JP7223564B2 - 品質学習装置、品質学習方法及び品質学習プログラム - Google Patents

品質学習装置、品質学習方法及び品質学習プログラム Download PDF

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Description

本発明は、品質学習装置、品質学習方法及び品質学習プログラムに関する。
近時、特に新興国において、生鮮食品の消費が拡大している。しかしながら、鮮度(品質)を維持した状態での流通システムが充分に確立していない。すると、流通過程の最終段階にあるレストラン等で食品の廃棄が発生する。このような状況のもと、鮮度を維持した流通システムの確立とともに、食品の鮮度を定量的に評価できる技術が求められている。
食品の鮮度を評価するために、食品の鮮度と相関がある物理量又は化学物質の量の変化、即ち、品質の指標の変化を計測又は推定することが一般に行われている。しかしながら、このような量を計測するには、検体を分析する特殊な装置が必要であり、コスト及び手間を勘案すれば、食品流通の現場で品質の指標を計測するのは現実的ではない。そこで、品質の指標を化学分析により計測することなく、温度時間履歴に基づいて品質の指標を推定する技術が提案されている。
特許文献1のトレーサビリティ管理装置は、水産物の種類ごとに、K値(詳細後記)の基準値を時系列で温度ごとに記憶している。ある情報端末装置から、水産物に付されたコードを受信すると、当該トレーサビリティ管理装置は、コードに含まれている情報に基づき現在のK値を推定し、当該情報端末装置に送信する。
特許文献2の制御装置は、食品の種類ごとに、食品の温度と単位時間当たりのK値上昇率との関係を記憶している。当該制御装置は、食品の消費期限におけるK値を推定し、推定したK値が許容範囲に収まるように、ショーケースを冷却する装置及び霜取装置を制御する。
特開2016-224556号公報 特開2007-205611号公報
特許文献1のトレーサビリティ管理装置がK値を推定するためには、水産物の出荷時期を登録し、それを示すコードを水産物に付す必要がある。また、水産物が一定の温度下に管理されていることが前提となっており、水産物が温度変化に晒されるとK値の推定精度が落ちる。特許文献2の制御装置がK値を推定するためには、一定時間ごとに食品の温度を検出する必要があり、当然温度を検出する機器が必要になる。これらのいずれの装置も、流通過程又は市場等の現場において、機動的に食品の現在のK値を知ることには向いていない。
そこで、本発明は、対象品の外見だけに基づいて対象品の品質の指標を推定するための学習用データを作成することを目的とする。
本発明の品質学習装置は、生鮮食品である対象物の見本の画像を取得するカメラに通信可能に接続されており、前記画像から前記対象物の見本の所定の画素値を取得する画像処理部と、前記対象物の見本の死後経過時間に応じて、前記対象物の見本内の物質が不可逆的に分解していく各段階における前記物質の量に基づき、前記画像が取得された時点における前記対象物の見本の品質を示すK値を推定し、前記取得した画素値と前記推定したK値との時系列の組合せの集合を作成する学習データ作成部と、を備え、前記学習データ作成部は、前記対象物の見本の死後経過時間を入力とし、前記K値を算出するために用いられる物質の量を出力とするモデルに対して、前記対象物の見本の死後経過時間を入力することによって、前記物質の量を算出すること、を特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、対象品の外見だけに基づいて対象品の品質の指標を推定するための学習用データを作成することができる。
品質学習装置の構成を説明する図である。 頻度因子及び活性化エネルギーを決定する化学反応情報の一例である。 風の流れに関する係数を決定する化学反応情報の一例を示す図である。 湿度に関する係数を決定する化学反応情報の一例を示す図である。 学習データの一例を示す図である。 処理手順のフローチャートである。 ステップS204の詳細フローチャートである。 入力画面の一例である。 学習用データを多次元空間に描画した図である。 品質推定モデルを簡便に2次元平面で記載した図である。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、鮮魚等の生鮮食品の鮮度(即ち対象品の品質の指標)を算出する例である。しかしながら、本発明は、薬品、血液、臓器、有機材料、無機材料等、その化学的組成が時系列で変化する物質一般に対して適用可能であり、対象品は食品に限定されることはない。
