JP7221610B2 - コネクタユニット及び電源ケーブルユニット - Google Patents

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Description

本発明は、負荷に電力を供給する電源ケーブルユニットにおいてケーブル同士の接続に利用されるコネクタユニットに関する。
例えば、トンネル等の暗所で電源側のケーブルと照明器具側のケーブルとをコネクタによって接続する場合は、目視では困難なコネクタの完全嵌合を確認する作業が重要となる。
ここで、コネクタの完全嵌合を確認する一般的な方法として知られている、コネクタ同士が完全嵌合したことをコネクタのマークの状態を視認することで確認する方法は、暗所であるトンネル内で実施する方法として適していない。
そこで、コネクタハウジングの表面に配置した発光タイプのインジケータの点灯回路に、ロックアームの変形により開閉状態が変わるスイッチを介設することが提案されている。
この提案では、一方のコネクタのロックアームが他方のコネクタのロック部に係止されて両コネクタが完全に嵌合されると、インジケータの点滅状態が変化する。このため、インジケータの点滅状態によって、トンネル内のような暗所でも、コネクタの完全嵌合を目視により確認することができる(例えば、特許文献1)。
特開平9-63698号公報
しかしながら、上述した提案では、コネクタの完全嵌合によって開閉状態が変わるスイッチが、ロックアームの近傍に配置されてコネクタハウジングの外部に露出することから、塵埃や結露水等によるスイッチのトラッキングの発生防止に適した構造とは言えない。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、暗所におけるコネクタ同士の完全嵌合状態を確認する構成をスイッチのトラッキングが発生しにくい構造で実現することができるコネクタユニットと、このコネクタユニットを用いて好適な電源ケーブルユニットとを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の第1の態様によるコネクタユニットは、
負荷に供給する電力のメイン送電ケーブルに取り付けられた電源側コネクタと、
前記メイン送電ケーブルの電力を前記負荷に供給するサブ送電ケーブルに取り付けられて前記電源側コネクタと嵌合される負荷側コネクタと、
前記両コネクタのうち一方のコネクタに設けられ、前記両コネクタの嵌合方向における先端に開口を有する筒型の被嵌合部と、
前記両コネクタのうち他方のコネクタに設けられ、前記両コネクタの嵌合時に前記被嵌合部の開口から内部に挿入される嵌合部と、
前記両コネクタの嵌合状態において互いに対向する前記被嵌合部及び前記嵌合部の両周面のうち一方の周面に設けられて前記嵌合方向に延在するキーと、
前記両周面のうち他方の周面に前記被嵌合部又は前記嵌合部の先端から設けられて前記嵌合方向に延在し、前記両コネクタの嵌合時に前記キーが挿入されるキー溝と、
前記両コネクタのうちいずれかのコネクタに設けられ、前記キー溝における前記両コネクタの完全嵌合時の前記キーの先端が配置される箇所で、前記キーの先端の有無を検出するキー検出部と、
前記両コネクタのうちいずれかのコネクタの表面に配置され、前記キー検出部による前記キーの先端の検出状態によって点灯態様が切り替わる発光インジケータと、
を備える。
本発明の第1の態様によるコネクタユニットによれば、電源側コネクタと負荷側コネクタとが完全嵌合されて、一方のコネクタが有する筒型の被嵌合部の内部に他方のコネクタが有する嵌合部が挿入される。そして、両コネクタが完全に嵌合されると、互いに対向する被嵌合部の周面と嵌合部の周面との間で、キー溝に挿入されたキーの先端が、完全嵌合時に位置する箇所に到達する。
すると、完全嵌合時の箇所に到達したキーの先端がキー検出部により検出されて、どちらかのコネクタの表面に配置された発光インジケータの点灯態様が、不完全嵌合時や非嵌合時の点灯態様から切り替わる。
