JP7223423B2 - 遠隔操作装置及び映像音響機器 - Google Patents

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Description

本発明の一態様は、家電製品等の操作対象を遠隔操作可能な遠隔操作装置等に関する。
従来から、音声指令に基づいて家電製品等の操作対象を操作可能な遠隔操作装置がある。例えば、特許文献1には、家電製品のリモコン命令語を認識するための音声認識システムが開示されている。
特開平6-161496号公報
従来の音声指令により動作する遠隔操作装置を使用する際、音を発する機器が付近で稼働していると、この付近の機器が発する音が原因となって遠隔操作装置が音声による指令を誤認識してしまう場合があった。また、このような遠隔操作装置を操作するための制御ワードは予め設定されており、使用者の習慣等によっては制御ワードの発音が困難であり、遠隔操作装置による音声の認識率が悪化する場合があった。また、操作対象機器が限定されており、操作したい機器を任意に設定できない場合があった。
本発明は、少なくとも上記課題のいずれかを解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記する場合があるが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一の手段は、
音声を取得する音声入力部(70)と、
被制御機器に無線で指令を送出する機器制御指令送出部(30)と、
前記音声入力部及び前記機器制御指令送出部を制御する制御部(10)と、を備え、
前記制御部(10)は、
所定条件を満たしたときに前記被制御機器を操作するための制御ワードを認識する制御ワード認識モードに移行するとともに、前記被制御機器の音量を下げる指令を前記機器制御指令送出部から送出し(S102)、
前記制御ワードを認識した後に、前記被制御機器の音量を元に戻す指令を前記機器制御指令送出部から送出する(S152)、
遠隔操作装置(1)である。
上記構成の遠隔操作装置によれば、被制御機器自身が発する音声が制御ワードとともに音声入力部に入力されることで制御ワードの音声認識率が低下することを抑制することができる。
上記構成の遠隔操作装置において好ましくは、
前記被制御機器は、音響機器または映像機器であり、
前記制御部は、前記制御ワードが前記被制御機器の音量を変更する指令に対応するものであったとき(S200)、前記被制御機器の音量を元に戻すとともに(S202)、前記被制御機器の音量を変更する前記制御ワードに対応した指令を前記機器制御指令送出部から送出する(S203)。
上記構成の遠隔操作装置によれば、音量を変更する指令に応じて変更された音量を、使用者が速やかに確認することができる。
上記構成の遠隔操作装置において好ましくは、
前記制御部(10)は、前記制御ワード認識モードに移行してから第1所定時間の間、前記制御ワードが認識されなかったとき、前記被制御機器の音量を元に戻す指令を送出する(S111、S152)。
上記構成の遠隔操作装置によれば、被制御機器の音量を下げることで生じる不都合を、第1所定時間後に自動的に解消することができる。
上記構成の遠隔操作装置において好ましくは、
前記制御部(10)は、
前記制御ワードを認識してから第2所定時間後に、前記被制御機器の音量を元に戻す指令を前記機器制御指令送出部から送出し、
前記制御ワードを認識してから第3所定時間の間、前記制御ワード認識モードを維持する(S111)。
上記構成の遠隔操作装置によれば、複数の制御ワードを連続的に認識させ指定の操作を行いたいときにも、被制御機器自身の音声により音声認識率が低下してしまうことを抑制することができる。
上記構成の遠隔操作装置において好ましくは、
前記第2所定時間と前記第3所定時間とが略同じ長さである。
上記構成の遠隔操作装置によれば、制御ワード認識モードが終了するのと略同じタイミングで被制御機器の音量を元に戻すことが可能となる。
上記構成の遠隔操作装置において好ましくは、
前記制御ワード認識モードで動作中であることを示す第1通知手段(50)をさらに備える。
上記構成の遠隔操作装置によれば、制御ワード認識モードで動作中であることを使用者に認識させることができる。
上記構成の遠隔操作装置において好ましくは、
前記制御ワードを認識した時、前記制御ワードを認識したことを示す第2通知手段(60)をさらに備える。
上記構成の遠隔操作装置によれば、装置によって制御ワードが認識されたことを使用者が確認することができる。
上記構成の遠隔操作装置において好ましくは、
前記制御部(10)は、
前記制御ワード認識モードに移行するときに、複数の前記被制御機器に対して音量を下げる指令を送出する(S102)。
上記構成の遠隔操作装置によれば、音を発する被制御機器が周囲に複数稼働している場合に、これらの稼働している被制御機器の音量を下げることで、制御ワードの音声認識率が低下することを抑制することができる。
また、本発明の別の手段は、
音声を取得する音声入力部(70)と、
被制御機器に無線で指令を送出する機器制御指令送出部(30)と、
前記音声入力部及び前記機器制御指令送出部を制御する制御部(10)と、を備え、
前記制御部は、音声登録モードで動作中に取得した前記音声に関する情報を、制御ワード認識モードに移行するためのウェイクアップワードとして登録し(S413)、
前記制御部は、前記音声入力部が取得した音声が登録された前記ウェイクアップワードであるときに制御ワード認識モードに移行する(S110)、
遠隔操作装置である。
上記構成の遠隔操作装置によれば、使用者が、自身の習慣や発音のしやすさを考慮した任意のウェイクアップワードを登録することが可能となり、ウェイクアップワードの音声認識率を向上させることができる。
また、本発明の別の手段は、
音声を取得する音声入力部(70)と、
被制御機器に無線で指令を送出する機器制御指令送出部(30)と、
前記音声入力部及び前記機器制御指令送出部を制御する制御部(10)と、を備え、
前記制御部は、音声登録モードで動作中に取得した前記音声に関する情報を、前記被制御機器を操作するための制御ワードとして登録し(S451)、
前記制御部(10)は、
前記制御ワードを認識する制御ワード認識モードで動作中に前記音声入力部が取得した音声が登録された前記制御ワードであるとき、前記制御ワードに対応する指令を前記機器制御指令送出部から送出する(S302)、
遠隔操作装置である。
上記構成の遠隔操作装置によれば、使用者が、自身の習慣や発音のしやすさを考慮した任意の制御ワードを登録することが可能となり、制御ワードの音声認識率を向上させることができる。
上記構成の遠隔操作装置において好ましくは、
音声を出力する音声出力部(80)をさらに備え、
前記制御部は、前記音声登録モードで動作中に、使用者の音声登録をガイドするガイド音声を前記音声出力部から出力する(S420~S450)。
上記構成の遠隔操作装置によれば、使用者が容易に音声登録をすることができる。
また、本発明の別の手段は、
音声を取得する音声入力部(70)と、
被制御機器に無線で指令を送出する機器制御指令送出部(30)と、
前記被制御機器を操作する無線操作機器から送出される指令を受信する機器制御指令受信部(40)と、
記憶部(20)と、
前記音声入力部が取得した音声に関する情報と、前記機器制御指令受信部が受信した指令とを関連づけて前記記憶部に記憶させる制御部(10)と、を備え、
前記制御部(10)は、前記音声入力部が取得した音声に基づき、前記記憶部に登録された前記音声に関する情報に関連づけられた前記指令(S451)を前記機器制御指令送出部から送出する(S302)。
上記構成の遠隔操作装置によれば、装置に予め設定された機器だけでなく、使用者が操作したい任意の機器を被制御機器として操作することができる。
上記構成の遠隔操作装置において好ましくは、
前記記憶部は、前記機器制御指令受信部が受信した指令を、前記音声入力部が取得した使用者の音声に関する情報に関連づけて前記記憶部に記憶させる。
