JP7222718B2 - 不純物除去装置、及び、石炭ガス化複合発電設備 - Google Patents

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Description

本発明は、処理ガスを処理剤に流通させる処理ガス反応塔を備えた不純物除去装置に関し、特に、石炭ガス化複合発電設備に備えられた乾式ガス精製設備に適用して好適である。
また、本発明は、処理ガスを処理剤に流通させる処理ガス反応塔を備えた不純物除去装置を有する石炭ガス化複合発電設備に関する。
石炭を燃料とする火力発電の一つの方式として、石炭ガス化複合発電(IGCC:Integrated coal Gasification Combined Cycle)が知られている。石炭ガス化複合発電では、石炭ガス化ガスを燃料としてガスタービンを駆動して電力を得ると共に、ガスタービンの排気熱を回収して蒸気を発生させ、発生した蒸気により蒸気タービンを駆動して電力を得ている(例えば、特許文献1参照)。
石炭ガス化炉で発生する石炭ガス化ガスにはハロゲン化合物、アンモニア、硫黄分化合物(硫化物)等の不純物や、後続機器に対して影響を与える不純物、微量成分が含まれるため、ガス精製設備により石炭ガス化ガスの不純物を除去して燃料ガスとしている。
ガス精製設備として、温度や圧力の昇降を抑制し、主に硫化物を除去して、高温の石炭ガス化ガスを精製する乾式ガス精製設備が種々検討されている。乾式で石炭ガス化ガスを精製することで石炭ガス化ガスを高温のまま精製することができるので、温度や圧力の昇降を抑えて燃料ガスを得ることができる。
乾式ガス精製設備では、不純物除去剤を除去能力に応じて効率良く使用することで、コストを抑えて不純物や微量成分を確実に除去することができる。このため、例えば、脱硫工程においては、脱硫剤(ハニカムブロック)を収容した複数塔の処理塔を並列に設け、複数塔の処理塔を切り替えて異なる運転、即ち、脱硫工程の運転、脱硫剤を再生する工程の運転、脱硫剤を還元する工程の運転を並行して行うことが考えられている。
複数塔の処理塔を切り替えて運転を行う場合、切り替えのタイミングを設定するために、処理塔の出口側に、脱硫工程における硫黄化合物濃度を分析する硫黄化合物分析手段、再生工程における酸素濃度、二酸化硫黄濃度の状態を分析する酸素濃度分析手段、二酸化硫黄濃度分析手段、還元工程における硫黄化合物濃度を分析する硫黄化合物分析手段がそれぞれ必要となっているのが現状である。
例えば、3塔の処理塔を備えた脱硫処理設備の場合、各処理塔について、硫黄化合物分析手段(脱硫工程)、酸素濃度分析手段(再生工程)、二酸化硫黄濃度分析手段(再生工程)、硫黄化合物分析手段(還元工程)を備える必要があった。このため、設備コストが増大すると共に、多数の分析手段の保守・点検・運転のための運用コストが必要となっているのが現状である。
特開2005―171148号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、複数塔の処理塔を切り替えて運転を行う場合であっても、設備コスト、及び、保守・点検・運転のための運用コストを抑制し、一つの処理塔における分析手段の信号処理を簡素化できる不純物除去装置を提供することを目的とする。
また、本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、複数塔の処理塔を切り替えて運転を行う場合であっても、設備コスト、及び、保守・点検・運転のための運用コストを抑制し、一つの処理塔における分析手段の信号処理を簡素化できる不純物除去装置を有する石炭ガス化複合発電設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の不純物除去装置は、
ガス化ガスが流通する、第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔のそれぞれに不純物除去剤ブロックを配した不純物除去装置において、
前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔に前記ガス化ガスを送るガス化ガス流通路と、
前記ガス化ガス流通路、及び、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔の一方側の出入口をそれぞれ接続する第1流通路、第2流通路、第3流通路と、
前記第1流通路、前記第2流通路、前記第3流通路にそれぞれ設けられる第1流通弁、第2流通弁、第3流通弁と、
前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔からの前記ガス化ガスを燃料消費部位に送る一方、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔に還元用のガスを供給するガス化ガス搬送路と、
前記ガス化ガス搬送路、及び、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔の他方側の出入口をそれぞれ接続する第1ガス路、第2ガス路、第3ガス路と、
前記第1ガス路、前記第2ガス路、前記第3ガス路に設けられる第1ガス弁、第2ガス弁、第3ガス弁と、
前記ガス化ガス搬送路の最下流部位の前記燃料消費部位の側に合流するように設けられ、前記ガス化ガス搬送路から前記第1ガス路、前記第2ガス路、前記第3ガス路を通じて前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔に送られて一方側の出入口に向けて流通した、還元用のガスが送られる還元ガス流通路と、
前記還元ガス流通路、及び、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔の一方側の出入口をそれぞれ接続する第1還元ガス路、第2還元ガス路、第3還元ガス路と、
前記第1還元ガス路、前記第2還元ガス路、前記第3還元ガス路にそれぞれ設けられる第1還元弁、第2還元弁、第3還元弁と、
前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔にパージ用のガスを送るパージガス路と、
前記パージガス路、及び、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔の他方側の出入口をそれぞれ接続する第1パージガス供給路、第2パージガス供給路、第3パージガス供給路と、
前記第1パージガス供給路、前記第2パージガス供給路、前記第3パージガス供給路に設けられる第1弁、第2弁、第3弁と、
