JP7226122B2 - 組立装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2以上の部材を組み立てる組立装置に関する。
例えば車両用の燃料ポンプなどのように高いシール性が求められる機器は、2以上の部材がいわゆる焼き嵌めといわれる手法で組み立てられる。焼き嵌めは、組み付けの対象となる2以上の部材のうちの一方に穴部を設け、この穴部に他方の部材を取り付ける手法である。この場合、穴部を有する部材は、加熱されることにより膨張し、拡大した穴部に他方の部材が挿入される。そして、これらを冷却することにより、部材の収縮によって2つの部材は密に組み立てられる。
しかしながら、このような焼き嵌めでは、2以上の部材の間で高いシール性を確保するために、穴部の内径は挿入される部材の外径よりも小さく設定されている。焼き嵌めのように加熱によって穴部を拡大する場合でも、材料の熱的な特性から過剰な加熱は困難である。そのため、加熱時における穴部への部材の挿入は、高い精度が要求される。仮に、穴部を有する部材に微小な傾きや寸法の誤差などがあると、穴部への部材の挿入は困難になるという問題がある。
特開昭3-239430号公報
そこで、一方の部材にあわせて他方の部材の位置および姿勢が変化することにより、一方の部材に他方の部材が安定して装着される組立装置を提供することにある。
請求項1記載の発明では、第二部材を保持して第一部材に装着する装着機構部は、揺動支持部および直線支持部を有している。第二部材を保持する第二保持部は、これら揺動支持部および直線支持部に支持されている。揺動支持部は、第二部材の中心軸に対して垂直なX1軸およびY1軸を中心に揺動可能に第二保持部を支持する。すなわち、揺動支持部は、第二保持部を、X1軸を中心とする旋回およびY1軸を中心とする旋回を合成した姿勢で保持する。また、直線支持部は、第二部材の中心軸に対して垂直なX2軸およびY2軸に沿って往復移動可能に第二保持部を支持する。すなわち、直線支持部は、第二保持部を、X2軸に沿った往復移動およびY2軸に沿った往復移動を合成した平面上の移動を可能とする。これらにより、第二保持部に保持されている第二部材は、X2-Y2平面における移動と、X1軸およびY1軸を中心とする旋回を合成した姿勢の変化とが可能になる。そのため、第一保持部に保持されている第一部材にわずかな傾斜や寸法の誤差が生じていても、第一部材に装着される第二部材は、第一部材にあわせて位置および姿勢が変化する。したがって、第二部材を第一部材に安定かつ確実に装着することができる。
第1実施形態による組立装置の模式的な構造を示す概略図 第1実施形態による組立装置で組み立てられる組立部品を示す模式的な断面図 第1実施形態による組立装置で組み立てられる組立部品を示す模式的な分解断面図 第1実施形態による組立装置の装着機構部の模式的な構造を示す概略図 第1実施形態による組立装置の保持台の模式的な構造を示す概略図 第1実施形態による組立装置の位置決定部の模式的な構造を示す概略図 第1実施形態による組立装置による組立部品の手順を示す模式的な断面図 第1実施形態による組立装置による組立部品の手順を示す模式的な断面図 第1実施形態による組立装置による組立部品の手順を示す模式的な断面図 第1実施形態による組立装置による組立部品の手順を示す模式的な断面図 第1実施形態による組立装置による組立部品の手順を示す模式的な断面図 第1実施形態による組立装置において組立部品の組立時に加わる荷重の変化を示す概略図 第2実施形態による組立装置の模式的な構造を示す概略図 第2実施形態による組立装置において組立部品の冷却部位を示す模式的な断面図
以下、組立装置の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示す第1実施形態による組立装置10は、第一部材としてのヘッド11と、第二部材としてのシリンダ12を第三部材としてのフランジ13とともに一体に組み立てる。図2および図3に示すようにヘッド11、シリンダ12およびフランジ13は、一体の組立部品14となって、例えば燃料ポンプの吐出口などに用いられる。これらヘッド11、シリンダ12およびフランジ13から組み立てられる組立部品14は、燃料などの漏れを防止するために高いシール性が要求される。そのため、シリンダ12は、フランジ13とともにヘッド11に焼き嵌めによって一体に組み立てられる。
シリンダ12は、穴部15および穴部16を有している。穴部15は、図1に示す中心軸C1方向に伸びている。一方、穴部16は、この穴部15と垂直に径方向に設けられている。穴部16は、シリンダ12の周方向へ複数設けられている。ヘッド11は、シリンダ12が挿入される挿入穴部17を有している。挿入穴部17は、中心軸C1方向に伸びている。また、ヘッド11は、シリンダ12の中心軸C1と垂直に設けられている穴部18を有している。ヘッド11とシリンダ12とが組み付けられたとき、シリンダ12の穴部16とヘッド11の穴部18とは同軸上に位置するように位置が合わせられる。
