JP7225932B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
現像装置1の概略について説明する。
筐体2は、トナーを収容する。筐体2は、軸方向(図2参照)に延びる。
現像ローラ3は、筐体2の一端部に支持される。現像ローラ3は、軸方向に延びる。現像ローラ3は、円柱形状を有する。現像ローラ3は、軸方向に延びる軸A1について回転可能である。筐体2内のトナーが供給ローラ5によって現像ローラ3の周面に供給された場合、現像ローラ3は、供給ローラ5によって供給されたトナーを周面に担持する。
アジテータ4は、筐体2内に位置する。アジテータ4は、筐体2内のトナーを撹拌する。アジテータ4は、軸方向に延びる。アジテータ4は、軸方向に延びる軸A2について回転可能である。
供給ローラ5は、筐体2内に位置する。供給ローラ5は、筐体2内のトナーを現像ローラ3に供給する。供給ローラ5は、現像ローラ3と接触する。なお、供給ローラ5は、現像ローラ3と接触しなくてもよい。供給ローラ5は、軸方向に延びる。供給ローラ5は、円柱形状を有する。供給ローラ5は、軸方向に延びる軸A3について回転可能である。
層厚規制ブレード6は、筐体2に支持される。詳しくは、層厚規制ブレード6は、図2に示すように、ネジ7Aおよびネジ7Bによって、筐体2に取り付けられる。層厚規制ブレード6は、筐体2に固定される。層厚規制ブレード6は、現像ローラ3の周面に担持されるトナーの厚みを規制する。層厚規制ブレード6は、供給ローラ5によって現像ローラ3の周面に供給されたトナーの厚みを規制する。これにより、現像ローラ3は、一定の厚みのトナーを、周面に担持する。
次に、層厚規制ブレード6の詳細について説明する。
支持板金11は、図3に示すように、軸方向に延びる。支持板金11は、平板形状を有する。支持板金11は、軸方向において、第1端部11Aと第2端部11Bとを有する。第2端部11Bは、軸方向において、第1端部11Aから離れて位置する。また、支持板金11は、支持板金11の幅方向において、先端部11Cと基端部11Dとを有する。基端部11Dは、筐体2に取り付けられる。先端部11Cは、幅方向において、基端部11Dから離れて位置する。幅方向は、軸方向と交差する。詳しくは、幅方向は、軸方向と直交する。
固定部111は、図3において斜線を付した部分である。固定部111は、支持板金11のうち、第1取付板金16(図1参照)と第2取付板金17(図1参照)との間に挟まれる部分である。固定部111は、第1取付板金16と第2取付板金17との間に挟まれることにより、筐体2に固定される。固定部111は、基端部11Dに位置する。すなわち、基端部11Dは、筐体2に固定される。固定部111は、軸方向に延びる。固定部111は、軸方向において、第1端部111Aと第2端部111Bとを有する。固定部111の第1端部111Aは、支持板金11の第1端部11Aに位置する。固定部111の第2端部111Bは、支持板金11の第2端部11Bに位置する。第2端部111Bは、軸方向において、第1端部111Aから離れている。固定部111は、ネジ7A(図2参照)が通る穴H1と、ネジ7B(図2参照)が通る穴H2とを有する。穴H1は、固定部111の第1端部111Aに位置する。穴H2は、固定部111の第2端部111Bに位置する。
スリット112Aは、支持板金11の軸方向における第1端部11Aに位置する。スリット112Aは、固定部111の第1端部111Aと、ブレードゴム部12(図5参照)の第1端部12Aとの間に位置する。スリット112Aは、穴H1と、ブレードゴム部12の第1端部12Aとの間に位置する。スリット112Aは、穴H1と、第1サイドエッジシール15A(図8参照)との間に位置する。
ブレードゴム部12は、図4および図5に示すように、支持板金11の先端部11Cに支持される。ブレードゴム部12は、幅方向において、支持板金11の基端部11Dから離れて位置する。ブレードゴム部12は、支持板金11と接触する。ブレードゴム部12は、支持板金11の表面上に成形されている。ブレードゴム部12は、支持板金11の軸方向中央部に支持される。ブレードゴム部12は、軸方向において、支持板金11の第1端部11Aと第2端部11Bとの間に位置する。ブレードゴム部12は、軸方向において、固定部111の第1端部111Aと第2端部111Bとの間に位置する。ブレードゴム部12は、軸方向に延びる。ブレードゴム部12は、軸方向において、第1端部12Aと、第2端部12Bとを有する。第2端部12Bは、軸方向において、第1端部12Aから離れて位置する。ブレードゴム部12は、現像ローラ3の周面に接触する。詳しくは、ブレードゴム部12は、接触部121と延出部122とを有する。また、ブレードゴム部12は、軸方向位置決め面S1、S2を有する。
