は、追尾目標を追尾する信号追尾装置、信号追尾システム、信号追尾プログラム及び信号追尾方法に関する。
従来、雑音が存在する環境において、状態量空間に対して、目標が存在する状態量を推定する信号追尾装置が知られている。例えば、信号追尾装置は、目標が放射する音波を受信したとき、音波の方向及び周波数の時間変化を用いて、目標を追尾する。ここで、目標が存在する状態量は、音波の到来方向及び音波の周波数等に対応する。特許文献1には、第1の信号源と第2の信号源とが交差又は接近しているか否かを判定し、交差又は接近時に、音波の狭帯域による時間差推定結果を用いて検索窓を制御する時間差推定方法が開示されている。
また、非特許文献1には、信号追尾装置として、ベイジアン追尾方式のグリッドベースの追尾方式が開示されている。非特許文献1に開示された追尾方式の構成例を図4に示す。ここで、ベイジアン追尾方式について説明する。先ず、事前確率密度関数pt(t,s,s^|z(t-Δt,s),s,s^)と尤度比L(z(t,s),s)とを入力として、ベイズ推定による観測値101を反映した結果として事後確率密度関数pt (t,s,s^|z(t,s),s,s^)を出力する。次に、事後確率密度関数pt(t,s,s^|z(t,s),s,s^)を入力として、マルコフ過程による事後確率密度関数pt(t,s,s^|z(t,s),s,s^)の時間変化を計算し、事前確率密度関数pt(t+Δt,s,s^|z(t,s),s,s^)を出力することを繰り返す。
ここで、tは時間、sは状態量、s^は状態量の時間変化、z(t,s)は時間t及び状態量sに対する観測値101、Δtは計算の時間ステップである。グリッドベースの追尾方式とは、状態量s及び状態量の時間変化s^をグリッド化して、その各グリッドに対して事前確率密度関数pt(t,s,s^|z(t-Δt,s),s,s^)及び事後確率密度関数pt(t,s,s^|z(t,s),s,s^)の値をもつ確率密度関数を用いる方式をいう。図5に、状態量sが方位及び周波数にのみ依存する場合の確率密度関数のイメージを示す。グリッドベースの追尾方式では、各状態量のグリッド上の点全てに対して確率密度関数の値を有し、全ての情報を用いてベイジアン追尾を行う。
次に、図4を用いて、グリッドベースの追尾方式の動作について説明する。観測値101は、状態量に対する信号強度の時間変化である。例えば、観測値101は、方位及び周波数に対する音波のパワーの時間変化等に該当する。尤度比計算部102は、観測値101を入力として、尤度比を計算する。尤度比は、時間をt、状態量をs、観測値101をz(t,s)、信号がある場合を仮説H1、信号が無い場合を仮説H0とすると、式(1)から求められる。
Figure 0007226126000001
ここで、Λ(z(t,s)|H1)は信号が存在する場合の尤度関数であり、Λ(z(t,s)|H0)は信号が存在しない場合の尤度関数である。例えば、信号背景の雑音がガウス分布である場合には、式(2)及び式(3)を用いることができる。
Figure 0007226126000002
Figure 0007226126000003
ここで、SLは信号レベルであり、σは雑音の標準偏差である。式(2)及び式(3)の分布については、信号の背景の雑音に適合した分布を用いることが必要である。
ベイズ推定計算部103は、尤度比計算部102で計算した尤度比と、状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率106とを入力として、状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率104を計算する。具体的には、式(4)、式(5)及び式(6)により、ベイズ推定を計算する。
Figure 0007226126000004
Figure 0007226126000005
Figure 0007226126000006
ここで、s^は状態量の時間変化、Δtは計算の時間ステップ、pt(t,s,s^|z(t,s),s,s^)は状態量の事後確率密度関数、pt(t,s,s^|z(t-Δt,s),s,s^)は状態量の事前確率密度関数、pd(t|t,H1)は事後目標存在確率、pd(t|t,H0)は事後の目標が存在しない確率、pd(t|t-Δt,H1)は事前目標存在確率、pd (t|t-Δt,H0)は事前の目標が存在しない確率である。式(4)、式(5)及び式(6)では、時刻t-Δtの情報から時刻tを予測した状態量空間の事前確率密度関数及び事前目標存在確率と、時刻tの観測値101とから、ベイズ推定の方法により時刻tの状態量空間の事後確率密度関数及び事後目標存在確率を推定する計算が行われている。なお、pd(t|t,H1)及びpd(t|t,H0)は、次の式(7)及び式(8)を満たさなければならない。