(鮮度)
生鮮食品の鮮度を示す一般的な指標として“K値”が知られている。K値は、式1のように定義される。
K=(HxR+Hx)/(ATP+ADP+AMP+IMP+HxR+Hx)×100(%) (式1)
ここで、ATPはアデノシン三リン酸の、ADPはアデノシン二リン酸の、AMPはアデノシン一リン酸の、IMPはイノシン酸の、HxRはイノシンの、Hxはヒポキサンチンの、食品の単位質量あたりのモル数である。動物の死後、ATPは、式2のように順に分解していく。
ATP→ADP→AMP→IMP→HxR→Hx (式2)
動物が生きている間は、逆方向の合成も進むが、死後には逆方向の合成は発生しない。つまり、単純にいえば、動物の死後、式1の分母の値は安定するのに対し、分子の値は時間が経過するにつれて大きな値になる。つまり、鮮度Kが小さいほど、新鮮(活きがよい)といえる。
(品質学習装置)
図1は、品質学習装置1の構成を説明する図である。品質学習装置1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、ラベルリーダ、マウス、キーボード等の入力装置12、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を備える。これらは、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、化学反応情報31、学習データ32及び品質推定モデル33(いずれも詳細後記)を格納している。主記憶装置14における入力処理部21、画像処理部22、空調制御部23、学習データ作成部24及び品質推定部25は、プログラムである。中央制御装置11は、これらのプログラムを補助記憶装置15から読み出し主記憶装置14にロードすることによって、それぞれのプログラムの機能(詳細後記)を実現する。
容器2は、対象物としての食品3の見本を収納する。容器2内の空間は、外部の空間とは別に空調されている。空調機4が容器2にダクトを介して接続されている。空調機4は、品質学習装置1からの指示に従って、容器2内の温度、湿度、風の流れ(風速等)を制御する。カメラ5は、容器2に収納されている食品の画像を取得する。空調機4及びカメラ5は、品質学習装置1と通信可能に接続され得る。なお、容器2の典型的な例は、スーパーマーケットのショーケースである。そして、カメラ5は、ショーケースの監視カメラである。もちろん、容器2が販売現場以外の研究所等にあってもよい。
本実施形態の特徴を端的にいえば、品質学習装置1は、時系列でK値をシミュレーションする。品質学習装置1は、あくまでもシミュレーションによってK値を取得するのであり、検体を分析することによってK値を取得するのではない。一方、品質学習装置1は、時系列で食品の画像を取得する。この画像は、食品の見本の画像である。すると、品質学習装置1は、画像とK値との組合せを時系列で取得することになる。この時系列の組合せが学習用データ(詳細後記)である。
(K値のシミュレーション)
前記したATP、ADP、AMP、IMP、HxR及びHxをまとめて“関連物質”と呼ぶ。そして、死後経過時間tを入力変数とし、食品の単位質量当たりの各関連物質のモル数を出力変数とする関数を想定する。この関数を“モル数関数”と呼ぶ。モル数関数は、以下に式3として示すf、f、f、f、f及びfの6本の数式からなる。
[ATP]=f(t,p11,p12,p13,・・・)
[ADP]=f(t,p21,p22,p23,・・・)
[AMP]=f(t,p31,p32,p33,・・・)
[IMP]=f(t,p41,p42,p43,・・・)
[HxR]=f(t,p51,p52,p53,・・・)
[Hx] =f(t,p61,p62,p63,・・・) (式3)
“[ATP]”等は、食品の単位質量当たりのATP等のモル数である。“[ ]”は、その内側に記された文字列がその関連物質を意味する(A×T×Pを意味するものではない)ことも明らかにしている。p11、p12、p13、・・・、p63、・・・は、パラメータである。例えばfが1次式である場合、fは、2つのパラメータp11及びp12を有し、これらは、傾き及び定数項となる。各関連物質のモル数は、以下に式4として示す連立微分方程式を満たしている。
d[ATP]/dt=-k[ATP]
d[ADP]/dt= k[ATP] -k[ADP]
d[AMP]/dt= k[ADP] -k[AMP]
d[IMP]/dt= k[AMP] -k[IMP]