上記構成の遠隔操作装置によれば、使用者の習慣等に合わせた使用者自身の音声に基づく処理を可能とし、音声認識率を向上させることができる。
また、本発明の別の手段は、
遠隔操作装置により無線で操作される映像音響機器(2)であって、
前記遠隔操作装置から指令を受信する指令受信部(140)と、
音声出力部(180)と、
前記遠隔制御装置から電源投入指令を受信したとき、前記音声出力部から出力される音量を下げた状態で動作を開始するよう制御する制御部(100)と、を備える、
映像音響機器である。
上記構成の映像音響機器によれば、使用者が映像音響機器の操作を行いたい電源投入直後のタイミングにおいて、当該映像音響機器が発する音声が音声認識の対象の音声に悪影響を与え、音声認識率が低下してしまうことを抑制することができる。
また、本発明の別の手段は、
遠隔操作装置により無線で操作される映像音響機器(2)であって、
前記遠隔操作装置から指令を受信する指令受信部(140)と、
音声出力部(180)と、
制御部(100)と、を備え、
前記制御部は、
前記遠隔制御装置から制御ワード認識モード移行中のハーフミュート指令を受信したとき、前記音声出力部から出力される音量を所定比率で下げ、
前記遠隔制御装置から前記ハーフミュート指令をさらに受信したとき、前記音声出力部から出力される音量を、さらに所定比率で下げる、
映像音響機器である。
上記構成の映像音響機器によれば、出力する音声の音量を所定比率で段階的に下げることができるため、音声で操作される遠隔操作装置の音声認識率の低下を効果的に抑制することができる。
図1は、遠隔操作装置1の機能的構成を示すブロック図である。 図2は、遠隔操作装置1の外観図である。 図3は、テレビ2の機能的構成を示すブロック図である。 図4は、遠隔操作装置で行われる遠隔操作処理を示すフローチャートである。 図5は、遠隔操作装置における音声変更処理を示すフローチャートである。 図6は、遠隔操作装置における機器制御処理を示すフローチャートである。 図7は、遠隔操作装置における設定モード処理を示すフローチャートである。 図8は、実施例1の遠隔操作装置で行われる各動作を示すシーケンス図である。 図9は、実施例2の遠隔操作装置で行われる各動作を示すシーケンス図である。 図10は、実施例3の遠隔操作装置で行われる各動作を示すシーケンス図である。 図11は、実施例4の遠隔操作装置で行われる各動作を示すシーケンス図である。 図12は、実施例5の遠隔操作装置で行われる各動作を示すシーケンス図である。 図13は、実施例6の遠隔操作装置で行われる各動作を示すシーケンス図である。 図14は、変形例の遠隔操作装置の配置例を示す図である。 図15は、変形例の遠隔操作装置の構成例を示す図である。
本発明の遠隔操作装置は、例えば、使用者の音声を認識して被制御機器であるテレビ等に対して無線で指令を送信する高機能リモコンである。本発明の遠隔操作装置は、特に、制御ワードの音声認識率を向上させるために、ウェイクアップワードを認識した後にテレビの音量をハーフミュートにすることで音量を下げる動作を行う構成としている点を特徴のひとつとしている。その他の本発明の特徴については以下の説明にて詳述する。
本明細書で「音声」という場合には、音声そのものだけでなく、音声における特徴点を抽出した符号の情報(データ)など、音声に基づいて生成された情報(データ)を含む場合がある。
本発明の遠隔操作装置について、以下の構成に従って図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態
2.実施例
(1)実施例1
(2)実施例2
(3)実施例3
(4)実施例4
(5)実施例5
(6)実施例6
3.変形例
(1)変形例1
(2)変形例2
4.本発明の特徴
5.補足事項
<1.実施形態>
<遠隔操作装置1>
図1は、本実施形態の遠隔操作装置1の機能的構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施形態の遠隔操作装置1は、制御部10、記憶部20、機器制御指令送出部30、機器制御指令受信部40、第1通知手段50、第2通知手段60、音声入力部70、音声出力部80、及び出力音声作成部81を含んで構成される。
図2は、遠隔操作装置1の外観を示す図である。遠隔操作装置1は、円筒状の本体下部分と、上に向かって縮径する本体上部分とからなる。遠隔操作装置1の本体上面には、赤外線を透過する樹脂で覆われた機器制御指令受信部40が配置される。機器制御指令受信部40は、赤外線受光素子を含む。本体上部分の傾斜面には、第1通知手段50、第2通知手段60、及び音声入力部70が配置される。第1通知手段50は、例えば赤色に発光するLED素子である。第2通知手段60は、例えば緑色に発光するLED素子である。本体下部分の側面には、赤外線を透過する樹脂で覆われた機器制御指令送出部30が配置される。機器制御指令送出部30は、赤外線発光素子を含む。本体底面には、音声出力部80が配置される。音声出力部80は、所謂スピーカーである。遠隔操作装置1は、例えば、充電用の電力供給のためのUSB端子Aを含む。なお、USB端子Aは充電用ではなく、可動用の電力供給を行うものであってもよい。遠隔操作装置1は、必ずしも充電された電力により稼働するものでなくてもよい。
以下、遠隔操作装置1を構成する各要素について簡単に説明する。各要素の具体的な動作については、フローチャートを用いて後ほど説明する。なお、本実施形態における各要素の説明、及びフローチャートを用いた動作の説明は、いずれも本実施形態において特徴的な部分のみの説明であって、従来技術と同様の構成及び動作についてはその説明を省略している。
<制御部10>
制御部10は、遠隔操作装置1の各構成の動作を制御する。制御部10による具体的な制御については後述する。
<記憶部20>
記憶部20は、ROMまたはRAMであって、制御部10の制御により種々の情報を記憶する。記憶部20は、例えば、音声または情報化された音声に関する音声情報、及び音声情報に応じて実行される制御処理に関する制御情報等を記憶する。
具体的には、記憶部20は、後述のウェイクアップワードと、制御ワード及び制御ワードに関連づけられた指令とを記憶する。ウェイクアップワード及び制御ワードは、予め登録されているものと、使用者自身が登録可能なものとがある。ウェイクアップワード及び制御ワードは、音声そのものとして記憶されていてもよいし、音声に基づいて生成された情報(データ)であってもよい。音声に基づいて生成されたデータとは、例えば、使用者の発声の特徴点を抽出して符号化した情報(データ)などである。
<機器制御指令送出部30>
機器制御指令送出部30は、例えば赤外線を用いた無線通信により、被制御機器であるテレビ2、エアコン、及びシーリングライト等に指令を送出する。機器制御指令送出部30は、赤外線通信に代えて、または赤外線通信に加えて、Bluetoothまたは無線LANなどを用いた無線通信を用いてもよい。
<機器制御指令受信部40>
機器制御指令受信部40は、例えば赤外線を用いた無線通信によって、他の機器から無線で送信された指令を受信する。機器制御指令受信部40は、赤外線通信に代えて、または赤外線通信に加えて、Bluetoothまたは無線LANなどを用いた無線通信を用いてもよい。
<第1通知手段50>
第1通知手段50は、例えば赤色LEDを含んで構成され、制御部10の制御により発光する。第1通知手段50は、発光することで、使用者に視覚情報として所定の状態等を通知する。第1通知手段50は、例えば点灯または点滅により通知を行う。
<第2通知手段60>
第2通知手段60は、例えば緑色LEDを含んで構成され、制御部10の制御により発光する。第2通知手段60は、発光することで、使用者に視覚情報として所定の状態等を通知する。第2通知手段60は、例えば点灯または点滅により通知を行う。
<音声入力部70>
