JP7220898B2 - メッセージプレートの製造法及び該製造法で用いるモールド - Google Patents

メッセージプレートの製造法及び該製造法で用いるモールド Download PDF

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Description

本発明は、近紫外線等の光照射を受けて硬化する光硬化樹脂等を用いたメッセージプレートを製造する製造法に関し、特に、基台部とこの基台部に突設された表示部とを備えたメッセージプレートを製造する製造法及びこの製造法で用いるモールドに関するものである。
一般的に紫外線等で硬化する光硬化樹脂のモールド(成形型)の多くは、シリコンの土台に図形や動物、スイーツなど様々な模様が彫られており、そのくぼみに光硬化樹脂液等を流し入れ、光を当てる等で硬化させて造形される。流し入れられる光硬化樹脂液等についても、種々の顔料で着色されたものを選択することにより、様々な色の造形物を作ることが可能となっている。
例えば、運動靴の靴底のように防滑性を目的として設けられる凹凸パターンは、あらかじめ所定形状の陥凹部がパターン状に形成された成形型に対し、ポリウレタンエラストマーもしくはこれを主成分とする熱硬化樹脂から成る液体原料を注入し、更にスキージ処理した後これに素地シートを被せて押圧、加熱することで凹凸パターンを素地シートに密着させる方法が提案されている(例えば、引用文献1参照)。
特開平6-246758号公報
さて、同じモールド内で色分けをする場合には、仕上がり状態をきれいにするためには、色の境界面をきれいに整える必要がある。即ち、板状の基台部とこの基台部から突設された基台と相違する色のメッセージ表示部とを備えたプレートを製造する際には、型枠の底部にメッセージ表示部の陥凹パターンが形成された陥凹部に所定の色の第1の樹脂を注入して硬化させた後、基台部となる底部の周囲に配された側壁に囲まれた凹部内に第1の樹脂と相違する色の第2の樹脂を注入させなければならない。この場合、光硬化樹脂液の陥凹部外へのはみ出しがあった場合はメッセージ表示部と基台との境界面がぼやけて仕上がりが汚くなる。
そこで、本発明は基台部とこの基台部から突設されたメッセージ表示部とを備えたメッセージプレートを成形する際に、明確に区画することができるメッセージプレートの製造法を得ることを目的とし、更に、この製造法で用いるモールドを得ることを目的とする。
請求項1に記載された発明に係るメッセージプレートの製造法は、メッセージ表示部が成形される陥凹部が形成された第1の成形モールドと、前記第1の成形モールドが着脱可能に嵌合される断面形状と嵌合された際に前記第1の成形モールドの周縁に連設されて前記第1の成形モールドの周壁から垂直に立ち上がる縁部とによって形成される凹部を備えた第2の成形モールドとを備えたモールドを用いたメッセージプレートの製造法であって、
前記第1の成形モールドの陥凹部に溢れる程度の、光硬化樹脂液を主とする第1の液体原料を注入し、スキージで第1の成形モールドの注入面をこそいで陥凹部内のみに前記第1の液体原料が溜まるように注入する工程と、
前記第1の液体原料を硬化させる波長の光を含む光を照射して前記陥凹部内の前記第1の液体原料を固化させる工程と、
前記第1の液体原料が固化された第1の成形モールドを前記第2の成形モールドの凹部に嵌合する工程と、
前記第1の成形モールドが嵌合された前記第2の成形モールドの前記縁部に囲まれた凹部内に光硬化樹脂液を主とする前記第2の液体原料を予め定められた液厚となるように注入する工程と、
前記第2の液体原料を硬化させる波長の光を含む光を照射して前記第2の成形モールドに注入された第2の液体原料を固化させる工程と、
前記固化されたメッセージ表示部と基台部とからなるメッセージプレートを第1の成形モールド及び第2の成形モールドから抜出す工程とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係るメッセージプレートの製造法は、請求項1に記載の第1の液体原料が、色素で着色された光硬化樹脂液を主とする液体原料であり、
前記第1の液体原料を固化させる工程が、前記色素で着色された光硬化樹脂液を主とする液体原料を硬化させる波長の光を含む光を照射するものであり、
前記第2の液体原料が、固化した際に透明な基台部となる光硬化樹脂液を主とする液体原料であり、
