JP7222020B2 - 突出部を含むシューズアッパー - Google Patents

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Description

本発明は、突出部を含むシューズのためのアッパーに関し、特に、アッパーの上に特定の配置を有する突出部に関する。
スポーツシューズは、複数の要件を満たさなければならない。良好な履き心地に加えて、それらは、可能な限りアスリートをサポートしなければならない。特に、サッカーまたはラグビーのような、ボールが使用されるスポーツにおいて、シューズのためのアッパーは、足とボールとの最適な接触が提供されるように設計されなければならない。重要な態様は、シューズの特定のエリアに関してだけでなくシューズ全体にわたる改善されたボールコントロールのための、シューズのためのアッパーとボールとの間のカスタマイズされた摩擦である。
スポーツシューズのアッパーに塗布されるさまざまな塗布物の助けによって、キックする間のエネルギー伝達が最適化され得る。これらの塗布物は、ボールにスピンを与えるなどの特別なトリックをアスリートが実施することを可能にする。先行技術では、これらの塗布物は、ほとんどゴムから作製されており、ボールとの主な接触が起こるシューズのアッパーの特定のエリアのみにわたって分布している。
たとえば、国際公開第2010/086672号パンフレットは、スポーツシューズに関し、そこでは、スポーツシューズのアッパーは、足前方領域において変形可能な突出部を含み、それは、吸着カップの形態を含む。
中国実用新案第206390385号明細書は、高弾性ゴムの外層を備えたトレーニングスポーツシューズに関し、それは、小さいゴムの円筒形状の突起の形態で外面の上に分布している。
中国実用新案第207269957号明細書は、高速ボールコントロールを備えたフットボールシューズに関し、そこでは、アッパーは、小さい円形の吸着カップを含む突出部を設けられている。
米国特許第9693694号明細書は、履き物の物品に関し、ここでは、アウトソールは、牽引のための外側および内側のアーチ部分を含むことが可能である。
欧州特許出願公開第1430801号明細書は、ボールコントロール領域を含むサッカーシューズなどのような履き物の物品に関する。ボールコントロール領域は、サッカーシューズのアッパーの上に配置されているさまざまなサイズの一連の隆起した幾何学的な突出部を含む。
国際公開第2010/055276号パンフレットは、スポーツシューズのためのボールコントロール部品に関し、そこでは、ボールコントロール部分の上側表面は、ゴムの複数のダイヤモンド形状のピースを設けられている。
国際公開第2010/086672号パンフレット 中国実用新案第206390385号明細書 中国実用新案第207269957号明細書 米国特許第9693694号明細書 欧州特許出願公開第1430801号明細書 国際公開第2010/055276号パンフレット
したがって、本発明の目的は、改善されたボールコントロールを可能にする改善されたグリップを備えた、ボールスポーツのための(とりわけ、サッカーのための)シューズを提供することである。さらに、本発明の目的は、改善されたフィット感を備えた、ボールスポーツのための(とりわけ、サッカーのための)シューズを提供することである。
上述の課題は、スポーツシューズのためのアッパーであって、アッパーは、複数のエリアを含み、複数のエリアは、内側エリア(medial area)と、外側エリア(lateral area)と、つま先エリア(toe area)と、インステップエリア(instep area)と、かかとエリア(heel area)と、カラーエリア(collar area)とを含み、アッパーは、複数のエリアのうちの少なくとも4つのエリアにおいて、少なくとも1つの突出部を含み、突出部は、アッパーの外面から突出している、アッパーによって解決される。
突出部が限られたエリアの上に分布しているだけでなく、スポーツシューズのアッパーの多くのエリアに広がっているという事実は、スポーツシューズの全体にわたってボールコントロールの改善につながる。アッパーの多くのエリアが、グリップおよび制振要素を含むので、はるかにクリエイティブなプレイの方式が可能である。したがって、アスリートは、シューズの前方エリアおよびサイドによってだけでなく、かかとエリアまたはインステップエリアによっても、ボールと相互作用することができる。これは、ボールスピンを強化するだけでなく、ボールを扱い、特別のトリックまたはフェイントを実施する多くの新しい方式につながる。
アッパーは、複数のエリアのそれぞれにおいて、少なくとも1つの突出部を含んでもよい。これによって、本発明の有利な効果が、さらにより顕著になる。
アッパーは、内側エリア、外側エリア、つま先エリア、およびインステップエリアにおいて、少なくとも1つの突出部を含んでもよい。これらのエリアにおいて突出部を分布させることによって、ボールコントロールが、さらに改善され得る。内側エリア、外側エリア、つま先エリア、およびインステップエリアにおいて突出部を有する組み合わせは、ゴールを決めるために、ボールをキックしている間のボールコントロールを特にサポートする。上述のエリアにおける分布は、より精密なゴールショットを可能にする。
アッパーは、内側エリア、外側エリア、つま先エリア、インステップエリア、およびかかとエリアにおいて、少なくとも1つの突出部を含んでもよい。これらのエリアにおいて突出部を分布させることによって、ボールコントロールが、シュートをすることおよびトリックを実施することの両方のために、さらに改善され得る。フットボールプレイヤーのフェイントの多くのトリックは、プレイヤーのかかとの周りでボールを導くことを伴う。かかとエリアにも同様に突出部を有することは、トリックおよびフェイントを実施するプレイヤー能力をさらに支持する。