Figure 0007226126000007
Figure 0007226126000008
状態量空間の事前確率密度関数及び事後確率密度関数は、状態量sと状態量の時間変化s^の関数としているが、状態量に対して目標が等速運動し、そこに擾乱が加わる場合のモデル化で一般的に用いられるものである。状態量に対して目標位置がほぼ一定でそこに擾乱が加わる場合は、sのみで十分である。状態量に対して目標が一定の加速度で加速し、そこに擾乱が加わる場合は、状態量s及び状態量の時間変化s^及び状態量の加速度s^^を確率密度関数に取り込むことが必要である。この部分に関しては、追尾を行いたい対象に合わせて適切な状態量の組合せが用いられる。
マルコフ過程計算部105では、マルコフ過程に基づき、時刻tの状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率104を入力として、時刻t+Δtの状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率106を計算する。マルコフ過程として良く用いられるのは、Nearly-Constant Velocityモデル(式(9))又はIntegrated Ornstein Uhlenbeckモデル(式(10))等が挙げられるが、追尾対象に適したモデルを用いれば良い。
Figure 0007226126000009
Figure 0007226126000010
ここで、σs^は、状態量の時間変化s^に対する擾乱の標準偏差であり、dwはランダム過程を、γは状態量の時間変化s^に対する減衰率を表す。
グリッドベース追尾方式の目標存在判定部107は、状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率104を入力として、目標推定値(目標位置及び存在確率)108を推定する。通常、グリッドベース追尾方式の目標存在判定部107は、設定した閾値以上の事後目標存在確率の場合に、目標が存在すると判断し、その場合の状態量の事後確率密度関数から目標位置を推定する。目標位置の推定は、1つの基準として事後確率最大となる状態量から推定されるが、他の基準において、例えば事後確率期待値最大を用いることも可能である。
非特許文献2には、信号追尾装置として、Gaussian Mixture Probability Hypothesis Density Filter(以下、GMPHD)が開示されている。GMPHDは、グリッドベースの追尾方式と異なり、目標の存在確率、ピーク位置及びその共分散のみで追尾するものであり、グリッドベースの追尾方式よりも計算量が極めて少ない。非特許文献2に開示された追尾方式の構成例を図6に示す。ここで、iはピーク位置、誤差共分散、存在確率のインデックスとする。jは観測値301のインデックスとする。
観測値301は、状態量に対する信号強度の時間変化であり、観測値101と同様である。観測値情報生成部302では、観測値情報を生成する。観測値情報生成部302では、目標が存在する場合には、観測値301は周囲よりも大きくなっていると想定されるので、周囲より観測値301が大きくなっている場所を探し、その場所の観測値301が設定した閾値以上の場所を観測値情報として用いる。以下の説明において、観測値情報として、zjを用いる。
新規ピーク点生成部303は、新規に発生させる目標の情報(存在確率、ピーク位置及びその共分散)を生成する。GMPHDでは、後述するように、事前ピーク位置Xと観測値情報zjとを用いてカルマン更新計算を行う。ここで、事前ピーク位置Xは、次の式(11)で表される。
Figure 0007226126000011
しかし、GMPHD開始時又は新たに目標が発生した場合に、その場所に対応する事前ピーク位置Xがない場合、カルマン更新計算において観測値情報zjを用いることができない。このため、観測値301から目標の情報(存在確率、ピーク位置及びその共分散)を新規に生成する。例えば、観測値301の出力に対して、設定した閾値以上のピークを求めて、その値を用いることで実現することができる。先ず、観測値301の閾値以上のピークをI2個検出できたとする。これらのピーク点の重み係数は初期設定値winit、事前共分散は誤差分散σs及びσs^を用いて表現する。新規ピーク点生成部303では、以下の式(12)、式(13)及び式(14)を用いて、閾値以上のピーク位置R、事前共分散S、事前存在確率Tを生成する。