d[HxR]/dt= k[IMP] -k[HxR]
d[Hx]/dt = k[HxR] (式4)
式4の6本の等式の左辺は、各関連物質のモル数を死後経過時間tで微分した導関数である。k~kは、反応速度定数(直ちに後記)である。要するに、ある関連物質のモル数の変化速度は、式2における直前物質のモル数が大きいほど大きく、かつ、当該関連物質のモル数が小さいほど大きい。なお、[ATP]は減少する一方なので、“d[ATP]/dt”は、常に負値である。なお、[Hx]は増加する一方なので、“d[Hx]/dt”は、常に正値である。
反応速度定数kは、以下に示す式5で定義される。なお、反応速度定数を示す小文字の“k”とK値を示す大文字の“K”とは、区別されている。
=Cexp(-E/(RT)) (式5)
式5において、“i”は、1、2、3、4及び5の値を取り、それらのそれぞれが、ATP、ADP、AMP、IMP及びHxRに対応している。つまり、式5は、5本の等式を1本の等式で表現している。“exp”は、指数関数である。Cは、湿度に関する係数である。Cは、風の流れに関する係数である。Aは、頻度因子である。Eは、活性化エネルギーである。Rは、気体定数である。Tは、絶対温度である。本実施形態の化学反応情報31は、所与の食品の種類、温度、湿度、及び、風の流れの組合せに対して、A、E、C及びCの具体的な値を与える。A、E、C及びCの具体的な値が決まれば、反応速度定数kが決まる。
このようにして決まったkの値を式4の連立微分方程式に代入したうえで、式4の連立微分方程式を解くと、解として式3のモル数関数が得られる。本実施形態では、品質学習装置1は、式4を満たすようなパラメータp11、p12、p13、・・・、p63、・・・の値を決定することによって式4の連立微分方程式を解く。さらに、品質学習装置1は、パラメータの値が決まったモル数関数を使用して、時系列のK値を作成する(詳細後記)。
(化学反応情報)
化学反応情報31は、食品の種類に関連付けて以下の情報を記憶した情報である。
・頻度因子(A,i=1、2、3、4、5)
・活性化エネルギー(E,i=1、2、3、4、5)
・風の流れの大きさに応じた、風の流れに関する係数(C
・湿度と湿度に関する係数(C)との関係
図2は、化学反応情報31のうち、A及びEを決定する部分の一例を示す。“#”は、異なる値を省略的に示している(以下図3等においても同様)。図3は、化学反応情報31のうち、Cを決定する部分の一例を示す。図4は、化学反応情報31のうち、Cを決定する部分の一例を示す。
(学習データ)
図5は、学習データ32の一例を示す図である。学習データ32においては、食品の種類欄141に記憶された食品の種類に関連付けて、温度欄142には温度が、湿度欄143には湿度が、風の流れ欄144には風の流れが、時点欄145には時点が、死後経過時間欄146には死後経過時間が、画像欄147には画像が、対象箇所画素値欄148には画素値が、K値欄149にはK値が記憶されている。
食品の種類欄141の食品の種類は、K値を推定する食品(対象物)の種類である。食品の種類は、“牛肉”、“アジ”のように、生鮮食品の品名でもよいし、“牛肉モモ”、“牛肉ムネ”のように、品名と部位との組合せでもよいし、“○○県産牛肉”、“○○港水揚げアジ”のように、品名と産地との組合せであってもよい。
温度欄142の温度は、食品の見本が晒される空気の温度である。
湿度欄143の湿度は、食品の見本が晒される空気の湿度である。
風の流れ欄144の風の流れは、食品の見本が晒される空気の流れの速度である。ここでの風の流れは、“なし”、“弱”、“中”及び“強”の4段階であるが、具体的な数値又は数値範囲が記憶されてもよい。
時点欄145の時点は、食品の見本の画像を取得した時点である。
死後経過時間欄146の死後経過時間は、食品が生体反応を示さなくなった(死亡した)時点から経過した時間である(詳細後記)。なお、“tad”は、“time after death”の頭文字である。
画像欄147の画像は、食品の画像のファイル名である。画像そのものは、任意の場所(例えば、補助記憶装置15)に記憶されていてもよい。ファイル型式は、“jpeg”に限定されない。
対象箇所画素値欄148の画素値は、食品の見本の画像のうち、ユーザが指定する箇所の画素値である。ユーザが指定する箇所及び画素値は、例えば、以下の通りである。
〈箇所〉
・鮮魚の目
・生肉の皮を剥いだ筋肉部分
・果物の皮を剥いだ果肉部分
〈画素値〉
・カラー(多色)画像におけるR(red)値、G(green)値及びB(blue)値