前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔からのパージ用のガスを処理するパージガス搬送路と、
前記パージガス搬送路、及び、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔の一方側の出入口をそれぞれ接続する第1パージガス路、第2パージガス路、第3パージガス路と、
前記第1パージガス路、前記第2パージガス路、前記第3パージガス路にそれぞれ設けられる第1パージ弁、第2パージ弁、第3パージ弁と、
前記第1ガス路、前記第2ガス路、前記第3ガス路の下流側における前記ガス化ガス搬送路に設けられ、前記ガス化ガス搬送路を流通するガスの不純物濃度を分析する一つの不純物濃度分析手段と、
前記第1還元ガス路、前記第2還元ガス路、前記第3還元ガス路の下流側における前記還元ガス流通路に設けられ、前記還元ガス流通路を流通するガスの不純物濃度を分析する一つの還元ガス不純物濃度分析手段と、
前記第1パージガス路、前記第2パージガス路、前記第3パージガス路の下流側における前記パージガス搬送路に設けられ、前記パージガス搬送路を流通するガスの非排出物濃度を分析する非排出物濃度分析手段と、
前記第1流通弁、前記第2流通弁、前記第3流通弁、及び、前記第1ガス弁、前記第2ガス弁、前記第3ガス弁、及び、前記第1還元弁、前記第2還元弁、前記第3還元弁、及び、前記第1弁、前記第2弁、前記第3弁、及び、前記第1パージ弁、前記第2パージ弁、前記第3パージ弁の開閉状況を個別に制御し、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔での、不純物除去運転、還元運転、パージ運転を、順次切り替える切替え手段とを備え
前記不純物除去剤ブロックは、不純物として硫黄化合物を除去する硫黄化合物除去剤ブロックであり、
前記不純物濃度分析手段は、
前記ガス化ガス搬送路を流通するガスの硫黄化合物濃度を分析する一つの硫黄化合物濃度分析手段であり、
前記還元ガス不純物濃度分析手段は、
前記還元ガス流通路を流通するガスの硫黄化合物を含むガス成分の濃度を分析する還元ガス硫黄化合物濃度分析手段であり、
前記非排出物濃度分析手段は、
前記パージガス搬送路を流通するガスのO 濃度を分析する一つのO 濃度分析手段、及び、前記パージガス搬送路を流通するガスのSO 濃度を分析する一つのSO 濃度分析手段であり、
前記第1流通路、前記第2流通路、前記第3流通路の上流側における前記ガス化ガス流通路にCO 、H Oの少なくともいずれかを投入し、Cの析出を抑制する炭素析出抑制手段を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔で、不純物除去運転(脱硫運転)、還元運転、パージ運転(再生運転)を順次切り替える際に、第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔の出口のガス化ガス(脱硫ガス)の硫黄化合物を含むガス成分(HS、COS等)がガス化ガス搬送路に備えられた一つの硫黄化合物濃度分析手段で分析され第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔の出口の還元ガスの硫黄化合物の濃度が還元ガス流通路に備えられた一つの還元ガス硫黄化合物濃度分析手段で分析され、第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔の出口のパージガスのO濃度、及び、SO濃度が、パージガス流通路に備えられた非排出物濃度分析手段で分析される。
即ち、ガス化ガスの硫黄化合物を除去する脱硫処理装置において、還元ガスの硫黄化合物の濃度が還元ガス流通路に備えられた一つの還元ガス硫黄化合物濃度分析手段で分析され、第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔の出口のパージガスのO 濃度、及び、SO 濃度が、パージガス流通路に備えられた非排出物濃度分析手段で分析され、第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔の出口のガス化ガス(脱硫ガス)の硫黄化合物を含むガス成分(H S、COS等)がガス化ガス搬送路に備えられた一つの硫黄化合物濃度分析手段で分析される。
そして、炭素析出抑制手段により、ガス化ガス流通路にCO 、H Oの少なくともいずれかを投入することで、ガス化ガスのCOのモル分率が減少してCO のモル分率が増大し、COからCO 及びCへの反応(Boudouard反応)が抑制され、Cの析出が抑制される。
尚、第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔での不純物除去運転(脱硫運転)、還元運転、パージ運転(再生運転)の工程時間、及び、第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔で運転を順次切り替える時刻は、同一にすることが好ましい。
このため、除去剤ブロックの劣化具合を把握するための4種類の分析手段を第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔のそれぞれの出口の流路に備えることなく(12個の分析手段を設けることなく)、各種類一つの分析手段により、必要なガス濃度の分析を行うことができる。
この結果、コストを大幅に抑制した装置とすることが可能になる。
従って、複数塔の処理塔を切り替えて運転を行う場合であっても、設備コスト、及び、保守・点検・運転のための運用コストを抑制し、一つの処理塔における分析手段の信号処理を簡素化することが可能になる。
上記目的を達成するための請求項2に係る本発明の石炭ガス化複合発電設備は、石炭及び酸化剤の反応により石炭ガス化ガスを生成する石炭ガス化炉と、前記石炭ガス化炉で生成された石炭ガス化ガスを精製して燃料ガスを得る乾式ガス精製設備と、前記乾式ガス精製設備で得られた燃料ガスを燃焼させる燃焼手段と、前記燃焼手段からの燃焼ガスを膨張することで動力を得るガスタービンと、前記ガスタービンの排気ガスの熱を回収して得られた蒸気を膨張することで動力を得る蒸気タービンとを備え、前記乾式ガス精製設備は、前記石炭ガス化ガスが精製されて燃料ガスとされる請求項1に記載の不純物除去装置を有していることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、複数塔の処理塔を切り替えて運転を行う場合であっても、設備コスト、及び、保守・点検・運転のための運用コストを抑制し、一つの処理塔における分析手段の信号処理を簡素化することができる不純物除去装置を有する石炭ガス化複合発電設備とすることが可能になる。