音声入力部70は、所謂マイクなどであって、周囲の音声を電気信号に変換して制御部10に出力する。なお、音声入力部70が使用者の声を取得して認識することに特化する場合、人の声の周波数帯の音声だけを取得するバンドパスフィルタを有する構成としても良い。
また、音声入力部70は、図2に示された遠隔操作装置1の本体上部分の傾斜面の位置と、この位置とは対称の位置に配置されてもよい。
<音声出力部80>
音声出力部80は、所謂スピーカーなどであって、与えられた電気信号に応じて音声を出力する。音声出力部80は、出力音声作成部81で作成された電気信号が与えられ、この電気信号に応じた音声を出力する。
<出力音声作成部81>
出力音声作成部81は、制御部10の制御により、出力すべき音声に対応する信号を作成して音声出力部80に出力する。出力音声作成部81は、音声の合成によって出力する音声を作成してもよいし、予め録音された音声を選択して連結することで音声を作成してもよい。
<テレビ2>
図3は、遠隔操作装置1による遠隔操作の対象となるテレビ2を示す図である。テレビ2は、制御部100、記憶部120、指令受信部140、及び音声出力部180を含んで構成される。テレビ2は、これら以外に、画像が表示される画像表示部、及び電源装置などの周知の構成を含むが、このような周知の構成及び動作については説明を省略する。テレビ2は、本発明の「映像音響機器」の一具体例である。
<制御部100>
制御部100は、テレビ2の各構成の動作を制御する。例えば、制御部100は指令受信部140が受信した指令に応じて、音声出力部180から出力される音声の音量を変化させる。
<記憶部120>
記憶部120は、ROMまたはRAMであって、制御部100の制御により種々の情報を記憶する。記憶部120は、例えば、受信した指令に対応する処理に関する情報、及びテレビ2で表示するチャンネルに関する情報などを記憶する。
<指令受信部140>
指令受信部140は、例えば赤外線を用いた無線通信により、遠隔操作装置1または別の遠隔操作装置(リモコン)から送出された指令を受信し、制御部100に出力する。
制御部100は、指令受信部140が遠隔操作装置1から電源オンの指令を受けると、テレビ2の状態をスリープ状態(またはスタンバイ状態)から起動状態へと変化させる。このとき、遠隔操作装置1により電源がオンにされた直後は、遠隔操作装置1から続く指令が送出されることが想定される。そのため、制御部100は、遠隔操作装置1から送出された指令により電源をオンにする場合には、音声出力部180から出力される音量を一時的に下げた状態とする。
また、制御部100は、遠隔操作装置1から後述のハーフミュート指令を受信すると、音声出力部180から出力される音量を下げる。この音量を下げる割合は、1/n(nは1以上の実数)とする。制御部100は、このハーフミュート指令を繰り返し受信した場合には、音量を1/nの割合でさらに下げる。すなわち、ハーフミュート指令がm回繰り返されると、音声出力部180から出力される音声の音量は、(1/n)のm乗となる。なお、ハーフミュート指令を繰り返し受信したときに定められた割合で音量を下げていく設定であれば良く、その値は例えば1回目が(1/n)、2回目が(1/p)、3回目が(1/q)と回数によって異なる割合であっても良い(p及びqはそれぞれ1以上の実数)。
<音声出力部180>
音声出力部180は、テレビ2に内蔵されたスピーカーなどであって、与えられた電気信号に応じて音声を出力する。音声出力部180から出力される音声は、制御部100によってその音量が調整される。
<遠隔操作装置1における遠隔操作処理>
次に、遠隔操作装置1で行われる遠隔操作処理について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、遠隔操作装置1がテレビ2を被制御機器として操作(制御)する処理における、本実施形態の特徴部分について説明する。
<S100>
遠隔操作装置1は、動作前のスタンバイ状態においてウェイクアップワードによる遠隔操作処理の開始を待つ。遠隔操作装置1は、音声入力部70が取得した音声を制御部10に出力する。制御部10は、この音声が、記憶部20に登録されたウェイクアップワードであるかどうかを確認する(S100)。この音声がウェイクアップワードではない場合には(S100でN)、制御部10及び音声入力部70は、引き続きウェイクアップワードの音声を待つ。
<S101、S102>
制御部10が、この音声がウェイクアップワードであると認識した場合(S100でY)、制御部10は、制御ワード認識モードに移行し、第1通知手段50を作動させて赤色LEDを点滅させる(S101)。この第1通知手段50の赤色LEDは、制御ワード認識モードで動作中に点滅する。次に、制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、被制御機器であるテレビ2に対して、音量を下げる指令であるハーフミュート指令を送出する(S102)。また、制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2以外の周辺の機器に対して、作動音を低減させる静音制御信号を送出する(S102)。
静音制御信号は、例えば、テレビ2の周囲の扇風機、サーキュレータ、エアコン、空気清浄機、及びAV機器等に対して、それぞれの作動音を低減させるための指令である。例えば、扇風機、サーキュレータ、エアコン、及び空気清浄機等に対する、その作動を停止させたり、風量を低減させたりすることで、ファンの回転する音などを低減させるための指令が静音制御信号となる。また、AV機器等の音声を発する機器に対しては、その音量を一時的に低減させる指令が静音制御信号となる。これらの周囲の機器も、遠隔操作装置1により操作される機器であるため、被制御機器と呼ぶことがある。
本明細書において「ハーフミュート」とは、ある装置において操作前の音量を下げる操作を指す。操作後の音量は、操作前の音量と最低音量との間の任意の音量となる。操作後の音量は、例えば、装置における音量がデジタル値で定量的な音量値として示される場合、操作前の音量値の1/n(nは1以上の実数)の音量値にする。ここで、nを2とし、操作前の音量値の半分の音量値にすることが好ましい。
<S103>
次に、制御部10は、ウェイクアップワードを認識してから経過した時間を計測するため、タイマーによる時間計測を開始する(S103)。タイマーは、制御部10の内蔵タイマー等を使用してもよいし、外部のタイマーを使用してもよいし、単なるカウンターであってもよい。
なお、音量変更処理(S200)、または機器制御処理(S300)が終了した際には、上記のS103以降の処理が繰り返し行われる。
<S110、S111>
次に、音声入力部70は、ウェイクアップワードに続いて取得した音声を制御部10に出力する。制御部10は、音声入力部70が取得した音声が、記憶部20に登録された制御ワードであるかどうかを確認する(S110)。この音声が制御ワードでない場合、または制御ワードが入力されない場合には(S110でN)、所定時間(例えば5秒)が経過するまで(S111)、制御部10及び音声入力部70は制御ワードを待つ。
<S120>
制御部10が制御ワードを確認したら(S110)、制御部10は、記憶部20に記憶された制御ワードを確認し、入力された制御ワードがテレビ2の音量を変更する制御ワードであるかどうかを確認する(S120)。制御ワードがテレビ2の音量を変更する制御ワードであった場合(S120でY)、遠隔操作装置1は後述の音量変更処理を行う(S200)。
<S130>
次に、制御部10は、記憶部20に記憶された制御ワードを確認し、入力された制御ワードがテレビ2を含む被制御機器を制御(操作)する制御ワードであるかどうかを確認する(S130)。制御ワードが被制御機器を制御する制御ワードであった場合(S130でY)、遠隔操作装置1は後述の機器制御処理を行う(S300)。
<S140>