本発明によれば、複数のエリアのうちの第1のエリアにおける少なくとも1つの突出部は、それらの寸法および/または形状および/または配向において、複数のエリアのうちの第2のエリアにおける少なくとも1つの突出部とは異なってもよい。スポーツシューズの改善された機能的性能を提供するために、スポーツシューズの異なるエリアが、特定のさまざまな特質を有するべきであり、したがって、随意的なボールコントロールを可能にするべきである。キックエリアでは、最大限のエネルギー伝達が望まれ、一方では、かかとエリアでは、トリックを実施するときに、より良好なボールコントロールが必要とされる。いくつかのエリアでは、アスリートがボールにスピンを与えるのが容易であるべきであり、他のエリアでは、ボールの横方向の動きが回避されるべきである。
アッパーは、複数のエリアのうちの第1のエリアおよび第2のエリアにおいて、複数の突出部を含んでもよく、第1のエリアにおける突出部の分布密度は、第2のエリアにおける突出部の分布密度とは異なってもよい。異なる分布密度は、異なるクッション挙動およびボールコントロールにつながる。したがって、突出部の分布密度を変化させることによって、ボール接触に対する反応の変化が可能である。さらに、異なるエリアにおける突出部の分布密度を調節することによって、アッパーの伸縮性が調整され得る。第1のエリアにおけるアッパーの基材が可撓性である場合には、高い分布密度は、第1のエリアの伸縮性を低下させる。低い分布密度は、第1のエリアの伸縮性を高める。
アッパーは、複数のエリアのうちの少なくとも1つのエリアにおいて、少なくとも2つの突出部を含んでもよく、少なくとも2つの突出部は、それらの寸法および/または形状および/または配向において異なってもよい。それらの寸法および/または形状および/または配向において異なる少なくとも2つの突出部がエリアにあると、複数のエリアのそれぞれの特質を非常に個別に調整することが可能である。また、これは、個々のプレイヤーのニーズを満たすように、製品のカスタマイズを可能にする。
アッパーは、複数のエリアのうちの少なくとも1つのエリアにおいて、複数の突出部を含んでもよく、突出部は、少なくとも1つのエリアにおいて不均一に分布してもよい。1つのエリアから別のエリアへの移行は、突出部がエリアにおいて不均一に分布するように、突出部の密度の調節を必要とする可能性がある。不均一な分布は、ランダムではなく、特定の機能のためのパターンを設計することが可能である。たとえば、パターンは、一種の「流れ」を有するか、または、一般的に動的な外観を有することが可能である。これによって、突出部によってたとえば流路が形成され得、湿気が、アッパーの表面からこの流路を通して、より良好に除去される。動的な動きの間に空気流がこれらの流路を通して生成される可能性があるので、水が、アッパーの表面からより効果的に取り除かれる。
アッパーは、複数のエリアのうちの少なくとも1つのエリアにおいて、複数の突出部を含んでもよく、少なくとも1つのエリアにおける2つの隣接する突出部は、実質的に同じ配向を有してもよい。本発明の文脈において、これは、隣接する突出部の対称軸が、数度の公差以内で、たとえば、10度以内で、より好ましくは、5度以内で整列させられ得るという点において理解されるべきである。隣接する突出部に対する1つの突出部の整列は、突出部の同様の配向を有するエリアをもたらす。これによって、流線型の配向が可能である。しかし、より大きなスケールでは、突出部の整列は、数度以上異なってもよい。
本発明の文脈において、少なくとも1つのエリアにおける2つの隣接していない突出部は、異なる配向を有してもよい。配向をゆっくりと変化させることによって、湾曲した流路が形成され得る。目標となる湿気の除去は、これらの湾曲した流路を介して達成され得る。フィールドの上のプレイヤーを識別することを助けることができるさらなる視覚的効果が生成され得る。
アッパーは、少なくとも1つの突出部のための装着部を形成する基材を含んでもよい。アッパーは、基材のみによって形成されてもよい。代替的に、基材は、アッパーの下層をカバーしていてもよい。そのような下層は、シューズが着用されているときに足と接触する内側裏地、たとえば、織物裏地であってもよい。
基材は、アッパーの外面を形成してもよい。突出部の材料に応じて、基材は、理想的な接着を保証するように選択され得る。これは、アッパーの異なるエリアにおいて、それらのエリアにおける下地が異なる可能性がある場合でも、突出部を設けることを可能にする。代替的に、基材は、コーティング層によって少なくとも部分的にカバーされ得る。そのようなコーティング層は、基層の外側に配置され得、追加的な耐摩耗性のような追加的な特性を提供することが可能である。コーティング層は、少なくとも、いくつかのエリアにおいて、アッパーの外面を形成することが可能である。これは、アッパーの異なるエリアにおいて、たとえば、基材が外面を形成しているエリアにおいて、および/または、コーティング層がアッパーの外面を形成しているエリアにおいて、突出部に理想的な接着を与えることを可能にする。突出部は、基材の上に直接的に設けられてもよく、および/または、コーティング層の上に直接的に設けられてもよい。
アッパーの基材は、織物および/または合成材料を含んでもよい。突出部の材料に応じて、基材は、織物または合成材料を含み、理想的な接着を保証することが可能である。
アッパーの基材は、複数のエリアのうちの第1のエリアにおいて、第1の伸縮性を有し、複数のエリアのうちの第2のエリアにおいて、第2の伸縮性を有してもよい。第1の伸縮性と第2の伸縮性は、異なってもよい。異なるエリアにおける基材の異なる伸縮性特質は、シューズの機能性を改善する。たとえば、インステップエリアは、キックエリアよりも高い可撓性を必要とする可能性がある。
突出部は、ゴムおよび/または注型用ポリウレタン(CPU)および/またはシリコンを含んでもよい。エネルギー伝達の望まれる程度に応じて、より軟質のまたはより硬質の材料が使用され得る。これは、ボールに対するシューズアッパーの反応を微調整することを可能にする。加えて、突出部のための材料の選択は、良好な接着を達成するために、アッパーの基材または下地に依存し得る。ゴムから作製された突出部およびCPUから作製された突出部を1つのシューズアッパーにおいて使用することは、グリップおよびボールコントロールを微調整およびカスタマイズすることを可能にする。