Figure 0007226126000012
Figure 0007226126000013
Figure 0007226126000014
カルマン予測ピーク点新規ピーク点結合部304では、新規ピーク点生成部303の新規ピーク点の情報と、カルマン予測計算部308の目標の情報(存在確率、ピーク位置及びその共分散)とを入力として、これらの情報を束ねる。先ず、新規ピーク点生成部303の新規ピーク点と、カルマン予測計算部308から出力された事前ピーク位置とが近接しているものは、新規ピーク点生成部303の新規ピーク点が削除される。具体的には、カルマン予測計算部308の事前ピーク位置Xのインデックスをi1、新規ピーク点生成部303の新規ピーク位置Rのインデックスをi2、閾値をα1とすると、式(15)を満たす全ての新規生成点は削除される。
Figure 0007226126000015
Figure 0007226126000016
ここで、Uはインデックスi1の事前共分散を表し、()Tは行列()の転置を表す。更に、カルマン予測計算部308から出力された事前ピーク位置X、事前共分散S、事前存在確率Tと、式(15)の基準で、削除されなかった新規ピーク点生成部303の事前ピーク位置X、事前共分散S、事前存在確率Tとを各1つにまとめる。即ち、式(17)、式(18)及び式(19)を実行する。
Figure 0007226126000017
Figure 0007226126000018
Figure 0007226126000019
カルマン更新計算部305では、カルマン予測ピーク点新規ピーク点結合部304からの目標の情報(存在確率、ピーク位置及びその共分散)を用い、目標の情報の内のピーク位置及びその共分散と観測値情報生成部302からの観測値情報を用いてカルマン更新を行う。具体的には、i番目の目標の事前ピーク位置をX、事前共分散をSとすると、式(20)、式(21)及び式(22)で計算することができる。
Figure 0007226126000020
Figure 0007226126000021
Figure 0007226126000022
ここで、R1は事前ピーク位置Xと観測値zjとの全ての組合せに対するカルマン更新後の事後ピーク位置、S1は事後共分散、Htは観測行列で状態量空間を観測値空間に射影する行列、Gはカルマンゲイン、zjはj番目の観測値情報、Rtは観測誤差共分散である。
目標存在確率計算部306では、目標の存在確率を計算する。具体的には、時刻t-Δtの事前存在確率をT1とすると、式(23)で計算することができる。
Figure 0007226126000023
Figure 0007226126000024
ここで、T1は事前ピーク位置Rと観測値情報zjとの全ての組合せに対するカルマン更新後の事後存在確率、Wは時刻tの目標の事前ピーク位置Xと観測値情報zjとの距離に応じた重み係数、pdは検出確率、pfaは誤警報確率である。重み係数Wについては、観測値301の観測誤差が誤差共分散で決まるガウス分布と想定できれば、目標のピーク位置と観測値301の距離に応じて、ガウス分布に相当する重み係数を与えればよい。
同一目標ピーク点結合部307では、事前ピーク位置Xと観測値情報zjとの全ての組合せに対するカルマン更新後の事後ピーク位置R1と事前ピーク位置Xと観測値情報zjとの全ての組合せに対するカルマン更新後の事後存在確率T1を用いて、同一目標と考えられる目標情報を結合する。同一目標の基準としては、事前ピーク位置Xと観測値情報zjの全ての組合せに対するカルマン更新後の事後存在確率の値T1が大きい場合のインデックスの組合せをi1,j1とし、その他の組合せのインデックスをi2,j2、閾値をα2とすると、次の式(25)を満たす組合せを選択すればよい。
Figure 0007226126000025
式(25)を満たす該当するインデックスをi3,j4とすると、次の式(26)、式(27)及び式(28)を用いて、結合する。
Figure 0007226126000026
Figure 0007226126000027
Figure 0007226126000028
結合された組合せを除いて、次に大きなT1に対して、式(25)、式(26)、式(27)及び式(28)の操作を繰り返し、全てのT1、R1が結合されるようにする。
カルマン予測計算部308では、事後の目標情報を用いて、事前の目標情報を求める。具体的には式(29)、式(30)及び式(31)を用いて計算することができる。
Figure 0007226126000029
