JP7223601B2 - 二重床構造 - Google Patents
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Description
本発明は、より高い防振性能を発揮することができる二重床構造を提供することを目的とする。
前記床スラブと前記床基材との間に配置され、前記第一弾性体に並列に配置された複数の第二弾性体と、
を備え、
前記床束は、
木材、金属、樹脂の少なくとも一つにより柱状に形成された束本体と、
前記束本体に直列に配置され、前記束本体の下端と前記床スラブとの間または前記束本体の上端と前記床基材との間に配置された前記第一弾性体と、を備え、
前記第二弾性体は、
前記第一弾性体と比べて、ばね定数が小さく、且つ、減衰係数が同等以上に設定され、
前記第一弾性体に並列に接続され、
第一端が前記束本体に連結され、
前記第一弾性体が前記束本体の下端と前記床スラブとの間に配置される場合には、第二端が前記床スラブに連結され、前記第一弾性体が前記束本体の上端と前記床基材との間に配置される場合には、第二端が前記床基材に連結されている、二重床構造にある。
二重床構造10の構成について、図1を参照して説明する。本例において、二重床構造10は、特に下階への遮音性能を向上することを目的とするため、上階の床に適用される。
床束13と第二弾性体15の配置について、図2-図4を参照して説明する。図2の例、図3の例、図4の例において、白丸が床束13の位置を示し、黒丸が第二弾性体15の位置を示す。
第一弾性体13bと第二弾性体15とは、上述したように異なる特性を有するように設定されている。第一弾性体13bおよび第二弾性体15は、液封防振装置を適用することができる。例えば、第一弾性体13bおよび第二弾性体15が液封防振装置を適用する場合には、特開2006-144398号公報、特開2002-372091号公報、特開平9-72035号公報、実開平6-30546号公報、特開平11-200600号公報、特開2000-213154号公報などに記載の装置を適用できる。
第一弾性体13bおよび第二弾性体15の特性は、以下のようにするとよい。ここで、特性として、ばね定数および損失係数tanδを用いる。
(5-1.シミュレーション方法)
図5に示すように、上述した二重床構造10において第二弾性体15を備えない構成を基準構成100とする。すなわち、基準構成100においては、床束13のみにより、床基材12および床仕上材14が支持されている。ここで、基準構成100における床束13の第一弾性体13bは、ばね定数235N/mm、損失係数0.3のものを使用する。
図2の第一例に示すように、5箇所の第二弾性体15を配置した場合には、加速度レベルのスペクトル特性は、図8A、図8Bおよび図8Cに示すようになる。図8Aは、第二弾性体15の損失係数tanδが0.15とし、図8Bは、第二弾性体15の損失係数tanδが0.38とし、図8Cは、第二弾性体15の損失係数tanδが0.75とする。
上述したように、シミュレーションにおいて、第二弾性体15の損失係数tanδを、0.15、0.38、0.75の3種とした。第二弾性体15の実成分を適宜調整した結果、損失係数tanδを0.3、0.7、1.0のそれぞれとなる場合の第二弾性体15の実成分を、表4に示す。表4において、各成分の数値は、質量%である。これらを適用することにより、上記シミュレーションにより得られた防振効果を実際に発揮することができる。
Claims (10)
- 第一弾性体を含み、床スラブの上面に配列され、前記床スラブの上面側に距離を隔てて配置された床基材を弾性支持する複数の床束と、
前記床スラブと前記床基材との間に配置され、前記第一弾性体に並列に配置された複数の第二弾性体と、
を備え、
前記床束は、
木材、金属、樹脂の少なくとも一つにより柱状に形成された束本体と、
前記束本体に直列に配置され、前記束本体の下端と前記床スラブとの間または前記束本体の上端と前記床基材との間に配置された前記第一弾性体と、を備え、
前記第二弾性体は、
前記第一弾性体と比べて、ばね定数が小さく、且つ、減衰係数が同等以上に設定され、
前記第一弾性体に並列に接続され、
第一端が前記束本体に連結され、
前記第一弾性体が前記束本体の下端と前記床スラブとの間に配置される場合には、第二端が前記床スラブに連結され、前記第一弾性体が前記束本体の上端と前記床基材との間に配置される場合には、第二端が前記床基材に連結されている、二重床構造。 - 前記第二弾性体の損失係数は、0.3以上に設定されている、請求項1に記載の二重床構造。
- 前記第二弾性体の損失係数は、0.3以上に設定され、
前記床束の単位面積当たりの数を100と定義した場合に、前記第二弾性体の前記単位面積当たりの数は、30以上100未満に設定されている、請求項2に記載の二重床構造。 - 前記第二弾性体の損失係数は、0.7以上に設定されている、請求項3に記載の二重床構造。
- 前記第二弾性体は、縦方向の前記床束の配置に対して1個置きに配列され、且つ、横方向の前記床束に対して1個置きに配列されることにより、前記床束の配置に対して千鳥配置されている、請求項4に記載の二重床構造。
- 前記第二弾性体の損失係数は、0.3以上0.7以下に設定され、
前記床束の単位面積当たりの数を100と定義した場合に、前記第二弾性体の前記単位面積当たりの数は、50以上100以下に設定されている、請求項2に記載の二重床構造。 - 前記第一弾性体の損失係数は、0.35以下に設定されている、請求項1-6の何れか1項に記載の二重床構造。
- 前記第二弾性体は、液封防振装置である、請求項1-7の何れか1項に記載の二重床構造。
- 前記第二弾性体は、減衰機能を有するゴムまたは減衰機能を有するエラストマーである、請求項1-7の何れか1項に記載の二重床構造。
- 前記第二弾性体は、液封防振装置と、減衰機能を有するゴムまたは減衰機能を有するエラストマーとを含む、請求項1-7の何れか1項に記載の二重床構造。
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JP2002004554A (ja) | 2000-06-19 | 2002-01-09 | Saitama Rubber Kogyo Kk | 二重床構造および二重床施工方法 |
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