JP7221627B2 - 発声補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発声補助装置に関する。
喉頭摘出を受けた疾病者の発声を補助するための幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、振動する空気を声として使用者の口腔内に排出する音声補助装置が記載されている。この音声補助装置は、使用者の操作に従って、使用者が手動スイッチのボタンを押す開操作を行うと声(振動する空気)を使用者の口腔内に排出する。使用者が手動スイッチのボタンを押さない閉操作の場合、この音声補助装置は、声の排出を中止する。
特開2013-226285号公報
振動を付与された空気を口腔内に供給するなどにより発声を補助する場合、発声者である使用者(空気を口腔内に供給する装置の使用者)が行いたい発声になるべく近い発声を行えることが好ましい。そのために、口腔内に供給する空気を、使用者が行いたい発声に応じて調整可能であることが好ましい。
本発明は、上述の課題を解決することのできる発声補助装置を提供することを目的としている。
本発明の態様の1つによれば、発声補助装置は、空気を供給する空気供給部と、前記空気供給部が供給する空気を使用者の口腔内に送入する送入管と、前記送入管が前記口腔内に送入する前記空気に振動を与える振動付与部と、前記送入管に穴が設けられて構成され、前記送入管の内部から前記送入管の外部かつ前記口腔の外部へ空気を流出させる空気流出部と、前記送入管に設けられた穴を覆うスライドカバーをスライドさせることで、前記空気流出部からの空気の流出量を変化させる空気流出量調整部と、前記使用者の頭部に装着されて前記送入管を支持する支持部と、を備える。
この発明によれば、口腔内に供給する空気を、使用者が行いたい発声に応じて調整することができる。
実施形態に係る発声補助装置の構成を示す概略構成図である。 実施形態に係るマスク管の位置の第一例を示す図である。 実施形態に係るマスク管の位置の第二例を示す図である。 実施形態に係る複数のリードの配置例を示す図である。 実施形態に係る支持部の構成の第1例を示す図である。 実施形態に係る送入管の構成の例を示す図である。 実施形態に係る送入管の伸縮の例を示す図である。 実施形態に係る支持部の構成の第2例を示す図である。 実施形態に係る遮蔽部と送入管との位置関係の例を示す図である。 実施形態に係る遮蔽部にマイクとスピーカとを設けた例を示す図である。 実施形態に係る可動式の遮蔽部の例を示す図である。 実施形態に係る先端部を変形させた例を示す図である。 実施形態に係る先端部を取り外された送入菅本体の例を示す図である。 同実施形態での、ユーザ操作及び発声補助装置の動作の例を示す図である。 本発明に係る発声補助装置の最小構成の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る発声補助装置の構成を示す概略構成図である。図1に示すように、発声補助装置100は、コンプレッサ110と、風船120と、送入管130と、電磁弁140と、遮断制御スイッチ141と、動作検出部142と、状態検出部143と、遮断制御部144と、空気流出部150と、マスク管151と、リード160と、電源210と、主電源スイッチ220と、膨張検出センサ230と、コンプレッサ制御スイッチ240と、筐体300と、支持部400とを備える。
発声補助装置100は、振動を加えた空気を送入管130の先端から供給する。喉頭摘出を受けた疾病者は、発声補助装置100が供給する空気を声帯で振動を加えられた空気の代わりに用いて発声を行うことができる。
以下では、喉頭摘出を受けた疾病者を、単に疾病者と称する。
コンプレッサ110は、周囲の空気を取り込んで圧縮し、圧縮した空気を風船120に送り込む。
風船120は、コンプレッサ110から送出される空気を一時的に蓄え、蓄えた空気を、送入管130を介して疾病者の側へ供給する。
具体的には、風船120は、コンプレッサ110から送出される空気が風船120内に流入することで膨張する。そして、風船120は、膨張したことで生じる張力によって元に戻ろうとして、風船120内部の空気を押し出す。
コンプレッサ110と風船120との組み合わせは、空気供給部の例に該当する。
但し、発声補助装置100が備える空気供給部はコンプレッサ110と風船120との組み合わせに限らずいろいろな組み合わせとすることができる。例えば、発声補助装置100が、風船120を備えていない構成としてもよい。この場合、コンプレッサ110が単独で空気供給部の例に該当する。
あるいは、発声補助装置100が、空気供給部として手動式のポンプ又は空気ボンベを備えるようにしてもよい。
送入管130は、コンプレッサ110及び風船120が供給する空気を疾病者の口腔内に送入する。発声補助装置100を使用する場合、発声補助装置100の使用者である疾病者は、送入管130の端部を口腔内に入れておく(すなわち、送入管130を加えておく)。この状態でコンプレッサ110及び風船120からの空気が送入管130の端部から流出することで、送入管130は空気を疾病者の口腔内に送入する。
発声補助装置100の使用者を、単に使用者とも称する。