本発明の不純物除去装置は、複数塔の処理塔を切り替えて運転を行う場合であっても、設備コスト、及び、保守・点検・運転のための運用コストを抑制し、一つの処理塔における分析手段の信号処理を簡素化することが可能になる。
また、本発明の石炭ガス化複合発電設備は、複数塔の処理塔を切り替えて運転を行う場合であっても、設備コスト、及び、保守・点検・運転のための運用コストを抑制し、一つの処理塔における分析手段の信号処理を簡素化することができる不純物除去装置を有する石炭ガス化複合発電設備とすることが可能になる。
本発明の一実施例に係る不純物除去装置を有する乾式ガス精製設備を備えた石炭ガス化複合発電設備の全体構成図である。 本発明の一実施例に係る不純物除去装置を有する乾式ガス精製設備の概略系統図である。 乾式ガス精製設備の要部の構成説明図である。 処理塔の運転状況の経時変化を説明するタイムチャートである。 不純物除去装置のガスの流れを説明する系統図である。 不純物除去装置のガスの流れを説明する系統図である。 不純物除去装置のガスの流れを説明する系統図である。 硫黄化合物濃度分析手段、還元ガス硫黄化合物濃度分析手段、O濃度分析手段、SO濃度分析手段の検出状況を説明するタームチャートである。 処理塔の運転状況の経時変化を説明するタイムチャートである。 不純物除去装置のガスの流れを説明する系統図である。 不純物除去装置のガスの流れを説明する系統図である。 不純物除去装置のガスの流れを説明する系統図である。
図1には本発明の一実施例に係る処理ガス反応塔を有する乾式ガス精製設備を備えた石炭ガス化複合発電設備の全体の構成を説明する概略系統、図2には本発明の一実施例に係る処理ガス反応塔を有する図1中の乾式ガス精製設備を説明する概略系統を示してある。
図に示した石炭ガス化複合発電設備1は、石炭ガス化炉2を備え、石炭ガス化炉2では石炭と酸化剤(酸素、空気)の反応により石炭ガス化ガスgが生成される。石炭ガス化ガスgは所定の温度に調整されて乾式ガス精製設備3に送られ、乾式ガス精製設備3で不純物が除去されて精製され燃料ガスfとされる。
燃料ガスfはタービン設備の燃焼手段としての燃焼器4に送られる。即ち、タービン設備は圧縮機5及び膨張タービン6を備え、圧縮機5で圧縮された圧縮空気と燃料ガスfが燃焼器4に送られる。燃焼器4では燃料ガスfが燃焼され、燃焼ガスが膨張タービン6に送られて膨張されて動力が得られる。膨張タービン6の排気ガスは排熱回収ボイラー7で熱回収され、排煙処理装置8で窒素酸化物が除去された後、大気に放出される。
一方、圧縮機5及び膨張タービン6と同軸状態で蒸気タービン9が接続され、蒸気タービン9には発電機Gが接続されている。排熱回収ボイラー7には、蒸気タービン9の排気蒸気を図示しない復水器で凝縮した復水が給水され、排熱回収ボイラー7では膨張タービン6の排気ガスにより蒸気を発生させる。排熱回収ボイラー7で発生した蒸気は蒸気タービン9に送られて動力が得られる。
直列に接続された膨張タービン6及び蒸気タービン9の動力により発電機Gが駆動され、膨張タービン6と蒸気タービン9による複合発電が行われる。
上記構成の石炭ガス化複合発電設備1では、乾式ガス精製設備3により石炭ガス化ガスgが乾式精製により精製されて燃料ガスfを得ている。
図2に基づいて乾式ガス精製設備3を説明する。
所定温度に調整された石炭ガス化ガスgは、ダストフィルタ10で固形の不純物が除去され、ハロゲン化物除去装置11に導入され、ハロゲン化物吸収剤によりハロゲン化物が除去される。ハロゲン化物除去装置11でハロゲン化物が除去された石炭ガス化ガスgは、不純物処理装置としての脱硫装置12に送られる。
脱硫装置12はガス化ガスが流通する第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15を有し、不純物除去ブロックとして硫黄化合物除去剤ブロック(脱硫剤ブロック:ハニカム格子構造体の触媒)が充填されている。脱硫剤ブロックは、亜鉛フェライトをハニカム形状化し、ハニカム構造の脱硫触媒を複数個集合させた触媒ブロックとされている。
第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15に石炭ガス化ガスg(処理ガス)を流通させることで、脱硫剤ブロックに石炭ガス化ガスgが接触し、亜鉛フェライト(ZnFe)の鉄と亜鉛が相乗して硫化水素(HS)や硫化カルボニル(COS)等が除去される(不純物除去運転:脱硫処理)。
脱硫剤ブロックの脱硫触媒は、定期的に、パージ用(再生用)のガス(Nで希釈した空気:以下、「パージ用のガス」と記す)を流通させて脱硫触媒に溜まった硫黄を放出されるパージ処理(再生処理)、及び、還元ガスを流通させる還元処理が順次施されるようになっている(具体的には後述する)。即ち、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15に流通するガスを切り替えて、脱硫処理、パージ処理(再生処理)、還元処理を切り替える切替え手段16が備えられている(具体的には後述する)。
脱硫装置12で硫黄成分が除去されたガスは水銀除去塔17に送られ、水銀除去塔17では、銅を主体として水銀を吸収する銅系吸収剤により水銀が吸収される。水銀除去塔17で水銀が除去されたガスはダストフィルタ18に送られる。ダストフィルタ18では、ガスに含まれる固体析出物、微粒子、粉体を含む不純物が物理的に濾過される。ダストフィルタ18で不純物が物理的に濾過されたガスは、図示しない熱交換装置で所定の温度に昇温され、高温の燃料ガスfとされて燃焼器4(図1参照)に供給される。
図3に基づいて脱硫装置12の構成を具体的に説明する。図3には乾式ガス精製設備の要部である不純物処理装置としての脱硫装置12の系統説明を示してある。
図に示すように、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15にガス化ガスを送るガス化ガス流通路20が備えられ、ガス化ガス流通路20、及び、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の一方側(上側)の出入口をそれぞれ接続する第1流通路21、第2流通路22、第3流通路23が備えられている。第1流通路21、第2流通路22、第3流通路23には、第1流通弁25、第2流通弁26、第3流通弁27が設けられている。