次に、制御部10は、記憶部20に記憶された制御ワードを確認し、入力された制御ワードが設定モードを実行する制御ワードであるかどうかを確認する(S140)。制御ワードが制御モードを実行する制御ワードであった場合(S140でY)、遠隔操作装置1は後述の設定モードを実行する(S400)。なお、設定モードは、本発明の「音声登録モード」の一具体例である。
<S151、S152>
次に、制御部10は、第1通知手段50の赤色LEDの点滅を停止させて消灯する(S151)。制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2に対してハーフミュート状態を解除して音量を元の状態まで上げるためのハーフミュート解除信号を送出する(S152)。制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2以外の周辺の機器に対して、静音制御信号により変更された状態を元に戻すための、静音解除信号を送出する(S152)。
なお、設定モード(S400)が終了した際には、上記のS151以降の処理が行われる。
以上の処理によって、遠隔操作装置1における遠隔操作処理が終了する。その後、遠隔操作装置1は、ウェイクアップワードを待つ状態に戻る。
<音量変更処理(S200)>
次に、音量変更処理(S200)の具体的な内容を、図5を参照しながら説明する。
<S201>
音量変更処理において、まず、制御部10は第2通知手段60を作動させて緑色LEDを所定期間(例えば2秒)点滅させる(S201)。この第2通知手段60の点滅は、使用者からの音量変更に関する制御ワードを認識した旨を、使用者に通知するものである。
<S202>
次に、制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2に対してハーフミュート状態を解除して音量を元の状態まで上げるためのハーフミュート解除信号を送出する(S202)。
<S203>
次に、制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2に対して音量を変更する音量変更信号を送出する(S203)。
音量変更処理では、上記のように、テレビ2の音量を変更する指令を送出する前にハーフミュート状態を解除することで、変更後のテレビ2の音量を使用者が適切に認識できるようにしている。上記処理が終了したら、図4の遠隔操作処理のS103の処理に戻る(A)。
<機器制御処理(S300)>
次に、機器制御処理(S300)の具体的な内容を、図6を参照しながら説明する。
<S301>
機器制御処理において、まず、制御部10は第2通知手段60を作動させて緑色LEDを所定期間(例えば2秒)点滅させる(S301)。この第2通知手段60の点滅は、使用者からの被制御機器を制御(操作)する制御ワードを認識した旨を、使用者に通知するものである。
<S302>
次に、制御部10は、記憶部20を参照し、機器制御指令送出部30を介して、制御ワードに対応する制御信号(指令)を、対象の被制御機器に対して送出する(S302)。被制御機器は、テレビ2のみでなく、扇風機、サーキュレータ、エアコン、空気清浄機、AV機器、またはシーリングライト等の機器が含まれる。被制御機器がテレビ2である場合には、テレビ2のチャンネルを変更する指令などが送出される。被制御機器が扇風機である場合には、風量を変更したり、電源をオン・オフしたりする指令などが送出される。被制御機器がシーリングライトである場合には、明るさを変更したり、電源をオン・オフしたりする指令が送出される。
上記処理が終了したら、図4の遠隔操作処理のS103の処理に戻る(A)。
<設定モード処理(S400)>
次に、設定モード処理(S400)の具体的な内容を、図7を参照しながら説明する。設定モード処理では、ウェイクアップワードの登録または変更、及び制御ワードと制御ワードに対応した操作内容との登録が行われる。この、制御ワードと、制御ワードに対応した操作内容との登録を、「リモコン学習」と呼ぶことがある。
<S410>
設定モード処理において、まず、制御部10は、使用者が設定しようとするものが、ウェイクアップワードの登録か、リモコン学習か、を使用者に確認する(S410)。具体的には、制御部10は、音声出力部80から、設定したい機能について確認する音声を出力し、これに応答した使用者の音声に基づき、ウェイクアップワードの登録か、リモコン学習かを判定する。
<S411、S412、S413、S414>
制御部10は、ウェイクアップワードの登録を行うという音声入力が確認されたら(S410でY)、音声出力部80を介して、使用者に登録したいウェイクアップワードの確認を行う(S411)。制御部10が、音声入力部70を介して使用者が発する音声を確認したら(S411でY)、制御部10は、音声出力部80を介して、使用者が登録したいウェイクアップワードを登録してよいか、使用者に承認を求める(S412)。制御部10は、音声入力部70を介して使用者の承認が確認されたら(S412でY)、使用者により入力された音声を、ウェイクアップワードとして記憶部20に登録することで記憶させる(S413)。一方、ウェイクアップワードが所定時間以上適切に確認できない場合(S411でN)、またはウェイクアップワードの登録を使用者が承認しなかった場合(S412でN)には、制御部10はそれぞれの状態に対応したエラーメッセージを、音声出力部80を介して出力する(S414)。これらの処理が終了したら、図4の遠隔操作処理のS151の処理に戻る(B)。
<S420>
一方、制御部10は、制御ワードの登録を行うという音声入力が確認されたら(S410でN)、音声出力部80を介して、使用者に設定したい機能についての確認を行う(S420)。
具体的には、制御ワードの登録に際して遠隔操作装置1は、使用者が音声によって操作したい機器の名称及び操作内容を、送出すべき指令の内容と関連づけて記憶する。例えば、操作対象機器としてオーディオ、操作内容として電源、送出すべき指令の内容が赤外線による電源トグルの指令、という内容を、制御部10が記憶部20に記憶させる(登録する)こととなる。
<S430、S440、S450>
次に、制御部10は、音声出力部80を介して、使用者に操作対象機器を確認する(S430)。制御部10は、この確認に応答して使用者が発した音声を取得して、記憶部20に記憶させる。続いて、制御部10は、音声出力部80を介して、登録したい操作に対応した操作対象機器のリモコンの操作ボタンを押すよう使用者に促す。その後、制御部10は、機器制御指令受信部40を介して、操作対象機器のリモコンから発せられた赤外線信号等の無線指令を受信する(S440)。制御部10は、受信した無線指令を記憶部20に記憶させる。続いて、制御部10は、音声出力部80を介して、使用者に登録する操作内容を確認する(S450)。制御部10は、この確認に応答して使用者が発した音声を取得して、記憶部20に記憶させる。
<S451>
次に、制御部10は、制御ワードを登録するため、記憶部20に記憶していた操作対象機器、無線指令、及び操作内容、を互いに関連づける。これにより、記憶部20には、操作対象機器及び操作内容に関連づけられた無線指令が記憶される。制御部10は、操作対象機器と操作内容とを指定する制御ワードを使用者が発したときに、この音声に応答して機器制御指令送出部30から無線指令を送出する処理を行うことができるようになる。
上記処理が終了したら、図4の遠隔操作処理のS151の処理に戻る(B)。
このとき、音声は、使用者自身の特徴に合わせた情報(データ)として登録されるため、使用者の話し方の習慣等に合わせた内容として登録される。ただし、敢えて使用者の特徴を排除し、単語として登録するようにすることもできる。この場合、使用者以外であっても、登録されたワードに基づいて被制御機器を操作することが可能となる。
なお、上記の遠隔操作処理では、制御部10が音声出力部80を介して、使用者による操作を補助するためのガイド音声を出力する構成とすることが好ましい。
