JP7222518B2 - ノズル管穿孔補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズル管に噴出孔を穿孔するための補助具に関し、詳しくは、ノズル管の外周部に所定の穿孔角度を有する複数の噴出孔を容易且つ短時間で正確に穿孔することができるノズル管穿孔補助具に関するものである。
スプレー・エアゾールといったものの構造において、スプレー缶・エアゾール缶には内容物のほか該内容物を噴出するためのLPG・ブタン等液化ガスや窒素・炭酸・空気等のガスが封入され、缶の上方に設けられた噴出ノズルや、あるいは、該噴出ノズルに更にノズル管を取り付けて該ノズル管の先端部に設けた開口を噴出孔として、缶内の内容物が噴出される構造となっている。
上記のうち後者、すなわちノズル管を取り付けて内容物を噴出する場合において、該ノズル管に噴出孔を形成する方法としては、ノズル管の外部から中空路内まで貫通するように先端が鋭利な針部材を刺し込んで穿孔する方法が一般的に行われている。
しかしながら、かかる従来の一般的な穿孔方法によれば、外部から該ノズル管を穿孔するものであるから、該ノズル管の中空路内にバリが形成されてしまうことになる。この形成されたバリは、中空路内に流れる気体や液体の圧力を受けて押し戻され、穿孔したつもりが逆に噴出孔を閉口してしまうこととなる為、実際には該噴出孔から気体や液体がうまく噴出されないという問題があった。
また従来において、穿孔した噴出孔の径を安定させるために、針部材をノズル管に刺し込んだ状態で、該ノズル管を構成する樹脂が軟化する温度まで加熱させ、加熱後に常温まで冷却してから針部材を引き抜く方法が採られることがあった。
さらに他の方法として、該ノズル管を構成する樹脂が軟化する温度まで加熱させ、軟化した該ノズル管に針部材で穿孔した後、常温まで冷却してから針部材を引き抜く方法も採られることがあった。
しかしながら、かかる方法によれば、常温状態での加工より加熱と冷却という多くの工程が必要であるため、作業工程が増加すると共に作業時間も増加することとなり、しかも針部材を刺したまま加熱と冷却を行うという作業内容自体が非常に煩雑なものとなっていた。そして、この方法で製造されたノズル管の噴出孔は、使用に際し作業中に加熱されることで、変形が生じ得るという問題もあった。
かかる問題点を解決しようとするノズル管用穿孔具が提案されている。例えば、簡易かつ安価な方法で、中空路内に形成されたバリによって閉口されることのない噴出孔を穿孔することが可能な「ノズル管用穿孔具とノズル管の噴出孔形成方法並びにノズル管」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。
かかる「ノズル管用穿孔具とノズル管の噴出孔形成方法並びにノズル管」の提案は、硬質素材から成る所要長さの棒状体の先端に、尖った円錐形若しくは多角錐形の針先が成形されると共に、該針先と逆方向に延伸する所要長さの返し部が備えられた構成となっている。そして、ノズル管本体の外面からノズル管用穿孔具の針先を突き刺し、返し部の全体がノズル管本体の中空路内に位置するまで刺し込んだ後、バリを返し部で引掻きつつ、該ノズル管用穿孔具をノズル管本体から引き抜くことで、噴出孔を備えたノズル管が製造される手段を採用して簡易かつ安価な方法で、中空路内に形成されたバリによって閉口されることのない噴出孔を穿孔することができる提案である。
しかしながら、上記提案によれば、確かに針先を突き刺すことで発生するバリが引き抜かれることで、ノズル管に対し該バリによって閉口されることのない噴出孔を確実に形成することが可能であるが、穿孔針がノズル管の外周部に対して斜めに充てられることによって、ズレ込みによる加工精度不良が発生することが想定されると共に、穿孔作業に熟練を要し、それだけでは所定の角度を有する噴出孔を容易且つ短時間で正確に穿孔することが難しい提案であった。
本出願人は、従来における穿孔作業に熟練を要するといった問題に着目し、もっと容易且つ短時間で正確に穿孔することができないものかという着想下、ノズル管に所定の穿孔角度を有する噴出孔を容易且つ短時間で正確に穿孔することができる穿孔補助具を開発し、本発明における「ノズル管穿孔補助具」の提案に至るものである。
