JP7222275B2 - 電源装置および画像形成装置 - Google Patents

電源装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7222275B2
JP7222275B2 JP2019044998A JP2019044998A JP7222275B2 JP 7222275 B2 JP7222275 B2 JP 7222275B2 JP 2019044998 A JP2019044998 A JP 2019044998A JP 2019044998 A JP2019044998 A JP 2019044998A JP 7222275 B2 JP7222275 B2 JP 7222275B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overcurrent
temperature
voltage
power supply
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019044998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020150633A (ja
Inventor
俊太郎 中山
崇彦 長谷川
達也 荻野
拓哉 谷村
健太朗 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2019044998A priority Critical patent/JP7222275B2/ja
Publication of JP2020150633A publication Critical patent/JP2020150633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7222275B2 publication Critical patent/JP7222275B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、電源装置および画像形成装置に関する。
例えば画像形成装置などの電子機器に搭載される電源装置には、過電流による回路部品の破損を防止するため、過電流が検出されると動作を停止させる過電流保護機能が備えられている。
このような過電流保護機能を備えた電源装置の一例として、特許文献1には、電源装置の所定の箇所または電源装置の近傍の温度を検出し、検出した温度に応じて過電流検出の閾値を変化させるものが記載されている。この特許文献1に記載の電源装置では、実際に回路部品が受ける熱ストレスを想定した過電流保護動作を行うことにより、過電流による回路部品の破損を防止しつつ、効率のよい運転を行えるようにしている。
しかし、上述の従来の過電流保護機能では、例えば負荷に層間短絡(レアショート)などが生じて過電流直前の電流が流れ続けた場合に、回路部品を保護するまでに時間がかかるという問題があった。
上述した課題を解決するため、本発明は、過電流保護回路を有するコンバータと、前記コンバータの発熱部品の温度を監視する温度検知回路と、前記発熱部品の温度が第1閾値以上になると前記過電流保護回路による過電流検出の基準を切り替える切り替え手段と、を備えることを特徴とする。前記切り替え手段は、前記発熱部品の温度が前記第1閾値未満であっても、前記第1閾値よりも低い値に設定された第2閾値以上である状態が所定時間継続すると前記過電流検出の基準を切り替える。
本発明によれば、過電流直前の電流が流れ続けた場合に回路部品をより速く保護することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態の電源装置の概略構成を示す図である。 図2-1は、負荷のレアショート時における従来技術の動作例を説明するタイミングチャートである。 図2-2は、負荷のレアショート時における実施形態の動作例を説明するタイミングチャートである。 図3-1は、監視対象部品の温度が飽和する場合における従来技術の動作例を説明するタイミングチャートである。 図3-2は、監視対象部品の温度が飽和する場合における実施形態の動作例を説明するタイミングチャートである。 図4は、切り替え手段の具体例を説明する図である。 図5は、分圧比の切り替えによる作用を説明する図である。 図6は、切り替え手段の他の具体例を説明する図である。 図7は、監視対象部品の温度を検知する方法の一例を説明する図である。 図8は、画像形成装置の構成を例示するブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る電源装置および画像形成装置の具体的な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の電源装置1の概略構成を示す図である。本実施形態の電源装置1は、図1に示すように、過電流保護回路2を有するコンバータ3と、温度検知回路4と、切り替え手段5とを備える。
コンバータ3は、負荷Lに所定電圧の電力を供給する電力変換回路である。過電流保護回路2は、コンバータ3の出力電流が過電流となった状態を検出してコンバータ3を停止させることにより、コンバータ3の回路部品を保護する保護回路である。