以上の遠隔操作処理によって、遠隔操作装置1における遠隔操作等が行われる。
<2.実施例>
次に、上記の実施形態で説明した遠隔操作装置1の動作について、さらに具体的な実施例を挙げて説明する。
<(1)実施例1>
実施例1では、操作者が遠隔操作装置1を用いてテレビ2の音量を上げる操作を行うときの処理の流れを、図8のシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、操作者が、ウェイクアップワードとして「ねえ、ルカ」という音声を発する。音声入力部70はこの音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されているウェイクアップワードであることを確認し(S100)、第1通知手段50の赤色LEDを点滅させる(S101)。さらに制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2に対してハーフミュート指令を送出し、エアコン等の周囲の機器に対して静音制御信号を送出する(S102)。この後、遠隔操作装置1は、制御ワードを待機する状態となる(S110)。
テレビ2は、指令受信部140によってハーフミュート指令を受信する。テレビ2の制御部100は、ハーフミュート指令に対応して、音声出力部180から出力される音声の音量を下げる。静音制御信号を受信したエアコン等は、ファンの回転による音の発生を抑制するよう作動する。具体例としては、エアコンでは風量を自動から弱に変更し、サーキュレータでは電源をオンからオフに変更する。
次に、操作者が、制御ワードとして「音量アップ」という音声を発する。音声入力部70はこの音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されている、テレビ2の音量をアップするという音量変更の制御ワードであることを認識する(S120でY、S200)。そして、制御部10は、第2通知手段60の緑色LEDを所定時間(例えば2秒間)点滅させ(S201)、機器制御指令送出部30を介してテレビ2に対してハーフミュート解除信号を送出し(S202)、さらに音量を変更する信号を送出する(S203)。
テレビ2は、指令受信部140によってハーフミュート解除信号及び音量変更信号を受信し、ハーフミュートを解除してハーフミュート前の音量に戻すとともに、この音量を基準に音量を上げる処理を行う。
その後、操作者が所定時間(例えば5秒間)、音声による操作を行わなければ(S111でY)、遠隔操作装置1は第1通知手段50の赤色LEDを消灯し(S151)、エアコン等の周囲の機器に対して静音解除信号を送出し(S152)、処理を終了する。なお、テレビ2に対するハーフミュート解除信号は既に既に送出されているため(S202)、ここでは送出されなくてよい(S152)。このとき、遠隔操作装置1の制御部10は、音声出力部80を介して、「次の制御ワードが認識できません」などという音声入力失敗の通知を行ってもよい。
静音解除信号を受信したエアコン等の周囲の機器は、静音制御信号に基づいて行われた作動状態の変化を、元の状態に戻すよう作動する。
<(2)実施例2>
実施例2では、操作者が遠隔操作装置1を用いてテレビ2のチャンネルを変更する操作を行うときの処理の流れを、図9のシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、操作者が、ウェイクアップワードとして「ねえ、ルカ」という音声を発する。音声入力部70はこの音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されているウェイクアップワードであることを確認し(S100)、第1通知手段50の赤色LEDを点滅させる(S101)。さらに制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2に対してハーフミュート指令を送出し、エアコン等の周囲の機器に対して静音制御信号を送出する(S102)。この後、遠隔操作装置1は、制御ワードを待機する状態となる(S110)。
テレビ2は、指令受信部140によってハーフミュート指令を受信する。テレビ2の制御部100は、ハーフミュート指令に対応して、音声出力部180から出力される音声の音量を下げる。静音制御信号を受信したエアコン等は、ファンの回転による音の発生を抑制するよう作動する。具体例としては、エアコンでは風量を自動から弱に変更し、サーキュレータでは電源をオンからオフに変更する。
次に、操作者が、制御ワードとして「チャンネルアップ」という音声を発する。音声入力部70はこの音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されている、テレビ2のチャンネルをアップ(変更)するという機器制御の制御ワードであることを認識する(S130でY、S300)。そして、制御部10は、第2通知手段60の緑色LEDを所定時間(例えば2秒間)点滅させ(S301)、機器制御指令送出部30を介してテレビ2に対してチャンネルを上げる制御信号(指令)を送出する(S302)。
テレビ2は、指令受信部140によってチャンネルを上げる制御信号を受信し、チャンネルを上げる処理を行う。
その後、操作者が所定時間(例えば5秒間)、音声による操作を行わなければ(S111でY)、遠隔操作装置1は第1通知手段50の赤色LEDを消灯し(S151)、テレビ2に対してハーフミュート解除信号を送出し(S152)、エアコン等の周囲の機器に対して静音解除信号を送出して(S152)、処理を終了する。このとき、遠隔操作装置1の制御部10は、音声出力部80を介して、「次の制御ワードが認識できません」などという音声入力失敗の通知を行ってもよい。
ハーフミュート解除信号を受信したテレビ2は、制御部100が音声出力部180から出力される音声の音量をハーフミュート前の音量に戻す。また、静音解除信号を受信したエアコン等の周囲の機器は、静音制御信号に基づいて行われた作動状態の変化を、元の状態に戻すよう作動する。
<(3)実施例3>
実施例3では、操作者が遠隔操作装置1を用いて、シーリングライトをオンにする操作を行うときの処理の流れを、図10のシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、操作者が、ウェイクアップワードとして「ねえ、ルカ」という音声を発する。音声入力部70はこの音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されているウェイクアップワードであることを確認し(S100)、第1通知手段50の赤色LEDを点滅させる(S101)。さらに制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2に対してハーフミュート指令を送出し、エアコン等の周囲の機器に対して静音制御信号を送出する(S102)。この後、遠隔操作装置1は、制御ワードを待機する状態となる(S110)。
テレビ2は、指令受信部140によってハーフミュート指令を受信する。テレビ2の制御部100は、ハーフミュート指令に対応して、音声出力部180から出力される音声の音量を下げる。静音制御信号を受信したエアコン等は、ファンの回転による音の発生を抑制するよう作動する。具体例としては、エアコンでは風量を自動から弱に変更し、サーキュレータでは電源をオンからオフに変更する。
次に、操作者が、制御ワードとして「照明つけて」という音声を発する。音声入力部70はこの音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されている、シーリングライトをオンにして照明をつける、機器制御の制御ワードであることを認識する(S130でY、S300)。そして、制御部10は、第2通知手段60の緑色LEDを所定時間(例えば2秒間)点滅させ(S301)、機器制御指令送出部30を介してシーリングライトに対してシーリングライトをオンする制御信号(指令)を送出する(S302)。