外側エリア、内側エリア、およびつま先エリアにおける突出部は、ゴムを含んでもよい。ゴムは、高いエネルギー伝達を備え、それは、キックエリアにおいて好ましい。加えて、これらのエリアの基材は、コーティングされた織物または箔張りされた織物を含んでもよく、ゴム材料への頑丈な接着が与えられ得る。
インステップエリア、かかとエリア、およびカラーエリアにおける突出部は、CPUおよび/またはシリコンを含んでもよい。より軟質の材料は、シューズアッパーのクッション特質を増加させ、それは、トリックを実施するときにアスリートによって望まれる可能性がある。これらのエリアの基材は、織物(たとえば、編まれた材料、メッシュ状材料、またはLycra材料)を含むことが可能である。ゴム材料と比較して、CPUおよび/またはシリコン材料は、一般に、織物とのより良好な接着特性を有している。
また、本発明は、本明細書で説明されているようなアッパーと、アッパーに取り付けられているソールとを含む、シューズに関する。
本発明の別の態様は、スポーツシューズのためのアッパーであって、アッパーは、アッパーの外面の上に少なくとも1つの突出部を含み、少なくとも1つの突出部は、デルトイド形状のまたは円形のベースエリアを含み、アッパーの外面から延在する少なくとも1つの頂点を形成している、アッパーに関する。突出部の形状は、摩擦に直接的に影響を与える。この特別な形状によって、摩擦係数が最適化され得、アスリートが利点を得るようになっている。これによって、ボールをキックするときにはるかによいコントロールを提供するシューズアッパーが提供される。ボールをキックするときに、突出部は、ボールの表面と相互作用し、それによって、シューズアッパーとボールとの間の摩擦が、そして結果的に、ボールコントロールが強化されることとなる。
デルトイド形状のベースエリアは、凸形デルトイドおよび/または凹形デルトイドを含んでもよい。両方のデルトイドの形態は、足とボールとの相互作用における摩擦にプラスの影響を与える。
デルトイド形状のベースエリアは、第1の長さの2つの隣接する辺と、第1の長さとは異なる第2の長さの2つの隣接する辺とを含んでもよい。たとえば、デルトイド形状ベースエリアは、凧の形状を有することが可能である。通常のダイヤモンド形状が、実際のデルトイド形状と比較して異なる摩擦を有するということを明確にすることが重要である。通常のダイヤモンド形状ベースエリアと比較してデルトイド形状のベースエリアを有することは、突出部が有益な方式でボールと相互作用することができるように突出部を設計するために、はるかに多くの自由を与える。
少なくとも1つの突出部は、少なくとも1つの突出部が少なくとも2つの頂点を含むように、少なくとも1つのノッチを含んでもよい。最大限のエネルギー伝達は、1つの頂点によって実現される。しかし、アスリートが、ボールをキックすることを望むだけでなく、トリックを実施することも望み、それによって、シューズにおいてボールのより高いクッション性が必要とされる場合には、いくつかの頂点が有利である。
アッパーは、内側エリア、外側エリア、インステップエリア、かかとエリア、カラーエリア、およびつま先エリアのそれぞれにおいて、少なくとも1つの突出部を含んでもよい。シューズ全体にわたる突出部の分布は、ボールに対して360°のコントロールを可能にする。
異なるエリアにおける少なくとも1つの突出部は、異なる形状および/または材料を含んでもよい。アッパーのエリアに応じて、特定の形状および材料が望まれる。たとえば、キックゾーンでは、キックを意図していないエリアとは異なる形状および材料が必要とされるが、キックを意図していないエリアでは、たとえば、ボールが可能な限り長くアッパーの上でバランスを取られることを必要とされる可能性がある。
外側エリア、内側エリア、およびつま先エリアにおける少なくとも1つの突出部は、1つの頂点を含んでもよく、インステップエリアおよびかかとエリアにおける少なくとも1つの突出部は、少なくとも1つの頂点を含んでもよい。少なくとも1つの突出部が含む頂点の数を調節することによって、シューズアッパーのクッション効果または吸収効果が、アスリートの好みにしたがってカスタマイズされ得る。
少なくとも1つの突出部は、ゴムおよび/または注型用ポリウレタン(CPU)および/またはシリコンを含んでもよい。形状に加えて、材料の弾性は、重要な役割を果たす。ボールの衝撃が可能な限り維持されるべきかまたは弱められるべきかに応じて、異なる材料が、突出部を作製するために使用される。
外側エリア、内側エリア、およびつま先エリアにおける少なくとも1つの突出部は、ゴムを含んでもよい。ゴムは、高いエネルギー伝達によって特徴付けられ、それは、外側エリア、内側エリア、およびつま先エリアにおいて必要とされる。
インステップエリア、かかとエリア、およびカラーエリアにおける少なくとも1つの突出部は、CPUおよび/またはシリコンを含んでもよい。これらのエリアは、異なる要件を有しており、ここでは、ボールのコントロールが主な焦点であり、最大限の衝撃伝達は必要とされない。したがって、CPUおよび/またはシリコンが、これらのエリアにおいて使用される。
アッパーの少なくとも1つの突出部は、可撓性であってもよい。可撓性の突出部は、ボールからのインパクトのより良好な吸収を提供することが可能である。
アッパーは、異なる硬度を有する少なくとも2つの突出部を含んでもよい。また、硬度は、ボールのインパクトがシューズアッパーによってどのように吸収されるかについて影響を有する。
また、本発明は、本明細書で説明されているようなアッパーと、アッパーに取り付けられているソールとを含む、シューズに関する。
本発明の別の態様は、スポーツシューズのためのアッパーであって、アッパーは、インステップ部分と、カラー部分とを含み、カラー部分は、カラー部分がインステップ部分に部分的にオーバーラップするように、インステップ部分に部分的に接続されている、アッパーに関する。とりわけ、インステップ部分およびカラー部分は、有利には、選択されたポイントまたはエリアのみにおいて互いに接続されている別個のピースである。接続されていないエリアにおける、インステップ部分とカラー部分との間の分かれ目は、ユーザーがシューズに足を入れるときに、アッパーが容易に伸びることを可能にする。本発明のこの態様の利点は、快適な着用、容易な装着、およびしっかりとした固定をシューズが同時に提供することであり、また、特に、ミッドカットシューズ(すなわち、着用者の足首を少なくとも部分的にカバーするシューズ)に関するものである。加えて、しっかりとした固定が、紐なしで実現され得る。