図1に示すように組立装置10は、第一保持部21、装着機構部22、位置決定部23および加熱部24を備えている。第一保持部21は、第一部材としてのヘッド11を保持する。装着機構部22は、第二保持部32、往復駆動部33、回転駆動部34および位置合わせ部35を有している。第二保持部32は、第二部材としてのシリンダ12を保持する。具体的には、第二保持部32は、図4に示すようにスリーブ36およびチャック37を有している。スリーブ36およびチャック37はシリンダ12を保持する。第二保持部32に保持されているシリンダ12は、変形を低減するために芯金38を設置してもよい。
図1に示すように往復駆動部33は、シリンダ12を保持する第二保持部32を、シリンダ12の中心軸C1に沿って直線状に往復駆動する。これにより、第二保持部32に保持されているシリンダ12と、第一保持部21に保持されているヘッド11とは、シリンダ12の中心軸C1に沿って相対的に移動する。
往復駆動部33は、サーボモータ41および案内部42を有している。サーボモータ41は、組立装置10の天板43に設けられている。組立装置10は、天板43に加え、支柱44、支柱45、固定ベース46、固定プレート47、可動プレート48および可動プレート49を備えている。サーボモータ41は、案内部42を回転駆動する。案内部42は、例えばボールねじなどによって構成されており、サーボモータ41が発生する駆動力によって回転する。天板43は、サーボモータ41を支持している。天板43は、支柱44および支柱45によって固定ベース46を挟んで架台部51に支持されている。架台部51は、例えば工場などの設備の一部であり、組立装置10の装着機構部22が設けられている。本実施形態の場合、架台部51は、設備に固定されている。
固定プレート47は、可動プレート48を挟んで天板43と一対で設けられている。固定プレート47は、支柱44および支柱45に固定されている。案内部42は、軸方向の一方の端部がサーボモータ41によって回転可能に支持されるとともに、他方の端部が固定プレート47によって回転可能に支持されている。固定プレート47は、図5に示すようにフランジ13を保持する保持台52を有している。ヘッド11およびシリンダ12は、固定プレート47に保持されたフランジ13とともに組み立てられる。このフランジ13を保持する保持台52が設けられている固定プレート47は、ヘッド11、シリンダ12およびフランジ13を組み立てる際の基準面となる。保持台52は、サーボモータ53によって位置が設定される。具体的には、フランジ13を保持する保持台52は、サーボモータ53によって駆動される。これにより、保持台52に保持されているフランジ13は、第二保持部32に保持されているシリンダ12と位相つまり中心軸C1を中心とする位置が合わせられる。
図1に示す案内部42は、可動プレート48の噛み合い部54においてねじ結合している。これにより、両端がサーボモータ41および固定プレート47によって支持されている案内部42が回転すると、可動プレート48は、シリンダ12の中心軸C1に沿って往復移動する。第二保持部32は、この可動プレート48に設けられている。これにより、往復駆動部33のサーボモータ41が案内部42を回転駆動することにより、シリンダ12を保持する第二保持部32はシリンダ12の中心軸C1方向へ移動する。可動プレート49は、支柱44および支柱45に支持されている。ヘッド11を保持する第一保持部21が第二保持部32へ接近するとき、可動プレート49は移動する第一保持部21とともに支柱44および支柱45に支持された状態で第二保持部32へ接近する。
回転駆動部34は、シリンダ12を保持する第二保持部32を、中心軸C1を中心として回転駆動する。シリンダ12は、図2および図3に示すように径方向に貫く穴部16を有している。この穴部16の位置および向きは、ヘッド11の穴部18と合わせる必要がある。そのため、第二保持部32に保持されているシリンダ12は、位置を合わせるために中心軸C1を中心に回転される。回転駆動部34は、例えばサーボモータ341などを有しており、第二保持部32とともに、これに保持されているシリンダ12を回転させる。
