JP7224775B2 - コンクリート養生シート - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、湿潤材を含む保湿シートと断熱部材からなる保温シートとからなり、これらが積層状態に接着一体化されているコンクリート養生シートが開示されている。保湿、保温機能が向上しているが、冬季等気温が低い時期に必要な断熱性能を発揮するためには、保温シートに10~50mm程度の厚さの樹脂発泡体が必要となり、その結果養生シートが非常に厚く、重くなるため施工性を悪化させる虞があった。
(湿潤時の静摩擦係数の測定方法)
JIS P8147に準ずる滑り傾斜角測定装置本体の傾斜板に取り付けた、コンクリート養生シートの表面に5mlの水を表面に滴下した後、平板(タテ75mm、ヨコ30mm、高さ6mm、質量500g)をゴムシート(株式会社十川ゴム製、アクリルゴム A-100、厚み2.5mm、質量10g)で被覆した直方体のおもりを、コンクリート養生シート上に載置して、10°/6secの速度で傾斜板を傾斜させ、おもりが滑りはじめたときの傾斜角θを読み取り、このときの正接tanθを静摩擦係数として求める。
印刷法としては、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、ナイフコート法、コンマコート法等が挙げられる。印刷法では、金属粒子をバインダーとともに溶媒に分散させた金属ペーストが使用される。金属ペーストには、光輝性を向上させるため、パール顔料を添加することも可能である。フィルムへの金属の印刷厚さは、1~20μmに調整される。この範囲であればフィルムの風合いを損なうことなく、遮熱、保温に優れる。フィルムへの金属ペーストの塗布量は、0.5~10g/m2に調整される。塗布量が0.5g/m2未満の場合、十分な遮熱、保温効果を得ることが困難となる。塗布量が10g/m2を超える場合、非経済的であり、フィルムが硬化し風合いを損なう虞がある。印刷する際のフィルム表面に対する金属膜の面積は40%以上とすることが好ましい。面積が40%未満の場合、十分な遮熱、保温効果を得にくい。なお、金属ペーストとしてアルミニウム微粒子を含むものを使用する場合、耐アルカリ性を向上させ、アルミニウム微粒子の酸化、変色、溶解を防止するため、アルミニウム微粒子の表面をアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等でコーティングしておくことが好ましい。また、アルミニウム微粒子とともに使用するバインダーについても、耐アルカリ性を有する樹脂を選択することが好ましい。
フィルム層の積層方法としては、Tダイラミネート、ドライラミネート、ウェットラミネートのような接着樹脂を全面に塗布する方法や、超音波溶着、熱ラミネート等の方法が挙げられ、なかでも、接着強度、生産性の観点から熱ラミネートが好適に採用される。
樹脂発泡シートに用いられる樹脂としては、エチレン、プロピレン、ブテン等の単独重合体または共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン2,6-ナフタレート等のポリエステル系樹脂、ナイロン6、ナイロン12、共重合ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合体等のポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレタン、ポリウレタンウレア、アミン-ウレタン共重合体等のポリウレタン系樹脂が挙げられ、これらの中から1種もしくは2種以上を用いることができる。なかでも、経済性や生産性の観点からポリオレフィン系樹脂が好ましく、さらには、電子線等で架橋された独立気泡構造であるものが好ましい。
JIS P8147に準ずる滑り傾斜角測定装置本体の傾斜板に取り付けた、コンクリート養生シートの表面に5mlの水を表面に滴下した後、平板(タテ75mm、ヨコ30mm、高さ6mm、質量500g)をゴムシート(株式会社十川ゴム製、アクリルゴム A-100、厚み2.5mm、質量10g)で被覆した直方体のおもりを、コンクリート養生シート上に載置して、10°/6secの速度で傾斜板を傾斜させ、おもりが滑りはじめたときの傾斜角θを読み取り、このときの正接tanθを静摩擦係数として求める。
実施例及び比較例における物性および評価は、以下の方法により行った。
1.厚み[mm]
JIS K7153 ノギスによる測定に準じて測定を行った。
JIS L1096.8.3(単位面積当たりの質量)に準じて測定を行った。