電磁弁140は、空気遮断部の例に該当し、送入管130を流れる空気を遮断する。ここで、疾病者が発話を意図していないときでも、発声補助装置100からの空気が疾病者の口腔内に入り続ければ、この空気には振動が加えられているので疾病者の口腔内から音が聞こえる。このような音の発生は、発話を意図してない疾病者の意に反すると考えられる。そこで、疾病者が発話を意図していない場合、電磁弁140が電磁弁140自らを閉じることで送入管130を流れる空気を遮断する。これにより、疾病者の口腔内から音が聞こえることを解消できる。
遮断制御スイッチ141は、電磁弁140を閉じる(空気を遮断する)よう指示するユーザ操作を受ける。例えば、遮断制御スイッチ141が押釦スイッチを用いて構成され、疾病者が押釦を押下している間、電磁弁140を閉じるようにしてもよい。
動作検出部142は、使用者の動作を検出する。動作検出部142が検出する動作は、遮断制御部144による電磁弁140の制御に用いられる。ここで、遮断制御スイッチ141を操作することを疾病者が煩雑に感じる可能性がある。また、疾病者が手で作業を行っている場合、遮断制御スイッチ141を操作するために作業を中断しなければならないことが考えられる。そこで、動作検出部142が所定の動作を検出した場合に、遮断制御部144が電磁弁140の開閉を制御する。
例えば疾病者が所定回数連続して口を開閉する動作、または、疾病者が所定回数連続して瞬きをする動作を行った場合に、遮断制御部144が電磁弁140の開閉状態を反転させるようにしてもよい。
動作検出部142が、カメラを備えて疾病者の画像を撮影し、画像解析にて疾病者の動作を検出するようにしてもよい。
状態検出部143は、使用者の身体の物理的状態を検出する。状態検出部143が検出する状態は、遮断制御部144による電磁弁140の制御に用いられる。疾病者が所定の動作をした場合に加えて、或いは代えて、疾病者の身体の物理的状態が所定の状態にある場合に、遮断制御部144が電磁弁140の開閉を制御するようにしてもよい。
例えば、疾病者が所定時間以上口を閉じている場合、遮断制御部144が電磁弁140を閉じさせるようにしてもよい。また、疾病者が所定時間以上口を開いている場合、遮断制御部144が電磁弁140を開かせるようにしてもよい。
状態検出部143が、カメラを備えて疾病者の画像を撮影し、画像解析にて疾病者の身体の物理的状態を検出するようにしてもよい。
遮断制御部144は、電磁弁140による空気の遮断の有無を制御する。遮断制御部144は、上記のように遮断制御スイッチ141に対するユーザ操作、動作検出部142が検出する疾病者の動作、及び、状態検出部143が検出する疾病者の状態に応じて、電磁弁140の開閉を制御する。
具体的には上記のように、遮断制御部144は、遮断制御スイッチ141に対するユーザ操作、動作検出部142による疾病者の動作の検出結果、状態検出部143による疾病者の身体の物理的状態の検出結果に基づいて、電磁弁140の開閉(電磁弁140による空気の遮断の有無)を制御する。
発声補助装置100が、遮断制御スイッチ141、動作検出部142及び状態検出部143の全てを備えている必要はない。発声補助装置100がこれらのうち何れか1つ以上を備えていれば、電磁弁140の制御を行うことができる。
発声補助装置100が動作検出部142及び状態検出部143の両方を備える場合、動作検出部142と状態検出部143とが1つの装置として構成されていてもよいし、別々の装置として構成されていてもよい。
空気流出部150は、送入管130に設けられて送入管130の内部から送入管130の外部かつ疾病者の口腔の外部へ空気を流出させる。例えば、空気流出部150は送入管130の一部に穴を開けて構成される。
マスク管151は、空気流出部150からの空気の流出量を変化させる。例えば、マスク管151は、空気流出部150として送入管130に設けられた穴を覆うスライドカバーとして構成される。マスク管151がスライドすることで、開口する穴の数又は大きさ、或いはそれら両方を変化させて、空気の流出量を変化させる。
図2は、マスク管151の位置の第一例を示す図である。図2の例では、空気流出部150には複数の丸い穴が設けられている。マスク管151は、これらの穴のうち一部を覆っており、2つ半分の穴が開口状態になっている。開口状態になっている穴から空気が流出している。
図3は、マスク管151の位置の第二例を示す図である。図3の例では、図2の状態からマスク管151が図の右側へ移動しており、1つ半分の穴が開口状態になっている。開口状態になっている穴から空気が流出している。
図3の例の方が図2の場合よりも開口部分の合計面積が小さい。これにより、図3の例の方が図2の場合よりも空気の流出量が少ない。
このように、空気流出部150が送入管130内の空気を送入管130の外部かつ疾病者の口腔の外部へ流出することで、疾病者が発する声の大きさを調整することができる。空気の流出量が大きいほど疾病者の口腔内に入る空気の量が少なくなり、声が小さくなる。疾病者が行いたい発声の音量が決まっている場合、その音量に合わせて穴の数又は大きさ、或いはそれら両方を調整することで、所望の音量となるように空気の流出量を調整することが考えられる。
また、マスク管151が空気流出部150からの空気の流出量を変化させることで、空気の流出量の調整が容易になり、声の大きさの調整を容易に行うことができる。