特開2015-131359号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、ノズル管に所定の穿孔角度を有する一乃至複数の噴出孔を容易且つ短時間で正確に穿孔することができるノズル管穿孔補助具を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、熱可塑性を有する合成樹脂素材により製造されたノズル管の外周部に一乃至複数の噴出孔を形成するためのノズル管穿孔補助具であって、所定の長さ及び厚さを有し且つ長手方向にノズル管を挿通可能な所定径を有する中空路が形成された一体の筒状ガイド管体から成り、該筒状ガイド管体の外周面における所定箇所には、穿孔針が挿通可能であって該中空路の中心軸方向に対して所定角度を有して該中空路まで貫通する一乃至複数の穿孔ガイド穴が穿設されて成り、該中空路にノズル管を挿通した状態で穿孔ガイド穴に穿孔針を挿通することで、該ノズル管に噴出孔が形成される手段を採る。
また、本発明は、前記中空路が、前記筒状ガイド管体の一端において閉口して形成されている手段を採る。
さらに、本発明は、前記中空路が、前記筒状ガイド管体を長手方向に貫通して形成されている手段を採る。
またさらに、本発明は、前記貫通した中空路が形成されて成る筒状ガイド管体の先端部に、該中空路に挿嵌可能な所定長さを有する穿孔位置調整治具が着脱可能に装着されて成る手段を採る。
さらにまた、本発明は、前記筒状ガイド管体の外周面における所定箇所に穿孔フランジ部が外方へ突設されると共に、前記穿孔ガイド穴が該穿孔フランジ部を介して穿設されて成る手段を採る。
本発明にかかるノズル管穿孔補助具によれば、中空路にノズル管を挿通した状態で各穿孔ガイド穴に穿孔針を挿通することによって、ノズル管に所定の穿孔角度を有する一乃至複数の噴出孔を容易且つ短時間で正確に穿孔することができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明にかかるノズル管穿孔補助具によれば、中空路が貫通されて成る場合に、該中空路に挿嵌可能な所定長さを有する穿孔位置調整治具が着脱可能に装着されることによって、中空路に挿通されたノズル管の先端を該穿孔位置調整治具に突き当てた状態で穿孔作業を行うことができるため、ノズル管における噴出孔を穿孔すべき箇所の位置決め及び位置変更が容易となって、これにより噴出孔を短時間で正確に穿孔することができる、といった優れた効果を奏する。
本発明にかかるノズル管穿孔補助具の第一の実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明にかかるノズル管穿孔補助具の第一の実施形態を示す説明図である。 第一の実施形態にかかるノズル管穿孔補助具の穿孔加工工程を示す説明図である。 本発明にかかるノズル管穿孔補助具の第二の実施形態を示す説明図である。(実施例2) 第二の実施形態にかかるノズル管穿孔補助具の穿孔加工工程を示す説明図である。 本発明にかかるノズル管穿孔補助具の第三の実施形態を示す説明図である。(実施例3)
本発明にかかるノズル管穿孔補助具10は、所定の長さ及び厚さを有し且つ長手方向にノズル管30を挿通可能な所定径を有する中空路21が形成された一体の筒状ガイド管体20から成り、該筒状ガイド管体20の外周面における所定箇所に穿孔フランジ部22が外方へ突設されると共に、穿孔針50が挿通可能であって該中空路21の中心軸方向に対して所定角度αを有して該中空路21まで貫通する一乃至複数の穿孔ガイド穴23が該穿孔フランジ部22を介して穿設されることで、該中空路21にノズル管30を挿通した状態で穿孔ガイド穴23に穿孔針50を挿通して、該ノズル管30に一乃至複数の噴出孔31が形成される手段を採用したことを最大の特徴とする。
以下、本発明にかかるノズル管穿孔補助具10の実施形態を、図面に基づいて説明する。
尚、本発明にかかるノズル管穿孔補助具10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる工程や手法、寸法等の範囲内で、適宜変更することができる。
