JP7222473B2 - クロスフロー水車装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、羽根車を効率よく回転させるために、羽根車の内側に、当該内側における液体の流れを整える整流板を設けたクロスフロー水車装置が開示されている。
以下、図1~4を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1,2に示すように、本実施形態のクロスフロー水車装置1は、羽根車2(ランナ)と、流入管路部3と、流出部6と、を備える。また、本実施形態のクロスフロー水車装置1は、キャビティ5をさらに備える。
回転軸11は、水平方向に延びる。図1,2において、回転軸11は紙面に直交する方向(X軸方向)に延びている。回転軸11は、例えば後述する流出部6に対して回転可能に支持されてよい。
複数の羽根12は、回転軸11(軸線O1)を中心として回転軸11の周方向に配列されている。羽根車2は、これら複数の羽根12によって内側に空間13(内側空間13)を有する円筒状に形成されている。具体的に、複数の羽根12は、それぞれ回転軸11の軸方向(X軸方向)に延びており、各羽根12の両端が円板14に接続されることで、円筒状に配列される。複数の羽根12は、円板14を介して回転軸11に接続されている。本実施形態において、回転軸11は内側空間13を貫通しているが、例えば貫通しなくてもよい。
湾曲管路部10は、直線管路部9に流れる液体の流れ方向D2を羽根車2の回転方向D1に対応する方向に変化させた上で、液体を羽根車2に流入させる役割を果たす。図2における矢印D3、D4は、湾曲管路部10における流れ方向を示している。
羽根車2の回転方向D1の前側に位置する流入口21の第一端23は、少なくとも流入口21の第二端22に対して羽根車2の回転方向D1の前側に間隔をあけて位置すればよい。羽根車2の回転方向D1において流入口21の第二端22から第一端23に至る角度は、例えば90度未満であってよいが、90度以上であることがより好ましい。図2において、流入口21の第一端23は、流入口21の第二端22に対して羽根車2の回転方向D1の前側に90度ずれて位置している。
ガイドベーン24は、回転軸11の軸線O1に平行する軸部25を中心に回転可能となるように湾曲管路部10に対して支持されている。ガイドベーン24は、湾曲管路部10を閉じる第一回転位置P1と、湾曲管路部10を完全に開いた第二回転位置P2との間で揺動可能とされている。ガイドベーン24が第一回転位置P1に配された状態では、液体が羽根車2に流入しない。また、ガイドベーン24が第二回転位置P2に配された状態では、羽根車2に流入する液体の流量が最大となる。
断面円弧状に形成されたキャビティ5の径寸法は、例えば羽根車2の径寸法以上であってもよいが、本実施形態では羽根車2の径寸法よりも小さい。
羽根車2の回転方向D1の前側に位置するキャビティ5の開口31の第二端34は、例えば後述する流出部6の流出空間41に対して羽根車2の回転方向D1の後側に間隔をあけて位置してよい。本実施形態において、キャビティ5の開口31の第二端34は、流出部6の流出空間41に対して羽根車2の回転方向D1の後側に間隔をあけずに位置する。
さらに、本実施形態の流出部6には、吸気用孔43を開閉するバルブ44が設けられている。
ドラフト管7は、流出部6の鉛直方向下側に連ねて設けられ、鉛直方向下側に延びる。ドラフト管7は、鉛直方向下側に順番に配列された縮径部51と、拡径部52とを有する。縮径部51は、流出部6の下端から鉛直方向下側に向かうにしたがって流路断面が小さくなるように形成されている。拡径部52は、縮径部51の下端から鉛直方向下側に向かうにしたがって流路断面が大きくなるように形成されている。
図4に示すように、ガイドベーン24によって湾曲管路部10を開いた状態において直線管路部9から湾曲管路部10に向けて液体が流れると、液体は湾曲管路部10の流入口21から羽根車2に流入する。
ここで、湾曲管路部10の流路断面は羽根車2の回転方向D1の前側に向かうにしたがって小さくなっている。このため、流入口21が羽根車2の回転方向D1に長く延びていても、流入口21から羽根車2に流入する液体の流速が、羽根車2の周方向の位置に応じてばらつくことを抑制できる。例えば、流入口21のうち流入口21の第二端22側の領域から羽根車2に流入する液体の流速が、流入口21の第一端23側の領域から羽根車2に流入する液体の流速よりも大きくなることを抑制できる。
ここで、湾曲管路部10の流入口21は、羽根車2の鉛直方向上側、かつ、羽根車2の上端15から羽根車2の回転方向D1前側に位置する。このため、液体全てを羽根車2に対して鉛直方向下側に流入させることができる。すなわち、流入口21から羽根車2に流入する液体には重力が必ず作用する。これにより、直線管路部9及び湾曲管路部10において流れる液体の水圧に加え、液体に作用する重力も利用して、羽根車2を回転駆動することができる。
図1に示すように、流出部6の流出空間41に流れ出た液体は、矢印D9で示すように、主にドラフト管7に向けて鉛直方向下側に流れる。
なお、ドラフト管7に溜まる液体の水位WL1は、ドラフト管7に位置してもよいが、例えば図1において二点鎖線で示すように、流出部6の流出空間41に位置し、羽根車2に到達してもよい。