疾病者の発話中にマスク管151が空気の流出量を変化させるようにしてもよい。これにより、疾病者は発話中に声の大きさを調整することができる。
さらに、振動付与部としてリードを用いる場合、空気流出部150が空気を流出させることで、リード160が送入管130の壁面にくっついて振動しなくなる可能性を低減させることができる。
発声補助装置100の試作機で、送入管130に空気流出部150を設けずに試運用したところ、送入管130に空気が流れている状態で空気の流れを停止させた場合、空気の流れを再開させても直ちにはリード160の振動が再開せず、声を発することができなくなる(リード160の振動による原音が生成されなくなる)という現象が見受けられた。ここでいう原音は、振動付与部(図1の例ではリード160)が生成する音である。
これは、送入管130内に空気が溜まってリード160が送入管130の内面に押し付けられて振動しない状態となり、空気の停止が解消された後も、空気が抜けてリード160が振動するようになるまでに時間を要するためと考えられる。
送入管130の空気の流れを停止させる場合として、疾病者が意図的に送入管130の先端を口腔内で舌等を使って塞ぐ場合や、口を閉じて発音する言葉である「ん」を発する場合が挙げられる。
特に、「ん」を発声した後発声が出来なくなることで会話に支障をきたす。例えば、疾病者が「みかん食べたい」と発音しようとした場合、「ん」の後の「食べたい」を発声できなくなる。
これに対し、空気流出部150を設けておくことで、送入管130の先端が塞がれた場合でもリード160が振動しない状態になることを回避できる。
空気流出部150の穴の数及び形状は特定のものに限定されない。例えば、送入管130の長手方向に細長い1つの穴が設けられていてもよい。
リード160は、振動付与部の例に該当し、送入管130が疾病者の口腔内に送入する空気に振動を与える。リード160は、声帯の代わりとして機能する。
発声補助装置100が、複数のリード160を備えるようにしてもよい。
図4は、複数のリード160の配置例を示す図である。図4の例では、送入管130が5つに分岐し、分岐した送入管130毎に音階の異なるリード160が設けられている。図4では、これら5つのリード160に符号160a~160eを付して区別している。
また、リード160の各々の手前に電磁弁161が設けられている。図4では、これら5つの電磁弁に符号161a~16eを付して区別している。
電磁弁161の開閉によって振動させるリード160を切り替えることで、疾病者が発する声の音階を変えることができる。電磁弁161は、切替部の例に該当する。
このように、発声補助装置100が、空気に与える振動の周波数が異なる複数のリード160と、複数のリード160のうち、送入管130がコンプレッサ110及び風船120から疾病者の口腔内へ送入する空気を経由させるリード160を切り替える電磁弁161とを備えるようにしてもよい。
また、複数の電磁弁161が同時に開いて複数のリード160を振動させることで、和音を生じさせることができる。発声補助装置100が疾病者に供給する音として和音を用いることで、音に重みをもたせることができ、また、より人間の声に近い音質を得ることができる。
このように、発声補助装置100が、空気に与える振動の周波数が異なる複数のリード160を備え、送入管130が、コンプレッサ110及び風船120が供給する空気を、複数のリード160の各々を経由して疾病者の口腔内に送入するようにしてもよい。
電源210は、発声補助装置100の各部に電力を供給する。図1では、電源210が発声補助装置100に内蔵されるバッテリである場合の例を示しているが、電源210の態様は特定のものに限定されない。例えば、電源210として商用電源など交流の外部電源を用いるようにしてもよい。あるいは、電源210として直流の外部電源を用いるようにしてもよい。
主電源スイッチ220は、電源210から発声補助装置100の各部への電力供給の有無を、ユーザ操作に従って切り替える。これにより、主電源スイッチ220は、発声補助装置100の動作状態と停止状態との切り替えを行う。
膨張検出センサ230は、風船120が所定程度以上に膨張したことを検出する。例えば、膨張検出センサ230として、接触を検知するセンサを風船120の周囲に設置しておく。コンプレッサ110からの空気で風船120が膨張して膨張検出センサ230に接触すると、膨張検出センサ230は風船120との接触を検知する。
コンプレッサ制御スイッチ240は、膨張検出センサ230の検出結果に基づいてコンプレッサ110を制御する。具体的には、風船120が所定程度以上に膨張したことを膨張検出センサ230が検出すると、コンプレッサ110を停止させる。一方、風船120が所定程度以上に膨張したことを膨張検出センサ230が検出していない状態では、コンプレッサ制御スイッチ240は、コンプレッサ110を動作させる。
筐体300は、発声補助装置100の各部のうち一部を収納する。図1の例では、筐体300は、コンプレッサ110と、風船120と、送入管130の一部と、電磁弁140と、電源210と、膨張検出センサ230と、コンプレッサ制御スイッチ240とを収納している。但し、筐体300が収納する部分はこれに限らない。また、発声補助装置100が筐体300を備えていない構成としてもよい。