位置合わせ部35は、シリンダ12を保持する第二保持部32の姿勢を、第一保持部21に保持されているヘッド11に合わせて変化させる。具体的には、位置合わせ部35は、図4に示すように揺動支持部55および直線支持部56を有している。これら揺動支持部55および直線支持部56は、位置合わせ部35において一体に設けられている。揺動支持部55は、中心軸C1に垂直であって直交する2つのX1軸およびY1軸を中心に揺動可能に第二保持部32を支持する。詳細には、揺動支持部55は、X1軸またはY1軸を中心とする円弧面状に沿った移動を案内する。本実施形態では、2つで一対の揺動支持部55は、中心軸C1に垂直なX1軸を中心として揺動する第一揺動支持部551と、中心軸C1に垂直かつX1軸に垂直なY1軸を中心として揺動する第二揺動支持部552とを有している。これにより、位置合わせ部35は、X1軸およびY1軸を中心とする揺動を複合した姿勢で第二保持部32を支持する。図4に示す場合、X1軸は紙面の表裏方向に伸びており、Y1軸は紙面の左右方向に伸びている。
また、位置合わせ部35は、直線支持部56を有している。直線支持部56は、中心軸C1に垂直であって直交する2つのX2軸およびY2軸に沿って往復移動可能に第二保持部32を支持する。詳細には、直線支持部56は、例えばLMガイド(登録商標)などと称される直線方向の移動を案内する機構を有している。本実施形態では、2つで一対の直線支持部56は、中心軸C1に垂直なX2軸に沿って往復移動を支持する第一直線支持部561と、中心軸に垂直かつX2軸に垂直なY2軸に沿って往復移動を支持する第二直線支持部562とを有している。これにより、位置合わせ部35は、X2軸およびY2軸に沿った往復移動を複合した位置で第二保持部32を支持する。図4に示す場合、X2軸は紙面の表裏方向に伸びており、Y2軸は紙面の左右方向に伸びている。なお、X1軸とX2軸、Y1軸とY2軸とは、本実施形態のように同一方向に限らず、異なる方向に伸びていてもよい。
このように、位置合わせ部35は、揺動支持部55および直線支持部56によってX1軸およびY1軸を中心に揺動可能、かつX2軸およびY2軸に沿って往復移動可能に支持されている。これにより、第二保持部32に保持されたシリンダ12が第一保持部21に保持されたヘッド11の挿入穴部17に取り付けられるとき、シリンダ12は位置合わせ部35によってヘッド11の挿入穴部17にあわせて姿勢を変化する。具体的には、第一保持部21に保持されたヘッド11に設けられている挿入穴部17の中心と第二保持部32に保持されたシリンダ12の中心軸C1とが微小にずれているとき、シリンダ12を保持する第二保持部32は直線支持部56に案内されてX2-Y2平面を移動する。第二保持部32が移動することにより、挿入穴部17の中心とシリンダ12の中心軸C1とは一致する。また、第一保持部21に保持されたヘッド11の姿勢と第二保持部32に保持されたシリンダ12の姿勢とが微小にずれているとき、シリンダ12を保持する第二保持部32は揺動支持部55によってX1軸およびY1軸を中心に揺動する。第二保持部32が揺動することにより、第二保持部32に保持されているシリンダ12の姿勢はヘッド11の挿入穴部17にあわせて変化する。これによって、第一保持部21に保持されているヘッド11の姿勢や寸法のわずかな誤差、および第二保持部32に保持されているシリンダ12の姿勢や寸法のわずかな誤差は、揺動支持部55および直線支持部56を含む位置合わせ部35の位置および姿勢の変化によって吸収される。
第一保持部21は、図1に示すようにシリンダ12を保持する第二保持部32と対向して設けられている。第一保持部21は、往復駆動部57によってシリンダ12の中心軸C1方向へ往復駆動される。往復駆動部57は、例えばサーボモータ58および案内部59を有している。案内部59は、例えばボールねじによって構成されている。これにより、サーボモータ58が回転すると、第一保持部21は案内部59によってシリンダ12の中心軸C1方向に往復移動する。
位置決定部23は、可動プレート49に設けられている。位置決定部23は、シリンダ12の中心軸C1に垂直であって直交する2つのX3軸およびY3軸に沿って往復移動可能に第一保持部21に保持されたヘッド11を支持する。詳細には、位置決定部23は、図6に示すように第一保持部21に保持されたヘッド11を、紙面の表裏方向のX3軸方向および紙面の左右方向のY3軸方向へ移動可能に支持する。第一保持部21の保持台61に保持されているヘッド11は、位置決定部23に進入することにより、X3軸方向の両側に設けられているチャック部62に挟み込まれる。チャック部62は、基準側チャック63および従道側チャック64を有している。基準側チャック63は、中心軸C1に垂直な任意の軸方向において一方側に設けられ、ヘッド11の位置を決定する基準となる。従道側チャック64は、基準側チャック63に対向して軸の他方側に設けられ、ヘッド11を基準側チャック63との間に挟み込む。第一保持部21に保持されているヘッド11は、基準側チャック63と従道側チャック64との間に挟み込まれる。これにより、位置決定部23は、第一保持部21に保持されているヘッド11の位置を決定しつつ保持する。