第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15を流通したガスを燃料消費部としての水銀除去塔17に送る一方、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15に還元用のガスを供給するガス化ガス搬送路30が備えられている。ガス化ガス搬送路30、及び、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の他方側(下側)の出入口にそれぞれ接続する第1ガス路31、第2ガス路32、第3ガス路33が備えられている。第1ガス路31、第2ガス路32、第3ガス路33には、第1ガス弁35、第2ガス弁36、第3ガス弁37が設けられている。
下流部位がガス化ガス搬送路30の最下流部位(燃料消費部の側)に合流するように(分岐して)設けられ、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15を流通した還元用のガス(後述するガス化ガスの一部)が送られる還元ガス流通路40が備えられている。還元ガス流通路40、及び、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の一方側(上側)の出入口をそれぞれ接続する第1還元ガス路41、第2還元ガス路42、第3還元ガス路43が備えられている。第1還元ガス路41、第2還元ガス路42、第3還元ガス路43には、第1還元弁45、第2還元弁46、第3還元弁47が設けられている。
第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15にパージ用のガスを送るパージガス路50が備えられ、パージガス路50、及び、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の他方側(下側)の出入口にそれぞれ接続する第1パージガス供給路51、第2パージガス供給路52、第3パージガス供給路53が備えられている。第1パージガス供給路51、第2パージガス供給路52、第3パージガス供給路53には、第1弁55、第2弁56、第3弁57が設けられている。
第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15からのパージ用のガスを大気に放出する(処理する)パージガス搬送路60が備えられ、パージガス搬送路60、及び、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の一方側(上側)の出入口にそれぞれ接続する第1パージガス路61、第2パージガス路62、第3パージガス路63が備えられている。第1パージガス路61、第2パージガス路62、第3パージガス路63には、第1パージ弁65、第2パージ弁66、第3パージ弁67が設けられている。
第1ガス路31、第2ガス路32、第3ガス路33の下流側で、還元ガス流通路40の上流側におけるガス化ガス搬送路30には、ガス化ガス搬送路30流通するガスの不純物濃度である硫黄化合物を含むガス成分(HS、COS等)の濃度を分析する一つの不純物濃度分析手段としての硫黄化合物濃度分析手段71が設けられている。
また、第1還元ガス路41、第2還元ガス路42、第3還元ガス路43の下流側(ガス化ガス搬送路30に合流する部位の側)における還元ガス流通路40には、還元ガス流通路40を流通するガスの不純物濃度を分析する一つの還元ガス不純物濃度分析手段としての還元ガス硫黄化合物濃度分析手段73が設けられている。
また、第1パージガス路61、第2パージガス路62、第3パージガス路63の下流側におけるパージガス搬送路60には、パージガス搬送路60を流通するガスの非排出物濃度であるO濃度を分析する非排出物濃度分析手段としてのO濃度分析手段75、及び、パージガス搬送路60を流通するガスの非排出物濃度であるSO濃度を分析する非排出物濃度分析手段としてのSO濃度分析手段76が設けられている。そして、SO濃度分析手段76の下流側におけるパージガス搬送路60には、硫黄除去手段78が設けられ、硫黄除去手段78で硫黄が除去(回収)されたガスが大気に放出される。
更に、ガス化ガス流通路20の最上流部位には、ガス化ガス流通路20にCO、HOの少なくともいずれかを投入する炭素析出抑制手段79が備えられている。炭素析出抑制手段79からガス化ガス流通路20にCO、HOの少なくともいずれかを投入することで、ガス化ガスのCOのモル分率が減少してCOのモル分率が増大し、COからCO及びCへの反応(Boudouard反応)が抑制されて、Cの析出が抑制される。
硫黄化合物濃度分析手段71、還元ガス硫黄化合物濃度分析手段73、O濃度分析手段75、SO濃度分析手段76で分析されたガスの状況に応じて、第1流通弁25、第2流通弁26、第3流通弁27、及び、第1ガス弁35、第2ガス弁36、第3ガス弁37、及び、第1還元弁45、第2還元弁46、第3還元弁47、及び、第1弁55、第2弁56、第3弁57、及び、第1パージ弁65、第2パージ弁66、第3パージ弁67の開閉状況が個別に制御される(切替え手段16:図2参照)。
各種の弁が個別に開閉制御されることにより、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15での、不純物除去運転、還元運転、パージ運転が順次切り替えられる(切替え手段)。
図4から図7に基づいて第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の運転の状況の一例を具体的に説明する。
図4から図7に示した例は、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の順番に脱硫運転を実施する運転(正順運転)の例である。
図4には第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の運転の順番を説明するタイムチャートを示してあり、図4(a)は第1処理塔13の経時変化、図4(b)は第2処理塔14の経時変化、図4(c)は第3処理塔15の経時変化である。
また、図5には時刻t0からt1の間の時間のガスの流れを図3の系統に基づいて説明した状況、図6には時刻t1からt2の間の時間のガスの流れを図3の系統に基づいて説明した状況、図7には時刻t2からt3の間の時間のガスの流れを図3の系統に基づいて説明した状況を示してある。
図4に示すように、時刻t0からt1の間の時間は、第1処理塔13では、ガス化ガスが流通する脱硫運転が実施され、第2処理塔14では、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施され、第3処理塔15では、パージ用のガスが流通するパージ運転(再生運転)が実施される。
