JP7223770B2 - 操作装置 - Google Patents
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Description
初めに、図1~図7を参照して、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る操作装置100の外観斜視図である。なお、以降の説明では、便宜上、図中Z軸方向を、上下方向とし、図中X軸方向を、前後方向とし、図中Y軸方向を、左右方向とする。
図2は、第1実施形態に係る操作装置100の分解斜視図である。図2に示すように、操作装置100は、ケース102、操作部120、アクチュエータ104、摺動体105、アクチュエータ106、摺動体107、ホルダ108、押圧部材109、フレーム110、FPC112、保持部材114、および第2の係合部材116を備える。
図3は、第1実施形態に係る操作装置100が備える操作部120の分解斜視図である。図3に示すように、操作部120は、外殻部121、スライダ122、カム部材123、第1の係合部材124、スプリング125、およびアクチュエータ126を備える。外殻部121、スライダ122、およびカム部材123は、「ノック機構」を構成する。
図4~図7を参照して、第1実施形態に係る操作装置100の動作を説明する。操作装置100は、スライダ122によるノック操作がなされることにより、第1の係合部材124と第2の係合部材116とが係合可能な第1の状態と、第1の係合部材124と第2の係合部材116とが係合不可能な第2の状態とを切り替え可能である。操作装置100は、第1の状態において、第1の係合部材124と第2の係合部材116とが係合することにより、操作部120が傾倒した状態を保持可能である。一方、操作装置100は、第2の状態において、第1の係合部材124と第2の係合部材116とが係合しないことにより、操作部120が傾倒した状態を保持不可能である。
図4および図5は、第1実施形態に係る操作装置100の第2の状態を示す断面図(XZ平面による断面図)である。図4および図5に示すように、操作装置100は、第2の状態では、カム部材123が上方に移動した状態となり、よって、第1の係合部材124がカム部材123によって押し下げられていない状態となる。この状態で、図5に示すように操作部120を傾倒させると、アクチュエータ126が下縁部(下方且つ外側に突出した環状部分)をフレーム110から押圧されて上方へ移動することによって、スプリング125を押縮める。押縮められたスプリング125は、操作部120の傾倒状態を図4に示す中立状態へと復帰させようとする復帰力をアクチュエータ126を介して働かせる。このとき、本第2の状態において第1の係合部材124の下端部は、アクチュエータ126の底面から下方へ突出しない状態となり、操作装置100は、図5に示すように第1の係合部材124と第2の係合部材116とが係合しないため、操作部120が傾倒した状態を保持不可能であり、操作部120を傾倒させる力を解除すれば操作部120は図4に示す中立状態へと復帰する。
図6および図7は、第1実施形態に係る操作装置100の第1の状態を示す断面図(XZ平面による断面図)である。図6および図7に示すように、操作装置100は、第1の状態では、カム部材123が下方に移動した状態となり、よって、第1の係合部材124がカム部材123によって押し下げられた状態となる。この状態で、図7に示すように操作部120を傾倒させると、アクチュエータ126が下縁部(下方且つ外側に突出した環状部分)をフレーム110から押圧されて上方へ移動することによって、スプリング125を押縮める。押縮められたスプリング125は、操作部120の傾倒状態を図6に示す中立状態へと復帰させようとする復帰力をアクチュエータ126を介して働かせる。このとき、本第1の状態において第1の係合部材124の下端部は、アクチュエータ126の底面から下方へ突出した状態となり、操作装置100は、図7に示すように第1の係合部材124の下端部の回動軌跡の内側に第2の係合部材116の凸状部116Aの先端部が入り込むことによって、第1の係合部材124と第2の係合部材116とが係合する(すなわち、第1の係合部材124の傾倒した状態から復帰する方向への回動が第2の係合部材116によって係止される)ため、操作部120が傾倒した状態を保持可能である。なお、本発明において、操作部120の傾倒状態から中立状態へと復帰させるための復帰機構は、ここで説明したアクチュエータ126とスプリング125とによる機構に限定されるものではなく、任意の復帰機構を採用することができる。