このため、発光インジケータの点灯態様の変化を監視することで、目視の確認が困難な暗所でもコネクタ同士の完全嵌合状態を確実に確認することができる。
そして、両コネクタの完全嵌合状態に応じて発光インジケータの点灯態様を切り替えるためにキー検出部が位置関係を検出するキー及びキー溝が、両コネクタの嵌合時に互いに対向する嵌合部と被嵌合部との各周面に配置される。
このため、キー及びキー溝がいずれも、嵌合部の外側に配置される被嵌合部の外部に露出せず、両コネクタの周辺に存在する塵埃や結露水等に晒されない。また、キー及びキー溝を被嵌合部の内側に配置することから、キー及びキー溝の位置関係を検出するキー検出部も被嵌合部の内側に配置することができる。
したがって、発光インジケータの点灯態様を変化させるスイッチにトラッキングが発生する要因となるキー検出部を被嵌合部の内側に配置して、暗所におけるコネクタ同士の完全嵌合状態を確認する構成をスイッチのトラッキングが発生しにくい構造で実現することができる。
また、本発明の第2の態様によるコネクタユニットは、本発明の第1の態様によるコネクタユニットにおいて、前記キー検出部は、前記キー溝の前記箇所で前記キーの先端の接触により接点の開閉状態が切り替わるマイクロスイッチを有している。
本発明の第2の態様によるコネクタユニットによれば、本発明の第1の態様によるコネクタユニットにおいて、両コネクタが完全に嵌合されると、キー溝における両コネクタの完全嵌合時に位置する箇所に到達したキーの先端が、マイクロスイッチの接点の開閉状態を変化させる。
このため、マイクロスイッチの接点の開閉状態の変化から、両コネクタの完全嵌合を確実に検出することができる。
さらに、本発明の第3の態様によるコネクタユニットは、本発明の第1の態様によるコネクタユニットにおいて、前記キー検出部は、前記キー溝の前記箇所で前記キーの先端を光学的又は磁気的に検出する非接触センサを有している。
本発明の第3の態様によるコネクタユニットによれば、本発明の第1の態様によるコネクタユニットにおいて、両コネクタが完全に嵌合されると、キー溝における両コネクタの完全嵌合時に位置する箇所に到達したキーの先端を、非接触センサが光学的又は磁気的に検出する。
このため、非接触センサの出力信号の変化から、両コネクタの完全嵌合を非接触で確実に検出することができる。
また、本発明の第4の態様によるコネクタユニットは、本発明の第1、第2又は第3の態様によるコネクタユニットにおいて、前記発光インジケータは、該発光インジケータを表面に配置したコネクタが取り付けられたケーブルの通過電流によりコイルに発生した誘導起電力を用いて点灯される。
本発明の第4の態様によるコネクタユニットによれば、本発明の第1、第2又は第3の態様によるコネクタユニットにおいて、発光インジケータを表面に配置したコネクタが取り付けられたケーブルの通過電流によりコイルに発生した誘導起電力が、発光インジケータの点灯に利用される。
このため、発光インジケータの電源を別途確保しなくても、両コネクタを介してメイン送電ケーブルからサブ送電ケーブルに送電する負荷用の電力が流れるケーブルの電流からコイルにおいて得られる誘導起電力を利用して、発光インジケータを必要に応じて点灯させることができる。
さらに、本発明の第5の態様によるコネクタユニットは、本発明の第4の態様によるコネクタユニットにおいて、前記発光インジケータを表面に配置した前記コネクタに設けられ、前記コイルに発生した誘導起電力で充電されて前記発光インジケータに点灯用電力を供給する電源をさらに備える。
本発明の第5の態様によるコネクタユニットによれば、本発明の第4の態様によるコネクタユニットにおいて、発光インジケータを表面に配置したコネクタが取り付けられたケーブルの通過電流によってコイルに誘導起電力が発生する。そして、コイルに発生した誘導起電力で充電される電源から、発光インジケータに点灯用電力が供給される。