Figure 0007226126000030
Figure 0007226126000031
ここで、T2は事前存在確率、R2は事前ピーク位置、S2は事前共分散である。また、psはΔt秒後の目標の生存確率、FtはΔt秒後のピーク位置の時間変化を表す行列、Qtはシステムの誤差共分散である。
GMPHDの目標存在判定部309では、結合後の存在確率を元に目標の存在判定を行い、ピーク情報を目標位置として推定を行う。具体的には、GMPHDの目標存在判定部309は、閾値をα3とすると、以下の式(32)を満たす場合に、目標が存在すると判定し、その存在確率T0とピーク位置R0とを目標情報として出力する。
Figure 0007226126000032
Figure 0007226126000033
特開平3-195986号公報
R. E. Bethel and G. J. Paras, "A PDF Multitaget Tracker,", IEEE Trans. Aerospace Electron. Syst., 30(2) 1994, 306 Ba-Ngu Vo and Wing-Kin Ma, "The Gaussian Mixture Probability HypothesisDensity Filter,"IEEE Trans. Signal. Process., 54(11) 2006 4091
非特許文献1に係るグリッドベースの追尾方式は、状態量空間の確率密度関数全体を情報として有しているため、SNRが低い信号の検出能力は優れているものの、処理量は大きい。また、グリッドベースの追尾方式は、SNRが高い信号から追尾して検出するため、SNRが低い信号への応答性が悪いという欠点を有する。一方、非特許文献2に係るGMPHDは、目標情報として存在確率、ピーク位置及び共分散の情報のみ有するため、SNRが低い信号の検出能力は劣っているものの、処理量は比較的少ない。GMPHDも、SNRが高い信号から検出し追尾する。しかし、GMPHDは、SNRが低い信号を検出し難いため、SNRが高い信号に対しては、早期に検出して追尾を行うことができる。以上より、グリッドベースの追尾方式とGMPHDとが単に並列で動作すると、いずれの方式ともSNRが高い信号を追尾してしまう。
グリッドベースの追尾方式におけるSNRが低い信号の追尾能力を十分に生かすためには、SNRが高い信号に対しては、処理量が少ないGMPHDが担当し、SNRが低い信号のみに対しては、グリッドベースの追尾方式が担当することが望ましい。しかし、従来、信号のSNRに応じて追尾方式を役割分担させ、協調して動作させるための方式は提案されていない。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたもので、信号のSNRに応じて追尾方式を役割分担させる信号追尾装置、信号追尾システム、信号追尾プログラム及び信号追尾方法を提供するものである。
本発明に係る信号追尾装置は、第1の信号追尾方式によって、追尾目標の位置及び存在確率を判定する第1の目標存在判定部と、第1の目標存在判定部によって判定された位置及び存在確率に対し、位置及び該位置の周囲の確率を低下させる逆確率計算部と、逆確率計算部によって算出された位置及び存在確率と、第1の信号追尾方式によって検出された追尾目標の位置付近の観測値の尤度を低減させる条件付き尤度比計算部と、条件付き尤度比計算部によって算出された観測値の尤度に基づいて、第1の信号追尾方式よりも追尾能力が高い第2の信号追尾方式によって、追尾目標の位置及び存在確率を判定する第2の目標存在判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、逆確率計算部及び条件付き尤度比計算部が、第2の信号追尾方式で用いる尤度比のうち、第1の信号追尾方式で追尾している追尾目標の位置及び存在確率の尤度を低減させる。これにより、第2の信号追尾方式は、第1の信号追尾方式で追尾していない追尾目標を追尾することに傾注することができる。このように、信号追尾装置は、例えば信号のSNRに応じて追尾方式を役割分担させることができる。
本実施の形態1に係る信号追尾装置を示すブロック図である。 本実施の形態1に係る逆確率計算部及び条件付き尤度比計算部の動作を示す図である。 本実施の形態2に係る信号追尾装置を示すブロック図である。 グリッドベースの追尾方式による信号追尾装置を示すブロック図である。 状態量sが方位及び周波数にのみ依存する場合の確率密度関数を示すグラフである。 GMPHDによる信号追尾装置を示すブロック図である。
実施の形態1.