シーリングライトは、遠隔操作装置1から送出された電源オンの制御信号を受信して、電源をオンにする。
その後の処理は、実施例2と同様であるため説明を省略する。
<(4)実施例4>
実施例4では、ウェイクアップワードの後に制御ワードが発せられず、遠隔操作装置1が被制御機器に対して指令を送信しない場合の流れを、図11のシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、操作者が、ウェイクアップワードとして「ねえ、ルカ」という音声を発する。音声入力部70はこの音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されているウェイクアップワードであることを確認し(S100)、第1通知手段50の赤色LEDを点滅させる(S101)。さらに制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2に対してハーフミュート指令を送出し、エアコン等の周囲の機器に対して静音制御信号を送出する(S102)。この後、遠隔操作装置1は、制御ワードを待機する状態となる(S110)。
テレビ2は、指令受信部140によってハーフミュート指令を受信する。テレビ2の制御部100は、ハーフミュート指令に対応して、音声出力部180から出力される音声の音量を下げる。静音制御信号を受信したエアコン等は、ファンの回転による音の発生を抑制するよう作動する。具体例としては、エアコンでは風量を自動から弱に変更し、サーキュレータでは電源をオンからオフに変更する。
ここで、遠隔操作装置1が所定時間(例えば5秒間)制御ワードを認識しない場合(S111でY)、制御部10は第1通知手段50の赤色LEDを消灯し(S151)、テレビ2に対してハーフミュート解除信号を送出し(S152)、エアコン等の周囲の機器に対して静音解除信号を送出して(S152)、処理を終了する。このとき、遠隔操作装置1の制御部10は、音声出力部80を介して、「制御ワードが認識できません」または「制御ワードが検知されませんでした」などという音声入力失敗の通知を行ってもよい。
その後の処理は、実施例2と同様であるため説明を省略する。
<(5)実施例5>
実施例5では、操作者が遠隔操作装置1におけるウェイクアップワードを登録する操作を行うときの処理の流れを、図12のシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、操作者が、ウェイクアップワードとして「ねえ、ルカ」という音声を発する。音声入力部70はこの音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されているウェイクアップワードであることを確認し(S100)、第1通知手段50の赤色LEDを点滅させる(S101)。さらに制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2に対してハーフミュート指令を送出し、エアコン等の周囲の機器に対して静音制御信号を送出する(S102)。この後、遠隔操作装置1は、制御ワードを待機する状態となる(S110)。
テレビ2は、指令受信部140によってハーフミュート指令を受信する。テレビ2の制御部100は、ハーフミュート指令に対応して、音声出力部180から出力される音声の音量を下げる。静音制御信号を受信したエアコン等は、ファンの回転による音の発生を抑制するよう作動する。具体例としては、エアコンでは風量を自動から弱に変更し、サーキュレータでは電源をオンからオフに変更する。
次に操作者は、制御ワードとして「設定モード」という音声を発する。音声入力部70は、この音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されている設定モードの処理を開始する制御ワードであることを認識する(S140でY、S400)。
設定モードの処理に入ると、制御部10は音声出力部80を介して、「設定モードです。設定したい機能をどうぞ。」という、使用者がウェイクアップワードの登録をするのか、リモコン学習をするのかを確認するための音声を出力する(S410)。ここで使用者が「ウェイクアップワード」と言うと、制御部10は音声入力部70を介してこの音声を認識し、ウェイクアップワードの登録の処理を進める(S410でY)。
制御部10は、音声出力部80を介して、「ウェイクアップワード。登録したい言葉を話してください。」という音声を出力し、使用者が登録したいウェイクアップワードを確認する(S411)。ここで使用者が「リモコンさん」と言うと、制御部10は音声入力部70を介してこの音声を認識する。そして、制御部10は音声出力部80を介して、「リモコンさん。でよろしければ、設定、と言ってください。」という音声を出力し、ウェイクアップワード登録の承認を求める(S412)。これに対して使用者が「設定」と言うと、制御部10は音声入力部70を介してこの音声を認識する。そして、制御部10は、使用者による承認が得られたとして(S412でY)、「リモコンさん」という音声をウェイクアップワードとして登録する(S413)。すなわち、制御部10は、「リモコンさん」という音声をウェイクアップワードとして記憶部20に記憶させる。ウェイクアップワードを登録したら、制御部10は音声入力部70介して、「ウェイクアップワード。リモコンさん。登録しました。」という登録完了を通知する音声を出力する。
登録されるウェイクアップワードは、使用者の音声の特徴点を抽出して生成された情報(データ)であるが、使用者の音声そのものであってもよい。
上記の処理が終了したら、制御部10は、第1通知手段50の赤色LEDを消灯し(S151)、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2に対してハーフミュート解除信号を送出し(S152)、エアコン等の周囲の機器に対して静音解除信号を送出して(S152)、処理を終了する。
<(6)実施例6>
実施例6では、操作者がリモコン学習を行うときの処理の流れを、図13のシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、操作者が、ウェイクアップワードとして「ねえ、ルカ」という音声を発する。音声入力部70はこの音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されているウェイクアップワードであることを確認し(S100)、第1通知手段50の赤色LEDを点滅させる(S101)。さらに制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、テレビ2に対してハーフミュート指令を送出し、エアコン等の周囲の機器に対して静音制御信号を送出する(S102)。この後、遠隔操作装置1は、制御ワードを待機する状態となる(S110)。
テレビ2は、指令受信部140によってハーフミュート指令を受信する。テレビ2の制御部100は、ハーフミュート指令に対応して、音声出力部180から出力される音声の音量を下げる。静音制御信号を受信したエアコン等は、ファンの回転による音の発生を抑制するよう作動する。具体例としては、エアコンでは風量を自動から弱に変更し、サーキュレータでは電源をオンからオフに変更する。
次に操作者は、制御ワードとして「設定モード」という音声を発する。音声入力部70は、この音声を取得して制御部10に出力する。制御部10は、この音声が記憶部20に記憶されている設定モードの処理を開始する制御ワードであることを認識する(S140でY、S400)。
設定モードの処理に入ると、制御部10は音声出力部80を介して、「設定モードです。設定したい機能をどうぞ。」という、使用者がウェイクアップワードの登録をするのか、リモコン学習をするのかを確認するための音声を出力する(S410)。ここで使用者が「リモコン学習」と言うと、制御部10は音声入力部70を介してこの音声を認識し、制御ワードの登録の処理を進める(S420)。