温度検知回路4は、コンバータ3に含まれる回路部品のうち、電流の増加に伴い発熱する発熱部品の温度を監視する。温度検知回路4による監視対象となる発熱部品を監視対象部品と呼ぶ。温度検知回路4は、監視対象部品の温度を検知する温度検知素子を含む。
切り替え手段5は、温度検知回路4により監視されている監視対象部品の温度が第1閾値以上になると、過電流保護回路2による過電流検出の基準を切り替える。ここで、過電流検出の基準とは、コンバータ3の出力電流が過電流となった状態を検出するために用いられる値である。例えば、過電流保護回路2がコンバータ3の出力電流を過電流検出閾値と比較し、コンバータ3の出力電流が過電流検出閾値以上であれば過電流と判断する場合は、この過電流検出閾値の値が過電流検出の基準となる。
また、後述の具体例で示すようにコンバータ3としてフライバックコンバータを用い、過電流保護回路2が、フライバックコンバータの1次側の電流を電圧に変換して分圧した値に基づく監視電圧を過電流保護動作電圧と比較し、監視電圧が過電流保護動作電圧以上であれば過電流と判断する場合は、監視電圧の値が過電流検出の基準となる。この例では、フライバックコンバータの1次側の電流の大きさが同じであっても、例えば分圧比を変更して監視電圧の値を変化させることで、実質的に監視電圧に対する閾値となる過電流保護動作電圧を切り替えることと等価となる。監視電圧の値を変化させずに過電流保護動作電圧を切り替えるようにしてもよい。
従来、コンバータ3の出力電流を過電流検出閾値と比較する構成において、温度を検出して過電流検出閾値を変化させる例がある。例えば、特許文献1に記載の従来技術では、電源装置の所定の箇所または電源装置の近傍の温度を検出し、検出した温度に応じて過電流検出閾値を連続的に(緩やかに)変化させている。しかし、この従来技術では、例えば負荷Lのレアショートなどにより過電流直前の電流が流れ続けた場合に、過電流保護動作を行って回路部品を保護するまでに時間がかかってしまう。
これに対し本実施形態では、温度検知回路4により監視されている監視対象部品の温度に応じて過電流検出の基準(コンバータ3の出力電流を過電流検出閾値と比較する構成であれば、過電流検出閾値)を連続的に切り替えるのではなく、温度検知回路4により監視されている監視対象部品の温度が第1閾値以上になると、切り替え手段5が、過電流検出の基準を第1レベルから第2レベル(第1レベルより低いレベルであり、第1レベルに対し離散的に設定されたレベル)へと瞬時に切り替えるようにしている。これにより、例えば負荷Lのレアショートなどにより過電流直前の電流が流れ続けた場合に、従来技術よりも速く過電流保護動作を行って回路部品を保護することができる。
図2-1および図2-2は、負荷Lのレアショート時における動作例を説明するタイミングチャートであり、図2-1は従来技術の動作例、図2-2は本実施形態の動作例をそれぞれ示している。ここでは、コンバータ3の出力電流を過電流検出閾値と比較することで過電流を検出する構成を想定し、切り替えの対象となる過電流検出の基準を過電流検出閾値としている。
負荷Lにレアショートが生じると、コンバータ3の出力電流の電流値が上昇するが、過電流検出閾値にまでは達することなく、その直前の電流値で推移することがある。このとき、コンバータ3に大きな電流が流れることで監視対象部品の温度は上昇する。ここで、従来技術では、図2-1に示すように、監視対象部品の温度変化に合わせて過電流検出閾値を変化させるようにしている。このため、過電流検出閾値は監視対象部品の温度上昇に合せて緩やかに変化することとなり、コンバータ3の出力電流が過電流検出閾値に達してコンバータ3が停止し、回路部品を保護するまでに時間がかかる。
これに対し本実施形態では、図2-2に示すように、監視対象部品の温度が第1閾値T1に達した時点で過電流検出閾値が第1レベルから第2レベルに切り替えられる。このため、切り替え直後にコンバータ3の出力電流が過電流検出閾値に達してコンバータ3が停止するので、従来技術よりも速く回路部品を保護することができる。
ここで、第2レベルの過電流検出閾値は、第1レベルの過電流検出閾値よりも低く、かつ、コンバータ3の最大定格電流よりも高い値である。第2レベルの過電流検出閾値をこのように設定することにより、コンバータ3が最大定格電流で動作しているときに過電流保護回路2が動作してコンバータ3が停止してしまうといった不都合を有効に防止することができる。なお、フライバックコンバータの1次側の電流を電圧に変換して分圧した値に基づく監視電圧を過電流保護動作電圧と比較する構成においては、切り替え後の監視電圧に対応する1次側の電流がコンバータ3の最大定格電流を超えないように、監視電圧の切り替えが行うようにすればよい。つまり、切り替え手段5による切り替え後の過電流検出の基準は、切り替え前の基準により過電流として検出される電流値よりも低く、かつ、コンバータ3の最大定格電流よりも高い電流値を過電流として検出する基準となるようにすればよい。