前記第2の液体原料を固化させる工程が、前記固化した際に透明な基台部となる光硬化樹脂液を主とする液体原料を硬化させる波長の光を含む光を照射するものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係るメッセージプレート用モールドは、請求項1に記載の製造法で用いられるモールドであって、
基台部とこの基台部に突出するように形成されたメッセージ表示部とを備えたメッセージプレートを成形するモールドにおいて、
前記メッセージ表示部が成形される陥凹部を備えた第1の成形モールドと、
前記第1の成形モールドが着脱可能に嵌合される断面形状と嵌合された前記第1の成形モールドの周縁に連設されて前記第1の成形モールドの周壁から垂直に立ち上がる縁部とによって形成される凹部を備えた第2の成形モールドとを備え、
前記第1の成形モールドの陥凹部は、第1の液体原料が注入固化されてメッセージ表示部が形成され、
前記第2の成形モールドの凹部は、前記メッセージ表示部が形成された前記第1の成形モールドを嵌合した状態で第2の液体原料が注入固化されて基台部にメッセージ表示部を突設したメッセージプレートが形成されることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明に係るメッセージプレート用モールドは、請求項3に記載の第1の成形モールドと前記第2の成形モールドとがシリコンゴム製であることを特徴とするものである。
本発明は、基台部とこの基台部から突設されたメッセージ表示部とを備えたメッセージプレートを成形する際に、明確に区画することができるメッセージプレートの製造法を得ることができる。更に、この製造法で用いるモールドを得ることができるという効果がある。
本発明のメッセージプレート用モールドの一実施例の構成を示す説明図であり、a図は第1の成形モールドの平面図と断面図、b図は第2の成形モールドの平面図と断面図、c図は第1の成形モールドと第2の成形モールドとを嵌合した状態の平面図と断面図である。 図1のメッセージプレート用モールドを用いた製造工程を示す説明図であり、A工程~C工程を示す平面図及び断面図である。 図1のメッセージプレート用モールドを用いた製造工程を示す説明図であり、D工程~F工程を示す平面図及び断面図である。 図1のメッセージプレート用モールドで得られたメッセージプレートの使用状態を示す説明図である。
本発明においては、メッセージ表示部が成形される陥凹部が形成された第1の成形モールドと、第1の成形モールドが着脱可能に嵌合される断面形状と嵌合された際に第1の成形モールドの周縁に連設される縁部とによって形成される凹部を備えた第2の成形モールドとを備えたモールドを用いたメッセージプレートの製造法であって;第1の成形モールドの陥凹部に溢れる程度の第1の液体原料を注入し、スキージで第1の成形モールドの注入面をこそいで陥凹部内のみに第1の液体原料が溜まるように注入する工程と;陥凹部内の第1の液体原料を固化させる工程と;第1の液体原料が固化された第1の成形モールドを第2の成形モールドの凹部に嵌合する工程と;第1の成形モールドが嵌合された第2の成形モールドの凹部内に第2の液体原料を予め定められた液厚となるように注入する工程と;第2の成形モールドに注入された第2の液体原料を固化させる工程と;固化されたメッセージ表示部と基台部とからなるメッセージプレートを第1の成形モールド及び第2の成形モールドから抜出す工程とを備える。これにより、基台部とこの基台部から突設して形成されたメッセージ表示部とを備えたメッセージプレートを成形する際に、明確に区画することができる。
即ち、従来のモールドは1つの形状を作る時には1つのモールドを使用する。これに対して、本発明のメッセージプレート用モールドでは、着脱自在に分離可能な第1の成形モールドと第2の成形モールドとの2つのモールドを使用する。第1の成形モールドと第2の成形モールドとの2つのモールドにすることで、第1の成形モールドを色素で着色された樹脂液を注入する際に、陥凹部を備えたフラットな面で樹脂液のはみ出し処理を行うことができ、その後の第2の成形モールドでの成形時に明確に区画することができるため、仕上がりをきれいにできる。
本発明のモールドを用いた製造法で得るメッセージプレートは、植物を始めとする被封止物を、オイルを始めとする透明液体と共に透明容器に封止した観賞用のハーバリウムに被封止物と共に透明容器に封止される観賞用のハーバリウム内に封止されるものとして利用することができる。本発明で得られるメッセージプレートの透明な基台部としては、高い透明度を有することによりメッセージ表示部越しに被封止物を良好に認識することができるため、その手前のメッセージ表示部がハーバリウム内で浮かび上がるように認識される。