制御部10は、音声出力部80を介して「リモコン学習。操作する機器の名前をどうぞ。」という音声を出力して、使用者に操作対象機器を確認する(S430)。ここで使用者が「オーディオ」と言うと、制御部10は音声入力部70を介してこの音声を認識し、記憶部20に記憶させる。そして、制御部10は音声出力部80を介して、「オーディオ。最初のボタンを押してください。」という音声を出力し、登録した操作に対応するリモコンの操作ボタンを押すよう使用者に促す(S440)。ここで使用者が操作対象機器のリモコンのボタンを押すと、このリモコンから無線指令が発信される。遠隔操作装置1の機器制御指令受信部40は、この無線指令を受信して制御部10に出力する。このとき、制御部10は、第2通知手段60の緑色LEDを点滅させて、無線指令を受信したことを通知する。そして、制御部10は、受信した無線指令の内容を記憶部20に記憶させる。次に、制御部10は、音声出力部80を介して、「押したボタンの名前をどうぞ。」という音声を出力し、使用者に登録する操作内容を確認する(S450)。ここで使用者が「電源」と言うと、制御部10は音声入力部70を介してこの音声を認識し、記憶部20に記憶させる。そして制御部10は、音声出力部80を介して、確認のために「電源、ですね。」という音声を出力する。そして、制御部10は、操作対象機器として「オーディオ」という音声、操作内容として「電源」という音声、及び送出すべき無線指令の内容を、互いに関連づけて記憶部20に記憶させる(S451)。
以降の処理は、実施例5の内容と同様であるため、その説明を省略する。
上記のリモコン学習により、制御ワードとして、操作対象機器「オーディオ」及び操作内容「電源」が記憶部20に記憶され、これらの制御ワードに対応する操作としての無線指令の内容が記憶部20に記憶される。使用者が、以降の操作で制御ワードとして「オーディオ、電源」と言うと、制御部10は、この音声に対応して、機器制御指令送出部30から、登録された無線指令を送信する。この無線指令は、使用者がリモコン学習の際にリモコンを押した際に出力された信号と同様のものであるため、使用者がリモコン学習の際にリモコンを押した際と同様の操作が実行される。
<3.変形例>
<(1)変形例1>
次に、本実施形態の変形例1について説明する。図14は、本実施形態における遠隔操作装置1が配置された部屋を示す図である。図15は、本実施形態の遠隔操作装置1の外観を示す図である。
図14に示すように、例えば、部屋内にはテレビ2、ソファ210、及びテーブル220が配置されている。ここで、使用者は主にソファ近くにいると考えられるため、使用者の声が届きやすいテーブル220上に遠隔操作装置1を配置するのが好ましい。しかし、遠隔操作装置1はコンセントからの給電が必要であるため、壁に配置されたコンセントに近い壁際のチェストなどの上に配置される。この場合、テーブル220上に配置した場合と比較すると操作者からの距離が遠くなり、テレビ2の音声の影響が相対的に大きくなってしまう。
そこで、本実施形態の遠隔操作装置1では、図15に示されるように、音声入力部70を覆う遮蔽部材90を備える。遮蔽部材90は、遠隔操作装置1の底部に配置される円板状のベース部91と、基板部の縁部から上側に向かって伸びる遮蔽壁92を含んで構成される。遮蔽壁92が、音声入力部70を覆うとともに、遠隔操作装置1の外周の1/3~1/4程度を覆うよう形成される。この遮蔽壁92と遠隔操作装置1とは密着せず、1~10mm程度の空隙を有している。遮蔽部材90は、赤外線を透過する樹脂またはガラス等で形成される。遮蔽部材90の遮蔽壁92のみが樹脂またはガラス等で形成され、ベース部91は赤外線を透過しない別部材で形成されてもよい。遠隔操作装置1と遮蔽部材90との相対位置は変更可能であって、遮蔽壁92が適切な位置になるように使用者が互いの配置を調整可能である。
遮蔽部材90は、遠隔操作装置1を壁に保持する壁掛けホルダーとしても利用可能である。この場合、ベース部91が壁にネジなどで固定され、遮蔽壁92が遠隔操作装置1の重力方向を保持する。
また、ベース部91から壁掛け用の取り付け部が突出した構成とすることもできる。この場合、取り付け部と遮蔽壁92とが干渉しないように、ベース部91に対して遮蔽壁92を着脱自在に構成してもよい。また、ベース部91を2つに分割し、一方のベースに取り付け部を配置し、他方のベースに遮蔽壁92を配置した構成としてもよい。
<(2)変形例2>
次に、本実施形態の変形例2について説明する。本変形例では、実施形態のように、ウェイクアップワードが確認された場合に制御ワード認識モードに移行するのではなく、ウェイクアップワードの確認以外の条件に基づき、制御ワード認識モードに移行する。
本変形例の遠隔操作装置1は、使用者による操作を検出する操作検出部(図示省略)を有する。制御部10は、操作検出部が使用者による操作を検出した場合に、制御ワード認識モードに移行する。より具体的には、このとき、制御部10は、実施形態で図4を参照して説明した遠隔操作処理におけるウェイクアップワードが確認された後の処理(S100でYとなった後の処理)を行う。
また、遠隔操作装置1が、人感センサ(図示省略)を有し、人感センサの前方に使用者が手をかざすなどした場合に、上記同様に制御ワード認識モードに移行するよう動作する構成を採用してもよい。
さらに、人感センサに代えて、遠隔操作装置1が振動センサ、加速度センサ、または角速度センサなどを備え、使用者が遠隔操作装置1を持ち上げたり振ったりした場合に、制御ワード認識モードに移行するよう動作する構成としてもよい。
<4.本発明の特徴>
以上、実施形態、実施例、及び変形例を例示して説明した本発明は、以下のような特徴を有する。
上記の遠隔操作装置1では、制御部10が、機器制御指令送出部30を介して、ウェイクアップワードが入力されたときに所定時間の間(例えば5秒間)、制御ワード認識モードに移行するとともに、被制御機器であるテレビ2の音量を下げるハーフミュート指令を送出する(S102)。さらに制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、制御ワードを認識した所定時間後(例えば5秒後)に、テレビ2の音量を元に戻すハーフミュート解除信号を送出する(S152)。このような処理を行う遠隔操作装置1により、テレビ2などの被制御機器自身が発する音声が制御ワードとともに音声入力部に入力されることで制御ワードの音声認識率が低下することを抑制することができる。
なお、制御ワード認識モードへの移行条件は、ウェイクアップワードが入力された場合に限定されるものではなく、変形例で説明したような別の条件に基づいてもよい。
また、上記実施形態等では、被制御機器がテレビ2である例を挙げて説明したが、被制御機器はそれ以外の音響機器または映像機器であってもよい。
また、上記の遠隔操作装置1において、制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、音量を変更するための制御ワードが入力された場合に、テレビ2の音量を元に戻すハーフミュート解除信号を送出するとともに(S202)、音量を変更する指令を送出する(S203)。このような処理を行う遠隔操作装置1により、音量を変更する指令に応じて変更された音量を、使用者が速やかに確認することができる。
また、上記の遠隔操作装置1において、制御部10は、制御ワード認識モードに移行してから所定時間の間(例えば5秒間)、制御ワードが入力されなかったときに、被制御機器であるテレビ2の音量を元に戻すハーフミュート解除信号を送出する(S111、S152)。このような処理を行う遠隔操作装置1により、被制御機器の音量を下げることで生じる不都合を、所定時間後(例えば5秒後)に自動的に解消することができる。