支持部400は、使用者の頭部(頭および顔)に装着されて送入管130を支持する。
図5は、支持部の構成の第1例を示す図である。図5に示す例で、支持部400は、ヘッドバンド410と耳当て部420とを備える。図5は、支持部400が使用者900に装着された状態の例を示している。
ヘッドバンド410は、支持部400が使用者の頭部を挟んで固定されるための側圧を生成する。ヘッドバンド410は、オーバーヘッド型ヘッドホンのヘッドバンドと同様、湾曲した柔らかいばねとして機能し、開く力(真っ直ぐにしようとする力)を加えられると閉じようとするバネ力(元の湾曲形状に戻ろうとする力)を生じさせる。
耳当て部420は、支持部400の装着時に使用者900の耳の付近に位置し、ヘッドバンド410のバネ力によって使用者900に押し当てられて使用者900に側圧を加える。この側圧は、使用者900の頭部の位置に対して支持部400の位置を相対的に固定するために用いられる。
支持部400が送入管130を支持することで、使用者900は、送入管130を持つなど発声補助装置100を持つ必要が無く、いわゆるハンズフリー(Hands-free)になる。この点で、使用者900がメモを取るなどの作業をする際に、発声補助装置100が邪魔にならない。
左右どちらの耳当て部420でも送入管130を支持可能に構成されていてもよい。使用者900は、作業の利便性または好み等に応じて、使用者900自らの左右の何れから送入管130を伸ばすか選択することができる。
あるいは、使用者900が支持部400の前後を反転させて使用可能となるように支持部400が構成されていることで、使用者900が、自らの左右の何れから送入管130を伸ばすか選択できるようにしてもよい。
また、使用者900によっては、発声補助装置100のような補助器具を用いる様子を他者に見られることに抵抗を感じることがある。これに対し、図5のように支持部400をヘッドセット(Headset)に似た形状にすることで、使用者900が、一般的な機器あるいは先進的な機器を使用するような感覚で発声補助装置100を使用することが期待される。これにより、使用者900が発声補助装置100を使用する際の抵抗感を低減させることができる。
支持部400の形状は、図5に例示されるオーバーヘッド型ヘッドホンのような形状に限定されず、使用者900の頭部に装着されて送入管130を支持可能ないろいろな形状とすることができる。例えば、支持部400の形状が、帽子またはヘルメットのような形状となっていてもよい。支持部400の材質についても、特定の材質に限定されない。
図6は、送入管130の構成の例を示す図である。図6に示す構成で送入管130は、送入菅本体131と、先端部136とを備える。先端部136は、蛇腹構造部137を備える。
送入菅本体131は、送入管130のうち先端部136以外の部分であり、コンプレッサ110及び風船120が供給する空気を、先端部136を介して疾病者の口腔内に送入する。
先端部136は、使用者900の口腔内に挿入される部分を含んでおり、送入菅本体131に着脱可能に構成される。先端部136が送入菅本体131に着脱可能であることで、使用者900は、先端部136を取り換えることができ、これにより、発声補助装置100(特に、先端部136の部分)を清潔に保つことができる。例えば、先端部136に唾液が付着し、使用者900が唾液のついた先端部136を使い続けたくない場合、使用者900は、先端部136を取り換えるという簡単な作業で、唾液のついた先端部136を使い続けたくないという抵抗感を取り除くことができる。
また、先端部136は、送入菅本体131よりも柔らかい材質で構成される。使用者900によっては、金属等の固い材質の管を口腔内に入れたときに違和感を覚える、あるいは、吐き気を催すなど、不快に感じることがある。これに対し、先端部136が送入菅本体131よりも柔らかい材質で構成されていることで、使用者900が先端部136を口腔内に入れたときに不快に感じにくいことが期待される。
先端部136の材質としてポリプロピレンまたはシリコンを用いるようにしてもよいが、これらに限定されない。
蛇腹構造部137は、先端部136の先端の向きを可変にする。これにより、使用者900が、先端部136を口腔内に入れて口を開閉する際に、使用者900の唇または歯等で先端部136に力が加えられ、使用者900が意識する必要なしに先端部136の先端の向きが使用者900の邪魔にならない向きに変化する。また、先端部136が比較的柔らかい材質で構成されていることでも、使用者900が、先端部136を口腔内に入れて口を開閉する際に、使用者900の唇または歯等で先端部136に力が加えられ、使用者900が意識する必要なしに先端部136の先端の向きが使用者900の邪魔にならない向きに変化する。
このように、先端部136が蛇腹構造部137を有して先端部136の先端の向きを可変に構成されること、および、先端部136が比較的柔らかい材質で構成されていることで、使用者900に対する先端部136のフィット性を高めることができる。特に、使用者900が口を開閉する際に先端部136が邪魔になりにくい。
図7は、送入管130の伸縮の例を示す図である。図7に示す構成で、送入管130は、図6の構成に加えて送入菅本体131に伸縮部132を備えている。