接触部121は、ブレードゴム部12の一部であって、現像ローラ3(図1参照)の周面と接触する部分である。接触部121は、図6に示すように、ブレードゴム部12のうち、支持板金11の厚み方向における高さが最も高い部分である。接触部121は、幅方向において、支持板金11の基端部11Dから離れて位置する。接触部121は、軸方向に延びる。
延出部122は、幅方向において、接触部121に対して、支持板金11の基端部11Dの反対側に位置する。延出部122は、接触部121から、第1方向に延びる。なお、第1方向は、幅方向の一方向であり、支持板金11の基端部11Dから先端部11Cへ向かう方向である。言い換えると、第1方向は、支持板金11の基端部11Dからブレードゴム部12へ向かう方向である。延出部122は、曲面S11で構成される曲面部122Aと、端面S12で構成される端面部122Bとを有する。すなわち、延出部122は、端面S12を有する。
曲面S11は、接触部121から第1方向に延びる。曲面S11は、接触部121から離れるにつれて、厚み方向における支持板金11との距離が小さくなる。曲面S11の曲率半径は、1.5mm以上、3.0mm以下である。好ましくは、曲面S11の曲率半径は、1.9mm以上、2.1mm以下である。
端面S12は、第1方向において接触部121から離れて位置する。端面S12は、厚み方向において曲面S11と支持板金11との間に位置する。端面S12は、厚み方向に沿って延びる。端面S12は、曲面S11と接続する。端面S12は、曲面S11と、支持板金11の表面とに接続する。
軸方向位置決め面S1は、図5に示すように、軸方向におけるブレードゴム部12の第1端部12Aに位置する。軸方向位置決め面S1は、軸方向におけるブレードゴム部12の一方側の端面である。軸方向位置決め面S1は、幅方向に沿って延びる。軸方向位置決め面S1は、軸方向における第1サイドエッジシール15A(図8参照)の位置を決める。
リブ13は、図4および図6に示すように、支持板金11の基端部11Dとブレードゴム部12との間に位置する。言い換えると、リブ13は、支持板金11の基端部11Dと接触部121との間に位置する。リブ13は、支持板金11の表面上に位置する。リブ13は、ブレードゴム部12と接続する。リブ13とブレードゴム部12とは、同じ材料で作られている。リブ13とブレードゴム部12とは、熱硬化性エラストマーで作られている。リブ13とブレードゴム部12とは、シリコーンゴムで作られている。リブ13は、支持板金11の表面上に、ブレードゴム部12とともに成形されている。なお、リブ13は、ブレードゴム部12とは異なる材料で作られてもよい。また、リブ13は、ブレードゴム部12から離れていてもよい。
位置決めリブ14Aは、図4および図5に示すように、軸方向において、リブ13の第1端部13Aに対して、第2端部13Bの反対側に位置する。位置決めリブ14Aは、軸方向において、リブ13の第1端部13Aに隣接する。位置決めリブ14Aは、リブ13の第1端部13Aと接続する。位置決めリブ14Aは、ブレードゴム部12およびリブ13と同じ材料で作られている。位置決めリブ14Aは、支持板金11の表面上に、ブレードゴム部12およびリブ13とともに成形されている。なお、位置決めリブ14Aは、リブ13から離れていてもよい。位置決めリブ14Aは、ブレードゴム部12およびリブ13とは異なる材料で作られていてもよい。