このため、両コネクタを介してメイン送電ケーブルからサブ送電ケーブルに送電する負荷用の電力が流れるケーブルに、発光インジケータを点灯させるのに必要な誘導起電力が発生する大きさの電流がコンスタントに流れていなくても、電源に充電された電力で発光インジケータを必要なときに確実に点灯させることができる。
また、本発明の第6の態様によるコネクタユニットは、本発明の第1、第2、第3、第4又は第5の態様によるコネクタユニットにおいて、前記負荷は、トンネルに複数配置された照明装置であり、前記電源側コネクタは、前記各照明装置に対応して前記メイン送電ケーブルに複数取り付けられており、前記負荷側コネクタは、前記各照明装置に対応する複数の前記サブ送電ケーブルにそれぞれ取り付けられている。
本発明の第6の態様によるコネクタユニットによれば、本発明の第1、第2、第3、第4又は第5の態様によるコネクタユニットにおいて、トンネルの複数の照明装置に電力を供給するために、トンネルに敷設されたメイン送電ケーブルと各照明装置のサブ送電ケーブルとが、複数の電源側コネクタ及び負荷側コネクタの嵌合によりそれぞれ接続される。
このため、トンネル内で電源側コネクタと負荷側コネクタとの嵌合作業を行う際に、両コネクタの完全嵌合を目視で確認できないトンネル内の暗所においても、発光インジケータの点灯態様の変化でコネクタ同士の完全嵌合状態を確実に確認することができる。
さらに、本発明の第7の態様による電源ケーブルユニットは、
設備に延設された電力供給用のメイン送電ケーブルと、
前記メイン送電ケーブルから前記設備の複数の負荷にそれぞれ電力を供給する複数のサブ送電ケーブルと、
前記メイン送電ケーブルと前記各サブ送電ケーブルとの接続部にそれぞれ設けられた複数組の電源側コネクタ及び負荷側コネクタとを備え、
前記電源側コネクタ及び負荷側コネクタとして、本発明の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の態様によるコネクタユニットの電源側コネクタ及び負荷側コネクタを用いたものである。
本発明の第7の態様による電源ケーブルユニットによれば、メイン送電ケーブルの各電源側コネクタと各サブ送電ケーブルの負荷側コネクタとを1組ずつ嵌合する際に、発光インジケータの点灯態様の変化を監視することで、目視の確認が困難な暗所でも、各組のコネクタ同士の完全嵌合状態を確実に確認することができる。
そして、暗所におけるコネクタ同士の完全嵌合状態を確認する構成をスイッチのトラッキングが発生しにくい構造で実現することができる。
本発明によれば、暗所におけるコネクタ同士の完全嵌合状態を確認する構成をスイッチのトラッキングが発生しにくい構造で実現することができる。
本発明の一実施形態に係る電源ケーブルユニットの概略構成を示す説明図である。 図1のコネクタユニットの電源側コネクタ及び負荷側コネクタの概略構成を示す説明図である。 図2のキー及びキー溝の両コネクタの嵌合前後における位置関係を示す説明図である。 図2の発光インジケータの点灯回路の一例を模式的に示す回路図である。 図2の発光インジケータの点灯回路の他の例を模式的に示す回路図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は本発明の一実施形態に係る電源ケーブルユニットの概略構成を示す説明図である。図1に示す本実施形態の電源ケーブルユニット1は、不図示の電源の電力をトンネル100(請求項中の設備に相当)内の複数の照明装置200(請求項中の負荷に相当)に送電するものである。
照明装置200は、図1中では、図面の見やすさのため1つしか図示していないが、トンネル100には、トンネル100の長さに応じて複数の照明装置200が間隔をおいて設置されている。各照明装置200は、例えば高圧ナトリウム灯、蛍光灯、メタルハライド灯、セラミックメタルハライド灯、低圧ナトリウム灯、蛍光水銀灯、発光ダイオード(LED)等の光源や、電源回路を含む光源の駆動回路等をそれぞれ有している。
電源ケーブルユニット1は、トンネル100内に敷設された幹線ケーブル3と、幹線ケーブル3の分岐部7から分岐された分岐ケーブル5と、分岐ケーブル5に接続される接続ケーブル9とを有している。本実施形態では、幹線ケーブル3及び分岐ケーブル5が、請求項中のメイン送電ケーブルに相当している。