以下、本発明に係る信号追尾装置、信号追尾システム、信号追尾プログラム及び信号追尾方法の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態1に係る信号追尾装置1000を示すブロック図である。図1に示すように、信号追尾装置1000は、条件付き尤度比計算部402、ベイズ推定計算部403、マルコフ過程計算部405、第2の目標存在判定部407、観測値情報生成部409、新規ピーク点生成部410、カルマン予測ピーク点新規ピーク点結合部411、カルマン更新計算部412、目標存在確率計算部413、同一目標ピーク点結合部414、カルマン予測計算部415、第1の目標存在判定部416、逆確率計算部417を備えている。観測値401は、図4及び図6の観測値101及び観測値301と同様である。
以下の説明において、GMPHDを、第1の信号追尾方式と呼称し、グリッドベースの追尾方式を、第2の信号追尾方式と呼称する。第2の目標存在判定部407は、図4のグリッドベース追尾方式の目標存在判定部107と同様の動作である。第1の目標存在判定部416は、図6のGMPHDの目標存在判定部309と同様の動作である。
ここで、観測値情報生成部409、新規ピーク点生成部410、カルマン予測ピーク点新規ピーク点結合部411、カルマン更新計算部412、目標存在確率計算部413、同一目標ピーク点結合部414及びカルマン予測計算部415については、それぞれ図6に示す観測値情報生成部302、新規ピーク点生成部303、カルマン予測ピーク点新規ピーク点結合部304、カルマン更新計算部305、目標存在確率計算部306、同一目標ピーク点結合部307及びカルマン予測計算部308と同一の動作である。
条件付き尤度比計算部402では、逆確率計算部417からの逆確率q(t,s,w1,?,wN,m1,?,mN)と観測値401とを入力として、式(34)に従い、条件付き尤度比を計算する。即ち、条件付き尤度比計算部402は、逆確率計算部417によって算出された位置及び存在確率と、第1の信号追尾方式によって検出された追尾目標の位置付近の観測値401の尤度を低減させる。
Figure 0007226126000034
第1の目標存在判定部416は、第1の信号追尾方式によって、追尾目標の位置及び存在確率を判定する。ここで、wi及びmiは、それぞれ第1の目標存在判定部416で存在すると判定された目標の存在確率及びピーク位置である。また、Lcond(z(t,s),s)は条件付き尤度比であり、尤度比計算部102の尤度比と比べて逆確率がかかった尤度比となっている。
ベイズ推定計算部403では、条件付き尤度比計算部402からの条件付き尤度比と、状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率406とを入力として、状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率404を計算する。具体的には、式(35)、式(36)及び式(37)を用いて計算することができる。
Figure 0007226126000035
Figure 0007226126000036
Figure 0007226126000037
ここで、Lは条件付き尤度比を用いた場合の状態量の事後確率密度関数であり、Mは条件付き尤度比を用いた場合の事後目標存在確率であり、Nは条件付き尤度比を用いた場合の事後の目標が存在しない確率である。
マルコフ過程計算部405では、マルコフ過程に基づき、時刻tの状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率404を入力として、時刻t+Δtの状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率406を求める。マルコフ過程のモデルについては、図4と同様の方式を用いればよい。
第2の目標存在判定部407では、状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率404から目標推定値(目標位置及び存在確率)408を推定する。通常、第2の目標存在判定部407は、設定した閾値以上の事後目標存在確率の場合に、目標が存在すると判断し、その場合の状態量の事後確率密度関数から目標位置を推定する。目標位置は、1つの基準として事後確率最大となる状態量から推定されるが、他の基準で例えば事後確率期待値最大を用いることも可能である。このように、第2の目標存在判定部407は、条件付き尤度比計算部402によって算出された観測値401の尤度に基づいて、第1の信号追尾方式よりも追尾能力が高い第2の信号追尾方式によって、追尾目標の位置及び存在確率を判定する。
第1の目標存在判定部416では、図6のGMPHDの目標存在判定部309と同様に、同一目標ピーク点結合部414からの結合後の存在確率を元に目標の存在判定を行い、ピーク情報を目標位置として目標推定値(目標位置及び存在確率)408を求める。これに加えて、第1の目標存在判定部416は、設定した閾値よりも高い存在確率の目標について、そのピーク位置と目標存在確率とを逆確率計算部417に送出する。逆確率計算部417では第1の目標存在判定部416からの目標のピーク位置mi及び目標存在確率wiを入力として、逆確率を計算する。即ち、逆確率計算部417は、第1の目標存在判定部416によって判定された位置及び存在確率に対し、位置及び位置の周囲の確率を低下させる。具体的には式(38)を用いる。
Figure 0007226126000038
ここで、インデックスの1,?,Nは、第1の目標存在判定部416からGMPHDで目標と判定されたピークのインデックスを表す。また、σiは、観測値401の誤差共分散の値を用いることが好ましく、例えば整相処理結果を観測値401として用いる場合は、整相ビームのビーム幅を代用することができる。
図2は、本実施の形態1に係る逆確率計算部417及び条件付き尤度比計算部402の動作を示す図である。図2に示すように、ピーク位置と存在確率とに応じて、式(34)により逆確率を計算し、尤度比にかけることにより、条件付き尤度比でGMPHDが既に検出している場所の尤度を下げることができ、グリッドベースの追尾方式では用いられないようにすることができる。
本実施の形態1によれば、逆確率計算部417及び条件付き尤度比計算部402が、第2の信号追尾方式で用いる尤度比のうち、第1の信号追尾方式で追尾している追尾目標の位置及び存在確率の尤度を低減させる。これにより、第2の信号追尾方式は、第1の信号追尾方式で追尾していない追尾目標を追尾することに傾注することができる。このように、信号追尾装置1000は、例えば信号のSNRに応じて追尾方式を役割分担させることができる。
即ち、本実施の形態1は、グリッドベースの追尾方式で用いる尤度比の内、GMPHDで追尾できている目標に対する状態量の場所の尤度を下げることができ、グリッドベースの追尾方式ではGMPHDで追尾できていない目標に専念することができる。このため、この方式を用いることにより、グリッドベースの追尾方式は低いSNRの信号に、GMPHDは高いSNRの信号に対応するように、役割分担をすることができる。
実施の形態2.