第1サイドエッジシール15Aは、図8に示すように、支持板金11の第1端部11Aに支持される。第1サイドエッジシール15Aは、軸方向において、ブレードゴム部12に隣接する。第1サイドエッジシール15Aは、軸方向の端部がブレードゴム部12の軸方向位置決め面S1に接触し、幅方向の端部が位置決めリブ14Aの幅方向位置決め面S31に接触する。第1サイドエッジシール15Aの軸方向の端部がブレードゴム部12の軸方向位置決め面S1と接触することにより、第1サイドエッジシール15Aの軸方向における位置が、決まる。また、第1サイドエッジシール15Aの幅方向の端部が位置決めリブ14Aの幅方向位置決め面S31と接触することにより、第1サイドエッジシール15Aの幅方向における位置が、決まる。
第2サイドエッジシール15Bは、図8に示すように、支持板金11の第2端部11Bに支持される。第2サイドエッジシール15Bは、軸方向において、ブレードゴム部12に隣接する。第2サイドエッジシール15Bは、軸方向の端部がブレードゴム部12の軸方向位置決め面S2に接触し、幅方向の端部が位置決めリブ14Bの幅方向位置決め面S32に接触する。第2サイドエッジシール15Bの軸方向の端部がブレードゴム部12の軸方向位置決め面S2と接触することにより、第2サイドエッジシール15Bの軸方向における位置が、決まる。また、第2サイドエッジシール15Bの幅方向の端部が位置決めリブ14Bの幅方向位置決め面S32と接触することにより、第2サイドエッジシール15Bの幅方向における位置が、決まる。
図1および図2に示すように、第1取付板金16および第2取付板金17は、層厚規制ブレード6を筐体2に取り付けるための板金である。第1取付板金16および第2取付板金17は、支持板金11の基端部11Dを挟む。詳しくは、第1取付板金16および第2取付板金17は、支持板金11の固定部111を挟む。第1取付板金16および第2取付板金17は、支持板金11の基端部11Dを挟んだ状態で、ネジ7A、7Bにより、筐体2に固定される。
現像装置1によれば、図5に示すように、支持板金11の第1端部11Aにスリット112Aが形成され、支持板金11の第2端部11Bにスリット112Bが形成されていることにより、支持板金11の第1端部11Aおよび第2端部11Bの可撓性が、向上する。
(1)図10Aに示すように、支持板金11は、スリット112A、112Bを有さなくてもよい。この場合、固定部111の第1端部111Aとブレードゴム部12との間の幅方向の距離D1、および、固定部111の第2端部111Bとブレードゴム部12との間の幅方向の距離D2は、固定部111の中間部分111Cとブレードゴム部12との間の幅方向の距離D3よりも長い。なお、中間部分111Cとは、軸方向において第1端部111Aと第2端部111Bとの間に位置する部分である。
2 筐体
3 現像ローラ
6 層厚規制ブレード
11 支持板金
11A 第1端部
11B 第2端部
11C 先端部
11D 基端部
12 ブレードゴム部
12A 第1端部
12B 第2端部
16 第1取付板金
17 第2取付板金
111 固定部
111A 第1端部
111B 第2端部
111C 中間部分
112A スリット
112B スリット
A1 軸
D1 距離
D2 距離
D3 距離
E11 端縁
P1 第1部分
P2 第2部分
Claims (6)
- トナーを収容する筐体と、
前記筐体に支持され、軸方向に延びる軸について回転可能であって、周面にトナーを担持する現像ローラと、
前記筐体に支持される層厚規制ブレードと
を備え、
前記層厚規制ブレードは、
先端部と、前記筐体に取り付けられる基端部とを有する支持板金と、
前記支持板金の前記先端部に支持され、前記現像ローラの周面に接触するブレードゴム部と
を備え、
前記支持板金は、
前記筐体に固定される固定部と、
前記固定部の前記軸方向における端部に位置し、ネジが通る穴と、
前記支持板金の前記軸方向における端部において前記穴と前記ブレードゴム部との間に位置し、前記軸方向に延びるスリットとを有し、
前記スリットは、前記軸方向における前記支持板金のエッジまで前記軸方向に沿って延びる第1部分と、前記第1部分から前記固定部に向かって、前記支持板金の前記基端部から前記先端部に向かう方向である幅方向に延びる第2部分と、を有することを特徴とする、現像装置。 - 前記現像装置は、前記層厚規制ブレードを前記筐体に取り付ける第1取付板金および第2取付板金であって、前記筐体に固定される第1取付板金および第2取付板金を、さらに備え、