また、位置決定部23は、図示しない直線支持部によってX3軸およびY3軸に沿って往復移動可能に支持されている。すなわち、位置決定部23は、第一保持部21の保持台61を除いて、ヘッド11をX3-Y3平面上において移動可能に支持している。これにより、位置決定部23のチャック部62に挟み込まれているヘッド11は、挿入されるシリンダ12に合わせて移動する。そのため、ヘッド11の挿入穴部17とシリンダ12の中心軸C1とのずれは、チャック部62に保持されたヘッド11の移動によっても吸収される。なお、X3軸は、X1軸およびX2軸と同一方向に限らず異なる方向に伸びていてもよく、Y3軸は、Y1軸およびY2軸と同一方向に限らず異なる方向に伸びていてもよい。
図1に示す加熱部24は、例えばヒータやコイルなどを有しており、第一保持部21に保持されているヘッド11を加熱する。焼き嵌めを利用してヘッド11とシリンダ12とを組み立てる場合、シリンダ12が取り付けられる挿入穴部17を有するヘッド11は、加熱によって挿入穴部17の内径が拡大される。すなわち、加熱部24で第一保持部21に保持されているヘッド11を加熱することにより、ヘッド11は膨張し、ヘッド11に設けられている挿入穴部17の内径は拡大する。シリンダ12は、内径が拡大したヘッド11挿入穴部17に挿入される。そして、これを冷却することにより、ヘッド11は収縮し、ヘッド11とシリンダ12とは高いシール性を有する状態で組み立てられる。
組立装置10は、図1に示すように位置の基準となる固定プレート47に位置検出部65を有している。位置検出部65は、例えばレーザ光などを照射および受光する一対のユニット651およびユニット652を有している。位置検出部65は、このユニット651とユニット652との間を進む光により、第二保持部32に保持されているシリンダ12の位相、すなわち中心軸C1を中心とする周方向の位置を検出する。上述のようにシリンダ12は、径方向に貫く穴部16を有している。この穴部16は、ヘッド11の穴部18と同一の軸上に位置させる必要がある。そこで、位置検出部65によってシリンダ12の位相を検出するとともに、回転駆動部34を通してサーボモータ341によってシリンダ12を保持する第二保持部32を回転駆動する。また、上述のようにヘッド11を保持する第一保持部21はサーボモータ58によって回転駆動される。これにより、第一保持部21に保持されているヘッド11の穴部18と、第二保持部32に保持されているシリンダ12の穴部16とは、同一の軸線上に位置するように制御される。
ヘッド11は、図3に示すように挿入穴部17に加え、穴部72および環状部73を有している。環状部73は、中心軸C1と同心の円環状に設けられている。環状部73は、内周側に穴部72を形成している。この穴部72は、挿入穴部17の一方の端部側、すなわちヘッド11においてシリンダ12が挿入される端部側に設けられている。挿入穴部17と穴部72とは、中心軸C1を中心に同心となっている。穴部72の内径は、挿入穴部17の内径よりも大きい。そのため、挿入穴部17と穴部72との間には段差部74が形成されている。また、ヘッド11は、環状部73の一方の端部側、すなわちヘッド11においてシリンダ12が挿入される端部側に、端面75を有している。
フランジ13は、穴部81および突出部82を有している。穴部81は、中心軸C1と同心に設けられており、シリンダ12が挿入される。突出部82は、フランジ13からヘッド11側に突出している。突出部82は、円環状に突出している。突出部82は、内周側に穴部81を形成している。フランジ13は、突出部82のヘッド11側の端部に端面83を有している。また、フランジ13は、ヘッド11側へ突出する突出部82によって形成される外側段差面84を有している。さらに、フランジ13は、穴部81のヘッド11とは反対側に内側段差面85を有している。
シリンダ12は、軸方向の途中に径方向外側へ突出する円環状の鍔部91を有している。鍔部91は、シリンダ12の他の部分よりも外径が大きく設定されている。これにより、シリンダ12は、鍔部91のヘッド11側に段差面92を有している。
図2に示すように、ヘッド11、シリンダ12およびフランジ13を組み付けたとき、フランジ13の突出部82は、ヘッド11の環状部73の内周側に挿入される。このとき、突出部82の外周面は、穴部72を形成する環状部73の内周面と接する。また、フランジ13の外側段差面84は、ヘッド11の端面75に接する。さらに、シリンダ12の段差面92は、フランジ13の内側段差面85に接する。このとき、外側段差面84と端面75との間、および段差面92と内側段差面85との間は、シール性を確保するために隙間なく形成することが要求される。
次に、上記の構成による組立装置10による組立部品14の組み付けについて説明する。
