JP7147636B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
現像装置1の概略について説明する。
筐体2は、トナーを収容する。筐体2は、軸方向(図2参照)に延びる。
現像ローラ3は、筐体2の一端部に支持される。現像ローラ3は、軸方向に延びる。現像ローラ3は、円柱形状を有する。現像ローラ3は、軸方向に延びる軸A1について回転可能である。筐体2内のトナーが供給ローラ5によって現像ローラ3の周面に供給された場合、現像ローラ3は、供給ローラ5によって供給されたトナーを周面に担持する。
アジテータ4は、筐体2内に位置する。アジテータ4は、筐体2内のトナーを撹拌する。アジテータ4は、軸方向に延びる。アジテータ4は、軸方向に延びる軸A2について回転可能である。
供給ローラ5は、筐体2内に位置する。供給ローラ5は、筐体2内のトナーを現像ローラ3に供給する。供給ローラ5は、現像ローラ3と接触する。なお、供給ローラ5は、現像ローラ3と接触しなくてもよい。供給ローラ5は、軸方向に延びる。供給ローラ5は、円柱形状を有する。供給ローラ5は、軸方向に延びる軸A3について回転可能である。
層厚規制ブレード6は、筐体2に支持される。詳しくは、層厚規制ブレード6は、図2に示すように、ネジ7Aおよびネジ7Bによって、筐体2に取り付けられる。層厚規制ブレード6は、筐体2に固定される。層厚規制ブレード6は、現像ローラ3の周面に担持されるトナーの厚みを規制する。層厚規制ブレード6は、供給ローラ5によって現像ローラ3の周面に供給されたトナーの厚みを規制する。これにより、現像ローラ3は、一定の厚みのトナーを、周面に担持する。
次に、層厚規制ブレード6の詳細について説明する。
支持板金11は、図3に示すように、軸方向に延びる。支持板金11は、平板形状を有する。支持板金11は、軸方向において、第1端部11Aと第2端部11Bとを有する。第2端部11Bは、軸方向において、第1端部11Aから離れて位置する。また、支持板金11は、支持板金11の幅方向において、先端部11Cと基端部11Dとを有する。基端部11Dは、筐体2に取り付けられる。先端部11Cは、幅方向において、基端部11Dから離れて位置する。幅方向は、軸方向と交差する。詳しくは、幅方向は、軸方向と直交する。
固定部111は、図3において斜線を付した部分である。固定部111は、支持板金11のうち、第1取付板金16(図1参照)と第2取付板金17(図1参照)との間に挟まれる部分である。固定部111は、第1取付板金16と第2取付板金17との間に挟まれることにより、筐体2に固定される。固定部111は、基端部11Dに位置する。すなわち、基端部11Dは、筐体2に固定される。固定部111は、軸方向に延びる。固定部111は、軸方向において、第1端部111Aと第2端部111Bとを有する。固定部111の第1端部111Aは、支持板金11の第1端部11Aに位置する。固定部111の第2端部111Bは、支持板金11の第2端部11Bに位置する。第2端部111Bは、軸方向において、第1端部111Aから離れている。固定部111は、ネジ7A(図2参照)が通る穴H1と、ネジ7B(図2参照)が通る穴H2とを有する。穴H1は、固定部111の第1端部111Aに位置する。穴H2は、固定部111の第2端部111Bに位置する。
スリット112Aは、支持板金11の軸方向における第1端部11Aに位置する。スリット112Aは、固定部111の第1端部111Aと、ブレードゴム部12(図5参照)の第1端部12Aとの間に位置する。スリット112Aは、穴H1と、ブレードゴム部12の第1端部12Aとの間に位置する。スリット112Aは、穴H1と、第1サイドエッジシール15A(図8参照)との間に位置する。
ブレードゴム部12は、図4および図5に示すように、支持板金11の先端部11Cに支持される。ブレードゴム部12は、幅方向において、支持板金11の基端部11Dから離れて位置する。ブレードゴム部12は、支持板金11と接触する。ブレードゴム部12は、支持板金11の表面上に成形されている。ブレードゴム部12は、支持板金11の軸方向中央部に支持される。ブレードゴム部12は、軸方向において、支持板金11の第1端部11Aと第2端部11Bとの間に位置する。ブレードゴム部12は、軸方向において、固定部111の第1端部111Aと第2端部111Bとの間に位置する。ブレードゴム部12は、軸方向に延びる。ブレードゴム部12は、軸方向において、第1端部12Aと、第2端部12Bとを有する。第2端部12Bは、軸方向において、第1端部12Aから離れて位置する。ブレードゴム部12は、現像ローラ3の周面に接触する。詳しくは、ブレードゴム部12は、接触部121と延出部122とを有する。また、ブレードゴム部12は、軸方向位置決め面S1、S2を有する。
接触部121は、ブレードゴム部12の一部であって、現像ローラ3(図1参照)の周面と接触する部分である。接触部121は、図6に示すように、ブレードゴム部12のうち、支持板金11の厚み方向における高さが最も高い部分である。接触部121は、幅方向において、支持板金11の基端部11Dから離れて位置する。接触部121は、軸方向に延びる。