伸縮部132は、例えば、直径が比較的大きい管に直径が比較的小さい管がスライド可能に送入されて構成されるなど、伸縮部132自らの長さを可変に構成された部分である。送入菅本体131が伸縮部132を備えることで、送入菅本体131の長さが可変であり、特に、送入菅本体131が支持部400に支持されている部分から先端部136までの長さが可変である。
使用者900は、伸縮部132の長さを調整することで、先端部136の位置を、先端部136の先端を口腔内に挿入して口を開閉するのに邪魔になりにくい位置に持ってくることができる。
図8は、支持部400の構成の第2例を示す図である。図8に示す構成で、支持部400は、図5の例における各部に加えて遮蔽部430を備え、遮蔽部430に穴開き部431が設けられている。
遮蔽部430は、送入管130が使用者900の口腔内に挿入される部分を、他者から見えないように遮蔽する。
図9は、遮蔽部430と送入管130との位置関係の例を示す図である。
図9の例で、遮蔽部430は、送入管130の一部を他者から見えないように遮蔽している。特に、遮蔽部430は、送入管130が使用者900の口腔内に挿入される部分を、他者から見えないように遮蔽している。
使用者900によっては、送入管130を口腔内に挿入した様子を他者に見られることに抵抗を感じることがある。例えば、使用者900にとって、送入管130を口腔内に挿入している理由を知らない他者の目が気になることがある。
これに対し遮蔽部430が、送入管130が使用者900の口腔内に挿入される部分を、他者から見えないように遮蔽することで、使用者900の抵抗感を低減させることができ、この点で、使用者900のプライバシーを守ることができる。
遮蔽部430の形状にデザイン性を持たせる、遮蔽部430に彩色を施す、あるいは、遮蔽部430に絵または図形等を記載するなど、遮蔽部430のデザイン性を高めるようにしてもよい、これにより、使用者900が発声補助装置100を使用することに対する抵抗感を低減させられることが期待される。
遮蔽部430の形状は、図8および図9に示すような送入管130の配置に応じた形状に限定されない。例えば、遮蔽部430が、フェイスマスク(フェイスガード)のように口元全体を覆う形状に構成されていてもよい。
遮蔽部430が、マイクとスピーカとを備えて使用者900の声を増幅するようにしてもよい。
図10は、遮蔽部430にマイクとスピーカとを設けた例を示す図である。図10の例で、遮蔽部430は、装着時に使用者900の口の前に来る部分にマイク441とスピーカ442とを備える。
マイク441は、使用者900の声を採取する。スピーカ442は、マイク441が採取した使用者900の声を出力する。これにより、マイク441およびスピーカ442が無い場合よりも使用者900の声が増幅される。さらに、スピーカ442がアンプを備えるなど使用者900の声を増幅して出力するようにすれば、使用者900の声がさらに増幅される。
例えば、発声補助装置100の小型化のためにコンプレッサ110および風船120を小型化すると、使用者900の口腔内への送風量が減少し、使用者900の声が比較的小さくなることが考えられる。使用者900の声の大きさが十分でない場合、上記のようにスピーカ442が使用者900の声を出力することで、使用者900の声を増幅することができる。
図8の穴開き部431は、遮蔽部430に設けられたスピーカの音を外部(使用者900と反対側)へ出しやすくするために穴が開けられた部分である。遮蔽部430に穴開き部431が設けられていることで、スピーカ442が発する音が他者に伝わりやすい。遮蔽部430がスピーカ442を備えない場合は、穴開き部431も備える必要はない。
使用者900が発声補助装置100を使用しないときに、遮蔽部430が使用者900の口元を隠さないように、遮蔽部430および送入管130を可動式にしてもよい。
図11は、可動式の遮蔽部430の例を示す図である。図11の例で、支持部400は、遮蔽部430および送入管130を角度可変に支持する。これにより、遮蔽部430および送入管130が可動式になっている。送入管130は遮蔽部430に固定されており、遮蔽部430と送入管130とは同時に動かされる。使用者900は、発声補助装置100を使用しないときに、図11の例のように遮蔽部430および送入管130を持ち上げて、顔(特に、口元)を隠さないようにすることができる。
使用者900が遮蔽部430および送入管130を持ち上げる際、送入管130の先端部136が邪魔にならないよう変形可能にしてもよい。
図12は、先端部136を変形させた例を示す図である。図12の例では、蛇腹構造部137が折り曲げられることで、先端部136がコンパクトに折りたたまれている。これにより、使用者900が遮蔽部430を動かす際(特に、図11の例のように、遮蔽部430を頭のほうへ移動させる際)、先端部136が邪魔になりにくい。また、先端部136が使用者900の頭部に接しにくくなり、この点で、先端部136が使用者900に接して使用者900が不快に感じることを回避でき、また、先端部136の衛生を比較的保ちやすい。
あるいは、使用者900が遮蔽部430および送入管130を持ち上げる際、先端部136を送入菅本体131から取り外すようにしてもよい。