・カラー画像における波長
・白黒画像におけるグレースケール
・隣接する所定の数の画素のうち、画素値が所定の範囲(例えば黒色)に属するものが占める比率
K値欄149のK値は、死後経過時間に対応する値として、品質学習装置1が推定したK値である。品質学習装置1は、食品の見本の画像を取得することなく、任意の死後経過時間に対応するK値を推定することができる。つまり、K値欄149のK値は、画素値とは、直接関係していない。
(食品の見本の画像が取得された時点と死後経過時間との関係)
パラメータが決まったモル数関数(式3)に対して品質学習装置1がある死後経過時間を入力すると、モル数関数は、当該死後経過時間における各関連物質のモル数を出力する。品質学習装置1は、各関連物質のモル数を式1に代入して当該死後経過時間におけるK値を算出する。モル数関数の入力変数である死後経過時間“t”は、食品が生体反応を示さなくなった(死亡した)時点を起点(ゼロ)とする死後経過時間である。一方、前記した時点欄145の時点は、食品の見本の画像が取得された時点(時刻)である。そこで、食品の見本の画像が取得された時点が、どのような死後経過時間に相当するかを決定することが必要になる。
本実施形態では、食品の見本が容器2に収容された時点におけるそのK値(初期K値)は所与である。したがって、品質学習装置1は、モル数関数のパラメータを一旦決定した後は、出力変数であるK値に基づいて入力変数である死後経過時間を逆算することができる。
図5の説明に戻る。死後経過時間欄146の死後経過時間は、前記のように逆算された“食品の見本の死後、食品の見本の画像が取得された時点までに経過した推定時間”である。撮像結果として、時点(欄145)と画素値(欄148)とが1対1に対応している。一方、それとは独立なシミュレーション結果として、死後経過時間(欄146)とK値(欄149)とが1対1に対応している。そして、時点(欄145)と死後経過時間(欄146)とが1対1に対応している。すると、実測値である画素値(欄148)と、理論値であるK値(欄149)とが1対1に対応するものとなる。
図5のうち、画素値(欄148)及びK値(欄149)の組合せを時系列に並べたものが、品質推定モデル33(図1)を学習するために使用される学習用データとなる。図5の学習データ32(欄141~149)の一部が、学習“用”データとなることに留意するべきである。学習用データは、例えば“〈R画素値,G画素値,B画素値,K値〉=〈#,#,#,#〉”が時系列で多数並んだものである。
(温度等の条件を変える意味)
品質学習装置1は、外見に基づいてK値を推定できれば充分である。すると、例えば、食品の色とK値との組合せを示す学習用データがあれば充分であり、温度、湿度及び風の流れを制御したうえで画像を取得する必要はないように一見思える。例えば、レコード150aの学習用データと、レコード150bの学習用データを比較すると、風の流れがない分、レコード150aの学習用データの方が食品の劣化が進んだ例となるはずである。
一方、レコード150aの学習用データと、レコード150cの学習用データを比較すると、風の流れの相違と死後経過時間の相違が打ち消しあって、レコード150aの学習用データと、レコード150cの学習用データは同じになるかもしれない。すると、品質学習装置1は、重複した学習用データをわざわざ取得しているようにも見える。
前記したように本実施形態の容器は、スーパーマーケットのショーケースである場合が多い。当然ながらショーケースは、制御された温度、湿度、風の流れ等のもとで、その温度等に適した食品を選択的に保管(陳列)している。そのうえで、在庫管理、防犯等の目的でカメラが食品の画像を周期的に取得していることが多い。
つまり、多くの場合、食品の実物が販売対象として一定の環境に置かれ続けており、画像も取得済である。このようなユーザが“なにかおかしい”と直観的に感じた食品の実物の画像を取得し、直ちにK値を推定したいというニーズが大きい。すると、食品の実物が日常的に管理されている温度、湿度、風の流れ等に基づいて学習用データを作成する方が、K値を推定する精度が高くなる。結局、食品の実物は、見本を兼ねる。
(処理手順)
図6は、処理手順のフローチャートである。説明の途中で、適宜図8等を参照する。なお、処理手順を開始する前提として、化学反応情報31が、図2~図4に示された状態で補助記憶装置15に既に記憶されているものとする。
ステップS201において、品質学習装置1の入力処理部21は、入力画面41(図8)への入力を受け付ける。具体的には、第1に、入力処理部21は、出力装置13に入力画面41を表示する。