JIS P8147に準ずる滑り傾斜角測定装置本体、トライボギア TYPE:10(新東科学株式会社製)を用いて、コンクリート養生シート表面における湿潤時の静摩擦係数(傾斜法)の測定を行った。おもりとして、平板(タテ75mm、ヨコ30mm、高さ6mm、質量500g)に、ゴムシート(株式会社十川ゴム製、アクリルゴム A-100、厚み2.5mm、質量10g)で被覆した直方体のおもり(質量510g)を使用した。試験片として、コンクリート養生シートを幅110mm、長さ250mmに切り取ったものを準備し、装置本体の傾斜板に取り付けた。取り付けた後、5mlの水を表面に滴下したコンクリート養生シートの表面におもりを載置して、10°/6secの速度で傾斜板を徐々に傾斜させ、おもりが滑りはじめたときの傾斜角θを読み取り、このときの正接tanθを静摩擦係数として求めた。
1.耐久性(耐摩耗性)
JIS K7204に準じ、摩耗輪:CS18、荷重500g、回転数:500回、回転速度:60rpmの条件で、コンクリート養生シート表面を摩耗した時の表面状態を観察し、下記の基準で評価した。
○:破れなし
△:最大で1mm未満の破れや穴がある
×:1mm以上の破れや穴がある
50cm角にカットした養生シートの上を、質量30kgの砂袋を積んだ一輪車で、10秒かけて1往復し、これを10回繰り返した。その後、1時間静置したシートの外観により評価した。
○:表面のキズや破れはなく、変形もない
△:表面のキズや小さな破れはみられるが、凹みなど変形はない
×:大きな破れや凹みなどの変形があり、養生に差し障りがある
20cm角に養生シートを切り出し、これを10mlの水を滴下したコンクリートの上に水平に配置した状態で、20℃に設定した乾燥機に24時間静置した。24時間経過後、コンクリート表面および養生シートのコンクリートに接する面の濡れ具合によって評価した。
○:コンクリート表面が十分な水分を含み濃色化した状態であり、シート表面は、素手で触れると手が濡れる状態であって、コンクリート表面およびシートの両方が湿潤状態にある
△:コンクリート表面またはシート表面の一方だけが湿潤状態にある
×:コンクリート表面およびシート表面のいずれも湿潤状態でなく乾燥している
平面50m2のコンクリート上の全面に、幅100cm、長さ30mの養生シートを敷設する作業において、シートの施工性を次の基準で評価した。
○:シートが軽量であるため、1人での運搬や敷設、後片付けが容易である
△:シートがやや重いが、1人での運搬や敷設、後片付けが可能である
×:シートが重いため、運搬や敷設、後片付けが困難で、2人以上の作業者が必要である
3リットルステンレス缶(直径15.5cm、高さ17.5cm)に80℃の熱湯を入れ、これを養生シートで上面および側面を覆うようにしてカバーし、下面より熱が逃げないよう、土台としてポリスチレンフォーム(ダウ化工株式会社製、スタイロフォーム)3cm厚を用いた。これを6℃の恒温環境室にて静置し、カバー内のステンレス缶側面の表面の温度が10℃となるまでの時間を測定した。
○:72時間以上
△:48時間以上72時間未満
×:48時間未満
1.2.の耐久性の試験後それぞれの保温性試験を行い、耐久性試験前保温性試験の結果と比較した。
○:保温性が耐久試験前の80%以上
△:保温性が耐久試験前の60以上80%未満
×:保温性が耐久試験前の60%未満
コンクリート上に養生シートを設置した後、1000ml/m2の水を散布し、養生シート表面を作業靴(靴底:ポリブタジエンゴム)で歩行した時の歩行しやすさを確認した。
○:滑りにくく、安全に歩行できる
△:若干滑るが、安全に歩行できる
×:滑りやすく、安全に歩行できない
樹脂基材のポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製、ノバテックHD HJ560)100質量部に対し、粒子径が10μmのアルミニウムマスターバッチ(東京インキ株式会社製、PEX898078Silver AL)を5質量部、紫外線吸収剤(チバ・ジャパン株式会社製、TINUVIN 120)を1質量部、光安定剤(チバ・ジャパン株式会社製、CHIMASSORB 2020 FDL)を1質量部添加し、インフレーション法にて厚み80μmの無通気フィルムを成形し、フィルム上層として用いた。金属粒子の含有量は、フィルムに対し1.87%であった。
また、フィルム下層として、上層のフィルム厚みを50μmに変更した以外は同様に無通気フィルムを作製した。フィルム上下層の間に充填材として、厚さ2.0mmの電子線架橋ポリエチレン発泡シート(東レ株式会社製、トーレペフ)を挟み、超音波溶着にて溶着を行った。溶着模様は長さ方向および幅方向に連続した2.5cm角のダイヤ柄であり、点線(長さ2mm、間隔2mm)状であった。以上により、厚さ2.7mm、単位面積当たりの質量210g/m2の養生シートを得た。なお、空気層の厚みは、2.5mmであった。