幹線ケーブル3は、トンネル100の外から不図示の電源の電力をトンネル100内に引き込む電源ケーブルで、トンネル100の貫通方向に沿って延設されている。幹線ケーブル3には、トンネル100の長さに応じて複数の分岐部7が間隔をおいて設けられている。各分岐部7は絶縁モールドでそれぞれ覆われている。そして、各分岐部7において幹線ケーブル3から分岐ケーブル5がそれぞれ分岐されている。
各接続ケーブル9(請求項中のサブ送電ケーブルに相当)は、幹線ケーブル3から各分岐ケーブル5に分配した電力を各照明装置200に送電する電源ケーブルである。各接続ケーブル9は、トンネル100の各照明装置200の駆動回路にそれぞれ接続されている。
上述した各分岐ケーブル5と各接続ケーブル9との接続は、作業者300がリフト車400のリフト410上で行う。各分岐ケーブル5と各接続ケーブル9との接続には、本発明の一実施形態に係るコネクタユニット10が用いられる。
本実施形態のコネクタユニット10は、各接続ケーブル9にそれぞれ取り付けられる負荷側コネクタ11と、各分岐ケーブル5にそれぞれ取り付けられる電源側コネクタ13とを有している。
図2の説明図に示すように、負荷側コネクタ11(請求項中の一方のコネクタに相当)は、雄コネクタで構成されている。このため、負荷側コネクタ11のコネクタハウジング15は、接続ケーブル9が取り付けられた基部17に、先端に開口を有する筒型のコネクタフード19(請求項中の被嵌合部に相当)を連結して構成されている。
コネクタフード19の内側には雄端子(ピン)21が配置されている。各雄端子21には、接続ケーブル9の芯線が接続されている。コネクタフード19には、電源側コネクタ13の後述するプラグ33が挿入される。
コネクタフード19の内周面23(請求項中の一方の周面に相当)には、コネクタフード19の内側に向けてキー25が突設されている。キー25は、負荷側コネクタ11と電源側コネクタ13との嵌合方向Xに沿って延在している。そして、キー25は、図3の説明図に示すように、雄端子21と同じ寸法を、嵌合方向Xに有している。
図2に示すように、電源側コネクタ13(請求項中の他方のコネクタ、いずれかのコネクタに相当)は、雌コネクタで構成されている。このため、電源側コネクタ13のコネクタハウジング27は、分岐ケーブル5が取り付けられた基部29に、先端に開口を有する筒型のコネクタフード31を連結して構成されている。
コネクタフード31の内側にはプラグ33(請求項中の嵌合部に相当)が配置されている。プラグ33は複数の雌端子(スリーブ)35を有している。各雌端子35には、分岐ケーブル5の芯線が接続されている。プラグ33は、負荷側コネクタ13のコネクタフード19に嵌合される。
プラグ33の外周面37(請求項中の他方の周面に相当)には、キー溝39が形成されている。キー溝39は、負荷側コネクタ11と電源側コネクタ13との嵌合方向Xにおけるプラグ33の先端から形成されている。そして、キー溝39は、図3に示すように、負荷側コネクタ11と電源側コネクタ13との完全嵌合時における雌端子35への雄端子21の嵌合長さ以上の寸法を、嵌合方向Xに有している。
図2に示すように、プラグ33の内部には、マイクロスイッチ41(請求項中のキー検出部に相当)が収容されている。マイクロスイッチ41は、キー溝39の内側に延出するレバー43を有している。
マイクロスイッチ41のレバー43は、図3に示すように、負荷側コネクタ11と電源側コネクタ13とが完全に嵌合されたときに、負荷側コネクタ11のキー25の先端が当接してキー溝39の外側に押し出される位置に配置されている。
レバー43がキー溝39の外側に押し出されると、マイクロスイッチ41の不図示の接点がオフからオンに切り替わる。負荷側コネクタ11と電源側コネクタ13との嵌合の解除によりキー25がキー溝39から引き抜かれると、マイクロスイッチ41内の機構の復元力により、マイクロスイッチ41の不図示の接点がオンからオフに復帰する。そして、キー溝39の外側に押し出されていたレバー43がキー溝39の内側に配置される。