インステップ部分は、縁部を含んでもよく、カラー部分は、縁部の一部において、インステップ部分に接続されてもよい。インステップ部分の縁部は、足首エリアにおいて、または、かかとエリアにおけるより低い位置において、カラー部分に接続され得る。この接続によって、カラー部分およびインステップ部分の部分的なオーバーラップが達成され、同様に、足首エリアにおけるしっかりとしたサポートが達成される。伸縮自在なオーバーラップの支援によって、容易な装着が実現され得る。
オーバーラップエリアにおいて、カラー部分は、シューズアッパーの外部表面を画定することが可能であり、一方では、インステップ部分は、内部表面を画定することが可能である。
カラー部分は、リムを含んでもよく、カラー部分のリムの一部は、インステップ部分に接続されてもよい。
代替的に、または、インステップ部分の縁部とカラー部分との接続に加えて、カラー部分(とりわけ、カラー部分のリム)は、アッパーの中足エリアにおいてインステップ部分に接続されてもよい。この接続の支援によって、インステップ部分は、足の甲側において、緊密にフィットする。そのうえ、この接続のおかげで、カラー部分は、インステップ部分が着用者の足によって前方に押されるときに、たとえば、着用者が走っているかまたは足による急な動きを実施している間に、アキレス腱におよび着用者の足のかかとに、より緊密に付着するようになる。したがって、シューズは、ダッシュするかまたはボールをキックするなどのような、大きな歪みを受けるときでも、足に留まる。
カラー部分および/またはインステップ部分は、織物材料、好ましくは、編まれた織物から作製され得る。これは、生産廃棄物を低減させながら、カラー部分および/またはインステップ部分の形状を精密に設計することを可能にする。
カラー部分は、第1のピースおよび第2のピースを含んでもよい。カラー部分の分割は、足の解剖学的構造に対してカラー部分のより精密な成形を可能にし、歪みを受けるときに材料に作用する力のより良好な分散をもたらす。
第1のピースは、アッパーの内側に配置されてもよく、第2のピースは、アッパーの外側に配置されてもよい。囲まれたかかとエリアとシューズの内側および外側との接続は、しっかりとした履き心地および緊密なフィット感を提供する。
第1のピースおよび第2のピースは、シューズアッパーのかかとエリアにおいて少なくとも部分的に接続されてもよい。第1のピースは、アッパーの内側において、インステップ部分に部分的に接続されてもよく、第2のピースは、アッパーの外側において、インステップ部分に部分的に接続されてもよい。織物(とりわけ、編まれた織物)の3つのピース(第1のピース、第2のピース、およびインステップ部分)の特別な設計および配置ならびに接続は、インステップの周りに、また、アキレス腱の周りに、および、かかとエリアの上に、シューズアッパーの3D構築が形成され、それが複雑な編み技法なしに達成され得るという有利な効果をもたらす。したがって、安定した3D構築が、編まれた生地のピースを単に使用して接続することによって実現され得る。
カラー部分のリムとアッパーのソール部分との間の距離は、アッパーの中足エリアからアッパーのかかとエリアへ増加してもよい。とりわけ、シューズの足後方エリアにおいて、カラー部分のリムとソール部分との間の距離は、インステップ部分とソール部分との間の距離よりも大きくてもよい。より明確には、足後方エリアにおいて、カラー部分は、中足エリアにおけるインステップ部分よりも高く延在してもよい。アッパーのカラー部分およびインステップ部分の特別の設計および配置によって、着用者のアキレス腱のエリアは、シューズが着用されているときにアッパーによってカバーおよび保護され得、一方では、足首の前部は、カバーされていないままであり、より自由な動きを可能にすることができる。
したがって、カラー部分は、着用者のアキレス腱を少なくとも部分的にカバーするように適合されてもよい。この着用者のアキレス腱を部分的にカバーすることは、このエリアが保護されることを保証する。他方では、この構築は、また、より容易な装着をもたらし、また、シューズが着用されるとより安定したフィット感をもたらす。
以前に明記されているように、アッパーは、編まれた生地を含んでもよい。編まれた生地の使用は、たとえば、所与の足の形状に対して最適に位置が合うことによって提供される快適な着用、および、編まれた生地の高度な可撓性によって提供される、アスリートの足を怪我からさらにより良好に保護することなど、いくつかの利点を有する。
アッパーは、紐なしアッパーであってもよい。紐なしアッパーによって、アスリートは、シューズを履く間の時間を節約し、シューズをクリーニングすることがより容易になる。加えて、紐が絡まり、事故または怪我を結果として生じさせる可能性を回避し、また、運動をしている間に紐が急にほどける問題を回避する。
また、本発明は、本明細書で説明されているようなアッパーと、アッパーに取り付けられているソールとを含む、シューズに関する。
以下において、本発明の例示的な実施形態が、図を参照して説明されている。これらの図は、以下を示す。
本発明によるスポーツシューズを示す好適な実施形態の例を示す図である。 本発明によるスポーツシューズを示す好適な実施形態の例を前方側から示す図である。 本発明によるスポーツシューズを示す好適な実施形態の例を後方側から示す図である。 本発明の別の態様による形状を有する複数の突出部を備えたスポーツシューズのためのアッパーを示す図である。 本発明の別の態様による形状を有する複数の突出部を備えたスポーツシューズのためのアッパーの外面を示す図である。 本発明の別の態様による形状を有する複数の突出部を備えたスポーツシューズのためのアッパーの別の実施形態の外面のグラフィカルな図である。 本発明のさらなる態様によるスポーツシューズのためのアッパーを示す好適な実施形態の例を上面視で示す図である。 本発明のさらなる態様による紐を有するスポーツシューズのためのアッパーを示す好適な実施形態の例を示す図である。