ポリプロピレンフィルム(東レ株式会社製、トレファン)20μmの片面に50±5nmの膜厚となるようアルミ蒸着加工を施し、蒸着面に処方1の保護層を固形分で1g/m2となるようグラビアコーティング法にて付与後80℃で30秒間熱処理し得た無通気フィルムを、フィルム上層として作製した。また、フィルム下層には、樹脂基材のポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製、ノバテックHD HJ560)100質量部に対し、粒子径が10μmのアルミニウムマスターバッチ(東京インキ株式会社製、PEX898078Silver AL)を5質量部添加し、インフレーション法にて、厚み50μmのフィルムに成形した無通気フィルムを用いた。金属粒子の含有量は、フィルムに対し1.90%であった。フィルム上下層の間に充填材として、厚さ2.0mmの無架橋ポリエチレン発泡シート(酒井化学株式会社製、ミナフォーム)を挟み、超音波溶着にて溶着を行った。溶着模様は実施例1と同じであった。以上により、厚さ2.6mm、単位面積当たりの質量160g/m2の養生シートを得た。なお、空気層の厚みは、2.5mmであった。
〔処方1〕
アクリディックWXU-880 100質量部
(イソシアネート硬化用アクリル樹脂 DIC株式会社製)
トルエン 15質量部
メチルイソブチルケトン 15質量部
実施例1により得た養生シートのフィルム下層側に、保温層として、厚さ2.0mmの電子線架橋ポリエチレン発泡シート(東レ株式会社製、トーレペフ)を熱溶着にて全面溶着して積層し、さらに、この保温層側に、保水層として、目付180g/m2のポリプロピレンSMS不織布(30g/m2スパンボンド、120g/m2メルトブロー、30g/m2スパンボンドの3層積層品、タテ2cm、ヨコ3.5cm間隔である直径2mmの円によるドット柄にてエンボス溶着されたもの)を熱溶着にて全面溶着して積層した。以上により、厚み5.6mm、単位面積当たりの質量430g/m2の養生シートを得た。なお、空気層の厚みは、2.5mmであった。
フィルム上層としては、実施例1の上層と同じフィルムを用いた。
また、フィルム下層としても、フィルム上層と同じフィルムを用い、これら2層を空気層ができるように超音波溶着にて溶着を行った。溶着模様は長さ方向および幅方向に連続した4cm角のダイヤ柄であり、点線(長さ2mm、間隔2mm)状であった。以上により、厚さ1.2mm、単位面積当たりの質量140g/m2 の養生シートを得た。なお、空気層の厚みは、1.0mmであった。
樹脂基材のポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製、ノバテックHD HJ560)100質量部に対し、紫外線吸収剤(チバ・ジャパン株式会社製、TINUVIN 120)を1質量部、光安定剤(チバ・ジャパン株式会社製、CHIMASSORB 2020 FDL)を1質量部添加し、インフレーション法にて厚み80μmのフィルムを成形し得た無通気フィルムを、フィルム上層として用いた。
また、フィルム下層として、上層のフィルム厚みを50μmに変更した以外は同様に無通気フィルムを作製した。フィルム上下層の間に充填材として、厚さ2.0mmの電子線架橋ポリエチレン発泡シート(東レ株式会社製、トーレペフ)を挟み、超音波溶着にて溶着を行った。溶着模様は長さ方向および幅方向に連続した2.5cm角のダイヤ柄であり、点線(長さ2mm、間隔2mm)状であった。この下層フィルム面に、保温層として、厚さ2.0mmの電子線架橋ポリエチレン発泡シート(東レ株式会社製、トーレペフ)を熱溶着にて全面溶着して積層し、さらに、この保温層側に、保水層として、目付180g/m2のポリプロピレンSMS不織布(30g/m2スパンボンド、120g/m2メルトブロー、30g/m2スパンボンドの3層積層品、タテ2cm、ヨコ3.5cm間隔である直径2mmの円によるドット柄にてエンボス溶着されたもの)を熱溶着にて全面溶着して積層した。以上により、厚み5.6mm、単位面積当たりの質量420g/m2の養生シートを得た。なお、空気層の厚みは、2.5mmであった。
樹脂基材のポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製、ノバテックHD HJ560)100質量部に対し、炭酸カルシウムマスターバッチ(三福工業株式会社製、MFP-CLL)を10質量部、カーボンブラック顔料(越谷化成互業株式会社製、ROYYAL BLACK9005P)を0.2質量部、紫外線吸収剤(チバ・ジャパン株式会社製、TINUVIN 120)を1質量部、光安定剤(チバ・ジャパン株式会社製、CHIMASSORB 2020 FDL)を1質量部添加し、インフレーション法にて厚み80μmのフィルムを成形し得た無通気フィルムを、フィルム上層として用いた。