第2に、入力処理部21は、欄42aに食品の種類を、欄42bに初期K値を、欄42cに温度制御値を、欄42dに湿度制御値を、欄42eに風の流れの制御値(なし、弱、中又は強のいずれか)をユーザが入力するのを受け付ける。ここで入力されたデータを“入力条件”と呼ぶ。入力条件のうち、温度制御値、湿度制御値及び風の流れの制御値は、ユーザがその食品の実物を収納するショーケースに対して日常設定している値であってもよい。
第3に、入力処理部21は、欄42fにデータ取得間隔をユーザが入力するのを受け付ける。ここでは、“60分”が入力されたとする。
第4に、入力処理部21は、欄42gにデータ作成所要時間を表示する。データ作成所要時間とは、現時点からK値が所定の閾値(例えば60%)となるまでの時間である。なお、この段階では、品質学習装置1は、K値を推定するためのモル数関数を未だ決定していない。したがって、品質学習装置1は、入力されたデータを任意の過去例に照合する等の簡便な方法で、K値が所定の閾値となる時点を一応の情報として表示する。ここでは、“600分”が表示されたとする。なお、入力処理部21は、欄42gにデータ作成所要時間をユーザが入力するのを受け付けてもよい。この場合のデータ作成所要時間は、例えば、ユーザが食品の実物をショーケースに陳列した後、売れ残り分を処分するまでの期間である。
第5に、入力処理部21は、欄42hに作成データ数を表示する。作成データ数は、データ作成所要時間をデータ取得間隔で除算した数である。ここでは、“10”が表示されることになる。
第6に、入力処理部21は、ユーザが食品の見本の画像のうち任意の箇所を指定し、指定した箇所の画素値の種類を指定するのを入力装置12を介し受け付ける。
ステップS202において、品質学習装置1の空調制御部23は、空調機4に指示を送信する。具体的には、空調制御部23は、ステップS201の“第2”において受け付けた温度制御値、湿度制御値及び風の流れの制御値を、空調機4に送信する。
ステップS203において、品質学習装置1の画像処理部22は、時系列の画像を取得する。具体的には、ユーザが食品の見本を容器2に収納するのを受け付ける。すると、画像処理部22は、カメラ5に対して、“食品の画像を60分ごとに合計10回取得する旨の指示”を送信する。なお、送信回数は1度でよい。すると、画像処理部22は、指示に従って、時点と画像の組合せを10回取得することになる。
ステップS204において、品質学習装置1の学習データ作成部24は、時系列のK値をシミュレーションする。ステップS204の詳細は後記する。ここでは、結果的に、学習データ作成部24は、図5の対象箇所画素値欄148及びK値欄149の1~10行目に示すような学習用データを取得したとする。
ステップS205において、学習データ作成部24は、入力条件を変更して処理を続けか否かを判断する。具体的には、学習データ作成部24は、“入力条件を変更して処理を続けますか?”という質問を出力装置13に表示し、ユーザが“はい”又は“いいえ”を入力するのを促す。学習データ作成部24は、“いいえ”が入力された場合(ステップS205“NO”)、ステップS206に進み、“はい”が入力された場合(ステップS205“YES”)、ステップS201に戻る。戻った後のステップS201において、入力処理部21は、例えば、別の食品の種類についての入力を受け付ける。
ステップS206において、学習データ作成部24は、学習データ32(図5)を作成する。具体的には、第1に、学習データ作成部24は、学習データ32の新たなレコードを、ステップS201の“第5”において表示した作成データ数だけ作成する。
第2に、学習データ作成部24は、新たなレコードの食品の種類欄141~風の流れ欄144に、ステップS201の“第2”において受け付けた、食品の種類、温度制御値、湿度制御値及び風の流れの制御値を記憶する。
第3に、学習データ作成部24は、新たなレコードの時点欄145に、食品の画像を取得した時点を記憶する。
第4に、学習データ作成部24は、新たなレコードの死後経過時刻欄146に、時点に基づいて前記した方法で算出した死後経過時間を記憶する。
第5に、学習データ作成部24は、新たなレコードの画像欄147に、カメラ5が取得した画像のファイル名を記憶する。
第6に、学習データ作成部24は、新たなレコードの対象箇所画素値欄148に、ステップS201の“第6”において受け付けた箇所についての、ステップS201の“第6”において受け付けた種類の画素値を記憶する。ここで記憶される画素値は、例えば、鮮魚の目の画像のR画素値、G画素値及びB画素値である。