図13は、先端部136を取り外された送入菅本体131の例を示す図である。図13の例のように、使用者900が送入菅本体131から先端部136を取り外しておくことで、」送入管130を持ち上げた際に、先端部136が使用者900の頭に接触することを回避できる。これにより、使用者900が遮蔽部430を動かす際(特に、図11の例のように、遮蔽部430を頭のほうへ移動させる際)、先端部136が邪魔になりにくい。また、先端部136が使用者900の頭部に接しなくなり、この点で、先端部136が使用者900に接して使用者900が不快に感じることを回避でき、また、先端部136の衛生を比較的保ちやすい。
次に、図14を参照して発声補助装置100の動作について説明する。
図14は、ユーザ操作及び発声補助装置100の動作の例を示す図である。
図14の処理で、使用者は、主電源スイッチ220をONにして発声補助装置100を起動させる(シーケンスS101)。また、使用者は、送入管130の先端を口腔内へ挿入する(シーケンスS102)。
主電源スイッチ220がONされたことで電源210が各部への電力供給を開始し、コンプレッサ110が動作を開始する。
膨張検出センサ230が風船の膨張を検出していない場合(シーケンスS111:非検出)、コンプレッサ110は、風船120へ送風(空気を供給)する(シーケンスS112)。
シーケンスS112の後、シーケンスS111へ戻る。
一方、膨張検出センサ230が風船の膨張を検出した場合(シーケンスS111:検出)、コンプレッサ制御スイッチ240がコンプレッサ110を一時的に停止させ、コンプレッサ110は、風船120へ送風を一時的に停止する(シーケンスS113)。
シーケンスS113の後、シーケンスS111へ戻る。
コンプレッサ110が風船120へ送風することで、風船120が膨張し、空気を吐き出し可能な状態になる(シーケンスS121)。
また、使用者は、遮断制御スイッチ141に対して空気供給を要求するユーザ操作を行う(シーケンスS131)。このユーザ操作に従って、遮断制御部144が電磁弁140を開かせる(シーケンスS141)。
電磁弁140が開いたことで、風船120が送入管130へ送風する(シーケンスS142)。送入管130を空気が流れることで、リード160が鳴動し、原音が発生し(シーケンスS143)、送入管130の端部から空気と原音とが疾病者の口腔内へ送出される(シーケンスS144)。
この状態で疾病者が口腔及び舌を動かすことで、例えば「おはよう」のように声を発することができる。
以上のように、コンプレッサ110及び風船120は空気を供給する。送入管130は、コンプレッサ110及び風船120が供給する空気を使用者900の口腔内に送入する。リード160は、送入管130が口腔内に送入する空気に振動を与える。空気流出部150は、送入管130に設けられて送入管130の内部から送入管130の外部かつ口腔の外部へ空気を流出させる。支持部400は、使用者900の頭部に装着されて送入管130を支持する。
このように、空気流出部150が送入管130内の空気を送入管130の外部かつ疾病者の口腔の外部へ流出することで、疾病者が発する声の大きさを調整することができる。疾病者が行いたい発声の音量が決まっている場合、その音量に合わせて穴の数又は大きさ、或いはそれら両方を調整することで、所望の音量となるように空気の流出量を調整することができる。
また、支持部400が使用者900の頭部に支持されて送入管を支持することで、使用者900は送入管130を持つなど発声補助装置100を持つ必要が無く使用者900の手の自由を確保することができる。例えば、使用者900がメモを取るなどの作業をする際に、発声補助装置100が邪魔にならない。
また、遮蔽部430は、送入管130が使用者900の口腔内に挿入される部分を、他者から見えないように遮蔽する。
ここで、使用者900によっては、送入管130を口腔内に挿入した様子を他者に見られることに抵抗を感じることがある。これに対し遮蔽部430が、送入管130が使用者900の口腔内に挿入される部分を、他者から見えないように遮蔽することで、使用者900の抵抗感を低減させることができ、この点で、使用者900のプライバシーを守ることができる。
また、マイク441は、使用者900の声を採取する。スピーカ442は、マイク441が採取した使用者900の声を出力する。
これにより、マイク441およびスピーカ442が無い場合よりも使用者900の声が増幅される。例えば、使用者900の声が小さく他者が聞き取りにくい場合、使用者900の声が増幅されることで、他者が使用者900の声を、より聞き取りやすくなる。
また、先端部136は、送入菅本体131に着脱可能に構成される。
先端部136が送入菅本体131に着脱可能であることで、使用者900は、先端部136を取り換えることができ、これにより、発声補助装置100(特に、先端部136の部分)を清潔に保つことができる。
また、先端部136は、送入菅本体131よりも柔らかい材質で構成される。
ここで、使用者900によっては、金属等の固い材質の管を口腔内に入れたときに違和感を覚える、あるいは、吐き気を催すなど、不快に感じることがある。これに対し、先端部136が送入菅本体131よりも柔らかい材質で構成されていることで、使用者900が先端部136を口腔内に入れたときに不快に感じにくいことが期待される。