また、好ましくは、透明な基台部の屈折率が、一緒に封止される透明液体と同程度の屈折率を有するものであれば、透明な基台部と透明液体との境界が認識され難くなるため、メッセージ表示部のみがハーバリウム内で浮かび上がるように認識される。即ち、ハーバリウムで用いるオイルは、流動パラフィン(屈折率:1.48)やシリコンオイル(屈折率:1.40)等が用いられるため、透明な基台部の透明樹脂等の屈折率と同程度の屈折率の透明液体を用いることにより、透明な基台部がオイルと同化するため、メッセージ表示部のみがハーバリウムの瓶等の透明容器の中で浮かび上がるように認識される利点を奏する。
尚、例えば同程度の屈折率としては、より好ましくは、バーバリウムで封止される透明液体の屈折率の±0.03の範囲内であれば、透明な基台部と透明液体との境界がより注意して凝視しなければ認識されず、透明な基台部が認識されないために、メッセージ表示部のみが透明容器の中で浮かび上がるように認識される利点を奏する。
具体的には、シリコンオイル(屈折率:1.40)に対して、シリコーンゴム(屈折率:1.40)、シリコーン樹脂(屈折率:1.43)等の透明樹脂を透明な基台部として用いればよい。流動パラフィン(屈折率:1.48)に対して、アクリルゴム(屈折率:1.465)、ポリプロピレン(屈折率:1.48)、エチレンプロピレンゴム(屈折率:1.48)、ウレタン(屈折率:1.49)、アクリル樹脂(屈折率:1.49~1.53)、ポリメタクリル酸メチル樹脂(屈折率:1.491)、ポリメタクリル酸メチル樹脂(屈折率:1.50~1.57)等の透明樹脂を透明な基台部として用いればよい。
本発明における第1の液体原料及び第2の液体原料については光硬化樹脂では、注入後に光硬化樹脂を硬化させる波長の光を含む光を照射して固化させればよい。
好ましい態様としては、第1の液体原料が、光硬化樹脂液を主とする液体原料であり、第1の液体原料を固化させる工程が、光硬化樹脂液を主とする液体原料を硬化させる波長の光を含む光を照射するものであり、第2の液体原料が、固化した際に透明な基台部となる光硬化樹脂液を主とする液体原料であり、第2の液体原料を固化させる工程が、前記固化した際に透明な基台部となる光硬化樹脂液を主とする液体原料を硬化させる波長の光を含む光を照射して得られたメッセージプレートは、ハーバリウム内に封止されるものとして利用することができる。
尚、光硬化樹脂を硬化させる光としては、光硬化樹脂を硬化させる波長の光を含む光であればよい。照射される光硬化樹脂の種類に応じて選択されればよい。具体的には、紫外線領域、紫外線領域でも可視光に近い近紫外線、更には、ブルーライトのような紫外線領域に近い高エネルギー可視光を指す。
また、本発明の製造法で用いられるモールとしては、基台部とこの基台部に突出するように形成されたメッセージ表示部とを備えたメッセージプレートを成形するモールドにおいて、メッセージ表示部が成形される陥凹部を備えた第1の成形モールドと、第1の成形モールドが着脱可能に嵌合される断面形状と嵌合された第1の成形モールドの周縁に連設される縁部とによって形成される凹部を備えた第2の成形モールドとを備え、第1の成形モールドの陥凹部は、第1の液体原料が注入固化されてメッセージ表示部が形成され、第2の成形モールドの凹部は、メッセージ表示部が形成された第1の成形モールドを嵌合した状態で第2の液体原料が注入固化されて基台部にメッセージ表示部を突設したメッセージプレートが形成されるものである。
本発明における第1の成形モールドと第2の成形モールドとは、第2の成形モールドの凹部に第1の成形モールドを着脱可能に嵌合され、嵌合された際に第1の成形モールドの周縁に連設される縁部が形成されるものであればよい。好ましい態様としては、両者共にシリコンゴム製であると、着脱が容易であり、各々のモールドで固化したメッセージプレートを外すことが容易となる。
図1は本発明のメッセージプレート用モールドの一実施例の構成を示す説明図であり、a図は第1の成形モールドの平面図と断面図、b図は第2の成形モールドの平面図と断面図、c図は第1の成形モールドと第2の成形モールドとを嵌合した状態の平面図と断面図である。図2及び図3は図1のメッセージプレート用モールドを用いた製造工程を示す説明図であり、A工程~F工程を示す平面図及び断面図である。図4は図1のメッセージプレート用モールドで得られたメッセージプレートの使用状態を示す説明図である。