図1乃至3は、本発明にかかるノズル管穿孔補助具10の第一の実施形態を示しており、図1は全体構成を示す斜視図、図2は縦断面図、図3は穿孔加工工程を示す説明図である。
本実施形態にかかるノズル管穿孔補助具10は、アルミニュウムやステンレス等の金属素材あるいは機能性樹脂としてポリアセタール(POM)やポリアミド樹脂(ナイロン樹脂)、ポリエチレン・テレフタレート樹脂(PBT)、ポリフェニレン・サルファイド(PPS)、ポリカーボネート(PC)ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)等で形成され、ノズル管30の外周部に一乃至複数の噴出孔31を形成するための穿孔補助具であって、ノズル管30を挿通可能な一体の筒状ガイド管体20により構成されている。
筒状ガイド管体20は、所定の長さ及び厚さを有して成り、且つ、長手方向にノズル管30を挿通可能な所定径を有する中空路21が備えられ、その外周面の所定箇所に穿孔フランジ部22が外方へ向け突設されて一体に形成されている。該筒状ガイド管体20の具体的な長さ及び厚さについては、特に限定するものではないが、穿孔フランジ部22以外の筒状ガイド管体20の厚さは、図面に示すように、肉薄となっており、例えば中空路21の径幅に比し3倍乃至4倍程度の厚さとすることが考え得る。
中空路21は、前記筒状ガイド管体20において長手方向に形成されるもので、ノズル管30が挿通可能な所定径を有し、例えばノズル管30の外径より1乃至7%程度、好ましくは3乃至5%程度太い内径を有して、該筒状ガイド管体20の中心に形成される。該中空路21は、貫通することなく一端は閉口されて塞がった形態となっており、それにより全体外形として、長手方向端面視において円形状を有する一端が塞がれた円筒形状を為す。
穿孔フランジ部22は、筒状ガイド管体20の外周面における所定箇所に外方へ突設されるもので、その形状については特に限定するものではない。図面では、筒状ガイド管体20の外周面全体を周回する様に360°全体が突出した一つの穿孔フランジ部22が突設された場合について示しているが、かかる周回状の穿孔フランジ部22が長手方向に複数突設される態様も可能であり、さらには、必要箇所にのみピンポイントで棒状の穿孔フランジ部22が一乃至複数突設される態様も可能であって、特にその形状や数は限定されるものではない。
該穿孔フランジ部22には、穿孔ガイド穴23が穿設されている。言い換えれば、穿孔ガイド穴23は、筒状ガイド管体20の外周面において、穿孔フランジ部22を介して穿設される態様となっている。
該穿孔ガイド穴23は、穿孔針50を挿通するもので、中空路21の中心軸方向に対して所定角度αを有して該中空路21まで貫通する様に形成される。該穿孔ガイド穴23の径については、穿孔針50を挿通するという機能上、該穿孔針50が挿通可能な径を有して形成され、具体的には、穿孔針50の最大外径より1~10%大きく、好ましくは4~7%大きい内径を有して形成されている。
穿孔フランジ部22の突出長さについては、特に限定するものではないが、少なくとも穿孔針50の長さよりも短くすることを要するもので、穿孔ガイド穴23へ穿孔針50を挿通する際にブレを抑制して安定した挿通を可能ならしめるべく、適宜決定される。
また、穿孔フランジ部22の突出角度について、図面では穿孔ガイド穴23の角度αと同角度で突出した場合について示しているが、必ずしも同角度である必要はなく、穿孔ガイド穴23を所定の角度αにて穿設し得るのであれば、穿孔フランジ部22の突出角度に限定はない。
穿孔ガイド穴23の数については、特に限定するものではなく、一乃至複数の穿孔ガイド穴23が穿設されるもので、例えば1乃至8つの穿孔ガイド穴23が穿設され、好ましくは3乃至6つ、更に好ましくは4つの穿孔ガイド穴23が穿設される。このとき、各穿孔ガイド穴23の間隔については任意であるが、最終的に完成したノズル管30による均等・均一な噴出態様に鑑みると、各穿孔ガイド穴23は均等な間隔で穿設されることが望ましい。但し、場合によっては、所定方向に偏った噴出態様のノズル管30を成形することもあり得るため、最終的に完成するノズル管30の噴出態様を考慮して、各穿孔ガイド穴23の間隔は決定される。