ヘッド11は、第一保持部21に保持される。一方、シリンダ12は、第二保持部32に保持される。組立部品14を構成するフランジ13は、固定プレート47の保持台52に保持される。保持台52に保持されたフランジ13は、サーボモータ53によって位置決めがされる。この場合、フランジ13は、例えば型番などに基づいてサーボモータ53が駆動され、位置が決定される。シリンダ12を保持する第二保持部32は、往復駆動部33によって駆動され、ヘッド11が保持されている第一保持部21側へ移動する。同様に、ヘッド11を保持する第一保持部21は、往復駆動部57によって駆動され、シリンダ12が保持されている第二保持部32側へ移動する。
第二保持部32に保持されているシリンダ12は、往復駆動部33によって第一保持部21側へ移動する際に、保持台52に保持されているフランジ13を貫く。フランジ13の内径は、シリンダ12の外径よりもわずかに大きく設定されている。そのため、シリンダ12は、フランジ13の内周側に挿入される。シリンダ12が保持台52に保持されているフランジ13を貫くとき、位置検出部65はシリンダ12の位相を検出する。サーボモータ58は位置検出部65で検出したシリンダ12の位相に基づいて第一保持部21を回転駆動するとともに、サーボモータ53は第二保持部32を回転駆動する。これにより、第一保持部21に保持されているヘッド11の穴部18と第二保持部32に保持されているシリンダ12の穴部16とは同一の軸線上に位置するように制御される。また、第一保持部21に保持されているヘッド11は、第二保持部32側への移動にともない可動プレート49の位置決定部23に挿入される。このとき、ヘッド11は、位置決定部23に保持されて位置が決められる。これにより、ヘッド11の挿入穴部17の中心軸は、シリンダ12の中心軸C1に合わせられる。
第一保持部21と第二保持部32とは、ヘッド11の位置およびシリンダ12の位相が決定された状態で互いに接近する。これにより、フランジ13を貫いたシリンダ12は、ヘッド11に向けて移動する。このとき、ヘッド11は、加熱部24によって加熱されている。ヘッド11は、材料の特性によって強度に変化が生じない程度の温度まで加熱される。ヘッド11を加熱することにより、ヘッド11は膨張し、ヘッド11に設けられている挿入穴部17は内径がわずかに拡大する。
第二保持部32に保持されているシリンダ12は、加熱によって内径が拡大したヘッド11の挿入穴部17に挿入される。このとき、シリンダ12は、位置合わせ部35によって位置が調整される。すなわち、シリンダ12を保持している第二保持部32は、揺動支持部55および直線支持部56によって、第一保持部21に保持されているヘッド11に合わせて位置および姿勢を変化する。具体的には、第二保持部32は、揺動支持部55によってX1軸およびY1軸を中心に揺動するとともに、直線支持部56によってX2軸およびY2軸方向へ移動する。これにより、第二保持部32に保持されているシリンダ12は、第一保持部21に保持されているヘッド11に合わせて位置および姿勢が変化する。その結果、ヘッド11とシリンダ12との間に大きなあたりを生じることなく、シリンダ12は滑らかにヘッド11の挿入穴部17に挿入される。
シリンダ12が挿入されたヘッド11は、冷却される。冷却によってヘッド11は収縮し、挿入穴部17に挿入されたシリンダ12はヘッド11に組み付けられる。このとき、フランジ13は、ヘッド11とシリンダ12との間に強固に挟み込まれる。これにより、ヘッド11、シリンダ12およびフランジ13からなる組立部品14は、シール性が確保された状態で強固に組み立てられる。
次に、上記の構成の組立装置10によってヘッド11とシリンダ12とを組み立てる際の詳細な作動について説明する。
図7に示すように第二保持部32に保持されたシリンダ12は、フランジ13とともにヘッド11と対向する。このとき、第二保持部32を支持する揺動支持部55および直線支持部56は、いずれもロックされている。すなわち、揺動支持部55の揺動および直線支持部56の移動は制限されている。これにより、シリンダ12を保持する第二保持部32は、無用な動きが低減される。つまり、シリンダ12は、無用な姿勢および位置の変化が低減される。また、第一保持部21に保持されているヘッド11は、位置決定部23のチャック部62によって位置が決定されている。すなわち、チャック部62の基準側チャック63および従道側チャック64は、ヘッド11を挟み込んでいる。一方、位置決定部23は、図示しない直線支持部のロックが解除され、可動プレート49に対してX3軸-Y3軸方向へ移動可能となっている。これにより、第一保持部21に保持されたヘッド11は、挿入されるシリンダ12の中心軸C1に合わせて移動可能である。このように、第二保持部32に保持されたシリンダ12は、揺動支持部55、直線支持部56およびチャック部62がロックされた状態で第一保持部21に保持されたヘッド11に挿入が開始される。このとき、第一保持部21に保持されたヘッド11は、加熱部24によって加熱されている。