図1~図3に示す通り、本実施例のメッセージプレート用モールド20は、図3のF工程に示される基台部11とこの基台部11から突設して形成されたメッセージ表示部12とを備えたメッセージプレート10を成形するモールドである。メッセージプレート10は、板厚5mmの四隅を丸く面取りした平行四辺形の外形を有する透明基台部11と、この透明基台部11の一面側に突設された青色の色素で着色されたメッセージ表示部12とを備えている。尚、本実施例では、2つの平行辺同士の角度は45°である。また、メッセージ表示部12は「HAPPY BIRTHDAY」のメッセージが表示された例を示す。
本実施例のメッセージプレート用モールド20は、メッセージ表示部12が成形される陥凹部22を備えた第1の成形モールドとしての型プレート21と、型プレート21を着脱可能に嵌合される断面形状と、嵌合された際に型プレート21の周縁に連設される縁部25とによって形成される凹部24を備えた第2の成形モールドとしての枠プレート23とからなる。
本実施例のメッセージプレート用モールド20によるメッセージプレート10の作製は図2及び図3のA工程~F工程で示す工程で行った。詳しくは、A及びB工程に示す通り、メッセージ表示部12を作製するために、シリコンゴム製の第1の成形モールドとしての型プレート21を用いる。型プレート21には、メッセージとして「HAPPY BIRTHDAY」の裏文字が陥凹された陥凹部22が形成されている。
B工程に示す通り、これら陥凹部22に青色の色素で着色された光硬化樹脂液を注入する。図示していないが、個々の陥凹部22に溢れる程度の光硬化樹脂液を注いだ後に、スキージで型プレート21の注入面をこそいで陥凹部22のみに光硬化樹脂液が溜まるようにした後、光硬化樹脂を硬化させる波長の光を含む光を照射して、陥凹部22の光硬化樹脂液を硬化させ、メッセージ表示部12を得た。
C工程に示す通り、型プレート21の陥凹部22で固化させたメッセージ表示部12に連設する透明基台部11を作るために、型プレート21を第2の成形モールドとしての枠プレート23内に嵌合させた。枠プレート23は、型プレート21と同じシリコンゴム製の型枠であり、中央に凹部24が形成され、この凹部24の底面形状は、型プレート21が嵌合される形状であり、その周囲に連設して立設された縁部25が形成されている。
尚、第2の成形モールドとしての枠プレート23については、底面を有したもので上部の開口部から型プレート21を装着するものを開示したが、底面をなくした枠だけの枠プレートでもよく、この場合には、枠プレートの下部の開口部から型プレート21を装着させてもよい。更に、縁部25についても型プレート21の周囲に連設して立設されればよい。枠プレート23の縁部25は、実施例のように型プレート21の周壁から引き続いて縁部25を垂直に立ち上げても、型プレート21の周壁から型プレート21の周壁から一旦小さい形状又は大きい形状に段差を経て縁部を立ち上げてもよい。何れにしても、型プレート21の注入面をこそいで枠プレート23に装着されるために、得られたメッセージプレートはメッセージ表示部12と基台部11とが明確に区画される。
D工程に示す通り、枠プレート23の凹部24内に型プレート21を嵌合させた後、E工程に示す通り、縁部25で囲まれた凹部24に透明な光硬化樹脂液を注ぐ。注がれた透明な光硬化樹脂液は、陥凹部22に注いだ樹脂と同じ成分であるが、透明である点のみが相違する。厚さとして5mm厚となるように透明な光硬化樹脂液を注液した後に、光硬化樹脂を硬化させる波長の光を含む光を照射して光硬化樹脂液を硬化させてメッセージ表示部12と連結された透明基台部11を得た。F工程に示す通り、硬化されたメッセージ表示部12と連結された透明基台部11とのメッセージプレート10を型プレート21と枠プレート23とから取り外す。
本実施例のメッセージプレート用モールド20で得られたメッセージプレート10は、図4に示す通り、観賞用のハーバリウム40内に封止されてもよい。即ち、メッセージプレート10は、被封止物として種々のドライフラワー43と共に透明容器としての底面が略四角形の透明瓶41内に配置し、透明液体として流動パラフィンの封止オイル44を注入し、透明瓶41の開口をスクリューキャップ42で封止されることにより、ハーバリウム40を鑑賞する人に対してメッセージや伝言等を表示する。