したがって、マイクロスイッチ41は、不図示の接点のオンオフ状態により、キー溝39におけるキー25の先端の位置が、負荷側コネクタ11と電源側コネクタ13とが完全嵌合状態にあるときの箇所にあるか否かを検出する。
図2に示すように、電源側コネクタ13の基部29の表面には、2つの発光インジケータ45が配置されている。したがって、本実施形態では、電源側コネクタ13が、請求項中の発光インジケータを表面に配置したコネクタに相当している。また、本実施形態では、電源側コネクタ13に取り付けられた分岐ケーブル5が、請求項中の発光インジケータを表面に配置したコネクタが取り付けられたケーブルに相当している。
各発光インジケータ45は、例えば、単色の発光ダイオード(LED)で構成することができる。また、基部29の内部には、発光インジケータ45の点灯回路47が収納されている。
点灯回路47は、例えば、図4の回路図に示すように、マイクロスイッチ41を介して発光インジケータ45に点灯用電源51の電力を供給する回路である。なお、点灯用電源51は、例えば、電源側コネクタ13のコネクタハウジング27に交換可能に収容できるボタン電池等の一次電池によって構成することができる。
このように構成された本実施形態のコネクタユニット10では、負荷側コネクタ11と電源側コネクタ13とを嵌合すると、負荷側コネクタ11のコネクタフード19に電源側コネクタ13のプラグ33が挿入される。すると、プラグ33の外周面37と負荷側コネクタ11のコネクタフード19の内周面23とが対向する。
そして、コネクタフード19の内周面23に突設したキー25が、内周面23に対向するプラグ33の外周面37に設けたキー溝39に、コネクタフード19の開口側から挿入される。負荷側コネクタ11と電源側コネクタ13とが完全に嵌合されると、キー25の先端が、キー溝39におけるマイクロスイッチ41のレバー43が配置された箇所に到達し、レバー43をキー溝39の外側に押し出す。
レバー43がキー溝39の外側に押し出されると、マイクロスイッチ41の接点状態がオフからオンに切り替わり、開回路状態の点灯回路47が閉回路状態となって、電源側コネクタ13の発光インジケータ45が点灯用電源51の電力により点灯する。
このため、トンネル100内の暗所で負荷側コネクタ11と電源側コネクタ13との嵌合作業を行う場合でも、発光インジケータ45が点灯することで、両コネクタ11,13の完全嵌合を確実に確認することができる。
また、本実施形態のコネクタユニット10では、発光インジケータ45の点灯態様を切り替えるマイクロスイッチ41のレバー43が配置されるキー溝39を、電源側コネクタ13のプラグ33の外周面37に形成し、コネクタフード31の内側に配置した。
さらに、両コネクタ11,13の完全嵌合時にマイクロスイッチ41のレバー43をキー溝39の外側に押し出してマイクロスイッチ41の接点状態をオフからオンに切り替えさせるキー25を、負荷側コネクタ11のコネクタフード19の内周面23に突設した。
このため、キー25及びキー溝39がいずれも、電源側コネクタ13のプラグ33の外側に配置される負荷側コネクタ11のコネクタフード31の外部に露出せず、両コネクタ11,13の周辺に存在する塵埃や結露水等に晒されない。
また、キー25及びキー溝39をコネクタフード31の内側に配置することから、キー溝39におけるキー25の先端をレバー43により検出するマイクロスイッチ41もコネクタフード31の内側に配置することができる。
したがって、トンネル100内の暗所におけるコネクタ11,13同士の完全嵌合状態を発光インジケータ45の点灯態様で確認する構成を、マイクロスイッチ41の接点にトラッキングが発生しにくい構造で実現することができる。
しかも、両コネクタ11,13の嵌合とその解除とを繰り返しても、嵌合の度に発光インジケータ45の点灯により両コネクタ11,13の完全嵌合を確実に確認することができる。