次に、図8~図16を参照して、第2実施形態について説明する。
図8および図9は、第2実施形態に係る操作装置200の外観斜視図である。図8は、操作装置200の上面側の外観を示す。図9は、操作装置200の底面側の外観を示す。図8および図9に示す操作装置200は、ゲーム機のコントローラ等として用いられる操作装置である。図8および図9に示すように、操作装置200は、筐体230、操作部220、およびダイヤル240を備える。図8に示すように、筐体230の上面には、平面視において円形状をなす開口部230Aが形成されている。操作部220は、開口部230Aから上方に突出して、前後方向(図中矢印D1,D2方向)および左右方向(図中矢印D3,D4方向)のみならず、これらの方向の間の全方向へ傾倒操作可能に設けられている。また、図9に示すように、筐体230の底面には、平面視において横長の長方形状をなす開口部230Bが形成されている。ダイヤル240は、円盤状の部材であり、筐体230の内部において回転可能に軸支されている。ダイヤル240は、その外周面の一部が、開口部230Bから下方に突出して、左右方向(図中矢印D5,D6方向)に回転操作可能に設けられている。ダイヤル240は、操作装置200を、操作部220が傾倒した状態を保持可能な第1の状態と、操作部220が傾倒した状態を保持不可能な第2の状態とに切り替えるために設けられている。
図10および図11は、第2実施形態に係る操作装置200の内部構成を示す図である。図10および図11に示すように、第2実施形態の操作装置200は、フレーム210および操作部220の側方(図中Y軸負側)に、ダイヤル240が設けられている。ダイヤル240は、前後方向(図中X軸方向)に延在する回転軸240Xを有し、当該回転軸240Xに対して時計回り方向および反時計回り方向に回転可能である。ダイヤル240は、回転操作がなされる操作部240Aと、操作部240Aから回転軸240Xの軸方向(図中X軸負方向)に沿って延在する軸部240Cを有している。軸部240Cは、フレーム210の底部から側方(図中Y軸負側)に延在する保持部材214のレバー部214Aと交差しており、当該交差部分に設けられたカム部242により、レバー部214Aを押し下げることが可能である。
図12は、第2実施形態に係る操作装置200が備える操作部220の分解斜視図である。図12に示すように、操作部220は、外殻部221、第1の係合部材224、スプリング225、アクチュエータ226、および操作ノブ227を備える。
図13~図16を参照して、第2実施形態に係る操作装置200の動作を説明する。操作装置200は、ダイヤル240による回動操作がなされることにより、第1の係合部材224と第2の係合部材116とが係合可能な第1の状態と、第1の係合部材224と第2の係合部材116とが係合不可能な第2の状態とを切り替え可能である。操作装置200は、第1の状態において、第1の係合部材224と第2の係合部材116とが係合することにより、操作部220が傾倒した状態を保持可能である。一方、操作装置200は、第2の状態において、第1の係合部材224と第2の係合部材116とが係合しないことにより、操作部220が傾倒した状態を保持不可能である。
図13および図14は、第2実施形態に係る操作装置200の第2の状態を示す断面図(YZ平面による断面図)である。図13および図14に示すように、操作装置200は、第2の状態では、ダイヤル240のカム部242によって、レバー部214Aおよび第2の係合部材116が、下方へ押し下げられる。これにより、第2の係合部材116の凸状部116Aが、フレーム210の底面に形成された貫通孔210Cを貫通せずに、フレーム210の表面側(すなわち、ケース202の内部)に突出しない状態となる。その結果、操作装置200は、第2の状態では、図14に示すように、操作部220が傾倒した状態にあるとき、第1の係合部材224と第2の係合部材116とが係合しないため、操作部220が傾倒した状態を保持不可能である。