図3は、本実施の形態2に係る信号追尾装置2000を示すブロック図である。本実施の形態2は、尤度比計算部602、開始判定部623及び差替部624を備えている点で、実施の形態1と相違する。信号追尾装置2000は、尤度比計算部602、第1のベイズ推定計算部603、第1のマルコフ過程計算部605、条件付き尤度比計算部607、第2のベイズ推定計算部608、第2のマルコフ過程計算部610、第2の目標存在判定部612、観測値情報生成部614、新規ピーク点生成部615、カルマン予測ピーク点新規ピーク点結合部616、カルマン更新計算部617、目標存在確率計算部618、同一目標ピーク点結合部619、カルマン予測計算部620、第1の目標存在判定部621、逆確率計算部622、開始判定部623及び差替部624を備えている。
ここで、第2のベイズ推定計算部608は、実施の形態1のベイズ推定計算部403に相当し、第2のマルコフ過程計算部610は、実施の形態1のマルコフ過程計算部405に相当する。
尤度比計算部602では、開始判定部623で計算開始が判定された場合に、式(1)、式(2)及び式(3)に従い、尤度比を計算する。尤度比計算部602と条件付き尤度比計算部607とは、逆確率q(t,s,w1,?,wN,m1,?,mN)がかからない形で尤度比を計算する点で相違する。第1のベイズ推定計算部603では、尤度比計算部602からの逆確率がかかっていない尤度比と第1の状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率606とを入力として、式(4)、式(5)及び式(6)を用いて、第1の状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率604を計算する。第1のマルコフ過程計算部605では、第1の状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率604を入力として、Δt秒後の第1の状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率606を計算する。
条件付き尤度比計算部607、第2のベイズ推定計算部608、第2の状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率609、第2のマルコフ過程計算部610、第2の状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率611、第2の目標存在判定部612、目標推定値(目標位置及び存在確率)613の構成は、それぞれ、実施の形態1の条件付き尤度比計算部402、ベイズ推定計算部403、状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率404、マルコフ過程計算部405、状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率406、第2の目標存在判定部407、目標推定値(目標位置及び存在確率)408と同様である。
また、観測値情報生成部614、新規ピーク点生成部615、カルマン予測ピーク点新規ピーク点結合部616、カルマン更新計算部617、目標存在確率計算部618、同一目標ピーク点結合部619、カルマン予測計算部620の構成は、それぞれ、実施の形態1の観測値情報生成部409、新規ピーク点生成部410、カルマン予測ピーク点新規ピーク点結合部411、カルマン更新計算部412、目標存在確率計算部413、同一目標ピーク点結合部414、カルマン予測計算部415と同様である。
第1の目標存在判定部621では、実施の形態1の第1の目標存在判定部416と同様に、同一目標ピーク点結合部619からの結合後の存在確率を元に目標の存在判定を行い、ピーク情報を目標位置として推定し、目標推定値(目標位置及び存在確率)613を求めること、設定した閾値よりも高い存在確率の目標について、そのピーク位置と目標存在確率とを逆確率計算部622に送出する。これに加え、第1の目標存在判定部621は、GMPHDで追尾できている目標の存在確率が低下した場合に開始判定部623にその情報を送出すること、GMPHDで追尾できていた目標の存在確率が低下し、もはや追尾できなくなった場合にその情報を差替部624に送出することを行う。即ち、第1の目標存在判定部621は、第1の信号追尾方式によって追尾目標の追尾が不可となった場合、追尾目標の情報を送信する。
開始判定部623では、第1の目標存在判定部621からのGMPHDで追尾できている目標の存在確率が低下した情報を元に、逆確率がかけられていない尤度比計算部602、第1のベイズ推定計算部603、第1のマルコフ過程計算部605の計算を開始する。即ち、開始判定部623は、第1の目標存在判定部621から送信された情報に基づいて、第2の信号追尾方式による計算を開始するかを判定する。尤度比計算部602は、開始判定部623によって第2の信号追尾方式による計算を開始すると判定された場合、追尾目標の位置付近の観測値601に基づいて、尤度を計算する。