第7に、学習データ作成部24は、新たなレコードのK値欄149に、ステップS204において算出したK値を記憶する。
ステップS207において、品質学習装置1の品質推定部25は、品質推定モデルを作成する。具体的には、第1に、品質推定部25は、学習用データを多次元空間に描画する。いま、学習用データの型式は、“〈R画素値,G画素値,B画素値,K値〉=〈#,#,#,#〉,〈#,#,#,#〉,〈#,#,#,#〉,・・・”であるとする。すると、品質推定部25は、4次元空間にこれらの“〈#,#,#,#〉”の1つ1つを“●”として描画する。4次元空間を図示するのは困難である。そこで、説明目的で、より簡便ではあるが本質を失わない2次元平面を記載したものが図9である。
第2に、品質推定部25は、多次元空間内に回帰直線を作成する。このとき、品質推定部25は、回帰直線と●との距離の2乗和が最小になるように回帰直線のパラメータ(傾き及び定数項)を決定する。この回帰直線は、品質推定モデル33(図1)そのものである。なお、品質推定部25は、学習データ32(図5)における食品の種類、温度、湿度及び風の流れの組合せごとに、品質推定モデル33を作成してもよいし、この組合せを無視して、品質推定モデル33を作成してもよい。この段階で、品質学習装置1は、ユーザが選択する食品のK値を推定する準備を整えたことになる。なお、品質推定部25は、回帰直線の他に、回帰“曲線”を作成してもよい。
ステップS208において、品質推定部25は、対象物の画像を受け付ける。具体的には、品質推定部25は、ユーザが対象物の実物を手に取りカメラの視野にかざすことによって画像を入力するのを受け付ける。ここでの“カメラ”は、図1のカメラ5以外の任意の撮像装置でもよい。ここでの“対象物”は、ユーザが直ちに現時点でのK値を知りたいと考える食品の実物そのものであり、食品の見本ではない。このとき、前記のように品質推定モデル33が食品の種類、温度等の組合せごとに複数存在する場合、品質推定部25は、ユーザがその組合せを入力するのを受け付ける。
ステップS209において、品質推定部25は、対象物のK値を取得する。具体的には、第1に、品質推定部25は、ステップS208において食品の種類、温度等の組合せを受け付けた場合、その組合せに対応する品質推定モデル33を取得する。品質推定部25は、それ以外の場合、ただ1つ存在する品質推定モデル33を取得する。そして、品質推定部25は、取得した品質推定モデル33を多次元空間に描画する。ここで描画された品質推定モデルを簡便に2次元平面で記載したものが図10である。
第2に、品質推定部25は、ステップS208において受け付けた画像から所定の箇所を切り出し、切り出した箇所の所定の画素値を取得する。説明を単純にするためにここでは、生肉の皮を剥いだ筋肉部分のR画素値が取得されたとする。
第3に、品質推定部25は、2次元平面のR画素値軸にステップS209の“第2”において取得したR画素値(図10の○51)を描画する。そして、品質推定モデル33上における○51の対応点のK値軸上の値◎52をK値の推定値として取得する。
第4に、品質推定部25は、ステップS208において受け付けた画像、及び、ステップS209の“第3”において取得したK値を出力装置13に表示する。その後、処理手順を終了する。
(ステップS204の詳細)
図7は、ステップS204の詳細フローチャートである。
ステップS301において、品質学習装置1の学習データ作成部24は、関連物質のモル数を決定する関数のモデルを受け付ける。具体的には、学習データ作成部24は、ユーザが入力装置12を介してモル数関数(式3)を入力するのを受け付ける。例えば、モル数関数は6本存在し、この段階では、それぞれが有するパラメータp11等の値は未定である。
ステップS302において、学習データ作成部24は、連立微分方程式を受け付ける。具体的には、学習データ作成部24は、ユーザが入力装置12を介して連立微分方程式(式4)を入力するのを受け付ける。
ステップS303において、学習データ作成部24は、入力条件に基づいて、反応速度定数を決定する。具体的には、学習データ作成部24は、入力条件(初期K値以外)を化学反応情報31(図2~図4)に適用することによって、A、E、C及びCの値(i=1、2、3、4、5)を決定する。なお、気体定数Rの値は既知である。
ステップS304において、学習データ作成部24は、反応速度定数を連立微分方程式に代入する。具体的には、式4のkにステップS303において決定した反応速度定数kを代入する。