ところで、負荷Lのレアショートなどにより過電流直前の電流が流れ続けた場合に、監視対象部品の温度がある温度で飽和して、監視対象部品が破損する直前まで温度変化が生じない場合がある。この場合、監視対象部品の温度は破損の直前で急上昇するが、その時点でコンバータ3を停止させても監視対象部品の破損は免れない。このような不都合を防止するため、本実施形態では、監視対象部品の温度の比較対象となる閾値として、上述の第1閾値T1よりも低い値である第2閾値T2を設定し、監視対象部品の温度が第1閾値T1未満であっても、第2閾値T2以上である状態が所定時間経過すると、切り替え手段5が過電流検出の基準を第1レベルから第2レベルへと切り替えるようにしてもよい。
監視対象部品の温度が飽和する場合における動作例を図3-1および図3-2に示す。図3-1は従来技術の動作例を示すタイミングチャート、図3-2は本実施形態の動作例を示すタイミングチャートである。
負荷Lにレアショートが生じると、コンバータ3の出力電流の電流値が上昇するが、過電流検出閾値にまでは達することなく、その直前の電流値で推移することがある。このとき、コンバータ3に大きな電流が流れることで監視対象部品の温度は上昇するが、監視対象部品の温度がある一定の温度で飽和したとする。ここで、従来技術では、図3-1に示すように、監視対象部品の温度変化に合わせて過電流検出閾値を変化させるようにしているため、監視対象部品の温度が飽和すると過電流検出閾値が変化しなくなる。このため、過電流直前の電流が流れ続けて監視対象部品が破損する懸念がある。
これに対し本実施形態では、図3-2に示すように、監視対象部品の温度が第1閾値T1未満で、かつ、第2閾値T2以上である状態が所定時間(t_ocp)経過すると、その時点で過電流検出閾値が第1レベルに切り替えられる。このため、監視対象部品が破損する前にコンバータ3を停止させて、監視対象部品を保護することができる。
ここで、切り替え手段5の具体例について、図4を参照して説明する。図4は、コンバータ3としてフライバックコンバータを用いた電源装置1における切り替え手段5の具体例を説明する図である。
図4に例示する電源装置1のフライバックコンバータは、1次側に流れる電流を抵抗R1により電圧Vcurrentに変換し、この電圧Vcurrentを抵抗R2,R3により分圧した電圧Vcsと、出力電圧を分圧して得られる電圧Vrefとに基づいて、スイッチQ1を駆動するパルス幅を決定するパルス幅決定手段10を備えている。
パルス幅決定手段10には、電圧Vcsに基づいて過電流を検出する過電流検出手段11が含まれている。パルス幅決定手段10は、過電流検出手段11によって過電流を検出した場合、スイッチQ1を継続的にオフさせてフライバックコンバータを停止させる。つまり、この過電流検出手段11を含むパルス幅決定手段10が、図1に示した過電流保護回路2に相当する。
また、フライバックコンバータの2次側の出力ダイオードD1の温度が、サーミスタRthにより監視される構成となっている。つまり、出力ダイオードD1が監視対象部品であり、サーミスタRthを含む回路が、図1に示した温度検知回路4に相当する。
また、フライバックコンバータの出力電圧をサーミスタRthと抵抗R5で分圧した電圧(抵抗R5の両端電圧)と電圧VrefとをオペアンプOP1で比較し、オペアンプOP1の出力がHighになるとスイッチQ2がオンし、フォトカプラPC1がオンすることで、電圧Vcurrentの分圧比が切り替わる構成となっている。この電圧Vcurrentの分圧比の切り替えによって電圧Vcsの大きさが変化し、抵抗R4の両端電圧(過電流検出の基準である監視電圧)が切り替わる。つまり、オペアンプOP1、スイッチQ2およびフォトカプラPC1を含む回路が、図1に示した切り替え手段5に相当する。
図4に示す電源装置1では、監視対象部品である出力ダイオードD1の温度が上昇し、抵抗R5の両端電圧が電圧Vref以上になると、オペアンプOP1の出力がHighになり、フォトカプラPC1がオンする。そして、フォトカプラPC1がオンすることで、電圧Vcurrentの分圧比が切り替わり、電圧Vcsの値が大きくなることで、過電流検出手段11が過電流保護動作電圧と比較する監視電圧が、電圧Vcurrentの分圧比が切り替わる前よりも大きな値に切り替わる。
図5は、電圧Vcurrentの分圧比の切り替えによる作用を説明する図である。電圧Vcurrentの分圧比が切り替わる前は、フライバックコンバータの1次側に過電流直前の電流が流れている状態では、過電流検出手段11に入力される監視電圧が過電流保護動作電圧よりも低い値となっており、フライバックコンバータが動作を続けている。ここで、監視対象部品である出力ダイオードD1の温度が上昇して第1閾値T1以上になると、電圧Vcurrentの分圧比が切り替わる。すると、フライバックコンバータの1次側に流れる電流の大きさは変わらないが、分圧比の切り替えによって電圧Vcsの値が大きくなることで、過電流検出手段11に入力される監視電圧が切り替わり、過電流保護動作電圧よりも大きな値となる。これにより、スイッチQ1がオフとなってフライバックコンバータが停止する。