本発明の可能な実施形態を、スポーツシューズを主に参照して、以下の詳細な説明において説明する。本発明は、これらの実施形態によって限定されないということが強調される。
図1A、図1B、および図1Cは、それぞれ、シューズの外側、前方側、および後方側からの、本発明によるスポーツシューズ100のアッパー101の実施形態を示している。アッパー101は、インステップエリア116における複数の突出部102および110と、外側エリア118における複数の突出部103と、つま先エリア117における複数の突出部104と、内側エリア119における複数の突出部107と、カラーエリア114における複数の突出部105と、かかとエリア115における複数の突出部106とを含む。突出部は、アッパー101の外面から突出しており、可撓性になっており、それらがたとえばボールと接触するときに、それらが変形することができるようになっている。
外側エリア118、内側エリア119、およびつま先エリア117におけるすべての突出部は、1つの頂点を有しており、ゴム(好ましくは、非常に軽量な組成を有するゴム材料)を含む。インステップエリア116における突出部102および110は、1つの頂点(たとえば、突出部110など)または2つの頂点(たとえば、突出部102など)のいずれかを有しており、かかとエリア115における突出部106、および、カラーエリア114における突出部105は、1つの、2つの、または3つの頂点を有している。インステップエリア116における突出部102および110、かかとエリア115における突出部106、ならびに、カラーエリア114における突出部105は、注型用ポリウレタン(CPU)を含む。別の実施形態では、これらの領域における突出部は、シリコンを含むことが可能である。
アッパー101は、可撓性の基材から作製されており、それは、スポーツシューズ100の全体にわたって均一ではない。スポーツシューズ100の特定のエリアの必要な弾性に応じて、基材は、異なる材料を含むことが可能である。内側エリア110、外側エリア118、およびつま先エリア117において、基材は、織物を含む。これらのエリアにおいて、織物基材は、コーティング層によって少なくとも部分的にカバーされている。さらなる実施形態において、このコーティング層は、箔(好ましくは、ポリウレタン箔)を含んでもよい。カラーエリア114、かかとエリア115、およびインステップエリア116における基材は、織物を含む。さらなる実施形態において、織物は、編まれた材料、および/または、メッシュ状材料、および/または、エラステインから作製された材料を含むことが可能である。好適な実施形態において、カラーエリア114、かかとエリア115、およびインステップエリア116における織物基材は、コーティング層によってカバーされておらず、織物基材は、アッパー101の外面を形成している。
突出部は、複数のエリアのうちの1つの中で、または、2つのエリアで比較して、アッパー101の上に不均一に分布している。外側エリア118および内側エリア119において、突出部の密度は、著しく異なる。たとえば、図1Aに示されているように、外側エリア118は、より低い突出部の分布密度を有する領域1181と、より高い突出部の分布密度を有する領域1182とを含む。スポーツシューズ、とりわけ、サッカーシューズに関して、領域1181は、技術分野において一般に理解されているクォーター領域の近くにあり、領域1182は、通常知られているような中足領域の近くにある。内側エリア119(図示せず)は、突出部の同様の配置を有することが可能である。
アッパーの複数のエリアのそれぞれのエリアの中で、突出部の整列は、最適なボールコントロール効果を提供するように特別に設計されている。1つの突出部の整列は、実質的に、隣接する突出部の整列に基づいている。この構成は、それぞれのエリアにおける、また、アッパー全体にわたる、突出部の流線型の配向につながる。外側エリア118からつま先エリア117への移行において、突出部の配置および配向は、同心円状の円形のセグメント111として説明され得る。
かかとエリア115およびカラーエリア114における突出部105、106は、他のエリア116、117、118、および119における突出部102、110、103、104、107と比較して、増加したサイズを有する。
本発明の文脈において、図1Cを参照すると、かかとエリア115は、足首エリア113をさらに含むように定義され、足首エリア113は、スポーツシューズを着用している間のアスリートの足首の周りのエリアとして理解されるべきである。好適な実施形態において、足首エリア113における突出部は、また、かかとエリア115における突出部106と同様に、CPUを含む。従来のスポーツシューズとは対照的に、足首エリア113における追加的なCPU突出部は、ショック吸収性を提供し、したがって、追加的な足首/くるぶしの保護を提供する。
好適な実施形態において、スポーツシューズは、紐なしシューズであり、したがって、インステップエリア116に紐が存在していない。この場合、インステップエリア116の上の追加的な自由スペースが、ボールをキックする間の摩擦を増加させるために、したがってボールのスピンを強化するために、より多くのCPU突出部を配置させるために使用され得る。別の実施形態では、突出部は、シリコンから作製され得る。代替的に、スポーツシューズは、インステップエリア116に紐を有してもよく、随意的に、インステップエリア116に、より少ない突出部を有するかまたは突出部を全く有さなくてもよい。
インステップエリア116は、タンエリア1161を含んでもよく、タンエリア1161は、一般的に、スポーツシューズを着用している間のユーザーの足首の近くのインステップエリア116の上部領域として理解される。アッパーは、インステップエリア116における突出部102、110に加えて、タンエリアにおいて突出部をさらに有してもよい。代替的に、図1Aおよび図1Bに示されているように、タンエリアに突出部が存在しなくてもよく、スポーツシューズを着用するときに、より容易な装着を提供する。
図2は、本発明の別の態様の好適な実施形態、すなわち、スポーツシューズ200のアッパー201を示している。アッパー201は、基材を含み、基材は、織物および/または合成材料を含むことが可能である。