なお、本実施形態の発光インジケータ45の点灯回路47は、図4に示すボタン電池等の一次電池を点灯用電源51とするものであった。しかし、図5の回路図に示すように、点灯用電源51に充電可能な二次電池を用いるようにしてもよい。
点灯用電源51に用いる二次電池の充電用電力は、例えば、点灯回路47を設ける電源側コネクタ13に接続された分岐ケーブル5の芯線(図示せず)を流れる電流により発生させた誘導起電力から得ることができる。この誘導起電力は、例えば、分岐ケーブル5をトロイダルコアに貫通させたトロイダルコアコイル53(請求項中のコイルに相当)によって発生させることができる。
また、誘導起電力で発生する電力の電圧が必要な充電電圧に満たない場合は、DCDCコンバータ55で昇圧して点灯用電源51の二次電池に印加すればよい。
さらに、本実施形態では、マイクロスイッチ41の接点のオンオフと同期して発光がオンオフされるように発光インジケータ45の点灯態様が変化するものとした。しかし、両コネクタ11,13の完全嵌合を確認するための発光インジケータ45の点灯態様の変化のパターンは、本実施形態で示したパターンに限定されない。
例えば、両コネクタ11,13の不完全嵌合時に発光インジケータ45が点滅し、完全嵌合により点灯状態に移行する等のパターンであってもよい。
また、本実施形態では、発光インジケータ45とその点灯回路47とを共に電源側コネクタ13に設けたが、両者を負荷側コネクタ11に設けてもよく、発光インジケータ45と点灯回路47とを負荷側コネクタ11と電源側コネクタ13とに分散して設けてもよい。
さらに、本実施形態では、キー溝39のキー25の先端を検出するキー検出部として、キー25の先端に接触するレバー43を有するマイクロスイッチ41を用いた。しかし、キー検出部として、キー25の先端を光学的又は磁気的に検出する非接触センサをキー検出部として用いる構成としてもよい。
なお、キー25の先端を光学的に検出する非接触センサとしては、例えば、フォトインタラプタを用いることができる。また、キー25の先端を磁気的に検出する非接触センサとしては、例えば、キー25の磁石を埋め込んだ先端の接近により出力状態が変化するホールセンサ(ホール素子)を用いることができる。
上述した非接触センサをマイクロスイッチ41に代えて用いる場合は、図2乃至図5中の符号41が非接触センサとなる。この場合、キー溝39の内側に延出するレバー43は不要となる。
また、本実施形態では、負荷側コネクタ11及び電源側コネクタ13に1組のキー25及びキー溝39を設けたが、両コネクタ11,13に複数組のキー25及びキー溝39を設けてもよい。
さらに、本実施形態では、負荷側コネクタ11のコネクタフード19の内周面23にキー25を突設し、電源側コネクタ13のプラグ33の外周面37にキー溝39を形成した。しかし、コネクタフード19の内周面23にキー溝を形成しプラグ33の外周面37にキーを突設してもよい。
また、両コネクタ11,13に複数組のキー25及びキー溝39を設ける場合は、各コネクタ11,13に各組のキー25及びキー溝39を分散し、キー25及びキー溝39がどちらのコネクタ11,13にも存在する構成としてもよい。
さらに、本実施形態では、トンネル100内の照明装置200に電力を供給するための分岐ケーブル5と接続ケーブル9との接続にコネクタユニット10を用いる電源ケーブルユニット1を例に取って説明した。
しかし、本発明が、暗所におけるコネクタ同士の完全嵌合状態を確認する構成を採用する場合に広く適用可能であることは、言うまでもない。
本発明は、電源の電力を暗所において複数の負荷に分配する電源ケーブルユニットやコネクタユニットに適用して極めて有用である。
1 電源ケーブルユニット
3 幹線ケーブル
5 分岐ケーブル(発光インジケータを表面に配置したコネクタが取り付けられたケーブル)
7 分岐部
9 接続ケーブル
10 コネクタユニット
11 負荷側コネクタ
13 電源側コネクタ(発光インジケータを表面に配置したコネクタ)
15 負荷側コネクタのコネクタハウジング