また、キャビティ5が設けられていることで、羽根車2の回転に伴う遠心力によってキャビティ5に吐出された液体を羽根車2に再度流入させて、羽根車2をさらに回転駆動することもできる。したがって、羽根車2の回転効率をさらに向上できる。
次に、図5を参照して本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態においては、第一実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
円弧面61Aとガイド面45とは、接点部46が丸みを帯びた形状に形成される等して、滑らかにつながっているとよい。同様に、円弧面61Aと流入口21の第一端23から延びる湾曲管路部10の内面とは、滑らかにつながっているとよい。
また、第二実施形態のクロスフロー水車装置1Aでは、羽根車2の外周のうち流入管路部3の流入口21から流出部6のガイド面45の接点部46に至る領域が円弧壁60Aによって覆われる。このため、当該領域において羽根車2の内側に空気が入り込むことを防止できる。これにより、羽根車2から流出した液体とガイド面45との間に空気が入り込むことを抑制できる。したがって、ガイド面45上における当該液体の流れが空気によって剥離することを抑制できる。その結果として、第一実施形態の場合と同様に、羽根車2の回転効率を向上できる。
Claims (10)
- 水平方向に延びる回転軸を中心に複数の羽根を前記回転軸の周方向に配列した円筒状に形成され、外周から液体が流入されることで前記回転軸を中心として一方向に回転する羽根車と、
前記羽根車の鉛直方向上側に配され、前記羽根車の外周に開口して前記液体を前記羽根車に流入させる流入口を有する流入管路部と、
前記流入口の反対側において前記羽根車の外周に開口し、前記羽根車を通過した前記液体が流出する流出空間を有する流出部と、を備え、
前記流出部は、前記流入口よりも前記羽根車の回転方向前側において前記羽根車の外周に接する接点部を含み、前記接点部から前記羽根車の回転方向前側に向かうにしたがって前記羽根車の外周から離れるように延びるガイド面を有し、
前記ガイド面は、その延長方向において凸状に湾曲し、
前記接点部において前記羽根車の外周の接線に対する前記ガイド面の角度は、前記接点部の近傍において前記羽根車から前記流出空間に流出した前記液体が前記ガイド面に沿って流れる角度であり、
前記羽根車の回転方向において前記流入口と前記流出空間との間に設けられ、前記羽根車の外周に開口するキャビティを備え、
前記キャビティの内面は、前記回転軸の軸方向から見た断面で、前記羽根車の回転方向に間隔をあけて位置する前記キャビティの開口の第一端と第二端との間で凹状に湾曲するクロスフロー水車装置。 - 前記接点部における前記接線に対する前記ガイド面の角度は、0度以上かつ70度以下である請求項1に記載のクロスフロー水車装置。
- 前記キャビティの内面は、前記回転軸の軸方向から見た断面で、前記回転軸の軸線に平行するキャビティ中心線を中心とする円弧状に形成されている請求項1又は請求項2に記載のクロスフロー水車装置。
- 前記キャビティ中心線は、前記羽根車の外周の外側に位置する請求項3に記載のクロスフロー水車装置。
- 前記羽根車の回転方向後側に位置する前記キャビティの開口の第一端は、前記羽根車の回転方向前側に位置する前記流入口の第一端に対して間隔をあけずに位置する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のクロスフロー水車装置。
- 前記流入管路部が、
前記羽根車の鉛直方向上側に配され、前記液体を前記水平方向に流す直線管路部と、
前記直線管路部の下流端から前記羽根車の外周に沿って前記羽根車の回転方向前側に延びると共に、前記流入口を有する湾曲管路部と、を備え、
前記流入口は、前記羽根車の鉛直方向上側に位置する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のクロスフロー水車装置。 - 前記羽根車の回転方向後側に位置する前記流入口の第二端は、前記回転軸の軸線に対して鉛直方向上側に位置する前記羽根車の上端に位置する請求項6に記載のクロスフロー水車装置。
- 前記羽根車の回転方向前側に位置する前記流入口の第一端は、前記羽根車の回転方向後側に位置する前記流入口の第二端に対して前記羽根車の回転方向前側に90度以上ずれて位置する請求項6又は請求項7に記載のクロスフロー水車装置。
- 前記湾曲管路部は、前記羽根車の径方向における前記湾曲管路部の寸法が前記回転方向前側に向かうにしたがって小さくなるように形成されている請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のクロスフロー水車装置。
- 前記流出部の鉛直方向下側に連ねて設けられ、鉛直方向下側に延びるドラフト管と、
鉛直方向上側に開口する箱状に形成されて前記液体が貯留されると共に、前記ドラフト管の延長方向の下端部が挿入される貯水槽と、を備える請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のクロスフロー水車装置。
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