延出部122は、幅方向において、接触部121に対して、支持板金11の基端部11Dの反対側に位置する。延出部122は、接触部121から、第1方向に延びる。なお、第1方向は、幅方向の一方向であり、支持板金11の基端部11Dから先端部11Cへ向かう方向である。言い換えると、第1方向は、支持板金11の基端部11Dからブレードゴム部12へ向かう方向である。延出部122は、曲面S11で構成される曲面部122Aと、端面S12で構成される端面部122Bとを有する。すなわち、延出部122は、端面S12を有する。
曲面S11は、接触部121から第1方向に延びる。曲面S11は、接触部121から離れるにつれて、厚み方向における支持板金11との距離が小さくなる。曲面S11の曲率半径は、1.5mm以上、3.0mm以下である。好ましくは、曲面S11の曲率半径は、1.9mm以上、2.1mm以下である。
端面S12は、第1方向において接触部121から離れて位置する。端面S12は、厚み方向において曲面S11と支持板金11との間に位置する。端面S12は、厚み方向に沿って延びる。端面S12は、曲面S11と接続する。端面S12は、曲面S11と、支持板金11の表面とに接続する。
軸方向位置決め面S1は、図5に示すように、軸方向におけるブレードゴム部12の第1端部12Aに位置する。軸方向位置決め面S1は、軸方向におけるブレードゴム部12の一方側の端面である。軸方向位置決め面S1は、幅方向に沿って延びる。軸方向位置決め面S1は、軸方向における第1サイドエッジシール15A(図8参照)の位置を決める。
リブ13は、図4および図6に示すように、支持板金11の基端部11Dとブレードゴム部12との間に位置する。言い換えると、リブ13は、支持板金11の基端部11Dと接触部121との間に位置する。リブ13は、支持板金11の表面上に位置する。リブ13は、ブレードゴム部12と接続する。リブ13とブレードゴム部12とは、同じ材料で作られている。リブ13とブレードゴム部12とは、熱硬化性エラストマーで作られている。リブ13とブレードゴム部12とは、シリコーンゴムで作られている。リブ13は、支持板金11の表面上に、ブレードゴム部12とともに成形されている。なお、リブ13は、ブレードゴム部12とは異なる材料で作られてもよい。また、リブ13は、ブレードゴム部12から離れていてもよい。
位置決めリブ14Aは、図4および図5に示すように、軸方向において、リブ13の第1端部13Aに対して、第2端部13Bの反対側に位置する。位置決めリブ14Aは、軸方向において、リブ13の第1端部13Aに隣接する。位置決めリブ14Aは、リブ13の第1端部13Aと接続する。位置決めリブ14Aは、ブレードゴム部12およびリブ13と同じ材料で作られている。位置決めリブ14Aは、支持板金11の表面上に、ブレードゴム部12およびリブ13とともに成形されている。なお、位置決めリブ14Aは、リブ13から離れていてもよい。位置決めリブ14Aは、ブレードゴム部12およびリブ13とは異なる材料で作られていてもよい。
第1サイドエッジシール15Aは、図8に示すように、支持板金11の第1端部11Aに支持される。第1サイドエッジシール15Aは、軸方向において、ブレードゴム部12に隣接する。第1サイドエッジシール15Aは、軸方向の端部がブレードゴム部12の軸方向位置決め面S1に接触し、幅方向の端部が位置決めリブ14Aの幅方向位置決め面S31に接触する。第1サイドエッジシール15Aの軸方向の端部がブレードゴム部12の軸方向位置決め面S1と接触することにより、第1サイドエッジシール15Aの軸方向における位置が、決まる。また、第1サイドエッジシール15Aの幅方向の端部が位置決めリブ14Aの幅方向位置決め面S31と接触することにより、第1サイドエッジシール15Aの幅方向における位置が、決まる。
第2サイドエッジシール15Bは、図8に示すように、支持板金11の第2端部11Bに支持される。第2サイドエッジシール15Bは、軸方向において、ブレードゴム部12に隣接する。第2サイドエッジシール15Bは、軸方向の端部がブレードゴム部12の軸方向位置決め面S2に接触し、幅方向の端部が位置決めリブ14Bの幅方向位置決め面S32に接触する。第2サイドエッジシール15Bの軸方向の端部がブレードゴム部12の軸方向位置決め面S2と接触することにより、第2サイドエッジシール15Bの軸方向における位置が、決まる。また、第2サイドエッジシール15Bの幅方向の端部が位置決めリブ14Bの幅方向位置決め面S32と接触することにより、第2サイドエッジシール15Bの幅方向における位置が、決まる。
図1および図2に示すように、第1取付板金16および第2取付板金17は、層厚規制ブレード6を筐体2に取り付けるための板金である。第1取付板金16および第2取付板金17は、支持板金11の基端部11Dを挟む。詳しくは、第1取付板金16および第2取付板金17は、支持板金11の固定部111を挟む。第1取付板金16および第2取付板金17は、支持板金11の基端部11Dを挟んだ状態で、ネジ7A、7Bにより、筐体2に固定される。