そして、時刻t1では、第1処理塔13、及び、第3処理塔15で、脱硫運転、パージ運転の後のNパージ(パージ運転である再生運転とは異なる運転であり、Nガスを流通させる運転:単に「Nパージ」と記す)が実施される。
また、時刻t1からt2の間の時間は、第1処理塔13では、パージ用のガスが流通するパージ運転(再生運転)が実施され、第2処理塔14では、ガス化ガスが流通する脱硫運転が実施され、第3処理塔15では、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施される。
そして、時刻t2では、第1処理塔13、及び、第2処理塔14で、パージ運転、脱硫運転の後のNパージが実施される。
また、時刻t2からt3の間の時間は、第1処理塔13では、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施され、第2処理塔14では、パージ用のガスが流通するパージ運転(再生運転)が実施され、第3処理塔15では、ガス化ガスが流通する脱硫運転が実施される。
そして、時刻t3では、第2処理塔14、及び、第3処理塔15で、パージ運転、脱硫運転の後のNパージが実施される。
尚、図に示したように、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15での不純物除去運転(脱硫運転)、還元運転、パージ運転(再生運転)の工程時間、及び、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15で運転を順次切り替える時刻は、同一にすることが好ましい。
図5に基づいて時刻t0からt1の間の時間の弁の開閉状況を説明し、ガスの流れを具体的に説明する。
図に示すように、時刻t0からt1の間の時間では、第1流通弁25、第1ガス弁35、第2ガス弁36、第2還元弁46、第3弁57、第3パージ弁67を開き状態に制御し、その他の弁を閉じ状態に制御する。
この状態で、第1処理塔13には、図中太実線矢印で示すように、ハロゲン化物除去装置11からのガス化ガスが流通して脱硫運転が実施される。即ち、ガス化ガスがガス化ガス流通路20、第1流通路21を通って一方側(上側)から第1処理塔13に送られる。第1処理塔13を流通したガス化ガスは脱硫処理が施され、第1ガス路31、ガス化ガス搬送路30を通って水銀除去塔17に送られる。
また、第2処理塔14には、図中白抜き線矢印で示すように、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施される。即ち、ガス化ガス搬送路30のガス化ガスの一部が第2ガス路32を通って他方側(下側)から第2処理塔14に送られる。流入したガス化ガスにより第2処理塔14の硫黄化合物除去剤が還元処理され、還元処理後のガス化ガスは第2還元ガス路42、還元ガス流通路40を通ってガス化ガス搬送路30に戻され、水銀除去塔17に送られる。
また、第3処理塔15には、図中太点線矢印で示すように、パージ用のガスが送られてパージ運転(再生運転)が実施される。即ち、パージガス路50からのパージ用のガスが他方側(下側)から第3処理塔15に送られる。流入したパージ用のガスにより第3処理塔15の内部がパージされ、パージ後のパージガスは第3パージガス路63、パージガス搬送路60を通って硫黄除去手段78に送られ、硫黄が除去・回収されて大気に放出される。
図6に基づいて時刻t1からt2の間の時間の弁の開閉状況を説明し、ガスの流れを具体的に説明する。
図に示すように、時刻t1からt2の間の時間では、第2流通弁26、第2ガス弁36、第3ガス弁37、第3還元弁47、第1弁55、第1パージ弁65を開き状態に制御し、その他の弁を閉じ状態に制御する。
この状態で、第2処理塔14には、図中太実線矢印で示すように、ハロゲン化物除去装置11からのガス化ガスが流通して脱硫運転が実施される。即ち、ガス化ガスがガス化ガス流通路20、第2流通路22を通って一方側(上側)から第2処理塔14に送られる。第2処理塔14を流通したガス化ガスは脱硫処理が施され、第2ガス路32、ガス化ガス搬送路30を通って水銀除去塔17に送られる。
また、第3処理塔15には、図中白抜き線矢印で示すように、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施される。即ち、ガス化ガス搬送路30のガス化ガスの一部が第3ガス路33を通って他方側(下側)から第3処理塔15に送られる。流入したガス化ガスにより第3処理塔15の硫黄化合物除去剤が還元処理され、還元処理後のガス化ガスは第3還元ガス路43、還元ガス流通路40を通ってガス化ガス搬送路30に戻され、水銀除去塔17に送られる。
また、第1処理塔13には、図中太点線矢印で示すように、パージ用のガスが送られてパージ運転(再生運転)が実施される。即ち、パージガス路50からのパージ用のガスが他方側(下側)から第1処理塔13に送られる。流入したパージ用のガスにより第1処理塔13の内部がパージされ、パージ後のパージガスは第1パージガス路61、パージガス搬送路60を通って硫黄除去手段78に送られ、硫黄が除去・回収されて大気に放出される。
図7に基づいて時刻t2からt3の間の時間の弁の開閉状況を説明し、ガスの流れを具体的に説明する。
図に示すように、時刻t2からt3の間の時間では、第3流通弁27、第1ガス弁35、第3ガス弁37、第1還元弁45、第2弁56、第2パージ弁66を開き状態に制御し、その他の弁を閉じ状態に制御する。
この状態で、第3処理塔15には、図中太実線矢印で示すように、ハロゲン化物除去装置11からのガス化ガスが流通して脱硫運転が実施される。即ち、ガス化ガスがガス化ガス流通路20、第3流通路23を通って一方側(上側)から第3処理塔15に送られる。第3処理塔15を流通したガス化ガスは脱硫処理が施され、第3ガス路33、ガス化ガス搬送路30を通って水銀除去塔17に送られる。
また、第1処理塔13には、図中白抜き線矢印で示すように、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施される。即ち、ガス化ガス搬送路30のガス化ガスの一部が第1ガス路31を通って他方側(下側)から第1処理塔13に送られる。流入したガス化ガスにより第1処理塔13の硫黄化合物除去剤が還元処理され、還元処理後のガス化ガスは第1還元ガス路41、還元ガス流通路40を通ってガス化ガス搬送路30に戻され、水銀除去塔17に送られる。