図8に示すようにシリンダ12の先端121がヘッド11の挿入穴部17に達すると、ヘッド11を保持するチャック部62はロックが解除される。これにより、ヘッド11は、挿入されるシリンダ12に追従した微小な移動が許容される。これらの手順によって、シリンダ12の中心軸C1とヘッド11の挿入穴部17の中心軸との微小な位置合わせが行なわれる。
図9に示すようにシリンダ12の先端がヘッド11の挿入穴部17に挿入されると、第二保持部32を保持する装着機構部22のうち揺動支持部55はロックが解除される。これにより、第二保持部32に保持されているシリンダ12は、相手となるヘッド11に追従した揺動が許容される。このように、揺動支持部55のロックが解除されることにより、第二保持部32はヘッド11の姿勢に合わせてX1軸およびY1軸を中心に揺動する。第二保持部32に保持されているシリンダ12は、揺動支持部55のロックが解除されたまま図10に示すようにヘッド11への挿入が進められる。
図11に示すようにシリンダ12の先端121がヘッド11の穴部18の下端に達すると、第二保持部32を保持する装着機構部22のうち直線支持部56もロックが解除される。これにより、第二保持部32に保持されているシリンダ12は、相手となるヘッド11に追従した移動が許容される。すなわち、シリンダ12は、X2軸およびY2軸に沿った移動が可能となる。このように、直線支持部56のロックが解除されることにより、第二保持部32はヘッド11の姿勢および位置に合わせてX2軸およびY2軸に沿って移動する。
そして、シリンダ12の挿入が進行すると、第二保持部32を保持する揺動支持部55、およびヘッド11を保持するチャック部62は順にロックされる。これにより、第一保持部21に保持されているヘッド11および第二保持部32に保持されているシリンダ12の無用な移動が制限される。そして、図2に示すようにシリンダ12の先端121がヘッド11の下端に達すると、ヘッド11、シリンダ12およびフランジ13の組立は完了する。
なお、上述の組立手順における揺動支持部55、直線支持部56、チャック部62および位置決定部23におけるロックの時期、ならびにロックの解除の時期は、一例であり、対象となる部品に応じて任意に変更することができる。
上記のような本実施形態の組立装置10の構成および組立手順によって、図12に示すようにシリンダ12がヘッド11に挿入されるとき、シリンダ12の挿入荷重は極端な増加を招かない。一方、比較例のように第二保持部32の姿勢がヘッド11に合わせて変化しない従来構成の場合、シリンダ12がヘッド11に挿入される位置に到達すると、シリンダ12の挿入荷重は増加し、限界値Lを超えることがわかる。このように、本実施形態のように揺動支持部55および直線支持部56を備える組立装置10は、シリンダ12をヘッド11に挿入するとき、ヘッド11の姿勢に追従してシリンダ12の姿勢が変化する。その結果、本実施形態の組立装置10では、ヘッド11およびシリンダ12に加わる挿入荷重の増加が抑えられる。
以上説明した第1実施形態では、シリンダ12を保持してヘッド11に装着する装着機構部22は、揺動支持部55および直線支持部56を有している。シリンダ12を保持する第二保持部32は、これら揺動支持部55および直線支持部56に支持されている。揺動支持部55は、シリンダ12の中心軸C1に対して垂直なX1軸およびY1軸を中心に揺動しつつ第二保持部32を支持する。すなわち、揺動支持部55は、第二保持部32を、X1軸を中心とする旋回およびY1軸を中心とする旋回を合成した姿勢で保持する。また、直線支持部56は、シリンダ12の中心軸C1に対して垂直なX2軸およびY2軸に沿って往復移動可能に第二保持部32を支持する。すなわち、直線支持部56は、第二保持部32を、X2軸に沿った往復移動およびY2軸に沿った往復移動を合成した平面上の移動を可能とする。これらにより、第二保持部32に保持されているシリンダ12は、X2-Y2平面における移動と、X1軸およびY1軸を中心とする旋回を合成した姿勢の変化とが可能になる。そのため、第一保持部21に保持されているヘッド11にわずかな傾斜や寸法の誤差が生じていても、ヘッド11に装着されるシリンダ12は、ヘッド11にあわせて位置および姿勢が変化する。したがって、過大な荷重が加わることなくシリンダ12をヘッド11に安定かつ確実に装着することができる。