また、上記の遠隔操作装置1において、制御部10は、機器制御指令送出部30を介して、制御ワードを認識した所定時間後(例えば5秒後)に、テレビ2の音量を元に戻すハーフミュート解除信号を送出し(S152)、一度制御ワードを認識してから所定時間の間(例えば5秒間)、制御ワード認識モードを維持する(A、S111)。このような処理を行う遠隔操作装置1により、複数の制御ワードを連続的に認識させ指定の操作を行いたいときにも、被制御機器自身の音声により音声認識率が低下してしまうことを抑制することができる。
また、上記の遠隔操作装置1において、制御ワードが認識されてから制御ワード認識モードが継続する期間(例えば5秒間)と、制御ワードが認識された後にハーフミュート解除信号が送出されるまでの時間(例えば5秒後)とが同じ時間となっている。このような処理を行う遠隔操作装置1により、制御ワード認識モードが終了するのと略同じタイミングで被制御機器の音量を元に戻すことが可能となる。
また、上記の遠隔操作装置1では、制御ワード認識モードで動作中には、制御部10が第1通知手段50の赤色LEDを点滅させる構成としている。このような処理を行う遠隔操作装置1により、制御ワード認識モードで動作中であることを使用者に認識させることができる。
また、上記の遠隔操作装置1において、制御部10は、制御ワードを認識したときに、制御ワードを認識したことを示す第2通知手段60の緑色LEDを点滅させる。このような処理を行う遠隔操作装置1により、遠隔操作装置1によって制御ワードが認識されたことを使用者が確認することができる。
また、上記の遠隔操作装置1において、制御部10は、ウェイクアップワードを認識したときに、テレビ2以外の被制御機器であるエアコン等に対して、音量を下げるための静音制御信号を送出する(S102)。このような処理を行う遠隔操作装置1により、音を発するエアコン等の被制御機器が周囲に複数稼働している場合に、これらの稼働している被制御機器の音量を下げることで、制御ワードの音声認識率が低下することを抑制することができる。
なお、上記同様に、制御ワード認識モードへの移行条件は、ウェイクアップワードが入力された場合に限定されるものではなく、変形例で説明したような別の条件に基づいてもよい。
また、上記の遠隔操作装置1では、ウェイクアップワードを登録する設定モードを実行可能な構成としている。これにより、使用者が、自身の習慣や発音のしやすさを考慮した任意のウェイクアップワードを遠隔操作装置1に登録することが可能となり、ウェイクアップワードの音声認識率を向上させることができる。
また、上記の遠隔操作装置1では、制御ワードを登録する設定モードを実行可能な構成としている。これにより、使用者が、自身の習慣や発音のしやすさを考慮した任意の制御ワードを遠隔操作装置1に登録することが可能となり、制御ワードの音声認識率を向上させることができる。
また、上記の遠隔操作装置1では、設定モード(音声登録モード)で動作中に、音声の登録をガイドする音声を音声出力部80から出力する。これにより、使用者が容易に音声登録をすることができる。
なお、設定モードで動作中である場合のみならず、遠隔操作処理の前提で音声によるガイドを行う構成としてもよい。
また、上記の遠隔操作装置1では、使用者により登録された制御ワードに基づいて、制御部10が機器制御指令送出部30を介して被制御機器を操作するための指令を送信可能な構成としている(S400~S451、S300~S302)。これにより、遠隔操作装置1に予め設定された機器だけでなく、使用者が操作したい任意の機器を被制御機器として操作することができる。
また、上記の遠隔操作装置1では、使用者の音声に関する情報に関連づけて、指令の内容を制御部10が記憶部20に記憶させることができる。これにより、使用者の習慣等に合わせた使用者自身の音声に基づく処理を可能とし、音声認識率を向上させることができる。
また、上記のテレビ2では、制御部100は、遠隔操作装置1から電源投入指令を受信したとき、音声出力部180から出力される音量を、設定された音量よりも下げた状態で動作を開始するよう制御可能である。これにより、使用者がテレビ2の操作を行いたい電源投入直後のタイミングにおいて、テレビ2が発する音声が音声認識の対象の音声に悪影響を与え、音声認識率が低下してしまうことを抑制することができる。
なお、上記の処理はテレビ2のみに適用されるものではなく、テレビ2以外の映像音響機器について同様に適用可能である。
また、上記のテレビ2では、遠隔操作装置1から繰り返しハーフミュート指令を受信したとき、制御部100は、音声出力部180から出力される音量を、所定比率(例えば1/n)で繰り返し下げる処理を行うことができる。これにより、出力する音声の音量を所定比率で段階的に下げることができるため、音声で操作される遠隔操作装置の音声認識率の低下を効果的に抑制することができる。
<4.補足事項>
以上、本発明の複数の実施形態についての具体的な説明を行った。これらの実施形態は、あくまで本発明の一構成例及び一作動例としての具体例であって、本発明の範囲はこれらの実施形態に留まらず、同様の技術思想に基づいて当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
例えば、遠隔操作装置1の第1通知手段50及び第2通知手段60は、いずれもLED発光素子に代えて、またはLED発光素子に加えて、音声出力機能を有してもよい。この場合、使用者に対する通知を、発光だけでなく音声によっても行うことができる。
また、遠隔操作装置1は、音声出力部80に加え、または音声出力部80に代え、画像を表示する表示部を有する構成としてもよい。この場合、遠隔操作装置1では、音声出力部80から出力される音声に対応した文字情報を、表示部に表示する構成としてもよい。
1…遠隔操作装置
10…制御部
20…記憶部
30…機器制御指令送出部
40…機器制御指令受信部
50…第1通知手段
60…第2通知手段
70…音声入力部
80…音声出力部
81…出力音声作成部
90…遮蔽部材
91…ベース部
92…遮蔽壁
2…テレビ
100…制御部
120…記憶部
140…指令受信部
180…音声出力部
210…ソファ
220…テーブル

Claims (4)

  1. 音声を取得する音声入力部と、
    被制御機器に無線で指令を送出する機器制御指令送出部と、
    前記音声入力部及び前記機器制御指令送出部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    所定条件を満たしたときに前記被制御機器を操作するための制御ワードを認識する制御ワード認識モードに移行するとともに、前記被制御機器の音量を下げる指令を前記機器制御指令送出部から送出し
    前記制御ワードが前記被制御機器の音量を変更する指令に対応するものであったとき、前記被制御機器の音量を元に戻すとともに、前記被制御機器の音量を変更する前記制御ワードに対応した指令を前記機器制御指令送出部から送出し、
    前記制御ワードが前記被制御機器の音量を変更する指令に対応するもの以外の前記被制御機器を制御する指令に対応するものであったとき、前記制御ワードを認識してから第2所定時間後に、前記被制御機器の音量を元に戻す指令を前記機器制御指令送出部から送出する
    遠隔操作装置。
  2. 前記制御部は、前記制御ワードが前記被制御機器の音量を変更する指令に対応するもの以外の前記被制御機器を制御する指令に対応するものであったとき、前記制御ワードを認識してから、前記制御ワードに続く制御ワードを前記第2所定時間待った後、前記被制御機器の音量を元に戻す指令を前記機器制御指令送出部から送出する
    請求項1に記載の遠隔操作装置。
  3. 前記制御部は
    記制御ワードを認識してから第3所定時間の間、前記制御ワード認識モードを維持する、
    請求項1または2に記載の遠隔操作装置。
  4. 前記第2所定時間と前記第3所定時間とが同じ長さである、
    請求項に記載の遠隔操作装置。
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