図2の実施形態において、基材は、織物を含む。とりわけ、基材は、領域204において、編まれた材料、たとえば、フラットニット生地を含み、領域205において、織物基材の上にコーティング層を含む。加えて、基材は、他の領域において、編まれていない材料、たとえば、メッシュ材料またはエラステインから作製された材料などを含んでもよい。たとえば、さらなる実施形態において、領域205における基材の上のコーティング層は、箔、好ましくは、ポリウレタン箔を含むことが可能である。
アッパー201は、1つの頂点を備えた複数の突出部202と、2つの頂点を備えた複数の突出部203とを含む。突出部は、凸形デルトイド形状のベースエリアを有している。凸形デルトイド形状のベースエリアは、凧形状のベースエリアに相当する。一般に、デルトイドは、第1の長さを有する2つの隣接する辺と、第1の長さとは異なる第2の長さを有する2つの対向する辺とを含む。他の実施形態において、ベースエリアは、凹形デルトイド形状または円形形状を有してもよい。本実施形態では、すべての突出部、とりわけ、2つの頂点を備えた突出部は、少なくとも1つの凹形の増加を有している。これは、2つの頂点の間の凹形の上昇を指す。
1つの頂点を備えた突出部202が、アッパー201の領域205に位置付けられており、ゴムを含む。2つの頂点を備えた突出部203が、編まれた材料の領域204に位置付けられており、CPUを含む。さらなる実施形態において、CPUは、シリコンに置き換えられてもよい。
図3Aは、スポーツシューズのためのアッパー300を示している。アッパー300は、複数の突出部302を伴うコーティングされた織物(すなわち、コーティング層を備えた織物基材)を含む。突出部302は、凸形デルトイド形状のベースエリアおよび1つの頂点を有している。突出部302は、アッパー300の外面の上に不均一に分布している。したがって、アッパー300は、突出部の異なる分布密度を有する領域を含む。たとえば、領域311における突出部の分布密度は、領域312における突出部の分布密度よりも明らかに高い。突出部の分布および配向は、構造化プロファイルに対応するパターンをもたらす。
図3Bは、本発明のさらなる実施形態を示している。第1の表面307の上において、その上に形成された突出部は、円形のベースエリアを有している(たとえば、突出部303、304、305など)。第2の表面308の上において、その上に形成された突出部は、凹形デルトイド形状のベースエリアを部分的に有している(たとえば、突出部306など)。円形のベースエリアを有する突出部は、1つの頂点(たとえば、突出部304など)を含んでもよく、または2つの頂点(たとえば、突出部303など)を含んでもよい。頂点は、1つの方向に湾曲した鋭い円錐として説明され得、それらが、より詳細に突出部305によって示されているような棘に似るようになっている。
図4Aおよび図4Bは、本発明の別の態様を図示している。図4Aは、スポーツシューズ400の紐なしアッパー401を示している。図4Bは、紐406を備えたスポーツシューズ400のアッパー401を示している。したがって、紐406は、実施形態に関して随意的であるということが理解されるべきである。図4Aにおけるアッパーおよび図4Bにおけるアッパーの両方は、とりわけ、ミッドカットアッパー、すなわち、シューズを着用している着用者の足首を少なくとも部分的にカバーすることを意図したアッパーである。
アッパー401は、カラー部分403およびインステップ部分402を含む。図4Aに示されているように、カラー部分403は、シューズを着用するためにユーザーによって使用されるシューズの開口部の少なくとも一部の周りに延在し、着用者のかかとの少なくとも一部をカバーする部分として理解され得る。とりわけ、図4Aおよび図4Bに図示されているものなどのようなミッドカットシューズに関して、ならびに、ハイカットシューズに関して、カラー部分403は、アキレス腱を少なくとも部分的にカバーすることを意図しており、場合によっては、スポーツシューズ400が着用されているときにアスリートの足首の少なくとも一部をカバーすることを意図している。カラー部分403のリムは、2つのサイド405において、インステップ部分402と接続されている。とりわけ、カラー部分403のリムは、アッパー401の外側および内側において、インステップ部分402に接続されている。カラー部分403およびインステップ部分402は、編まれた材料から作製されているので、それらは、2つのサイド405において、それぞれ場所405aおよび405bにおいて縫い合わせられ得る。
主な利点は、インステップ部分402の縁部からの、カラー部分403との第2の接続部404を通して得られる。これらの接続部は、縫われてもよい。接続部、とりわけ縫い目404は、スポーツシューズ400を着用しているアスリートの足首の高さにおいて、または、足首の下方において、かかとエリアに位置付けられており、カラー部分403とインステップ部分402との部分的なオーバーラップを担う。アスリートの足の足首の近くのかかとエリアにおけるこの接続を介して、しっかりとした履き心地が保証され得る。とりわけ、オーバーラップエリアにおいて、インステップ部分402は、アッパー401の内部表面を画定しており、一方では、カラー部分403は、その外部表面を画定している。図4Bに示されている点線は、オーバーラップエリアにおけるカラー部分403の内側のインステップ部分402の延在を図示している。
カラー部分403およびインステップ部分402が、選択されたポイントまたはエリアのみにおいて接続されており、したがって、残りのエリアにおいてそれらの間の分かれ目によって分離されているという事実は、接続されていないエリアにおける両方の部分のより高い伸縮性を可能にし、したがって、ユーザーがシューズ400に足を入れるときに、アッパー401が容易に伸びることを可能にする。
ある実施形態において、カラー部分403は、アッパーの内側に配置されているピースと、アッパーの外側に配置されている別のピースとを含む。