ところで、前記穿孔ガイド穴23の角度αについては、中空路21の中心軸方向に対して所定角度αを有するもので、最終的に完成するノズル管30に穿孔される噴出孔31の角度に応じて1°~179°の範囲内で任意に決定されるものである。すなわち、角度αが1°未満乃至179°を超えるのであれば、筒状ガイド管体20に対して穿孔ガイド穴23を設けるに足らないためである。尚、図1(a)及び図2(a)では、穿孔ガイド穴23の角度αについて鋭角の略50°とした場合、図1(b)及び図2(b)では、穿孔ガイド穴23の角度αについて直角の略90°とした場合について示している。
ノズル管30は、スプレー缶やエアゾール缶に使用される内容物を噴出するため管状のノズルであって、熱可塑性を有する合成樹脂素材により製造されて成り、例えば、合成樹脂素材、LDPE(低密度ポリエチレン)やHDPE(高密度ポリエチレン)、フッ素樹脂、ナイロン、ポリプロピレン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の素材で形成される。
該ノズル管30には、穿孔針50による穿孔により一乃至複数の噴出孔31が形成される。一のノズル管30に穿孔される噴出孔31の数は、最終的に完成するノズル管30に形成すべき噴出孔31の数であって、特に限定するものではない。
穿孔針50は、合成樹脂素材により製造されたノズル管30本体に噴出孔31を形成するための穿孔具であって、所要の長さ・太さを有し先端をノズル管30に突き刺すべく尖った針先が形成された棒状体により構成されている。該棒状体の形状については、端面視において円形状若しくは多角形状のものが採用される。該針先は、棒状体の形状が端面視円形状の場合は円錐形を為し、棒状体が端面視多角形状の場合は多角錐形を為すこととなる。該棒状体の材質については、合成樹脂素材から成るノズル管30本体を穿孔するという機能上、ある程度の硬質素材であれば特に限定するものではなく、例えば鉄鋼材やステンレス材、チタン材、タングステン材等の金属素材が考え得る。
尚、穿孔針50の先端には、針先と逆方向に延伸する所要長さの返し部が備えられている態様を採用し得る。かかる返し部の長さについては、特に限定するものではないが、少なくとも針先から返し端までがノズル管30本体の中空路21内に収まる長さとする。このとき、返し部の数については、特に限定するものではなく、一の穿孔針50に対し一乃至複数の返し部を備える構成態様が考え得る。さらには、針先から傘状に全体に拡がる返し部の構成態様も考え得る。返し部が複数の場合は、端面視において放射状に等間隔あるいは任意の間隔で備えられる。
また、穿孔針50がノズル管30全体を突き抜けてしまい、針先が対向する外周面にまで達して突き刺してしまうことのないよう、該穿孔針50の針先と基端との境に段差が形成される態様が望ましい。かかる段差形成の具体的構造については、針先がこれ以上先に進行するのを妨げ得るものであれば特に限定はないが、例えば穿孔針50における針先の進行をストップしたい箇所より基端側の径を針先の径より太くすることで、針先と基端との境界に段差を形成する態様が可能である。具体的態様としては、穿孔針50における針先より基端側の径を150%以上太くする態様が考えられ、より望ましくは、基端側の径について針先に対し200~500%の外径とする態様が考え得る。かかる態様を採ることにより、当該段差箇所がノズル管30の外周面に接触することで、穿孔針50の針先をノズル管30の中空部に留まる(止まる)位置で停止させるストッパーとして作用し、それ以上先への穿孔針50の進行を妨げることとなるため、穿孔針50がノズル管30を突き抜けることを防止し、誤って仕様以外の穿孔が為されるのを確実に防止することが可能となる。
尚、かかる穿孔針50の段差箇所について、ノズル管30の外周面ではなく、穿孔ガイド穴23の所定中間箇所に段部を設けて該段部に接触させることで、ノズル管30に対する穿孔針50の差込深さを決定する態様も可能である。
以上で構成される本実施形態にかかるノズル管穿孔補助具10は、ノズル管30に噴出孔31を穿孔するための道具として、非常に簡易構造で且つコストパフォーマンスに優れたものであって、しかもノズル管30に所定の穿孔角度を有する一乃至複数の噴出孔31を容易且つ短時間で正確に穿孔することができ、穿孔ガイド穴23を具備する穿孔フランジ部22が突設されることで、穿孔針50の挿通安定性を担保しつつ筒状ガイド管体20を肉薄に成形することができるため、軽量化が図られ作業性の向上に資することとなる。