また、第2処理塔14には、図中太点線矢印で示すように、パージ用のガスが送られてパージ運転(再生運転)が実施される。即ち、パージガス路50からのパージ用のガスが他方側(下側)から第2処理塔14に送られる。流入したパージ用のガスにより第2処理塔14の内部がパージされ、パージ後のパージガスは第2パージガス路62、パージガス搬送路60を通って硫黄除去手段78に送られ、硫黄が除去・回収されて大気に放出される。
以上の弁の開閉制御により、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の順番に脱硫運転が繰り返して実施される(正順運転)。
図8に基づいて正順運転の場合の硫黄化合物濃度分析手段71、還元ガス硫黄化合物濃度分析手段73、O濃度分析手段75、SO濃度分析手段76の検出状況を説明する。図8には正順運転の場合の分析手段の状況を説明するタームチャートを示してあり、時間軸は図4に示した処理塔の処理の経時変化と同じにしてある。
図8(a)に示すように、脱硫運転の場合、時刻t0からt1(例えば、0~180min)の間の時間(第1処理塔13)、時刻t1からt2(例えば、180~360min)の間の時間(第2処理塔14)、時刻t2からt3(例えば、360~540min)の間の時間(第3処理塔15)において、入口側のHSの濃度(▼)は400(ppm)程度であり、硫黄化合物濃度分析手段71で分析された出口側のHSの濃度(▽)は0.5(ppm)程度であった。
図8(a)に示すように、脱硫運転の場合、時刻t0からt1(例えば、0~180min)の間の時間(第1処理塔13)、時刻t1からt2(例えば、180~360min)の間の時間(第2処理塔14)、時刻t2からt3(例えば、360~540min)の間の時間(第3処理塔15)において、入口側のCOSの濃度(▲)は10(ppm)程度であり、硫黄化合物濃度分析手段71で分析された出口側のCOSの濃度(△)は0.5(ppm)程度であった。
図8(b)に示すように、パージ運転の場合、時刻t0からt1(例えば、0~180min)の間の時間(第3処理塔15)、時刻t1からt2(例えば、180~360min)の間の時間(第1処理塔13)、時刻t2からt3(例えば、360~540min)の間の時間(第2処理塔14)において、O濃度分析手段75で分析されたO濃度(○)は、前半に1.5(vol%)程度になり、その後、0(vol%)になる。
図8(b)に示すように、パージ運転の場合、時刻t0からt1(例えば、0~180min)の間の時間(第3処理塔15)、時刻t1からt2(例えば、180~360min)の間の時間(第1処理塔13)、時刻t2からt3(例えば、360~540min)の間の時間(第2処理塔14)において、SO濃度分析手段76で分析されたSO濃度(◇)は、前半に0(ppm)であり、O濃度(○)の低下に代わり上昇して6000(ppm)程度になる。
図8(c)に示すように、還元運転の場合、時刻t0からt1(例えば、0~180min)の間の時間(第2処理塔14)、時刻t1からt2(例えば、180~360min)の間の時間(第3処理塔15)、時刻t2からt3(例えば、360~540min)の間の時間(第1処理塔13)において、還元ガス硫黄化合物濃度分析手段73で分析された全有機硫黄ToS濃度(◎)は、ほぼ0(ppm)程度になる。
図9から図12に基づいて第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の運転の状況の他の例を具体的に説明する。
図9から図12に示した例は、第1処理塔13、第3処理塔15、第2処理塔14の順番に脱硫運転を実施する運転(逆順運転)の例である。
図9には第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15の運転の順番を説明するタイムチャートを示してあり、図9(a)は第1処理塔13の経時変化、図9(b)は第2処理塔14の経時変化、図9(c)は第3処理塔15の経時変化である。
また、図10には時刻t0からt1の間の時間のガスの流れを図3の系統に基づいて説明した状況、図11には時刻t1からt2の間の時間のガスの流れを図3の系統に基づいて説明した状況、図12には時刻t2からt3の間の時間のガスの流れを図3の系統に基づいて説明した状況を示してある。
図9に示すように、時刻t0からt1の間の時間は、第1処理塔13では、ガス化ガスが流通する脱硫運転が実施され、第2処理塔14では、パージ用のガスが流通するパージ運転(再生運転)が実施され、第3処理塔15では、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施される。
そして、時刻t1では、第1処理塔13、及び、第2処理塔14で、脱硫運転、パージ運転の後のNパージ(パージ運転である再生運転とは異なる運転であり、Nガスを流通させる運転:単に「Nパージ」と記す)が実施される。
また、時刻t1からt2の間の時間は、第1処理塔13では、パージ用のガスが流通するパージ運転(再生運転)が実施され、第2処理塔14では、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施され、第3処理塔15では、ガス化ガスが流通する脱硫運転が実施される。
そして、時刻t2では、第1処理塔13、及び、第3処理塔15で、パージ運転、脱硫運転の後のNパージが実施される。
また、時刻t2からt3の間の時間は、第1処理塔13では、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施され、第2処理塔14では、ガス化ガスが流通する脱硫運転が実施され、第3処理塔15では、パージ用のガスが流通するパージ運転(再生運転)が実施される。
そして、時刻t3では、第2処理塔14、及び、第3処理塔15で、脱硫運転、パージ運転の後のNパージが実施される。
尚、図に示したように、図4で示した実施例と同様、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15での不純物除去運転(脱硫運転)、パージ運転(再生運転)、還元運転の工程時間、及び、第1処理塔13、第2処理塔14、第3処理塔15で運転を順次切り替える時刻は、同一にすることが好ましい。
図10に基づいて時刻t0からt1の間の時間の弁の開閉状況を説明し、ガスの流れを具体的に説明する。
図に示すように、時刻t0からt1の間の時間では、第1流通弁25、第1ガス弁35、第3ガス弁37、第3還元弁47、第2弁56、第2パージ弁66を開き状態に制御し、その他の弁を閉じ状態に制御する。
