JP7222316B2 - 食用油劣化抑制フィルターの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、食用油劣化抑制フィルターの製造方法に関する。
食用油は種々の食品に使用されているが、天ぷら、フライ等の揚げ物の調理に使用される食用油は、調理に伴う加熱や放置により酸化劣化し、食品の味、臭い、外観を悪化させるため、所定の基準以上に酸化劣化した食用油は廃棄される。地球環境保全の観点から、食用油の酸化劣化を少しでも遅らせて、食用油の廃棄回数を少なくすることが望まれている。また、食用油の廃棄回数を少なくすることにより、揚げ物で使用する揚げ物調理器具(フライヤー)の清掃回数が減り、清掃に使用する水の量を減らせるメリットもある。
例えば特許文献1には、使用済みの酸化劣化した食用油を通過させて食用油の濾過と再生とを行う濾過処理材(フィルター)が開示されている。このフィルターは、濾布又は濾紙製の密閉ケース内に粒状の再生剤が充填されて構成されている。
しかしながら、特許文献1に開示のフィルターは、食用油中の揚げカス等の不純物による目詰まりが生じやすいため、食用油の酸化劣化を抑制する性能(以下、「酸化劣化抑制性能」と記す。)や酸化劣化した食用油を再生する性能が低下するおそれがあった。また、目詰まりによるフィルターの交換を行う必要性が生じることが多かった。
特開2016-52627号公報
本発明は、優れた酸化劣化抑制性能を有し、且つ、濾過性が良好で目詰まりが生じにくい食用油劣化抑制フィルターの製造方法を提供することを課題とする。
本発明の一態様に係る食用油劣化抑制フィルターの製造方法は、食用油劣化抑制剤とバインダーとを含有する劣化抑制組成物を、細孔を有する濾材の表面及び細孔の内面の少なくとも一方に、印刷法によって付着させる印刷工程を備えることを要旨とする。
本発明によれば、優れた酸化劣化抑制性能を有し、且つ、濾過性が良好で目詰まりが生じにくい食用油劣化抑制フィルターを得ることができる。
本発明に係る食用油劣化抑制フィルターの構造の一例を模式的に示した拡大図である。 本発明に係る食用油劣化抑制フィルターを使用して食用油の濾過及び酸化劣化抑制を行う方法を説明する処理装置の概念図である。
本発明の一実施形態について以下に説明する。なお、本実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。また、本実施形態には種々の変更又は改良を加えることが可能であり、その様な変更又は改良を加えた形態も本発明に含まれ得る。
まず、本発明に係る食用油劣化抑制フィルターの一例について、図1を参照しながら説明する。図1の食用油劣化抑制フィルター10は、食用油劣化抑制剤とバインダーとを含有する劣化抑制組成物1と、細孔2aを有する濾材2と、を備えている。劣化抑制組成物1は、濾材2の表面及び細孔2aの内面の少なくとも一方に付着している。図1においては、濾材2の表面及び細孔2aの内面に付着した劣化抑制組成物1が模式的に描画されている。
食用油劣化抑制剤は、酸化劣化抑制性能を有しており、食用油と接触することにより食用油の酸化劣化を抑制する。食用油劣化抑制剤の例としては、酒石酸水素カリウム等の酒石酸塩が挙げられる。食用油劣化抑制剤として酒石酸塩を単独で使用することが好ましいが、酒石酸塩と他の物質の混合物を食用油劣化抑制剤として使用することもできる。上記の他の物質は、人体に無害であることが好ましく、例としては酸化カルシウムが挙げられる。
バインダーは、食用油劣化抑制剤を濾材2に付着させるために使用されるものであり、人体に無害であることが好ましい。バインダーの例としては接着剤が挙げられる。接着剤としては、澱粉、セルロース等の天然系接着剤や、珪素系接着剤(例えばシリケート)、カルシウム系接着剤(例えばセメント、石膏)等の無機系接着剤や、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂等の有機系接着剤が挙げられる。これらの接着剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
濾材2は、複数の細孔2aを有していて食用油が通過可能なものであれば特に限定されるものではないが、例えば、多孔質体や、複数の繊維の集合体が挙げられる。多孔質体の例としては、焼結金属、素焼等が挙げられる。また、複数の繊維の集合体の例としては、織布、不織布、フェルト、抄き紙、濾紙、網等が挙げられる。