以上のように、図4に示す電源装置1の構成によれば、フライバックコンバータの1次側に流れる電流を変換した電圧の分圧比を切り替えることにより、過電流検出手段11が過電流を検出するための基準として用いる監視電圧の大きさを切り替えることができるので、過電流検出の基準を簡単な構成で切り替えることができる。
図6は、コンバータ3としてフライバックコンバータを用いた電源装置1における切り替え手段5の他の具体例を説明する図である。
図6に例示する電源装置1のフライバックコンバータは、1次側に流れる電流を検出抵抗R1,R3により電圧Vcurrentに変換し、この電圧Vcurrentを抵抗R2により分圧した電圧Vcsと、出力電圧を分圧して得られる電圧Vrefとに基づいて、スイッチQ1を駆動するパルス幅を決定するパルス幅決定手段10を備えている。
パルス幅決定手段10には、電圧Vcsに基づいて過電流を検出する過電流検出手段11が含まれている。パルス幅決定手段10は、過電流検出手段11によって過電流を検出した場合、スイッチQ1を継続的にオフさせてフライバックコンバータを停止させる。つまり、この過電流検出手段11を含むパルス幅決定手段10が、図1に示した過電流保護回路2に相当する。
また、フライバックコンバータの2次側の出力ダイオードD1の温度が、サーミスタRthにより監視される構成となっている。つまり、出力ダイオードD1が監視対象部品であり、サーミスタRthを含む回路が、図1に示した温度検知回路4に相当する。
また、フライバックコンバータの出力電圧をサーミスタRthと抵抗R5で分圧した電圧(抵抗R5の両端電圧)と電圧VrefとをオペアンプOP1で比較し、オペアンプOP1の出力がLowになるとスイッチQ2がオフし、フォトカプラPC1がオフすることで、検出抵抗の値がR1//R3からR1に切り替わる構成となっている。この検出抵抗の値の切り替えによって電圧Vcsの大きさが変化し、抵抗R4の両端電圧(過電流検出の基準である監視電圧)が切り替わる。つまり、オペアンプOP1、スイッチQ2およびフォトカプラPC1を含む回路が、図1に示した切り替え手段5に相当する。
図6に示す電源装置1では、監視対象部品である出力ダイオードD1の温度が上昇し、抵抗R5の両端電圧が電圧Vref以上になると、オペアンプOP1の出力がLowになり、フォトカプラPC1がオフする。そして、フォトカプラPC1がオフすることで、検出抵抗の値がR1//R3からR1に切り替わり、電圧Vcsの値が大きくなることで、過電流検出手段11が過電流保護動作電圧と比較する監視電圧が、電圧Vcurrentの分圧比が切り替わる前よりも大きな値に切り替わる。
図6に示す構成では、監視対象部品である出力ダイオードD1の温度が上昇して第1閾値T1以上になると、フライバックコンバータの1次側に流れる電流の大きさは変わらないが、その電流を電圧に変換する検出抵抗の値が切り替わることで、電圧Vcsの値が大きくなって、過電流検出手段11に入力される監視電圧が切り替わる。そして、監視電圧が過電流保護動作電圧よりも大きな値となることにより、スイッチQ1がオフとなってフライバックコンバータが停止する。
以上のように、図6に示す電源装置1の構成によれば、フライバックコンバータの1次側に流れる電流を電圧に変換する検出抵抗の値を切り替えることにより、過電流検出手段11が過電流を検出するための基準として用いる監視電圧の大きさを切り替えることができるので、過電流検出の基準を簡単な構成で切り替えることができる。
図7は、監視対象部品の温度を検知する方法の一例を説明する図である。上述の出力ダイオードD1などの監視対象部品15は、熱対策として、図7に示すように、放熱板16に接するようにして電源装置1の基板17上に実装されることが多い。このような構成の場合、上述のサーミスタRthなどの温度検知素子18は、放熱板16の監視対象部品15が接する面と同じ面に接するように基板17上に実装し、放熱板16を介して監視対象部品15の温度を検知する構成とすることが望ましい。これにより、監視対象部品15の温度を温度検知素子18によって適切に検知できるとともに、監視対象部品15や温度検知素子18の実装も容易となる。
以上説明した本実施形態の電源装置1は、例えば、画像形成装置の電源装置に適用することができる。図8は、電源装置1を備える画像形成装置20の構成を例示するブロック図である。この画像形成装置20は複合機として構成された画像形成装置の例であり、本実施形態の電源装置1のほか、スキャナ21、画像処理部22、プリンタ23、駆動部24および制御部25を備える。
スキャナ21は、原稿の画像を読み取る。画像処理部22は、例えばスキャナ21が読み取った画像に対する所定の処理を行い、プリンタ23に対して出力する。プリンタ23は、画像処理部22から受け取った画像を印刷する。駆動部24は、例えば電源装置1から出力される24Vで動作し、スキャナ21およびプリンタ23などの可動部分を駆動する。この駆動部24が、図1に示した負荷Lに相当する。制御部25は、画像形成装置20の各部を制御する。
本実施形態の電源装置1を備える画像形成装置20は、例えば駆動部24に含まれるコイルなどにレアショートが生じ、電源装置1のコンバータ3に過電流直前の電流が流れる状況において、出力ダイオードD1などの監視対象部品15の温度が第1閾値T1以上になるとコンバータ3を停止させて、素早く回路部品の保護を図ることができる。