この状態で、第1処理塔13には、図中太実線矢印で示すように、ハロゲン化物除去装置11からのガス化ガスが流通して脱硫運転が実施される。即ち、ガス化ガスがガス化ガス流通路20、第1流通路21を通って一方側(上側)から第1処理塔13に送られる。第1処理塔13を流通したガス化ガスは脱硫処理が施され、第1ガス路31、ガス化ガス搬送路30を通って水銀除去塔17に送られる。
また、第3処理塔15には、図中白抜き線矢印で示すように、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施される。即ち、ガス化ガス搬送路30のガス化ガスの一部が第3ガス路33を通って他方側(下側)から第3処理塔15に送られる。流入したガス化ガスにより第3処理塔15の硫黄化合物除去剤が還元処理され、還元処理後のガス化ガスは第3還元ガス路43、還元ガス流通路40を通ってガス化ガス搬送路30に戻され、水銀除去塔17に送られる。
また、第2処理塔14には、図中太点線矢印で示すように、パージ用のガスが送られてパージ運転(再生運転)が実施される。即ち、パージガス路50からのパージ用のガスが他方側(下側)から第2処理塔14に送られる。流入したパージ用のガスにより第2処理塔14の内部がパージされ、パージ後のパージガスは第2パージガス路62、パージガス搬送路60を通って硫黄除去手段78に送られ、硫黄が除去・回収されて大気に放出される。
図11に基づいて時刻t1からt2の間の時間の弁の開閉状況を説明し、ガスの流れを具体的に説明する。
図に示すように、時刻t1からt2の間の時間では、第3流通弁27、第2ガス弁36、第3ガス弁37、第2還元弁46、第1弁55、第1パージ弁65を開き状態に制御し、その他の弁を閉じ状態に制御する。
この状態で、第3処理塔15には、図中太実線矢印で示すように、ハロゲン化物除去装置11からのガス化ガスが流通して脱硫運転が実施される。即ち、ガス化ガスがガス化ガス流通路20、第3流通路23を通って一方側(上側)から第3処理塔15に送られる。第3処理塔15を流通したガス化ガスは脱硫処理が施され、第3ガス路33、ガス化ガス搬送路30を通って水銀除去塔17に送られる。
また、第2処理塔14には、図中白抜き線矢印で示すように、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施される。即ち、ガス化ガス搬送路30のガス化ガスの一部が第2ガス路32を通って他方側(下側)から第2処理塔14に送られる。流入したガス化ガスにより第2処理塔14の硫黄化合物除去剤が還元処理され、還元処理後のガス化ガスは第2還元ガス路42、還元ガス流通路40を通ってガス化ガス搬送路30に戻され、水銀除去塔17に送られる。
また、第1処理塔13には、図中太点線矢印で示すように、パージ用のガスが送られてパージ運転(再生運転)が実施される。即ち、パージガス路50からのパージ用のガスが他方側(下側)から第1処理塔13に送られる。流入したパージ用のガスにより第1処理塔13の内部がパージされ、パージ後のパージガスは第1パージガス路61、パージガス搬送路60を通って硫黄除去手段78に送られ、硫黄が除去・回収されて大気に放出される。
図12に基づいて時刻t2からt3の間の時間の弁の開閉状況を説明し、ガスの流れを具体的に説明する。
図に示すように、時刻t2からt3の間の時間では、第2流通弁26、第2ガス弁36、第1ガス弁35、第1還元弁45、第3弁57、第3パージ弁67を開き状態に制御し、その他の弁を閉じ状態に制御する。
この状態で、第2処理塔14には、図中太実線矢印で示すように、ハロゲン化物除去装置11からのガス化ガスが流通して脱硫運転が実施される。即ち、ガス化ガスがガス化ガス流通路20、第2流通路22を通って一方側(上側)から第2処理塔14に送られる。第2処理塔14を流通したガス化ガスは脱硫処理が施され、第2ガス路32、ガス化ガス搬送路30を通って水銀除去塔17に送られる。
また、第1処理塔13には、図中白抜き線矢印で示すように、脱硫処理が施された後のガス化ガスの一部が流通する還元運転が実施される。即ち、ガス化ガス搬送路30のガス化ガスの一部が第1ガス路31を通って他方側(下側)から第1処理塔13に送られる。流入したガス化ガスにより第1処理塔13の硫黄化合物除去剤が還元処理され、還元処理後のガス化ガスは第1還元ガス路41、還元ガス流通路40を通ってガス化ガス搬送路30に戻され、水銀除去塔17に送られる。
また、第3処理塔15には、図中太点線矢印で示すように、パージ用のガスが送られてパージ運転(再生運転)が実施される。即ち、パージガス路50からのパージ用のガスが他方側(下側)から第3処理塔15に送られる。流入したパージ用のガスにより第3処理塔15の内部がパージされ、パージ後のパージガスは第3パージガス路63、パージガス搬送路60を通って硫黄除去手段78に送られ、硫黄が除去・回収されて大気に放出される。
以上の弁の開閉制御により、第1処理塔13、第3処理塔15、第2処理塔14の順番に脱硫運転が繰り返して実施される(逆順運転)。
逆順運転の場合も、正順運転の場合と同様に、不純物が除去されている状態を分析手段によって分析できることが確認されている。
本発明は、処理ガスを処理剤に流通させる処理ガス反応塔を有する不純物除去装置、及び、不純物除去装置を有する石炭ガス化複合発電設備の産業分野で利用することができる。
1 石炭ガス化複合発電設備
2 石炭ガス化炉
3 乾式ガス精製設備
4 燃焼器
5 圧縮機
6 膨張タービン
7 排熱回収ボイラー
8 排煙処理装置
9 蒸気タービン
10、18 ダストフィルタ
11 ハロゲン化物除去装置
12 脱硫装置
13 第1処理塔
14 第2処理塔
15 第3処理塔
16 切替え手段
17 水銀除去塔
20 ガス化ガス流通路
21 第1流通路
22 第2流通路
23 第3流通路
25 第1流通弁
26 第2流通弁
27 第3流通弁
30 ガス化ガス搬送路
31 第1ガス路
32 第2ガス路
33 第3ガス路
35 第1ガス弁
36 第2ガス弁
37 第3ガス弁
40 還元ガス流通路
41 第1還元ガス路
42 第2還元ガス路
43 第3還元ガス路
45 第1還元弁
46 第2還元弁
47 第3還元弁
50 パージガス路
51 第1パージガス供給路
52 第2パージガス供給路
53 第3パージガス供給路
55 第1弁
56 第2弁
57 第3弁
60 パージガス搬送路
61 第1パージガス路
62 第2パージガス路
63 第3パージガス路
65 第1パージ弁
66 第2パージ弁
67 第3パージ弁
71 硫黄化合物濃度分析手段