また、フィルム下層として、上層のフィルム厚みを50μmに変更した以外は同様に無通気フィルムを作製した。フィルム上下層の間に充填材として、厚さ2.0mmの電子線架橋ポリエチレン発泡シート(東レ株式会社製、トーレペフ)を挟み、超音波溶着にて溶着を行った。溶着模様は長さ方向および幅方向に連続した2.5cm角のダイヤ柄であり、点線(長さ2mm、間隔2mm)状であった。この下層フィルム面に、保温層として、厚さ2.0mmの電子線架橋ポリエチレン発泡シート(東レ株式会社製、トーレペフ)を熱溶着にて全面溶着して積層し、さらに、この保温層側に、保水層として、目付180g/m2のポリプロピレンSMS不織布(30g/m2スパンボンド、120g/m2メルトブロー、30g/m2スパンボンドの3層積層品、タテ2cm、ヨコ3.5cm間隔である直径2mmの円によるドット柄にてエンボス溶着されたもの)を熱溶着にて全面溶着して積層した。以上により、厚み5.6mm、単位面積当たりの質量430g/m2の養生シートを得た。なお、空気層の厚みは、2.5mmであった。
実施例1の上層と同じフィルムを用い、その片面に、厚さ2.0mmの電子線架橋ポリエチレン発泡シート(東レ株式会社製、トーレペフ)を、ポリエチレン(東ソー株式会社製 ペトロセン212)を接着樹脂として用い、押出しラミネートにより全面接着して積層した。以上により、厚さ2.1mm、単位面積当たりの質量190g/m2の養生シートを得た。
なお、養生シートは、フィルム面を表面とし、発泡シート面をコンクリート面に敷設した。
比較例1と同様の養生シートを用い、発泡シート面を表面とし、フィルム面をコンクリート面に敷設した。
実施例1と同じフィルムを用い、この上下層の間に、保温層として、厚さ4.0mmのエアセルラー緩衝シート(酒井化学株式会社製、ミナパック #401)を両面熱ラミネートにて全面接着した。以上により、厚さ4.2mm、単位面積当たりの質量190g/m2の養生シートを得た。
樹脂基材のポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製、ノバテックHD HJ560)100質量部に対し、紫外線吸収剤(チバ・ジャパン株式会社製、TINUVIN 120)を1質量部、光安定剤(チバ・ジャパン株式会社製、CHIMASSORB 2020 FDL)を1質量部添加し、インフレーション法にて厚み80μmのフィルムを成形し表層とした。このフィルムに、保温層として、厚さ5mmの電子線架橋ポリエチレン発泡シート(東レ株式会社製、トーレペフ)を熱溶着にて全面積層し、さらに、同様の電子線架橋ポリエチレン発泡シート5mmを熱溶着にて全面溶着して積層した。この保温層側に、保水層として、目付200g/m2のポリプロピレンニードルパンチ不織布を熱溶着にて全面溶着して積層した。以上により、厚み11.1mm、単位面積当たりの質量650g/m2の養生シートを得た。
2 遮断層
3 空気層
4 フィルム層
41 フィルム上層
42 フィルム下層
6 溶着部
7 充填材
8 保水層
9 保温層
L 空気層の厚み
Claims (3)
- 熱と水を遮断する遮断層を有するコンクリート養生シートであって、
前記遮断層は、少なくとも空気層とその両面に設けられるフィルム層、および充填材とからなり、
前記空気層は、前記充填材を有し、前記フィルム層が溶着されてなる複数の室からなるとともに、前記フィルム層の溶着部が、縦方向及び横方向に共に連続する模様を形成し、
前記充填材は、前記フィルム層の間に設けられる、総厚みが2.6mm以上、且つ単位面積当たりの質量が160~430g/m 2 であるコンクリート養生シート。 - 前記フィルム層が、無通気フィルムを含んでなり、前記充填材が、樹脂発泡シートである請求項1に記載のコンクリート養生シート。
- 以下の方法により測定する、湿潤時の静摩擦係数が0.80以上である請求項1または2に記載のコンクリート養生シート。
(湿潤時の静摩擦係数の測定方法)
JIS P8147に準ずる滑り傾斜角測定装置本体の傾斜板に取り付けた、コンクリート養生シートの表面に5mlの水を表面に滴下した後、平板(タテ75mm、ヨコ30mm、高さ6mm、質量500g)をゴムシート(株式会社十川ゴム製、アクリルゴム A-100、厚み2.5mm、質量10g)で被覆した直方体のおもりを、コンクリート養生シート上に載置して、10°/6secの速度で傾斜板を傾斜させ、おもりが滑りはじめたときの傾斜角θを読み取り、このときの正接tanθを静摩擦係数として求める。
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