前記固定部は、前記第1取付板金と前記第2取付板金との間に挟まれることにより前記筐体に固定されることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。 - 前記固定部は、前記軸方向に延び、前記軸方向における第1端部と、前記軸方向において前記第1端部から離れた第2端部とを有し、
前記ブレードゴム部は、前記軸方向において、前記固定部の前記第1端部と前記第2端部との間に位置することを特徴とする、請求項2に記載の現像装置。 - トナーを収容する筐体と、
前記筐体に支持され、軸方向に延びる軸について回転可能であって、周面にトナーを担持する現像ローラと、
前記筐体に支持される層厚規制ブレードと、
前記層厚規制ブレードを前記筐体に取り付ける第1取付板金および第2取付板金であって、前記筐体に固定される第1取付板金および第2取付板金と
を備え、
前記層厚規制ブレードは、
先端部と、前記筐体に取り付けられる基端部と、前記第1取付板金と前記第2取付板金との間に挟まれることにより前記筐体に固定される固定部とを有する支持板金と、
前記支持板金の前記先端部に支持され、前記現像ローラの周面に接触するブレードゴム部と、
前記支持板金の前記基端部と前記ブレードゴム部との間に位置し、前記ブレードゴム部と接続され、前記軸方向に延びるリブと、
前記軸方向において前記ブレードゴム部に隣接し、前記支持板金と、前記軸方向における前記現像ローラの端部との間をシールするサイドエッジシールと、
前記支持板金に支持され、前記軸方向に延び、前記リブと接続され、前記ブレードゴム部および前記リブと同じ材料で作られた位置決めリブであって、前記支持板金の前記基端部から前記先端部に向かう方向である幅方向において前記サイドエッジシールの位置を決める位置決めリブと、
を備え、
前記固定部は、前記軸方向に延び、前記軸方向における第1端部と、前記軸方向において前記第1端部から離れた第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に位置する中間部分とを有し、
前記ブレードゴム部は、前記軸方向において、前記固定部の前記第1端部と前記第2端部との間に位置し、
前記幅方向における前記第1端部と前記ブレードゴム部との距離、および、前記幅方向における前記第2端部と前記ブレードゴム部との距離は、前記幅方向における前記中間部分と前記ブレードゴム部との間の距離よりも長いことを特徴とする、現像装置。 - トナーを収容する筐体と、
前記筐体に支持され、軸方向に延びる軸について回転可能であって、周面にトナーを担持する現像ローラと、
前記筐体に支持される層厚規制ブレードと、
前記層厚規制ブレードを前記筐体に取り付ける第1取付板金および第2取付板金であって、前記筐体に固定される第1取付板金および第2取付板金と
を備え、
前記層厚規制ブレードは、
先端部と、前記筐体に取り付けられる基端部と、前記第1取付板金と前記第2取付板金との間に挟まれることにより前記筐体に固定される固定部とを有する支持板金と、
前記支持板金の前記先端部に支持され、前記現像ローラの周面に接触するブレードゴム部であって、前記軸方向における第1端部と、前記軸方向において前記第1端部から離れた第2端部とを有するブレードゴム部と、
前記支持板金の前記基端部と前記ブレードゴム部との間に位置し、前記ブレードゴム部と接続され、前記軸方向に延びるリブと、
前記軸方向において前記ブレードゴム部に隣接し、前記支持板金と、前記軸方向における前記現像ローラの端部との間をシールするサイドエッジシールと、
前記支持板金に支持され、前記軸方向に延び、前記リブと接続され、前記ブレードゴム部および前記リブと同じ材料で作られた位置決めリブであって、前記支持板金の前記基端部から前記先端部に向かう方向である幅方向において前記サイドエッジシールの位置を決める位置決めリブと
を備え、
前記固定部は、前記軸方向において、前記ブレードゴム部の前記第1端部と前記第2端部との間に位置することを特徴とする、現像装置。 - 前記ブレードゴム部は、前記支持板金の表面上に成形されていることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の現像装置。
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