ステップS305において、学習データ作成部24は、連立微分方程式を解く。具体的には、学習データ作成部24は、式4を満たすように、モル数関数の各パラメータp11、p12、p13、・・・、p63、・・・の値を決定する。この段階で、具体的なモル数関数が決定されたことになる。
ステップS306において、学習データ作成部24は、時系列のK値を算出する。具体的には、第1に、学習データ作成部24は、前記したように、初期K値、モル数関数(式3)及び式1を使用した逆算を実行することによって、食品の見本の画像を取得した時点を死後経過時間に変換する。
第2に、学習データ作成部24は、死後経過時間をモル数関数に代入することにより、各関連物質のモル数を算出し、算出したモル数を式1に代入することによってK値を算出する。ここで時点の数(死後経過時間の数)が10であるとすると、“〈死後経過時間,K値〉”の組合せが10個作成されることになる。ここで作成された組合せに含まれるK値が、学習データ32(図5)の新たなレコードのK値欄149に記憶されるべきデータである。その後ステップS204の処理を終了する。
(品質の指標)
本実施形態は、対象品の品質の指標としてK値を採用したが、これは一例に過ぎない。本発明の品質学習装置1は、食品の種類ごとに、鮮度と相関がある任意の指標を使用することができる。さらに、品質学習装置1は、必ずしも鮮度とは呼べない品質の指標である“熟成値”を採用してもよい。熟成値は、“M値”と呼ばれ、以下の式6で定義される。
M=IMP/(ATP+ADP+AMP+IMP+HxR+Hx)×100(%)
(式6)
IMP(イノシン酸)は、食品のうま味成分である。式2の分解過程が進むにつれてM値は、ある時点で最大になり、その後徐々に小さくなっていく。うま味の観点から見れば、M値が最大になる時点が、例えばマグロの刺身、牛肉ステーキ等の食べ頃といえる。
(温度等の制御)
本実施形態は、容器内の温度、湿度及び風の流れを一定に制御したが、本発明は、このような制御を行わない例にも適用可能である。本発明の品質学習装置1は、容器の温度、湿度及び風の流れを成り行きに任せ、画像を取得する時点ごとに、例えば空調機4が有するセンサによって、容器2内の温度、湿度及び風の流れの実測値を取得してもよい。この場合、品質学習装置1は、画像を取得する時点ごとに以下の処理を行う。
・時点ごとに変化する容器内の温度、湿度及び風の流れの実測値を取得する。
・取得した実測値を化学反応情報31に適用することによってA、E、C及びCの値(i=1、2、3、4、5)を決定する。
・これらの値を式5に代入し反応速度定数kを決定する。
・決定した反応速度定数kを式4に代入し、連立微分方程式を解く。
・連立微分方程式の解であるモル数関数(式3)及び式1に基づき、K値を推定する。
容器の温度等を成り行きに任せる方法では、学習データ32における温度、湿度及び風の流れが、それぞれ独立的にレコードごとに変化することになる。また、モル数関数(式3)のパラメータp11等のそれぞれは、レコードごとに異なっている。
(本実施形態の効果)
本実施形態の品質学習装置の効果は以下の通りである。
(1)品質学習装置は、対象物の見本の画素値と対象物のK値からなる学習用データを簡便に作成することができる。
(2)品質学習装置は、空調管理したうえで対象物の画像を取得することができる。
(3)品質学習装置は、対象物の実物の品質を実際に推定することができる。
(4)品質学習装置は、時系列で変化する画素値と品質を示す指標との組合せを時間的偏りなく取得することができる。
(5)品質学習装置は、一般に普及しているK値算出用モデルを使用することができる。
(6)品質学習装置は、一般に管理される空調についての制御値をそのまま使用することができる。
(7)品質学習装置は、一般に普及している、死後経過時間を入力変数とするK値算出用モデルを使用することができる。
(8)品質学習装置は、ユーザが対象物の種類に応じて、適当な対象物の箇所及び適当な画素値の種類を選択することを可能にする。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 品質学習装置
2 容器
3 食品(対象物)
4 空調機
5 カメラ
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
21 入力処理部
22 画像処理部
23 空調制御部
24 学習データ作成部
25 品質推定部
31 化学反応情報