次に、本実施形態にかかるノズル管穿孔補助具10の使用態様を説明する。図3は、本実施形態にかかるノズル管穿孔補助具10を使用した穿孔加工工程を示す説明図であり、以下の加工工程を経て噴出孔31が穿孔されたノズル管30が完成する。
(1)ノズル管穿孔補助具10における筒状ガイド管体20の中空路21に、ノズル管30を挿入する。
(2)ノズル管30の先端が、中空路21の閉口された端部に突き当たるまで挿入する。これにより、常に決まった位置に噴出孔31を穿孔し得ることとなる。尚、異なる位置に噴出孔31を穿孔する場合も考えられ、したがってノズル管30の挿入に際し、必ずしも中空路21の閉口された端部に突き当てることを要するものではない。
(3)ノズル管30の挿入後、穿孔フランジ部22に穿設された穿孔ガイド穴23へ穿孔針50を差し込んで、ノズル管30の外周部に噴出孔31を穿ける。
(4)穿孔針50を引き抜く。尚、複数の噴出孔31を穿孔する場合は、異なる穿孔ガイド穴23に穿孔針50を差し込むか、あるいは、挿入されたノズル管30を回転させた後に同じ穿孔ガイド穴23に穿孔針50を差し込むことで、ノズル管30の異なる箇所にも噴出孔31を穿け、その後また穿孔針50を引き抜く。この(3)及び(4)は、噴出孔31の必要数に応じて繰り返される。
尚、穿孔針50について、該棒状体の形状が、端面視において多角形状を用いる場合と、該穿孔針50の先端に、針先と逆方向に延伸する所要長さの返し部が備えられている態様を採用した場合は、引き抜き前に穿孔針50を回転させて、差し込み時とは異なる状態で引き抜く方法もある。
(5)ノズル管30を筒状ガイド管体20の中空路21から引き抜き、完成する。
以上の様にして、本実施形態にかかるノズル管穿孔補助具10が使用され、ノズル管30に噴出孔31が穿孔される。
このとき、穿孔フランジ部22に穿孔ガイド穴23が複数穿設されている場合において、ノズル管30に穿孔される噴出孔31が一つで足りるのであれば、何れかの任意の穿孔ガイド穴23一つを使用して、穿孔針50を差し込み穿孔すればよい。また、複数の噴出孔31をノズル管30に穿孔する場合には、異なる穿孔ガイド穴23を必要数だけ使用して、それぞれ穿孔針50を差し込み穿孔することとなる。穿孔ガイド穴23の数より穿孔する噴出孔31の数が多い場合には、各穿孔ガイド穴23に穿孔針50を差し込み穿孔した後、ノズル管穿孔補助具10若しくはノズル管30を回転することで、当初の穿孔箇所から位置をズラし、その後また各穿孔ガイド穴23に穿孔針50を差し込み穿孔することで対応可能である。
本発明にかかるノズル管穿孔補助具10の第二の実施形態について説明する。上記実施例1と同様の部分は省略する。
実施例1では、ノズル管30が挿通される筒状ガイド管体20の中空路21について、その一端が閉口されている態様について説明した。しかしながら、ノズル管30における噴出孔31の穿孔位置の可変性や、ノズル管30の先端の封止作業について噴出孔31を穿孔する作業との一連の中で行い得ることが望ましいことに鑑みると、筒状ガイド管体20の中空路21は貫通している方が好ましい。
そこで、本発明にかかるノズル管穿孔補助具10において、筒状ガイド管体20の中空路21について、一端が閉口されることなく貫通して形成されて成る手段を採ることができる。図4乃至5は、本実施形態にかかるノズル管穿孔補助具10を示しており、図4は縦断面図、図5は穿孔加工工程を示す説明図である。
中空路21は、前記筒状ガイド管体20において長手方向に形成されるもので、ノズル管30が挿通可能な所定径を有し、端部が閉口されることなく筒状ガイド管体20を長手方向に貫通した形態となっており、それにより全体外形として、長手方向端面視において円形状を有する貫通した円筒形状を為す。
その他の各構成については、実施例1と同様である。また、図4(a)では、穿孔ガイド穴23の角度αについて鋭角の略50°とした場合、図4(b)では、穿孔ガイド穴23の角度αについて直角の略90°とした場合について示している。