また、先端部136が比較的柔らかい材質で構成されることで、使用者900に対する先端部136のフィット性を高めることができる。特に、使用者900が口を開閉する際に先端部136が邪魔になりにくい。
また、先端部136は、蛇腹構造(蛇腹構造部137)を有して、先端部136自らの先端の向きを可変に構成される。
これにより、使用者900に対する先端部136のフィット性を高めることができる。特に、使用者900が口を開閉する際に先端部136が邪魔になりにくい。
また、伸縮部132は、長さ可変に構成される。
送入菅本体131が伸縮部132を備えることで、送入菅本体131の長さが可変であり、特に、送入菅本体131が支持部400に支持されている部分から先端部136までの長さが可変である。使用者900は、伸縮部132の長さを調整することで、先端部136の位置を、先端部136の先端を口腔内に挿入して口を開閉するのに邪魔になりにくい位置に持ってくることができる。
また、支持部400は、送入管130を角度可変に支持する。
これにより、送入管130が可動式になっている。使用者900は、発声補助装置100を使用しないときに、送入管130を持ち上げることができ、送入管130が邪魔にならない。
また、マスク管151は、空気流出部150からの空気の流出量を変化させる。
マスク管151が空気流出部150からの空気の流出量を変化させることで、空気の流出量の調整が容易になり、声の大きさの調整を容易に行うことができる。
疾病者の発話中にマスク管151が空気の流出量を変化させるようにしてもよい。これにより、疾病者は発話中に声の大きさを調整することができる。
また、発声補助装置100は、空気に与える振動の周波数が異なる複数のリード160を備える。送入管130は、コンプレッサ110及び風船120が供給する空気を、複数のリード160の各々を経由して口腔内に送入する。
このように複数のリード160を振動させることで、和音を生じさせることができる。発声補助装置100が疾病者に供給する音として和音を用いることで、音に重みをもたせることができ、また、より人間の声に近い音質を得ることができる。
また、発声補助装置100は、空気に与える振動の周波数が異なる複数のリード160を備える。電磁弁161は、複数のリード160のうち、送入管130がコンプレッサ110及び風船120から口腔内へ送入する空気を経由させるリード160を切り替える。
このように振動させるリード160を切り替えることで、疾病者が発する声の音階を変えることができる。
電磁弁140は、送入管130を流れる空気を遮断する。遮断制御部144は、電磁弁140による空気の遮断の有無を制御する。
疾病者が発話を意図していない場合、電磁弁140が電磁弁140自らを閉じて送入管130を流れる空気を遮断することで、疾病者の口腔内から音が聞こえることを解消できる。
動作検出部142は、使用者の動作を検出する。遮断制御部144は、使用者の動作の検出結果に基づいて、空気の遮断の有無を制御する。
これにより、使用者が遮断制御スイッチ141を操作しなくても、電磁弁140の開閉を制御することができる。
状態検出部143は、使用者の身体の物理的状態を検出する。遮断制御部144は、使用者の身体の物理的状態の検出結果に基づいて、空気の遮断の有無を制御する。
これにより、使用者が遮断制御スイッチ141を操作しなくても、電磁弁140の開閉を制御することができる。
次に、図15を参照して本発明の実施形態の構成について説明する。
図15は、実施形態に係る発声補助装置の構成の例を示す図である。図15に示す発声補助装置10は、空気供給部11と、送入管12と、振動付与部13と、空気流出部14と、支持部15とを備える。
かかる構成にて、空気供給部11は空気を供給する。送入管12は、空気供給部11が供給する空気を口腔内に送入する。振動付与部13は、送入管12が口腔内に送入する空気に振動を与える。空気流出部14は、送入管12に設けられて送入管12の内部から送入管12の外部かつ口腔の外部へ空気を流出させる。支持部15は、使用者の頭部に装着されて送入管12を支持する。
このように、空気流出部14が送入管12内の空気を送入管12の外部かつ疾病者の口腔の外部へ流出することで、疾病者が発する声の大きさを調整することができる。疾病者が行いたい発声の音量が決まっている場合、その音量に合わせて穴の数又は大きさ、或いはそれら両方を調整することで、所望の音量となるように空気の流出量を調整することができる。
また、支持部15が使用者の頭部に支持されて送入管を支持することで、使用者は送入管12を持つなど発声補助装置10を持つ必要が無く使用者の手の自由を確保することができる。例えば、使用者900がメモを取るなどの作業をする際に、発声補助装置10が邪魔にならない。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限定されない。
(付記1)
空気を供給する空気供給部と、
前記空気供給部が供給する空気を使用者の口腔内に送入する送入管と、
前記送入管が前記口腔内に送入する前記空気に振動を与える振動付与部と、
前記送入管に設けられて前記送入管の内部から前記送入管の外部かつ前記口腔の外部へ空気を流出させる空気流出部と、
前記使用者の頭部に装着されて前記送入管を支持する支持部と、
を備える発声補助装置。