内側ピースおよび外側ピースは、好ましくは、シューズアッパーのかかとエリアにおいて、とりわけ、シューズの後方側において、互いに接続されている。たとえば、内側ピースおよび外側ピースは、それらの後縁部に沿って縫い合わせられ得る。2つのピースでのカラー部分の構築は、かかとエリアにおけるシューズアッパー401のより精密な成形を可能にし、したがって、より良好なサポートをアスリートの足に提供する。そのうえ、カラー部分403のピースが編まれた生地から作製されている実施形態は、快適性および可撓性をさらに提供する。
別の実施形態では、カラー部分403は、1つのピースから作製され得る。インステップ部分402は、カラー部分403によって部分的に取り囲まれており、足首の近くに(より一般には、かかとエリアに)位置する縫製部404aおよび404b、ならびに、インステップのエリアに位置する縫製部405aおよび405bを使用して、安定した3D構築を提供する。これは、カラー部分およびインステップ部分の丈夫な配置につながり、同時に、複雑な編み技法を使用する必要なしに、上記のように2つの部分の伸縮性の強化につながる。したがって、複雑な編みプロセスは必要とされず、生産コストおよび時間消費を最小化することが可能である。
かかとエリアにおいて、カラー部分403は、アスリートのアキレス腱をカバーするのに十分に高くなるように設計されている。したがって、カラー部分403は、足の後方において最も高いポイントを形成し、中足部に向けて傾斜している。換言すれば、アッパー401のかかとエリアから中足部エリアにかけて、カラー部分403のリムとシューズのソールとの間の距離は、徐々に減少する。これは、シューズの後方においてカラー部分403がインステップ部分402を上回っており、次いで中足部においてインステップ部分402がカラー部分403を上回るように、その高さが減少することになる。図4Bの実施形態に示されているような紐406は、随意的である。
以下において、特定のカラー部分およびインステップ部分を備えたアッパーに関する本発明の他の態様の実施形態が説明される。
1. スポーツシューズのためのアッパーであって、アッパーは、
インステップ部分と、
カラー部分と
を含み、
カラー部分は、カラー部分がインステップ部分に部分的にオーバーラップするように、インステップ部分に部分的に接続されている、アッパー。
2. カラー部分は、リムを含み、カラー部分のリムの一部は、インステップ部分に接続されている、実施形態1に記載のアッパー。
3. カラー部分は、アッパーの中足エリアにおいて、インステップ部分に接続されている、実施形態1または2に記載のアッパー。
4. カラー部分は、第1のピースおよび第2のピースを含む、実施形態1から3のいずれか1つに記載のアッパー。
5. 第1のピースは、アッパーの内側に配置されており、第2のピースは、アッパーの外側に配置されている、実施形態4に記載のアッパー。
6. 第1のピースおよび第2のピースは、シューズアッパーのかかとエリアにおいて少なくとも部分的に接続されている、実施形態5に記載のアッパー。
7. 第1のピースは、アッパーの内側において、インステップ部分に部分的に接続されており、第2のピースは、アッパーの外側において、インステップ部分に部分的に接続されている、実施形態5または6に記載のアッパー。
8. カラー部分は、リムを含み、カラー部分のリムとアッパーのソール部分との間の距離は、アッパーの中足エリアからアッパーのかかとエリアへ増加している、実施形態1から7のいずれか1つに記載のアッパー。
9. 足後方エリアにおいて、カラー部分のリムとソール部分との間の距離は、インステップ部分とソール部分との間の距離よりも大きい、実施形態8に記載のアッパー。
10. カラー部分は、着用者のアキレス腱を少なくとも部分的にカバーするように適合されている、実施形態1から9のいずれか1つに記載のアッパー。
11. アッパーは、編まれた生地を含む、実施形態1から10のいずれか1つに記載のアッパー。
12. アッパーは、紐なしアッパーである、実施形態1から11のいずれか1つに記載のアッパー。
13. 実施形態1から12のいずれか1つに記載のアッパーと、
アッパーに取り付けられているソールと
を含む、シューズ。
以下において、突出部の特定の形状を備えたアッパーに関する本発明のさらなる態様の実施形態が説明される。
1. スポーツシューズのためのアッパーであって、
アッパーは、アッパーの外面の上に少なくとも1つの突出部を含み、
少なくとも1つの突出部は、デルトイド形状のまたは円形のベースエリアを含み、アッパーの外面から延在する少なくとも1つの頂点を形成している、アッパー。
2. デルトイド形状のベースエリアは、凸形デルトイドおよび/または凹形デルトイドを含む、実施形態1に記載のアッパー。
3. デルトイド形状のベースエリアは、第1の長さの2つの隣接する辺と、第1の長さとは異なる第2の長さの2つの隣接する辺とを含む、実施形態1または2に記載のアッパー。
4. 少なくとも1つの突出部は、少なくとも1つの突出部が少なくとも2つの頂点を含むように、少なくとも1つのノッチを含む、実施形態1から3のいずれか1つに記載のアッパー。
5. アッパーは、内側エリア、外側エリア、インステップエリア、かかとエリア、カラーエリア、およびつま先エリアのそれぞれにおいて、少なくとも1つの突出部を含む、実施形態1から4のいずれか1つに記載のアッパー。
6. 異なるエリアにおける少なくとも1つの突出部は、異なる形状および/または材料を含む、実施形態5に記載のアッパー。
7. 外側エリア、内側エリア、およびつま先エリアにおける少なくとも1つの突出部は、1つの頂点を含み、インステップエリアおよびかかとエリアにおける少なくとも1つの突出部は、少なくとも1つの頂点を含む、実施形態6に記載のアッパー。
8. 少なくとも1つの突出部は、ゴムおよび/またはCPUおよび/またはシリコンを含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載のアッパー。
9. 外側エリア、内側エリア、およびつま先エリアにおける少なくとも1つの突出部は、ゴムを含む、実施形態8に記載のアッパー。
10. インステップエリア、かかとエリア、およびカラーエリアにおける少なくとも1つの突出部は、CPUおよび/またはシリコンを含む、実施形態8に記載のアッパー。