差替部624は、第1の目標存在判定部621からのGMPHDで追尾できていた目標の存在確率が低下し、もはや追尾できなくなったという情報を元に、第2の状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率611を、逆確率の影響がない第1の状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率606に差し替える。即ち、差替部624は、追尾目標の上方に基づいて、第2の信号追尾方式に使用する尤度を、尤度比計算部602によって計算された尤度に差し替える。
目標の信号が、高いSNRから低いSNRに変化した場合、SNRの低下の程度により、それまでGMPHDで追尾可能であった目標が追尾不可能になる場合がある。本実施の形態2によれば、グリッドベースの追尾方式は、GMPHDよりも低いSNRの信号に強く、GMPHDが作成した逆確率q(t,s,w1,?,wN,m1,?,mN )がかからない尤度比を用いている方のグリッドベースの追尾方式では、GMPHDが追尾不可能になった目標の情報を保持している。したがって、GMPHDからグリッドベース追尾方式に情報を受け渡すことで、継続して追尾することができる。この様な状況は、例えば目標が自分から離れていく場合に生じる。
実施の形態1及び実施の形態2では、グリッドベースの追尾方式とGMPHDとの組合せについて例示したが、これに限らず、相対的に低いSNRの信号を追尾する能力が高い方式と、相対的に低いSNRの信号を追尾する能力が低い方式とがあり、これらの方式を組み合わせて、相対的に低いSNRの信号を追尾する能力が高い方式には、低いSNRの目標を、相対的に低いSNRの信号を追尾する能力が低い方式には、高いSNRの目標を対応させて追尾を行う手法であれば、全ての手法に適用することができる。
また、実施の形態1及び実施の形態2に例示した信号追尾装置は、信号追尾システムに適用することができる。更に、実施の形態1及び実施の形態2に例示した信号追尾装置の機能を、コンピュータ上で実現させる信号追尾プログラムに適用することもできる。更にまた、信号追尾装置の機能を有する信号追尾方法とすることもできる。
101 観測値、102 尤度比計算部、103 ベイズ推定計算部、104 状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率、105 マルコフ過程計算部、106 状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率、107 グリッドベース追尾方式の目標存在判定部、108 目標推定値(目標位置及び存在確率)、301 観測値、302 観測情報生成部、303 新規ピーク点生成部、304 カルマン予測ピーク点新規ピーク結合部、305 カルマン更新計算部、306 目標存在確率計算部、307 同一目標ピーク点結合部、308 カルマン予測計算部、309 GMPHDの目標存在判定部、310 目標推定値、401 観測値、402 条件付き尤度比計算部、403 ベイズ推定計算部、404 状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率、405 マルコフ過程計算部、406 状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率、407 第2の目標存在判定部、408 目標推定値(目標位置及び存在確率)、409 観測値情報生成部、410 新規ピーク点生成部、411 カルマン予測ピーク点新規ピーク点結合部、412 カルマン更新計算部、413 目標存在確率計算部、414 同一目標ピーク点結合部、415 カルマン予測計算部、416 第1の目標存在判定部、417 逆確率計算部、601 観測値、602 尤度比計算部、603 第1のベイズ推定計算部、604 第1の状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率、605 第1のマルコフ過程計算部、606 第1の状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率、607 条件付き尤度比計算部、608 第2のベイズ推定計算部、609 第2の状態量の事後確率密度関数及び事後目標存在確率、610 第2のマルコフ過程計算部、611 第2の状態量の事前確率密度関数及び事前目標存在確率、612 第2の目標存在判定部、613 目標推定値(目標位置及び存在確率)、614 観測値情報生成部、615 新規ピーク点生成部、616 カルマン予測ピーク点新規ピーク点結合部、617 カルマン更新計算部、618 目標存在確率計算部、619 同一目標ピーク点結合部、620 カルマン予測計算部、621 第1の目標存在判定部、622 逆確率計算部、623 開始判定部、624 差替部、1000 信号追尾装置、2000 信号追尾装置。