また、第1実施形態では、装着機構部22は、X1軸およびY1軸を中心に揺動する揺動支持部55、ならびにX2軸およびY2軸に沿って往復移動する直線支持部56によってそれぞれ支持されている。すなわち、装着機構部22は、揺動を支持する揺動支持部55と、往復移動を支持する直線支持部56とが別個の構成となっている。そのため、装着機構部22は、剛性の向上が図られる。これにより、ヘッド11の穴部18とシリンダ12の穴部16との位置を合わせるために、ヘッド11に挿入されるシリンダ12に、この中心軸C1を中心とする回転を加えるとき、装着機構部22の高い剛性によってシリンダ12が回転してもヘッド11およびシリンダ12にはねじれが生じない。したがって、ヘッド11とシリンダ12とを安定かつ確実に装着することができるとともに、位置合わせの精度を高めることができる。
第1実施形態では、ヘッド11を保持する第一保持部21は、位置決定部23によって位置が決定される。位置決定部23は、シリンダ12の中心軸C1に垂直なX3軸およびY3軸に沿ってヘッド11を往復移動可能に支持する。これにより、第一保持部21に保持されているヘッド11は、シリンダ12の中心軸C1と垂直なX3-Y3平面の移動が許容される。そのため、ヘッド11の挿入穴部17とシリンダ12の中心軸C1とは、高い精度で位置が合わせられる。したがって、ヘッド11とシリンダ12とを安定かつ確実に装着することができる。
第1実施形態では、第一保持部21は、加熱部24によって加熱される。これにより、ヘッド11とシリンダ12とを焼き嵌めによって組み立てるとき、第一保持部21に保持されたヘッド11は、加熱部24によって加熱される。上述のように一実施形態の組立装置10は、シリンダ12を保持する装着機構部22の姿勢がヘッド11に合わせて変化する。そのため、焼き嵌めのように要求される寸法精度が高い場合でも、ヘッド11やシリンダ12に大きな荷重が加わることなく、ヘッド11とシリンダ12とは組み立てられる。これにより、加熱時におけるヘッド11の温度も抑えることができ、ヘッド11の材料特性に合わせて過剰な加熱が抑えられる。したがって、ヘッド11とシリンダ12とを安定かつ確実に装着できるとともに、各部材の信頼性を向上することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による組立装置を図13に示す。
第2実施形態による組立装置10は、第1実施形態に加え、冷却部71を備えている。冷却部71は、加熱部24によって加熱されたヘッド11を冷却する。ヘッド11は、焼き嵌めを利用して、加熱部24で加熱された後、シリンダ12およびフランジ13が組み付けられる。このように加熱部24で加熱されたヘッド11は、冷却部71によって冷却される。この場合、冷却部71は、例えば空気、水あるいは油などヘッド11を冷却する媒体を吹き付ける。例えば、冷却部71から空気を吹き付ける場合、より迅速な冷却を図るために水蒸気を含む湿潤空気を用いて気化熱を利用してもよい。
第1実施形態でも説明したように、図14の領域Aで示すように外側段差面84と端面75との間、および段差面92と内側段差面85との間は、シール性を確保するために隙間なく組み付けることが要求される。一方、ヘッド11、シリンダ12およびフランジ13は、材質が異なるとき、固有の線膨張係数が異なる。そのため、材質によっては、ヘッド11の加熱の前後において寸法の変化が生じ、外側段差面84と端面75との間、または段差面92と内側段差面85との間に隙間が形成されるおそれがある。
ヘッド11にシリンダ12が挿入されたとき、ヘッド11の先端側、すなわち挿入されるシリンダ12から遠い側が先行して収縮すると、ヘッド11とシリンダ12とが他の部分に先行して固定される。そのため、ヘッド11の先端から遠いフランジ13側には、隙間が形成されやすくなる。特に、ヘッド11やフランジ13に比較してシリンダ12の線膨張係数が大きいとき、ヘッド11の先端が収縮すると、反対側の外側段差面84と端面75との間、および段差面92と内側段差面85との間は、隙間が形成されやすくなる。
そこで、第2実施形態では、組立装置10は、冷却部71を備えている。冷却部71は、シリンダ12およびフランジ13を組み付けるために加熱部24で加熱されたヘッド11を冷却する。具体的には、冷却部71は、ヘッド11の環状部73の径方向外側付近に設けられ、環状部73の近傍を局所的に冷却する。このように、ヘッド11は、シリンダ12およびフランジ13が組み付けられた後、環状部73に近いフランジ13側から先行して冷却される。そのため、ヘッド11の環状部73が先行して収縮し、他の部分に先立ってヘッド11とフランジ13とが固定される。その結果、外側段差面84と端面75との間、および段差面92と内側段差面85との間は、隙間が形成されにくくなる。
第2実施形態では、冷却部71を備えている。冷却部71は、ヘッド11の環状部73の近傍を局所的に冷却する。これにより、ヘッド11は、環状部73に近い側から先行して冷却され、環状部73側から収縮する。そのため、ヘッド11とフランジ13とは、他の部分に先立って環状部73の近傍で固定される。その結果、外側段差面84と端面75との間、および段差面92と内側段差面85との間は、隙間が形成されにくくなる。したがって、ヘッド11、シリンダ12およびフランジ13から組み立てられる部品に要求されるシール性および寸法精度を容易に確保することができる。