11. 少なくとも1つの突出部は、可撓性である、実施形態1から10のいずれか1つに記載のアッパー。
12. アッパーは、異なる硬度を有する少なくとも2つの突出部を含む、実施形態1から11のいずれか1つに記載のアッパー。
13. 実施形態1から12のいずれか1つに記載のアッパーと、
アッパーに取り付けられているソールと
を含む、シューズ。
本発明の形態が本明細書で説明されてきたが、本明細書で説明されている本発明の精神および範囲から逸脱することなく、パーツの構築および関係において、変更が行われ得るということが当業者に明らかであろう。
100 スポーツシューズ
101 アッパー
102 突出部
103 突出部
104 突出部
105 突出部
106 突出部
107 突出部
110 突出部
111 セグメント
113 足首エリア
114 カラーエリア
115 かかとエリア
116 インステップエリア
1161 タンエリア
117 つま先エリア
118 外側エリア
1181 より低い突出部の分布密度を有する領域
1182 より高い突出部の分布密度を有する領域
119 内側エリア
200 スポーツシューズ
201 アッパー
202 1つの頂点を備えた突出部
203 2つの頂点を備えた突出部
204 領域
205 領域
300 アッパー
302 突出部
303 突出部
304 突出部
305 突出部
306 突出部
307 第1の表面
308 第2の表面
311 領域
312 領域
400 スポーツシューズ
401 紐なしアッパー
402 インステップ部分
403 カラー部分
404 第2の接続部、縫い目
404a、404b 縫製部
405 サイド
405a、405b 縫製部
406 紐

Claims (17)

  1. スポーツシューズのためのアッパーであって、
    前記アッパーは、複数のエリアを含み、
    前記複数のエリアは、
    内側エリアと、
    外側エリアと、
    つま先エリアと、
    インステップエリアと、
    かかとエリアと、
    カラーエリアとを含み、
    前記アッパーは、前記複数のエリアのうちの少なくとも4つのエリアにおいて、少なくとも1つの突出部を含み、前記突出部は、前記アッパーの外面から突出しており、
    前記突出部は、デルトイド形状のベースエリアを含み、アッパーの外面から延在する少なくとも1つの頂点を形成している、
    アッパー。
  2. 前記アッパーは、前記内側エリア、前記外側エリア、前記つま先エリア、および前記インステップエリアにおいて、少なくとも1つの突出部を含む、請求項1に記載のアッパー。
  3. 前記アッパーは、前記内側エリア、前記外側エリア、前記つま先エリア、前記インステップエリア、および前記かかとエリアにおいて、少なくとも1つの突出部を含む、請求項1に記載のアッパー。
  4. 前記複数のエリアのうちの第1のエリアにおける前記少なくとも1つの突出部は、それらの寸法および/または形状および/または配向において、前記複数のエリアのうちの第2のエリアにおける前記少なくとも1つの突出部とは異なる、請求項1から3のいずれか一項に記載のアッパー。
  5. 前記アッパーは、前記複数のエリアのうちの第1のエリアおよび第2のエリアにおいて、複数の突出部を含み、前記第1のエリアにおける前記突出部の分布密度は、前記第2のエリアにおける前記突出部の分布密度とは異なる、請求項1から4のいずれか一項に記載のアッパー。
  6. 前記アッパーは、前記複数のエリアのうちの少なくとも1つのエリアの中において、少なくとも2つの突出部を含み、前記少なくとも2つの突出部は、それらの寸法および/または形状および/または配向において異なる、請求項1から5のいずれか一項に記載のアッパー。
  7. 前記アッパーは、前記複数のエリアのうちの少なくとも1つのエリアにおいて、複数の突出部を含み、前記突出部は、前記少なくとも1つのエリアにおいて不均一に分布している、請求項1から6のいずれか一項に記載のアッパー。
  8. 前記アッパーは、前記複数のエリアのうちの少なくとも1つのエリアにおいて、複数の突出部を含み、前記少なくとも1つのエリアにおける2つの隣接する突出部は、実質的に同じ配向を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載のアッパー。
  9. 前記少なくとも1つのエリアにおける2つの隣接していない突出部は、異なる配向を有する、請求項8に記載のアッパー。
  10. 前記アッパーは、前記少なくとも1つの突出部のための装着部を形成する基材を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載のアッパー。
  11. 前記基材は、前記アッパーの前記外面を形成している、請求項10に記載のアッパー。
  12. 前記アッパーの前記基材は、織物および/または合成材料を含む、請求項10または11に記載のアッパー。
  13. 前記アッパーの前記基材は、前記複数のエリアのうちの第1のエリアにおいて、第1の伸縮性を有し、前記複数のエリアのうちの第2のエリアにおいて、第2の伸縮性を有し、前記第1の伸縮性と前記第2の伸縮性は、異なる、請求項10から12のいずれか一項に記載のアッパー。
  14. 前記少なくとも1つの突出部は、ゴムおよび/または注型用ポリウレタンCPUおよび/またはシリコンを含む、請求項1から13のいずれか一項に記載のアッパー。
  15. 前記外側エリア、前記内側エリア、および前記つま先エリアにおける前記突出部は、ゴムを含む、請求項1から14のいずれか一項に記載のアッパー。
  16. 前記インステップエリア、および/または前記かかとエリア、および/または前記カラーエリアにおける前記突出部は、注型用ポリウレタンCPUおよび/またはシリコンを含む、請求項1から15のいずれか一項に記載のアッパー。
  17. 請求項1から16のいずれか一項に記載のアッパーと、
    前記アッパーに取り付けられているソールと
    を含む、シューズ。
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