Claims (7)

  1. 第1の信号追尾方式によって、追尾目標の位置及び存在確率を判定する第1の目標存在判定部と、
    前記第1の目標存在判定部によって判定された前記位置及び前記存在確率に対し、位置及び該位置の周囲の確率を低下させる逆確率計算部と、
    前記逆確率計算部によって算出された前記位置及び前記存在確率と、前記第1の信号追尾方式によって検出された前記追尾目標の位置付近の観測値の尤度を低減させる条件付き尤度比計算部と、
    前記条件付き尤度比計算部によって算出された前記観測値の尤度に基づいて、前記第1の信号追尾方式よりも追尾能力が高い第2の信号追尾方式によって、前記追尾目標の位置及び存在確率を判定する第2の目標存在判定部と、
    を備えることを特徴とする信号追尾装置。
  2. 前記第1の目標存在判定部は、
    前記第1の信号追尾方式によって前記追尾目標の追尾が不可となった場合、前記追尾目標の情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の信号追尾装置。
  3. 前記第1の目標存在判定部から送信された情報に基づいて、前記第2の信号追尾方式による計算を開始するかを判定する開始判定部と、
    前記開始判定部によって前記第2の信号追尾方式による計算を開始すると判定された場合、前記追尾目標の位置付近の前記観測値に基づいて、尤度を計算する尤度比計算部と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の信号追尾装置。
  4. 前記追尾目標の情報に基づいて、前記第2の信号追尾方式に使用する尤度を、前記尤度比計算部によって計算された尤度に差し替える差替部を更に備える
    ことを特徴とする請求項2に従属する請求項3記載の信号追尾装置。
  5. 第1の信号追尾方式と、前記第1の信号追尾方式よりも追尾能力が高い第2の信号追尾方式とを有する信号追尾システムであって、
    前記第1の信号追尾方式によって、追尾目標の位置及び存在確率を判定する第1の目標存在判定部と、
    前記第1の目標存在判定部によって判定された前記位置及び前記存在確率に対し、位置及び該位置の周囲の確率を低下させる逆確率計算部と、
    前記逆確率計算部によって算出された前記位置及び前記存在確率と、前記第1の信号追尾方式によって検出された前記追尾目標の位置付近の観測値の尤度を低減させる条件付き尤度比計算部と、
    前記条件付き尤度比計算部によって算出された前記観測値の尤度に基づいて、前記第2の信号追尾方式によって、前記追尾目標の位置及び存在確率を判定する第2の目標存在判定部と、
    を備えることを特徴とする信号追尾システム。
  6. 追尾目標を追尾する第1の信号追尾方式と、前記第1の信号追尾方式よりも追尾能力が高い第2の信号追尾方式とを、コンピュータ上で実現させる信号追尾プログラムであって、
    前記第1の信号追尾方式によって、前記追尾目標の位置及び存在確率を判定する第1の目標存在判定部と、
    前記第1の目標存在判定部によって判定された前記位置及び前記存在確率に対し、位置及び該位置の周囲の確率を低下させる逆確率計算部と、
    前記逆確率計算部によって算出された前記位置及び前記存在確率と、前記第1の信号追尾方式によって検出された前記追尾目標の位置付近の観測値の尤度を低減させる条件付き尤度比計算部と、
    前記条件付き尤度比計算部によって算出された前記観測値の尤度に基づいて、前記第2の信号追尾方式によって、前記追尾目標の位置及び存在確率を判定する第2の目標存在判定部としての機能をコンピュータ上で実現させることを特徴とする信号追尾プログラム。
  7. 第1の信号追尾方式によって、追尾目標の位置及び存在確率を判定するステップと、
    判定された前記位置及び前記存在確率に対し、位置及び該位置の周囲の確率を低下させるステップと、
    算出された前記位置及び前記存在確率と、前記第1の信号追尾方式によって検出された前記追尾目標の位置付近の観測値の尤度を低減させるステップと、
    算出された前記観測値の尤度に基づいて、前記第1の信号追尾方式よりも追尾能力が高い第2の信号追尾方式によって、前記追尾目標の位置及び存在確率を判定するステップと、
    を備えることを特徴とする信号追尾方法。
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