なお、本実施形態の電源装置1は、画像形成装置20の電源装置に限らず、過電流保護機能を備えた電子機器の電源装置に対して広く適用することができる。
以上、具体的な実施例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態によれば、コンバータ3の発熱部品である監視対象部品の温度を温度検知回路4により監視し、監視対象部品の温度が第1閾値T1以上になると過電流保護回路2による過電流検出の基準を切り替えるようにしているので、例えば負荷Lにレアショートなどが生じて過電流直前の電流が流れ続けた場合に、回路部品をより速く保護することができる。
また、本実施形態によれば、監視対象部品の温度が第1閾値T1未満であっても、第2閾値T2以上である状態が所定時間継続すると過電流保護回路2による過電流検出の基準を切り替えるようにしているので、監視対象部品の温度がある一定の温度で飽和する場合であっても、監視対象部品が破損する前にコンバータ3を停止させて、監視対象部品を保護することができる。
以上、本発明の具体的な実施形態について説明したが、上述した実施形態は本発明の一適用例を示したものである。本発明は、上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で様々な変形や変更を加えて具体化することができる。
1 電源装置
2 過電流保護回路
3 コンバータ
4 温度検知回路
5 切り替え手段
10 パルス幅決定手段
11 過電流検出手段
20 画像形成装置
L 負荷
T1 第1閾値
T2 第2閾値
特開2001-209440号公報

Claims (6)

  1. 過電流保護回路を有するコンバータと、
    前記コンバータの発熱部品の温度を監視する温度検知回路と、
    前記発熱部品の温度が第1閾値以上になると前記過電流保護回路による過電流検出の基準を切り替える切り替え手段と、を備え
    前記切り替え手段は、前記発熱部品の温度が前記第1閾値未満であっても、前記第1閾値よりも低い値に設定された第2閾値以上である状態が所定時間継続すると前記過電流検出の基準を切り替える、ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記過電流保護回路は、前記コンバータの1次側の電流を電圧に変換して分圧した値に基づいて過電流を検出するものであり、
    前記切り替え手段は、前記発熱部品の温度が前記第1閾値以上になると、前記分圧における分圧比を切り替えることにより、前記過電流検出の基準を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 記過電流保護回路は、前記コンバータの1次側の電流を、検出抵抗を用いて電圧に変換し、分圧した値に基づいて過電流を検出するものであり、
    前記切り替え手段は、前記発熱部品の温度が前記第1閾値以上になると、前記検出抵抗の値を切り替えることにより、前記過電流検出の基準を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  4. 前記切り替え手段による切り替え後の前記過電流検出の基準は、切り替え前の基準により過電流として検出される電流値よりも低く、かつ、前記コンバータの最大定格電流よりも高い電流値を過電流として検出する基準であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の電源装置。
  5. 前記温度検知回路に含まれる温度検知素子と前記発熱部品が放熱板の同じ面に接するように設けられ、前記温度検知素子が前記放熱板を介して前記発熱部品の温度を検知することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の電源装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の電源装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2019044998A 2019-03-12 2019-03-12 電源装置および画像形成装置 Active JP7222275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019044998A JP7222275B2 (ja) 2019-03-12 2019-03-12 電源装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019044998A JP7222275B2 (ja) 2019-03-12 2019-03-12 電源装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020150633A JP2020150633A (ja) 2020-09-17
JP7222275B2 true JP7222275B2 (ja) 2023-02-15