本実施例の封止オイル44は、シリコンオイル(屈折率:1.40)も用いることができるが、流動パラフィン(屈折率:1.48)を用いた。本実施例のメッセージプレート10の透明な基台部11とメッセージ表示部12とは、用いた封止オイル44との境界が認識され難いアクリル樹脂(屈折率:1.49~1.53)系の光硬化樹脂で作製した。これにより、透明な基台部の透明樹脂等の屈折率と同程度の屈折率の透明液体を用いることにより、透明な基台部と透明液体との境界が認識され難くなるため、メッセージ表示部のみがハーバリウムの瓶41等の透明容器の中で浮かび上がるように認識される利点を奏する。
10…メッセージプレート、
11…透明基台部(基台部)、
12…メッセージ表示部、
20…メッセージプレート用モールド、
21…型プレート(第1の成形モールド)、
22…陥凹部、
23…枠プレート(第2の成形モールド)、
24…凹部、
25…縁部、
40…ハーバリウム、
41…透明瓶(透明容器)、
42…スクリューキャップ、
43…ドライフラワー(被封止物)、
44…封止オイル(透明液体)、

Claims (4)

  1. メッセージ表示部が成形される陥凹部が形成された第1の成形モールドと、前記第1の成形モールドが着脱可能に嵌合される断面形状と嵌合された際に前記第1の成形モールドの周縁に連設されて前記第1の成形モールドの周壁から垂直に立ち上がる縁部とによって形成される凹部を備えた第2の成形モールドとを備えたモールドを用いたメッセージプレートの製造法であって、
    前記第1の成形モールドの陥凹部に溢れる程度の、光硬化樹脂液を主とする第1の液体原料を注入し、スキージで第1の成形モールドの注入面をこそいで陥凹部内のみに前記第1の液体原料が溜まるように注入する工程と、
    前記第1の液体原料を硬化させる波長の光を含む光を照射して前記陥凹部内の前記第1の液体原料を固化させる工程と、
    前記第1の液体原料が固化された第1の成形モールドを前記第2の成形モールドの凹部に嵌合する工程と、
    前記第1の成形モールドが嵌合された前記第2の成形モールドの前記縁部に囲まれた凹部内に光硬化樹脂液を主とする前記第2の液体原料を予め定められた液厚となるように注入する工程と、
    前記第2の液体原料を硬化させる波長の光を含む光を照射して前記第2の成形モールドに注入された第2の液体原料を固化させる工程と、
    前記固化されたメッセージ表示部と基台部とからなるメッセージプレートを第1の成形モールド及び第2の成形モールドから抜出す工程とを備えたことを特徴とするメッセージプレートの製造法。
  2. 前記第1の液体原料が、色素で着色された光硬化樹脂液を主とする液体原料であり、
    前記第1の液体原料を固化させる工程が、前記色素で着色された光硬化樹脂液を主とする液体原料を硬化させる波長の光を含む光を照射するものであり、
    前記第2の液体原料が、固化した際に透明な基台部となる光硬化樹脂液を主とする液体原料であり、
    前記第2の液体原料を固化させる工程が、前記固化した際に透明な基台部となる光硬化樹脂液を主とする液体原料を硬化させる波長の光を含む光を照射するものであることを特徴とする請求項に記載のメッセージプレートの製造法。
  3. 請求項1に記載の製造法で用いられるモールドであって、
    基台部とこの基台部に突出するように形成されたメッセージ表示部とを備えたメッセージプレートを成形するモールドにおいて、
    前記メッセージ表示部が成形される陥凹部を備えた第1の成形モールドと、
    前記第1の成形モールドが着脱可能に嵌合される断面形状と嵌合された前記第1の成形モールドの周縁に連設されて前記第1の成形モールドの周壁から垂直に立ち上がる縁部とによって形成される凹部を備えた第2の成形モールドとを備え、
    前記第1の成形モールドの陥凹部は、第1の液体原料が注入固化されてメッセージ表示部が形成され、
    前記第2の成形モールドの凹部は、前記メッセージ表示部が形成された前記第1の成形モールドを嵌合した状態で第2の液体原料が注入固化されて基台部にメッセージ表示部を突設したメッセージプレートが形成されることを特徴とするメッセージプレート用モールド。
  4. 前記第1の成形モールドと前記第2の成形モールドとがシリコンゴム製であることを特徴とする請求項3に記載のメッセージプレート用モールド。
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