図15および図16は、第2実施形態に係る操作装置200の第1の状態を示す断面図(YZ平面による断面図)である。図15および図16に示すように、操作装置200は、第1の状態では、ダイヤル240のカム部242によって、レバー部214Aが押し下げられないため、レバー部214Aの弾性復帰力により、第2の係合部材116が上方へ押し上げられる。これにより、第2の係合部材116の凸状部116Aが、フレーム210の底面に形成された貫通孔210Cを貫通して、フレーム210の表面側(すなわち、ケース202の内部)に突出した状態となる。その結果、操作装置200は、第1の状態では、図16に示すように、操作部220が傾倒した状態にあるとき、第1の係合部材224の下端部の回動軌跡(回動可能な領域)の内側に第2の係合部材116の凸状部116Aの先端部が入り込むことによって、第1の係合部材224と第2の係合部材116とが係合する(すなわち、第1の係合部材224の傾倒した状態から復帰する方向への回動が第2の係合部材116によって係止される)ため、操作部220が傾倒した状態を保持可能である。
102 ケース
104 アクチュエータ
105 摺動体
106 アクチュエータ
107 摺動体
108 ホルダ
109 押圧部材
110 フレーム
112 FPC
114 保持部材
116 第2の係合部材
120 操作部
121 外殻部
122 スライダ
123 カム部材
124 第1の係合部材
125 スプリング
126 アクチュエータ
Claims (6)
- 傾倒操作可能な操作部と、
前記操作部の底面から下方へ突出して設けられた第1の係合部材と、
前記第1の係合部材と対向する位置において、上方に突出して設けられ、前記操作部が中立状態から傾倒した状態において、前記底面から下方へ突出した前記第1の係合部材と係合することにより、前記操作部が前記中立状態から傾倒した状態を保持する第2の係合部材と
を備え、
前記第1の係合部材と前記第2の係合部材とが係合可能な第1の状態と、前記第1の係合部材と前記第2の係合部材とが係合不可能な第2の状態とが切り替え可能であり、
前記操作部は、
前記中立状態から360°いずれの方向にも傾倒可能であり、
前記第2の係合部材は、
前記操作部が360°いずれの方向に傾倒した場合であっても、前記操作部が前記中立状態から傾倒した状態を保持できる
ことを特徴とする操作装置。 - 前記第1の係合部材が筒内に配置される円筒状のアクチュエータを備え、
前記第2の係合部材は、
前記アクチュエータの環状の下縁部の内側で前記第1の係合部材と係合することにより、前記操作部が360°いずれの方向に傾倒した場合であっても、前記操作部が前記中立状態から傾倒した状態を保持できる
ことを特徴とする請求項1に記載の操作装置。 - 前記操作部は、
第2の係合部材による前記傾倒した状態の保持が解除された場合、前記中立状態に自動復帰可能である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の操作装置。 - 傾倒操作可能な操作部と、
前記操作部の底面から下方へ突出して設けられた第1の係合部材と、
前記第1の係合部材と対向する位置において、上方に突出して設けられ、前記操作部が中立状態から傾倒した状態において、前記底面から下方へ突出した前記第1の係合部材と係合することにより、前記操作部が前記中立状態から傾倒した状態を保持する第2の係合部材と
を備え、
前記第1の係合部材と前記第2の係合部材とが係合可能な第1の状態と、前記第1の係合部材と前記第2の係合部材とが係合不可能な第2の状態とが切り替え可能であり、
所定の切り替え操作により、
前記第1の係合部材が下方へ移動することによって、前記第1の係合部材と前記第2の係合部材とが係合可能な前記第1の状態と、前記第1の係合部材が上方へ移動することによって、前記第1の係合部材と前記第2の係合部材とが係合不可能な前記第2の状態とが切り替え可能である
ことを特徴とする操作装置。 - 前記所定の切り替え操作は、
前記操作部が有するノック機構に対するノック操作である
ことを特徴とする請求項4に記載の操作装置。 - 前記第2の係合部材を保持する保持部材をさらに備え、
前記第2の係合部材は、
前記操作部の傾倒が保持されている状態から、前記操作部に対して前記傾倒した状態を復帰させる方向への力が加えられたとき、前記第1の係合部材から押圧されて、前記保持部材を弾性変形させつつ下方へ移動することにより、前記第1の係合部材との係合が解除される
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の操作装置。
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