Family

ID=72430850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019044998A Active JP7222275B2 (ja) 2019-03-12 2019-03-12 電源装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7222275B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018110503A (ja) 2017-01-06 2018-07-12 コニカミノルタ株式会社 電源装置および画像形成装置、並びに過電流保護回路の制御方法
JP2019007709A (ja) 2017-06-28 2019-01-17 株式会社富士通ゼネラル 電子機器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06191118A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Pfu Ltd 過温度保護装置
JP3493123B2 (ja) * 1998-01-23 2004-02-03 株式会社東芝 インバータ装置
JP6822914B2 (ja) * 2017-07-21 2021-01-27 ニチコン株式会社 電源装置の過熱保護回路、及び、これを備えた電源装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018110503A (ja) 2017-01-06 2018-07-12 コニカミノルタ株式会社 電源装置および画像形成装置、並びに過電流保護回路の制御方法
JP2019007709A (ja) 2017-06-28 2019-01-17 株式会社富士通ゼネラル 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020150633A (ja) 2020-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7719812B2 (en) Power converters with rate of change monitoring for fault prediction and/or detection
US7492614B2 (en) Switching power supply apparatus
US20160241227A1 (en) Semiconductor switching element driver circuit
US9035689B2 (en) Thermal controller for semiconductor switching power devices
WO2004082114A1 (ja) 電動機制御装置
US7161783B2 (en) Overcurrent protection circuit for switching power supply
US20060050768A1 (en) Method and protective circuit for monitoring the temperature of electric motors cooled by a coolant
US20080284449A1 (en) Power converters with component stress monitoring for fault prediction
KR20050016677A (ko) 반도체 디바이스 보호 방법 및 이것을 이용한 반도체디바이스 보호장치
JP7222275B2 (ja) 電源装置および画像形成装置
JP2005143232A (ja) 電力半導体素子の保護方式
JPH04285465A (ja) 保護回路付スイッチング電源
KR20200007295A (ko) 전기 자동차의 인버터 장치
JP2011023569A (ja) パワーモジュール
JP4983177B2 (ja) 電源装置の過熱検出回路
JP2009089500A (ja) 電力変換装置
JP2006352931A (ja) スイッチング素子保護回路
JP2000228882A (ja) 可変速インバータの保護装置
KR101500854B1 (ko) 보호 기능을 가지는 모터 제어 장치 및 그 방법
JP2016140122A (ja) 電力変換装置の制御方法
KR102056156B1 (ko) 전기 차량의 인버터 보호 방법
JP2017204977A (ja) 電源保護装置
KR100662462B1 (ko) Ac 과전압 보호 장치 및 그 제어방법
JP5097229B2 (ja) 過熱保護装置
JP2018007334A (ja) 電動機駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7222275

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151