32 学習データ
33 品質推定モデル

Claims (8)

  1. 生鮮食品である対象物の見本の画像を取得するカメラに通信可能に接続されており、
    前記画像から前記対象物の見本の所定の画素値を取得する画像処理部と、
    前記対象物の見本の死後経過時間に応じて、前記対象物の見本内の物質が不可逆的に分解していく各段階における前記物質の量に基づき、前記画像が取得された時点における前記対象物の見本の品質を示すK値を推定し、前記取得した画素値と前記推定したK値との時系列の組合せの集合を作成する学習データ作成部と、
    を備え
    前記学習データ作成部は、
    前記対象物の見本の死後経過時間を入力とし、前記K値を算出するために用いられる物質の量を出力とするモデルに対して、前記対象物の見本の死後経過時間を入力することによって、前記物質の量を算出すること、
    特徴とする品質学習装置。
  2. 前記対象物の見本を収納する容器に通信可能に接続されており、
    前記容器の内部の空調に関する制御値を受け付ける入力処理部と、
    前記受け付けた制御値に基づいて前記容器の内部を空調する空調制御部と、
    を備え、
    前記学習データ作成部は、
    前記受け付けた制御値に基づいて前記対象物の品質を示すK値を推定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の品質学習装置。
  3. 前記画素値と前記K値との関係を示す品質推定モデルを、前記作成した組合せの集合を用いて学習し、前記対象物の画像の画素値を前記学習した品質推定モデルに適用することによって、前記対象物の品質を示すK値を推定する品質推定部を備えること、
    を特徴とする請求項2に記載の品質学習装置。
  4. 前記画像処理部は、
    一定時間ごとに前記画像から前記対象物の見本の所定の画素値を取得し、
    前記学習データ作成部は、
    一定時間ごとに前記組合せを作成すること、
    を特徴とする請求項3に記載の品質学習装置。
  5. 前記空調に関する制御値は、
    温度、湿度及び風の流れのうちの少なくとも1つを含むこと、
    を特徴とする請求項に記載の品質学習装置。
  6. 前記入力処理部は、
    画素値を取得するべき前記対象物及び前記対象物の見本の所定の箇所、及び、前記画素値の種類をユーザが選択するのを受け付けること、
    を特徴とする請求項に記載の品質学習装置。
  7. 生鮮食品である対象物の見本の画像を取得するカメラに通信可能に接続されている品質学習装置の品質学習方法であって、
    前記品質学習装置の画像処理部は、
    前記画像から前記対象物の見本の所定の画素値を取得し、
    前記品質学習装置の学習データ作成部は、
    前記対象物の見本の死後経過時間に応じて、前記対象物の見本内の物質が不可逆的に分解していく各段階における前記物質の量に基づき、前記画像が取得された時点における前記対象物の見本の品質を示すK値を推定し、前記取得した画素値と前記推定したK値との時系列の組合せの集合を作成し、
    前記対象物の見本の死後経過時間を入力とし、前記K値を算出するために用いられる物質の量を出力とするモデルに対して、前記対象物の見本の死後経過時間を入力することによって、前記物質の量を算出すること、
    を特徴とする品質学習方法。
  8. 生鮮食品である対象物の見本の画像を取得するカメラに通信可能に接続されている品質学習装置を機能させるための品質学習プログラムであって、
    前記品質学習装置の画像処理部に対し、
    前記画像から前記対象物の見本の所定の画素値を取得する処理を実行させ、
    前記品質学習装置の学習データ作成部に対し、
    前記対象物の見本の死後経過時間に応じて、前記対象物の見本内の物質が不可逆的に分解していく各段階における前記物質の量に基づき、前記画像が取得された時点における前記対象物の見本の品質を示すK値を推定し、前記取得した画素値と前記推定したK値との時系列の組合せの集合を作成する処理を実行させるとともに、
    前記対象物の見本の死後経過時間を入力とし、前記K値を算出するために用いられる物質の量を出力とするモデルに対して、前記対象物の見本の死後経過時間を入力することによって、前記物質の量を算出する処理を実行させること、
    を特徴とする品質学習プログラム。
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