(付記2)
前記送入管が前記口腔内に挿入される部分を、他者から見えないように遮蔽する遮蔽部
を備える、付記1に記載の発声補助装置。
(付記3)
前記使用者の声を採取するマイクと、
前記マイクが採取した前記使用者の声を出力するスピーカと、
を備える、付記1または付記2に記載の発声補助装置。
(付記4)
前記送入管は、
送入管本体と、
前記送入管本体に着脱可能に構成される先端管部と、
を備える、付記1から3の何れか一つに記載の発声補助装置。
(付記5)
前記先端管部は、前記送入管本体よりも柔らかい材質で構成される、
付記4に記載の発声補助装置。
(付記6)
前記先端管部は、蛇腹構造を有して、前記先端管部の先端の向きを可変に構成される、
付記4または付記5に記載の発声補助装置。
(付記7)
前記送入管本体は、長さ可変に構成された伸縮部を備える、
付記4から6の何れか一つに記載の発声補助装置。
(付記8)
前記支持部は、前記送入管を角度可変に支持する、
付記1から7の何れか一つに記載の発声補助装置。
(付記9)
前記空気流出部からの空気の流出量を変化させる空気流出量調整部を備える
付記1から8の何れか一つに記載の発声補助装置。
(付記10)
前記空気に与える振動の周波数が異なる複数の前記振動付与部を備え、
前記送入管は、前記空気供給部が供給する空気を、複数の前記振動付与部の各々を経由して前記口腔内に送入する
付記1から9の何れか一つに記載の発声補助装置。
(付記11)
前記空気に与える振動の周波数が異なる複数の前記振動付与部と、
複数の前記振動付与部のうち、前記送入管が空気供給部から前記口腔内へ送入する空気を経由させる振動付与部を切り替える切替部と、
を備える付記1から10の何れか一つに記載の発声補助装置。
(付記12)
前記送入管を流れる空気を遮断する空気遮断部と、
前記空気遮断部による前記空気の遮断の有無を制御する遮断制御部と、
を備える付記1から11の何れか一つに記載の発声補助装置。
(付記13)
使用者の動作を検出する動作検出部を備え、
前記遮断制御部は、前記使用者の動作の検出結果に基づいて、前記空気の遮断の有無を制御する、
付記12に記載の発声補助装置。
(付記14)
使用者の身体の物理的状態を検出する状態検出部を備え、
前記遮断制御部は、前記使用者の身体の物理的状態の検出結果に基づいて、前記空気の遮断の有無を制御する、
付記12に記載の発声補助装置。
100 発声補助装置
110 コンプレッサ
120 風船
130 送入管
140 電磁弁
141 遮断制御スイッチ
142 動作検出部
143 状態検出部
144 遮断制御部
150 空気流出部
151 マスク管
160 リード
210 電源
220 主電源スイッチ
230 膨張検出センサ
240 コンプレッサ制御スイッチ
300 筐体
400 支持部
410 ヘッドバンド
420 耳当て部
430 遮蔽部
431 穴開き部
441 マイク
442 スピーカ

Claims (9)

  1. 空気を供給する空気供給部と、
    前記空気供給部が供給する空気を使用者の口腔内に送入する送入管と、
    前記送入管が前記口腔内に送入する前記空気に振動を与える振動付与部と、
    前記送入管に穴が設けられて構成され、前記送入管の内部から前記送入管の外部かつ前記口腔の外部へ空気を流出させる空気流出部と、
    前記送入管に設けられた穴を覆うスライドカバーをスライドさせることで、前記空気流出部からの空気の流出量を変化させる空気流出量調整部と、
    前記使用者の頭部に装着されて前記送入管を支持する支持部と、
    を備える発声補助装置。
  2. 前記送入管が前記口腔内に挿入される部分を、他者から見えないように遮蔽する遮蔽部 を備える、請求項1に記載の発声補助装置。
  3. 前記遮蔽部のうち前記使用者の口の前に来る部分に設けられて、前記使用者の声を採取するマイクと、
    前記遮蔽部のうち前記使用者の口の前に来る部分に設けられて、前記マイクが採取した前記使用者の声を出力するスピーカと、
    を備える、請求項2に記載の発声補助装置。
  4. 前記送入管は前記遮蔽部に固定されており、
    前記支持部は、前記送入管と前記遮蔽部とを同時に角度可変に支持する、
    請求項2または請求項3に記載の発声補助装置。
  5. 前記送入管は、
    送入管本体と、
    前記送入管本体に着脱可能に構成される先端管部と、
    を備える、請求項1からの何れか一項に記載の発声補助装置。
  6. 前記先端管部は、前記送入管本体よりも柔らかい材質で構成される、
    請求項に記載の発声補助装置。
  7. 前記先端管部は、蛇腹構造を有して、前記先端管部の先端の向きを可変に構成される、 請求項または請求項に記載の発声補助装置。
  8. 前記送入管本体は、長さ可変に構成された伸縮部を備える、
    請求項からの何れか一項に記載の発声補助装置。
  9. 前記空気に与える振動の周波数が異なる複数の前記振動付与部を備え、
    前記送入管は、前記空気供給部が供給する空気を、複数の前記振動付与部の各々を経由して前記口腔内に送入する
    請求項1からの何れか一項に記載の発声補助装置。
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