第2実施形態では、冷却部71でヘッド11の環状部73の近傍を局所的に冷却する例について説明した。しかし、このような第2実施形態の構成に代えて、以下のような構成を採用してもよい。
加熱部24は、ヘッド11のシリンダ12から遠い側を高温に加熱する構成としてもよい。このように、ヘッド11のシリンダ12から遠い側を高温に加熱することにより、ヘッド11はシリンダ12に近い側ほど寸法の変化が小さくなる。すなわち、挿入穴部17の内径は、ヘッド11に近い側ほど小さくなる。そのため、冷却部71による冷却と同様に、ヘッド11とフランジ13とが他の部分に先行して固定される。その結果、外側段差面84と端面75との間、および段差面92と内側段差面85との間は、隙間が形成されにくくなる。
また、同様の理由からヘッド11の挿入穴部17は、フランジ13に近い側ほど小さく設定してもよい。これにより、冷却部71による冷却と同様に、ヘッド11とフランジ13とが他の部分に先行して固定される。その結果、外側段差面84と端面75との間、および段差面92と内側段差面85との間は、隙間が形成されにくくなる。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、10は組立装置、11はヘッド(第一部材)、12はシリンダ(第二部材)、17は挿入穴部、21は第一保持部、22は装着機構部、23は位置決定部、24は加熱部、32は第二保持部、33は往復駆動部、34は回転駆動部、55は揺動支持部、56は直線支持部、71は冷却部、72は穴部、73は環状部、81は穴部、82は突出部を示す。

Claims (5)

  1. 第一部材(11)を保持する第一保持部(21)と、
    前記第一部材(11)に装着される第二部材(12)の中心軸の軸方向において、前記第一保持部(21)に保持された前記第一部材(11)と相対的に移動して、第三部材(13)とともに前記第二部材(12)を前記第一部材(11)に装着する装着機構部(22)と、
    前記第一保持部(21)に保持されている前記第一部材(11)を加熱する加熱部(24)と、
    前記第二部材(12)および前記第三部材(13)を組み付けるために前記加熱部(24)で加熱された前記第一部材(11)を、局所的に冷却する冷却部(71)と、
    を備え、
    前記装着機構部(22)は、
    前記第二部材(12)を保持する第二保持部(32)と、
    前記第一部材(11)に対して前記第二保持部(12)を前記第二部材(12)の軸方向へ往復駆動する往復駆動部(33)と、
    前記第二部材(12)の軸を中心に前記第二保持部(32)を回転駆動する回転駆動部(34)と、
    前記第二保持部(32)を、前記中心軸に垂直であって直交する2つのX1軸およびY1軸を中心に揺動可能に支持する揺動支持部(55)と、
    前記第二保持部(32)を、前記中心軸に垂直であって直交する2つX2軸およびY2軸に沿って往復移動可能に支持する直線支持部(56)と、
    を有する組立装置。
  2. 前記第一保持部(21)を、前記中心軸に垂直であって直交する2つのX3軸およびY3軸に沿って往復移動可能に支持する位置決定部(23)をさらに備える請求項1記載の組立装置。
  3. 前記第一部材(11)は、
    前記中心軸と同心に設けられ、前記第二部材(12)が挿入される挿入穴部(17)と、
    前記中心軸と同心に前記挿入穴部(17)の一方の端部側に設けられ、内周側に前記挿入穴部(17)よりも内径が大きな穴部(72)を形成する円環状の環状部(73)と、を有し、
    前記第三部材(13)は、
    前記中心軸と同心に設けられ前記第二部材(12)が貫く穴部(81)と、
    内周側に前記穴部(81)を形成するとともに、前記第一部材(11)側に円環状に突出して、前記環状部(73)に挿入される突出部(82)と、を有し、
    前記冷却部(71)は、前記環状部(73)の径方向外側から、前記環状部(73)の近傍を冷却する請求項1または2記載の組立装置。
  4. 前記加熱部(24)は、前記第一部材(11)の前記第三部材(13)から遠い側ほど高温に加熱する請求項1から3のいずれか一項記載の組立装置。
  5. 前記第一保持部(21)は、前記挿入穴部(17)の内径が前記第三部材(13)に近い側ほど小さく設定されている前記第一部材(11)を保持する請求項3記載の組立装置。
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