以上で構成される本実施形態にかかるノズル管穿孔補助具10は、ノズル管30に噴出孔31を穿孔するための道具として、非常に簡易構造で且つコストパフォーマンスに優れたものであって、しかもノズル管30に所定の穿孔角度を有する一乃至複数の噴出孔31を容易且つ短時間で正確に穿孔することができ、中空路21が貫通されることで穿孔箇所の可変性への対応に優れると共に、ノズル管30先端の封止作業を穿孔作業との一連の中で行うことが可能となり、さらには、封止されたノズル管30の先端にも噴出孔31を穿孔することが可能になり、さらにまた、穿孔ガイド穴23を具備する穿孔フランジ部22が突設されることで、穿孔針50の挿通安定性を担保しつつ筒状ガイド管体20を肉薄に成形することができるため、軽量化が図られ作業性の向上に資することとなる。
次に、本実施形態にかかるノズル管穿孔補助具10の使用態様を説明する。図5は、本実施形態にかかるノズル管穿孔補助具10を使用した穿孔加工工程を示す説明図であり、以下の加工工程を経て噴出孔31が穿孔されたノズル管30が完成する。
(1)ノズル管穿孔補助具10における筒状ガイド管体20の中空路21に、ノズル管30を挿入する。
(2)ノズル管30を中空路21の先端部から3mm程度突き出す。
(3)突き出たノズル管30の先端部をガスバーナー52等によって加熱し、軟化させる。
(4)先端が加熱されて軟化したノズル管30を筒状ガイド管体20の中空路21内に引き込む。
(5)筒状ガイド管体20の中空路21の先端に平板51を押し当てる。
(6)先端が軟化したノズル管30を平板51に押し付ける。
(7)ノズル管30における穿孔する噴出孔31の位置が決められた後、穿孔フランジ部22に穿設された穿孔ガイド穴23へ穿孔針50を差し込んで、ノズル管30に噴出孔31を穿ける。
(8)穿孔針50を引き抜く。尚、複数の噴出孔31を穿孔する場合は、異なる穿孔ガイド穴23にも穿孔針50を差し込むか、あるいは、挿入されたノズル管30を回転させた後に同じ穿孔ガイド穴23に穿孔針50を差し込むことで、ノズル管30の異なる箇所にも噴出孔31を穿け、その後また穿孔針50を引き抜く。この(7)及び(8)は、噴出孔31の必要数に応じて繰り返される。
尚、穿孔針50について、該棒状体の形状が、端面視において多角形状を用いる場合と、該穿孔針50の先端に、針先と逆方向に延伸する所要長さの返し部が備えられている態様を採用した場合は、引き抜き前に穿孔針50を回転させて、差し込み時とは異なる状態で引き抜く方法もある。
(9)ノズル管30を筒状ガイド管体20の中空路21から引き抜き、完成する。
以上の様にして、本実施形態にかかるノズル管穿孔補助具10が使用され、ノズル管30に噴出孔31が穿孔される。尚、上記(2)~(6)の工程はノズル管30の先端を封止するための工程であり、上記(7)~(9)の工程によりノズル管30に噴出孔31が穿孔されることとなる。
本発明にかかるノズル管穿孔補助具10の第三の実施例について説明する。上記実施例2(該実施例2で引用する実施例1を含む。)と同様の部分は省略する。
実施例1乃至2では、ノズル管30が挿通される中空路23を備えた筒状ガイド管体20に穿孔ガイド穴23を具備した穿孔フランジ部22を突設して構成される態様について説明した。しかしながら、穿孔フランジ部22における穿孔ガイド穴23の位置は固定的に決定されているため、ノズル管30における噴出孔31の穿孔位置も一様に決定されてしまうものであって、例えば噴出孔31の穿孔位置について長さ方向に変更したい場合には、それに相応する位置に穿孔ガイド穴23が穿設された穿孔フランジ部22を有する他のノズル管穿孔補助具10を用意する必要があった。そのため、一のノズル管穿孔補助具10によって異なる長さ方向の穿孔位置に対応し得る手段が求められるところであった。
そこで、本発明にかかるノズル管穿孔補助具10において、貫通した中空路21が形成されて成る筒状ガイド管体20の先端部に、穿孔位置調整治具40が着脱可能に装着されて成る手段を採ることができる。図6は、ノズル管穿孔補助具10における当該手段を採用した実施形態を示す説明図である。図面に示す様に、ノズル管30において、筒状ガイド管体20の長さより短い位置に噴出孔31の穿孔位置を設けたい場合に、筒状ガイド管体20の先端部に穿孔位置調整治具40が装着される。