17 負荷側コネクタの基部
19 負荷側コネクタのコネクタフード(被嵌合部)
21 雄端子
23 負荷側コネクタのコネクタフードの内周面(一方の周面)
25 キー
27 電源側コネクタのコネクタハウジング
29 電源側コネクタの基部
31 電源側コネクタのコネクタフード
33 プラグ(嵌合部)
35 雌端子
37 プラグの外周面(他方の周面)
39 キー溝
41 マイクロスイッチ(非接触センサ、キー検出部)
43 レバー
45 発光インジケータ
47 点灯回路
51 点灯用電源(電源)
53 トロイダルコアコイル(コイル)
55 DCDCコンバータ
100 トンネル(設備)
200 照明装置(負荷)
300 作業者
400 リフト車
410 リフト
X コネクタ嵌合方向

Claims (7)

  1. 負荷に供給する電力のメイン送電ケーブルに取り付けられた電源側コネクタと、
    前記メイン送電ケーブルの電力を前記負荷に供給するサブ送電ケーブルに取り付けられて前記電源側コネクタと嵌合される負荷側コネクタと、
    前記両コネクタのうち一方のコネクタに設けられ、前記両コネクタの嵌合方向における先端に開口を有する筒型の被嵌合部と、
    前記両コネクタのうち他方のコネクタに設けられ、前記両コネクタの嵌合時に前記被嵌合部の開口から内部に挿入される嵌合部と、
    前記両コネクタの嵌合状態において前記嵌合部の周面と対向する前記被嵌合部の周面のうち、前記被嵌合部の開口に続く一部の周面部分を除く他の周面部分に設けられて前記嵌合方向に延在するキーと、
    前記嵌合部の周面に前記嵌合部の先端から設けられて前記嵌合方向に延在し、前記両コネクタの嵌合時に前記キーが挿入されるキー溝と、
    前記他方のコネクタに設けられて、前記被嵌合部と前記嵌合部との嵌合部分に配置され、前記キー溝における前記両コネクタの完全嵌合時の前記キーの先端が配置される箇所で、前記キーの先端の有無を検出するキー検出部と、
    前記両コネクタのうちいずれかのコネクタの表面に配置され、前記キー検出部による前記キーの先端の検出状態によって点灯態様が切り替わる発光インジケータと、
    を備えるコネクタユニット。
  2. 前記キー検出部は、前記キー溝の前記箇所で前記キーの先端の接触により接点の開閉状態が切り替わるマイクロスイッチを有している請求項1記載のコネクタユニット。
  3. 前記キー検出部は、前記キー溝の前記箇所で前記キーの先端を光学的又は磁気的に検出する非接触センサを有している請求項1記載のコネクタユニット。
  4. 前記発光インジケータは、該発光インジケータを表面に配置したコネクタが取り付けられたケーブルの通過電流によりコイルに発生した誘導起電力を用いて点灯される請求項1、2又は3記載のコネクタユニット。
  5. 前記発光インジケータ表面配置した前記コネクタに設けられ、前記コイルに発生した誘導起電力で充電されて前記発光インジケータに点灯用電力を供給する電源をさらに備える請求項4記載のコネクタユニット。
  6. 前記負荷は、トンネルに複数配置された照明装置であり、前記電源側コネクタは、前記各照明装置に対応して前記メイン送電ケーブルに複数取り付けられており、前記負荷側コネクタは、前記各照明装置に対応する複数の前記サブ送電ケーブルにそれぞれ取り付けられている請求項1、2、3、4又は5記載のコネクタユニット。
  7. 設備に延設された電力供給用のメイン送電ケーブルと、
    前記メイン送電ケーブルから前記設備の複数の負荷にそれぞれ電力を供給する複数のサブ送電ケーブルと、
    前記メイン送電ケーブルと前記各サブ送電ケーブルとの接続部にそれぞれ設けられた複数組の電源側コネクタ及び負荷側コネクタとを備え、
    前記電源側コネクタ及び負荷側コネクタとして、請求項1、2、3、4、5又は6記載のコネクタユニットの電源側コネクタ及び負荷側コネクタを用いた、
    電源ケーブルユニット。
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