現像装置1によれば、図6に示すように、曲面S11の曲率半径が上記の範囲に調節されており、かつ、曲面部122Aの厚み方向の高さL12が上記下限値以上である。
(1)図10Aに示すように、支持板金11は、スリット112A、112Bを有さなくてもよい。この場合、固定部111の第1端部111Aとブレードゴム部12との間の幅方向の距離D1、および、固定部111の第2端部111Bとブレードゴム部12との間の幅方向の距離D2は、固定部111の中間部分111Cとブレードゴム部12との間の幅方向の距離D3よりも長い。なお、中間部分111Cとは、軸方向において第1端部111Aと第2端部111Bとの間に位置する部分である。
2 筐体
3 現像ローラ
6 層厚規制ブレード
11 支持板金
11C 先端部
11D 基端部
12 ブレードゴム部
121 接触部
122 延出部
122A 曲面部
122B 端面部
A1 軸
L11 高さ
L12 高さ
S11 曲面
S12 端面
Claims (8)
- トナーを収容する筐体と、
前記筐体に支持され、軸方向に延びる軸について回転可能であって、周面にトナーを担持する現像ローラと、
前記筐体に支持される層厚規制ブレードと
を備え、
前記層厚規制ブレードは、
先端部と、前記筐体に取り付けられる基端部とを有する支持板金と、
前記支持板金の前記先端部に支持され、前記現像ローラの周面に接触するブレードゴム部と
を備え、
前記ブレードゴム部は、
前記現像ローラと接触する接触部であって、前記軸方向に延びる接触部と、
前記接触部から、前記支持板金の前記基端部から前記先端部に向かう第1方向に延びる延出部と
を有し、
前記延出部は、前記接触部から前記第1方向に延び、前記現像ローラの周面に向かって膨らむ曲面であって、前記接触部から離れるにつれて、前記支持板金の厚み方向における前記支持板金との距離が小さくなる曲面で構成される曲面部を有し、
前記曲面の曲率半径は、前記ブレードゴム部の前記接触部における前記厚み方向の高さよりも大きく、1.5mm以上、3.0mm以下であり、
前記曲面部の、前記厚み方向の高さは、1.0mm以下であることを特徴とする、現像装置。 - 前記曲面部の、前記厚み方向の高さは、0.5mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 前記曲面部の、前記厚み方向の高さは、0.17mm以上であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の現像装置。
- 前記延出部は、
前記第1方向において前記接触部から離れて位置する端面であって、前記厚み方向に沿って延び、前記曲面と接続する端面を、さらに有することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の現像装置。 - 前記ブレードゴム部の、前記接触部における前記厚み方向の高さは、0.40mm以上であり、
前記曲面部の、前記厚み方向の高さは、0.17mm以上、0.5mm以下であることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の現像装置。 - トナーを収容する筐体と、
前記筐体に支持され、軸方向に延びる軸について回転可能であって、周面にトナーを担持する現像ローラと、
前記筐体に支持される層厚規制ブレードと
を備え、
前記層厚規制ブレードは、
先端部と、前記筐体に取り付けられる基端部とを有する支持板金と、
前記支持板金の前記先端部に支持され、前記現像ローラの周面に接触するブレードゴム部と
を備え、
前記ブレードゴム部は、
前記現像ローラと接触する接触部であって、前記軸方向に延びる接触部と、
前記接触部から、前記支持板金の前記基端部から前記先端部に向かう第1方向に延びる延出部と
を有し、
前記延出部は、
前記接触部から前記第1方向に延び、前記現像ローラの周面に向かって膨らむ曲面であって、前記接触部から離れるにつれて、前記支持板金の厚み方向における前記支持板金との距離が小さくなる曲面で構成される曲面部と、
前記厚み方向において前記曲面と前記支持板金との間に位置する端面であって、前記厚み方向に沿って延び、前記曲面と、前記支持板金の表面とに接続する端面であって、前記第1方向において、前記接触部から離れて位置する端面で構成される端面部と
を有し、
前記曲面の曲率半径は、前記ブレードゴム部の前記接触部における前記厚み方向の高さよりも大きく、1.5mm以上、3.0mm以下であり、
前記曲面部の、前記厚み方向の高さは、1.0mm以下であり、
前記端面部の、前記厚み方向の高さは、0.05mm以上であることを特徴とする、現像装置。 - 前記曲面部の、前記厚み方向の高さは、0.17mm以上、0.5mm以下であることを特徴とする、請求項6に記載の現像装置。
- 前記端面部の、前記厚み方向の高さは、0.05mm以上、0.35mm以下であることを特徴とする、請求項6に記載の現像装置。
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