すなわち、穿孔位置調整治具40は、中空路21に挿嵌可能な所定長さを有する形状となっており、筒状ガイド管体20の先端部に着脱可能に装着し得る構造となっている。該穿孔位置調整治具40の材質について特に限定はないが、例えば筒状ガイド管体20(ノズル管穿孔補助具10)と同材質のアルミニュウムやステンレス等の金属素材あるいは機能性樹脂としてポリアセタール(POM)やポリアミド樹脂(ナイロン樹脂)、ポリエチレン・テレフタレート樹脂(PBT)、ポリフェニレン・サルファイド(PPS)、ポリカーボネート(PC)ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)等で形成される。該穿孔位置調整治具40の形状については、中空路21に挿嵌可能であれば特に限定はなく、例えば中空路21の径より縮径した棒形状となっている。
穿孔位置調整治具40を筒状ガイド管体20の先端部に装着するための手段・構造について特に限定はなく、図示の様に穿孔位置調整治具40の端部にフランジ部を設け、該フランジ部と筒状ガイド管体20の先端部とを嵌着や螺着などにより固定する手段・構造を採用すればよい。
穿孔位置調整治具40の長さについても、特に限定するものではないが、少なくとも筒状ガイド管体20の先端部から中空路21内における穿孔ガイド穴23に至るまでの長さの範囲内とする。穿孔ガイド穴23以上に長いと、該穿孔ガイド穴23を介して穿孔針50によるノズル管30への穿孔ができなくなるからである。尚、長さの異なる複数の穿孔位置調整治具40を揃えることで、複数の異なる長さ方向の穿孔位置に対応することが可能となるため、非常に有益である。
以上で構成されるノズル管穿孔補助具10は、穿孔位置調整治具40を筒状ガイド管体20の先端部に装着することによって、ノズル管30への噴出孔31の穿孔に際し容易且つ短時間で正確に穿孔し得ると共に、一のノズル管穿孔補助具10で異なる長さ方向の穿孔位置に対応することが可能となる。
本発明は、ノズル管への噴出孔の穿孔に際し、容易且つ短時間で正確に作業し得るノズル管穿孔補助具を用いることで、機能不良を起こすことなく安定した噴出を実現可能な噴出孔を備えた高品位のノズル管を確実に提供し得るものである。したがって、本発明にかかる「ノズル管穿孔補助具」の産業上の利用可能性は非常に高いものと思料する。
10 ノズル管穿孔補助具
20 筒状ガイド管体
21 中空路
22 穿孔フランジ部
23 穿孔ガイド穴
30 ノズル管
31 噴出孔
40 穿孔位置調整治具
50 穿孔針
51 平板
52 ガスバーナー
α 角度

Claims (4)

  1. 熱可塑性を有する合成樹脂素材により製造されたノズル管の外周部に一乃至複数の噴出孔を形成するためのノズル管穿孔補助具であって、
    所定の長さ及び厚さを有し且つ長手方向にノズル管を挿通可能な所定径を有する中空路が形成された一体の筒状ガイド管体から成り、
    該筒状ガイド管体の外周面における所定箇所に穿孔フランジ部が外方へ突設されると共に、穿孔針が挿通可能であって前記中空路の中心軸方向に対して所定角度を有して該中空路まで貫通する一乃至複数の穿孔ガイド穴が該穿孔フランジ部を介して穿設されて成り、
    前記中空路にノズル管を挿通した状態で穿孔ガイド穴に穿孔針を挿通することで、該ノズル管に噴出孔が形成されることを特徴とするノズル管穿孔補助具。
  2. 前記中空路が、前記筒状ガイド管体の一端において閉口して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のノズル管穿孔補助具。
  3. 前記中空路が、前記筒状ガイド管体を長手方向に貫通して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のノズル管穿孔補助具。
  4. 前記貫通した中空路が形成されて成る筒状ガイド管体の先端部に、該中空路に挿嵌可能な所定長さを有する穿孔位置調整治具が着脱可能に装着されて成ることを特徴とする請求項3に記載のノズル管穿孔補助具。
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