73 還元ガス硫黄化合物濃度分析手段
75 O濃度分析手段
76 SO濃度分析手段
78 硫黄除去手段
79 炭素析出抑制手段

Claims (2)

  1. ガス化ガスが流通する、第1処理塔、第2処理塔、第3処理塔のそれぞれに不純物除去剤ブロックを配した不純物除去装置において、
    前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔に前記ガス化ガスを送るガス化ガス流通路と、
    前記ガス化ガス流通路、及び、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔の一方側の出入口をそれぞれ接続する第1流通路、第2流通路、第3流通路と、
    前記第1流通路、前記第2流通路、前記第3流通路にそれぞれ設けられる第1流通弁、第2流通弁、第3流通弁と、
    前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔からの前記ガス化ガスを燃料消費部位に送る一方、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔に還元用のガスを供給するガス化ガス搬送路と、
    前記ガス化ガス搬送路、及び、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔の他方側の出入口をそれぞれ接続する第1ガス路、第2ガス路、第3ガス路と、
    前記第1ガス路、前記第2ガス路、前記第3ガス路に設けられる第1ガス弁、第2ガス弁、第3ガス弁と、
    前記ガス化ガス搬送路の最下流部位の前記燃料消費部位の側に合流するように設けられ、前記ガス化ガス搬送路から前記第1ガス路、前記第2ガス路、前記第3ガス路を通じて前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔に送られて一方側の出入口に向けて流通した、還元用のガスが送られる還元ガス流通路と、
    前記還元ガス流通路、及び、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔の一方側の出入口をそれぞれ接続する第1還元ガス路、第2還元ガス路、第3還元ガス路と、
    前記第1還元ガス路、前記第2還元ガス路、前記第3還元ガス路にそれぞれ設けられる第1還元弁、第2還元弁、第3還元弁と、
    前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔にパージ用のガスを送るパージガス路と、
    前記パージガス路、及び、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔の他方側の出入口をそれぞれ接続する第1パージガス供給路、第2パージガス供給路、第3パージガス供給路と、
    前記第1パージガス供給路、前記第2パージガス供給路、前記第3パージガス供給路に設けられる第1弁、第2弁、第3弁と、
    前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔からのパージ用のガスを処理するパージガス搬送路と、
    前記パージガス搬送路、及び、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔の一方側の出入口をそれぞれ接続する第1パージガス路、第2パージガス路、第3パージガス路と、
    前記第1パージガス路、前記第2パージガス路、前記第3パージガス路にそれぞれ設けられる第1パージ弁、第2パージ弁、第3パージ弁と、
    前記第1ガス路、前記第2ガス路、前記第3ガス路の下流側における前記ガス化ガス搬送路に設けられ、前記ガス化ガス搬送路を流通するガスの不純物濃度を分析する一つの不純物濃度分析手段と、
    前記第1還元ガス路、前記第2還元ガス路、前記第3還元ガス路の下流側における前記還元ガス流通路に設けられ、前記還元ガス流通路を流通するガスの不純物濃度を分析する一つの還元ガス不純物濃度分析手段と、
    前記第1パージガス路、前記第2パージガス路、前記第3パージガス路の下流側における前記パージガス搬送路に設けられ、前記パージガス搬送路を流通するガスの非排出物濃度を分析する非排出物濃度分析手段と、
    前記第1流通弁、前記第2流通弁、前記第3流通弁、及び、前記第1ガス弁、前記第2ガス弁、前記第3ガス弁、及び、前記第1還元弁、前記第2還元弁、前記第3還元弁、及び、前記第1弁、前記第2弁、前記第3弁、及び、前記第1パージ弁、前記第2パージ弁、前記第3パージ弁の開閉状況を個別に制御し、前記第1処理塔、前記第2処理塔、前記第3処理塔での、不純物除去運転、還元運転、パージ運転を、順次切り替える切替え手段とを備え
    前記不純物除去剤ブロックは、不純物として硫黄化合物を除去する硫黄化合物除去剤ブロックであり、
    前記不純物濃度分析手段は、
    前記ガス化ガス搬送路を流通するガスの硫黄化合物濃度を分析する一つの硫黄化合物濃度分析手段であり、
    前記還元ガス不純物濃度分析手段は、
    前記還元ガス流通路を流通するガスの硫黄化合物を含むガス成分の濃度を分析する還元ガス硫黄化合物濃度分析手段であり、
    前記非排出物濃度分析手段は、
    前記パージガス搬送路を流通するガスのO 濃度を分析する一つのO 濃度分析手段、及び、前記パージガス搬送路を流通するガスのSO 濃度を分析する一つのSO 濃度分析手段であり、
    前記第1流通路、前記第2流通路、前記第3流通路の上流側における前記ガス化ガス流通路にCO 、H Oの少なくともいずれかを投入し、Cの析出を抑制する炭素析出抑制手段を備えた
    ことを特徴とする不純物除去装置。
  2. 石炭及び酸化剤の反応により石炭ガス化ガスを生成する石炭ガス化炉と、
    前記石炭ガス化炉で生成された石炭ガス化ガスを精製して燃料ガスを得る乾式ガス精製設備と、
    前記乾式ガス精製設備で得られた燃料ガスを燃焼させる燃焼手段と、
    前記燃焼手段からの燃焼ガスを膨張することで動力を得るガスタービンと、
    前記ガスタービンの排気ガスの熱を回収して得られた蒸気を膨張することで動力を得る蒸気タービンとを備え、
    前記乾式ガス精製設備は、前記石炭ガス化ガスが精製されて燃料ガスとされる請求項1に記載の不純物除去装置を有している
    ことを特徴とする石炭ガス化複合発電設備。
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