繊維の種類は特に限定されるものではなく、天然繊維、人造繊維、合成樹脂繊維、金属繊維、ガラス繊維、炭素繊維等が挙げられる。天然繊維の例としては、木材、木綿、羊毛、麻、絹等が挙げられる。人造繊維の例としては、レーヨン等が挙げられる。合成樹脂繊維の例としては、ポリエステル樹脂繊維、ポリオレフィン樹脂繊維(例えばポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維)、ポリアミド樹脂繊維(例えばポリアミド66繊維)、ビニル樹脂繊維、アクリル樹脂繊維、ポリウレタン樹脂繊維等が挙げられる。複数の繊維の集合体は、1種の繊維で形成されていてもよいし、2種以上の繊維で形成されていてもよい。
濾材2を形成する繊維の平均繊維長と平均繊維径は特に限定されるものではない。
上記のような食用油劣化抑制フィルター10は、以下のようにして製造することができる。図1を参照しながら説明する。まず、食用油劣化抑制剤とバインダーとを混合して、劣化抑制組成物1を得る(混合工程)。劣化抑制組成物1には、所望により、その他の添加剤を配合してもよい。その他の添加剤としては、例えば、発泡剤、熱安定剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等が挙げられる。劣化抑制組成物1に発泡剤を配合すれば、発泡剤の発泡により、濾材2に付着した劣化抑制組成物1を多孔質状に形成することができる。劣化抑制組成物1が多孔質状であると、食用油劣化抑制フィルター10を食用油の濾過に使用した際に、早期に目詰まりが生じることを防止することができる。
次に、濾材2に劣化抑制組成物1を印刷法によって付着させる(印刷工程)。印刷工程により、細孔2aを有する濾材2の表面及び細孔2aの内面の少なくとも一方に劣化抑制組成物1が付着する。印刷法によって劣化抑制組成物1を濾材2に付着させるので、劣化抑制組成物1の付着箇所や付着量を容易に制御することができる。そのため、優れた酸化劣化抑制性能を有し、且つ、濾過性が良好で目詰まりが生じにくい食用油劣化抑制フィルター10を容易に製造することができる。印刷工程を複数回繰り返し行って、濾材2に劣化抑制組成物1の層を複数層積層してもよい。
印刷法の種類は特に限定されるものではないが、例えば、スクリーン印刷法、オフセット印刷法、グラビア印刷法等の有版式印刷法や、インクジェット印刷法等の無版式印刷法を採用することができる。
上記のような優れた性能を有する本実施形態の食用油劣化抑制フィルター10は、食用油の濾過及び酸化劣化抑制を行う処理に使用することができる。以下に、使用済みの食用油の濾過及び酸化劣化抑制を、食用油劣化抑制フィルター10を使用して行う方法を、図2を参照しながら説明する。
揚げ物を揚げるフライヤー等に使用されて酸化劣化した食用油20の濾過及び酸化劣化抑制を行う処理装置は、食用油20が貯留される油槽21と、食用油20が通液される環状の配管22と、食用油20を送液するポンプ24と、食用油20の濾過及び酸化劣化抑制を行う食用油劣化抑制フィルター10(図2には図示せず)が装填されている処理部23と、を備えている。
詳述すると、油槽21とポンプ24と処理部23とが環状の配管22で直列に連結されていて、油槽21内の食用油20がポンプ24によって配管22中を送液され、処理部23において濾過及び酸化劣化の抑制がなされた後に、油槽21に戻されるようになっている。使用済みの食用油20は、揚げカス等の不純物を含有していることに加えて酸化劣化しているが、処理部23内の食用油劣化抑制フィルター10を通ることにより、揚げカス等の不純物が濾過されるとともに食用油20の酸化劣化が抑制されて酸化速度が遅くなる。
上記のように食用油20を循環させながら処理を行うことにより、調理等に使用された後の食用油20を連続的に処理することができる。また、例えば、揚げ物を揚げるフライヤーの油槽に、ポンプ24と処理部23とが配された配管22を接続すれば、調理に使用している食用油20を調理と並行して処理することができる。
食用油劣化抑制フィルター10の酸化劣化抑制性能が低下した場合又は失われた場合や、濾過性が低下した場合又は目詰まりし通液しなくなった場合は、処理部23内の食用油劣化抑制フィルター10を新品と交換する。
1 劣化抑制組成物
2 濾材
2a 細孔
10 食用油劣化抑制フィルター
20 食用油
23 処理部

Claims (2)

  1. 食用油劣化抑制剤とバインダーとを含有する劣化抑制組成物を、細孔を有する濾材の表面及び前記細孔の内面の少なくとも一方に、印刷法によって付着させる印刷工程を備える食用油劣化抑制フィルターの製造方法。
  2. 前記食用油劣化抑制剤が酒石酸塩である請求項1に記載の食用油劣化抑制フィルターの製造方法。
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